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腐女子と男の娘が入れ替わりました。

2012/01/18 08:14:01
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「ふっ、うふふ・・・」
その人は鏡の前で一人、にやついてました。
下はフリルのついたミニスカートにニーソックス。絶対領域が魅惑的なのでしょう。
上はカーディガンとキャミソールですか。定番ですね。
髪の毛は肩までかかったセミロングでカチューシャまでして、女の子らしい可愛さを引き立てています。
うん、可愛い女の子です。見た目はね。
しかし今のその人の表情、鏡の前で自分のその姿を見てにやついているのはちょっと危ないです。
それがましてや・・・
「うふふ。やっぱりミキちゃんは可愛い男の娘だねぇ」
・・・僕の体でとなると。
「あのぉ、亮子さん。お願いですから僕の体で危ないことしないでくれますか?」
部屋の姿見の前で僕の体で女装してにやついている草壁亮子さんに対し、僕は当の草壁亮子さんの体でその様子をただただ呆れてみているだけだった。
「何を言う! 可愛いミキちゃんの体になったというのに何もしないでいるなんて犯罪だろがっ!」
いえ、男の僕の体使って女装して鏡の前でにやついているほうがよっぽど犯罪な気がします。
「それに、僕の名前はミキじゃなくて美樹(ヨシキ)ですって何度も言ってるじゃないですか」
「何を言うっ! 可愛いんだからミキちゃんでいいんだよっ!」
ああもうどうしよう、この人変なスイッチ入っちゃってるよ。



そもそも事の起こりは1時間ほど前。僕と亮子さんの体が入れ替わったことに起因する。
僕はいわゆる女装子とか男の娘とか呼ばれているタイプでして、つまりのところそういうことしているんです。
休みの日とかになったら可愛い女の子の服を着て、街に繰り出すことは日常茶飯事で。
まあその、女性化願望があったとかそういうことはないと思うんですけど。
でも事実女の子の格好をしていると落ち着くというか満たされるというか。とにかく皆さんの知らぬところで僕は女の子していました。
まあ、うぬぼれているとか自画自賛とか思うかもしれないけど、女装した僕って結構可愛いですよ?
そうなるとナンパされることもしばしば。時には軽くあしらいつつ食事を男におごらせることも結構あったり。
あの日もちょうどそんな男にナンパされていたところで、よし今日はこいつにお昼おごってもらっちゃおうと思っていたところに亮子さんが来ちゃったんだよ。
亮子さんは僕とは同じ学校で同じクラスで、男女問わず人気のある人だった。
何せ背がすらりと高くて、スタイルもいい美人だからね。それに何ともいえないオーラをかもし出していて、気品とか知的美人とかそんな言葉がよく似合う。
何人もの男子たちが告白して玉砕しているという噂もあるし、女子からは「お姉さま」なんていわれているとか。
そんな亮子さんはその時、ナンパに戸惑っている女の子を助けたつもりだったみたいだけど僕にとってはお昼が無くなってちょっと残念。
さらにはその場で亮子さんに同級生の男子であることを見破られてしまったのだ。
それが災難の始まりだった。
助けた目の前の女の子が同じクラスの男子、楠田美樹だと気がついた瞬間の第一声は
「男の娘キタ━━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━━ ッ ! ! !」
でしたから。
最初何を言っているのかわからなかった。なにせ普段は知的美人で知られている亮子さんが絶叫していたから。
そして次に言った言葉は
「な、何故君は私に告白しなかったのだね。君がそういう子だと知ったなら迷わずOKしていたのに。いや、今からでも遅くはない! 私に告白したまえ! 『亮子様、オネーサマと呼ばせてください』と」
ええ、それはもう危ない目でしたよ興奮していたもので息も荒くて。蛇に睨まれたかえるとはあのことを言うんでしょうか?
