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兄妹の日常 水着の日

2011/10/19 12:11:58
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(注意:これは入れ替わりものですが、一切入れ替わり描写はでません)

その兄妹の兄はモデルのように高い身長を持ち、肉体はやや筋肉質な、いかにも異性を魅了する身体をしていた。
その上、勉学もでき、話も女性が喜ぶような話ばかりで、女子生徒からの人気は必然的だった。
しかし、なぜか彼女はいなかった。

廊下を歩いている兄は精悍な顔に似合わぬ困った顔をして、隣を歩く友人に愚痴をこぼしていた。
友人も『かっこいい』という部類に入る男で、名前を小原壮介といった。兄の話を目を合わせずに聞いている。

「最近、妹がイライラしててさ。今日から親が出かけてふたりきりだから心配なんだ」
「怒らせたとかか?」
「いや、それが……なんていうか……生理みたいでな」
「うわー、なるほど、生理か。ああいうときの女ってマジ厄介だよな。……ってあれ?もしかしてあれってお前の妹じゃねえ?」

壮介の声につられ、視線を向けてみると確かに一年生のリボンをつけた女子の姿が見えた。
彼女はセーラー服の上からでもわかるほどの大きな桃をたゆんたゆんと弾ませ、男子達の視線を独り占めにしながらこちら側に走ってきている。

彼の妹の風香は高校1年生だ。
短いスカートからのぞく太ももを黒色のニーハイソックスがつつみ、神々しいとさえ思える光を放っている。
きゅっとしまった腰は、選ばれたものにしか与えられないほどの細さをもっている。
男が触れれば壊れてしまいそうなほどの小さな肩では、その下にぶら下がるたわわな果実を支えるために、いつでも男を誘っているような状態になっている。

「お兄ちゃーんっ、一緒にかーえろっ!」
「うわっ」

元気な声を出し、筋肉質な兄の腕に抱きつく。
むにゅうっと妹の胸が形を変え、兄の腕にエロティックな感触を伝わせる。

わがまますぎるスタイルだけでも男は充分惹きつけられるのに、彼女は美少女だった。
彼女と同じクラスの男子たちが必ず一度は彼女を性のオカズにするぐらいの。

奔放な胸で腕をはさまれ、兄はまんざらでもなかった。
しかし、嬉しさよりも生理中の妹が上機嫌に抱きついてきたことに驚きを隠せなかった。

「ふ、風香どうしたんだ?やけに元気だな?」
「えっ……お兄ちゃん、抱きついたりしてもしかして迷惑だった?」
「いや、そういうわけじゃねえけど……昨日とかお前不機嫌だったじゃねえか?」
「ああ、生理のこと?それなら大丈夫。昨日のうちに終わったみたい」
「そうか……それはよかったな」

突然の心の変わり様に苦笑して、兄は妹の頭を撫でた。
妹は気持ちよさそうに緩んだ顔になる。まるで猫のようだった。

「うん……あ、あと元気なのは……お兄ちゃんと会えたからかな」
「なにいってんだよお前。きもちわりいぞ?」
「えへへ」

撫でながら兄は妹に対して冗談を飛ばす。
しかし、可憐な妹は動じていないのか、それすらもよろこんでいるのかニコニコ笑うだけだった。

互いしか目の中に入っていないようなふたりだったが、視界の端に映る、仲がよすぎる兄妹の前で立ち尽くす友人に気づかないわけにはいかなかった。
先に気づいた妹が兄から離れ、友人に笑いかける。

「あ、壮介……さんこんにちは。お兄ちゃんがお世話になってます」
「え、ああ、うん。こちらこそ……ってあれ?」

一瞬の行動だった。兄は友人の言動に不穏な空気を感じ、妹を自分の後ろに隠した。
兄は妹が男を魅了しすぎる体質だということを知っている。友人も男だ。妹に魅了されないなんてことはない。
警戒に警戒を重ねて友人へと口を開いた。

「どうした、壮介?」
「いや、俺ってお前の妹さんと話したことあったっけ?俺の名前知ってるみたいだけど……」

友人にそんな意図はなく、単なるひっかかりからの質問だったのだが、これは兄妹に衝撃をもたらした。
一転、友人への敵意は恐怖へと姿を変えた。兄は冷や汗をかき始めた。これはまずい。なんとかごまかさなくては。

「……ほら、俺が家でお前の事話してるからさ。風香も壮介のこと覚えたんだよ」
「ふうん、家でか」

友人の目がこれ以上もない恐ろしいものに見える。妹は兄の背中にしがみついていた。
兄はピンと背を張り、戦士のように妹と友人の間に立ちふさがった。キッとした表情で敵にむかいたつ。

