・前前作:とある清彦の生存戦略【前編】
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・前作:とある清彦の生存戦略【後編】
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【これまでのあらすじ】
阿倍野清彦は魔術師の一族の末裔であったが才能はあまりなく、
裏の家業である魔術師の家系から抜け出したがっていたそんなある日、
祖父の土蔵の整理の手伝いをしていた時に偶然にも一族に伝わる秘薬を発見したのであった。
その一族に伝わる秘薬とは『魂液薬』といい。
術者の魂を液体化させ肉体から抜け出す事が出来る。
そして、対象の肉体に侵入することで肉体を乗っ取るだけでなく、
魂そのものを吸収し融合する事が出来るという物だった。
それを使い清彦は学園一のアイドルで有名な双葉財閥のお嬢様である双葉麗奈を狙い、
告白に偽装して放課後に呼び出してまんまと騙して麗奈の肉体に乗り換えた清彦は、
魂の抜け殻となった元の肉体を利用して初めての女体の快楽を存分に堪能すると、
生命力が完全に尽きてしまった抜け殻の肉体を一人残して学園を後にしたのであった。
※※※※※
―――それから数日後の朝
…………………
……………
………
…
「ううーん……朝か…ふふっ」
この肉体(カラダ)になってから、はや数日目の朝をむかえた。
頬にかかるほど長い髪と、胸にのしかかっているその重みに顔がほころぶ。
この皮膚が引っ張られ方にかかる独特の重みに、
男であった頃に比べて違和感を覚えるが、その違和感が今は心地がよい。
いろんな意味で……。
「嗚呼っ!やっぱ、この胸…やわらかくて…はぁ超キモチいい!最高!」
清彦(おれ)から麗奈(わたし)に魂を乗り換えた日から数日が経ち、
男性特有の朝の生理現象はもう起きる事はなくなってしまったが、
別になくてもどうでもよいことなのだが、時より少し寂しくなることがある。
その代わりと言っては何だが、この新しい肉体(カラダ)に備わった、
纏っている高級そうなネグリジェの上からでも分かる豊満なバストを、
確かめるように乱暴に揉みしだくことが、もうすっかり朝の通例となっている。
「ふう…それにしても、すっかりこのお嬢様のカラダも…淫乱になったもんだ。
これもすべて、わたしの毎日の開発のたまものねぇ♪フヒヒッ」
一人称こそ違和感はないのだがそこから続く言葉からは、
その麗しい容姿からは想像できないほどの下品な言葉が少女の口から洩れ続けている。
あの日、この麗奈の肉体を魂ごと乗っ取った清彦は、
その肉体(カラダ)と魂(ココロ)の記憶を巧みに利用することで、
『双葉麗奈』を完璧に演じることが出来る様になったのだ。
そして、その演技力は本来の麗奈に親しい親友や麗奈の両親でさえも気がつかない。
既に麗奈の中身が別人になっていることに気づく者は誰もいないのである。
それもそのはず。
文字通り私(俺)は、あの日に『双葉麗奈』の全てを手に入れたのだから……。
富や名声や美貌や優れた頭脳は勿論のこと。
これまで麗奈として生きてきたの記憶、そしてその魂に含まれる人格そのものまでもだ。
その考え方や普段の行動などまるで自分が経験してきた事の如く手に取る様に分かるのだ。
それは『双葉麗奈』という人物の肉体(カラダ)だけを乗っ取る単純な憑依ではなく、
魂そのものと吸収・融合してその存在そのものを乗っ取っているから出来る所業であり、
別人でありながら本人であるといった矛盾を可能としたのである。
―――ジリジリジリジリ♪……
「ちぇっ、もうこんな時間か……そろそろ支度しなきゃね」
自室に置かれたアンティークの電話からモーニングコールが鳴り響き、
お楽しみの時間を中断し朝の支度に取りかかる。
「フンフンフフフン♪」