そして知った事実、亮子さんは腐女子だったということ。
普段は誰もそんな事実は知りません。ただ亮子さんは僕同様、誰も知らないところでヤオイとかショタとかそういう書籍をあさっていたとか。
そしてその事実は学校のクラスメイトを始め生徒達は誰一人として知らなかったのです。
そういう意味では互いに互いの秘密を共有していたとなるのでしょうか。まあ、僕としては僕の秘密を知った相手が亮子さんでまあよかった、という感じです。
以来、僕と亮子さんは交際……というのか分かりませんが、付き合うようになりました。
休日ともなれば僕は女装して亮子さんと街へ出かけるのが日常(それってデートですか?)。
そしてお決まりのように亮子さんは僕にあれやこれやと可愛い服を着せ替え人形のようにして着せ替えしていって。
まあ、僕も僕で可愛い服着れるのはそれはそれでいいんですけど、ちょっと複雑な心境でもあり。
何せそのときの亮子さんは絶叫と鼻血のオンパレードでして。おかげで箱ティッシュは必需品です。
で、今日もそんなお出かけの日だったのです。それが……先ほど亮子さん宅のマンションの階段で二人して盛大にこけて落下して……体が入れ替わっちゃったのです。



で、至る現在。
「うふふ、やっぱりミキちゃんは可愛いねぇ」
さっきからこの調子です。腐女子にとって自らが男の娘になれたというのはそんなに嬉しいことなのでしょうか?
体が入れ替わったという異常事態に、とりあえず落ち着くためにと先輩の部屋へと来ている。
そしたらこれですよ。先ほどからとっかえひっかえ服を着替えては鏡の前に立つ、一人ファッションショーが続いています。
それにしてもすごい数の服ですねぇ、その服の山。
亮子さんは僕よりも頭一つ分背が高いです。僕が男として背が低いのですが、亮子さんも女性にしてはちょっと高めの身長です。
それを考慮に入れるとあの服は亮子さんが着るにはちょっと小さい気がします。ついでに言うと亮子さんは胸も大きいのでそういう意味でも服は小さいでしょう。
つまり、あの服の山はすべて僕に着せるつもりの品ということになります。おまけに下着まであるじゃないですか。一体総額でいくらだったのでしょうか。
そこまでして交際している彼氏(?)に服を用意するとは、恐るべし。
それはともかく。
「この異常事態を何とかしようって気はないのですか?」
体が入れ替わるなんてどう考えても異常事態です。だというのにこの人のやることは、僕の体でお着替えを繰り返して鏡の前でにやついているだけです。
「ふっ、ミキちゃんもゆとりがないねぇ」
「ヨシキです」
「せっかく体が入れ替わったんだ。楽しまなきゃ損だろう?」
何が損になるのかが分かりません。
「そして亮子さんは損をしないためにそうしているのですか?」
「もちろんだとも。普段はなかなかお目にかかれないサービスショットを堪能せねば」
現在亮子さんは僕の体でウェイター服なのかメイド服なのか、そういう系統の服を着ています。
しかもミニスカートでガーターベルトのストッキングです。フリルの付いたシャツです。胸元が結構開いてる気がします。
そして前かがみになって笑顔でウインク。たぶんその角度からだと胸の中がチラ見なのでしょう。
「ふっ、たまらないっっ!」
はぁ、と盛大にため息つくしかないです。この異常事態にどうしてこの人はパニックになることなく、こうも現状を楽しむことができるのか。
「ところで君は楽しまなくていいのか?」
「へ?」
唐突にかけられた言葉に僕は間抜けな声を発してました。はて、楽しむとは?
「別に遠慮しなくてもいいのだぞ。私の女の体を思う存分楽しんでも」
亮子さんの、女の体? ……はっ!!