「なんだよ。家で学校の話をしてたらいけねえってのかよ」
「いや、悪いなんて言ってないって。ただ……俺に関して変なこと言ってないだろうな?」
「は?」

先ほどまで戦士のような顔をしていた兄から空気が抜けるように、凛々しさが抜けていった。
背中から伝わってきていた妹の震えもピタっと止まった。
きょとんとしている友人を見てふたりは力なさ気に笑い合う。

「なんだお前ら……で、どうなんだよ?」
「いってねえよ。な、風香」
「うん。壮介さんの悪口なんて言ってないよねー」

友人の目が安心感に満ちたものになる。
兄妹は友人の勘ぐりが『あるもの』に関してのことではなかったことに、ほっと胸をなでおろした。
もっとも妹の場合は胸が大きすぎて途中で手が引っかかってしまったのだが。

★ ☆ ★

兄妹は並んで下校していた。
元気に話している彼女は、身長が低いので見上げていないと話すことができない。そのせいで常に上目遣いでなにかをねだっているように見えてしまう。
見るからに健気で、男に庇護欲をそそらせる姿だったのだが、兄は庇護欲以外にも抱くものがあった。
主な原因は妹の胸だった。

妹の風香は巨乳だ。
それが真横で恥じらいもなくぽよんぽよんと弾んでいるのだ。盛んすぎる獣欲を持つ年頃の男子が目線を外せるわけがない。
無防備に揺れるおっぱいがGカップに近づいてるせいで、妹はブラジャー選びや肩こりの面で悩むようになったらしい。その割に彼女のおっぱいは歪んだ形になる兆候もなく、相変わらず魅力的であった。

「今日は帰ったら、お風呂で水着の見せ合いっこするんだよね」

妹が両腕で鞄を持ち直した。腕で胸を挟むような形になり、豊満な胸が腕の間でぐにゅにゅと集まっていく。彼女の胸の柔らかさと大きさが集約している。
兄はこのまま下校の道で胸を揉みしだこうかという衝動に駆られたが、風呂の話を続けるために踏みとどまった。

「この前お兄ちゃんに買ってもらった水着、サイズがちっちゃくなってるから今着ておかないとっ」
「はぁ……男の水着なんて見て楽しいのか?仕方ねえなぁ…………ってなんか天気悪くなってないか?」

性欲を抑えようと上を見ている兄の、しゅっとした顎のラインが瞳に映る。妹はそれをまじまじと観察した後、兄を追って空を見上げた。
空一面に黒い雲のカーペットがはられていた。
数分見つめていると、ポツポツと水滴が制服に落ちてくる。

「小雨じゃ済みそうにないな」
「天気予報じゃ晴れだったのに……」
「風香!急いで帰るぞ!」
「う、うん!」

兄妹はさきほどまでの倍の速さで歩き始めた。
服の乾いた部分のよりも濡れている部分のほうが多くなったころ、兄の目が家をとらえた。背が高い兄だけしか見えなかったが、もう数分すればつくという距離だった。

「おい、風香、家が見えてきたぞ!」
「ちょ、ちょっと待ってよぉ!」

思ったよりも遠くから聞こえてきた声に振り向くと、妹はだいぶ後ろにいた。男と女の歩幅の違いに追いついてこれていなかったのだ。
ぴたっと止まり、雨に濡れることもいとわずに妹を待つことにした。
しばらくたってからきた妹は、兄に不満をいう様子もなく息を切らしていた。

「ご、ごめんね、わたし、脚が遅くて……」
「お前は女なんだから別にそんなこと気にしな…………って風香、お前……服……」
「え?なに?」

兄の目がいままでの優しいものではなくなった。妹の身体をねっとりと舐め回すように見はじめたのだ。
妹は性欲に満ちた兄の視線に怯え、ゆっくりと自分の身体を見下ろした。
そして自分の身体になにが起きているのか理解した。

妹の豊満な身体は雨で濡れ、彼女のセーラー服は水を吸い取っていた。
そのせいで、制服の下にある彼女のライトブルーのブラジャーが透けて存在を主張していた。

なかば呆然としつつ周りを眺めてみると、周りの男も自分の肉体をジロジロ見ている。
彼女の肉付き良い身体のラインは丸見えになっている。テレビや本でしか見れない美少女のわがままな肉体を、彼らは夜のオカズにするだろう。

「いやあああああっ!」

雨でライトブルーのブラジャーに包まれていることがまるわかりになった胸部を守るように妹は胸をバッと隠した。
男たちにとっては嬉しいことに、彼女のおっぱいは彼女の細腕で隠しきれるサイズではなかった。飛び出るようにブラジャーに包まれた肌色の塊が自己主張する。

