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女性化日記

2011/11/09 07:08:08
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この一錠さえ飲めば僕の体は完全に女の子になれる。
僕は最後の錠剤を見つめた。

もう僕の体は女の子だ。ただ、最後の砦を堕とすのが難しいらしくまだ女の子にはなりきれていない。
ショーツを穿くだけで(ガードルをつけなくても)股間の膨らみは分からないほど僕の持つ『オトコの名残』は小さくなっている。それにオトコとしての僕はもう機能していない。
しかし、女になるにはこの邪魔者を堕とさないといけない。
先生いわく、内側はかなり出来上がっているらしい。お胸も膨らみだけでなく乳腺なんかも発達し乳首も性徴を示している。そから・・・少し恥かしいけど・・・。
一昨日胸だけでイク事もできるようになったんだ。
生理が始まり女性の能力を持つのには、まだ時間がかかるけど子宮も卵管もカタチを成しているから僕の内側はもう完全に女の子といってもいいと思う。
心の部分の女らしさは薬に頼らなくとも、そこらへんの女の子に負けないくらいあるしね。

だから・・・。この薬を飲んで僕の最後の男性部分を女性のソレに変えちゃうんだ。

「いきます。」


えっ?何?
ひょっとして、僕の女性化の軌跡を知りたいの?
一応は、僕の変化の具合や日常生活なんかを日記に書いたから見てみる?







うん。
僕が女の子になっていくサマを見てみたいんだね。
もぅエッチなんだからぁ・・・…別にエロではないかな?
それじゃあ、僕の女性化日記を見せてあげるね。
少し恥ずかしい内容もあるけど、見せてみたい気もするから特別に見せてあげる。特別だからね。



でも・・・恥ずかしいけど見られるのも快感って日記も女体も一緒なんだね。関係ないかな?
というより僕の発想ってエッチぃ?

まぁいいや。
女性化日記の始まりだね。





1日目
家に帰った僕のココロはとってもウキウキだ。だってついに双葉先生からGOサインが出て女の子になれる薬を貰ったんだから嬉しすぎてテンションがおかしくなりそうだ。
この薬を1ヶ月飲み続ければ僕は女の子になれる。考えただけで嬉しさのあまりどうかなっちゃいそうだ。
僕は学生服をハンガーにかけ男の姿を解除した。やっぱり男の格好をしている時間は苦痛だ。
できる事ならせめて中性的な格好に着替えてから薬を貰いに行きたかったけれど、少しでも早く女の子になれる薬が欲しくて学校から直接病院に向かったんだよね。
そりゃあ女のこの格好はしたいって欲求はあるけど、女の子のカラダになりたいって欲求はもっとあるからね。
とにかく僕は一刻も早く女の子になりたい男の子なんです。最近はこういうコを男の娘っていうんだっけ。

「さて・・・と。どんな格好をしようかなあ?」
記念すべき女性化の第一歩だから、やっぱりちゃんと女のこの格好をしてから女性化をスタートしたいね。
一番女の子らしい白と水色のワンピにしようかと思ったけど、まだ夕方だし万が一お客さんが来たら困るよね。
やっぱりパッと見は男の子の格好も見えるこのレディースジーンズかな?万が一誰かが来ても女装してるとはばれないだろうし。
「おっと・・・下着の方も脱いでおかないとね。」
ボクサーパンツの下には黄色とオレンジの可愛らしいショーツがある。やっぱりできる限り女の子らしいものを身に着けたいよ。
ショーツの膨らみがザンネンな子って感じだけどそれももう直ぐ解決だ。(すぐって言っても1ヶ月はかかるらしいけど・・・。)

それじゃあ着替えも終わったし、主役のお薬の登場だ。食前でも食後でも効果があるという高性能な一品ナノデス。
しかも、体の構造を作り変えるほどの性能があるんだから本当に凄い薬だよね。これを公に出す事ができればノーベル賞も狙えるだろうな。
「それじゃあ♪きよひこ、いっきます♪」(ゴキュン)
と飲んではみたものの流石に目に見える変化が急激に起こるなんて事はないよね。この数分じゃ胸が膨らむ事もないし、男の証が一気に消えてなくなる事もないし。
それでもこれを毎日続けていれば僕も晴れて女の子になれるのかぁ。想像するだけでドキドキしちゃいそう。
「!!」


下半身に反応が!?
どうしよう。女の子になるシーンを想像しただけで、男の棒が反応しちゃった・・・。
『男』でなくなり『女』になる事を想像すると、性的な快感や興奮が押し寄せて自分の性の部分が反応してしまう。残念ながら『男』として反応しちゃうけど・・・。
にしてもこんな倒錯した快感に酔いしれるなんて、僕は変態チックなところがあるんだよね。
「ぁぁん!!ダメェ!!」
この2つの丸い玉(ぎょく)が卵巣になるって思うだけで、興奮して『男』の反応が起こっちゃうよ。
「あ!!」
イッちゃった。白いオシッコをお漏らししちゃった。しかも液体はジーンズにまで広がっちゃったよ・・・。
[ピーンポーン]
こんなタイミングでお客さんだよ。タイミングが悪いなもぅ!!
「T『タマネコ』S『操業』の宅配便です。」
もしかして、昨日ネットで頼んだブラとかショーツがもう届いちゃったの?よりにもよってこんな時にこなくってもいいのに。TS便さんは優秀すぎて逆に困るなぁ。
こんな事ならもう少し女性化が進んでから頼んどくんだったよぉ。


宅配のお兄さんは、ジーンズのシミに気がついたようだけど触れもせず動揺もしないで何とか事なきを得た。
そうして僕は、夕食やお風呂を済ませ眠りについた。目が覚めたら女の子らしくなっていますようにと願いながら。
*その日の夜は夢と妄想で女性化が連続発生し、一晩で3回もイッちゃった。せっかくの白いショーツに少し黄色いシミが3箇所もついちゃいました。
男性じゃなくなる第一歩を踏み出したから(しかも一度射精した後だし)ティッシュの準備を怠ったら案の定、ショーツの中は白いネバネバと黄色い痕跡で汚れてました。てへ。
まだまだ僕の体は男の子なんだね・・・。ザンネンだよ。



2日目
昨日の夜は、女の子になる自分を想像してさんざんイッたというのに僕のアレは朝から盛り上がってます。持ち主たる僕の意思に反して勝手に大盛り上がりです。
本当に困った息子だよね。これが娘ならどんなによかった事だか。
さて・・・朝も早くから勝手に勃った状態で、勝手に盛り上がってるんだから。なんとも迷惑なスタンディングオベーションだよ。

などと文句を言いながらも、勃った状態のままと言う訳にもいかないのでまずはオシッコをしないとね。
「ふぅ・・・誰もいないのに家で立ちションなんてそういえばいつ以来だろう?」
学校内や家に友達が来た時は安全対策として立ってしてるけど、誰の目も気にする必用がない時は必ずと言っていいほど座ってオシッコしてるんだよね。
多少時間がかかって不便だけど、座ってしてれば自分が男である感覚をあんまり味わわなくてて済むからね。それにスカートをはいてればけっこう女の子気分になれるし♪
流石に朝勃ち状態は、飛び散りそうだから座って出来ないけど僕のアレが朝勃つのは稀だしそれに直ぐ縮んじゃうから一人暮らし始めてからの1年チョットの間は
朝は立ってのオシッコをしてないと思う。
僕は隆起するアレを手で押さえながら立ってオシッコをした。元気いっぱい状態だったから長さは10cmくらいで、縮めば半減くらいの大きさか。
10cmもあるんじゃ、男性用のパンツならまだしもショーツとかだと絶対にはみ出ちゃうよね。ああ。この息子さんは恨めしいです。

でもあんまり邪険に扱うのは可愛そうだよね。
僕が男の子になれなかったから、僕のお股の男の子が蔑ろにされて本来の役割も果たす事が出来ないんだから。
この子も他の男の子のお股についてさえいれば、きっともう少しまともな扱いを受けていただろうに。
せめてこの子が男である間だけは男の本懐を、少しでも成せるようにしてあげよう。女の子にタネをまくなんて真似は出来ないけど・・・。
「男の子から女の子になる変化を十分に感じるために、これからしばらくは、できるだけ立った状態でしてみようかな?」
男の子としてのエッチとかは絶対に無理だけど、立ってオシッコするくらいはこの男の子の為にしてあげてもいいよね。お別れ前のはなむけって事で。



3日目
お薬を飲み始めて今日が3日目!!
お胸と息子さんと言う、峠と砦は特に変化がないようだけど心なしか肌や髪の質が変わったような気がする。
元々男の子の肌としては白くきめ細かい方だけど(僕って素質あるでしょ?)それも今日は一段と白いしきめ細かいと思う。ツヤみたいなものもあるような気がするし。
もう少ししたらお胸と言う名の一つの峠がやってくる日も近いのかな?
「ニヤケ顔もオカマっぽい奴だな。」
・・・と僕に突っかかってきたのはクラスでも荒っぽい響君って人だ。どうやら彼は女の子みたいな僕が嫌いらしくよく突っかかってくる。
えっ?そんな奴にどうして君付けするかって・・・?それはね・・・。
「懲りんし飽きん奴だな。いい加減もう少しマシな時間の使い方をしたらどうだ?響。」
「やっぱりお前が庇うのか。男同士でお熱いねぇ。」
「阿呆か。いや・・・アホウだな。」
「何だとコラ!!」
こういう時にいつも助けてくれる人がいたんだ。最後はいつも助けてくれるから響君みたいな人がいると逆に嬉しいんだよね。

「弱い奴をはけ口にする奴を放っておくのは性に合わない。何度かそう言ったろ?」
「やるのかコラ!!」
「やめておけ。この前負けたばっかだろ?」
「ウグ・・・。」
「それに、清彦みたいな弱い奴にチョッカイを出して仲裁に入った俺に手を出したら返り討ち!!なんて構図は格好悪すぎる。ここは大人しく引く事を推奨するが?」
「分あった・・・よ。」

彼は筒井俊明君って言って、小中高と一緒でよく虐められてた僕を助けてくれたんだ。正義感が強い彼は弱い僕が手出しされてると黙って見過ごせないんだって。
「お前もできるなら自己解決しろよ?」
「うん・・・。出来そうだったらやってみるよ。」
「ってか最近、俺が助けに来るのを確信してて待ってないか?なるべく男らしく自己解決をしてみろって。反撃して負けたんならまだ格好はつくけど
やられっぱなしは男としてどうかと思うぞ。」
「そんな事ないって。僕だって二次性徴でもっと男らしくなるんだから。」
ゴメン俊明君。寧ろ女らしくなると思うよ。

「まぁいいけど・・・。それじゃあ次物理で移動だから俺は行く。」
あれ?どうしたんだろ?急に歩きを止めてこっちに戻ってきたけど。
「そういや清彦?」
「な・・・なあに?」
「相変わらず女っぽいのはおいておいて、何かいつもと様子が違わないか?機嫌はいいし髪のツヤとかも違う気がする。」
「そ・・・そんな事ないよ。」
「まぁどっちでもいいけどな。」
小さな事に気がついてくれると女心(♂)的に嬉しいんだ。



4日目
「ふぅ・・・危なかった・・・。」
僕にとっては、トイレに行くのもドキドキなんだ。別に漏れそうって言うわけじゃないんだけどね。
「あっ・・・と!!」
しまった、黒いボクサーパンツの下から白とピンクのしましまがチラッと見えちゃった。早く男パンツを動かして隠さないと・・・。
つまり僕の場合は、トイレに行く時は男パンツの下にある女パンツが見えないように注意しなくちゃいけないから、トイレに行くのもスリリングなんだ。ショーツ着用がばれたらオカマ扱いされて僕の高校ライフがオワタ\ (^O^) /だからね。
僕はそんな危険を冒してでも、女性下着を身に着けていたいんだよね。というか男の下着だけつけるのは嫌だって言った方がいいかな?体育のある日は流石にショーツを諦めるけど。

高校生にもなっれば、オシッコをする時に隣の男の子がアレを確認する為に覗く事がないとは言え、ボクサーパンツの下のショーツが見られないという保障はないんだ。
(中学までだと見られることが結構あったんだ。女みたいだけどちゃんとついてるな・・・って。)
ましてや心なしかオチンチンが縮んで取り出しにくくなったこの状態は、事を済ますのに時間がかかるから見つかる危険性もUPする。

「ふぅ・・・これでおしまい。」
今回もミッションは成功だ。ピンクと白のしましまは誰にも見られてないと思う。
僕は男の砦をしまい、ボクサーの中をほんのり覗いてみた。
オシッコを出し切ったからか、僕のアレはかなり小さくなっていてショーツ越しの膨らみはかなり小さいと思う。うまくいけば女の子の恥丘と大差ないんじゃないかな?
もう薬がココまで効いてきて女の子化がきちゃったのかな?
「!!」
って女の子になった自分を想像したら、アレが反応しちゃったよ。膨らみすぎてショーツからはみ出ちゃったよ・・・。
*おちんちんが縮んだのは気のせいのようでこの日の夜はばっちり反応して白い液を沢山吐き出しました。まだまだ僕の女性化への道は遠いようです。



6日目
今日は嬉しいお休みだ♪何をしようか迷っちゃうな。一人女装ファッションショーに興じても良いし、女形外出の旅もいいよね。
あとはインドアにTSな世界を愉しむっていうのもGoodだし迷っちゃうな。
でもまずは、自分の体がどれくらい変化したか確認してみよう。

顔―剃らなくても細い眉に、男の子にしてはかなり長く柔らかい髪の毛と、気が緩むとエクボができるふくらみ気味のほっぺ。
それから大きな目と長いまつ毛も○
うん!!
体形―細い肩幅とやや広い腰幅に実は60を切るくびれのあるウェストも持ってる。ヒップが80だからスリーじゃなくてツーサイズ
ならけっこう自信があるんだ。
よし!!
服装―小さな花柄がポイントの白と水色のワンピで清楚な女の子らしく!!僕って性格が内気で大人しいからこういう清楚な
ファッションが似合ってると思うんだ。
OK!!
我ながら素材としては優秀な方だと思う。

しかもこのスペックは例の薬がなくってこれなんだ。僕ってば素質あるでしょ?
ただ裏を返せばまだ薬の効果が十分に現れてないって事なんだよね。普段と大して変わらない女の子みたいな男のコ。それが今の僕だから。

さて・・・それじゃあボディーチェックの後半戦いっちゃおう。


体毛―全体的にムダ毛が薄くて、すねの毛なんかは何もしなくとも女の子のものに見えると思う。
それに脱毛してるから普通の女の子よりツルツルの脚なんだ。
いいね!!
まぁこれももともとのスペックだから薬は関係なし。
胸―大目に見ればAAくらいのサイズがあるんだ。ただ嬉しいような悲しいようなこれも薬なしでこの大きさなんだ。
自分の外見をまとめてみると、本当に体が男なのかとツッコミたくなるパーツだよね。中身はモチロン男とはいえないのが入ってるんだけどだけど・・・。
体も男のものとは思えないもん。
さて、最後は下の部分を確認してみよう。

陰唇―つまり割れ目付近のひだひだだね。両サイドの陰唇が広がっちゃって閉ざされていて袋状になってます、窪みは非常に浅く
割れ目がないです。しかも袋の中には丸いものが・・・。
陰核―僕のクリ○は女の子のそれと比べると明らかに大きいです。大きくなった時の大きさは9.6cmと女の子のものにしては非常に
大きいです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
それって陰唇や陰核っていうか、たまたまの袋やペニXじゃないの?って言わないでね。
仕方がないでしょ。まだ薬が十分に効いてないせいで僕の体は『まだ』男の子のそれなんだから。あくまで『まだ』だからね。



まぁこういう結果になって落ち込むのは分かっていたんだけどね。それでもいいでしょ?別に。
自分の体が変化してるのかどうか気になるんだもん。調べずにはいられないんだもん。

それで結局この日は家に閉じこもって、女の子モードでネット巡りで過ごす事になったんだ。
因みに、そのうちの9割がアダルトTSF支援所と過去ログなんだよね。それで気に入った作品があったんだけど、その感想はこんな感じかな?


清ちゃんが、勇気を振り絞って俊明さんに告白したシーンに、同じきよひことして尊敬しますし感動もしました。(向こうは清香って名前になった元きよひこだけど)
俊明さんも俊明さんで、不器用でおカタイけどいっつも清ちゃんの事を優先するところなんかまさに愛情って感じです。
僕も早く女性化を終えて俊明さん(=彼氏)とお付き合いと、寝技合戦をしてみたいと思いました。
ああ・・・そうだ。僕は彼女の双葉さんより彼氏の俊明さんの方がいいです。付き合うのだったら。女同士はちょっと・・・。 きよひこ (16歳 男の娘)



7日目
今日は、双葉先生の所に行く日だ。体の様子を(内性器なんかを含め)見てもらい、追加の薬を貰う予定なんだ。
外出の時はできるだけ女の子度数の高い格好をしたいけど、やっぱり人に見られるのが怖いから不用意にスカートも穿けないのが悩みのオトコノ娘ゴコロ。
最近は多機能トイレたる、どっちでも入れるトイレがあるから少しは楽だけどそれでも入るときは男の子の格好で、出ると女の子になってるなんて事に
気がつかれると気まずいです。以前飲食店の男女兼用トイレでそんな経験ありました。店員さん♀がこっちをニヤニヤ見てきたのが未だトラウマですよ。
ニヤニヤちらちらで見られるのはセクハラを受けた気分なのです。しかもその人が同僚らしい女の人と談笑してるのがなんだか嫌な気分ですわ。

それでも、せっかくの休日外出で完全男モードの外出は嫌だし何よりも凄く勿体無い気がするんだよね。限られた人生を男として過ごすなんて僕にとって
何よりも勿体無い時間の使い方だよ。どうしても女の子スタイルで出かけられない時はせめてショーツだけでも・・・とかね。
・・・と言う訳で(どう言う訳かは知らないけど)今日の僕のファッションは、一番細い男性用ジーンズに、上は少し頑張ってブラトップスにしてみました。
パッと見は男の子が着てても変な目で見られないし、何より中性的にも見えるけど女の子サイドの服だから僕的にはかなりOKなんだよね。

例えほんの少しでも、中間から男よりか女よりかはとっても重要なのです。実際はどうでもいいような差かも知れないけど、僕にとってはその
ピコレベルの細かな『女サイド』という差が何よりも重いのですよ。


ただ、万一の事を考えてブラトップスの上にTシャツを一枚羽織ってごまかし作戦開始!!どっちも白色だから男らしさはない上に、男の子が着てても
特に変じゃない色合いだから個人的にかなり有り難いかな。できれば薄いピンクかレモン色のブラトップスが良かったけどバレるとヤなので白で統一よン。

それで下の肌着は、当然女の子用の。今日はペパーミントグリーンのチェック柄よ

・・・それにしても見ず知らずの男性に(支援所住人に)
『今日のパンツ何色なん?ハアハア』な変態さんへの回答みたいなのを言うなんて・・・しかも自分の方から勝手に。僕ってば少し露出癖があるのかな?
これがエスカレートしたら自分のヌード画像をアップしたりするのかな?
やってみたいようなみたくないような・・・。

まぁいっか。ショーツを装着ぅ。
アレがおっきくならなかったら、このときの僕のお股の膨らみは女の子の恥丘が少し大きい程度だから、テープやガードルで隠さなくってもOKよ♪
最初の頃は、ショーツを穿くだけで『戦い前の男』の状態になってたけど今はショーツを穿くのが普通だから、穿くだけなら男の部分が大きくはならないよ。

ええっと・・・。一人暮らし始めて1年と3ヶ月だからランジェリー暦は1年と半月になるんだね。昔はドキドキだったブラとショーツも今はこっちが本来の下着
と化しているからね。逆に男性用ボクサーの方が異性の下着としてドキドキ・・・。
はしないね。下着まで男でなくちゃいけないなんて嫌だなってずっと思ってたっけ。今は割り切ってて、

『僕は女の子だからショーツを穿きたいけどショーツが売り切れてたから仕方なく女の子パンツとまぁまぁ近い、ピッチリボクサーで代用してます。』

と言うことで勝手に解決したけどね。

よし!!服装はOK!!着替えとして白のミニ(勿論スカートね)と淡いスカイブルーの超薄カーディガンも持ったし。お財布やハンカチに携帯もある。
あんまり持っていきたくないけど、男の子の体も持ってるし、オトメゴコロに一点の抜かりなし。それじゃあ出発!!