「な、何てこといってるんですかっっ!?」
「私も楽しませてもらっているんだ。君が楽しんでも文句を言う筋合いはないし」
いやいやいや、文句言うとかそういう問題じゃなくて。
そりゃ僕だって興味がないわけじゃないし。その、リアルの女の子の体なんて触れる機会めったにないわけで。
さらにいえば亮子さんはスタイルよし。男にとっては魅力的なのは確かですけど。
あまり考えないようにしていたけど、先ほどから胸にかかっている負荷も気になってはいた。
その、つまり……先輩の胸の重みが。
重さを感じるってことは当然それなりに大きいわけで。でも大きいって事は普段の制服姿から十分わかっていたわけで。
えっとその、触ってはみたいです。はい……
ただ、それをしてしまうと、人としてというか、男としてというか……亮子さんとの関係にひびが入りそうで。
そんなことを気にしてちらり、と鏡の前の亮子さんに視線を向ける。
「あはっ、魅惑的だなぁ」
鏡に背を向けてちょっと前かがみになってお尻突きつけるような体制でスカートをぺらっ、と。
Tバックでした。
「なんてものを穿いてるんですかあぁぁぁっっ!!?」
「いや、せっかくなので男の娘のお尻も堪能しようと」
「しないでくださいぃぃっっっ! 大体いつの間にそんなものを!!」
「安心したまえ、中は見ないようにスカートは穿いたまま中に手を入れて穿き替えたから」
「そういう問題じゃありませんっっ!」
僕がひびを入れる前に亮子さんのほうが盛大に巨大な亀裂を入れてきましたよ、もうっ。
しかし亀裂が入ろうが地割れが起きようが結局のところ僕の体はあそこにあって亮子さんが所持しているわけで。
とにもかくにもさっさと体を元に戻さねば……って。
「何ですか亮子さん」
気が付けば僕の目の前に僕が……もとい、僕の体をした亮子さんがいました。
「ミキちゃんも素直じゃないねぇ。私の体で楽しんでもいいといってるのに」
つい、と僕の目の前に四つんばいになって顔を接近させる先輩。目の前の甘い表情とちらりと見える胸にどきりとして……いやいやいや、自分の顔と体だから。
「楽しむっていわれても……」
つい目線をそらしてしまう。自分の顔に見つめられるのに耐えられないというのもそうだけど、なんとなく言ってる内容が、ねぇ。
「見てもいい、触ってもいい、出血大サービスだというのに。ていっ」
しゅっ、と手を振ったのが何をしたのか一瞬分からなかったけど、それはすぐに理解できた。
「どわっ!?」
服のボタンが一気にすべて外され、さらには前開きタイプであろうブラまで外され一気に胸がオープンに。
な、何で手を一振りでここまで一気に外せるんですかっ。突然の出来事にとっさに胸を両腕で押さえる。
あ、亮子さんの胸、柔らかい……ぢゃなくてっ!
「ふっふっふ、自然と恥じらいのポーズを取れるあたり、ミキ君はなかなか素質があるねぇ」
なんの素質ですかっ! と抗議の声をあげる前に、押し倒されました。
「な、な?」
仰向けに倒れる僕。胸にかかる負荷が結構感じられます。巨乳の方は仰向けに寝るとこうなるようです。
そしてその胸は先ほど亮子さんの手によってあらわになってます。そして覆いかぶさるように僕の体をした亮子さんが。
「ふふっ、自分の体だというのに何でこうもそそられるのかな?」
「そそられるって、ひゃあっ!?」
む、胸揉んできました。
両手で、両方の果実を、器用に丁寧に。
「ほうら、私の胸はそれなりに感じやすいのだよ。気持ちいいとは思わないか?」
あう、確かにいいかも。
亮子さんの手(僕の体だけど)にあわせて静かに動く胸。手には収まりきらないほどの大きな胸がゆっくり、静かに動いてる。
うわ、なんか、変な気分……
「ふふ、やはり感じてるのだね私の体で。乳首が立ってるぞ」
ほ、本当です。その、自分の体でもちょっとやっちゃったけど感じちゃうと乳首って立つんだよね。
この体も同じく、です。ピンク色の綺麗な乳首がぴんと立っちゃって、感じちゃっている証拠です。
そして亮子さんは乳首まで弄り始めました。あう、やっぱり結構感じやすいみたいで。
「不思議なものだな。自分の体だというのに母性のようなものを感じてしまう」
「へ? あんっ!?」
ある程度予期してましたけど、吸い付いてきましたよ。
唇で軽く吸ったり、舌先で弄ってみたり、ちょっと歯を立ててみたり、徹底的に攻めてます。
「あ、はぁ……」
体が入れ替わるというこの異常事態に僕は何もできなかった。抵抗しようと思えばできたはずだけど、する気が起きなかった。
どうやらこの一連の攻撃に僕はいちころになっているようです。そしてあとは全てを亮子さんに任せるまま。
体が火照ってくる。乳首攻められているだけで体が興奮してくる。なんでこんな上手いんだよぉ。
「ふふっ、自分の体だからねぇ。どこが気持ちいいのかは熟知しているさ」
つまり、それだけ普段からえっちぃことしていたということですね、という突っ込みはする気になれなかった。
乳首から離れていく。そしてどんどん下っていく。
亮子さんが僕が今穿いているスカートを脱がしにかかる。僕は抵抗しない、そのまま脱がせてもらう。ショーツも一緒に脱がしていく。抵抗しない、脱がさせてもらう。
あらわになった亮子さんの大事なところ。ついに、そこにたどり着いた。
「はうっ!?」
突然体に走る電撃。これはアレですか? 大事なところというやつ?
