妙な病気にかかって女になっちまってから3ヶ月。
あきらめてたけどレズの彼女ができて海での初デート。
こんな姿になっちまっても女の子とセックスしたいという欲求は変わらない。
彼女のマンコに俺のチンポを突っ込むのが楽しみ…あれ…無い?
男の時に慣れ親しんだ股間の器官の感覚がない。
胸にも男の時にはなかった膨らみのある感覚がある。
体も小さく細くなってしまった。
うまくセックスまで持ち込んだけど今の俺にはチンポが無いことを忘れてた。
「ねえ早く気持ちよくしてよ、清香」
くそっ、はじめてのセックスのチャンスなのに。
俺がリードするって言ったけど男と女じゃ体の勝手が違う。
入れたいけど肝心の肉棒が無い。
レズのセックスのしかたは知ってるけど貝合わせとかするのか?
まさか俺の童貞喪失がこんな形になるなんて。
「ねえまだ?」
おっぱい揉んだり出来るのはうれしいけどその後どうすりゃいいんだ?
考えててもしょうがない。
まずは押し倒してキスだ。
「チュウ……」
「清香の唇柔らかい」
彼女の柔らかい唇の感覚。
股間がさびしいな。
こんな体になってもチンポを入れたいって気持ちはあるけど無いしな…。
「あ、おっぱいとおっぱいがあたってる」
俺と彼女の柔らかいおっぱいが当たってる。
「ねえ清香これ好き。もっとして」
この感触は男では味わえない。
「あ、気持ちいい」
こんなのでいいのか?
自分が男で彼氏のつもりだったけど彼女も女で自分も女か。
女になってしまった俺の乳首は性的興奮で立って固くなってる
俺の心は男で男として興奮してるはずなのに体は女として反応してしまう。
水着のブラを脱いで乳首と乳首をこすり合わせる。
「あ…あたしと清香の乳首が…キスしてる」
俺の乳首と彼女の乳首が突き刺さる。
「双葉、双葉ー」
女でないと味わえない女同士の胸と胸が当たる感覚。
俺の女の子のおっぱいと彼女のおっぱいが当たってる。
彼女から離れてからおっぱいをもみしだく。
ぷにぷにぷに。
そろそろ下かな。
彼女の女性器を刺激する。
「そこは…駄目…あっ」
この状況に興奮してるのに股間は静まり返ったままだ。
俺の股間にあった肉棒はなくなり代わりに乳首が勃起している。
つい癖で肉棒をつかもうとしても手はむなしく空を切った。
「何してるの、清香?自分の股間なんか触っちゃって」
やばい双葉に怪しまれた。
「いやペニバンでもあれば双葉とひとつになれるかなって」
「そんなものはないわよ。男の汚いぶら下がってるものをつかもうとしたような動きだったけど、なんかおかしいわね」
慌てて女言葉で答える。
「あたしが男なんてそんなわけ無いじゃない」
「家にも男が見るようなAVとかグラビアとかあったし清香が男だって思えてきちゃった。いやだなあたし男なんて汚い生き物とセックスするの、でも清香って可愛いしそんなこと無いよね」
「あたしは女よ、続きしよ続き」
危ないなー。元男だとばれるかと思った。
双葉の女性器に指を入れる。
「痛い、痛いって清香」
「ご、ごめん下手だった?」
「ちょっと乱暴だよ」
俺は童貞で男のときも女の子とセックスしたこと無いから失敗してしまった。 女の子の体はもっと優しく扱わないとな。
双葉の右胸を揉みながら左乳首を舐めて股間の割れ目の周りを優しくなぞって…。
「清香…清香…もっと」
可愛いな。絶対に彼女を手放したくない。
彼女はレズで俺が女になったからこそ今の関係がある。
女のふりまでして恋人同士になり普段女言葉で話してるけど彼女とは男と女として付き合いたかったな。
そろそろ濡れてきた。
彼女のパンツを脱がして自分も脱いで…。
チンポ、彼女のあそこにチンポを入れたい。
でも俺の股間には何も…濡れてる?
