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V.R.G(ヴァーチャル、リアリティ、ゲーム)2

2011/10/30 04:39:46
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家までの道中はなんともスリリングなものだった。風が吹くたびに心臓が高鳴る。

「……っ!」

再び風が通り抜け、清彦はスカートの裾を押さえる。一度意識しだすとどうしようもなく心細くなる。

(しかし、なんともまあ、エロゲ。って感じだよなぁ)
ぼんやりと考える。ここまで陵辱色強めというのは予想外だったが…………
不意に先ほどの資料室での一件が思い出される。当然、『本物の』女だったら耐えられないような経験だっただろう。寺下は気持ち悪いけど……
(まあ、悪くない)
一人頷いた。

「委員長」突然後ろから声をかけられて、「ひゃい!?」清彦はおかしな声を上げた。
「一緒に帰ろうぜ」
俊明が声をかけてきた。
「あ……俊明君。うん」
先ほどの動揺をごまかしながら返事をする。

薄暗い道を二人は並んで歩き出した。


「いや久しぶりに勉強しようと思ったんだけど、結局今まで寝てたよ」
図書室に行ってればイベントがあったんだろうな。俊明の横顔を盗み見ながら清彦は考えた。この手のゲームにありがちなイケメンだが無個性な顔立ちだ。
「ちゃんと勉強しなきゃだめだよ」
キャラに合わせたセリフを話してみる。
(俊明としたら……どんな感じなんだろう)
どんな状況でも、考えることは一つ。清彦は、とにかくこのシナリオを楽しむことだけ考えていた。
「赤点取ったら大変だよ」

『今度勉強見てあげよっか』←
『それじゃあね』

「まじで?それは助かるよ」
うれしそうな俊明の顔が目の前に現れた。
「うん、今度ね。それじゃあ、ここで」
「ああ、じゃあね」
ここで分かれることになり、清彦は一人で歩き出した。俊明は立ち止まりこちらを見送っている。
(うーん、この状況は……)
案の定、風でスカートがめくれる。清彦はあえて押さえることもせずに歩き続けた。すでに暗くなっているのではっきりとは見えないだろう、だがそこにあるはずのものがないのは分かるはずだ。
「……・っ!」
後ろで俊明が息を飲む気配を感じながら、清彦は気づかない風を装って歩き去ることにした。


一日目終了。


ここで目の前が切り替わる。

俊明[お疲れ様です、清彦さん]
チャットが開き、メッセージが届く。
清彦[あ、おつかれさまです]
俊明[清彦さん今回野良で入られたんですよね?いやノリがいい方で助かりました]
清彦[あ、どうも、こういうゲーム初プレイなもんでよくわかんなくて]
俊明[まあ思ったとおりやればいいんですけどね。今回ちょっとフレンドが集まってまして。寝取られの方向に持っていってるんですよ。私の希望なんですけど]
清彦[そうだったんですか?なんか初日から教師に犯されました(笑)]
俊明[ええ、見てました。止めに入る選択肢とかもありましたし]
双葉[あ、どうも、メインヒロインの中に入ってます。今回の俊明さんはNTR好きですからね]
寺下[寺下絶倫ですごいっすよ。まだやり足りない]
清彦[寺下にも人が入ってたんですね。さっきはお世話になりました?あとパンツ返してください]
寺下[ちょwwまあこちらこそ?ちなみにこのキャラは人気ありますよ。すき放題できるんで」
双葉[スカートはいてノーパンで歩くのってゲームの中でもかなり緊張しますね。ちなみにこっちは先輩に犯されるシチュでした]
寺下[とりあえず二日目から二人とも調教だからな。覚悟しておけよ()]
俊明[そして僕はそれを見てる役と。じゃあ、つぎいきますか]