とそのまま病院に直行しようとも思ったけれど、まだ時間もあるので取り敢えず駅ビルによってみる。
まずは本屋さんに寄ってみたけど、特にめぼしいTS物の本はないみたい。仮にあったとしても性転換がらみの本を買うのはなんだか恥ずかしいからパス。
たぶんこの恥ずかしさは、普通の男性がエッチな本を買うときの恥ずかしさだと思う。僕は女性の裸ではイけないからよく分かんないけど多分そう。

本屋さんではいいのがなかったから、レディースファッションを見てみよう。
この白ショーツ(ややレース風素材)はチョットはいてみたくなる可愛らしさだ。1週間くらい前に純白ショーツをまっ黄色に汚しちゃったから買ってみようかな?
それとも女の子の服の定番品のワンピも良いよね。パステルピンクのワンピはまだ持ってないはずだし。しかも25%OFFだコレ!!安い!!
安いと言えば、この処分品のデニムのミニスカも捨てがたいなぁ。300円はかなりのお買い得だ。
いっそ普段は買わない帽子も良いかも。これなんて少しお嬢様風で女の子補正が働きそうだし。

迷ってるうちにオシッコしたくなっちゃった。おトイレおトイレ・・・。
そういえばこのフロアは女子トイレしかなかったっけ。レディースファッションのフロアだし。
まぁいっか。入ろうっと♪


ってしまった。僕の格好は男の子のだ。さっきのお店で目立たなかったかな?念の為、今日はもうあのお店に行くのはやめておこう。
うゎぁ!!すれ違った髪の長いお姉さんが、顔をしかめてきたよ。
ええぃ構うもんか。僕だって男の娘だ!!男らしく度胸を見せて当然のような顔で入ってやる。どうせ女顔なんだもん。
『僕女の子ですよ。何か?』って顔で入っちゃうもん。
それじゃあ不自然じゃない範囲で最大まで女の子らしく・・・内股で歩こう・・・っと。
(この間の思考時間 0.07秒)
次のおばさんは特に気にしてないみたい。まぁ僕より男っぽい女の子なんてザラだろうからね。
と言う感じで見事に個室まで到着したよ。
やっぱり女子トイレだし立ってのオシッコはやめた方が良さそうだね。万が一、音で立ちションしてるってバレると面倒だし。

オシッコの後は別に、お股の棒を振ってもいいんだけど女子トイレの中だし紙で拭いて後の処理・・・っと。個室の時は結構紙で拭いてるしね。
ここでスカートを穿けば、男の子だって思われなさそうだけどまぁ後でいっか。
着替えるのなら病院内のおトイレが一番いいだろうからね。



危ないミッションを潜り抜けて、無事に病院まで到着だぁ。
診察までまだ30分ほど時間があるから、おトイレに入って女の子モードに変身だ!!(実際は単なる着替え・女装だけど)
というわけで、3階まで駆け上がって一番西にあるおトイレにGoGoGo!!因みにそこから少し南東に進めば、双葉先生の待つ診察室があるんだ。つまり診察室も端だね。
えっ?特別治療の診察室は兎も角、なんでトイレまでそんな端っこにあるかって?
それはここのおトイレも少し特別なものだからだよ。

トイレ内の壁に描かれたマークは、他では見られない青いスカートのマーク!!通称、男の娘トイレとも呼ばれる多分日本で唯一のレアものだと思う。
とはいっても、中身は普通の男子トイレと殆ど同じだよ。洗面台の向かい側に簡易更衣室がついているくらいかな?主な違いは。
それから、内装や色合いが女子トイレっぽくって赤系統のタイルが敷き詰められているのも普通の男子トイレとは違うね。洗面台・お化粧台も少し充実してるし。
それでも一応の男性が使用するものだから、小便器は5つほど設置されてるね。基本的に男子トイレのものと同じだけど謎の物体Pが小さくなって、
立ちションがしにくくなってオシッコが飛び散った時のために小便器の奥行きと幅が大きめに作られてるみたい。
それでも小さくなったナニでの立ちオシッコは難しい事も多くて汚しちゃう人も少なくないみたい。
その場合は近くにあるお掃除シートでちゃんと綺麗にするのがマナーだよ。

因みに、入り口の左には男性マーク、右には女性マークがダミーで飾られてるのもお洒落じゃない?
男と女の中間にいる人が使うトイレだって事を暗示しているみたいで。


それじゃあ、用を足す必用のない僕は入り口付近の簡易更衣室で変身・転生・・・寧ろ転性します。
何だか表現が大げさな気もするけど、女性化薬なんて夢のようなアイテムがなかったら、転性の限界はせいぜい女装だったからね。
格好を女の子にするだけでも大げさに言っちゃう癖がついたんだと思う。女性化願望ゆえに。
癖と言えば、女の子っぽい格好と言動をする癖(へき)・・・いわゆる女装癖ははもっとついちゃってるけど。

ゆっくりと着替えたから残り10分か。そろそろ頃合だね。先生を待たせちゃいけないし。

「あら・・・きよきこちゃん。なかなかいい時間に来たわね。」
「タイミング良いですか?良かったです。」
「最近は、女の子してる?それとも男の娘してる?」
「可能な限り女の子してますよ。それが僕の生きがいですもの。話し言葉だとよく分かりませんが、娘の方の男のコなら素で毎日してます。」

「よろしい。・・・のかしら?それじゃあお薬の件だけど・・・。」
「毎日欠かさず1回ずつ飲んでます。」
「追加のお薬は用意してあるけど、必用かしら?」
「当たり前です。今日はその為に来たんですから。」

「今ならまだ何とか間に合うかもしれないけれど、これ以上この薬を飲み続けたらアナタはもう男に戻ることはできないわ。一度失った男は私じゃ修復できないの。」
「言われるまでもなく飲み続けますよ。女の子になれるその日まで。それに先生も前に言ってたじゃないですか?僕の女の子ポイントの高さは
共に最高水準で、歴代でトップ3に入るほどのオンナゴコロだって。そんな僕が男の子として生きる道を選ぶと思いますか?」
「思ってはないけど・・・一応は確認しておかないとね。それにこの『治療法』を望む患者さんは放っておくと女性ホルモンやら性器の手術やらで、結局は
男を失うから考えてみれば確認するほどの事でもないのよね。」
「そもそも、こんなに素晴らしいお薬を貰って後悔する不届き者なんているんですか?」
「女の性欲にハマッタ人が一人と、彼の為に完全な女になったはいいけどその彼が重度の女性アレルギーだったケースが一人だけね。」
「後のほうの人は、女であることよりも恋が欲しかったんですか?だとすると破局は可愛そうですね。僕なら迷わず『女』を取りますけど。」
「それで、彼女はずっと泣き続けていたけど今は別の男性とバカップル風の夫婦やってるわ。」
「一応はハッピーエンドですね。」
「まぁきよひこちゃんなら、女の子になっても問題はないわね。お薬は受付で受け取ってね。お大事に。」
「診察は思ったより早いですね。」
「内部の様子を確認する描写を端折っただけよ。」



8日目
朝・・・目を覚ましたら、立っちゃったんだ・・・テヘ♪
と言う説明だと良く分からないと思うので昨日端折った所からイっちゃいます。

双葉先生いわく、1週間を超えた辺りから目に見えた効果がでて来るらしい。因みに昨日の検査ではお腹の中では
これから子宮になる器官ができ初めて、お胸の中にはほんのり脂肪が溜まり始めて、下の棒は縮み始めて最大の長さで8.9cmになったって。
つまり良く見ないと分からないようなな変化だけど僕の女性化指数は、確実に上昇してるんだ。
ただ、お胸の方は平らなので山場や峠はまだみたい。

そして目を覚ましたら、立っちゃったんだ・・・テヘ♪になったんだよ。


つまり男の部分は久しぶりに全然反応しないで、女性らしく乳首がほんのり立ってたんだ。
エッチな夢を見て女の子の朝立ちってトコ。やったね♪
夢の内容は女の子になった僕が、カレシさんに処女を捧げる内容だよ。
・・・っとぅ。乳首が立つということは僕のお胸が性感帯と化して来たのかな?一つ揉んでみよっと♪

―――――5分経過―――――
駄目だ。全然気持ちよくならないよ。
おまけに女性化する自分を妄想したら下の方ばっか反応しちゃうよ。これ以上やっても女の子な反応は難しそうだしオシッコして
荒ぶりそうなナニを鎮めよう。

しまった。オチンチンの様子を確認する為と出来なくなる前に立ってオシッコしようと決めてたのについいつものように座ってやっちゃった。
ネグりジャを捲り上げての座りオシッコは、まんま女の子だね。
Pちゃんの変化は感じにくいけど、素で座った状態のオシッコが出来るのは女性化の印なのかな?
まぁ薬はあんまり関係ないんだけどね。

早く山場(胸の)が欲しいです。あとは峠(谷間)も。


9日目
体育の時間は嫌いだ。
着替えの時や走っている時にハーフパンツがずれ落ちそうだから下着は完全に男物じゃないといけないし、何より男の子と一緒の着替えはドキドキだ。
特に今回、少しだけど胸が性徴してるからね。AAからAに。
そんな膨らんできたお胸を彼氏でもない男性に見せるほど僕は淫乱ではないんです。
それともここは前向き思考で、普通の女の子では味わえない、体育の着替え時に男の人からカラダを見られる淫乱な快感を味わってみようと開き直ってみようかな?


――――――――――――――――――――
いざ意識してみると、誰も僕の裸に意識を向けてくれないね。
彼等の認識としては男同士の着替えなんだから、僕の方に意識を向けないのは当たり前だけど・・・。そうなると少し残念に思う僕はワガママなんだろうか?
男の人に全然相手されない女の子の気持ちが、寂しさが、少し分かった気がする。
一応は女(精神面は)の子が、恥ずかしさを押し殺して裸を見せてあげてるっていうのにこの淡白な反応は何よ!!
これが世に言う不能や草食系って奴!!(違)

って俊明君がこっちの方に目を向けたよ。
変な妄想してて挙動不審になっちゃってた?
どうしよ?半裸の男性が服を着ながら近づいてきたよ。
もしかして貞操のピンチ!!

・・・・・・・・・違うのは分かってるけど言ってみたかっただけ。


「よう!!きよひこ。」
「何さ俊明君?そんなに僕の着替える様子が見たかったの?そんなに僕の着替えシーンは女の子みたいだった。」
(真面目な俊明君はこう言えば、そこから話を進めないはず。)
「少しね。」
「はぅっ!!」
(やばいよ。手玉に取られそうだよ。)
「きよひこ・・・お前・・・胸とか・・・いや・・・やっぱなんでもない。」
(もしかしてばれかけ?僕の女性化中のお胸の事!!こうなりゃ男女らしく一歩踏み込んじゃえ。)
「顔が女の子っぽいとはよく言われてるけど、胸まで女の子に見えちゃったとか言わないよね?それは幻覚だよ。寧ろ妄想とか?
僕が女の子だったら良いなって願望が幻覚として見えたんじゃない?」
(我ながら言いがかりっぽい嫌な女みたいな言い草だ。僕まだ男だけど。)
「そんな願望はない!!・・・と思うが最近疲れてるのかな?多分遠近感が掴めてないだけだと思う。お前の胸が明らかに膨らんだのは流石に見間違いだよな?」
(大正解だよ俊明君。君の眼力は本物だよ。)
「まぁ水泳の時期になれば、お前の胸の具合が見間違いかどうかすぐ分かるか。」
(しまった。そろそろ水泳シーズンだ。この膨らみかけた胸をどうしよう。)

*明々後日から体育は水泳だそうです。大ピンチ!!

11日目
突然ですが、アナタは夏休みの宿題が提出間近でも全く出来上がっていない・・・ようなピンチが訪れたらどうしますか?

地道に頑張る
風邪を引いて時間稼ぎをする!!みたく変な方向に努力する
家族や友達など誰かに頼る
いっそ現実逃避

僕は4番を選ぶクチです。
今は、ちょうど女性化中の人に体を見られると色々と面倒なタイミング!!それなのに水泳なんて、僕のセミヌード披露宴が開幕しちゃうんです。
先生とか同級生に、女の子みたいな裸体を見られたら大騒ぎになって大変な事になりそう・・・。またオカマ扱いされないかどうか不安でピンチです。
そんな大ピンチの時に僕ならどう対処するか・・・。


開き直ってのいっそ現実逃避をするんです。

そういう訳で僕は只今、女性化中の体を存分に堪能する為に大オナニー大会を開催してるんです。大会と言いながら参加者は僕一人だけど。


「ああ・・・ぁん僕・・・男の子なのにこんなにお胸がおっきくなるなんてぇ胸の小さな女性と比べたら僕のお胸の方がおっっきいかも?」
僕は自分の膨らみかけた胸を弄った。
「ひゃぁあん」
スゴイ!!女の子の胸ってこんなに気持ちが良いんだ。
「僕・・・本当は男の子なのに・・・。」
自分の胸が揉める時点でもう、男の子とは言えない状態だし、それで性的快感を得られるまでになればもう女だと言ってもおかしくないよね。
「ダメ!!ダメ!!ダメ!!お胸でこんな気に気持ちよくなる子は男の子じゃないよぅ。」
ダメと言いながらも、手は胸の方にいって揉み続けちゃう。
「これ以上、続けると僕はもう男の子に戻れないよぅ。」
それにもう、子宮や卵管の元となる器官が出来始めているんだ。僕の内側はもう男ではない。
「そうだ!!男性はおっぱいが好き。だから僕が身近なお胸を揉むのは男として当然なんだ。」
でもクラスの女の子の胸を揉みたいって思ってるのかな?僕は?
もしかして揉むより揉まれたいの?
「そんなぁ・・・。胸を揉まれたいなんて女の子みたいで嫌よぅ。」
その時僕の脳裏に、未来の僕がエッチをしているシーンが浮かんだ。
その画像の僕は、小さいけど胸がしっかり出ている女の子で彼氏と思われる男性に胸を揉まれて悦んでいた。
その画像を見て、僕の意識は一旦途切れた。


「ああん。イクゥ。イッッチャうよぅ・・・。」
とうとう僕はイッてしまった。因みに妄想の世界の僕は、胸板が厚く長身の彼氏らしき男性に4回も射精された。
1回目は多少の拒絶を示した僕だけど、2回目以降は僕の方から精液を求めていた。
「どうしよ?僕の出した液はもう白くないや。もう・・・僕は男として子供を生ませてあげることも出来ないんだね。」
僕は深々と溜息をついた。
「ゴメンね若葉ちゃん。僕はもう男性として生きられそうにないみたい。女性を抱くことを拒絶し、女性として抱かれる事を欲するみたい。」
こうして僕は、女性としてエッチを望むようになった。
僕は、新しく生まれた性器に指を入れ・・・
「る事は出来そうにないね。それに未だに精液が一杯出ちゃうんだね・・・。」
自分が女性になると言う設定でしかオナニーが出来ず、そうスル一番男の部分が開放されるんだから、皮肉な話だと思う。因みに僕の性器はまだまだ男性型だ。

「やっぱりオナニーのシチュでは、無理矢理・イヤイヤ女の子にさせられながらも女の快感に勝てずに最後は悦んで女であることを受け入れるってシチュが王道だね。」
薬の力で、胸でも少しだけはオナニーが出来るようになったから更に雰囲気が出る。
妄想の世界では、女として凹んだ部分に凸型のモノを入れられて悦んでいるけど、現実世界ではそうではない。
現実世界ではお股の出っ張りを弄りながらのオナニー・・・要は完全に男のオナニーをしているのだが、やっぱりどうかと思う。それでも毎回やってるけど。
「それでも、最後の方は快感に飲まれかけてPちゃんを触っちゃうのは僕の悪い癖だ。」
現実逃避のオナニータイムは終わって、僕は明日の水泳の準備をした。
「って学校に家の中用のセパレート水着(女物)を持ってっちゃマズイよ。ただでさえ危なっかしいのに万一誰かに見られたら収拾つかなくなるよ。」
本当に、明日はどうやって乗り切ろうかな?
Aカップに成長した胸を眺めて僕はため息をついた。
まさか、胸が大きくなって喜ばずに困ることが起こるなんて・・・。人生もTSもよく分かんないね。



12日目
夏のプールシーズンは憂鬱な時期です。
女の子にとっては自信のない自分の体を見せなければいけない時期だし、
乙女心少年・・・通称男の娘にとっては着たい水着と穿かなければならない水着のギャップや、膨らむべき場所(お胸)が平らで凹んで欲しい場所(お股)
に膨らみがあるという世の無情に悩まされる時期だし、
僕のようなTS娘(見込み)にとっては、半分女体化した体(少なくとも男子とはとても呼べない体)にツッコミがきそうでとても怖い時期なんだ。
女子の水着姿で目の保養を目論む男子軍団と見せたがり女以外には何かと嫌な時期だよね。
まぁ僕が男の体には見えないって言うのは昔からなんだけどね。
白くて細くて小さくて、お股の膨らみが分かりにくい。昔から男の体じゃないって言えば男の体じゃないんだけど・・・。

・・・でも男の体じゃない度合いが違うね。

そんなこんなで僕は着替え中。半女性化きよひこのストリップセミヌードショーを実施してます。
現場はやっぱり男子更衣室だよ。


今更な話だけど、僕は体育前の着替え(特に水泳の時期)が嫌いで嫌いでしょうがないんだよね。
だって女の子(内性器以外の中身は)の僕が沢山の男性の前で生着替えだもん。
しかも下手に胸を隠すとネタにされるから胸は基本的に丸出し状態だよ。

そりゃあ年頃の男性の体に興味くらいあるけど、こんなに沢山いる状態は流石に無理だよ。
男性の裸はカレシさんか旦那さまのモノがけ見れればそれで十分です。
男の裸が沢山見えてラッキーなんて思うほど僕はエッチじゃないし、何より僕は異性に対して実は奥手だからね。
妄想の世界以外の男性とは会話するのがやっとだよ。


でもそんなに水泳の時間は嫌な事ばっかじゃないよね。
まず着替え用のタオルはスカートみたいな形状だから人前で堂々とスカートを穿く(ような気分を味わう)事が出来る。
出来れば一番女の子らしいピンクと白のスカート(もどき)が良かったけど、このペパーミントグリーンもかなり女の子っぽい
色じゃないかな?男の子用だといっても通用する色合いだし。
実家暮らしの時に僕が唯一穿く事のできたスカートがこれだからね。

それに、着替えタオルのお陰で隠し穿いておいたランジェリーを隠しやすいのもいいヨね。
体育のある日で僕が女パンツを穿けるのはこの時期だけです。
着替えの時はともかく、走っている時にショートパンツ(短パンとは表現しないよ)がズレて露になったら大変だもんね。

さて・・・ウチの学校の指定水着はピッチリ型の海パンだ。
形状は僕がさっきまで穿いてたショーツより少しだけ幅広と言う程度でかなり布の面積が小さい方だと思う。
当然だけど、生徒の間では不評だね。
もっこり部分がはっきりと浮き出ちゃうし、男根自慢の子なんて工夫して穿かないとはみ出そうだもん。
体育教師に女教師が多いから、彼女達のセクハラの為にこんな水着が採用されたのかな?って読んでいるんだ。僕。
去年の先生(女)なんて僕の裸をイヤらしい目で見て来るんだもん。

ホント!!
女のセクハラは僕に言わせればかなり悪質だよ。
男が加害者女は被害者ってステレオタイプが味方しているせいか悪びれずに股間に目をやってくるし。
セクハラをカミングアウトした女の子が悪く見られることはないけど、男の子が同じ訴えすると男のクセになんて逆に文句言われて、
主張を蔑ろにされるんだもん。(僕の実体験だよ。確か中2の時に男友達と海へ行ったときだったかな)
でもセクハラを訴える男の子ってどうかと思う・・・なんて考えは僕ですらあるんだよね。
半分以上女の子な僕にあるほんの少しの男部分が『男だからセクハラとは言わない』とか『男がセクハラを訴えるなんて恥かしい』
って言っててセクハラを訴える事を拒絶してるんだもん。
ここの男の子達がセクハラされても訴えたくない思いがどれ程のものかは想像に難くないよね。
もしかして僕の女性化願望はこういう所から『男でいたくない』って悲鳴から生じたのかな?
元々、中身が女の子だって言うのが一番の理由だけど。

まぁいいや。普通の男ならモッコリが浮き出るとはいえ、僕が普段からはいてるショーツの方がよっぽど男にきつい形状だもん。
ショーツは男性が穿く事を想定していないキツキツサイズだから、この程度の締め付けは今更って感じだね。
今の僕なら股間の膨らみが全く見えないようにする事だって出来る筈。
だってお股の棒は縮んでるし、膨らみにくくなってるんだもん♪タック(竿隠し)に慣れた僕ならこの程度のオチンチンを消すくらい容易いのだ。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・あれ?

・・・って今はむしろ男っぽく見せた方が良いんだった。
いつものクセでつい男っぽく見えない穿き方にしちゃったよ。
ええぃ!!
ワザワザ、ナニを触るのもヤだしこのままいっちゃえ!!

不安に思っていたけれど、意外と何事もなく時間が過ぎていった。
もともと胸が大きい方だったからか意外と誰も何も言わずに先生の長め話が進む。
このまま何事もなく終わるのかと思いきや堺君が女子の方を見ようと、僕の方向を向いた。

そして僕の変化に気がついたのか2度見・・・うわ!!3度見だ。絶対これ不審に思ってるよね。少しピンチかも。
「コラ堺!!気持ちは分からなくもないが無闇に女子の方を見ない。」
失笑と共に堺君に注目が集まる。どうやら助かったらしい。
男子が余所見をするなら、お目当ては女子の水着姿だ。・・・この定型句のお陰で助かったかな?
「というか女子というか早乙女の方か見てるのは。いくら女っぽいヤツとはいえ・・・!!」
先生・・・。タイミングが悪すぎます。これじゃあ皆に僕の方を見て下さいって言ってるようなものです。
それにしても見過ぎだって。
いつも突っかかってくる響君は怪訝そうな顔でチラ見するし、須藤君はゲイの疑惑があるからか少し視線が熱っぽい。
斉木君に至っては、この3分の間にチラ見が6回だ。プレイボーイな彼は男の娘の胸もOKなのかな?
それから大山先生。短パン越しでしかも臨戦態勢でもないのにお股の部分に立派なお山が出来てますね。

「あまり余所見はするな。お前らはホモか・・・(って言うと少しややこしいよな須藤とか)いくら早乙女が女みたいだからって・・・
(じゃアイツのコンプレックスを抉るな。じゃあいっそ)早乙女!!いい胸して(・・・ってこれじゃあ男相手でもセクハラだ)
早乙女の中身が女っぽいとの証言もある以上、女子の扱いに準ずるくらいのほうが安全か?でも下手に女扱いしたら早乙女
の男としての自尊心を・・・。」

先生!!気を使ってくれるのは有り難いですけどハタから見るとイタいです。思考の部分も小声として出てます。
強気な熱血漢がこうもうろたえて、しかも僕のために苦心してくれる様を見るとなんだか嬉しいし、それ以上に萌える。
男らしい先生に僕みたいなのがこんな感想を持つのは失礼かもしれないけど。
「よし!!ハトムネだからってそんな珍しいものじゃないだろ。どうせ見るなら女子の方を見とけ。」
迷った挙句の台詞がこれですか?体育教師が無闇に女子の方を見せちゃまずいでしょ。
それに珍しいものなんだけどね。秘薬によって女性中の世にも珍しい膨らみかけた胸。しかもブラの部分のないビキニ(要は海パン)
で彼だか彼女は胸をさらけ出してるんだからこんな珍しい光景は他にはないよ。
でもハトムネ呼ばわりは助かるかな?元々ハトムネ気味だし今更って顔もしやすいし。

こうして今のところはハトムネという設定でどうにか問題にならずにすんだんだ。
考えてみれば、下手に胸をからかえばネタにした方もイジメ問題でややこしい目に遭うからね。ネタにされずにすんでよかったよ。
みんな怪訝そうだけど、生暖かい(一部熱い)目で見守ってくれたよ。
それに遠くの女子の水着より近くの、女の胸もどきの方が目の保養になるって考えてる人も案外多いみたい。
下手にほじくり返して僕の胸が見れなくなるより、問題を起こさず一応男でも女みたいな僕の体を見た方がいいってさ。

*冬か夏休みに薬を飲み始めればプール問題も難なく突破できていた事に気がついた僕。
一日でも早く女の子になりたいという思いで暴走してたね。でも僕は後悔なんてしていない。
性徴中の少女の胸を女っ気ない貴男にお送りします。

・・・ってこれじゃあまるで見せたがり女だよ。僕って本当は奥手なのに。でもこうすれば後に女になってからの居場所を作りやすいしよしとしよう。

追伸
どうやら僕の胸が一部で凄い話題になって需要があったらしく、写真部の盗撮部隊が僕の胸写真を撮影する始末。(授業をサボってます)
総売上額は、平均的な美少女の水着写真より高かったとか。
女子の水着写真は多いと年にに23人程度、盗撮されるらしいけど。男の水着写真は非常に稀らしい(当たり前か)
しかもしっかりガードされた美女の水着姿に対し、僕は胸をノーガードだからか名だたる美女より人気があったりなかったり。
当然男の写真は絶対NO!!って意見も多いからアンチも多いけど僕の写真を気に入ってる人も多いみたい。
僕も調子に乗ってプールから上がったタイミングでいいショットが取れるようにポーズをとったり(恥かしそうに手で胸を隠したり)
便乗しちゃったこれでクラスメイトとかが僕を女子として扱ってくれるフラグがたった筈!?