鼻歌を歌いながら慣れた手つきでテキパキと学園の制服へと着替えていく麗奈(清彦)。
その顔は上機嫌で、先ほどとは違う可愛らしい笑みを浮かべている。
それは鏡の前に立つと当然、今の自分(麗奈)の顔が映るので、
自分が麗奈になれたことをより実感することが出来るからであった。
そして、あっという間に身支度が整うと朝食をとる為にダイニングへと向かうのであった。
―――――――
―――――
―――
―
「「「いただきます」」」
家族そろっての朝食をとり始める。
世話をしてくれる執事やメイド達は家族とは別の時間に食事をとっている。
麗奈(わたし)の家系は3人家族で他に姉妹いない。
一応、従妹は一応いるがこちらは記憶から面識はないに等しかった。
そのせいか両親は、一人娘である麗奈(私)に溺愛している事は。
記憶からも、実際に体感したことからも十分に分かっていた為、
麗奈(わたし)のお願いやおねだりは何でも聞いてくれた。
「麗奈、例のあの件は今のところ問題も無く順調にいっているよ」
「……そう」
内心では大喜びしたい私(俺)だが、
本当の事情を知らない彼等の為にわざと悲しげな雰囲気を装った。
「麗奈、貴女も早くあの事は忘れなさい」
「ありがとう。パパ、ママ」
普段優しい表情の父と母もあの出来事に関することを話す時はには顔を曇らせる。
娘の私を大切にしているが故の心配からくる表情だった。
例のあの件とは何のことかと言うと、あの事件の日に私はこの両親に事情を話したのである。
勿論、私(俺)の正体や魔術関係のことを伏せてではあるが―――
話を戻そう。
あの件とは、まだ学生の身分で妊娠も親にもなりたくなかったのでその事情を話し、
双葉財閥の力を使い手術で受精卵を摘出し後は金で雇った代理母に丸投げしたのである。
もともと私(俺)は阿倍野家に養子に出す計画だったので、
下手に自身が妊娠出産しようものなら情が移ってしまう可能性がある為の選択なのである。
麗奈(わたし)の両親もそのことを理解してくれたので手続きはスムーズに行えた。
だけど、ほんの少しだけ残念そうだったのが私の胸の奥を締め付ける。
一人娘である麗奈(わたし)を本当に大切にしてくれている良い両親だ。
(この家の子に生まれてはないけど、この家の娘になれて本当にラッキーだな。
ほんと、私(俺)には勿体ないくらい最高の両親だ。前の両親なんかと比べるまでも無い。)
一方、阿倍野家(本当の両親)の方には全ての事情を話してあるが、
養子の件と資金援助以外に今後、私(俺)はこの家に関わるつもりは無い。
新しい自分(麗奈)と理想の家族を手に入れた私(俺)は、
これからは自分の幸せの為だけに生きてゆくのだから――――
「「「ごちそうさまでした」」」
朝食を終えた私は学生鞄を手に持ち、執事の男が運転する高級車に乗車して学校へ向かった。
―――――――
―――――
―――
―
※※※※※
――ざわざわ…がやがや…ヒソヒソ……
学園内では常に誰かの視線を感じる。それも一人ではなくもっとたくさんの人間からだ。
それもそのはず、いまの私(俺)はあの学園のアイドルである『双葉麗奈』なのだから。
男女問わず好奇の視線を浴び続けているそんな学園生活にもすっかり慣れてしまった。
最初の頃は野郎どものスケベな視線や女子の熱っぽい視線に不慣れなせいでドギマギしたが、
数日も経てばすっかり慣れてしまった。
というよりも実際は、私(俺)の感性が本来の麗奈の感性に馴染んできたからであった。
(どいつもこいつも男が女を見る目って、ほんと気持ち悪りぃーよな……)
かつての男友達だったやつらも、
中身が私(清彦)だとも知らずにエロ視線で見てくるのが滑稽で面白かったがやはり不快だ。
女子の方はというと、たまに嫉妬の視線もあるが、
ほとんどは羨望の眼差しだったので特に思う事は無かった。
