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僕は家庭教師のお姉さん

2011/03/26 05:41:04
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部屋に入ると、少年は机にむかい、僕に背をむけていた。
集中しているようで、邪魔してはいけないな、と思い、僕はそっと少年の肩あたりに近づき、彼の肩におっぱいをのせた。

その重量感で、やっと僕がきたことに気づいたのか。難しい顔をしていた少年は、顔を赤くした。

「き、清彦くん。きてたの?」
「さっききました。双葉さん、なに見ているんですか?」
「入れ替わり事件の本を読んでたんだけど…………清彦くん。そ、その……お、おっぱいが肩に……」
「え?それがなにか?自分の身体でしょう?」
「そ、そうだけど……」

高校生程の少年は振り返り、僕と目を合わせた。
少年の顔は本来かっこいい種類にはいるものだが、少しなよなよした感じが漂っているせいかで、かわいくもある。

この少年の名前は清彦。
入れ替わる前の僕の身体であり、今は双葉さんの精神が入っている。

双葉さん、とは僕の家庭教師の女子大生の名前である。

顔は絶世の美女というよりも、遊郭の花魁、といった方がいいようなもので、長い黒髪と切れ長の瞳は、男を性的に興奮させる。
さらに服の上からでもわかるスタイル抜群の身体つき。本人がいっていたがこの安産型のおしりはよく痴漢の標的になってしまうらしい。

そんな、男を悶々とさせる美女は、この5日間、男子高校生の肉体になっている。
では美女の肉体はどうなっているのか。

いわずもがな、今、僕が使っているこの身体こそ、問答無用で男を魅了する美女の身体である。
肉感的な双葉さんの肉体である。

☆ ★ ☆

双葉さんの肩からおっぱいを離すと、グワッと大きな重さが体にかかった。
どれだけ重いんだ、このおっぱい……? と思いつつ、残念そうな顔を隠そうとしている双葉さんに問いかける。

「で、見つかったんですか? 元に戻る方法」
「ご、ごめんなさい。入れ替わり事件のことは書いてあるんだけど、元に戻ったケースはないみたい……」
「ふうん…………そうですか……よいしょ」

ベッドに腰掛ける。
自分の身体でいたときは小さく感じたけど、この双葉さんの身体で座るとすごく大きく感じる。
僕の大きなおしりがベッドに沈みこむ。

「まあ、気長にやりましょう。こんな体験なかなかできないですし」
「そうね…………そうよね。元に戻らないわけがないわよね」

そうですよ、といった後。
ふう、と息をつき、僕は本来双葉さんのものである足をクロスさせる。
白くて傷一つない足。こういう足のことを美脚というのだろう。
股間に無駄なものがついていないからか、股関節が柔らかくなったからか、足を持ち上げるとき、とても楽だった。

ちなみに、今日の僕は黒色のミニスカートをはいてきている。
今身につけている下着と一緒に、大学の友達と新しく買ったやつだ。
少しでも動いたら下着が見えてしまう短さのスカートは、もちろん今足を組んだときの反応として、目の前の少年に下着を見せつけた。

「そうですよ。それに元に戻らないとしても、双葉さんもその身体でできることを楽しんでください」
「あ、ありがとう清彦くん。……あ……パン…………」

双葉さんが声をあげる。男の低い声だ。
たぶん、彼の目には僕がはいてきた大人の黒色のパンティが丸見えだろう。

双葉さんの若い男の視線に、僕の身体は熱を持ち始める。

☆ ★ ☆

双葉さんは性を覚えたばかりのオスイヌのように僕の女性下着を眺めまわした。
性的な興奮をしていることが手にとるようにわかる。
僕は鼻の下がのびてきている双葉さんに、お姉さんらしい顔で意地悪く微笑んだ。

「パン? 双葉さん、どうしたんですか? 僕の身体をじろじろ見て……」
「い、いえ、なかなかかわいい服装だと思って」
「ふうん、ありがとうございます。好きにしていいって言われたから悩んだんですよ」