2日目

今日は自宅でのイベントはないのだろう。学校からスタートした。
「う……うぅ……ん、ん……」
いきなり犯されているというのにはさすがにびっくりしたが。
場所は昨日と同じ資料室のようだ。制服をはだけさせ、机の上に寝かされた状態で昨日と同じ肉棒に突かれていた。出入りする異物の感触に少し顔をしかめながら、清彦はピストンに合わせて上下する視界の中で天井を見上げていた。学校の天井ってこうなってるんだな。清彦はどうでもいいことに思いをはせた。
はっきりいって「セックスされる」ことに対しては相変わらず現実感はなかったが、下腹部から感じる痛みと快楽に身悶えた。
漢を感じる体臭、力強さのなかに体を放り出される。ごつい手で乱暴に胸を揉まれ唇を奪われる。舌を絡め合い唾液を交換する。すべてを相手に委ね、征服される悦びを感じると、もうゲームの流を気にする余裕はなかった。抵抗する気力さえ奪われていくのを感じていた。
被虐の悦びに身を任せると体の奥底から絶頂の波が駆け上がってくる。腰ががくがく震え快感に押しつぶされそうになる。
「ひっ………あ、あの……もぉ……いきそう……なんです。ちょっと……んあ!?」
ろれつの回らない口で哀願するも、寺下の欲望をさらに掻き立てる役にしか立たなかったようだ。にやりと笑うと一段と激しさを増した。
「よしっ……じゃあ、俺もいくからな」
「あ……あっ……の……中は……」
これはキャラのセリフなのか、自分で言っているのか、ほとんど清彦には分からなかった。
「んん?……中はだめか。じゃあ制服にぶっ掛けるしかないぞ……ふんっ……どうするんだ?精液まみれで授業受けるか?」
「え……そんな……困りま……す……んん」
「ほら、どうするんだ?早くしないと……もういっちまうぞ」
中に入っている剛直が一段と膨らんだ。奥のほうで細かいピストンを繰り返し、射精しようとしている。

『制服は汚さないで……』←
『やっぱり中は……』

「そうかそうか、そんなに中にほしいのか……仕方のないやつだ……しっかり受け取りなさい。うっ」
ずいぶんと勝手な解釈で中出しをおねだりしたことにされ、寺田は奥に思うまま欲望を吐き出した。
「ひいっ……い、嫌……いやあぁぁ…………はあっ……はあっ……あ、熱いよぉ……」
びくびくと脈打つ肉棒に合わせて清彦も絶頂を経験する。打ちつけられる精液の感触に身震いしながら、涙に滲んだ視界で寺田のほうを見る。寺田は己の分身を清彦から引き抜いた。
ずるっ、と嫌な感触とともに半勃ちのモノが出て行った。
(うわ、すげえ。けどなんか中に出せれた精液が気持ちわりいな)
絶頂が通り過ぎると冷静な思考が戻ってきた。欲望が奥に叩きつけられる感触は間違いなく自分がいくのに一役買ったのだが、中に精液をためた状態は気持ちのいいものではなかった。
清彦は床に座り、息を整えていた。
「ほら、いつまで休んでるんだ」
潤んだ瞳に見つめられたからか、寺下の肉棒はまだ硬さを保っていた。
「早くこれをきれいにするんだ。俺にこのまま仕事させる気か?」
目の前に差し出される。
(うえ、まじでか)
はっきりいって気乗りはしなかったが、口でしなければ進まないのだろう。えいっ、と勢いをつけてむしゃぶりつく。
「はむっ……ん、ん……」
ゲームだからかあまり嫌なにおいや味は感じなかった。リアル世界では自分にもついているもの(大きさは……まあともかく)のため、ある程度気持ちよくなるポイントは分かっている。舌で裏スジを刺激し、搾り出すように全体をすする。
「おお、上手いぞ……もういっちまいそうだ」
寺下が上ずった声を上げる。
(お、これは……)
清彦は調子に乗ってさらに激しく愛撫する。舌先で肉棒の状態の変化を楽しむ。
「もういくぞ!」
寺下の声とほぼ同時に口の中で肉棒が暴れる。先ほど膣内に流し込まれた熱い液体が口の中に広がる。
「んん!?……うえ」
思わず口を離す。しかしそれで寺下の射精が終わるわけでない。口の中に出されなかった分は清彦の顔と、眼鏡に振りかけられる。さらに「うええ……」と口の中にためた分も吐き出してしまい、中出しを許してまで汚したくなかった制服のスカートの上に垂れる。
不意に、頬に衝撃が走り、熱を持つ。
「おい、次からはちゃんと飲まないとだめだぞ」
寺下の声で初めて平手で打たれたと理解した。
「は、はい」弱弱しく返事を返す。とくに痛かったわけではないが、このキャラは涙腺が弱いのか涙があふれてきた。
「もう時間ぎりぎりだ、ホームルームに遅れるんじゃないぞ」
そういうと、寺下はさっさと身支度を整え出て行ってしまった。
(なるほど、確かに鬼畜だわ、寺下)
清彦は考える。
(これは、人気キャラなわけだ。でも女になってヤられるのもいいけどなあ。あとで寺下もやってみよう)
まずは……と清彦はポケットティッシュを取り出すと精液でべったりとなっている顔と、眼鏡を拭いた。眼鏡についた精液はぬぐってもとれず、べたついて視界がぼやけてしまう。
清彦は立ち上がり、トイレに向かった。スカートの精液もおとさなければならない。水道が必要だった。
女子トイレに入るときは少し緊張したが、ハンカチを水でぬらし、汚れを落とすと、清彦は一息つくことができた。
「うーん、めんどくさいな。完全に落ちないし。臭わないよな……」
見た目はある程度きれいになっても、服や、体に臭いがこびりついているような気がした。
「ま、しょうがない」
不意にトイレのドアが開き、女子生徒が姿を現した。
「あ、おはよ、キヨちゃん」
清彦に挨拶をしたのはメインヒロインの双葉だった。
「ふ、双葉さん。おはよう」
何で普段使わないようなトイレにいるのか、双葉の充血した目と、乱れた髪を見れば理由は一つしかない。
(俺は三つ編みであんまり崩れてないだな)
双葉はさらさらしたロングヘアーだ。
「それじゃあね」と清彦はトイレを出た。お互いどうしたのかということは聞かなかった。