本当の私(清彦)なら優越感に浸っていただろうが、
今の私(麗奈)はオリジナルの私(麗奈)の感性に近くなってきたので何とも思わなくなった。
「――であるからして△□は、XXXであるからして……」
(はぁ…この授業も退屈だなぁ…この先生の授業難しくて嫌いだってけど、
今じゃ理解出来過ぎてどうでもよくなったし、無駄な時間だしもっと退屈だぁ……)
授業中でも私(俺)は、双葉麗奈としてのスペックを存分に発揮して遺憾なくこなしている。
以前(清彦だった頃)に苦手だった分野もスラスラと理解出来るようになったり、
逆に得意な分野はメキメキと成果を上げ続けている。
そのお陰か、私(俺)は以前諦めた魔術しとしての才能を再び開花させることに成功し、
秘密裏に魔術の研究を続けているのだった。
魔術の話はひとまず置いて話は戻るが、
授業中でも私は男女問わず誰かの視線を感じている。
(……ん!?またアイツか……)
まあ、いつもの事なので気にはしていないが、
その中でも極め付けに熱い視線を送ってくる人物が一人だけいる。
その人物とは私のクラスメートであり友人であり、
現在の『恋人』である『清水若奈』からであったのだった。
―――キーンコーンカーンコーン♪
本日最後の授業の終了を告げる鐘がなり、クラメイト達は慌ただしく帰る準備を始めた。
私も例にもれず帰る支度を始めと、件の人物から声をかけられるのだった。
「おねぇーさm「学校でその呼び方は止めてっていつも言ってるでしょ!」
……はい。(´・ω・`)」
私に指摘されて、ハッと周りを見回す若奈。このウッカリ屋さんめ。
「ごほん。双葉さん今日は委員会の仕事も無い日なので一緒に帰りましょう//////」
「……ええ、そうね。今日は清水さんと一緒に帰ることにするわ//////」
――というのは建前で、今日は若奈とイチャイチャする日なのだ。
お分かりであろうと思うが、私たちは女同士でデキている…いわゆる百合というやつだ。
※※※※※
彼女との馴れ初めというかなんというか、上手く説明ができない。
あの事件の翌日私は例の件で前の両親に用があったので、
自分(清彦)の葬式に奇しくも参列することになった時の話だ。
他の参列者の中には当然よく知っているかつてのクラスメイト顔ぶれがいて、
あまりにも良い意味で場違いな私(麗奈)の存在に驚いていたが、まあどうでもよかった。
そして、その参列者の中にいたのが件の人物、清水若奈であったのだ。
私(清彦)は、若奈のことをよく知っていた。
若奈は私(俺)の幼馴染で幼い頃はよく一緒に遊んでいた。
そして、若奈は私(清彦)の初恋の人物であった。
その思いを伝える事も無く中学に進んだあたりから交流も少なくなり、
偶然にも同じ高校だったが学科も違う為、会って話したりすることも特に無い関係だった。
そんな彼女が私(清彦)の葬式で涙を流していたのだった。
その涙にどのような意味があったかは解らないが、私(俺)の中のも一つの気持ちが揺れた。
もう一つの気持ちとは、『双葉麗奈』としての清水若奈に対する気持ちである。
私(麗奈)も、若奈のことをよく知っていた。
若奈とは高校に入学した時からの付き合いで、
同じ学科のクラスメイトなだけあってスグに仲良くなれた。
そして、今では大切な友人であり親友である。
そんな親友である彼女に私(麗奈)は友情以上の感情をもってしまったのだった。
勿論その事はその時まだ若奈には知られていはいない。
最後の一線だけはまだ越えていないようである。
例の噂は本当だったようで、どうやら私(麗奈)は正真正銘のレズビアンだったようだ。
しかもその思い人がなんとも数奇な事に、
私(清彦)の未だに思いを告げていない初恋の相手である若奈であったのだから驚きである。
道理で若奈に対する感情が他の人間と比べものにならないはずだ。