13日目
やっぱり休日って良いよね。
男の子の格好を1分たりともしなくていいんだもの。朝はネグリジェで起きれて、昼はスカートかワンピで過ごし、夜は思い切ってブラとショーツだけで寝ちゃう。
24時間女の子でいられるって言うのはとっても嬉しいよね。
などと女の子ライフを妄想するとお股の子が膨らんじゃった。ワンパターンなお股Jr君だよね。
仕方がないのでオシッコでもしよう。

自分の男の子度が今どれくらいかを調べる為に、ここ2週間はずっと立ってしてるんだよね。実は。
立ってするのは元々は嫌だったけど、自分の体の変化を知りたい今なら寧ろ楽しみなんだよねトイレに行くのが。
因みに只今のJr君の全長は7.5cmだよ。まだまだ男の子ってカンジだけど大分可愛くなったんじゃないかな?
そう言えば昨日は射精しなかったね。僕の男性部分は確実に喪われているんだね。やった♪
それから吉報だよ。
僕の胸がギリギリだけどBカップに到達したんだ。因みにBはトップとアンダーの差が12.5cmくらいね。
一般女性の中にもこのサイズより胸の小さい人がいるから、お胸はもう女だと主張できるね。
しかも僕の胸はまだ成長するかもしれないよ?
と言うわけで(どういうわけで?)Bカップ到達記念として本日からブラジャーを解禁します。
流石に平日はブラをつけるほど僕は過激じゃないからね。



・・・えっ?プールの時間に散々男子に胸を見せた奴が何を言ってるって?
それは、胸を誤魔化す良い策が思いつかないからいっそ開き直って男の子として行動しただけだよ。男の子がプールの時胸を露にしたって変じゃないでしょ?
逆に僕が女性用の水着なんて着用しちゃったら目立って目立って、とんでもない騒ぎになっちゃうよ。
一応はまだ男の子だからね。女の子になりましたってカムアウトは女性化が完了してからって決めてるの。今のような中性的な状態じゃまだ人前で女の子ですって宣言はしないの。
他の人にとってはどうでもいい事かもしれないけど、僕にとってはささやかな夢や拘りなんだよ。

ついでにこのブラは1日目に届いた通販のね。少し厚手のしっかりとした生地にレースみたいな薄布で飾ったお気に入りの逸品!!
カラーはオーソドックスに女の子らしい淡いピンクにしてみました。
でも最初は女の子らしく淡いピンクって考えは、もしかすると女性化願望のある男の子の考えなのかな?初めては一番女らしくピンクのブラって。
まぁいっか。

このブラはBカップになるまでずっと我慢していた憧れの品だよ。我慢の末のブラは本当に付け心地がいいです。
感触は予想よりもなんて事ないけど、自分の胸に合うブラが着用できるって満足感はどんな高級素材よりも気持ちがイイの。
赤と白のチェックのスカート(膝上15cm)にほんのりフリルのブラウスを着用して女の子モード全開ダゾ♪
それにしても、僕って普段は無口で根暗なのに日記や独り言の時だけは妙に明るくなるね。空気やPCちゃん(や大きなお友達)とお話しするときだけ元気なんて僕って実は不思議ちゃん?
それとも男の子モードか女の子モードかがポイントなのかな?


それじゃあ、日本列島(の中の町内)完全女姿(お股の部分は除く)のぶらり旅!!ブラリ旅って聞くと下半身の何かを思い浮かべる僕は病気でしょうか?

せっかくの初ブラなので女の子状態で、市内をブラブラしてみよう。
ブラブラと言えば、薬が徐々に効いてきたのかお股のブラブラは膨らんでもショーツからはみ出ません。しかもSサイズで!!
ホラ!!僕って男の子と比べるとお尻が大きく見えちゃうけど、女の子と比べるとお尻は小さい方だからね。
このごろ流行のお尻の小さな男の娘っていうカンジ?違うねきっと。
今まではブラブラが邪魔で大きめのMサイズを穿くしかなかったけど、今ならSでもきつくないからね。棒が縮んでくれたお陰で。

さてと・・・。女の子気分で出発だ!!
まぁ気分って言うか心は常に女の子なんだけどね。

最初の行き先は駅ビルのレディースショップのお店♪
先週の日曜日(7日目)にも寄ったところで、僕のいきつけのお店だよ。
モチロン行く時は、女の子の格好で。
まぁ僕の休日外出って基本的に女の子らしい格好だけどね。



ビルに到着したけど、女性化が進んだせいか自然と化粧品売り場の方へ足が行ったので、少しだけ中を見てみる。
化粧品はそんなに詳しくないけど、女の子になったら口紅の1本くらい欲しいかな?
でもウチの学校は化粧禁止だし化粧品は暫くオアズケにしようかな・・・とも思う。
ただでさえ校則を飛び越えそうな現状で(男子生徒が女子生徒になるなんてどんな学校の校則も想定してないよね)これ以上目立つのは危ないし化粧品はまた今度にしよっかな?

奥手で内気な僕だけど、女性化に関しては油断してるととんでもなく突っ走りそうだから少し我慢をしないといけないね。
だから化粧品は少しの間我慢しよう。
うん!!意志の固い僕!!

でも折角ここまで来たから新しい服を見るくらいはいいよね?見るだけなら。
うん!!誘惑に弱い僕!!
結局、またスカート買っちゃうし。

買い物後には例によってオシッコしたくなったのでトイレに直行!!
当然?女子トイレだよ。スカート穿いたツインテールBカップが男子トイレに入るのはアウトだからね。
人がいなかったので思い切って、女子トイレで立ちションをしてみる僕!!
女装+女性化中の僕が女子トイレで立ちションをする。
この倒錯的な感じがなんとなく心地よい僕はビョーキ(病気に非ず)でしょうか?




14日目

僕は一人で自分を慰める時に必ずと言って良いほど逞しい男性に抱かれる妄想をする。
顔も分からない逞しいい男性は、僕を軽々と持ち上げてお姫様抱っこでベッドまで運びとても逞しくそそり立つ男の象徴を露にし僕の中へと挿入する。
一応は僕もまだ男の子なのでホモとかゲイとか言われるような願望なんだけど、それは違うと思う。
お尻を使ったエッチはどうしても不潔な感じがして受け入れられそうにないし、何より妄想の世界の僕のお股には男の象徴が痕跡すらない。
飽くまで僕は女の子で、愛しの彼は僕を『女』にしてくれる人なんだ。

余談ではあるが、一人エッチ中の僕は相当な集中力を発揮していると思う。
だって慰めるのに男性自身を使うんですもの。その事を忘れるくらい集中して妄想しないと気持ち良くなれないよ。
『女』である僕に本来ついていない筈の器官を使わないと(妄想世界で)女としてイク事ができないんだもん。
ええ。僕は女性ですわ。学生服を着ようが、男子トイレで立ちションしようが、お股の突起物から白い液が出ようが僕は女の子なのよ。

・・・って白い液!?
もうイッちゃったの!?

射精に気がつくと同時に、急激に醒めて現実世界に戻る僕がいる。
特大Pを受け入れていた女性穴はいつの間にか塞がっていて、白い液が流れ出たソレは小さくて男らしくはないけど、明らかに男である証がそこにはあった。

「何度見ても夢から覚めたこの瞬間は嫌だよね。」
ハイレベルな妄想力によって、一時的にだけど女の子になりきっていた僕が男に戻るこの瞬間は、女性が何の前触れもなく男性になってしまう心情に近いかもしれない。
まだ好きな男性に処女も捧げてないし、それ以前にお付き合いすらしてないって言うのに、女性の証である穴が塞がってしまい男性のシンボルがついてしまうこの暴力的なまでのシチュエーション!!
あるべき穴が塞がってしまった閉塞感に、強制的に望まぬ性にさせられた耐え難い暴力的な展開・・・。
僕にとって、射精してイッてしまうと後に待っているのはこんな風な不快感なのだ。

賢者モードは不快ですよ。オクサン!!・・・・・・って女性には分からなかったよね。







「これがさっきの・・・というかいつもの僕が射精する時の状況ですけどこんなので良いんですか?」
「ええ。こういうのも良いデータなのよ。被験者の精神が薬の効き目にどの程度の影響を与えるのか、自慰のシチュ・・・例えばその時の自分は男なのか女なのか、
相手がいる場合はそれが誰なのか、恋愛対象とエッチな場万で出てくる人は誰なのか?こういう小さなデータを集め続けたからこそこの薬が完成したのよ。」
双葉先生が見せびらかすように今週分の薬をチラつかせてる。

僕は体の変化を報告する為に双葉先生の所に来ている。それから今週分の薬を貰う為にも。
この薬は強力すぎて、一度にたくさん飲むと危ないと言う事で小分けにして貰っている。用量を守らなかったり、体の変化が追いつかなかったりする場合は
薬はお預けOr中止らしい。流石はお医者さんと言うべきか処置に対して細心の注意を払っている。
それに、この薬の性能でも分かるけれど双葉先生は偉大だと思う。僕のような子の夢を叶える為に尋常ではない努力を苦労そして子のくするが出来たんだと思う。
「なによりもなかなか良いオカズになるから問題ないわ。」
少しだけ前言撤回・・・だね。スゴイ人には違いないけどあんまり褒めすぎるような人でもなさそうだね。


「『今はきよひこ君』何か失礼な事考えなかった?駄目よ。『まだ男の子』なんだから細かい事を指摘しちゃ。
女の嘘や失敗を聞き流したり受け流してこそ、男として最低限認められるって言うのに。」
この人は性に対して矢鱈と寛容なのに時々、独自のジェンダー論を展開して言葉で嬲ってくるから気が滅入る。
「少し言い過ぎた?」
「嫌に決まってますよ。『男の子なんだから』は僕が一番言われたくない台詞なんですから。薬で女の子になれる見込みがあるから良いんですけど
そうじゃなかったらこの部屋から逃げるように立ち去って、どこかの個室で泣いてたところですよ。」
「ご免なさいね。少しやりすぎたかしら?被験者の記録を夜のオカズに・・・って。」
「僕の性の話と引き換えに薬が貰えると思えば安いものです。数千万円以上してもおかしくない秘薬を、普通の女性ホルモン剤と大差のない値段で譲ってくれる
んだから多少オカズにされるくらいは安いものですよ。」
「でも一応言い訳させて貰うと、被験者の精神がどの程度女性的かって薬の効き目に影響があるみたいなの。だからオナニーの具合も真面目な研究に
役立つのよ?・・・清ちゃんの慰めシーンをオカズにしたいって言うのも本当だけど。」
「コラコラ」
「真面目な話もすれば、子宮の元となる器官はそろそろ本格的に出来始めるわ。お腹の中に子宮を創れるだけのスペースも出来たから
女性化が完了すれば薬だけで赤ちゃんが生める可能性は極めて高いわよ。」


どうやら僕の女性化はかなり順調らしい。人によっては女性化が完了しても子宮が形だけツクリモノで赤ちゃんが結局生めないケースもあるみたいだし。
「それで、精液の方だけど確実にオトコじゃなくなってきてるわ。精子の数がかなり減ってて出てきた液も薄くなってるのが分かるでしょ?」
先生の用意した写真を見ると、目に見えた差になっていた。
先々週と先週は、何となく差があるかも?と言う程度だったけど、先週と今週は僕でも分かるほど差が出ていて今週の方が少し透明になっている。
しかも前の2つはせいぜい24時間溜めた程度の液で白さ(≒精子の量)がまずまずあるのに、今回は72時間溜めて前よりも薄くなったからね。
「ところできよちゃん?オトコじゃなくなってきてるこの状況をどう思う?」
「何を今更・・・?」
ああ・・・そういう事だね。
「僕は自分の体が男っぽくなるのがイヤなんです。白い愛液が透明になるのも、おっきなクリちゃんが縮んでくれるのも嬉しいとしか思いません。」
最初の頃は女性化する自分の体を喜んでいた人も、少しずつ男じゃなくなる現実を見ると急に女になりたくなくなり、男でいたくなる事がしばしばあるらしい。
そうでなくとも長年男でいた自分が、男でなくなるというアイデンティティの崩壊は寂しさと惜しさを伴うケースが少なくないらしい。
モチロン僕は・・・。
「女の子になれるのなら、男である要素とメリットを全て差し出しても惜しくないです。」


「まぁ清ちゃんならそう言うと思ってたけどね。一応は確認でね・・・。万が一に訴えられたらこのTS医療行為は出来なくなっちゃうし。」
「お医者さんも大変ですね。」
「さて・・・それじゃあ1週間分の薬は渡しておくわ。」
「はい。ありがとうございます。」
「それから、少しだけ今後の体の変化について説明するわね。」
「是非お願いします。」
「きよちゃんの女性化は、速度でも質でもかなりの高水準よ。たった2週間で胸が女性のものとしか見えないまでに性徴するケースはそうそうないもの。
しかもBカップだからきよちゃんのお母さんの胸とサイズは互角以上よね?肉親と比べてサイズが小さいけど胸の成長が終わるってケースが少なくないのに
互角以上の大きさになったんだから大きさに関してはもう十分に育ったと言っても良いわ。」
ウチのお母さんの胸の大きさはBカップなんだ。中学生時にお母さんのブラ(パンティも)を黙って借りてたから間違いないよ。
「骨格は余り変化しないけど、きよちゃんの骨格は元々が小さくて女性的だから問題ないし骨盤も少しずつ大きくなるから体形はほぼ完璧に女性と一緒よ。」
「昔のコンプレックスは、今のチャームポイントです。」
「胸がこれだか成長したから、女性化はそろそろ折り返し地点ね。」
嬉しい。
僕の女性化日記も佳境に入るみたい。


「まず胸に関してだけど、今のきよちゃんの胸はただの脂肪の塊で女性の胸とはまだ言い難いわ。」
「胸の成長はもう十分に終わったんじゃないですか?」
「大きさだけ・・・はね。」
これからも胸が変化するのか・・・。まだまだ女性化が進んで嬉しいような、TS成分不足で残念なような・・・。
「簡単に言えば、アナタの胸はこれから性感帯として変化していくって所ね。」
やった♪胸の変化ってそういう意味なんだ。
「きよちゃんの胸はまだ、ただの脂肪でしかなくって乳腺はないし性感帯としても機能してないの。敢えて今の状況を説明するのであれば胸に脂肪がたくさんついた
肥満男性の胸と似たモノね。」
「何だか言い草にトゲがありませんか?」
「実際は、見た目は女性の胸でも中身は脂肪の多い男性の胸なんだから、こういう表現になっちゃうのよ。」
ここまで言って双葉先生の目が妖しく輝いたような気がした。嫌な予感・・・。
「ところできよちゃんは、大きくなった胸でオナニーに挑戦してみた?」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!(恥ずかしい質問が。)
「そりゃあ・・・女の子として大きくなった自分の胸が気にならないわけありませんよ。胸を揉むと気持ちよくなるって話は支援所でもよくあるネタだし
下の棒でイクより、女性化した胸でイキたいのは女性化願望TS娘なら当然ですよ。」
「それで、結局は胸でイケた?それともオチ♂チ♂に手を染めちゃった?」


「その・・・下の部分で・・・。」
「Doで聞かれたらDoで返す!!胸かオチ♂チ♂って聞かれたらどっちかで答える!!」
こういう時の双葉先生はどうしても好きになれない。
「オチ♂チ♂・・・で・・・イ・・・きました。」
「やっぱりまだ胸は性感帯として機能してないみたいね。」
先生ならもう分かっているような事なのに、敢えて僕の口からこの台詞を吐かせるなんて・・・。恥ずかしい。
「恥じらいは夜のオカズにつける最高のスパイスなのよ。やっぱり補給できる時にエッチ成分を補給しないとね。」
この恥ずかしさも料金の一部だと割り切ってここは我慢しないとね。
「それじゃあ、後半の要である男の砦の攻略法についてね。」
なんだかゲームみたいだ。
「多少順序が変わるかもしれないけど、男の砦はこういう順序で女性化させることが出来るわ。」


陰嚢(ふくろ)が体にくっつく。
体の中に内性器を蓄える隙間が広がる。
男性器全体が体に少しずつ引っ張られる。この時に男性器が痛む事がある。
睾丸が移動し徐々に体内に吸収されていく。同時に性質が変化し最終的には卵巣になるが当面の間は睾丸のまま。
陰嚢の部分にへこみができる。
陰茎(ペニス)が本格的に縮み出す。
睾丸が陰嚢の中から消える。
へこみが深くなるが、まだ陰嚢の面影が大きく残る。
陰茎がかなり縮み立っての排尿が困難になる。同時に陰茎の場所が後ろへ移動し始める。
へこみが更に深くなり凹み状になる。ただし穴の中はまだ胎内に到達するとは言えない程度。
睾丸の性質が変化し精子が作れなくなる。ただし精液のようなものはまだ出せる。
陰嚢の成れの果てが平べったくなり、そこにある窪みは体内にまで到達する。
形だけは子宮などの内性器が出来る。
陰茎が完全消滅♪くらいに縮む。またそこから液が出なくなる。
陰唇の形が整い女性化完了

僕の女性化もそろそろ後半戦だ・・・ってこんなに長いのにまだ半分もイッてないで序盤戦なの?



16日目
今日は体育の日・・・ああ祝日じゃなくってプールに入らなきゃいけない日の事ね。
まず最初にお詫びです。
先週の金曜日(12日目)に目立ったせいで、プールのある日は女下着が着用できそうにないです。
着替えのときにクラスの男性に注目されているようで、ショーツとか穿いてたら大変な騒ぎになりそうで無理!!
僕のショーツ着用報告や、ブラ着用での着替えを期待していた人は期待を裏切っちゃったかな?ゴメンネ。(別に期待はしていないかな?)
でも僕は男らしさのない、女性化願望を持つ少年なんだから堂々と女性用下着を着用する度胸なんてないもん。
(心は)女の子なんだから奥手で度胸なんてない。っていうかこんな中身だから心が女の子なんだよ。きっと。

現実の女の子は案外そうでもないってツッコミはしないでね。



直に男性用下着を着用するのは本当に気が滅入るよ・・・。ここ暫くはショーツ(時々その上にボクサー)を穿いてたからダイレクトに男♂を穿くダメージが予想以上に大きくて。
ショーツを穿いておっきなクリちゃんがもっこりするのは嫌だけど、男性用下着が僕のお股を覆う展開はもっと嫌です。
しかも男性下着着用時は、TSするのに便利なスペックである筈の大きなお尻や小さなPが男として恥ずかしく思えるんだからオトメゴコロは複雑だね。
お前は男だって言っちゃダメよ
そういえば、女性化が進んだせいかボクサーパンツを穿いた時の違和感が更に大きくなったね。
前の部分が隙間だらけでスカスカだし、お尻の方はキツキツだし。

いっそここは転換してみて(性じゃなくて発想だからね)女の子の僕が無理矢理男装してるってシチュで女の子気分を味わって楽しんでみよっかな?
『あぁん僕本当は女の子として女らしくしたいのに、男子生徒として入学しちゃったから・・・』とかね。


・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・と思ったけど男装ってシチュはどうしても受け入れられないみたい。
それもそうか。僕ってば物心ついたときからずっと強制的に男装させられてるような状況だもの。そりゃあ男装って概念に嫌悪感持つよね。




着替えが終わってプールの時間だけど、なんとビックリ!!
僕が男の視線を集めてます。
普通に女子の方に視線を向ける人もいるけど、7:3いや・・・8・・・8.5:1.5で僕が男の視線をほぼ独占です。
しかも残りの1.5の瞳は何人かの女子に分散されてるから、男の視線は僕の独り占め気分だ♪
早くも女として勝った気分だ。ヤッタネ。
昨日の事を熨斗つけて返してやった気分だ。


見られて恥ずかしい気持ちがあるからか、乳首がむずむずしてます。これが話に聞いた乳首が立つって現象かな?
女性化が進んでいるって言う嬉しいお知らせだね。
そして悲しいお知らせです。
お股の方も勃ちました。
幸いにも水着越しで目立ったりはしないけど、すっごく残念だ。


一応男の子なのに胸が女の子みたいなところにツッコミたい人ともいるけど、エロや好奇心が強かったりややこしそうな雰囲気のお陰で未だに直接的なツッコミは喰らってないよ。
当面はウチと隣のクラスの男性に女成分を間近と感じられる、トップレスビキニ(海パン)でサービスしちゃうぞ♪
プールの時間に胸を全快にして、男の視線を集めるなんて普通の女の子じゃ無理だよね。TS中の男の娘(と書いてボクと読む)じゃないと出来ない芸当だね。
奥手な僕が仕方がないとは言え大胆でエロエロな展開です。

でも胸は彼氏さんと初エッチの時に初めて見せたかったなぁ。
それで胸から始まって、愛撫が終わったら男性を入れてもらいたいなぁ・・・。
とイケナイ妄想をしたらお股が膨らむ始末・・・。
バレる前に水の中に入りたいよぅ・・・。モジモジ。

*このモジモジが胸を見られたオトメの恥じらいと勘違いされ男性の心をくすぐったのはまた別のお話でした。



15日目
順序が少し変わったけど、16日が先のほうが都合が良さそうなので少し誰入れ替え。
敢えて言うほどの事じゃないかもしれないけど、僕って小中とイジメられっコだったんだよね。イジメられっ娘の方が良かった?
男の子達からは『女みたい』だとか『オカマ』とか罵られるし、女子が相手なら陰口に哀願動物かお人形さん扱いだもん。しかも中学時代は一部の男性に
人気がある僕に対して嫉妬するんだから矛盾しすぎだよ。本当に負けたと思ったら真面目に僕から人気の秘訣を探るくらいじゃなきゃいけないし、本当に
罵るほど格下だと思うなら嫉妬の目は止めて欲しかったな。
お股にあるのが凸じゃなくって凹ってだけでどうしてこんなに偉そうにされなきゃいけないんだろうって昔から思ってたっけ・・・。