収まらない油ぎった視線にたまりかねて、ついに妹は走りだした。
明るい色の髪が濡れているせいで彼女の艶めかしさは際立ち、さらにすれちがう男たちの視線を集めてしまっていた。

残された兄は妹の淫らな醜態に笑いを浮かべていた。
彼の周りの男性のほとんどが彼の妹の透けブラを見たあとに股間にテントをはっていたが、彼の股間に張ったテントはそのうちの誰もかなわないほどの巨大なものだった。

★ ☆ ★

「ただいまっ!」

帰宅しても返事はない。兄妹の親は海外にでかけているのだ。
妹は繊維まで濡れているニーソックスで床を濡らしながら自分の部屋に向かっていった。

部屋に入ると、ドアに背中を付け、ぶるぶる震え始めた。自分のこの身体が見知らぬ男たちにいやらしい目で見られていた。
兄がいなかったらどうなっていたのだろう。……たぶんレイプされていた。実際、兄と一緒に帰らなかったとき、レイプ未遂にあったことがある。男に押し倒され、股間を擦り付けられた。あのときは偶然通りかかった男に救ってもらったが……。



「ただいま!」

頭を恐怖で埋め尽くしていると、兄が帰ってきた。おかえり、というとしたが、喉が震えうまく声が出せない。
この嫌らしい体のせいで、兄はもう二度と口を聞かないのかもしれないと不安になった。
そんな恐怖は兄の一声で吹き飛んだ。

「じゃあ風香!俺は先に風呂はいってるからな!」

そういえば今日は前々から楽しみにしていたお互いの水着を見せ合う日だ。これのためにセクハラの日々を過ごしてきたのだ。
兄の言葉のおかげで、いつのまにか妹は立ち直っていた。
びしょ濡れの服を着替え始め、部屋の隅にある紙袋から水着を取り出した。

★ ☆ ★

兄は風呂場で妹を待っている間、ぐしょぐしょになった妹の姿を思い出して、青色の男性用水着の下の肉棒を大きくしていた。
実際、二度ほど抜いてしまった。しかし、彼の精力は衰える気配を見せない。湯船の中でムスコが反応しつづけている。
そうしていると、浴室と着替え場をつなぐドアに情欲かきたてる女性のシルエットが映った。
ほとんど裸のシルエットは風香のものだった。

「おまたせ、お兄ちゃん」
「おせえよ、風香」
「ごめんね。わたし、またおっぱいおっきくなっちゃったから水着が合わせにくくて」
「……そうか、いいから早く入ってこい」

Gカップになったと報告されたのは少し前だ。それより成長しているとすれば、彼女の胸はどこまで大きくなるのだろう。
妹はムチッとしたふとももと、すらりとしたふくらはぎの下に付いている足をタイルにつけ、浴場にはいってくる。

彼女が着ているのは黄色の鮮やかなビキニタイプの水着だった。
『全体的にフリルやひらひらした装飾がついていて、ボトムスではそれがスカートのようになっており、かわいいらしいタイプの水着』というのが、店員の説明だった。
しかし、これを胸の発育が著しい妹がつけると、もはや下品といっていいぐらいの性的なアピールが強い水着になってしまっていた。

トップスは彼女の巨乳のせいで布が悲鳴を上げている。はちきれんばかりのおっぱいは行き場がなく、よせてあげられ、トップスからこぼれ落ちそうになっている。
目を凝らしてみてみると、乳首がうきあがっていることがわかる。
しりも発育しているのだろう。ボトムスが食い込み、前方にある彼女の股間の形がはっきりかかってしまう。

兄はすぐにでも彼女を男の腕力でねじ伏せ、水着剥ぎとり、犯したいという衝動にかられた。
股間の勃起が全くといっていいほど収まる気配を見せなかった。

妹は兄が自分の姿に劣情を抱いていることを理解している。そういうふうに見て欲しくてこの水着を兄に見せたのだから、勃起してくれなくては逆に怒りを覚えたかもしれない。
ほんのりとほおを上気させながら、目の前の男にむけて感想を求めた。

「ど、どうかなお兄ちゃん?これ、似合ってるかな?」
「へえ……いいじゃないか。風香にしては、だけどな」
「もう……お兄ちゃんはいつも一言多いんだから。でも、うれしい……」