俺の股間の割れ目は今までの行為で興奮し濡れてヌルヌルになっていた。
そういや女の子の体になってからエロ本やAVでも興奮したら乳首が立って股間が濡れるようになった。
男としての性的興奮が女になってしまった体では女の反応をしてしまう。
俺の股間にはチンポの代わりに男のチンポを飲み込むための器官、マンコが付いている。
エロ本やAVに出てくる女の子と同じ体になってしまった。
射精したいという欲求はあるのに女の子の体では不可能だ。
心は男のままなのに体は女の子。
入れたいよう。射精したいよう。我慢できないよう。
「清香…どうしたの?もっとして」
俺の体は女の子なのに男としての性欲は高まり双葉のマンコに俺のチンポを入れたいという欲求は我慢の限界に達した。
もう我慢できない。
入れてやる。
双葉のあそこに俺のチンポを入れて射精してやる。
双葉の足を開いて俺の股間を滑り込ませる。
「入れ…あれっ?アンッ」
俺の股間にチンポが生えるはずも無く股間にはチンポとは違う感触が。
俺の股間は双葉の股間に向かいマンコとマンコがくっついて今まで味わったことのない女の快感が走る。
チンポを入れるつもりが双葉と貝合わせしてしまった。
「何、これ?こんなの知らないっ…アッ」
チンポを入れる感覚じゃない。
俺の求めていた感覚とは違う。でも気持ちいい。
「アンッ清香とあたしのオマンコが擦れあって気持ちいい」
やばい…男よりこっちのほうがいいかも…。
俺は男なのに女の体で気持いいことしちゃってるよ。
俺の中の男に戻りたいという気持ちはこの快楽によって消えかかっていた。
俺の股間はヌルヌルしててチンポが無くて双葉のオマンコと擦れあってて愛液が混ざり合ってる。
「オマンコ…女の子のオマンコ気持ちいいよう…ハウッ」
女同士でオマンコ擦りあうのって気持ちいい。
今まで感じていた射精への執着も消え女の快楽を味わうことで頭がいっぱいになってる。
「清香…下の口でもキスしちゃったね…アンッ」
双葉に抱きつき胸と胸も密着させる。
「あ、女の子って女の子って気持ちいい…ハウッ」
女同士で柔らかい体を密着させる。
おっぱいとオマンコが女の子のエッチなところとエッチなところが触れ合ってる。
双葉とキスをして舌を絡め体を激しく擦り付ける。
女同士でエッチなところとエッチなところをくっつける感触がこんなに気持ちいいなんて知らなかった。
「清香…あたしもうイキそう」
「俺もイキそう…双葉、一緒にイこう…アア」
俺は気持ちよさに我を忘れていて、つい男言葉で話してしまった。
「え、俺?…アンッ」
(駄目…気持ちよくて何も考えられないよう)
「イクッ…イクッ…イクうーーーーー」
重なり合った秘所がお互いの愛液でヌルヌルになり、俺は割れ目から潮を吹いた。
俺と双葉はお互いの体の温もりを感じながら絶頂に達した。
俺は自分のやってしまった重大なミスに気づかず幸せな気持ちに包まれていた。
「ハア…ハア…ねえ清香…清香って男だったんだね」
「ち…違うよ」
「自分のことを俺って言ったり女の子って気持ちいいってまるで自分が男だったみたい。今までだっていろいろボロを出してたしね」
「騙してごめんよ。でも俺双葉のことが好きになっちゃって」
「あたしは男が嫌いなの。知ってるでしょ。でも体は女の子みたいだし、どうしたのそのカラダ?」
「俺は男だったけどTS病で女になってこんな姿に…」
「TS病?確か男が女になって二度と戻れないっていうアレ?それでAVとかあったのね。元は男だし別れよっか?」
「い…嫌だ。双葉と別れたくない。双葉と離れたくない」
「それじゃあたしのいうこと聞いてくれる?」
「何でも聞く。双葉と一緒にいられるなら何でも聞く」
双葉は荷物から女性用のカミソリを出した。