今だったら「男状態にして、僕のほうが女として格上だ♪ザマーミロ。」くらいに思えたけど当事の僕にはそんな余裕はなかったよ。
涙が出ちゃいそうだけどずっと我慢しちゃう。
だって男の子(男の娘?)だもん。
人前で泣くわけには行かないもん。そう思いながら涙を堪え続けてたっけ・・・。



ついでにそのことに関して、念仏の如く男らしくしなさいと言い続けてきた両親にも鬱積があるんだよね。
僕にとって男らしくなる事は、人類が空中で生活するくらい困難なんです。それをロクに考えずに男らしくしなさいなんて、マリアナ海溝で寝泊りするくらい無茶なんだから。

でも「高校生になったら男らしく成長したいから、親を頼れない一人暮らしをしたい。」
って言って一人暮らししたのには少し罪悪感があるんね。
男らしくなる為どころか、女装三昧の為に一人暮らしをしたようなものでもあるんだし・・・。

・・・ああ。
でも一応は男らしくなる気もあるにはあったよ?
一人暮らししてれば一端の男になれるかもって思ってた時期もあったよ?
でも最初の1ヶ月で女装したい衝動が起きちゃって、それから半月後に気を紛らわせようとネットめぐりをしたらでTSの世界に出会っちゃって・・・。
2ヵ月後には女装願望が女性化願望にまで発達しちゃって、2ヵ月半で女装を始めちゃうし、3ヶ月後には女性ホルモンや性転換手術まで考え出しちゃうんだもん。
それで今は、手術で外見だけ似せるんじゃなくって本物の女の子に変身中だからビックリだよね。
どうやらに僕は女の子になるしか道がなかったみたいです。


話を戻すと、僕はずっとイジメられっ子で
そんなイジメも高校になればなくなるかと思っていたけど・・・。(一応少なくはなったんだよね。時々突っかかってくる男の子がいるけど)
どうやら最近になって一部の女子から影で猛烈なバッシングを受けるようになったみたい。

「ってかさー7組の早乙女って最近なんだか調子に乗ってない?男のクセに。」
「早乙女ってあのオカマだよね。言えてるー。何だか男共に色目使ってるみたいだしね。」
「だよね。なんだか胸がでかいから水泳の時に目立ってたみたいだし。」
「胸出して恥ずかしそうにするってなんだか嘘くさいよね。仮に女の胸みたくなっててそれが恥ずかしいのなら胸の隠せる水着を着れば良いのに。」
「だいたい、そんな男の胸を注目する男子達も男子達だよ。ミーちゃんやアヤちゃんみたいに可愛い本物の女の子もいるって言うのに。」
「エリちゃんのほうが可愛いよー。」
「やっぱり?」
「調子に乗らないの。」
「それとも高嶺の花過ぎて草食動物風情じゃ手出しが出来ないのかな。」
「まったく意気地なしって嫌ね。」
「にしても、本当に胸も隠さないで見せびらかすとはねー。」
「女の子用の水着だと胸が余るんじゃない?所詮は男だし。それともオカマの子用の水着がないから胸を隠せないんじゃないの?」
「あはは。言えてるー。」


どうやら先週の金曜日にBカップのバストを見せ付けて男の子達の視線を集めて、話題の人になったのが気に入らないみたいだね。
ついでに言えば、僕が女子用のスクール水着なんて着用してたらもっと目立ってた筈だから連中は真面目に代替案を出す気がないみたいだ。
僕がどれ程、女子用水着が着たいのか分かってないっていうか分かろうともしない。
弱い僕に当たって鬱憤を晴らすようじゃあの3人組も高が知れてるね。僕がもし男の子でも絶対に相手にしたくないよね。
何だかんだで、ウチの学年の男子な徒達は女の子を見る目があるね。

・・・っていうのも馬鹿にしすぎか。いや、寧ろ妥当な判定かな?
下品で軽口・・・しかも可愛いと言いながらも、おおまけにまけて中の下の下しかないんだから余程のモノズキじゃなきゃ近寄らないね。
それも臭いがするほどのお化粧してその程度だからどうしようもないね。僕なんて高校生のうちは学校内のお化粧を我慢しているって言うのに。
因みに僕は、男の子モードでも美少女指数は中の上のいい方か、上の下まで届くくらいだね。
僕の画像を見れば学生服でも平均以上の女の子に見えるよね?



それにしても、こいつ等の自信と自意識の過剰さ加減には驚くよね。
いつの時代も、女>男の娘Orオカマちゃんの不等式は成り立つって事だね。
でも忘れちゃいけないのがこういう不等式!!

本気で女を磨いたニューハーフ>>>女 完成したTS娘>(越えられない壁)>女

生まれ持って『女』と言う才能を持ち慢心から努力を怠った者に、イイ女になる為に努力と犠牲を厭わない者が負けるなんてあり得ないんだよ。
僕は女の子になる為や女の幸せを得る為だったら、好きな食べ物も好きなテレビも保育士になりたいって夢を犠牲にしても構わないもん。
もちろん命懸けで女らしくなってるよ。
因みにニューハーフさんよりTS娘の方が格上っぽい扱いなのは、補正のチカラでTS娘の方が可愛いOr美人が多い事と赤ちゃんを生めることだね。
やっぱり好きな人との赤ちゃんをお腹に宿せるのはおっきいよ。

などと余裕を持って思えれば良いけど、今の僕はまだ男の子・・・。
この程度の女と対決しても女として格下のレッテルを貼られそうな存在なんだよね・・・。
赤ちゃんを埋めない事や、男性を受け入れる穴が塞がってて使わない棒がついてるって言うのは女の魅力に致命打を与えかねないノデス。
だからとっても悔しい。早く棒が消えてなくなって女の子にならないかなぁ・・・。



17日目
学校は立ってオシッコができる貴重な場所だったりするんだよね。今の僕にとっては。
家だといつものクセでついつい座ってしちゃうから、立ちションしか出来ない形状のトイレはある意味有り難いんだよね。
本当だったら女の子の心を持つ僕にとって、男子トイレで立ってのオシッコなんて凄く嫌な事でしかないんだけど、自分の体の具合を確認するのに最適な行為だからね。
今の僕にとって立ちションは大切な確認行為だよ。
立ちションをすることによって自分の女性化を体感できる・・・。矛盾したようだけど実際にそうなんだから仕方がない。

ズボンのチャックを少しだけ開けて、ショーツを下ろす。それからチャックをある程度開けてから立ってのオシッコの姿勢ができあがる。
今日のパンツは女性用のみだからね。男の子達に見られないように細心の注意を払わないとね。
ショーツを脱げばあとは、僕の唯一の男性部分(染色体がまだXYっていう事は触れないでネ)を掴んでから発射します。

・・・あれ?
掴んだと思ったのに掴めてないや。
どうやら男性部分が縮んできて今までと同じようにやったらアレが掴めないみたい。
そう言えば、最近はアレが勃った状態でしか立ってのオシッコをしてなかったけ?
それじゃあアレが勃つような事を考えるぞー。



まずは初めての女装の時を思い出そう。
確かアレは小4の秋だったかな?祝日に両親家を開ける事が多いから家の中に誰もいなくて女物の服と自分だけが存在するようなオイシイ状態がやってきて・・・。
普通の男の子にとっては、今日はパパもままも留守なの状態は女の子とイチャつけるチャンスか友達と場か騒ぐ出来るいい機会なんだけど、僕にとっては女装のチャンスでしかない。

初めてお母さんのスカートを(モチロン無断で)借りて・・・3回目くらいにはスカートの下が男の子パンツだというのが間違ってるような気がして、パンティも借りちゃったっけ。
初パンティは、理由の分からない満足感と興奮がやってきてその時にオチンチンが勃っちゃったっけね・・・。精子も作れないのに良く勃つよね。

アレ?おっきくならない。
まぁ当時の僕にとってはドキドキの女装だけど、今の僕から見たらたいしたことのない女装だからね。
次はもう少し切り込んだ女装を思い出そう。



僕の女装熱はだんだんヒートアップして、中2の頃になると両親が3日ほど留守の時は、全力で女装だったね。
自分の服があればいいけど、度胸のない僕は、自分で女の子の服を買う度胸がないからいつもお母さんの服を無断拝借して性欲(女性化願望の欲)を満たしてたよね。
ピンクのパンティにお揃いのブラを身につけて、水色のワンピで全身女の子してたっけなぁ・・・。
このときばかりは、恥ずかしいと思っていたお母さんの少女趣味に感謝したよね。
1314の男の娘におばさんっぽいファッションは・・・ねぇ・・・。
少女が着ててもおかしくない。かーいいワンピがあって幸運だったと思う。

フル女装で、お掃除にお料理、お洗濯は外に出るから無理だったけど1日中女装してたんだよね。モチロンおトイレは座ってしてたよ。女の子だもん。

アレ?またおっきくならない。
女装が日常と化してるから、もう女装ネタじゃ興奮しないって事なの?
確かに女装姿の方が普通になってるからもうドキドキもないもんね・・・。



まずいぞー。
このままだと休み時間にオシッコもいけないよ。
こうなったら意地でも、興奮させてナニを大きくしてやる。

と意気込んでみたけど、結果は空振りばっか。


まずは、女性化する自分の姿を妄想してみたけど『女の子になる自分が勃起しちゃまずいよ』というココロの声(良心の呵責?)が邪魔をして逆に萎えて・・・。
昨日のプールの時間に胸をみられた事を思い出しても、顔が火照るだけでお股の部分はうまく反応してくれなくて・・・。(やっぱ見てくれる人がいないと物足りないね)
基本に戻って、ハードな全身女装のシーンを思い出しても、今の僕は女の子の格好の方が普通って事なんだろうね。結局反応してくれないし・・・。
最後の手段で男の人に抱かれているシーンを発動しちゃう!!これを使うと稀に僕が喘ぎ声を発しちゃうから、公の場では封殺してるけどこの際仕方がないや。

と妄想してみるけど妄想する余裕がないからか、確かに男性に抱かれて入るシーンが出てくるんだけど・・・。
僕の体も男性型。しかも胸が膨らむ前の姿だ。
妄想の僕はお尻でイカされてます。
そこの穴は排泄の穴だって思いがあるからか、不潔な気がしてお尻ではどうしても・・・。
しかも僕が男として抱かれているなんて・・・。
妄想の世界でも受け入れられそうにないよ。

*結局は小さなオチンチンを注意して掴む事で立ってのオシッコに成功しました。
今まで通りにアレをつかむ事はできなくとも、慎重に摘めばどうにかなる。その事にもっと早く気がつくべきだったよ・・・。
でも勃起しなくなったのは女性化が進行した証なので気分はハッピー♪です。



18日目
家に帰って今日の分の勉強を終えたので、体のチェック+エッチ成分の補給をしよっと♪
これでも僕は、成績がかなり良くって勉強だってテスト前じゃなくても毎日23時間はするくらい真面目な子なんだよ?女装とオナニーばっかの男の娘じゃないからね。
やっぱ馬鹿でエッチな子ってなんだか嫌じゃない?真面目で大人しそうだけど、ベッドの中ではニャンニャンな子の方が『男』を開放したくならない?
中身がほぼ女の僕が言う男性論!!・・・って当てになるかな?

それから正規の勉強以外でも勉強は良くするんだよね。特に学校じゃ教えてくれない生物とかね。
・・・えっ?正規じゃなくって性器の勉強?ウマイ!!まさにその通りだよ。

女性の内性器の図解を恨めしそうに見たり、オチンチンをうまく隠して女装する方法を研究したり、女性ホルモンの効果を調べた事もあったんだ。
少しだけだけど、実際にホルモンをネット購入から服用をした事だってあったしね。
因みにホルモン服用時に断念したのは、まだ踏ん切りがつかなかった事と子供が出来なくなるのが嫌だったから。
・・・まぁ1ヶ月飲み続けても効果が薄くて諦めたって言うのもあるんだけどね。
お陰で僕の陰部から白い液が出続ける始末・・・。



でも女性ホルモンにしなくて良かったよ。
こっちだったら、外見だけじゃなくって中身まで女性化できるからね♪
しかも自分の子供ができるだけじゃなくって、僕が母親になれて赤ちゃんをお腹に宿せるんだから最高だね。
それに僕が父親になるルートじゃ女性とエッチをしないといけないから難易度が凄く高いよね。
僕の心は普通の女の子なんだから、女性と関係を持つのには耐えられそうにないし・・・。

御託は良いから本題(と書いてエッチ、オナニーシーンと読む)に入っちゃう?
おっと・・・オナニーの前に体の確認と近況報告が先だったね。
まずは陰嚢(ふくろ)が体に張り付きつつあります。
ノーパン+ギャザースカートで部屋の中を歩いてみるとあんまりブラブラしないよ。竿はともかく他の所は縮んで張り付いてるお陰でぜんぜん揺れないや。
格好は少し変態さんだけど、自分の体の変化を調べる為だからこういう格好でも良いよね?


白いショーツを穿き直しベッドの上に座って、確認を再開しよう。確認するのはモチロン僕のカ・ラ・ダよン
それじゃあショーツの中に手を入れて色々と調べてみよう。
!!陰嚢の中央・・・縫い目の部分に窪みらしきモノを発見しました隊長!!
袋の構造が変わったせいでできたのか、こんな窪みは見たことないゾ。
男の子時代(今もそうだろとは言わないで)のそこには、窪みも隙間もなくってすぐ行き止まりだったけど、今回は少しだけ隙間が出来てるね。
人差し指の第一関節の近くまでなら入りそう。きっと将来膣になる場所なんだよね?

浅いけどお股のところに指が入る器官が出来ている・・・。これっておいしいシチュだよね。
さっそくこれを使ってオナニーをしてみよう。


オナニーに、まだ男の子の痕跡が十分に残っている・・・っていうかまだ十分男の子な外見のお股を使うのは、あんまり気が進まないけど今の僕には
他に性感帯がないからしょうがないよね。
お胸はまだ性感帯として機能しない、ただの脂肪なので今回は使えそうにないんだ。お尻は・・・?
排泄する器官って思っているからどうしても使いたくないんだ。昨日もそんなネタあったよね?


「いきます。」
僕は浅い窪みに右の人差し指を入れてみた。
「ぁ・・・ン。」
限界近くまで指を入れてみると、気持ちのいい衝撃が発生したような気がする。
それじゃあこの調子で出し入れをしてみるぞー。

・・・調子が良かったのは最初だけか、なかなか快感が発生してこない。それに2つのボールが邪魔をして指がうまく入らない事もしばしば・・・。
このボールって気持ちよくなるのにも邪魔なんだ・・・。女性に種を撒く事のできない僕にとっては無用の長物でしかないね。(縮んできてあんまり長くないけど無用の長物です)
「駄目だ。たまたまが動くばっかで全然女らしい快感がないよ・・・。」
因みに僕のお気に入りのオナニー体勢は、スカートとショーツを穿いた状態での女装オナニーだよ。
女衣服の代名詞であるスカートで女らしさを高めて、ショーツの中に手を入れる事で、男である証拠を見ないでできるから僕には最適だと思う。
因みに座ってする場合と寝転がってする場合があるよ。座った状態が画像のような姿だね。


なかなか快感はやってこないけど、今日の格好はなかなかいいと思う。
見た感じお股のところにオチンチンがついてないように見えるんだもん。
「あん・・・ちょっと・・・ダメェ」
自分でやってって駄目も何もないと思うけど、無理矢理ヤられてる様な嬌声を上げるのが僕のクセって言うかシュミ・・・かな?
「なんだか・・・急に・・・激しくなって・・・。」
突然イきそうになった気がする。
「あぁぁん」
イってしまった・・・。


因みにイったのが指を出し入れする振動でオチンチンとたまたまに刺激がきたから、棒とボールを刺激してのオナニーなんて女の子らしいオナニーじゃなくって
完全に男の子のオナニーだったね。
「うわぁ・・・いっぱい出ちゃったよ・・・。」
しかも出てきた液も男の子っぽいや・・・。
この前は男の精液らしさの少ない、透明でサラサラの液体が出たけど今度はかなりドロドロなのが出ちゃった。
それに色だって前みたいな透明じゃなくって白い・・・どころか少し黄色いくらいに濃ゆいよ。
この息子さんは、最後の砦として最後の最後まで男らしくあろうとしているのだろうか?
男として・・・雄として・・・自分の子孫を残す為に最後の最後まで精子を作ろうとしているのだろうか?
男の象徴として生を受けて少しでもその役をこなそうと思っているのだろうか?

・・・まぁオチンチンに意志なんてないんだけど。

そう思って、液を出し切りすっかり縮んだオチンチンを見てみた。
普段は切っちゃいたいくらいに憎い奴だけど、男として最後の最後まで頑張ろうとしているモノを見て少しだけこの子を大切にしたいと思った。

でもこの♂砦は絶対に堕とすからね。
言ってる事とやってる事が違う僕(苦笑)


19日目
金曜日は水泳のある日・・・なので今回も水泳ネタ

にはしないよ。あんまり水泳ネタが続くのもマンネリ化しそうだしね。
今日は担任の手塚先生に呼び出しされたので、その話をしよう。


問題児とか言わないの。この日記だけ見てるとそうは見えないだろうけど実は僕って優等生なの。
化粧禁止の校則を守ってるってだけで、かなり真面目な方でしょ?・・・まぁ僕の場合お化粧をしないというか出来ないって方が近いけど。
男の子状態の僕は、大人しい性格で真面目で成績は良いけど地味な根暗君っていう感じの少しテンプレートみたいな少年ね。TS界では女性化しそうなアンナノね。
でも僕には男の娘という特性もあるから、地味な優等生君とは少し違うね。男子生徒として行動してても女の子らしさとか出てくるし。
こういう真面目君は、病気か事故で強制的に女性化するって相場が決まってるけど、僕は自分の意志で喜んで女性化を進めてるんだもん。

呼び出しの内容?
聞かなきゃ分からない?
水泳の時間に女の子みたいな胸を全開でにしてるでしょ。その事が色々と波紋を呼んで、事情聴取にまで発展したんだ。


部屋の中には、担任の手塚先生が座っている。
「早乙女。悪いな急に呼び出して。」
先生の表情はどこか居心地悪そうだ。
(さて・・・どうやって切り出すべきかだな。まさかいきなり胸を見るわけにはいかないし、相変わらず女みたいな顔っていう言い草も少し危険だ。)
( いつ見ても可愛い顔だな・・・と言えば傷つける確率は下がるが何だか口説いているようで嫌だ。)
(男性教諭が男子生徒を口説いて・・・なんて話題になればPTAが何をしてくるか分からない。ここは当たり障りのない話から入ろう。)
先生が考えている事はきっとこんなような事だろう。つまりこのカッコな心理描写は僕が勝手に推測したものだ。
この日記は僕の一人称で進むものだから、僕以外の人の心理描写は出しようがないよ?
他の人の心理描写は僕が推理したものなので、実際とは違う可能性があるから注意してね。
まぁそうそう間違った推理をするような僕じゃないけどね。
女(?)のカンは鋭いのだ。


「ところで早乙女どうだ?最近?」
「成績は1年の時よりも大分よくなっていると思います。期末の生物が良かったのは先生もご存知でしょうし、少し苦手な数学だって悪くないと思います。
最近は集中力の持続時間が少し短いような気もしますが、その分、単時間の集中力が上がってるので問題はないと思います。」
勉強の事を聞きたいわけではないのはモチロン分かっている。
分かった上でこうやって答えてるんだから僕も案外性格が悪い。
焦らしプレイを楽しむ僕は小悪魔?
少し言ってみたかっただけ。違うのは分かってるよ。
それにイザ口にしようと思うとやっぱり恥かしい内容だからね。なかなか一歩が踏み出せないんだ。


「いや・・・勉強の事じゃないんだ。どちらかと言えば体育だな。体育と言うか水泳と言うか・・・。」
地雷を踏まないように注意しながら、先生は言葉を搾り出している。
その真摯な気持ちに水を差すようだけど、地雷らしきものを踏んでくれても構わないからそんなに言葉を選ぶ必用はないですよ。
「体育も水泳も苦手ですけど、僕なりに一生懸命やっています。」
僕自身が体の異変に気がついてないのか?と疑っているような目だ。
「お前の頑張りは、大山先生も認めるくらいだからいいんだ。・・・しかし・・・。」
大人の男性が僕の為に心を砕いてくれるこの光景は何だか嬉しい。でも先生。気を使って下さるのは嬉しいけど男らしくもう少しは強引に押し切ってもイイと思いますよ?
彼女に対して押し切る力が少し足りないかも?少なくとも僕は強引に押し切られたいクチです。
「最近の体育のzy」
「そう言えば写真部の誰かが活y」
先生の意図は分かるけど、僕が男性教師の前で自分から『僕の胸が最近になって膨らんできました』と告白するのは恥ずかしいので話をぼかす。
女の子も男の娘も男性にリードして欲しい生き物なんです。
「男子生徒とかお前の方w」
「一番前だから、女子の方を見r」
彼らは僕の裸を見ているとは言え自分からその事を言い出すのも、はしたない気がするのでもう少し焦らしてみる。
こんな調子でなかなか話が進まない。



先生はなかなか強引に押し入ってくれず、焦らされたような表情を浮かべ出した。
女性化が進んだ副作用なのか、男性教諭を焦らしたり困った顔を見たりするのが少し気持ちイイ。ぅぅぅ・・・なんか僕悪いコ(娘)っぽい。

「あの・・・カラダの事・・・です・・・よね・・・・・・?」
このまま焦らすのも悪いし、このまま待っても告白してくれそうにないので恥ずかしさを押し殺して話を進めてみた。
そして言って少しだけ後悔したよ。
ああ・・・何だか恥ずかしい台詞だから、みるみるうちに体が熱くなってきたよ。
そりゃあ女の子(に変身中の男の娘)が、男性教諭の前でこんな事を言えば恥ずかしさも感じちゃうって!!
「そう・・・だな。」
先生も何かを決めたのか、突っ込んだ質問を開始した。
「どうも、お前の上半身に違和感を覚えている人が多いらしくてな・・・。どうも気になったから呼んでみたんだ。」
先生の方も何だかバツが悪そうだ。そんな先生を見て僕の方は少しだけ回復♪
「水泳時のお前が、どうも女子のように見えるようなんだ。今見る限りではそこまででもないんだが・・・。」
制服時は、少し胸のキツイ女性用のアンダーシャツを着てるからね。あんまり胸が膨らんでるようには見えないんだ。
でも『お前はまだ女らしさが足りない』といわれているようにも聞こえて、未来のTS娘としては少し残念な気もする。



「思春期の男の子は、稀にホルモンバランスが崩れ女性ホルモンの影響で胸が膨らむって聞いた事があります。僕の場合もそれだと思うんですが・・・?」
僕のスタンスは、勝手に女性化しちゃいましたと主張する方向だよ。
やっぱり女性化願望があるって恥ずかしい事だと思う。男性としてはある意味で最も恥ずべき想いだとすら思う。
男性が自然にTSするなんて、便利でありがたい世界に僕は住んでいないのです。勝手にTSしてくれれば僕も誤魔化さなくてすむのになぁ・・・。

「そういう話はあるが、大山先生の話ではそれにしても胸が膨らみすぎてる・・・らしいんだ。」
いいカンジで押してきた先生だけど、突如として押しのトーンが弱まっちゃった。
「だが、お前はホルモンバランスが少し女子生徒寄りっぽそうだからな。ありえない話では・・・ない・・・か?」
変な方向に考え出しちゃったよ。僕が両性具有者でもない限りありえない話ですよ。


薬 の 力 で 性 転 換 中 で す!!