痴女のような水着を着て、妹は風呂に浸かる兄に近づく。
兄は彼女が一歩一歩近づいてくるたびに股間の怒張を強めていく。いつか自分の性器が水着を破るのではないだろうか?と本気で考えた。
妹が湯船の中の兄の股間をみれる位置まで来た。妹は男性水着を押し上げている兄の欲望の塊を目撃して、兄が自分の身体を見て興奮してくれていることに嬉しくなった。

「お兄ちゃんもその水着かっこいいよ……」
「お世辞が見え見えだぞ……風香」
「お世辞じゃないよ……だってお兄ちゃんがかっこいいんだもん……」

妹は美しい髪をかきあげ、チャポン、としなやかな足をつま先からゆっくりと湯船につからせていく。
目の前で見て、扇情的な妹の仕草と彼女のいやらしい太ももに、兄はゴクリと生唾を飲むしかなかった。
順に身体を湯につけていった妹だが、彼女の大きな胸は湯船に沈まず、浮かび、重力の小さな世界で本来の大きさを主張し始めた。

じっと見つめ合う。この浴槽は二人だけの世界だった。
妹はほのかに上気した顔と燃えるように潤んだ目でたくましい体の兄を見つめた。性に関心を抱き始めた乙女のような、男を魅了する顔だ。
兄は好奇心を抑え切れない少年のような顔と暴力的なまでの性欲を宿した瞳で妹を見つめた。獲物を見つけたのハンターのような、女を狙う顔だ。

二人のムードが盛り上がり、この先に待つものはもはや……
と、普通ならそうなるはずのところで妹が目をつむり、奇妙なことを言い始めた。

「ふぅ……じゃ、じゃあそろそろ口調を戻そうぜ」

恋を実らせた女のときめきの結晶、といった顔をしていた妹からいきなり飛び出した男言葉。まったく似合ってなく、本人もぎこちなさそうに使っている。
気が狂ったのかと思えるほどの妹の発言に、兄は太い筋肉でできた首をぐぐっとひねった。真面目な顔だったが、目線は妹の胸の谷間からずらされていなかった。

「俺はまだ続けていいと思うけど?」
「俺は疲れたよ……この二週間ずっと元に戻れなかったんだぞ。もう演技は疲れた」
「その水着を俺に買ってもらったときとか、セーラー服着たときとかすっげえテンションあがってたのに疲れたっていうのか、風香?」
「み、水着だって俺の財布から出した金じゃないか……そ、それに、それとこれとは……話が違うだろ……」
「俺の財布なんだから今は俺の金だろ?違わねえ気がするけど…………ま、いいよ。戻そっか、お兄ちゃん」
「お前も最初入れ替わったときはすぐに疲れたっつってたのに……」
「慣れるもんだよ、二週間も入れ替わってれば」

男の色気が臭っていた兄が、くだけた言葉を出す。
あの男らしさの塊だった兄が女言葉を使い、女らしさの塊だった妹が男のように振る舞う。学校の友人が見たら気味が悪くなるだろう光景が、この風呂場で繰り広げられていた。
体と顔だけは男らしい兄が、風呂場の湯気の中から体と顔だけは女らしい妹に問いかける。

「そういえば今まで生理のときに入れ替わることなんてなかったし体験したことなかったよね。で、初めての生理どうだった?」
「んー……結構楽だったな。女子って内蔵ちぎられるー、とかいってるやつも結構いるけど、そんなに痛まなかった。腹の中で小さな石が転がってるような感じだったな」
「石かぁ。確かにその身体の生理は軽かったからね」

この一週間、妹は生理だった。
痛みは軽かったらしいが、感情の変化が激しく、泣いたと思えばすぐにイライラしだす。いつも元気な彼女にしてはマイナスの感情が多すぎた。実際、他の女性よりはいくぶんマシなのはあるのだが。
兄が生理のない男性で良かったと思っているそばで、妹は今日学校で起きたあることについて、風呂場に高い声を反響させた。

「それにしてもごめんな、壮介とあったときにミスしちまって」
「壮介?……あー、壮介と私が初対面なのに挨拶しちゃったことね。別にいいよ、あれぐらい。あいつ、結局気づいてなかったみたいだし」
「でも危なかったよな。助けくれてありがとな」

手をひらひらさせる兄に対し、妹は物語の王子を見るような目で兄を見つめた。
自分の身体を後ろに隠して守ってくれた、ということが妹の心のなかで気恥ずかしくも嬉しい思い出として残っていた。
兄としてはそれが当然のことだったので、お礼を言われても戸惑うだけだった。
しかし、とここで兄の少年のような悪戯心が沸き上がってきた。

「いや、ほんとに感謝してるんだ。俺、なにもできなかったしさ」
「いいっていいって、お礼は帰り道で可愛い姿見せてくれたし」
「……あ、あれは」
「かわいいブラしてたね。薄い青色の。あれ新しく買ったやつだよね?」
「う、うん」