今日の僕はかわいい服装、というよりセクシーな格好だ。
胸元はおっぱいの谷間が見えるような仕様で、生地は見ようと思えばブラジャーの色まで透けて見えてしまうほど薄い。
スカートは破れた様に黒色のスリットが入ったスカート。股下数センチの高さで、先ほども言ったようにすぐにパンティが見えてしまう高さだ。

健全な男に見られたら一瞬で襲いかかられる格好だが、昔から僕は双葉さんにこういう格好をさせたかったのだ。
こういう形で実現するとは思わなかったけど……正直嬉しい。

あ、そうだ。こんなことしたらどういう反応するかな?

初々しい双葉さんの反応をさらに楽しむために、ベッドから立ち上がると、椅子に座る双葉さんに近づいていった。
双葉さんはどぎまぎしながら股間を押さえている……別に隠さなくてもいいのに。
僕は胸元のボタンに指をかけた。

「特に、下着とかこだわったんですよ…………ほら、どうですか?」

ボタンを一つ一つはずし、上着をはだける。
黒色の、花の縫物がついているブラジャーが、双葉さんの前につきだされた。
僕のおっぱいを補助しているそれは、谷間を見せつける邪魔にならないように、下半分と、まんなかの突起だけを器用に包みこんでいる。

僕のおっぱいを見て、双葉さんは全力疾走した後のように息を切らしはじめた。
野獣のような目の色で、このおっぱいを見つめている。
大きくなった鼻で、僕の女のにおいを吸いこみ、股間の怒張を大きくしている。

僕の女体を目の前にして、双葉さんの『オトコ』が目覚めようとしていた。

☆ ★ ☆

「き、清彦くん……?」
「なんですかぁ?」
「も、もうわたし我慢できな――――」

双葉さんが僕に手をのばした瞬間、僕は後ろに身をひいた。

双葉さんの男の手が空を切る。
少し遅かったら僕はあの中におさまり……なにかをされただろう。
男に抱かれるなんてごめんだ。

双葉さんへの誘惑は、双葉さんが元女で、僕が憧れていた人であって、男になってから5日間しかたってないからやれることなのだ。
これは遊びのようなものであって、精神的に『オンナ』になるということは、僕の根底が認めない。

僕は胸元から指を離し、欲求不満の双葉さんに大人の女の声で話しかけた。

「さ、そろそろ勉強しましょう。母さんに僕たちの話を聞かれたら、頭がおかしくなったと思うだけですから。…………いいわね。『清彦くん』?」
「…………き、きよ……ふ、『双葉さん』」
「よろしい。じゃ、教科書の準備をしなさい」

僕の口から家庭教師のときの双葉さんの声がでる。
いい知れぬ快感が走る。思わず口の端が持ち上がる。

双葉さんは僕のおっぱいをまだ見ている。
そして、自分のムスコをズボンの中で大きくしている。

☆ ★ ☆

―――――――――――――――――――

5日前、双葉さんと僕は入れ替わってしまった。
それも頭をぶつけるという古典的な方法で。
僕たちは何度も頭をぶつけあったが、再び入れ替わることはできなかった。

仕方がないので互いに生活を入れ替えることで、当分過ごすことにした。
双葉さんは女子大生のひとり暮らしで、僕の元に5日間に3回訪れる。
その一回一回を大切に、この5日間、僕たちふたりは過ごしていたのだが……

この身体は、健全な男子高校生が持つには危険すぎた。

入れ替わった当日、僕は女ものを初めてみにつけた。
双葉さんからのレクチャー通りに下着をつけてみたが、フィット感がたまらなかった。
身につけるたびに軽くイッてしまい、いくつかの下着を濡らしてしまった。