そして、例の件で元の両親と秘密裏に再会し用件を済ませた後に私は、
若干気持ちが暴走気味の感情を抑えこんで悲しんでいる彼女にさりげなく接触し、
親友である立場を上手く利用して若奈を家まで送り届けたのだった。
その後、若奈の家でナニがあったかはもはや言うまでもないだろう―――
(「清彦くんのことは私が忘れさせてあげる」なんて、
我ながら恥ずかしいセリフをあの時よく吐いたものだわ……//////)
※※※※※
私と若奈は街の遊戯施設やお茶したりして楽しい時間を過ごした後、
携帯電話で迎えの車を呼び出しで二人で私の家へと向かったのであった。
その時クレープを食べたのだが、夕飯前なのに2つも平らげてしまった。
よくある甘いものは別腹というのはどうやら本当だったらしい。
――話は現在に戻る
「「「「「「「「お帰りなさいませ、麗奈お嬢様に若奈様」」」」」」」」
「ええ、ただいま」
「おじゃまします」
帰宅すると、より取り見取りの若いメイド達が私達を出迎えてくれた。
若奈との親交が深い事は既にメイドや執事達にもよく知られているので、
彼女を私(麗奈)の家に招待する事は今日に限ってのことではない。
今日は、色んな意味で美味しく頂く日なので泊ってもらうことになっている。
いったいナニを頂くかって?そんなの決まっているじゃないですか……フフフッ♪
何人かのメイドが頬を染めながらこちらをチラッチラッと見つめてくる。
それは、既に私達の関係に気が付いている者たちで、
そんな彼女たちも実は既に私が美味しく頂いちゃっている。
この家のメイド達は若くどれも美人揃いだが、若奈はまた違った魅力があるのだ。
でもまあ、いずれ屋敷の者達全員に知られるのも時間の問題だろうが、
そもそも私はあの事件以来、表向きは男性恐怖症ということになってるので別に問題ない。
私(清彦)が麗奈(女)になったからといって、
肉体(女性ホルモン)に影響されて男が好きになるなんてこともなかった。
となると、やはり精神的な部分が大きいのだろう。
魂レベルで麗奈と融合した私(俺)は精神的にも麗奈に影響を受けているのだ。
そう、私(俺)は百合である麗奈の精神の影響で私(俺)もまた百合に目覚めたのである。
まあ、百合に目覚めたといっても男の時の感覚が強いので自覚はまだ薄いのだが。
※※※※※
「麗奈お嬢様、ご夕食の準備が整っております。若奈様もご一緒にどうぞ」
「ええ、いただくわ。若奈、いきましょう」
「はい。ご相伴にあずからせていただきます」
私の言葉に若奈がニコリと微笑みながら返事をする。
メイドの一人に導かれるまま私と若奈はそれぞれの席に着いた。
「「いただきます」」
もう私(麗奈)の家の豪勢な料理にはすっかり慣れてきた所為か、
それほど楽しみではなくなっているが、やはり愛しい人との食事のひと時は楽しいものだ。
(ふふふっ、こうしていると昔に戻ったみたいで楽しいなぁーやっぱり若奈は可愛いよ)
ふと、昔に戻った気分になる。昔はこうやってよく一緒に食事をしたもんだ。
まあ、今の私に昔(清彦)に戻る気は一切ないのだけれどね。
今日は両親が仕事の都合で忙しく帰りが遅くなる為、二人だけの寂しい夕食風景だった。
だが、それは今日に限っては好都合た。
そして、私達は料理に舌鼓を打ちつつも他愛もない内容の会話の花を咲かせたのであった。
「「ごちそうさまでした」」
食事を終えて、それから暫らくリビングでテレビを見ながらソファーで寛いでいると、
ふと隣の若奈が手をギュッっと握ってきたではないか。
そして、私を上目遣いで見つめてくる若奈のその表情に私はドキッとした。
「ねぇ……おねぇーさま。//////」
「もう……若奈ったらっ!//////」
手を強く握り瞳を潤ませてこちらを見つめ、
恥じらいながらもキスを求めてくる若奈に私は応えてあげようと、そっと唇を近づけ―――