妹の記憶が掘り起こされ、顔が羞恥の色に染められていく。
兄の言葉が身体にひびき、立ち直ったものの、やはり不特定多数の前であんな姿を晒してしまった衝撃と恥辱はそう簡単にぬぐえるものではない。
おまけにその不特定多数の中には同じ学校の生徒も混ざっていたし、学校で透けブラや身体のラインを見た生徒と学校で再開したら……考えるだけでも恐ろしかった。

これからの学校生活のことを考えていたからか、妹は無防備になっていた。体を動かすたびに右に左におっぱいが動く。
限界だった。もう少し普通に話していようと思ったが、兄は妹の肉体への劣情を抑えきれなくなってしまった。
そろりと兄の逞しい手が、妹のやわらかそうな胸に伸びてきていた。

「きゃ………っ!」
「さっきは、ここが、スケスケになったんだよね」
「はぁん……ゃん……ふ、風香ぁ?」
「相変わらずいい揉みごたえだね」
「ぁん……目がぁ……ん……怖いぞぉ……んぅっ」

兄の目にギラギラと男の欲望が点火している。男が女を征服するときの眼光だ。
胸を揉まれ、快楽に悶えつつ見た彼の目から、やっと妹は兄が自分の身体への肉欲を我慢できなくなったのだと気づいた。

手でトップスをずり下げる。見るからにきつそうだったトップスは少しの力で簡単に外れ、ブルンと迫力あるおっぱいが飛び出した。
兄は妹の胸の存在感に口の端をだらし無く広げ、親指を乳首周辺に合わせ、手を広げ、揉みしだく。
4本の指がマシュマロに力をこめるように沈んでいき、妹の体は徐々に熱くなっていく。声が出るのを我慢できなくなってきている。
太い親指が乳首の周りをぐるぐるなでる。妹の頭の中もぐるぐると性的快感が回り始めてきていた。

「ちょ、ちょっと風香ぁ……」
「本当に大きくなってるね。すご……」
「ゃぁ……こんな……いきなりぃ……はん……」

荒井息を吐きながら浴槽の中で後ずさり、逃げるような仕草を見せるが、兄は逃れられないと知っているようだ。
兄の手は彼女の柔肌と綺麗なピンク色の乳首に吸い付いたようにはなれない。
Gカップの胸は流石というべきか、兄の大きな手でも掴みきれなかった。そのこぼれおちそうなたわわに実った果実を揉みしだくのは楽しかったが、彼も男である。
股間のペニスがその楽しさや面白さだけでは満足できないことを主張していた。

「ああ!もうダメ!親がいたり生理だったりで全然できなかったし、もうこれ以上我慢できない」
「風香ぁ……はぁん……もっと……してぇ……」

女だけが感じられる陶酔感の中、妹は兄の下半身を見た。
いつの間にか彼は全裸になっていた。湯船の中の兄の男根は妹に向けて大きくそそり立っていて、今にも妹の女陰に発射されてきそうだった。
兄の肉棒は赤黒く、硬さのみならず大きさも兼ね備えており、女をよがらせる作りになっている。それを見て妹は生唾を飲み込んだ。

「アソコ、さわるよ」
「ぁ……ゃだ……んんっ」

否定の声を出す。しかし、実際は愛撫に対する抵抗の動作なんてものは微塵も見せなかった。なされるがまま、と言った風だ。
丸裸のまま女の身体に近づき、ボトムスの中に指を突っ込んだ。湯船の中で妹の女性器をひとなですると、妹の体がビクンと反応した。

「ひぃんっ!」

風呂場に反響する黄色い声。まぎれもなく女の喘ぎ声だった。
兄は驚いていた。妹が水の中でもわかるほど愛液を出していることもあったが、自分が触っただけでこれほど悦ぶ妹に対してだった。
密着した兄の胸部で妹のおっぱいがぎゅうと潰れていた。直接伝わる質量で兄は鼻息が荒くなりはじめた。

「もう充分みたいだね……さ、お兄ちゃん、後ろ向いて」
「風香ぁ……?うぅ……後ろを向くってぇ……?」

兄のこの世の辛いことを全て忘れられる巧みな愛撫をもっと続けて欲しい。
それに、まだキスもしていない……まだ胸を揉んでいて欲しい……まだ中に指をいれただけなのに……
妹はいやいや、という感じに首を振った。