昼休みに、清彦は再び寺下に呼び出された。また、セックスするのかと考えていたが、寺下の手には見慣れないものが握られていた。
「さすがに昼休みは人が多くてな。一応教師だし」
そういって見せたたものは、所謂ローターというものだった。
「お前もやりたくて欲求不満になるだろ」
まさに大きなお世話だったが、何も言わずに黙っている。
「午後はこれをつけて授業受けろ」
寺下はそういうと、清彦のショーツの中に手を入れた。
「……っ。ちょっと!?」
講義の声は無視され、秘所を指で広げられるとローターをセットされた。プラスッチクの、無機質な冷たさが生の性交とはまた違う異物感を与えていた。
寺下は右手に握ったスイッチを入れる。
「!……うわわっ……なにこれぇ……」
体の中でおもちゃは振動を始めた。ヴーンという音が体の中から響く。外に聞こえているのではないかと不安になるくらい、体全体を駆け巡る、大きな音のように感じた。敏感なところを刺激され、清彦は身悶えた。
「じゃあ、はずすんじゃないぞ」
寺下は出て行こうとする。
「スイッチ、スイッチ切って!」
清彦が思わず叫ぶと、「うわっ!?」さらに振動が強くなった。
「ああ、間違えた、悪い悪い」
わざとらしくスイッチを切る。清彦は股間を押さえてうずくまった。
「ばれたらただの変態だな」
寺下は再びスイッチを入れる。今度は非常に弱い振動で、何とか耐えることはできた。

結局、スイッチは入れられたまま、授業を受けることになるのだった。

授業はまったく聞くことができなかった。常に振動し続けるローターに思考を奪われ、快楽と戦い続けた。結局放課後になるまでに声を殺しながら2回絶頂に達することになる。俊明から「具合悪いの?」と聞かれたが何とかごまかした。
もっとも、俊明は何が起こっているか分かっているのだろうが……
ホームルームが始まり、寺下がが教室に入ると、振動が止まった。異物感だけを感じながら帰りの支度を始めると、「委員長、ちょっと頼まれてくれんか」と寺下の声がした。放課後は逃がさないという意思表示を受けて、

『あ、はい……』←
『あの、すいません、用事が』


空気を呼んで、受け入れる。生徒たちはほとんどが帰るか、部活かで教室には少数しかいなかった。しかし、さすがにここではないだろう。寺下のほうを見ると、俊明と何か話していた。
いったん席に座り、鞄の中に教科書を詰める。
すると、今までピクリとも動かなかったローターが今日一番の出力で振動を始めた。
「……っひ!?」
声を抑えられたのは奇跡的だった。びっくりして清彦は寺下のほうを見る。
ニヤニヤした寺下と、こちらを向いた清彦の2人と目が合った。寺下は握りこんだこぶしをこちらに向けていた。
遊ばれていると分かり、あわてて鞄に目を落とす。唇を噛んで耐えるが顔は真っ赤になっているはずだ。
(ちょっと、ふざけすぎじゃねえか?)
目をきつく閉じて快楽が通り過ぎるのを待つ。
もう、やばい……
限界を迎える直前に振動が止まる。助かった……口をあけ、熱い息を吐き出した。
(なんかホントに調教されてるみたいだな)
清彦はチャットの会話を思い出していた。