「じゃ、まずはアソコの毛を剃って。これからは清香はずっとパイパンであたしとセックスして」
「えー?そんなの恥ずかしいよ。割れ目がくっきり見えちゃうじゃん」
自分が女の子にこういうことしたいと思ったことはあるけど自分がされることになるとは。しかもずっと。
「あたしと別れたくなかったら剃らなきゃダメよ。パイパン物のAVとか持ってたけどこれからは清香がそういう姿になるの」
このとき俺はまだ気づかなかった。
こんなものはまだ序の口でこれからは双葉という美少女に女の快楽を骨の髄まで刻み込まれることを。
「すごいわ。余計なものが無いから清香の割れ目がくっきり見えてる。一回こういうことやってみたかったのよ」
双葉は嬉々とした表情でツルツルになった俺の女性器に顔を近づけてくる。
「恥ずかしいよ。そんなに見ないで」
「嫌よ。あたしの事を騙そうとしたのにまだ付き合ってほしいんでしょ。だったら言うとおりにしてよ。これを見てると男だったとは思えないわね。何でレズのあたしと付き合おうとしたの?」
「だって俺は心は男だぜ。女の子と付き合いたいけど困難じゃ普通の女の子とは付き合えないし、男となんて気持ち悪いし」
「今でも自分が男のつもりなんだ。こんなに可愛い顔して、いやらしい身体してるのに。本当に心は男のままなのかな。確かめてみよっか?」
この体になって女の子と男女の恋人の関係になるなんて不可能。
誰でも気づきそうなことだけど俺は認めたくなかった。
「鏡見てみようか。清香」
双葉に渡された鏡に自分の顔を映す。
「俺の顔なんて見てどうするんだよ」
「今の自分の顔をどう思う?すごく可愛いでしょ。こんな彼女ほしくなかった?」
「そりゃこれが自分じゃなかったら彼女にしたいと思うよ」
「でも自分の身体だから何をしてもいいのよ。あなたの好きなエッチな本に載ってる女の子と同じ。どんなにいやらしいことでも出来るし、どんな格好だって出来るし」
この美少女に何をしてもいい。
俺は自分の胸に手を持っていき胸を揉みしだく。
「あらあら、もしかして今までオナニーしたこと無い?男のときに女の子とセックスしたことは?」
「どっちもない。一度でいいから男のときに女の子とセックスしたかった」
「女になって女とセックスっていうのはだめなの?あたしという彼女がいるのに不満?悪いけどあたしは清香を男には戻せないよ。出来ても戻さないけどね。相手が誰でも女の子と付き合う方法なんてレズ意外無理。あたしは女の清香が好きになったから付き合うことにしたのよ」
「そんな事いったって俺は男だったんだ。自分に見とれてナルシストにでもなれって言うのかよ…」
「でもさっきのセックスでも気持ちよさそうだったよね。女の子って気持ちいいって。あたしも貝合わせ気持ちよかったー」
「俺は双葉にチンポを入れたいんだよ」
「ふざけないで気持ち悪い。正直言って男のときのあんたなんてあたしにとって醜い生き物だし、清香にそんなものが生えてるところなんて想像したくも無いわ」
「男の俺は全否定かよ」
「そんな棒なんて無くても今の清香にはとっても気持ちいい穴があるでしょ。濡れてるよ」
「あ、ヌルヌルしてる」
「舐めてみる?」
俺は双葉に言われるまま指についた自分の愛液を舐める。
「チュル…チュプ…美味しい…」
「ちょっと横になってくれる?清香」
言われるままに横に寝た俺に双葉が足を開いて股間が顔の上に乗る形で座り込んできた。
「どう清香?顔面騎乗って言うやつよ」
息が苦しい。俺の口は双葉の秘所に口をふさがれ息ができなくなる。
双葉の股間は愛液でヌルヌルになってて俺の口もヌルヌルになる。
「ほら舐めて舐めて」
レロレロレロ
「ア…清香の顔に愛液塗り付けちゃお…フフフ」