入れ替わった1日後、僕は女の身体でのオナニーを体感した。
男の快感の10倍なんてよく言われるが、そんなものではなかった。
体中にやけどしたような感覚が走り、終わった後に失神してしまった。

入れ替わった2日後、僕は自分一人で化粧をした。
大学で男が寄ってきたときに、女言葉で「ごめんなさい。タイプじゃないの」というのは楽しかった。

入れ替わった3日後、僕は久しぶりに自分の身体と会った。
どこか色あせて見える男の身体だったが、中身が元女の双葉さんであると思うと、この女の身体を利用してからかいたくなった。
双葉さんの反応は、童貞そのもので、かわいかった。

しかし次第に本気になってきた少年に、身体の危険を感じたので、
女言葉で 「『清彦くん』、ちゃんと高校での勉強はやってるの?」 というと、
双葉さんはとても驚き、そして自分が男の性にのみ込まれそうになったことに気づいたのか、シュンと落ち込んでいた。

―――――――――――――――――――

☆ ★ ☆

そして4日後の今日。
昨日と同じような展開がおきると思っていただが……

「『双葉さん』……いえ、清彦くん? …………まぁどっちでもいいか」
「なに? 『清彦くん』?」

少しうなじのあたりに寒気を感じた。
なんだか嫌な予感がする。

「あのね、あなた、勝手に上がってきたでしょ」
「そ、そうだけど……ごめんね、『清彦くん』」
「…………今、父さんも母さんも家にいないのよ」

双葉さんがニヤッと笑う。
なに女言葉を嬉々として使っているんだ。と言いたいのだろう。
僕は少し恥ずかしくなり、言いわけのように微笑んだ。

「そ、そうなんですか。じゃあ言葉も気をつけなくていいですね」
「いえ、これからは気をつけた方がいいかもね」
「え? な、なんでですか?」
「ん? だって今から――――」

双葉さんが立ちあがる。
女性にしては背の高い双葉さんの身体でも、男子高校生の僕の身体よりは高くない。
元僕の顔が目の前に現れる。
毎朝鏡で見ていたはずなのに、自分のものとは思えないほど獰猛な顔だった。

「――――あなたはオンナになるんですから」

双葉さんが僕の腰に手を回し、身体をひき寄せた。
そして、荒々しく僕の唇を奪いにきた。

☆ ★ ☆

目を見開いてみたが、少年の眼以外に何も見えない。
男の舌が、僕の女の口内に侵入する。

「ふぐぁ……ふぁん……ふぁゃ……」

戦車のように、僕の口の中を走り回り、蹂躙する。
一方的に攻め立てる男の舌は、僕の唾液という唾液を自分の唾液に変えようとしているようだった。

そして、ほおの裏側に避難させていた僕の舌を見つけると、男の舌は僕の舌を唇の繋がっている部分までひきずりだした。
ざらざらした男の舌が、僕のつるつるな女の舌をもてあそぶ。

「んん……ひゅ……ひぁふ……」

体から立つ力が抜けていく。
腰に据えられた男の腕を頼りに立っているしかなかった。
初めてのディープキスが自分相手で、しかも攻められる側なんて……

押し返そうと舌を操ってみたが、まったく力が入らなかった。今僕ができることは、男に身を任せることと、男の唾液をのみ込むことだけだった。

「んぐ……ふぁろ…………んれ……」

頭が痺れてくる。

数々の疑問が抜けていく。
なんで双葉さんはこんなことをしているのだろう? とか、
入れ替わりをもどす方法をなんで熱心に調べなかったのだろう? とか、
女の快感に耐える方法はないのか? などの疑問がなくなっていく。