そうやって教えてあげたい気もするけど、双葉先生や薬の事は公にしてはいけない約束なんだ。(教えて良いのはたった1人の恋人や伴侶だけだって。)

それに、男である事をやめて女になります・・・ってカミングアウトするのもやっぱり恥ずかしいし罪悪感もあるからね。
女性化こそは、神様が人間に与えたくなかった禁断の果実だと思う。きっとイブが禁断の果実で女性化したからこそエデンの園から追放(略)

適当な理由で勘違い+納得してくれると僕にとっても何かと都合がいいか。
「そうだな・・・魚なんかは途中で性別が変わるものもいるし、胸が女っぽくなるくらいあってもおかしくないか。早乙女なら胸くらい多少女っぽくなってもおかしくないか。」
それって僕は何もしなくとも女の子になれそうなキャラって意味?



女らしさが足りないと言われるとTS娘として残念な気がするけど、逆に女っぽいって言われると僕の男の子の心が異議を申し立てちゃう。
僕にだって男の子の心は多少はあるからね。
多少どころか、一応はほんの少しだけ女の子と言うよりかは男の子の心がなくもない!!って程度だけど。
(・・・でもこの言い草だと普通の女の子よりも男心が少ないように聞こえちゃうね。書いた後で気がついた。)

にしてもこの背徳感や違和感の正体って何だろうね?
この日記では普段から、僕の心は女の子なんて書いてあるけど、同じ事を人に言おうとするとこんなに抵抗感があるんだ。


人間が性別を変えるのは、神様や自然に対する冒涜だと言う思いが・・・ないね。僕を男の体にした神様や人間に性を変える力を与えなかった自然は嫌い。

TSは無理矢理されなければいけない!!という趣味嗜好の問題・・・っていうのも少し違うね。僕みたいな男の娘が好きな男性のお嫁さんになる話とか好きだもん。

男らしく育ちなさいと両親に言われ続けた名残・・・遠くはなさそうだけど弱いね。高校に入ってから反発しまくってこっそり女装して今TS中だもん。

男性として生きる事に落第した。そんな感覚があるから恥ずかしい。・・・これは案外近いかも。


男ばかり生まれる部族では、試練を乗り越えられる強い者は男として成長できるけど、男としての力のない者は女にされてしまう。
実力不足で試練を乗り越えられずに女になるのは仕方がないけれど、自分の方から男の試練を放棄し女になった者は軽蔑される・・・。
男でいたくてもいられない者だっているのに、自ら進んで女になるとは何事だ!!
長老を務める自分の父が叱咤する。

そんな部族TSみたいなイメージがあったりするのかな?僕には。
実際女になっても、男時とは別種の大変さがあるだろうから男=大変、女=楽って式は成り立ちそうにないし。


それでも男の役割から逃げて女になろうとしているっていう、男優位っぽい文句も現実に近いと思う。
少なくとも僕にとっては男として生きる方が何百倍も大変だもん。
その責務を放棄して、男から逃げて、女になろうとしている!!・・・なんて指摘されたらその通りだと思うもんね。



「服を脱いで胸を見せてもらってもいいか?」
僕のTSジェンダー論は先生の爆弾発言でかき消された。
「!!!!!」
まず真っ先に、激しくお盛んな先生がアタックしてくれたって僕が勘違いしたのはここだけの話だよ。

少し冷静に考えれば、僕の胸を見て本当に異常かどうか調べたいだけ。・・・だろうけどTSF的な思考回路だったら猛烈なアタックと考えるべきだよね。
「いや・・・男相手が恥ずかしいのなら女教師や保健の先生に任せようと思うがどうだろうか?」
僕としては、精神的な異性である男性よりも女性相手の方が楽だとは思うけど、まだ男の子の僕が男性教諭の確認を拒絶するのもおかしいよね?
僕は世間的には男子生徒だから、男性として扱われるべきだ。・・・この当たり前の出来事がツライ。
異性に膨らみかけた胸を見せるのが、男子生徒の僕としてのとるべき行動・・・。
女性化願望を明かす度胸のない僕は、男性として扱われなければならないのだった・・・。
精神的異性に胸を見せるのは恥ずかしいけど、どうしようもないので・・・。

「手塚先生だったら・・・イ イ で す・・・。お願い・・・します。」
女の子にはこの板挟みのつらさが分からないだろうけど、僕にとっては断腸の思いのお願いなんだよね。
水泳の時は男子に見られちゃうだったけど、今回は自分の意志で胸を見せんだから余計に恥ずかしいんだよ。
「本当に私で良いんだな?」
「はい。」
真面目すぎる先生の質問がくすぐったい。真剣な質問だけど恋人のような会話に見える罠だ。
ついでに僕の回答や態度もくすぐったい。


「あっ!!」
服を一枚脱ぐとその下は女性用の下着だった。どうしよう。
でもパッと見は分からないか。
「!!!!」
先生・・・?もしかして気付きました?
「これって女性用の下着か?」
バレた?大ピンチ!!
「ええーっと・・・。細い体とこの胸のせいで女性用じゃないと合わない・・・んです・・・。」
「・・・そうなんだ。」
そのうち女の子になる僕でも、女装がバレるのは恥ずかしいんだからね。(ややツンデレ風に)
にしても先生もよく女物って分かったよね。色も白だしデザインもそんなにきらびやかじゃないし。

ところで女性用下着に少し詳しい男性を、女性の下着を良く脱がせる人=モテ男と考える?
それとも女装趣味があるのかな・・・って勘ぐっちゃう?
「先生って、女性の下着を見慣れてるんですね。言われてみれば先生みたいな人って実はモテそうだからきっと沢山の女性を下着姿かそれ以上の格好に
してるんですね。僕の方は初めての経験なのに。」
受け答えに迷って、何を血迷ったか付き合い始めた彼女みたいな事を言い出す僕。
「いや・・・別に私はもてたわけじゃないし、何よりも女性の下着姿をまともに見た事がない。今回が初だ。」
先生が間違って僕を女の子扱いしたけど、嬉しいので訂正はなしでおk。
「それじゃあ優しくして・・・・・・下さいね・・・。」
僕の方もつられる様に、オトメな台詞を吐いたの。わざとじゃないよ。


20日目(前編)
昨日の日記が長引きそうなので続きを今日の分にまとめてみたよ。

女性化中の僕は、水泳の時間に男の格好+女の胸(Bカップ)という最凶コンボを使ってしまい目立ってしまった。
そこで昨日、担任の先生に呼び出されてなんだかんだで胸を見せる事になって・・・。

薬の事を話せないので、女性化した原因は話せない。それに僕自身は学校内ならまだ男の子として行動した方がいい。
だから胸を調べて貰う事は断りにくいし、一応は男性が同性と言う事になっているので確認相手は男性教諭の方が自然である。
今になって思い直してみると、自然な流れなんだけどその時の僕は『男の人に胸を見せる』という大イヴェントにドキドキしてまともな判断が出来なかった。
「それじゃあ優しくして・・・・・・下さいね・・・。」
こんな風に素でナニカの前の女の子みたいな台詞を吐くし。
「それじゃあ・・・いくぞ。」
真面目な先生も僕に対して最大限に気を使った結果、彼女にチョメ×2する彼氏のような態度をとってきた。

ことわっておくけど、先生は男子生徒の胸が膨らむ怪現象を調べたいだけで、僕の方は怪しまれないような態度をとって女性化薬の事を
口外しないようにしたいだけ。別に変なことはお互いに考えてないよ?


「思ったよりも大きいな・・・なんていうのは失礼か?」
「恥ずかしいです///。そんなに見つめないで下さいまし。」
一応は男子生徒の身体検査を男性教諭がしているだけ。

なのに何をどう間違ったのか、先生は言わなくてもいい事をややこしい口調で言うし、僕の方もよりにもよって一番女の子らしい反応をしてしまう。
しかも『下さいまし』なんて女らしい上に普通の女の子は言わない台詞まで吐いちゃうし。この時の僕は何を考えていたんだろうか?
やっぱり冷静さは大切だね。


「触っても・・・いいかな?」
「は・・・はい。」
男同士で、先生が僕の胸を(略)だけの事だよ。別にナニの前のとかそういうことじゃないんだからね

先生!!遠慮せずに確認するのが筋ですって!!
まぁ僕の方も明らかに可笑しな態度なんだけど。


「きゃぁン」
「どうかな?痛くはないかい?」
「はい・・・・・・。大丈夫・・・です・・・。」

端から見ると、若い男性教諭が男子生徒の服を脱がせている腐り人が喜びそうな画像で・・・。
台詞だけ聞くと行為中だと誤解を招きそうで・・・。
本人達にとっては、余裕と冷静さを失うくらいに必死なんだよね・・・。

先生は、異常事態を解明しようと必死だし僕の方は『男』の対応をすべきか『女』の対応をすべきかで悩みっぱなし。



「随分と女の子らしい(胸だ)ね。」
「そんなにじっくりと見ないで下さい。恥ずかしいです。」
「ゴメン。どうしても嫌だったら他の人に任せようと思うけど。」
「先生だったら・・・。他の男性(教諭)に(確認を)されるくらいなら先生の方が・・・。」
「分かった。君の気持ちを裏切らないように(原因を見つけられるように)頑張るよ。」

なぜか二人とも変な雰囲気に呑まれて、初体験中の恋人のような台詞を連発してしまう。
しかも言葉足らずで余計に誤解を招きそうな会話だよ。

それから先生ご免なさい。僕本当は原因を知っているんです。薬で自分から女になろうとしてるんです。


「はぁん」
「ゴメン!!手が当たっちゃった。」
彼の手が僕の乳首に当たってしまった。
一人ではどんなに胸を弄っても全然気持ちよくならないのに人の手で触れられると、全身が熱くなるくらいに性的興奮を覚える。
「これは見間違いじゃないな。もう胸は完璧女のそれだ。」
確認の為とは言え胸をつつかれちゃうと、もっと感じちゃうよ。



男子生徒というラベルと、(胸は)女体化した体・・・。そして(仕事の為に)僕の胸を触る先生。
この倒錯感が、僕に更なる興奮と快感を与えてくれる・・・。やっぱり僕ってヘンタイさんみたいなところがあるんだね・・・。
触ってくれる男性も、地味なところがあるけど若くて誠実で案外格好イイし。
って何を考えているんだ僕は。
幾ら心が女の子っぽいからって、格好良ければイイなんて駄目女みたいな事を考えちゃ駄目でしょ?

そう言えばウチの学校は県内でも随一の進学校だからか、実績のある年配教師が多いんだよね。
だから、手塚先生くらい若い人は本当に少ないんだよね。
他がオジサンばっかでクラスの女連中がたまに話題にする、もし付き合うのなら・・・ランキングでも必ず上位に来るくらいの格好良さもあるし・・・。
その手塚先生が仕事の一貫とは言えこんなに一生懸命僕の胸を揉んでくれるなんて・・・。
女子連中が羨ましがったりしてね。先生ってお堅い人っぽいし。ああ・・・僕が男の娘で良かったよ。
お陰でこんなにも必死に胸を揉んで・・・。



って揉む!!
そこまでやって貰わなくても大丈夫です。



<はぁん>(心の声)
先生の指が当たるだけで痺れるような衝撃がきちゃう

先生の大きなな掌が僕の胸を押しつぶしてくるよ
<きゃん>
親指をスライドさせる感じがくすぐったい。
でもそれ以上に気持ちがイイ。もっとして欲しい。
「はぁぅん」

・・・って感じちゃまずいでしょ?いろんな意味で。
頑張るんだ僕!!何としても感じて理性を失わないように気をしっかりと持つんだ僕!!


「本当に申し訳なかった。あれだけ調べておいて原因の見当すらつかなかった。」
「いえ・・・男子生徒の胸が女性化なんて前代未聞でしょうから仕方がないです。」
「だが、このまま早乙女の力になれないのも納得できない。週末のうちに色々と調べて原因を何としても見つけてみるよ。」
ごめんなさい先生・・・。
僕は原因を知ってるんです。好き好んで女性化を推進してるんです・・・。
さて・・・先生のこの好意にはなんて切り返そうかな?

「楽しみに待ってます♪」
ついついホンネが出ちゃったけど大丈夫だよね?
胸を弄られて少し嬉しいっていうのはばれたりしないよね?

こうして僕たちの天国地獄タイムは終わったわけだけど・・・。先生の行動は異常を調べるためだよね?



例え目が異常に真剣でも、それは胸の異常を観察する為・・・。

例え先生が胸を揉んでも、それは胸の様子を少しでも詳しく調べる為・・・。

例え先生が乳首の先端の敏感な場所をつついても、それは胸の女性化を確認する為・・・。

個人的にはそうであって欲しい。



・・・あっ!!でもそうすると僕の胸は全開でしかも揉ませても全く興奮しないって事になるよね?
あの時の先生が欲情してたらイヤだけど、あそこまでやって何にも感じてもらえないのも困るなぁ。僕の胸に女の魅力が全くないみたいなんだもん。



20日目(中編)
女性化日記なのに女性化描写が少なかったので体の事を中心に書いてみよう。
まず、19日目の性的な行為(笑)の後からだね。
行為が終わった後で僕は自分の快感と興奮を悟られないように学校を後にした。
胸を触られて気持ちよくなったのなら、この膨らみは性感帯になりつつあるって事だね。倒錯的な雰囲気が大きかった可能性もあるけど。
因みに、帰る時に生徒会帰りの俊明君にバッタリと出会う。
『最近大丈夫か?体の具合とか?』とか心配してくれてチョッピリ嬉しかった。
面白半分で女性化中の僕の体を、気にする人は数あれど純粋に心配してくれる人は案外少ないんだよね。
こういうさり気ない優しさに思わず胸キュンしちゃう僕は、その時内股の火照り顔です。多分表情はかなり女の子してたと思う。
乙女チック名僕を不審に思ったような表情をしながら、その事に触れない俊明君にも少し胸キュンです。
困った時に何か言える男も、何も言わないでくれる男もどっちも胸キュンです。

今までは少し素敵な男性にキュンとするとお股のイケナイ棒が反応しちゃうけど、今回はそういう反応がなし。
ただお股の痛みが少し大きくはなったかな。
薬ので心が女性化すると男性部分がいつもより多く破壊されるのかな?ココロの女性化が進むと男性でなくなるシチュってなんだか興奮しない?

少し前は、女らしくなろうとしているのに少しでも女らしさが見られるとすぐ勃起しちゃったし。
(ええ。男じゃなくなっている自分の姿を想像するだけで勃起した事がありますが何か?)



こうして男と女の狭間を揺れながら家に到着♪
家事や勉強とかやる事を色々やったけど、そこは割愛ね。一人暮らしだから家事に時間を取られてオタノシミのお時間が減るのが少し残念だ。

さて・・・ご飯と片付けとお風呂を終えていよいよ楽しい楽しい女性化確認のお時間です。僕って意志が強いからお楽しみは最後までとっておける子だよ。
高校になってからのお楽しみ自由時間は本当にいいよね。一人暮らしだから自由時間を本当に自由に使えるんだから。
実家じゃ堂々と女性化した乳房を露に(///)なんて出来ないからね。(ってか女性化薬の服用自体無理?)

お風呂上りの格好は、パステルピンクのネグリジェに、クリーム色のブラとショーツ♪胸の女性化進行記念としてここ最近になってブラを複数買ってるんだ。
お風呂上りはノーブラで過ごす女性もいるっていうけど、僕から見たら勿体無い話だよ。まぁ生まれながらの女性にブラやスカートを着用できる幸せなんて分からなさそうだけど。


ベッドの上に寝転がって、おもむろにショーツを脱いで確認作業スタートよン。


まずは窪みの深さを確認しよう。
数日前は第一関節までがやっとだった窪みも大分深くなって、第二関節まで入ってもまだ余裕があるみたい。
指が穴より太いせいでこの先に入れようとすると痛いのでこれ以上の確認はやめておくけど、ボールの入った袋って言ういかにも男性的だった部分は
細長いモノが入る穴・・・という女性的な部分に変身中!!近いうちにちゃんとした窪みになるでしょう。

そういえば、未来のヴァギナに指を入れた時に男のボールが邪魔しなかったね。前回はボールが邪魔して、深くまで指が入らなかったけど今回は妨害ナシ。
もしかしてタマもナシになってるとか・・・?
ヴァギナ予定地を触って、丸い物の有無を調べてみないと・・・。

確認結果は・・・右の方のボールが無くなっちゃった♪しかも左の方のボールもかなり縮んでるね。
右の方はもう自分(ボール自身)が男でない事を悟って、女の場所・・・卵巣が行くべき場所へと向かったんだね。
もう暫くすれば彼女も立派に女性としての役割を果たすようになるでしょう。
左の方も早く体の中へと向かってくれないかなぁ。袋の中にはボールナシ♪
こういう状況に憧れてるんだよね。僕は。
でもいいや。片方だけとは言え男の砦の重要部分を堕とす事ができたんだもん。
左の方のボールもそのうち男の持ち場を放棄して、女の持ち場に移動する日も遠くないよ。僕みたいに。

今度は、胸の確認と胸オナニーだ♪



胸の成長は、もうピークを迎えたのか最近はそんなに成長してないみたいだね。ギリギリBがBとCの間くらいって所だね。
胸は揉まれると成長するって言うけど、流石に数時間での急成長は無理だよね。
でもこれから何度も何度も、先生に『確認』して貰えればもう少し膨らんでくれるかな?


ああ・・・あの時は緊張して早く確認が終わって欲しいとすら思っていた僕だけど、いざ終わってみると寂しいと感じる僕は悪い意味で女らしい。
自分で胸を弄ってもそんなに気持ちよくないんだもん。
かといって彼にもっとスゴイノして貰ったら、『恋人でもないのに何なのよあの男は?』なんて思っていそうだから僕にはワガママ女の資質あり。

そして残念ながら男の棒もあだあります。


どんなに激しく胸を揉んでもあの時の・・・いや・・・あの時と比べなくとも気持ち良くないや。
先生と一緒のあのシーンを思い出しても、快感が足りません。
胸を揺らすように揉もうが、手をグーパーさせて揉もうが、指先で弄るように揉もうが気持ちよくなれない。
そして結局お股の棒に手を染める僕。
そしてかなり透明になった精液を出してしまう僕。

胸でも未来のヴァギナ(陰嚢に非ず)でも快感が足りず結局手馴れた棒の方に(略)


女としてイキたくて胸オナニーに挑戦したのに、結局お股を触ってしまう僕は意志が弱いみたいだね。
さっきは意志が強いなんて言ってご免なさい。
因みに、おPニスを弄くりながら女性として先生に抱かれる妄想を抱くと言う倒錯的なシチュだよ。
やっぱこの日の胸揉みの印象が強く残ってたんだね。優しく胸をもまれながら処女を捧げちゃった///

妄想だけどね。結局は。
でも男性を受け入れる穴が出来たら初めてを先生に・・・。
って何を考えてるの僕は?
胸を1回だけ××されただけでここまで先生を意識しちゃうなんて、影響されやすすぎるよ。
まだまともにお付き合いすらしてないって言うのに。


20日目(後編)
なんだかんだで今日一日は日記ばっか書いてて家から一歩も出ないで夕方になっちゃったよ。
どちらかと言えば内向きでインドア派な僕だけど今日一日誰にも会わず、誰とも会話しないのは寂しいよね。僕が(一応)男でいられる時間もそう長くはないし。
女の子になれるのは嬉しいけど、女一人だけでいるっていうのはなんだか寂しいよね。
と思っていると・・・。

[ピーンポーン]

しまった!!お客さんだ。
一人でいるのは寂しいけど、油断しててモロ女姿だ。ブラを含め下着から上着まで全部女物///
女装三昧な僕なのに、ちょっとした事ですぐに照れて顔が赤くなるのはチャムポイントと言うことでお願いね。


でも襲来人さんにそんな事言っても駄目だよね。男の子が一人暮らししている部屋でモロ女の子みたいな格好の子が出てきたら、彼女がいるか女装趣味だと思われちゃうよね。
実際に、女装が生活の一部になるまで定着した上ににもうすぐ女の子になる僕でも、『女装趣味』というレッテルはどうしても嫌なんだよね。・・・またオカマ呼ばわりされそうで。
『不条理なチカラで女の子になってました』と主張すれば学校でも居場所はありそうだけど『女装趣味が過ぎてついに性転換しました』なんて
扱いになったら虐められちゃうかも?
幸いと言うべきか下はスカートじゃなくってホットパンツだから、まだ男の格好だって言い訳できるかな?



・・・まぁいいやどうせ僕の家に来る人は殆ど宅配便の人なんだ。
友達は少ないし、一人暮らしとは言えこの少女趣味な部屋を同級生に見せるのも不都合だから知り合いの来客なんてまずないし、拒否しっぱなし。


初対面の来客者なら別に男姿でも女姿でも気付きはしないよね。
それじゃあ、この格好でも問題ない!!・・・・・・と言う事にしておこうか。実際女装で宅配便の人の対応をした事もあるし今更だよね。
折角だから女の子として対応してみよっかな?