双葉は俺の顔に愛液を塗りたくった後で俺の顔から離れて俺の胸を揉む。
「乳首立ってるよ。清香」
「アアッ…」
「こんどはあたしからしてあげるね。女の子の身体の気持ちよさを教えてあげる」
双葉に胸をもまれ気持ちよさについ声が出る。
「アンッ気持ちいい」
「男のくせにそんな甘い声出しちゃうんだ。最初から素直にしてればいいのに」
双葉はうれしそうな顔で乳首をコリコリしてくる。
「アアッアアッ…ア」
「気持ちいいでしょ。受け入れて快楽に溺れちゃいなよ。これからも時間のあるときはデートしてあげるし、楽しいこともしてあげるからさ」
双葉は右手を俺の股間に持っていき秘所を弄り回す。
「ア、もっと、もっとして」
「もうヌルヌルね。さっきセックスしたばかりだもんね。それじゃもっと」
そういって俺の股間に顔を持っていき秘所を舐めまわす。
チュプ…ピチャ
「アア…ねえ…双葉」
「何?」
「俺も双葉のマンコ…舐めたい」
「シックスナイン?あたしと一緒にイキたいの?」
「うん、駄目かな?」
「駄目じゃないわよ一緒に気持ちよくなろう」
俺が下、双葉が上でお互いの秘所が顔に来る形になりお互いのアソコを舐め回す。
チュプ…チャプ…
双葉のアソコ美味しい。舐めてもらうのも気持ちいい。
「双葉…気持ちいい…気持ちいいよう」
「清香もっと…もっと舐めて」
駄目だ。気持ちよすぎてもうイキそう。
「イク…もうイク」
「イこう。一緒にイこう」
お互いに秘所への攻めを強めラストスパートにかかる。
「イク、イクーーーー」
「アアーーーー」
お互いの秘所から愛液を噴出し俺と双葉は絶頂に達した。
「気持ちよかった?清香」
「うん。最高だった」
俺は今まで男に戻りたかったけど双葉とのセックスの快楽を味わえるなら女のままでもいいかもと思い始めていた。
「女を楽しむ気になった?童貞君」
「童貞は余計だ。でも気持ちよかったしこれからもしたいかも」
「でしょ。その上こんな可愛い彼女がいるのよ。最高の環境じゃない」
確かにそうかも。童貞だったけど女の子とセックスも出来たし。
俺も女になってるけどこれって童貞喪失になるのかな。
「これからは気持いいこといっぱいしてあげるね。清香が快楽に溺れてエッチな女の子になったら清香の事もっと好きになっちゃう」
この身体でオナニーしても誰も文句言わないんだよな。
今度コスプレしてみようかな。
「そろそろ寝ようか?せっかく海に来たんだし明日は朝から泳ぎに行こうよ」
「そうだな。今日はもう寝よう」
次の日
「お姉さんたち飯奢るからさ、俺たちと遊ばない」
いた。こういうところによく出没する軟派男だ。
「どうしようかなー」
飯奢ってくれるって言うし、ついていってもいいのかな?
「駄目よ、清香。二人であっち行こう」
俺は双葉に手を引っ張られ、海岸まで走る。
「何でついていこうとしてるのよ。あんた元は男でしょ。気持ち悪くないの?」
「ただ飯食えるし、いいじゃん」
「その後で男とセックスすることになっても?」
「嫌、それだけは嫌だ」
「清香はあたしの彼女なんだからね。間違っても男なんかについて行っちゃ駄目よ」
海に入り一緒に泳ぐ。
「待ってよ双葉。俺をおいてかないで」
双葉の泳ぎはかなり速くあっという間に俺との距離を離される。
「清香、遅い。カッコ悪」
「俺は泳ぐのは苦手なんだよ。ちょっとは手加減してくれよ」
「そう、それじゃもっと近づいてあげる。でも」
双葉は泳いで俺の背後まで回ると水着のブラを下ろし乳首が見えるようにして俺に抱きつき背中におっぱいを押し付ける。
「わ、何すんだよ双葉。周りに人もいるんだぞ」
「ほら背中におっぱい当たってるよ。乳首立ってきた?」
せ、背中に双葉の柔らかいおっぱいが当たる。
そんな事すると興奮してチンポが立つ…てあれ?