★ ☆ ★

ここまで我慢してきた兄にとって、妹の考えはいらつかせるものでしかない。
妹は兄がそんなふうに感じていることを知らず、空気を読まず首を降っている。

「いうことを……聞きなさい!」

バン!と浴室に鈍器で叩いたような重い音が響いた。
兄が破りそうなほどのスピードで壁を叩いたのだった。

「ひっ……」
「後ろを向きなさい」

暴力を見せつけられ、妹は思わず悲鳴をあげていた。
帰り道で自分の体をジロジロ見てきた男たちへの感情と同じものが湧いてくる。目の前に立つ兄の体躯が大きすぎるように思える。
風呂中を響かせたあの力を、このか弱い身体に向けられたら……。
妹は震えながらも言うとおりに背を向けた。

「風呂の縁に手をついてわたしにおしりを向けなさい」

暗に女豹のポーズをとれ、と言う。
妹はかわいらしい顔をゆがませ、しなやかな身体をググっと前かがみにし、浴槽の淵に手をつけた。
胸についたGカップもの脂肪の塊が重力に従い、肩とは言わず身体中に思った以上の負荷をかける。
湯の熱さから息を弾ませながらも、頑張って兄にむけて大きな尻を高く上げ、妹は挑発的な女豹のポーズを完成させた。

「はぁっ……はぁっ……こ、これでいいのかぁ……?」
「いいよ……すごくえっちな姿勢」
「え、えっちなんて……やめてくれよ……」

妹のしりは男のあるものを求めているようにふりふりと振られている。
透明な粘液が妹のボトムスにしみ、ぼたぼたと垂れて湯船に沈んでいった。
男に支配されるという快感が興奮を呼ぶ。意識が飛んでいってしまいそうだ。
「えっちな女の子のことをえっちって言ってなにが悪いのかわかんないなあ」

湯船の中で立ち上がると、男は女の尻を両手で包むようにつかんだ。
妹は飛んでいきそうな意識をかろうじて残すために左手の親指を甘噛みして、首だけ後ろを振り返った。

「後背位なんて初めてだね。興奮する」
「ふ、風香、はやくしてぇ、もうだめ……耐えられない……」

肉棒の先端が水着にあたる。水着の上から女陰を適度に刺激している。
敏感な妹の身体は小さくだがエクスタシーを迎えていて、これ以上焦らされれば発狂しそうなほどだった。
早くしてほしい。しかし、兄の言葉は残酷だった。

「はぁ……いい?これはわたしがやりたいからやるの。お兄ちゃんが我慢できようができなかろうが関係ない。私のためにやるの……それにね、意見をいうならそんな女の体でなくなってから言いなさい」
「そ……そんな……だ、だって戻れないんだから、しかたが」
「じゃあ、挿入るよ」
「へっ? ……んぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ!!」

兄は男性器の先で妹のボトムスをずらし、その中の女性器に自分の男性器を躊躇なく挿入した。
ペニスが跳ねるのと同じく、妹の身体もはびくっびくっと刺激される。男性器は奥まで進んでいく。
正常位のときと上下逆の男根に、妹はいつも以上に過敏に反応していた。



「ゃんっ!ふぁっっ!」
「もっと喘ぎなさいっ!おらっ!」
「あんっ!ぁんんっ!」

腟に包み込まれた亀頭がだんだん熱さを増していくに連れて、妹の体全体が呼応するように熱くなっていく。
兄は自分の下で甘い声を上げる妹を見て、嗜虐的快感を得ていた。

「どうっ!?気持ちいいでしょっ!!」
「気持ちいいっ!きゃっ!はぁんっ!」

ペニスは最奥まで達すると、貫こうとするごとく、ゴリ、と妹の体を持ち上げた。妹にこれでもかというほどの強烈な電流が走る。

「ぁぁぁぁぁっ!はぁっ!」

その快感がまったく消えないまま、ペニスが引かれる。
身体の快感の振り幅が麻痺し、ペニスが膣にあるかぎり常に感じてしまったようだ。

「女は敬語を使いなさいっ!男に敬語をっ!でないと……」
「はぁんっ!んぁっ!んんんんぁっ!!」

肉棒を高速で抜き差しされ、艶やかな悲鳴がだんだんと大きくなる。
ごつごつした肌とやわらかな肌がぶつかり合い、風呂場にペチン、ペチン、と淫靡な音が響く。

妹は口から唾液がたれていることがまったくわからない、考えられない、というほど女の快感を味わい、忘我の境地にいっている。
しかし、淫らな天国に行っていた妹も、次の兄の言葉は聞き過ごせなかった。

「敬語を使わないと……イカせてあげないぞ?」

耳元で囁かれた低音の言葉。妹は言葉のせいで耳のこそばゆさを感じ、それだけで一度イッてしまった。
しかし、この言葉だけの小さな絶頂と兄のいう絶頂は違う、と思い直し、半狂乱で喚き始めた。