よーし!!女の子らしい声で受け答えをしてみよう。
どうせもともと男らしくない声だけど・・・。

「ハーイ。」
「あれ?間違えたのか?」
扉の向こうの男性は家を間違えたのかな?どこか聞き覚えのある声だけ・・・

「んんん!!!」
襲来人は筒井俊明君でした。クラスが同じでクラスの男の子の中ではまぁ話す方かな?中学も一緒だし下手をすれば一番親しい人かも。


要するに大ピンチ!!
顔見知りに女装姿を見られうよ。
どうしよう僕?

正直に話せる事を話す
幸いにもスカートははいてないから女装していないと主張する
いっそ別人の女の子の振りをする
寧ろ自分は昔から女の子だったと言い張る

本当にどうしよう?僕?



20日目(もっと後編)
「その声は俊明君だよね?わざわざ家に来るなんてどんな用事かな?」
まずは、テキトーに話をして時間を稼ごう。
「いや・・・大した用事はないけど少し気になったから寄ってみただけだ。」
俊明君の家の方角を考えると、少し気になって『寄る』とは考えにくいね。彼の家はこことかなり離れているし、学校からの方角もほぼ逆だもん。
つまり何か目的があってワザワザここまできたって事だよね。
だったら追い返すのは難しいよね。居留守フラグも自分から消滅さしちゃったし。


「今、着替え中だからもう少しだけ待ってて。この格好を見られるのはちょっと恥ずかしいから。」
「お前の受け答えはなんだか女の子・・・いや・・・やっぱなんでもない。」
この言い草は、僕の女性化が気になってわざわざ確認しに来た風だよね。『女の子みたい』を禁句としてある事から考えるとまず間違いないね。

僕の事を心配してわざわざ男の子が、お見舞いに来てくれたと思えば嬉しいけど・・・。不用意に女姿を見せるのもなんだか危険な気がする。
せっかく着替えの猶予を貰ったから男の子の格好にする時間はあるけど・・・。

大切なのは、俊明君の前に出る時の格好は男のものか女のものか・・・だね。
言うべきは言わざるべきか・・・そこが肝心だね。



「ごめんね。待たせちゃった?」
「清彦?その格好は・・・。」
俊明君は言ってる途中で納得してくれたみたいだね。
「俊明君は、僕に聞きたいことがあるから家まで来てくれたんだよね?ここはついでに寄れるような場所にはないもんね。」
僕がそういって答えると彼は少し照れたような困ったような笑顔を浮かべていたね。
キッチリした男の人の無防備な顔を可愛いと感じた僕には、きっとTS娘の素質がある筈。

「確かにここは、ついでに寄れるような場所にはないもんな。お前の様子が気になって確認しに来たんだって事くらい分かるか。」
「この格好がその答えだよ・・・って言えばいいのかな?」
僕の格好は白と水色のミニドレスで、多分今もってる服の中で一番女の子らしいんじゃないかなって思う。
薬補正抜きでも、ウェスト60cmきるんだから素材としては優秀だと思わない?僕って。

それはそうと、謎(?)の女性化現象の真偽や度合いが気になっている人には女の子らしい格好をすれば言葉を語らなくとも通じてくれるよね?
でも、女の子らしい格好をすれば女性化が進んでいる。・・・という事は伝わってもその中身には色々あるよね。
『実はニューハーフでした』と『事故や病気で女の子になりました』じゃ全く印象が違うもん。


体の事は隠せないにせよ、女性化願望の部分は恥ずかしいから隠したいなぁ。
どうか僕の本心がばれませんように。


「僕の体はここ1ヶ月くらいで、急激に女性化してるんだ。」
「そっか・・・。」
納得したような、驚いたような・・・。俊明君はそんな顔だったね。
「だから、プールの時に見せちゃった胸は女の子の胸とほぼ同じだと思ってくれた方がいいかな?」
「確かに男の体には見えなかったからな・・・。」

「行きつけの病院の先生に診て貰ったんだけど、その女医さんもビックリするくらいのスピードで体の女性化が進んでいるんだってさ・・・。女性化はかなり進行してて、仮に男性ホルモンを投与しても胸は大きいままだし、男性の能力も十分に戻らないところまできたんだってさ・・・。」
真実(昔から女の子になりたくって最近になってようやく決行)を話すのは、恥ずかしいから避けたいけどそれ以外は本当の事を言っている僕。
「先生から貰った薬は毎日飲んでるんだけど、結果はご覧の通り。服の上からでも僕の胸が膨らんでるの・・・分かるよね?」
でも本当の事を言ってはいるけど、誤解を招きやすい表現をしている僕。

別に出任せを言っても、いいような気がするけどなんだか俊明君を騙すと罪悪感を感じそうなので可能な限り本当の事を言ってみようと思う。
元々周りの人を騙してるようなものだし、せめて今くらいは・・・真実をね。
でも勘違いをさせるような言い方だったら、結局嘘をついているのと大した差はないけど、そこは僕の良心の問題と言うことで。


「まさか清彦が女に・・・。どうも信じられん。」
俊明君の加減そうな顔が少し気になるね。ここで僕の話を信じなくて、確認の為に僕を脱がせて着たらどうしよう?
俊明君なら・・・イイかな・・・?
手塚先生の時も同じような事を言った事には触れないでね。男なら誰でもいいみたいに見えちゃうから。
一応、僕はそんなにお尻が軽くはないからね。

「これは、女装じゃないんだよね・・・。」
説明しながら俊明君を見てみると、確認の為に脱がせようとはしてこないみたい。安心したような少し残念なような・・・。
ってか説明が雑かな?もう少し噛み砕いておかないと伝わらないね。
「女装と言えば女装かもしれないけど、少なくともこのブラの中身はホンモノだから、ただの女装とは少し違うかな?」
「お前がそこまで言うなら、それはパッドやなんかじゃないんだろうな。」
俊明君がツバを『ゴクッ』ってやったのを僕は見逃さなかった。
これが緊張から来たものなのか、僕がブラを少しみせた事に欲情してくれたのかは不明。

個人的には後者だったら凄く嬉しい。
お堅い男性を欲情させるのはTS娘にとってのステータスみたいなものだもの。


「それじゃあ、この女の子の格好は何故?・・・薬を使ってまで男でなくな脅威と戦っている奴が女物の服なんて好き好んで着るとは考えにくいんだが?」
俊明君も勘違いしたね。まぁ僕がややこしい言い回しをしたからなんだけど・・・。
でもここの指摘をうまく乗り切らないと、週明け早々オカマのレッテルを貼られる危険性アリ。
俊明君なら余計な事はべらべら喋らなさそうだけど、俊明君の態度が周りに移る危険性もあるからね。ここはうまく誤魔化さないと。


「なんて言うか・・・男でなくなる怖さや寂しさも、こういう・・・女の子の格好をしてれば少しは忘れられるから・・・。」
「そう・・・だよな・・・。」
一応、嘘はついていない。
女性化中に湧き出る色んな不安も、女の子の服が似合う体を実感できればそれだけで不安とか心残りも消えちゃうんだもん。

「女の子になったせいか、寂しさや心細さを感じるようにもなったんだ。」
実際に、女性化が進んだ今の方が前よりも寂しさや心細さを感じるし。こうやって『女』の子の部分をさり気なく押し出せば、デリカシーのある♂代表の俊明君なら
僕の事を気遣って、突っ込んだ質問は避けてくれる筈だよね。
俊明君と、TS娘好きの男性の方々へ・・・。スイマセン。
TS娘の中には、僕みたく『男』と『女』の狭間にいる状況を都合のいいように利用する悪どい娘がいるんです。
純粋な少年みたいな娘も少なくないけど、僕みたいに悪知恵のある娘も・・・ネ

ああ・・・僕って悪いところばっか女らしい。



それから、僕が自分の女性化願望を隠したがる理由も少し分かった気がする。

女性化願望持ちの人が女性化すれば、それは『オカマ』という罵りの対象になる。
つまり昔から、日本には♂娘さんを罵り、下等と見なす風習があるって事になる。
まぁ逆の立場の人も『オナベ』なんて罵られる場合もあるけど、こっちは罵り言葉としてはあまり定着していない。
自分言われていたからかも知れないけど、『オカマ』という罵りはよくあるけど『オナベ』は悪口として使われた所を見たことないもん。

そう考えると女から男になる者は、罵倒されるようなものではないけれど・・・。男から女になる者は、罵られるのが妥当って事になるよね。
つまり、男性やオナベさんは重いものを背負っているけど、オカマさんはその重い責務から逃げた・・・みたいに世間は見てるって考えるべきかな?
中性的なタレントさんが増えた最近は、多少事情は変わっているだろうけどどうやら、男=大変、女=楽という公式は『オカマ』という罵り言葉が
存在するより前に生まれて定着したって事になるね。

それじゃあ前に日記にも書いた、『男の義務を放棄して女に成り下がる』的な男尊女卑のTSジェンダー論は意外と当たってたって事になるね。


まさか、こんな所から昔の風習を垣間見るなんて少し知的な内容になるとは僕もビックリ!!



「・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
話の脱線でこの場にいない人は誤魔化せても、この場にいる自分や俊明君は誤魔化せないよね。

実はさっきからこんな風に沈黙が続いているんだよね。
いきなりのジェンダー論は、この気まずい雰囲気から目を背けるための手段でした・・・。実は。
お互いにどう切り出すか迷っていてずっと硬直状態でかれこれ8分経過かな。
こういうときにリードできる力が欲しいです。

「ゴメンな。清彦。」
流石は本物の男の子だ。いざって時はやっぱりリードしてくれるみたいだね。・・・でも謝られるような事をされたっけ?
「お前はお前で、大変だったのに女みたいとか言ってて。」
今まで考え込んでいたのは自分の行いを振り返っていたから!?
そうして僕を傷つけたかどうか思い返していたから!?


ううう。俊明君はやっぱり凄くイイ人だ。
実際の僕は、俊明君におちょくられながら庇って貰う時に『女の子気分が味わえてラッキー♪』くらいにしか思ってなかったのに。
すっごい罪悪感だよ。
僕も勇気を振り絞って、彼に何か言ってあげないと。

「それでも、僕に何かあるとよく庇ってくれる俊明君には本当に感謝してるんだよ?俊明君がいるからこそ(虐められそうになっても守ってくれそうだから)
女性化中の不安定な状態でも、学校へ行こうと思えたんだから。」



僕が言った途端に、俊明君が苦笑したよ。

自分の台詞を振り返ってみてその理由がなんとなく分かっちゃった。
僕の言い草だと、『学校へ行って俊明君に会うのが唯一の楽しみ』みたく聞こえちゃうね。変に頭の切れる俊明君なら、今の台詞は『まさか遠まわしの告白?』と勘ぐっちゃいそう。
そうして、こんな事を考え始めると僕の方も恥ずかしくなって顔を赤らめちゃうよ。


ハタから見たら、女の子(Or男の娘)が勇気を出して告白したらお互いにモジモジしてるように見えちゃう神秘的な現象だ。
僕の赤ら顔も告白しました感を余計に高めちゃうから多分、見た目だけならほぼ告白シーンだと思う。

誤解が生まれたらどうしよう?
いや・・・でも感覚としてはに男同士だから、お堅い俊明君がOKしてくれるわけ無いよね。

・・・でももし俊明君みたいな人が彼だったら、きっと大事にしてくれて可愛がって貰えて、女の幸せを味わえるんだろうなぁ・・・///


「俺も今すぐ答えは出せそうに無い。もう少ししてから必ず答えを出すからもう少し待ってくれ。」
「うん。幾ら若くとも急にはまずいよね。ちゃんと順序を踏んでからじゃないとよくないよね。」
・・・ってつい妄想の世界での反省を台詞にしちゃったけどまずくない?
これじゃあ完全に告白したみたいだよ。

嗚呼・・・。
順序とかをスッ飛ばして俊明君とホテルに行く妄想した自分が憎いよ。
告白したかどうかって問題なのに、どうしてホテルに連れて行かれるシーンを想像しちゃうのさ僕は?これが欲求不満って言うの?

うう
告白した事になっちゃうと色々と大変だよどしよ



落ち着け。落ち着いて素数じゃなくて自分の女性化した部分を数えるんだ。

まず誤解を解く為に俊明君を引き止めないとね。
「俊明君ともう少しだけ話したいから、ほんの少しだけでいいから一緒にいてくれない・・・かな・・・?」
「分かった。」
なんだかまた誤解を招きそうだけど、この際仕方が無い。許可しよう。

「その・・・さっきの告白の件なんだけど・・・。」
「答えは必ず出すし、誰にも口外しない。何があろうと墓場まで秘密を持っていく気概はある。」
うう・・・。少しヤバイ気がするよ。ってか自分で『告白』扱いしたら余計にまずいよね。

「あれは・・・その・・・そういう意味じゃないんだからね。」
まさかのツンデレキャラになっちゃったよ。
端から見たら『告白の照れ隠しです。ご馳走様でした。』じゃない!!完璧に!!
さっきから慌ててるせいか状況が悪くなってないかな?言えば言う度に間違った恋愛フラグが立つ気がする。

「その・・・付き合って欲しいんだ。・・・・・・今日の夕食の買出しに・・・。」
俊明君が笑顔で『分かった』って言ってくれた時に僕は弁解の失敗を悟った。
やっぱりTS娘ってその気が無くとも、身近な男性との恋愛フラグがたっちゃう宿命なんだね。

まだアレがついてるのにTS娘と名乗った事については不問にして欲しいな。





「えーっと・・・。キノコ類が多いから野菜はこれでいいとして・・・。牛乳と野菜ジュースを予備含めて各2本ずつだね。あっ・・・とこのマメアジはお買い得だ。油で揚げれば小骨ごと食べられるからカルシウムも十分とれるよね。カルシウムと言えば、とれば身長が伸びそうだけどアレって半分くらい嘘だと思うんだよね。小魚も牛乳も好きでよく食べるのに僕の身長って160あるかないかなんだもん。・・・でも女の子なら普通くらいだよね。」
買い物中に、思った事をひたすら口にしている僕がいる。『告白』を無効にするどころか余計に変な方向に進まないようにするのでやっとです。
「いつも買出し時は独り言を繰り返しているのか?それとも俺がいる・・・いや話す相手がいるからか?」
言葉を慎重に選んでんでいる俊明君は僕のすぐ後ろにいる。
「俊明く・・・近くに人がいるからだよ。ホラ!!僕って一人暮らしだから休日は会話に飢えてて、話せる人が近くにいると必要以上に話しちゃうんだよね。」
ゴメン。それは少し嘘なんだよね。


沈黙状態にならないように、僕はずっと喋り続けてます。
さっきの沈黙がどうも堪えててね・・・。
僕が俊明君を好いてて意識してます。恋愛フラグありがとうございますって雰囲気がどうも嫌なんだ。

だからとにかく喋り続けて、そんな雰囲気にならないようにしてるんだよね。



いや・・・俊明君が嫌いってわけじゃないよ?寧ろ大好き・・・!?じゃなくって!!
寧ろ誰よりも信頼している大切な人なんだよ。・・・ん?

大切な人って言っても飽くまで彼とは友達としてお付き合いしているのであって・・・。

えーっと・・・。
お付き合いって言っても、そんなやましい関係じゃなくって・・・。一応はまだ男同士だし。
健全な関係なんですってば。

脳内独り言で勝手に弁解を繰り返す僕がいる。しかも弁解すればするほどドツボにはまってるパターンのヤツだ。
今のを口に出さなくて本当に良かったよ。口にしてたらここ最近の日記以上に収集がつかなくなってるところだったもん。


それにしても、勝手な脳内妄想を繰り返して勝手に慌てる僕は端から見て相当変な子なんだろう。
どう見ても挙動不審の不審者か、さもなくば好きな人が近くにいて照れてる子だ。
「別に照れてるわけじゃないからね///」

端から見たらお互いに照れてる、恋人と友達の境目を行き来してる人たちか、いっそバカップルにさえ見えてしまう。

イカンイカン。
落ち着こうよ僕。




手か口かを延々と動かし続けて、ようやく多少は落ち着いた僕がいる。
俊明君の心配そうな温かい目がなんだか心に刺さりそう・・・。

「重たっ。」
我に返って買い物籠を持ち上げようとすると非常に重たい。
照れて暴走しかけたせいで、牛乳をパックで計5本も籠に入れてたんだからそりゃあ重たいよね。
どれだけ身長を伸ばしたいんだよ僕は?・・・それとも牛乳で大きくなるのは胸の方ですか?

しかもこれくらいの荷物を持つくらい前は出来なくもなかったけど、今は全然上がってないや。
女性化して腕力が落ちるって定番のアレだね。
まとめ買いのクセがある僕なら、お米5Kgと牛乳を一緒に買う事もあるから10K超えるくらいの買い物なら時々あるのに、
その半分強でギブアップってどんだけ腕力が落ちてるんだよ僕は。
元々男の子としては非常に力が弱かったのに、これ以上弱くなるってないから!!本当に!!

「重そうだし荷物は俺が持とうか?」

腕力が弱くなるのも悪くないね。近くに気心の知れた男の人がいてくれれば・・・だけど。




僕の甘党を『女みたい』と言われて、突然の尿意からの女子トイレにハイって、僕の歩き方が内股に変わってたのに気付かれ、歩き方も女の子だななんて言われて
レジのおばちゃんの冷やかし、それを必死に否定すると逆に恋人っぽく見えちゃって、終いには僕がよろめいて俊明君の胸に顔を突っ込むというお決まりまであったよ。
何!?詳しく書かなくとも内容が予想できそうなベタベタな展開は?まぁやっとの思い出スーパーから脱出でではしたんだけど・・・。

にしても、さっきからの僕は一体なんだよ?
間違い続きとは言え、俊明君との恋愛フラグを建て続ける問題発言ばっかはまずいよ。

まだ先生の件も片付いてないのに・・・。
そりゃあ僕だって素敵な男性と甘い恋愛を楽しみたいけど今の僕には恋愛するだけの余裕が無いし、それに先生の胸モミイベントの
事を考えると、今から俊明君と付き合おうものなら二股に近い構図になっちゃうよ。
他の男に胸を揉ませる女なんて絶対にダメだからね。
男の浮気を解消として許すだけの度量と、他の男では絶対に堕ちない堅い貞操があってこそのTS娘なんだもん。
それくらい出来ないと、女性として、お嫁さんとして生きていくのは難しいよね。
まだTS娘としては未完だけど、そこは気にしちゃダァメッ

「おーい。きよ・・・・・・ヒコ。」
「どうしたの?」
「さっきから返事が無いから少し心配しただけだ。まぁ大丈夫そうなら何よりだけど。」
「ごめんね。俊明君。」
「何か考えてたのか?」
「僕は良いお嫁さんになれるかな・・・・・・あぅっっっ。」

僕も俊明君もかなり気まずいです。



「あっ!!いたっ!?」
冷静さを失って、今度は段差で脚をくじいちゃったよ。
今日の僕は相当なドジッ娘みたいだ。この買出しだけで3度目のよろめきだよ。
ドジッ娘なのにお股に男の残骸がついているのは内緒だからね。

「大丈夫か?清彦!!」
(・・・って女の格好をしているコイツに男の名を使うと・・・あぁ、ややこしい。)
独り言が小声で出てくるのが俊明君の萌えポイントだね。

「怪我自体は大した事な・・・ってうわぁ!?」
言ってる矢先で転ぶよ僕は。
今まで、スカートのせいでうまく動けなかった事なんてないのにどうして今日に限ってうまく動けないんだろう。
「危ないっ。」
「ナイスキャッチ!!俊明く・・・ンンン!?」

僕の顔が彼の胸に当たり、彼の腕は僕の方を囲うようにして僕を支えている・・・。
要はコケタ拍子で抱き合っちゃうという、『いつもの』な展開だね。
そしてその後は顔を合わせてお互いに赤面するという『いつもの』再びだよ。いや・・・四たびくらい?
「「あっ!!ごめん。」」
謝罪の声がハモるのもやっぱり『いつもの』だ。
(チラッ)「あっ!!」
相手の様子が気になってチラッと見ると目が合ってまた赤面する。結局やっぱり『いつもの』だ。

某爆弾男ばりに『いつもの』ラッシュだ。因みに僕はバトル時には殆ど『いつもの』を選ぶクチなんだよね。関係ないけど。

どこの擬似ラブコメの展開よ?本当に。



「ごめんね俊明君。」
何だかんだで、うまく歩けず俊明君におんぶされて家まで帰ることになっちゃった。テヘヘ♪
「気にするな、歩けないお前を放って置くわけにはいかないからな。」

一応言っておくけど、コレを狙ってわざと転んだんじゃないからね。
転んだのも偶然だし、流石におんぶして貰うのは悪いから僕は断ったんだけど・・・。兄貴肌の俊明君に押し切られておんぶ♪おんぶ♪(台詞 そりゃあ音符やで)
弁解時間を確保する為に家から遠いスーパーを選んだのは失敗だったかな?それともラッキー?

広い肩幅と大きな背中・・・。
ああ、男の人ってこんな体つきなんだね。
薬がなくとも僕はこんなに逞しい体はしてなかったし、こうなる事も出来ないし。
こういう、『男』の部分が好きな僕はきっと男の人が好きなんだろう。恋愛でもエッチでも・・・。
あっ!!後者の方はやってないからね?僕は童貞でかつ処女です。・・・恋愛もした事ありませんでした。


こうやって、男性の広い背中を感じると昔の事を思い出すなぁ。
自分の恋愛対象が男だと気付いてしまったあの時を。

確かアレは、セーラー服が着たいという願望を押し殺してようやく学生服になれた中1の秋ごろだったね・・・。
これ以上の寄り道はまずいから回想編はありませんよ?



<僕!!彼の背中に夢中になるあまり膨らんだを押し付ける>
<彼!!耳を赤くして女っ気がない事を明かしてしまう>
<僕!!『僕は女の子じゃないのに』と言いながら内心すっごく嬉しい>
<彼!!僕の荒くなった呼吸で耳の辺りが感じちゃう>
<僕!!勃たなくなった謎の物体Pがまさかの一時復活>
<お互いに気まずく恥ずかしい顔をしてお互いにそのテレ顔にキュンとする>

以上の6本を省略しました。

「本当に優しいんだなぁ・・・俊明君って。」
しみじみと声が漏れたよ僕は。
「別にそんなんじゃないと思うが?」
少し照れている風な声が何だか愛うしい。
「俊明君は優しくって頼りになる凄くイイ男だよ。もし僕が女の子だったらきっと好きになってたと思うよ。」
ネット上ではうまく喋れるけれど、生身の人間が相手だとうまく喋れないほどクチベタな僕の精一杯の照れ隠し。
本当に、僕が女の子になったら惚れちゃいそう

何年かぶりに恋をしてしまいそうな僕でした。
彼のためにだったら女になっても・・・って俊明君のこと関係なく女性化の真っ最中だったね。

ついでに言うと俊明君は僕を送ったらすぐに帰っちゃった・・・。
恋人同士じゃないし、仮にそうでも真面目な敏明君は朝帰りなんてしないからね。
当たり前と言えば当たり前なのに残念だと思う僕は欲張りかも?
でもどっちにせよ、男性を受け入れる穴がまだできてないからしょうがないよね?