使われていない教室で、清彦は制服を脱いでいた。
目の前にはビデオカメラを構えた寺下がいやらしい笑いを浮かべながら椅子に腰掛けている。
今までは服を着た状態で犯されていたから、人前で全裸になるのは初めてだった。
「ほら、早くしろ」
(ああ、もうどうにでもなれ)
うながされ、制服を一気に脱ぐ。下着だけの姿になり、寺下に背を向けると、ブラに手をかける。
「こら、こっち向いてやれ、何のためにビデオ撮ってると思ってるんだ」
(うう、なんかめちゃくちゃ恥ずかしい……)
仕方なく前に向き直り、ストリップを再開する。ブラのカップに収まっていた乳房が開放され、ぷるんと揺れた。大きいながらも形のよい乳があらわになり、ピンクの乳首をさらけ出す。手を離し、ブラを床に落とすとそのままショーツに手を書ける。腰を曲げた状態で、するするとおろしていく。昼休みに入れられたローターが重力に負けて床に落ちた。「あん……」ローターの抜ける感触に思わず声が上がる。ショーツは朝に出された精液と、自分の愛液ですでに濡れそぼっていた。
「脱ぎました……」
隠すことは許されず、内腿をすり合わせる無駄な抵抗をしながらビデオの前に裸体をさらす。
「よしよし、じゃあ、そこの机の上に座ってオナニーしろ」
寺下から命令される。
(すっげぇな、どっかで見たような展開だ)
内心で苦笑する。まあ、自分がさせられる方って言うのは予想してなかったが。
すぐ後ろにある机に乗る。そのとき足を上げていたせいで後ろから撮っているビデオには、性器が丸見えになるサービスショットになっているだろう。寺下はそこまで計算していたのだろうか。考えて、ちょっとおかしくなった。
机に上に足を広げて座り、カメラの前で自慰を開始する。
ローターですでに敏感になっていた清彦は初めから激しくクリトリスを刺激し、快楽をむさぼる。ビデオカメラと、寺下に見つめられ、興奮に拍車がかかっているようだった。
「はっ……ああ……ん、んん……ひいっ……」
カメラ目線で痴態を演じる。
「も、もう……いきます」なぜか馬鹿正直に申告する。「ああ、い、いくっ……いくっっっ!!」
体を痙攣させながら絶頂に達する。しゃああ、と音を立てて清彦は失禁していた。「と、止まんない…………」
からだをひくつかせながら、余韻に浸っていた清彦に寺下が近づく。
「あ、ああ……」
ビデオカメラに顔の半分ほどが隠れた寺下が視界に現れると、ずっ……。という感触が襲ってきた。
「はんっ。ちょっと、今敏感で……待って……おねがい」
(お、おお。やべ、気持ちいい……つーか、そんなこといってたら逆効果だよな……)
清彦の思い通り、寺下は悦びに顔をゆがめ、激しい抽送を開始する。
ずりずりと粘膜の擦れあう感触を味わいながら、清彦は一つのことに気づいた。
(ありゃ、寺下も余裕ないのね)
昼休みのローターの仕込みに始まり、ストリップ、オナニーショーと立て続けに見て、寺下も限界だったのだろう。
清彦にも余裕があるわけではなかったが、何度もイって慣れたのか。寺下を見て心に少し余裕が出てきた。
「ん、んん……」
眉根を寄せると下腹部に力をこめる。膣内が蠢いた。
「ぬおお……」
突然絡みつくように蠕動を始めた肉襞に寺下は思わず声を上げる。
管のように絞りとる膣内に
「うおお、すごい……」
どぴゅ、どぴゅっ。
寺下は射精した。それはスペルマを搾り取られるような感覚だった。
清彦は寺下の腰にしなやかな足を回し、それを受け入れた。
(ふん、勝った……)
清彦はがくがくと腰を震わす寺下を見上げて思った。
「もお、いっちゃったんですかぁ?」
勝ち誇った笑顔でたずねる。ゲームの流れから外れているような気もするが、とにかく楽しむことにしていた。
「くっ、まだまだだ。今始まったばかりだろうが」
寺下は乳首に吸い付いた。歯を立て、音を立てて吸い付く。膣に入ったままのペニスが硬さを取り戻す。
「あ、ん。ちくびぃ……あ、また……硬く」
今度は主導権を取らせまいと、寺下は動き出す。

積極的に性交に関わり、相手を負かそうとする様は、まあ、調教されたと見ても間違いではないような姿であった。

結局、その日は、日が暮れてもなお寺下と交わり続け、夜も更けるまで学校からは出てこなかった。結果として清彦は寺下に主導権を奪われ、思う存分にその体を堪能されることになる。すすり泣く女の声はその後学園の七不思議の一つとなる。

明日は休日だ。散々撮られたビデオで脅され、朝から寺下の家に行くことが決まっている。

さて、休日を楽しもう。
感想下さった方ありがとうございます。

まとまり切ってなくてすいません。

次か、その次には終わらせるので、どうかお付き合いください。
シマシマ
0.5070簡易評価
31.100きよひこ
安西先生……つ、続きを読みたいです……。

裸で待ってます!
57.30Suraj
Please teach the rest of these internet hooligans how to write and reesacrh!