「ふっふっふ、私のボッキしたクリちゃんはいかがかな?」
く、クリちゃんって。確かにものすごく敏感だってことは分かった。だけど、こんなに……
これが女性の性感ってやつ? これ感度高すぎじゃ。
でも女性にとってこれが普通ってわけで、しかもこの体は亮子さんのだからこれが亮子さんの気持ちいいってやつで。
あうっ、さっきから亮子さんそんなところずっと攻めてきてます。舌で、的確に。これは……
「あ、やだぁ……い、いいっ。いいよぉ………」
あぅぅ、すごく焦らされてる感じ。イキそうでイけない、男と違って込みあがってくる感じがすごくスローペース。
あぁっ、もうすぐ、もうすぐイキそうで……
だというのに、亮子さんは。
「はぇ?」
やめてしまった。
期待が急にしぼんでいく、すごく残念な感じ。もうちょっとだったのに。
「イキそうだったでしょ?」
うなづく僕。すごく意地悪そうに亮子さんは尋ねてます。
「あとちょっとだったのに、やめちゃってがっかり?」
うなづきました。分かってるくせに、やめたんだ。僕がイキそうなのを見て、あえてやめたんだ。
早くして欲しい。続きを、して欲しい。
「自分だけ気持ちよくなっちゃうのはずるいでしょ?」
「ふぇ?」
「私も、気持ちよくなりたいのだよ」
亮子さんスカートをたくし上げました。
ショーツを穿いた僕の体。男の子の体。スカートをたくし上げてあらわになったのは、亮子さんが穿いたショーツに抑えられた僕の勃起したアレ。
ショーツはTバックで、それだけに前の布面積も少なかった。ていうか、スケスケだし。
そのショーツに納めきれなくなっている僕のアレ。勃起して、そそり立って、びくんびくんいってて。
あれは、今にも爆発しそうな感じ。
「うふふ。外見は可愛い女の子、そのスカートの中はショーツに収まりきらない凶暴なおちんちん。いやぁ、エロいねぇ」
なんだか盛り上がってます。本当に腐女子なんだから。
って、ちょと待て。
「ひょっとして、いれるんですか?」
いやな予感。
「やだなぁミキちゃんは。ここまでやってやらないわけないでしょ?」
やっぱし? そうですよね、ここまで来て本番やらないってわけはないですもんね。
それを理解すると今までぼーっとしていた頭が急速に正常稼動し始めて、これはまずいと警報を鳴らし始めて。
「ふふっ、男の子のおちんちんってすごいねぇ。挿れたいって気持ちが強くなってくるんだよ」
ああっ、その気持ちは分からないでもないけど。
「じ、自分を相手にそんなことを……」
「私は気にしない。男の娘とオネーサンの絡みはすごく絵になるし」
「絵になるからいいっていう問題じゃないでしよっ!」
「大丈夫、やさしくしてあげるから」
「だからそういう問題じゃ……ひいっ!?」
あそこに生暖かい感触。それはまさしく……
「ふふっ、おちんちん擦れただけで気持ちよかった?」
やっぱしぃ、敏感なところにショーツから顔を出したおちんちんの先端があたって、クリクリしていますぅ。
そこから出てくる先走った液体がかかってます。糸引いてます。
そんなことされたものだから一度冷静に戻っていたはずの頭が、再びエッチモードに切り替わりました。
あぅ、快感ですう。気持ちよくて、また体が火照って。
「じゃあ、いくわよ」
スイッチ入れてくれたおかげか、僕は抵抗しませんでした。むしろ、入れて欲しいって思っちゃったぐらいです。
あ、当たりました。僕のおちんちんが、入り口に。そしてゆっくりゆっくりと……
「は、うぅっ……」
温かい感じ。それが僕の中に、正確には亮子さんの体内に入ってきます。ゆっくりゆっくりと。
ぷつっ。
「ひっ……!?」
なんか痛かったです。ちょっとずきずきしたような痛みがあったんですけど。やっぱりエッチは痛いものなのですか?