「ああああああああ!!!!!!」
翌日になって日記を読み返してみるととっても恥ずかしかったのはまた別のお話でした。
「あの時はそんなに恥ずかしくなかったのは恋の魔力!?」
朝から恥ずかしい台詞を吐いて、更に赤面したのは(略)。

21日目
「昨日はお愉しみだったようね。」
「そんなんじゃありません。僕にはまだ彼を受け入れられる体じゃないし、それにお堅い俊明君は女の子と・・・ましてやまだ男のコの僕とどうこうしたりなんてしません。」
「ジョークよ。」
双葉先生のジョークはなかなか堪えるものが多い。

「あらあら・・・竿がこんなに小さくなっちゃって。もうこれじゃあ男の子とは呼べないわねぇ。それに何かしら?右側なんて袋の中にボールがないなんてあらあら・・・。
すっかり男の子からドロップアウトね。結局男に生まれても誰も妊娠させる事ができずにその役目を終えちゃうなんてこのシンボルちゃんも可愛そうね。」
「いっ!!いいいいきなり何を言うんですか?」
きなり何を言うんですか?」
僕の弱点を狙い続けるってどういう事?
「陰茎―言葉で性的興奮を感じても変化なし・・・っと。」
「ナンデスカ?」
「何って?女性化進行状況を調べてるに決まってるでしょ?」

確かに、毎週調べてはいるけど・・・でも・・・。
「えーっと、窪みの部分はかなり出来てて私の人差し指じゃ測れないくらいね。」
って!!スカートの中に手を突っ込む!?
「いきなり何するんですか?」
「体の確認って言ったでしょ?」
「だからって、こういう事していいのは僕にとっては彼氏さんダンナ様で・・・。そういう事は初夜にやりたくって・・・。」
「でも確認しないと女性化の仕上げ薬をベストタイミングで渡せないわよ?」
こう言われて断れる僕ではない。
女性化に支障が出たら初夜とか関係とか以前の段階で止まってしまう。


「ううううー。恥ずかしいー。」
スカートとショーツを外して、今の僕は半裸です。
「あ・・・何するんですか!?」
「窪みはかなり深くなったけど女性器と呼ぶにはまだ不足ね。性感帯としては未成熟・・・と。」
「ぅぅぅぅぅーーーー。胸を調べるのは分かるんですけどどうして突くんですか?そして揉むんですか?」
「胸も性感帯としては弱いわね。でもこれくらいの女性ならいなくもないわね。」
「ひゃっ・・・そこ(乳首)は駄目です。突かないで下さい。」
「このぽっちはまずまずの感度ね。この感じだと女性化完了前には胸が性感帯として機能しそうね。」

「ひゃっ!!そこもつっつきますか?」
「男性のシンボルたる睾丸ちゃんが無くなった・・・もとい体内に入っちゃったわね。」
「片方は知ってますけど、もう片方もですか?あっ・・・アぁン。」
「そうよ。もうアナタは男の子じゃなくなっちゃったのよ?折角の男性器ちゃんが役目を果たせず無駄になっちゃったわね。」
「今度は何ですか!?」
「言葉でなじられて、下半身の棒ちゃんは反応しないけど、乳首の方が立っちゃう。かなり女の子してるわね。」
「(恥)」

そんな風に双葉先生は僕の体を調べた。
時折先生の目が輝いて見えるのは、医者としての探究心からだと思いたい。
「探究心:悪戯心:性的快感を求めて=2:3:5よ。」
「僕の考えを読んで聞きたくない回答をしないで下さい。」
しかも性的快感目当てって事は僕をエロい目で見てるって事なんだよね?そんな恥ずかしいのには耐えられないよ・・・。
「クラスの男の子達には水泳の時間にストリップショーをして愉しんでいるって言うのにぃ?」
「はぅわぁっ!!」
何でそんな事を!?
「僕の考えを読んで(略)」
双葉先生はなんか色々ズルイ



22日目
先週の金曜日(19日)の事を覚えてるかな?
担任の手塚先生が、僕の女性化現象を調べる為に身体検査をしてくれたんだけど・・・。
うん。主に胸を触ったりたまに揉んだりっていうアレね。
週末色々と調べるような事を言っていたので、多分今日の放課後に続きがあるんだと思う。
少し憂鬱かな?

いや・・・別にいいんだよ?胸を揉まれても。
やっぱ胸揉みは彼氏が出来てから(///)にして欲しいのでやっぱり困る。
でも手塚先生だったらいいかな(///)
やっぱりまだ心の準備が出来てないから困る。(///)
触られたいような触られたくないような。揉まれたい様な揉まれたくない様な。
そう思いながら放課後になり先生に呼び出された。

「よし!!よく来てくれたな早乙女。」
どうしようかな・・・。詳しく事情を話すことは出来ないし・・・でも近いうちに僕の女性化は完了するんだから今のうちに一部だけでもカミングアウトしたほうがいいかな?
どうしよう?
どうする?僕?
「私なりに色々と調べてみてな・・・。凄い医者を発見してもしかすると早乙女の怪現象を治してくれるかもしれないんだ。」
まさか双葉先生?それとも男性化する治療を得意とする別のマッド先生?
ここまできたのにTSが中止なんて絶対にイヤ!!


「あの・・・先生!!」
先生の言いたい事は分からないけど、この女性化現象を治されたくはないのでどうにかして流れを変えないと。
「その・・・僕の女性化はもう胸だけの問題じゃないんです。なんていうか・・・とうとう心の部分にまで到達したんです。」
嘘です。女性化願望は1日目からってか、高校に入る前からあります。
でも心の女性化も最近になって加速したので嘘でもないよね?
「そんな気はしていた。最近の早乙女の態度や反応はどうも女の子っぽすぎたから、もしかしたらもう・・・とも思っていた。
前に胸を確認した時の反応は、既に男子高生じゃなかったからな。中身まですっかり女の子になってたとしても案外納得だよ。」

あの時の暴走したようなリアクションがうまく働いたのかな?まぁ担任の先生に(無理矢理とは言え)女の子と認められればこれからの展開が少しは楽だよね?

「それって、これから僕を女子高生として扱ってくれるって事ですか?」
「それがいいと思ったが不服かい?」
「いえ!!そんな事ないです!!」
「そうした方が嬉しいのかい?」
「はい!!」

俊明君の時もそうだったけど、変なタイミングで即答するとなんだか気恥ずかしい。
昔から自分の心は女の子のそれと差がないって思ってたけど、女性化を必死に否定する男の子の心も実はあったんだね。僕って。
身も心も女性化することによって自分の男性的要素が把握できたって言うのは意外な収穫かな?
でもその男の部分は気づいた時にはもう無くなってるんだけどね。

なにはともあれ僕の女性化願望はバレそう(バレた?)だけど一応は、僕の女子高生かフラグが立ったという事にしておこう。
明日からスカート登校できるかなぁ?
多分無理だと思うけど・・・。



23日目
男子高生の女子高生化が水面下で行われてるって手塚先生が朝言ってたよ。
男子高生の女子高生化って言っても、男子高生の半分くらいが女性化して共学が女子高みたくなるそういうのとは違うからね?
高校全体の事じゃなくって僕の事ね。安心した?残念だった?

とは言うものの劇的な変化があったわけじゃないんだけどね。
制服もそのままだし、水泳の時間も胸全快なのは今年の風物詩に!?・・・風物詩かどうかはともかく見た目、女の子が海パンで男子に混じってるって図なのは相変わらずだね。
せいぜい、僕の方が調子に乗って下着が完全に女物ですありがとうございました。ってくらいかな?主な変化は。

胸がDカップに到達したから、着替え時にブラの使用を咎める男の子はいないし、パンチラもあるよ。(僕の着替え姿は男子行為室内で目立つみたいで少し見られちゃった)
男性陣の間で、僕の女姿はとうとう『おかしくない』ってところまで来たみたいだ。ヤッタネ。


ただ、男子トイレでの立ちオシッコはもう無理みたいだね。
相当大変だったもん。
アレが掴めなかったのはもう当然として、ショーツを下ろしてもPちゃんが顔をぴょこんと出す段階ですら危ういんだもん。
ええ。もう、ついてるんだか、ついてないんだか分かんない位の大きさですよ?小指の先のほうが立派!!
実際に精神的問題を抜きにしても、もう女性と××出来ない程に縮んじゃったからね。
僕のこれは男性としての機能のないもの。オシッコは出来ても男性的行為が出来ない棒。
もうオチ×チ×じゃないのだよ。



ここまでくれば、もうショーツを隠すように用を足さなくてもいいよね?
と思いながら、クリちゃんと呼んだ方がいいであろうブツを無理矢理にでも掴む・・・事ができなかったので角度を調節しながら・・・。濡れないように注意しつつしてみる。

・・・
ふう。
濡れないように勢いとかを調節するのが難しいけど何とかなった。立ちションしたい女の人もこんな風にするのかな?
ズボンだとからり下までおろさないと、もうオシッコも出来ないのでスカートの方が用を足すのに便利になっちゃったかな。


今の僕は見た目は女性化に抗っている男子高生なんだろうか?下着女物だけど座ってしないで立ってのオシッコに拘ってるし。
僕の小さな男心の最後の抵抗なのかな?

しかし、終わったはいいけど後の始末どうしようかな?
振って雫を落とすほど大きくないし、小便器の前じゃ紙を使って拭く事もできないし・・・。
結局ショーツをそのままあげて、ショーツ前方に黄色い染みをつけちゃったよ。
汚れるのはある程度仕方が無いとしても、前方が汚れるなんて男の子みたいだね。最後まで残った男要素はそんなのなの?

オチンチンの残骸の場所ってそのうち移動しちゃうのかな?もう少し下の方に染みができたら女性化が終わるのかな?

*翌日から教職員用の女子トイレを使うようになり、今回が最後の男子トイレになっちゃった。
今思うともう少し最後の男子トイレを味わって置けばよかったかなとも思っちゃう僕。男子トイレでの立ちションはずっと苦痛だったのに我ながら現金です。

そして現在はほぼ金(カネではなくキンって読むよ)が無くなってます///

24日目
「ふんふふん♪」
女の子の格好をする時は舞い上がってつい鼻歌やスキップが出てきちゃうのが僕の癖なんだ。
ようやく、女性用下着もある意味、堂々と着用できるようになったけど昔から女装は高嶺の花で、やってはいけない悪徳みたいなものだったからね。
まだ、女の子の格好をする時に浮かれる癖は残ってるんだ。

もう棒は縮んで、棒って言うより豆粒(長くて大きめだけど)サイズになったからお股の外見もかなり女性化だね。
ショーツ越しならバレないどころか、脱いでも男の子だとは思われないくらいの大きさ
女性のクリちゃんにしては少し長くて、場所も少しずれてるけど、男の子のアレというより確実に女性器寄りになった。
何かがついてるって感じじゃないもんね。

ホラ、お腹から手のひらでなぞるように触ってみると、障害物に当たらないで後ろまでいくよ。
一応ついているといえばついてるけど、邪魔な障害物にはならないくらい女性化が進んだんだ。

ああ・・・。このなでるようにしてナニに邪魔されない感じが、女性化を体感できてとっても気持ちがいい。
触ってもついてる感じを、味わわないのがイイ。
男オナニーのような激しさはないけど、このじんわりと女性化を体感できる感じが、僕の性を昂ぶらせてくれるよ。
机の角オナニーって言うのに挑戦できるかな今なら?学校だとさすがに恥ずかしいけど家の中だったら・・・。

[ピーンポーン]
せっかくそのキになりかかってたのに!!もぅ!!

25日目
木曜日はオナニーの日♪
ってルールがあるわけじゃないけど、何となく木曜はそんなネタが多いね。
男性ホルモンが減って女性ホルモンが増えると性欲がなくなるっていうけど、僕の場合は女性化妄想が性欲を掻き立てるから不思議だね。ホルモンと女性化薬の違いってこと?

今日も女の子になれる薬を飲んで、今日こそは胸オナニーを成功させるぞー。
現在の成績は、10戦10敗です。うち8回が射精したり棒を触ったりの男オナニーで終わってしまうという大失敗・・・テヘ

今日こそは女オナニー(胸)だー!!

「ひゃぁ。あぁぁんいきなり何するの?」
無理やりされているようなセリフですが、そういうシチュが好きなだけです。以下しばらく僕の独り言が続くよ。
あとは、()の中身は架空の人物の台詞だから覚えておいてね。

「ぃ・・・いいきなり何するの?」
(俺・・・もう我慢できないんだ。)
「だって…僕たちまだそんな関係じゃないでしょ?」
(そうか・・・それじゃあ俺はもう帰るよ。俺を嫌ってて一緒にいてもそんなに楽しくないように見えるし。)
「ぅぅ…。そういう意地悪なこと言わないでよ。嫌いだったらこんな時間まで一緒にいないんだからね。」
(それだったらいいだろ?)
「ダ・メ・」
(なかなかの美人になったがお高いんだな。このままだと一生男と付き合えそうにないぞ?)
「でも・・・いつかはいいかな・・・とは思うけど、『まだ』早いよ。」
(そうしてまだだ、まだだを繰り返すって事か。意気地がないなお前は。見るからに抱かれたいって顔してるのに。)
「どうせ僕は男の子時代から意気地なしですよだ。」
(俺が怖くないように工夫したらOKしてくれるのか?)
「でも・・・まだ駄目なの・・・。」
(あそこまでいってどうして駄目なんだ?)
「まだ女の子になりきれてないから今受け入れるのは失礼な気がして・・・ね」

(妄想世界で)話が進む前に胸オナニーが進行してて、話を進めないと現実と妄想のギャップが大きすぎて醒めそうです。の図だね。


(オタノシミは完全に女になるまでとっておきたいって言うのか?)
「うん・・・多分、女性化中のTS娘なら誰でもそうだと思う。男であることを完全にやめて、完全に女になる。そういう儀式をきっちりとしてから・・・・・・受け入れ・・・タイんだよ?」
(中途半端な男女だと思っていたが、なかなかどうしてキッチリしてやがる。)
「えへへ・・・。」
(お前のテレ顔は極上のスパイスだ。)
「それはそうと、さっきから何してるの?」
(分んないか?突っついてさすってるのが?)
「うん・・・。突いてるのも、さすってるのも・・・うん。今揉み始めたのは分かってるから。」
(じゃあ何も問題ない!!)
「そうじゃなくてね。どこを触ってるかって問題だよ。」
(胸をもまれているのが分らんのか?)
「うん・・・。そりゃあ胸ですよ。議論の余地なく僕のお胸ですよ。」
(じゃあ何も問題ない。)
「そうじゃなくってね・・・。」
(そのまま続行だ。)
「いや・・・。」
(イヤなのか?俺に触られたくないのか?)
「イヤとか嫌じゃなくって。いいえって意味の方ね。」
(だったらいいえって言っとけよ?・・・待てよ・・・。いえ・・・。とか、違いますわの方が女っぽくっていいかもな。)
「いえ・・・のほうが女の子らしくって好み?」
(そうだ。こっちの方が女の子らしくて可愛くないか?)
「僕女の子じゃ・・・いや・・・もうすぐ女の子になるんだけどさぁ。」
(ここは、『いや・・・。』じゃなくって、『いえ・・・。』だろ?)
「えっ?意外と細かいこと言うよね。俊明君ってさ。」
(じゃあ本筋に戻るか?結局、触って言いの悪いの有料なの?)
「いえ。僕まだ女の子じゃないから。完全に女になるまでは・・・踏み込みたくないんだ。」

本番前に自分で自分の胸をもんで興奮状態です。この時の僕は。
『ぁあああ・・・。早く抱かれたいよぅ。』とか思ってたと思う。
それで、妄想の方の展開も早めたいとか思ってたっけね。


「でもね・・・。大好きな人の手が僕の胸を覆う感じはとっても幸せだよ?」
「見る分にはわからないけど、抱いてもらう時には障害となるモノがあるから・・・。」
「だからせめて胸くらいは・・・好きなだけ・・・。」
「その・・・。ネ!?」

「それって意地悪なの?優しさなの?」
「もぅ!!こういう時は鈍いよ俊明君って。」
「触ってほしいの。揉んでほしいの。」
「俊明君・・・あぁぁん俊明ぃぃぃ」

[ピーンポーン]

「俊明君!?」


スカート姿はもう見せちゃったからいいとして・・・。
乱れ気味の着衣に、うっすらと浮いている汗・・・。
出てくるのが遅く焦ったような表情に、ほんのり桜色の頬・・・。
途中だったのがばれません様に。こういうことに鈍くて気づきません様に。

・・・ってどうして居心地悪そうに僕から目を逸らすの!?


僕の事を気にしてわざわざここまで来てくれるのは嬉しいんだけど心臓に悪いよ。
それからタイミングもある意味ベストである意味ワーストだね。
胸でイク兆しがようやく見えたと思ったら、名前を呼んだ時に出てくるんだもん。

・・・って。
名前を呼ぶ!?

僕ってばオナニーの相手が俊明君なの?
憧れの白馬の王子サマの役をいつの間にか俊明君が!?(白馬の王子サマって表現が古いとは言わないように)

He Is 王子サマ!?
うわぁ・・・。そうやって意識しだすと別の種類の恥ずかしさも出てきちゃうよ。モジモジモジ。
それを見て俊明君まで行動が怪しくなって、その様子を見た僕がまた意識しちゃうから・・・。

これって何かのフラグですか?



26日目
世間はどうだか知らないけど、こっちの方は今日が1学期最後の水泳の時間なんだ。
それで、僕の女体化も隠せないくらいに進行して、この事がもう公然の秘密となったのでとうとう水泳の時間に女の子用のを着る事になったんだ。担任の手塚先生からのプレゼントだって♪
僕としては念願のスクール水着が嬉しいけど、男性陣の一部(場合によっては大部分)は残念そうだったね。

ヌードになれば一応は男の子の残骸らしきものが申し訳程度についてるけど、ほんの少し隠せば膨らみが全く見えませんよ。
お股の部分がピッチリしたスクール水着でも全く膨らみが分からないや。

にしても、ブラ+ショーツ+スクール水着なんて女の子3点セットをつけてるのに男子更衣室での着替えって言うのも滅多にないよね。ってかあり得ない話だよね。
無茶苦茶な展開なんだけど、僕としてはこの倒錯間が少し気持ちイイ。
まぁ女性化中ずっとここで着替えてたから、男子更衣室にはずっと男の子じゃない子がいたんだけどね。
男の子時代(女性化が不十分だから今でも男かも知れないけど)にはあんなに恥ずかしくて、苦しくて、嫌だった男子更衣室がなんだか懐かしくて愛うしい。
多分これが最後の男子更衣室なんだから後悔しないように使わないとね。
後悔しない使い方がどんな使い方か知らないけど・・・。



男の子時代冷たかった人たちの熱い視線でちょっぴり・・・っていうかかなり優越感を感じている僕。TSして良かった。
ただ、男の子の視線を集めているのはTS娘として少し快感なんだけど、嫌らしい視線はやっぱりいい気分しないね。・・・女の子として。
舐め回すように見ていて、僕と目が合うと目をそらすとか下心を感じちゃう。
TSしようがしまいが僕は大して変わってないんだから、露骨な対応は軽率な感じがしてなんだかイヤ。
男ばっかの空間で、女体の持ち主が一人何だからもう少し・・・ねぇ?デリカシーを発揮してくれないかなぁ?


さて・・・プールの最終日といえばやっぱり、皆で回って流れを作る流れるプールだよね。
男女が一番近づけるチャンスであり、勇気とさり気なさ次第ではボディタッチも出来るオタノシミのお時間です。
・・・そうか。混戦の中で僕が胸を丸出しにしてたら触られる危険性大だね。突然の女の子水着は、事故に見せかけた胸タッチを妨害する為なんだ。
成る程!!
どうりで、クラスの子達(♂)が露骨に残念そうにしてたんだ。


まぁそれでも僕の胸を狙う、野獣たちはいたんだけどね。
男共がウザイと言ってたクラスの女子は、そのウザイ男”共”の視線や事故(タッチとアプローチ)を僕が占領して悔しがるし。
そして胸タッチを俊明君が防いでくれて、その俊明君は止めた拍子に僕の胸を・・・
あぁん事故で偶然触れただけなのに感じちゃうよ




「あぁんいきなり激しすぎるよぅ俊明くぅん」
まだ乳首をつつかれた刺激が消えてもいないのに次の波がやってくる。
「全力で掴んでも、掴み切れない大きさになったよ僕のお・ム・ネ。」
同じ格好なら僕のバストがどれくらいかも比べやすいね。2クラスで女の子40人中、第3位ってところかな?
「えへへへ。僕のお胸って、実はおっきいでしょ?」
元々が華奢な体なので、この膨らみは余計に大きく見えると思う。
「胸だけでこんなに気持ちよくなれるなんて、僕はもう男の子じゃないよね?」
胸はもう完全に女のものだよね?
「はやくぅ」
心地良い刺激で、僕の乳首が立ち、その立った乳首は更なる快感を運んでくれる。そうしてその快感で僕の乳首は・・・。つまり・・・。
「あぁんイクよぅ」
お股に触ることなく、アレが反応する事もなくイキそうです。
「あぁん」
僕の意識はもう飛びそうです。
「俊明くぅん俊明ぃ」
あっ・・・!?
「イっちゃった・・・。」


少し冷静になったけど、まだまだ余韻は残っている。なかなか醒めないのが女の絶頂っていうから今のは女としてイッたんだよね?俊明君?
豆粒サイズの棒から、かすかに液体が漏れ出ているのでそれを調べてみる。
棒から出ているという事は精液の名残Or精液なんだろう。
この部分は男っぽいが、それ以外は女として絶頂を迎えられたと思う。
でも・・・この液って全然、濁ってないから精子はもうないのかな?たまたまは睾丸として働いてなさそうだし、精子のない液体なら女の子の愛液と同じかな?
1日ごしの女オナニー成功は、快感以上の満足感を僕に与えてくれた。
大きな壁を乗り越えたような気がして、精神的な女性化が一気に進んだような気がした。

まぁ元々中身は女の子なんだけどネ。

例によってなんだかややこしい文章だけど、やっぱりオナニーです。
まぁこういうときの僕ってワンパターンだからね。
オナニーだって途中で分かっちゃうかな?