股間に手をやってもそこには何も無い。
水着の股間部は何事も無く静まり返っている。
股間にわずかな盛り上がりも無い。
そういや無いんだった。
でも女としてのエッチを済ませた後ではむしろそれがすっきりとしていて気持ちがいいくらいだった。
そして乳首がジーンとして。
立ってる乳首立ってる。
「やばい、やばいってもうやめて」
周りにいた人が目を丸くして驚いてる。
「胸、胸が見えてる」
「なんかあの女の子乳首立ててない?まさか後ろの女の子のおっぱいで」
「う・羨ましいわ…って違うあたしはそんな女じゃなーい」
股間にも勃起とは違う感覚が。
は、恥ずかしすぎる。
何してくれるんだ、双葉。こんな公衆の面前で。
「どうだった清香?女として恥ずかしいところが人に見られる気分は?」
「やめてくれよ。大勢に乳をさらした挙句双葉のおっぱいで興奮してる事までばれて、めちゃめちゃ恥ずかしかったぞ」
「だって清香って自分が男のつもりなんでしょ。
女としての恥じらいはあるのかなって。
それにあたしを騙そうとしたんだもの。あたしの彼氏じゃなくて彼女なんだってわかるように恥ずかしい事いっぱいしちゃうからね。
帰ったら処女頂戴。何でも言う事聞くんでしょ」
う、双葉と付き合い続けるかぎり恥ずかしい事をされ続けるのか。
その上処女まで捧げろと。
でも童貞男だった俺がこの姿になっても女の子と付き合い続けられるって言うのはそれ以上の魅力だ。
どうせ男には戻れないし、こんな可愛い彼女と一緒に入れるなら女の快楽も楽しんでしまえば…。
「しょうがないな。恥ずかしいけどいいよ」
「やったー。気持ちよくしてあげるからね。女の子として」
女の子の快楽。これから先も嫌でも味わい続けるわけか。
それから砂浜を歩いているとよく知ってる顔を見かけた。
「あれはすみれと俊明?」
「あれ、清彦じゃん。そういや女になったんだっけ」
「え、あれが前にあたしに告白してきた清彦君?」
すみれは俺が男のときに彼女になってくださいと告白したけどふられた女。
俊明は俺の友人で女好きで有名なやつだ。
「何でお前とすみれが一緒に歩いてんだよ」
「付き合ってるんだよ俺たち」
「知らなかったの清彦君?」
な、何だと。よりによって俺の好きだった女をこのスケコマシが。
「何この人たち清香の知り合い?」
「清香?こいつの女の名前か?こいつは清彦って言う男だよ。君はこいつの友達か?」
「清彦君変わっちゃったね。前じゃこんなに可愛い娘に相手にもされなかったのに友達になっちゃったの?」
い、言えないこの娘がレズでこんな姿になっても女の子と付き合いたいから女のフリして彼女に近づいたなんて。
「清香が男のときの友達?」
「何だ。こいつが男だったって知ってるのか。知りたくないか?こいつが男だったときどんな奴だったか」
やめてくれ。
10人の女の子に告白してふられたお調子者のかっこ悪い男だったなんて知られたくないよ。
「こいつは三枚目の癖ににすみれに愛の告白してふられた後9人も女に告白しまくってふられたんだ。つまり10人の女に手当たり次第に告白しまくったてわけ」
「あたしなんか清彦君にバラの花束渡されそうになったし。『あなたのことが世界の誰よりも好きです。僕の彼女になってください』って言われたときめまいがしたわ。それで断ってから何日かすると他の女の子に声をかけて全部断られてたわ」
「え、10人も?バラの花束?」
「断られても断られても別の女、別の女と声をかけてどれだけ女に飢えてるんだよ。ずっと童貞のまま10人ふられた時にTS病なんかにかかって自分が女になってるし、女になったあと男に愛の告白されたってホントか?まるでギャグみたいだな」
「でも可愛くなったわね。男のときとは大違い。こんなセクシーな体になっちゃって」
「エロい水着着ちゃってビキニかよ。これがあの清彦?すげーマブい」
女になってしまった俺の体が二人の視線にさらされる。
双葉のために用意したビキニを着てる所が好きだった女とその恋人に見られてる。
「俊明あたしがいるのに浮気する気?」
「そんなつもりはねーよ。でも前の姿を知ってる奴からすると想像つかないんじゃないか?」
「うーん…。男装すると前よりかっこいいかも」
女になってからわざわざ男装?