どうやったらこれ以上気もちよくなれるのだろう? という疑問だけが残る。

☆ ★ ☆

舌をからませながら、少年の手がごそごそと動く。
少年の手は僕のスカートに指をかけると、一瞬でパンティごと降ろしてしまった。

下半身に解放感が訪れる。
さわってもいないのに、僕の女陰は濡れている。
無意識に手が伸びるが、少年の片手がそれを封じた。

気もちよさで閉じそうな瞳を一生懸命にあけ、「なんで?」というふうなサインを送ると、
少年は動物的な瞳で「言うとおりにしろ」というふうな目線を送ってきた。
僕はそれに恐くなり、目を完全につむってしまうと、自分の服の前で手を握った。

快感。

「ふぁひゃうっ!……ゃあ…………あん……」

衝撃が、僕の股間から伝わった。
男の指が、僕の女性器を刺激しにきたのだ。
自分でいじっていたときとは比べ物にならない性の衝撃が、僕の身体中を駆け回った。

愛撫は野性的な荒々しいものだった。
クリトリスを探すように僕の女性器を遠慮なくまさぐった。
しかし、その野性的な愛撫がこの肉体にはあっているようで、クリトリスを発見した指が、そこをギュッとつまむと、

「はぁぁぁん……」

僕は快感のあまり弓なりに身体をそらした。

☆ ★ ☆

弓なりになったことで顔が後ろにさがると、僕たちの唇は離れた。
唇が離れたことに、少し安心し、少し後悔した。

欲しい。あの唇が、男の唇が欲しい……!

「大事な部分をこんなにびしょびしょにちゃって……ずいぶんいやらしい女になっちゃったわね清彦くん…………」

少年が女言葉で喋り、僕はその少年が双葉さんだということを思いだした。
そして、双葉さんと僕の本来の性を思いだした。

双葉さんは僕の愛液がついた左手を、見せびらかすようにひらひらさせる。
猟奇的な雰囲気を漂わせている双葉さんが怖くなり、僕は一歩後ろに下がった。

「ふ、双葉さん。な、なにを、するんですか」
「なにを? ってあなたが誘ったんでしょう?」
「ち、違う。僕は……」
「うるさいわね!」

パァンッ!

大股で近づいてきた双葉さんにはたかれる。
それほど痛くない一撃のはずなのに、それは僕の全身を震わせた。

「あんな誘われて手をださないとでも思ってたの?」
「だ、だって双葉さんは女の人……」
「今は男よ。そしてあなたは女」

吐き捨てるような双葉さんの言葉と、ほおの痛みで目が潤む。
唇がふるえる。
この光景が男心くすぐるのだろう。双葉さんの勃起はおさまらない。

僕の目の前にいる人物はもう男であって、女ではない。
暴力という名の恐怖に竦んでいる僕こそが、女なのだ。

☆ ★ ☆

「服を脱ぎなさい。はたかれたくなければ、なるべく早く」

双葉さんは怯える僕にむかって手を振り上げた。
僕は短く悲鳴を漏らすと、すぐに自分の服を取り去り始めた。

この服に着替えたときは、あんなにいい気分だったのに……

谷間まで見えるようにした服を、そこらへんにおく。

セクシーな黒色のブラジャーを丁寧に外す。

その一連の動作を少年はズボンを脱ぎながら、いやらしいオヤジのようにじろじろと眺めていた。
しかし、そのじろじろ見る行為は僕の身体に……

「そ、そんな、嘘……」

快感をもたらした。
股間から粘性のついた滝が流れてくる。下半身の熱があり得ないほど高まる。

「はは、びちょびちょないの。淫乱女ね、あなたは」
「も、元々双葉さんの身体でしょ……」

言った後にしまった、と思った。
こんなことを言ったらまたはたかれ……

「ふうん、じゃあこれ見てもそう言える?」

しかし、少年の言葉は怒りではなく、勝ち誇った声だった。
僕は俯きかけた顔を持ち上げ、少年の言う『これ』を見た。見てしまった。

それは丸太のように巨大で、長さはニンジンほどもあった。
ハートマークを逆にしたような形の赤黒い物体。男しかもちえぬ性器。
少年は僕にむかって男性器をそりたたせていた。