27日目
女性化がもう仕上げに入るそうなので、病院に行って女性化薬を貰いにいこう。
最近の僕は、学生服以外は全部女の子の服なので外出時は普通にスカートと女性用下着だよ。
近所の人に見つからないように、女装して朝早くに出発してたり、男の子の格好でトイレの中で着替えていたりしていた頃が懐かしいよ。

さて・・・病院内で最後になるかもしれない勃ちションに挑戦しよう。
ええ・・・。勃たせないと立ってのオシッコは出来ません。23日目の時点で僕は立ちションが出来ない体になっちゃったんだ。
今はもう座ってする方が圧倒的にやりやすい体です。
普通の便器じゃまず立ってできないし、時間と人目を考えると学校の小便器での立ちションも難しいので病院の少し特殊なトイレで挑戦してみる。
うまくいくかな?

ショーツを全力で下ろして、スカートをめくりあげてみる。
アレはもうつかめないので、体を前に傾けながら、角度を調整して・・・。
難しいな。女性化が進んだ後の立ちションって。
結局、角度を調節しても床が濡れちゃったし・・・。
まぁでもうまくいかないほうが、男じゃなくなったのを実感できていいかな?

ここは人目を気にしなくていいので、最後は女の子らしく紙で拭いて雫をきれいにする。
ここの紙は肌触りがいいからなのか、濡れたお股を紙で拭くって言う行為で感じちゃいそうなのはまた別のお話・・・。
きっと、僕はもう立ちションをする事がないでしょう。

*双葉先生から最後の薬を貰っていよいよ女性化は最終章です。



28日目(最終日)
この一錠さえ飲めば僕の体は完全に女の子になれる。
僕は最後の錠剤を見つめた。

もう僕の体は女の子だ。ただ、最後の砦を堕とすのが難しいらしくまだ女の子にはなりきれていない。指先や豆粒に近いサイズになったとは言え、まだ男性器の面影がある。
ショーツを穿くだけで股間の膨らみは分からないほど僕の持つ『オトコの名残』は小さくなっている。それにオトコとしての僕はもう機能していない。
しかし、女になるにはこの邪魔者を堕とさないといけない。
先生いわく、内側はかなり出来上がっているらしい。お胸も膨らみだけでなく乳腺なんかも発達し乳首も性徴を示している。そから・・・少し恥かしいけど・・・。
一昨日胸だけでイク事もできるようになったんだ。
生理が始まり女性の能力を持つのには、まだ時間がかかるけど子宮も卵管もカタチを成しているから僕の内側はもう完全に女の子といってもいいと思う。
心の部分の女らしさは薬に頼らなくとも、そこらへんの女の子に負けないくらいあるしね。

だから・・・。この薬を飲んで僕の最後の男性部分を女性のソレに変えちゃうんだ。

「いきます。」




「きよひこ!!いきます!!」(ゴキュン)

二度目の台詞と三度目の画像を携えながら、最後の一錠を飲み終えると、体が急に熱くなってきた。
「はぁん」
男の子としては声が高い方だったけど、今までの声はここまで『女』じゃなかった。少年の声だった。
でも、特に意識をしないでも僕から流れ出る声は『女』だった。当然、男や少年のものとは違うし、少女の声とも少し違っていた。
「イイィ」
男性器の残骸が、全部体の中に引っ張られていくのが分かる。
棒だったモノは、内側に引っ張られ更に小さく、そして男の子みたいに前の方についていたのが下の方へ移動するのが分かる。
お股から何かが流れて、ショーツが湿っているのが分かる。棒のようなモノからではなくヒダヒダしているモノの辺りから流れ出ているのが分かる。
「これが女性の愛液・・・?」
急いでショーツを脱いで見ると、今まで流れていた透明な液よりももっと透明な液が流れていた。液の出ている場所に指を入れてみると・・・?
「あぁんスルっと入っちゃう」
僕の女穴は、何の抵抗もなく受け入れられるくらいに出来ているみたい。
胸の女性化は完了しているようで変化はなさそうだけど、体全体が女になって男でなくなるのが分かる。
丸いものが体の奥へ吸収されていくのが分かる。男としてのボールが溶けるようになくなっていくのが分かる。

・・・なのに・・・。
・・・・・・なのに・・・。
・・・・・・・・・なのに・・・。


僕の男性は、どうして大きくなるんだろう?どうして男の反応を最後にしてしまうんだろう?
女性に入れる事の出来ないペニスではないもの。
精子を作る役割を失った睾丸だったもの。
すっかり男でなくなったのに、最後の最後で男の反応を示そうとしている。
体全体が、女性化によって性感帯と化す女の快感が全身を支配しているのは分かる。
だけど、その中に懐かしくも忌まわしく、そして捨てがたい快感を感じた。暫く味合わなかった射精の快感だ。

そう言えばこの薬を飲みだしてから、快感を感じると射精する事はあっても、射精で気持ちよくなる事はなかったっけね。
しかし、今は違っていた。
僕がまだ男の子だった時に味わった、射精と言う名の男の快感だ。
「あぁんイクゥイッちゃうよぅ」
女の体に男の快感はきついのだろうか?僕の理性は一気に薄れ本能が全身を支配している。
一応は自分・・・というか理性はあるにはあるから、冷静に現状を把握して後で日記を書くことはできそうなんだけど・・・。
今のこのカラダは本能に支配されてて、理性では指の1本すら動かせそうにない。

そして僕の本能は上下に、左右に擦るようにして手を動かそうとしている。
暫くぶりに復活し大きくなったペニスらしきものを動かす為に。


ドビューーーッ

役割を終えたと思っていた、かつてのペニスから白い液が大量に噴出した。
もう、場所も変化したのでショーツの前方ではなく下から後ろにかけて大噴射した。
いままで、精子が入ってなさそうな透明な精液ばっかり出していたのが嘘みたいだ。と思うくらいにその液は白かった。それから量も多かった。
男の子時代ですら、ショーツ越しなら濡れはしても白いものが見えなかったと言うのに今は白いものがはっきりと見える。
僕の16年4ヶ月の男人生の集大成なんだろう。
今まで出一番多くの精液を、濃い精液を出したと思う。
出し切ったと思う。僕は自分の『男』を全部出し切ってもう残っていないと思う。



これが僕の最後の射精だった。

男としてイッたので、僕の男の部分は急激に醒め、女性化中という最も興奮するシチュなのにエッチなものを受け付けようとしなかった。
でも『男を失った』と言うシチュのお陰で、男の要素を完全に出し切ったという暗示のお陰で、僕の女の部分は更なる性を求めだした。
男の僕は万が一妊娠しないように精液を片付けようとし、女の僕は出来たてな溝に温かくて白いものを入れて欲しかった。
最近の僕にしては?珍しく男の僕が勝ち精液を片付けるよう動き出した。

「万が一に、子宮に到達したら困るもんね。」

女性の目から見て、男の自分には男の魅力が全然ないのよく分かってるからね。
生理はもう暫く先の事だから、妊娠はしないと思うけどこんな男、の子供を身篭るなんて僕は嫌だ。
妊娠するなら、絶対に頼れる人、決断力のある男らしい人の赤ちゃんじゃなきゃイヤ。
こんなオカマもどきみたいな男の娘に妊娠させられるなんて女のして屈辱ですらある。

しかし、精液を処理しながらも、僕は男性を求めていた。立派なペニスや逞しい腕の中を欲していた。
女の僕の欲望も随分としぶといみたいだ。
この穢れた精液ならともかく、素敵なペニスなら理性で見ても断るものではないだろう。

「あぁんイキたい・・・。入れて」

[ピーンポーン]
燃え上がりかけたときのインターホンはもう定番なのかな?
今回も例によってイイ所で中断させられた。
ただ、この僕は十分燃え上がってて、頬は赤いし、ほんのり汗ばんでいる。
お客さんが男性ならそのままペニスを要求しそうなくらいに燃え上がっている。
そして燃え上がりすぎてて、『痴態を見られないようにしなきゃ』とか『まずは時間を稼いで昂ぶりを沈めてからじゃないと』といった合理的な判断が出来なかった。
この非合理が僕の運命を決めたのだった。


「突然で悪いな。清彦。」
「俊明君!?」
いいカモ(おちんちん)がやってきた。しかもかなり素敵な男性だ。

*画像はイメージであって実際に起こったこととは少し違うよ。どんな事が起こったかはさすがに僕の口からは・・・ね。


僕は正座で説教を受けてます全裸で

「んで、その薬の副作用で淫乱になって男を求めたと・・・?」
「はい。その通りです。」
俊明君に襲い掛かった負い目からか、誤魔化さずに全部包み隠さず話しちゃった。女性化の原因は僕が自分の意志で薬を飲んでるってトコまで・・・。
オカマ扱いが怖くって、ずっと隠し続けていた女性化願望はついに明かされてしまった。それも一番恥ずかしい相手に・・・。
「お前は野獣かよ?」
「はい。さっきの僕はオトコを求めるケダモノでした。」
理性を失った僕は、不意打ちで隙だらけの俊明君の唇を無理矢理奪って、そのまま裸になって彼のペニスを咥えてそのままフェラに・・・。
「まさか、この女性化現象は清彦自身が起こしてるなんてビックリだ。」
「僕がずっと女の子になりたがってた・・・って事、黙っててくれる?」
せっかく、冴えない男子高生から脱却しかけてるのにこの事がばらされちゃうと・・・。
またオカマ扱いなんてされようものなら、一度きりの高校ライフがとんでもないものになっちゃうよ。

「またオカマ扱いなんてなったら気の毒だしな。」
「やった。」
「しかしあんな暴挙をしておいて、お咎めなしって言うのも納得いかん。」
やっぱり・・・。大ピンチだ。
「その・・・一生懸命俊明君に尽くして・・・。ご奉仕するから・・・。」
人生で一番必死にお願いをする瞬間だ。女の子になったら男の子に甘えながらお願いやおねだりをして見たいとは思っていたけど、こんな危ないのはイヤ。
「その・・・。カラダとか・・・。」
僕に出来るであろう一番の償いはきっとこれだろうから。

「ったく。俺がそんな脅迫みたいな事するかよ。だいたい、女になりたくて女になったんなら不用意にカラダを許すな。」
「でも女の子だ男性に対してする償いって言ったら、カラダなんじゃ?」
「お前、発想が歪んでないか?」
「TS界では案外普通なんじゃ・・・?」
「お前の基準がよく分からんよ。危なっかしい奴だなお前は。」
「はい。肝に銘じておきます。」
「本当に昔からそうだ。」
「はい。」
「ところで・・・。」
何だか俊明君は照れくさそうだ。

「ところで・・・。いつまで全裸なんだ?」
「えっ!?」
「今気付いたが、いつまで全裸なんだ?」
「俊明君のお許しが出るまで、反省の意を込めた全裸の刑なんじゃ?」
「どんな発想だよ。」
思わず笑っちゃった。全裸で。
それを見た俊明君も笑い出した。全裸の女の子を目の前にして。


「それで・・・。さっきの事だけど許してくれる?」
「イヤといえばいやだけど、Fキスに拘るほど乙女チックじゃないから特に怒ってはいない。」
「イヤじゃないの?」
「そうだな。強いて言えばFキスは男の方がリードっていう思いがあるのに、俺の方がされるっていうのが何だかイヤだ。」
俊明君は相手が男のコでもOKなんだ。
「・・・って何言わす?」
そういった事を僕が言うと敏明君は失笑し、また部屋の中が笑いに包まれた。
二人して昔の事や馬鹿なこととかを話した。
彼との関係は淡白だったけど、友達の少ない僕にとっては数少ない心を許せる相手だからか会話するだけでも楽しかった。

「でもさぁ俊明君?」
「どうかしたか?」
「僕、過去や成り行きはともかく今は女の子なんだよ?オカマに淫乱って酷くない?」
「オカマはともかく、淫乱は事実だろ。急激にアレをしゃぶりつくの奴が清楚なわけない。」
そこまで言うと、彼は急に真顔になった。
改めて見ると、ゴツめのガタイに似合わず端正な顔立ちだ。女性にもてそうだよね。

「これでも一応は心配してたんだぜ?突然女になっていく恐怖や虚脱感でおかしくならないか心配して、わざわざここまで来たんだぜ?」
そうだった。
今までだってそうだ。
彼は、女の子になって行く僕を心配してくれてたんだ。
僕の事を気にしてくれて、謎の女性化で不安になっている僕の為に来てくれてたんだ・・・。

女性化は自分の意志だから不安どころか、わくわくドキドキだったんだけど・・・。


彼の家は、ここによるような場所にはない。学校をはさんだ向こうの方にある。
これまで何度も家に来たのは、純粋に僕の事を心配してくれているからだった。それなのに僕はなんてとんでもない事(無理矢理のキスとフェラ)をしてしまったんだ。
こんな優しい人に対して人を『オチンチンがやってきた』というように思ってしまったんだ。

いくら、女性化のクライマックスで性的なモノが昂ぶってるからってエッチィすぎる。軽率すぎる。自分勝手すぎる。


「ご免なさい俊明君。僕って本っ当っに軽率で淫乱で、エッチな事しか考えてませんでした。」
本当にそうだよ。こんな素敵な男(ヒト)をバイブか大人のオモチャのように思ってしまったなんてエロで軽率すぎる。
「いや・・・そこまで言ってないんだが?」
「自らを罰する為に、どんな目にあっても構いません。煮るなり焼くなり抱くなりお好きなように僕を処罰して下さい。」
エッチな事は女性が男性に身を捧げる。男時代はそんな考えがあって、女性化を夢見ていた時は『もし女の子になれたらエッチの時は好きなヒトに全て捧げてもいい』
そう思っていたのにいざ女性化すると、自分の欲望のまま彼の男性部分を貪るなんて僕って最低だ。
「いや・・・。そういう思考回路がマズイって言ったんだが・・・。っていうよりまず服を着たらどうなんだ?」


女性化が完了してから、僕はようやく彼の優しさに気がついた。彼の魅力に気がついた。
少し前から気になってはいたけど、もう完全に好きになってしまった。
女になった僕は彼に恋したのだ。
男の子時代は、男女とも何度か恋をしたけどここまで愛うしく思えたのは初めてだ。
オナニーのお手伝いとか、女性化促進を助けてくれる人とかって言う僕の些細な欲望はどうでもよくただ愛しい。
彼に関しては自分が気持ちよくなるよりも彼が満足して欲しい。
女性化早々に僕の初恋が始まりそうです。

そして、自分の気持ちに気がつくとまた体が疼き出した。
この『女』を彼の『男』で抑えて欲しい。慰めて欲しい。
彼に償いと奉仕をしたいし、彼に僕の女を満たして欲しい。

でも駄目だ。この気持ちと欲望はもう暫くは我慢しないと・・・。
さっきのレイプ紛いの事もそうだし、彼が心配してくれてる中で嬉々として女性化してた事も、彼の優しさに気付かずその優しさを踏みにじってたこともそうだ。
彼に思いを伝えるより先に、彼にこのカラダを慰めて貰う前に、まず最初に色んな事を償わないと。

「それなら、僕の秘密をばらしてオカマ扱いされるような事も罰として受けいれます。」
「またオカマ扱いされたらさすがに可愛そうだ。ってか本当にどうしたんだ?」
「本気で申し訳なく思っているだけなのに・・・?もしかして誠意がまだ足りない?それなら・・・。(略)」


彼に償いをしたいのか、愛しい人に尽くしてご奉仕したいのか、それとも単にこの昂ぶりを慰めたいだけかは分からない。
それにしても償いの案のうち、およそ7割がエッチな事でご奉仕するって内容なのは後から振り返ると明らかにおかしい。
ひょっとするとハタから見てて償いたいって言うか単にエッチしたいだけって見えちゃうかも・・・。
実際に、女性化早々の僕は愛液を垂れ流し状態にして俊明君に抱かれたいっていうのはあるけど、それでも考えた償いの大半がエッチって言うのはマズイよね。
どう抱かれるのが一番喜んでくれるのかを真剣に何がえながらも、どんな体勢でもいいから抱かれたいという欲求が全身から溢れそうだ。

「いや・・・そんな過剰サービスを求めてるんじゃないっての・・・。」
そういうと彼は頭をかいてから話を進めた。流石についさっきまで男だと思っていた子を抱くような真似は出来ないみたいだね。
それとも、野獣と化しそうな性豪である僕だとその気になれないって事なのかな?
「急な変貌で混乱しただけだ。怒ってないからこの話はもう終わりにしてくれ。」
俊明君は本当に優しい。好きになりそうなくらい優しい。・・・というよりついさっきから惚れてましたですハイ///
「それじゃあ、本当に許してくれるんだね。」
「分かったから・・・。いい加減服を着ろ。」
「あぁん」
忘れてた。僕は全裸だった。
そして全裸である事を思い出すとまた疼きが激しくなっちゃう


どうしよう?試すだけ試してみようかな?彼に甘えて、この昂ぶった『女』を慰めて貰おうかな?
無茶苦茶なお願いなのはわかってるけど、俊明君はイイ人だしもしかするとOKしてくれるかな?
「俊明君謝罪のついでじゃないけど、一つだけお願いしていい?」
「取り敢えず言ってみろ。俺に出来る事ならやってやるから。」
やっぱり彼は優しい

「体が疼いてて、男を求めちゃうの俊明君のオチンチンを、出来たばかりの女性器に入れて欲しいの」
「帰れ(怒)」

汚れ物を見るような眼差し・・・。あの時の敏明君はまさにそんな感じだった。
虐められっ子暦の長い僕だけど、ここまでヒトを嫌悪する眼は始めて見た。
恋人はおろか、エッチの相手をしてくれる人も無理だった。・・・というより今までの友達みたいな関係ももう無理だよね?
こんなに嫌われちゃったんだもん。
ゴミを棄てるかの如く裸の女の子を放り出すなんて彼の怒りや嫌悪は僕の常識を超えていたようだった。

僕は女の子になった早々フられたのでした。





「ねぇ俊明君。僕・・・わたしって女の子らしいぃ?」
『わたし』はセーラー服のスカートの皺を伸ばしながら彼に聞いた。
「ああ。清音は十分に女の子らしい。」

あの日フられた僕は、余程酷い顔をしていたんだろう。俊明君が気の毒に思ったかの悲しい顔がツボだったのか僕にチャンスをくれたんだ♪
僕が十分に女の子らしくなったら、恋人でもセフレでもなってやるって。
それで、あれから女の子らしくなれるように仕草や容姿を十分に磨いた。
元々・・・男の子時代から素質があったようで、気がつけば学校内でも随一の美少女の地位を1ヶ月のうちに得た。
少ししぶしぶな部分もあるけど、自分で言った手前、俊明君は友達以上の関係なら認めてくれた。

「女の子らしくなったら・・・。約束どおり・・・わたしをオンナにして」
「女の子らしいとは思うが、まだ心を動かされる程じゃないな。それに・・・。」
「それに・・・?」
「お前がいちゃついてくると、嫉妬魔が男女とも襲い掛かってくる。頼むから校内でのイチャつきは控えてくれ。」
「いいのいいの。」
「俺が困るから。」



「だって、僕が女の子になって家の方で一悶着あった時庇ってくれたの俊明君じゃない。」
「それはお前が危なっかしいから・・・。(そもそも事情の知ってる人間じゃないとうまく弁護できないだろ。事故や病気の類と誤魔化しても跡取り息子が女に
なった事をよく思ってないんだ。自分から女になったのがバレたら本当にどうしようもないだろ?)」
「そう思いながらも、しっかりと守って貰えると女の子はグッと来るのです。」
「女の子って・・・まぁ女の子か。(今男呼ばわりしたら取り巻きに半殺しだな俺は。ってか女になったとたんに人気が出すぎだろ!?)」
「だから、せめてものお礼として精一杯のご奉仕をしないとね女性が男性に対して出来るサービスってこんな事くらいしかないもん。」
Chu
「いや・・・もう少し離れてくれた方が礼になるんだけど・・・。ってか連中の視線が痛い。視線だけで殺されそうだよ。(それになんだかんだでまた無理矢理のキスかい!?)」


まだ色々と問題はあるけれど僕の女性化はかなり順調だ。カラダのほうは勿論、精神面もかなり女の子らしいよ学校内でももう女の子扱いが当たり前だしね♪
ただ俊明君との関係は少し難しい、友達以上には認められてても恋人まではなかなか認めてくれないらしい。俊明君は思った以上にお堅いです。
でも、もう少し僕の女性化が進行してイイ女になればきっと彼もところ構わず僕を求めてくれるだろうからね学校内で常にイチャイチャとか

でも、女性化完了から1ヶ月で校内の男性陣(と一部の女性)ならオトせた(勝手にファンになった)んだし。もう少し時間をかければ彼ともうまくいくよね
危なっかしいって文句言いながらもいつも守ってくれてるんだもん

「俊明君が好きになってくれるくらいに女性化するわ。わたし。」
「ノーコメントで。」

彼がわたしを女として認めてくれるまでわたしの女性化日記は続くようだ。
(完)
お待たせしました。そして図書館ではお初です。
作者のIDNo-NONameと申します。名無しさんをカッコつけてみました。

元々は変身過程を重視した作品が少ないか、あっても短編ばっかで物足りないと思った作者が長編変身ものを読みたくて妄想したのが最初でした。それが気づけばこんな長編とはTSは魔物です。
やたらと長文になったり、主人公の性格が途中で変わったり、終盤になって女性化を嫌がる主人公の日記も捨てがたい・・・と浮気しかけたりと、危なっかしい進行でしたが何とか図書館にアップできました。
やっぱり変身過程(特に下半身の)部分は変身Tsの醍醐味ですよ。

作品について語りだしたら色々長くなりそうなので今回はこれくらいで留めておきます。まだ、書きかけのとか原案だけはあるものとか色々あるので、そのうちまた出会うかもしれません。

あと、後日談の部分ですがそっちの方も書いていたら来年になりそうなのでまずは本編だけアップしました。余力があれば後日談を追加します。待っていた人はすいません。
IDNo-NOName
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56.80きよひこ
全体的に好きな作りです。特にツボにはまったのは最後の薬を飲んだ後の描写ですね。