男のときの服はまだ捨てずにとってあるけど。
「そうかな俺ってかっこいい?」
「男装したらイケメンとして通用するんじゃ」
3枚目だった俺がイケメンになれる。女の子の前でキザなセリフ言っても様になるのかな?
「こんな身体でイケメンになってもしょうがないだろ。すみれって宝塚とか好きなのか?清彦それで浮かれるなよな」
すみれにかっこいいといわれて喜んでいる所を俊明につっこまれてしまった。
いくらかっこよくても男じゃなくて男装した女だしな。
試してみるのはいいかもしれないけどそれって別のファン層かな。
「清彦お前猿の鳴き真似がうまかったよな。この姿で一回やってみろ」
「嫌だ」
何で双葉の前で男のときの芸をやって恥をかかなきゃいけないんだ。
男に戻りたいって気持ちは今でもあるけど元に戻ってもモテナイ3枚目のギャグキャラ。
男の時の俺の人生は童貞も捨てられなかったしロクなもんじゃなかった。
TS病で美少女になってもそんなことしたら俺は女のギャグキャラになってしまう。
「なにそれ。あたし1度も見せてもらったこと無いよ。1回みたい。お願い清香」
「あたしも見たい。女のときだとどういう感じなのかな」
俺は嫌だったけど双葉とすみれに頼まれしぶしぶ了承した。
「キー、ウキッウキッウキーーーー」
最悪、双葉の中で俺のキャラが壊れたんじゃないのか?
「面白い。見た目とは違うけど清香って結構愉快な人だったのね」
「美少女が台無しね」
「これはこれで男のときとは違う味があって…可愛いかも」
女になってもギャグキャラ決定か。双葉がいるし前よりはマシかな。
双葉に男のときの俺が三枚目のお笑いキャラだったことがばれ、がっくりしてるところにすみれが話しかけてくる。
「でも清彦君って大きな胸してるのね。ちょっと触っていい?」
俺が駄目だという前にすみれが俺のおっぱいを後ろから揉んでくる。
「ちょ、あんた、あたしの清香に何してるのよ」
プニプニプニ…。
「あたしの清香って、あなたたちは友達で恋人じゃないでしょ。別にいいじゃない女同士なんだし」
俺の好きだった女に女になった胸をもまれている。
俺はすみれの彼氏になりたかったのにー。
「おいすみれ、やりすぎだぞ。こいつは男…」
「そうだよ。もうやめて。みんな見てるよ」
「こんないやらしいビキニ着ちゃって。女の子を求めてたら自分が女の子になっちゃったの?男を誘ってるの?それとも自分を彼女に見立ててじぶんに酔ってるの?ナルシスト?あたしのおっぱいも触らせてあ・げ・る」
すみれは俺の胸から手を離し自分の胸を突き出してくる。
「いいの?俺はこんな姿だけど中身は男」
「触らせてくれたお返しよ。もう女の子同士なんだしじゃれあいよ。じゃれあい」
「ほんとにいいんだ」
俺はすみれのお言葉に甘えておっぱいを揉ませてもらうことにした。
プニプニプニ…。
すみれのおっぱいか。柔らかい。
すみれにふられた後女の子9人も声をかけたけどすみれのことを忘れられなかったんだよな。
俺が男だったときには考えられなかったことだ。
俺って女になって得してるのかな?