クラスで一番小さいと言われていたムスコが、今では双葉さんの大学の男たちの誰よりも大きくなっている。
僕は口をあんぐり開けて、目をその男根からそらせられない。
双葉さんは驚く僕を見て、見下すような声をだした。

「本を読まなかったあなたは知らないでしょうけど、入れ替わった男女の性的な要素は元の3倍以上になるそうよ。
あなたの場合は淫乱女になって、わたしの場合は精力絶倫になったってことね。
それのせいで元に戻れない、っていう報告もあるみたいだけど…………ま、そんなこと、もうどうでもいいか」

入れ替わったことの副作用だって?
そういえば思い当たる節がある。双葉さんのもっていたブラジャーがきつくなりはじめているのだ。
そのときはおっぱいが大きくなったことに至福の感情をもち、すぐにオナニーにふけったけど、よく考えるべきだったのかもしれない……

「ほら、さっさと後ろをむきなさい、あなたにわたしの大きなムスコをいれてあげる」

☆ ★ ☆

少年の腕に恐さを覚えた僕は、のろのろベッドの上に両手をつき、彼におしりをむけた。
元は双葉さんのものの大きなおしりが、本当の持ち主だった少年にむけられる。

彼はどんな気分なんだろう。

後ろを少し振り向く。
しかし、僕はすぐに前を向いた。
双葉さんの顔が、あまりにもおそろしい顔をしていたからだ。

まるでレイプ犯のような顔をしていた少年の手が、僕のむっちりしたおしりを押さえつける。
僕はびくっと反応したが、万力のように力をこめられてまったく身動きができない。
恐れのあまり後ろを見ることができない。

「はぁ……はぁ……もう前戯は十分ね」

彼がそうつぶやくと、僕の恥部の入り口に生暖かい物体がふれた。
耳にぬちゃぁ……という音が届き、ペニスからでた我慢汁とヴァギナからでた愛液がふれ合ったのがわかる。
男性器は、互いの淫液を絡めるように、そこの周りを亀頭で撫で始めた。

「ゃ……いやぁ……」
「なにが嫌なの? こんな濡れてるくせに」
「はぁん…………んぅ……」
「ああ、そうか、早くいれて欲しいってこと? 大丈夫よ、いれるときに入れるっていってあげるから」

結局いれられることには変わりないのだが、僕はその言葉で少し安心してしまった。
息を吐く。少しは冷静さが残っているようだ。
まだ大丈夫。そこを利用して、なんとか彼のしようとしていることを止めよう……

――――彼は、僕のその油断が狙いだったのだろう。

「そんなわけないけど、ねっ!」

――――肉棒が僕の中に侵入してくる。

「あっ………………うぁぁぁぁあああああああん!」

双葉さんのペニスが僕の小陰唇をこじ開けてくる。
乱れた女の声が、僕の口から飛び出した。

☆ ★ ☆

「あぐぅ、ぐぐぐ……」
「す、すごい!」

異物が身体の中に侵入してくる。
熱した鉄のように熱い肉棒が、僕の膣の中を突き進む。
男では体感したことのない、体感することができないその感覚は、僕の頭を支配した。

気もち悪い……

僕は逃げるようにベッドを這っていったが、少年の手がそれを逃がさない。
ベッドの上に、両足がのると、もはや僕に動く余地はなく、ただシーツをぎゅうっとつかむことしかできなかった。

は、はやく終わってくれ……!