「ゃだ……ゃぁ……ゃだやだやだぁぁぁっっ!イカせてぇぇぇっっっ!イカせてくださいっ!」

首をぶんぶんふってイカせて欲しいと懇願する妹を見下ろし、兄はニヤリとしたあと、思い切りペニスを侵入させた。
えぐりこむように膣壁が擦られ、妹はもはや何度目かわからない、狂いそうな声をか細い喉からくりだした。

「ぁっ!ぁぁぁぁんっ!!」
「ねえっ!気持いい!?」
「き、気持ちいいですっ!熱くて気持よすぎですぅっ!」

縁につかまっている手の感触などとうになくなり、もはや妹の脳は性的なことにしか働いてなかった。
兄は自分のペニスが我慢の限界に来ていることを体感していた。

「そろそろイクよ!!」
「お願いします!ぶちまけてください!中に出してくださいぃぃぃっっ!」

膣の中で大きく、大きく兄の男根が上下に動いた。妹は身体をガクンと脚が地面から浮き上がるほど揺れさせられた。
動かないのは、兄の精をしぼりとろうとしめつけている膣だけだった。
そして、湯よりも熱い溶岩のようなタンパク質の塊が妹の子宮にむけて発射された。

「っっっ!ふぁああああああああああああああああんっっっっっ!!」
「あー、気持よかった……」
「はぁあああああああああっっっっ!!んぅぅぅっ!んぅぅぅっっ!!んんんぅぅぅぅっんっっ!!!」

広がる精子と同じ色のフラッシュバック。今までの絶頂と比にならない快感が駆け巡り周り、膣意外の力が抜けていった。
崩れ落ちていく妹から収まりきらなかった精子が湯船にこぼれ落ちていく。しかし、子宮が胤を求めているのか、締め付けが緩むことはなかった。

兄は湯船のふちに頭を預けた妹を見てクスっと笑い、妹の頭にそっと自分の手を持っていった。
妹の髪を撫でると、兄の身体に虚脱感が襲い、屈強な身体は湯船にざぷっと沈んだ。

彼らは股間をつなげたまま、幸せな夢のなかに落ちていった……

★ ☆ ★

目覚めると、二人は気絶したのにもかかわらず股間がつながったままということに気づき、赤面した。
兄が男根をそろりと抜いていと、妹は熱さが残る身体に快感を覚えたが、兄に見えないように口元を手で隠し、声を出さないでいた。
男根を抜き終えると、兄は独特の力が抜けたような声でつぶやいた。

「結局、今回も元には戻れなかったね……」
「そうだな……」
「中出しすれば入れ替われてたはずなのに……」

交わっていたときの苛烈さはどこへ行ったのか、兄は妹へ気遣うような言葉を向け、風呂の中へ身体を沈めた。
兄の沈んでいくペニスを見て、妹は性交のときの自分の乱れ具合を思い出し、かわいらしく赤面した。

彼女の赤面した顔を見ていると、男根がぴくぴくと反応した。彼の精力は底なしらしい。みるみるまに爆発しそうな大きさになった。
自分の中の男の欲望が大きくなってきたことをしり、再び交わろうと、妹のほうを見た。
しかし、風呂に浮く白い粘液をが目に入り、ぎょっと驚いた。

「って、うわっ、お風呂の中に色々飛び散っちゃってる!」
「ぁ、ほんとだぁ……」
「掃除しなきゃいけないね。お兄ちゃんもボーッとしてないで手伝って」
「ぅん……わかったよぉ……」

兄は湯船に浮かぶ水着を取り、まず自分の青い水着を身につけた。精子や愛液まみれで汚なかったが、そこは男らしく開き直ることにした。
次に妹の黄色い水着を取り、そしてそれぞれ妹の胸と股間に水着を押し付けた。
押し付けられた水着は女性器の中に侵入し、妹は膣に出された精子を愛液とともにだすことになった。

「ぁっぁあんっ……」
「ボーッとしてないでっていってるでしょ。ってすごい量の精子だね」
「お、おまぇがだしたんだろぉぉ……はぅん……」

膣からでている精子が湯の中で広がっている。兄はぎょっとなり、妹より先に湯船からでた。
妹は切なげな表情をしつつ、トップスからつけ始める。ぷるんと豪快に胸を揺らして水着をつける妹を、横で見ながら兄は自分の男性器をいじっていた。