「清香の浮気者ー。あたしのこと好きだって言ってたのは嘘だったのー?」
「え?清彦、おまえもしかしてこの娘と…」
双葉は凄い力で俺とすみれを引き離すと俺に…。
「清香はあたしの彼女なの。身も心も全部あたしのものなのよ」
俺にキスして舌を絡めてきた。
「清彦お前とこの娘って…」
「え?え?えーー」
「んんっんっ」
もうセックスも済ませたというのに、双葉に舌を絡めながらキスをされ思考が桃色に染まる。
唇の感触、舌に伝わるふたばのザラザラした舌の味。
「ふふふ、清香あたしにキスされて嬉しい?」
しかし、今の俺は喜んでいる場合ではない。
「おい清彦。この娘レズだったのか?」
「女の子同士でキスしてなんで嬉しそうなのよ?その娘って友達じゃなかったの?」
双葉の暴走で隠しておかなければいけない関係が露呈してしまったのだ。
「双葉、なんでこんなことを?すみれだって冗談半分で胸を揉んできただけなんだぞ」
「だって清香はすみれのことが好きだったんでしょ。あたしという恋人がいるのにうれしそうに胸を揉んで我慢出来なかったのよ。あたしだけを見てよ」
俺達4人の後ろで何故か通行人の女の一人が顔を赤くして鼻血を出して興奮している。
「ちょ、何見てるのよ。あたしは普通の女よ」
海で双葉にブラを下ろされた時もいたよな。
本人は否定してるけど鼻血を出していては言い訳のしようがない。
無自覚かな?
「やっぱり二人はそういう関係だったんだな。清彦、こんな姿になっても女と付き合いたかったのか」
もう言い訳もできないし開き直ってやる。
「そうだよ。俺だって男だ。こんな姿になっても心は男だ。女として生きられるわけねーだろ」
「あたしには最初女のふりして近づいてきて女言葉を使ってたけどね。あたしは女の子しか愛せないの。あたしにとって清香は清香って女の子で男だった時なんて知らないけど」
双葉め。余計なことを。
「清彦君男として見られてないじゃない。なんかこの二人の言うこと食い違ってない?」
「男の時の清彦の生活も童貞で10人の女に振られてろくなもんじゃなかったけどな。この双葉っていう娘がレズなら女になった男が女の姿を利用してレズの彼女を手に入れたようなもんだろ」
「お前ら好き勝手言ってるけどな。TS病で男から女になっても女と付き合ってる奴は他にもいるし、女と結婚もできるんだぞ」
「え、そうなの?あたし初めて知ったわ。あたし清香と結婚したい。女同士の結婚。ダメだと思ってたことが夢じゃなくなるのね」
俺がTS病で女になったときに説明を受け知っていたことだ。
女同士の結婚が可能なことを説明すると双葉がうれしそうに結婚したいといってくる。
「おいおいマジかよ。そんな事許されるのかよ」
「あたしは知ってるよ。TS女は本人と相手の強い希望があれば男とも女とも結婚できるって。
あたしもTS病についての話は色々聞いてるけど清彦君と双葉ちゃんが結婚するっていうのもあり得る話よ。
初めて聞いたときはあたしもショックを受けたけどね。
あたしは普通に男の人が好きだから女の子との結婚なんて考えられないけどね」
俺とすみれの説明を聞いてさっきいた見物人の女がまた鼻血を出していた。
「お、女の子との結婚。あたしもTS病の女の子を見つけて付きあえば結婚できる…相手も頭の中は男だからあたしも夢じゃ…って何考えてるのよあたしは」
まだいたんだ。
「俊明、もうこの2人のやってることに文句を言うのやめない?俊明は女になったら男と付き合える?」
「想像したくもない。気持ち悪い。だからといって女が相手でも…清彦は自分も女になってるんだぜ。自分が女の子になる事自体考えられないって」
「なんだよ。まだ文句があるってのか?」
「これはあたしたちのどうこう言える問題じゃないのかもしれないし。