僕の意思と反して、僕の膣は少年の男根をしめつける。
彼の男根は、亀頭までずっぽりと入り込んだ。

「き、気もちいい!」

少年に文句を言いたくなったが、あまりの気持ち悪さに口を開くことができなかった。
こんなことを全世界の女性はしているのか?
こんなことならオナニーの方が…………

あっ……………

僕の感情が変わったのは、おしりを高くもちあげられ、クリトリスと彼のカリがこすれ合ったときだった。

☆ ★ ☆

「あゃんっ!」

感じたことのない衝撃に、身をよじる。
オナニーのときにもクリトリスはさわったが、今の衝撃は全然違った。

身体の中に恍惚感がおとずれる。
体中に快感がいきわたり、僕の口からはよだれがたらりと垂れた。

「あれ?もしかして今のってイッちゃったってこと?」
「そ、そんなわけが……なあぁん……」

プシュッという音とともに膣内から膣液が放出される。
彼への潤滑油のように、膣液は溢れだし、僕のうちまたを濡らした。

「あふ……あん……」
「へぇぇ、そんなに気もちいいのね」
「違いますぅ……こ、れはぁ………はぁっ……ひゃあん…………」

進軍は止まらない。
雄雄しい肉棒に流れる脈動が、体内から伝わってくる。
男と女が交わる、ということは、互いの心音で交渉するという意味もあるのかもしれない。

――――そして、ついに彼の陰嚢が僕の大陰唇にふれた。

「はぅん! きゃぁぁぁうっ!」

元僕の肉棒は……いや、もう僕のものではない。
奥に達した双葉さんの肉棒は、僕の中で跳ね回り、膣内を刺激する。
僕はもう『オトコ』ではなく発情した『オンナ』だった。

そして、僕の後ろに立っている彼こそが『オトコ』だった。

「口では嫌だって言ってもちゃんと感じてるんじゃないの」
「だ、だってぇ……ふぁぅ………ひん……」
「さっきの喘ぎ声、またイッたんでしょ?」

言葉で攻められ、それだけで感じてしまう女体の敏感さ。
僕はもう、この身体を捨てることは考えられない。

全身を快楽に震わす僕を見下ろし、少年は口を開いた。
その声はもはや少年ではなく、『オンナ』を組伏せることのできる『オトコ』の逞しい声だった。

「ここからは『僕』が気持ちよくなる番ですよ、『双葉さん』?」

☆ ★ ☆

そこからの男の攻撃は、僕の精神を壊してしまいそうなほど激しいものだった。
いや、実際壊れてしまったのかもしれない。
だって、もう僕は、双葉さん、という女の人がいたことを忘れているのだから。

「せえのっ!」
「あぁあああっ!」

掛け声をあげると、彼は男根をひき戻した。
その摩擦で、またこの身体は…………また僕はイッてしまった。
擦れる感覚が、脳に伝わるまで熱を持ち、僕の身体をよがらせる。