「うん、処女喪失おめでとう。かな?」
ああ、なるほど。今のは処女喪失の痛み……って。
「りょ、亮子さん処女なんですかっ!?」
「失礼だな。私がいろんな男とっかえひっかえ相手しているように思えたのかな?」
「そ、そうじゃなくて。そんな大事な物をこんな形で失うようなことしていいんですかっ!? 大事に取っておくものじゃ……」
「そういうミキちゃんだって童貞ではないのかな? これでおあいこだからOK」
いやいやいや、おあいこってレベルじゃ……
「それに……」
「はい?」
「初めては、ミキちゃんにささげるつもりだったからね」
え? それってどういう……あうっ!
「さあ、二人で気持ちよくなろう」
亮子さんが動きを再開しました。僕の中で、亮子さんの操るおちんちんが暴れてます。
前後のストロークですか。丹念に体の中から僕を気持ちよくさせています。
うあぁ、女の子の感じ方って、ぜんぜん違うぅっ。
その、恥ずかしい話僕もオナニーってやつをやったことはあるさ。
女の子の格好をして、自分が本当に女の子になったようなイメージをして、エッチなこと考えながらおちんちんで気持ちよくなっていた。
男の体って気持ちよくなるのはおちんちんを使うわけだから、いわば気持ちよさは外から来る。
でも女の子って、内側で燃え上がっているような感じ。おちんちんひっくり返してそれが中に入って燃えてるような感じで……ああもうっ! 説明するのが面倒っ。
「ふふ、男の子はこんなふうに感じてるんだね」
一方で亮子さんは僕の体で男の体を楽しんでいるようです。
「確かに息子なんて表現されるのも分かる気がするよ。まるで別の存在のように、意思を持っているかのように快感を発しているんだからね」
よくわからない解説です。とにかく先輩も未知の快感に酔っているみたいです。
「それはそうと鏡を見てごらん」
「ふぇ?」
鏡、さっきまで亮子さんが僕の体で一人ファッションショーをやっていたお相手の鏡ですか。
そこには僕と亮子さんが写ってました。でもそれはまるで……
「女の子同士で乱れているみたいだね。やはりミキちゃんは極上の男の娘ということだよ」
確かに見た目は二人とも女です。
僕は亮子さんの女の子の体で喘いじゃって、そうしているのは僕の体をした亮子さんであって。
僕の体をした亮子さんは綺麗にドレスアップして見た目は女の子で、でも僕の体だから男であって。
その証拠にスカートの中から生えてる固くなったやつが、亮子さんという女の子になった僕を貫いてて。
ああ、だめっ、もう限界……
「んはあぁぁっっ……!?」
脈打つ体、お互いに絶頂を迎えて。はうぅ、二人で一緒に気持ちよくなっちゃいましたぁ。
体が火照ってる。女の子の体って、気持ちいい……
「うむ、男ってのは一度果てると妙に冷静な頭になるなぁ。これがいわゆる賢者タイムか」
なんだか分析しています。ていうか亮子さん詳しすぎです。
こっちは女の子の亮子さんの体でまだまだ快感の余韻の真っ最中だというのに。
はうぅ、もうちょっとこのままでいたい。
「ん、おおっ?」
無意識のうちに目の前の亮子さん(IN僕の体)を抱きしめてました。
きゅーっと抱きしめて、亮子さんのおっきなおっぱいの中に顔を埋めちゃいました。
「ふ、ふふ。自分の胸の谷間というのもなかなかいいものだなぁ」
亮子さんもご満悦のようです。ふにふにすりすりと胸の谷間で顔を擦り付けてます。
あうぅ、あまりやりすぎないでください。イッちゃったばかりだから体が敏感になってて……
下半身はまだつながっています。たっぷり出してくれた精液であそこは満たされちゃってます。
……って。
「中出しなんてしたら妊娠しちゃうぢゃん!?」
「今頃気がついたのか君は。安心したまえ、今日は安全日のはずだ」
いやいやいやいや、そうだとしてもこれはこれでいろいろまずいと思います。
それ以前にノリというかお決まりな展開的にエッチしちゃって、僕も一体何考えてんだよ。
仕掛けたのは亮子さんだけどさ。ああもう僕だって結局共犯、同意の上ってやつ?