童貞だったTS娘に女の子しか好きになれない女の子か…。
結婚できるって言うし割れ鍋にとじ蓋っていうのかしら」
「どういう意味だ?それ」
「だれにでもぴったりと合う相手があるっていう意味よ」
すみれは俺と双葉に聞こえないようにコソコソと話をし始めた。
「ねえ俊明。このことを黙ってて2人の味方をしない?色々面白い話も聞けそうだし」
「あのレズカップルの味方?何を聞くつもりだよ」
「セックスよ。セックス。清彦君頭の中は男だけど体は女でしょ。どんなセックスしたのかとか、どんな気持ちだったのかとか。あの双葉ちゃんっていう娘も普通とは違うしいい暇つぶしに…」
「野次馬根性かよ。実は俺も少し興味あるけど。清彦もあんな美少女になってるけどあのギャグキャラの清彦だぜ。どんなアホな事やってるのかな?あいつが男から女になったのも考えようによっては愉快とも…」
「ね、ね、面白そうでしょ」
「あの童貞で包茎だった清彦が女になってレズカップルか。チンコもなくなってるし双葉とどんなプレイしてるのかな?」
……
あの2人何を話してるのかな。
「あたしたちこれからは清彦君と双葉ちゃんの味方になることにしたから」
「困ったことがあったら俺達に相談しろ。できることなら力になってやるから」
「なんでお前らこんなに急に態度を変えてきたんだ。なんでニコニコしてるんだよ」
「あなた達ノンケなのにあたしたちの味方をしてくれるの?」
「そうよ。せっかく海に来たんだもの。こんな所で話してないで早く遊びに行かない?」
「そうよ。そう。せっかく清香とデートに来てたのにくだらない時間食っちゃった。さあ清香もう1回泳ぎに行くわよ」
双葉に手を引っ張られ再び海へと走りだす。
「ねえ清香。いつかほんとに清香と結婚できるといいね」
「その時は俺が夫で双葉が妻になるけどな」
「何それ清香は女の子だから妻と妻じゃないの?」
「だって俺は戸籍上は男っていうことになってるんだぜ。結婚式では俺がタキシード着て双葉がウエディングドレス着て…俺は女の体だから男装になっちまうか」
「あたしと清香でウエディングドレスで式は挙げられないのー?」
実はそれもできるんだけど俺は双葉とは男と女として付き合いたかった。
俺が男装して双葉とデートしたいけどそんな事言ったら双葉はどう思うのかな?
すみれはそう言ってたけど今の俺って男装したらかっこいいのかな?
「速い…男の俺でもかなわねえ…」
「どういう運動神経してるのよ。この娘は」
「双葉、頼むから手加減してくれ」
泳ぎ始めてから10分後俺達3人はどんどん双葉に引き離される。
俺は後の2人からも置いて行かれる。
「おーい、清彦ー大丈夫かー?」
「もう情けないわね。3人とも」
「双葉がすごすぎるんだよ」
「清香は俊明とすみれにも置いていかれたじゃない」
「清彦君カナヅチだったの?」
「もしかして双葉の運動神経って」
「力でも足の速さでも全部俺よりすごいよ。俊明でもかなわないんじゃないの?」
(もしかしてあの双葉っていう娘が男役で清彦が女役か?)
「清彦君、双葉ちゃんの前ではあんまりカッコ付けられないわね」
砂浜に戻り少し休んでいるとピンク色の貝殻を見つけた。
桜貝か?
双葉にあげると喜ぶかな?
「なーに、桜貝?キレイね」
「双葉にやるよ。俺からの初めてのプレゼントだ」
「ほんと嬉しい」
喜んでくれた。すみれにバラの花束あげようとしたときは失敗したけどこの娘とならうまくやっていける気がする。
バラの花束はなかったかな。バラの花束は。
「ふふふ、宿に帰ったら楽しいこといっぱいしようね」
「また恥ずかしいことすんの?」
「気持よくしてあげるからね。でもその前にまた泳ぎに行こうよ」
「今度は前のようにはいかないぜ」
俺と双葉の海でのデートはまだしばらく続く。
どんどん書いてください!