湯から出て兄の横に立つときに、妹は湯船のふちにある線とつながるスイッチに細い指をおいた。
ゴゴゴと音を立て、ふたりのだした精子と愛液と汗と唾液がすべて一様に絡まって穴に吸い込まれていく。しかし、やはり少し残るものもあった。
兄はシャワーでそれらを流し、スポンジで残りかすをこすり始めた。

妹はうちまたでそれを見ているだけだった。しかし、掃除用スポンジで磨くたびに動く兄の逞しい筋肉を見ていると、身体に熱さを感じてきた。
そのまま兄の身体に抱きついてしまおうか、一時はそう考えた妹だったが、こちらに気づいた兄の手によってそれは妨げられた。

兄はサボっている妹を見て、すばやくボトムスの中に手をいれた。
驚く妹の顔を見てニヤリと笑い、そのまま太い指で女性器をまさぐり、先ほどのセックスで刺激されまくったクリトリスをみつけると、きゅっとつまんだのだった。

「ひゃぁぁぁんっっ!!」
「まだおかしな気が残ってるのかな?わたしは連続でヤッてもいいけど?」
「ち、ちがうぅぅ……ぁあん……」

兄の男らしい手が女性の理想のような妹の細腰に回される。
このまま屈強な兄に押し倒されればもはや抵抗のすべなどなく犯されるだろう。このまま流されてヤッてもらってもいいかもしれない。
そうじゃないだろ!と心のどこか聞いたような男の声がした。

「違う?こんなにアソコを濡らしておいてよくもそんなこと」
「ほ、ホントになんでもないからぁ……早く片付けよぉ?」

心のなかの男の声が薄気味悪く、ボトムスに入っていた兄の指を追い出し、床に落ちているスポンジを拾った。
指に付いた粘液を見ていやらしく笑う兄の前で、妹はシャワーをかけ始めた。身体についた精子や愛液を落とすためだ。

先ほどまで娼婦のようだった妹が、聖女のようにきれいになっていくのを見て、兄はなぜだか悔しくなった。嫉妬心すらあった。
兄は思案顔になると、思い出したふうに女言葉で切り出した。

「あ、掃除なんだけど……わたし、勉強しなきゃいけないかも」
「えぇ……?だってお前が掃除しようって言い出したんだろぉ……」
「掃除しなくちゃいけないのは当たり前でしょ。こんな汚い湯をお母さんたちが見たら卒倒するよ」
「で、でもぉ……べ、勉強ってぇ……」
「あのね、高三の勉強だよ?高一だったわたしがお兄ちゃんと同じトップランクにいようとするともう勉強しかないの」

この兄妹はテストと名がつくものなら常に首位レベルをとっている優秀な兄妹だっだ。それは小中高ずっとのことで、成績が少しでも下がれば周りが心配に思い、なにかの違和感を覚えることだろう。
妹もそのことはわかっていたが、不満そうな顔だった。

「なんにせよ。元に戻れないんだから仕方ないでしょ」
「そ、そうだけどぉ……」
「だから掃除は頼んだよ」
「ちょ、ちょっと待てよ、おにぃ……」

妹が驚愕に目を見開き、はっとしたふうに口を閉じる。
そのすきに兄は出て行く。まるで掃除は女の役目と言いたげな顔をして、筋肉質な身体をみせつけて。

立ち上る湯気の中に残された妹は、掃除を押し付けた兄への文句や、先ほどの性交の後始末の面倒くささよりも、あることについてどうしようもない恐怖を覚えていた。

「風香……?」

熱にうかされたように、妹はふらふらと自分の小柄な身体を空の浴槽へ入れた。
このままではいけない。自分は間違いなくおかしくなっていっている。
しかし、それに流されて行ってもいい。そう思う気持ちが大きいことにも気づき、妹は気を散らすように掃除を開始した。

排水口に溜まった精子から男の匂いがした。

つづく
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前日談後編 http://www.tsadult.net/megalith/?mode=read&key=1338371561&log=0
一話目『デートの日』 http://www.tsadult.net/megalith/?mode=read&key=1314675331&log=1
三話目『学校の日』 http://www.tsadult.net/megalith/?mode=read&key=1376490188&log=0
イレカ
0.7260簡易評価
24.100きよひこ
GJ!精神も身体も女らしくなっていく兄が最高です。
ただ、誤字が少し多めなのが残念。もし見ていらしたら修正していただけるとありがたいかも。
35.100きよひこ
正直たまらんです
続編ください
40.100バナナとメロン
GJ!GJ!GJ!続き読みたいです。
それと後日談も見たいんですが・・・話が面白かったらベタ一つ、二つは問題じゃないんです!w
とにかく楽しく読んで行きます。続編、楽しみにします。