大体僕たち体入れ替わっちゃったままだし。元に戻らないのかな?
「しかしこういう場合はエッチすれば元にも戻るのが定番のはずなのだが……何故戻らない?」
亮子さん、その定番って何ですか。それ以前に体の入れ替わりなんて定番的に頻発してたらダメですって。
ああ、この状況どうしましょ。




「というわけで体が入れ替わってしまったのでよろしく」
まさかのカミングアウトです。
『はいぃぃぃっっっっっ!?』
教壇の上、僕と亮子さんが並んで立ち、僕の体を舌亮子さんが堂々発言した今の言葉で教室内は動揺を隠し切れません。
そりゃそうだって。そんな非現実的な話言われたって簡単には信じないよ。
ちなみに今、僕の体をした亮子さんの格好、女子の制服着てます。
どこから調達したんですかその制服。サイズがぴったりだし、絶対に僕に着せるつもりで買ってあったものでしょ。
その奇妙なダブルパンチに教室はさらに混乱です。
「く、草壁さんと楠田君が入れ替わり?」
「尾道マジックですか、転校生ですか?」
「うーん、あのしゃべり方は確かに草壁だが」
「まさか特殊相対性理論と惑星直列、さらにはミノフスキー粒子も相まって……」
「く、楠田君の制服姿……イイっ(≧∇≦)b」
どうしよう、クラスメートの反応が微妙だ。皆さん、こんな非現実を信じようとしちゃっている。
「え、というわけで二人の体が入れ替わったのでよろしく」
って何でそこで先生まであっさり受け入れてんですかっ! もうちょと突っ込もうよ!!
大体亮子さんだって普通こういうことはできる限り隠し通してお互いの振りをするっていうのが普通なのに何であっさりカミングアウトしちゃってるんですか。
「何を言っている。こんなことを隠し通し続けることができるわけないだろ」
いや、そりゃそうかもしれないけど……
「それに宣言しておけば『男の子の服は不慣れだから女の子の服着てるの』と理由つけてミキちゃんの体で好きなだけ女装を楽しめるではないか。くふふ……」
それが本音かいっ。
それはそうと先ほどからクラスメイトたちの視線が危ないよ。あっさり僕たちの入れ替わりを信じちゃったのはもういいとして、ものめずらしそうに見ているというよりはやらしいものになっているような。
「楠田、妙に似合っている」
「草壁さんって胸大きいよな。楠田、揉ませてくれるかな?」
「く、楠田ちゃんハァハァ(;´Д`)」
「楠田と草壁の絡みは、それはそれで……」
半数以上が僕の体にいってる気がする。非常に危ない、いろんな意味で。
まあ、いくらなんでも変なことを実際にする人はいないとは思うけど。一触即発のこの空気はいろいろ危険。
そしてこの場の火に油を注いでくれたのはやっぱり亮子さんだった。
「言っておくが美樹の体も私の体もいろんな意味で私のものだからな。手を出したら、メーッだからね♪」
ああ、クラス中に鼻血が舞ってます。そして卒倒してます。ばちんとウインクまでしましたからそりゃあ効果的でしょう。
ていうか、男の体の僕の姿に興奮したんですか皆さん。このクラス、いろんな意味で大丈夫かなぁ。
腐女子と男の娘属性は萌え文化ではオモシロネタです……たぶん。
XJ
0.10100簡易評価
10.100ゴールドアーム
先輩とぼくを思い出した。萌え。
11.100AC獣
「男の娘キタ━━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━━ ッ ! ! !」
・・・・・
大爆笑でした。
是非とも続編を期待したいです。
31.100きよひこ
カミングアウトって斬新だぁよォ!
42.100きよひこ
美少女と男の娘の子は超かわいい男の娘だな!ガンガン中田氏すべきやね
58.100きよひこ
俺の大好きな属性が二つも含まれてる上、キャラも面白く、話の膨らませ方も上手い。
これに100点入れずして何に100点いれるのか、って位面白かったです。
95.90Bethzaida
Surprising to think of somehitng like that