「はぁ……はぁ……」
「ゃん! あん! あぁん!」

睾丸と恥丘がぶつかりあい、パン!パン!と拍手のように軽い音を立てる。
ぶつかり合った際に、僕のヴァギナからでた愛液がベッドのシーツに飛び散る。

全身の力が膣の圧力に変わる。
男根を思い切り締め付けると、彼は低い声を漏らし、男の力でおしりを思いっきり締め付けた。

「はぁん!あん!きゃあん!」

知らない間に自分でも腰をふっていた。
女の身体が彼のペニスを受け入れているのだ。
僕が彼とのセックスを求めているのだ。

☆ ★ ☆

一度、彼の男性器が僕の女性器の中で跳ねた。
その跳ね方は、いままでのような脈動ではなく、絶頂に至るための予備動作だった

「い、イクッ!中にだしますよ『双葉さん』!」
「あぅぅっ! はぁぁん!」

僕の脳内には『危険日』という文字が浮かんでいた。
ここで出されたら確実に孕んでしまう。

しかし、そのことを伝えようにも、口は喘ぎ声をだすという性交への機能しか果たさない。
いや、もし伝えられたとしても、彼はやめないだろう。

それでもなんとか伝えようと、『わたし』は口を開いた。

「はぁぁん! き、き……」
「『双葉さん』っ!イキます!」
「き、『清彦くん』や、やめ……」

『わたし』の中で『清彦くん』のペニスが大きく跳ねる。
そして、膣の中には煮えたぎったお湯よりも熱いものが注がれた。

「ふぁああああああああああああああああん!」

中だしされたと同時に、イッてしまった『わたし』は弓なりに身体をそらした。
ゴポゴポ、と女性器から『清彦くん』の精子がこぼれたあと、『わたし』の女陰は潮を吹いた。



「んはぁっ……!あはぁ……!」

快感が続く。
『オンナ』しか感じられない眠る前のような気もちよさ。
途絶えることのないエクスタシーに『わたし』は身をよじりながらこう思った

いつまでも続いたらいいのに、と『わたし』、『双葉』は思ったのだった。

☆ ★ ☆

――――後日談――――

今日も『僕』は机にむかい、エロ本を読んでいた。
こんなものを読んでいたらバカに思われるかもしれないが、『僕』に勉強なんて必要ない。実際、この前の学校全体の知能テストでは、『僕』は余裕で『ある女性』が通っている大学に進めるほどの知能があるとでたし。
そんなことを考えながらエロ本を読んでいると、肩辺りに柔らかく重い感触を感じた。

またおっぱい大きくなったな……。
『僕』の口がニヤリと歪む。『双葉さん』がきたのだ。

「『双葉さん』いらっしゃい」
「あ……さ、さっききたのよ。『清彦くん』、勉強はいいの?」
「学力トップなんですよ?いいに決まってるじゃないですか…………。『双葉さん』、もしかして乳首勃ってませんか?」
「え…………『清彦くん』が勃ててきて、って言ったんじゃない…………」
「そうですけど、まさか本当に勃起させてくるとは思いませんでしたよ。ホント、『双葉さん』は淫乱ですね」

『僕』は振り返り、後ろに立つ女性と目を合わせた。
女性の顔は本来きれいな種類にはいるものだが、少しおびえた感じが漂っているせいかで、かわいくもある。

この女性の名前は『双葉さん』。
『僕』のお姉さん的な人物であり、今は『僕』の肉奴隷も同然の存在である。。

――――初めてセックスのあと、ぐでんと力が抜けた『双葉さん』に対し、『僕』の性欲はすぐに復活した。

――――「き、『清彦くん』抜いてぇ……」
――――「…………終わったと思ってるんですか?」
――――「え……? ゃっ! ひゃぁあああああん!」
――――「3倍以上になると言ったでしょう。まだまだヤリ続けますよ」
――――「はん! ゃ……ゃぁああああああああああん!」

――――その後、4回目程で『双葉さん』は断末魔の悲鳴をあげ、だらしなく口をあけながら失神した。
――――『双葉さん』が気絶した後も『僕』は腰を『双葉さん』にうち続け、合計して7発、『僕』は『双葉さん』の膣内に射精した。


そんな、『僕』に心も体も犯された美女は、今、『僕』、という男子高校生に魅了されている。
では、『僕』の部屋にはいったときから股間を濡らしている彼女が、次にとる行動はなにか。

いわずもがな、『僕』との肉体交渉を求めてくるのだ。問答無用で男を魅了する美女の身体を、『僕』の前にさらけ出すのだ。

「『清彦くん』……楽しみましょ……?」

思った通り、肉感的な『双葉さん』の肉体から服が脱ぎ去られる。
『僕』の体の一部分が、彼女の言葉への返事としてギンギンに充血し始める。



……このあとの話は御想像にお任せしよう。
ただ一つだけ言っておくとすれば、今日のセックスが終わった後、『僕』は『双葉さん』に+の文字が書かれたあるものを渡され、

「『清彦くん』我慢は大切よ?」

と言われたことだけ言っておく。


+というのは妊娠検査薬の事です。はい。
入れ替わった間の説明がいらなかったかな……もっとスピーディにしたい……
入れ替わり性欲3倍論はこれからも使っていこうと思う。
イレカ
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