「――麗奈お嬢様に若奈様。ご入浴の準備が整いましたのでお知らせにあがりました」
「「!?きゃっ!!//////」」
私達二人は自分たちの世界に入り込んでいた所為か、
知らせに来たメイドの声に驚き声をあげてしまい、寸前のところでキスは中断してしまった。
あともうちょっとだったのに……残念。
見られてしまったという恥ずかしさで、今の自分の顔が少し火照ているのを感じる。
別に見られてしまっても問題ないけれど、
身内とはいえ二人の営みを他人に見られるのはやはり恥ずかしいのだ。
本当あと少しだったのに……出来ればもう少し空気を読んでほしかったのですよ。
「……もうちょっと空気を読んで欲しかったけれど…まあいいわ。行きましょう若奈」
「はい。おねぇーさま♪」
(あのメイドにはいつかお仕置きしなきゃね。うふふ……可愛がってあげるわ)
「……ヒッ!?」
私の心の呟きに件のメイドがビクッっと反応した気がするけどきっと気のせいだろう。
私の楽しみの邪魔をされたのだからたっぷりと調k……
もとい教育してあげなくなちゃね。……うふふふふふっ♪
若奈も十分に可愛いくて魅力的だけれど、
この屋敷に仕えているメイド達は皆美人揃いであるからどの娘も捨てがたい。
まあでも、もっともこの屋敷で一番美人で可愛いのはこの麗奈(私)なんだけどね♪
ちょっとナルシスト的な思考に耽る私。
元は他人だったけれど、今では自分だからナルシストでいいんだよね?
まあ、可愛ければどうでもいいや。可愛いは正義って言うんだしね。
さて、楽しみが一つ増えたところで私は、若奈と二人でお風呂場へと向かうのであった。
※※※※※
脱衣所に着いた私達は脱衣かごに脱いだ服を入れて浴室へと入った。
ちなみに、我が家には泊りに来た若奈用の着替えが用意されている。
というか、私が用意させたのだ。
流石は私!普通できない事を平然とやってのける!お嬢様は伊達じゃないのだワハハッ!
入った先の浴室は当然豪華だ。大浴場と言っていいくらい広く、かつ豪華だ。
まあ、豪華なのはお風呂に限った事ではないけどね。
だって日本有数の大富豪のお屋敷なんだから当然デスヨHA!HA!HA!HA!HA!
―――ムニュン♪モニモニモニ………
「で、それはさておき。……若奈は何をしてくれちゃっているのかしら?」
「ナニって、おねぇーさま。そりゃースキンシップに決まっているじゃないですか♪」
ニコニコ顔で私の背後から胸を鷲掴みにしながら揉んでくる若奈。
背中に当たる柔らかい感触と興奮した鼻息が私の首筋をくすぐる。
そして、何より重要な事は私のお尻に当たっている太くて硬い存在であったのだった。
「よいではないかよいではないか♪」
「ちょっと!ダメ、やめなさい若奈……はぁん!」
いつものように悪ノリした若奈は言葉だけでは止めてくれそうにない。
「その割にはカラダの方は正直ですわ。
ほら、おねぇーさまの乳首…もうこんなになってますよ♪」
若奈の言葉通りに桜色の綺麗な乳首はピンと尖り興奮しているのがガレバレになっていた。
でも、感じるものは感じちゃうんだからこれは仕方がないことだった。
「そ、そんなんじゃないって……んむむむっ」
抵抗しようとするが、身体じゅうに奔る快感のせいで思うように力が入らない。
麗奈(女)になった時の喜びで、自らの身体を開発しまくり感じやすい身体になった所為で、
どうも裏目に出てしまったらしい。これが本当の自業自得である。
若奈にされるがままに唇を奪われてフニャフニャと身体に力が入らなくなってしまう。
この娘は、最初は初々しかったのに……どうしてこうなったのだろうか?
いや、原因は分かっている。これもまた自業自得だろう。
それは私が若奈(彼女)に与えてしまったアレが原因なのだから―――
※※※※※
私が与えた……つまりはアレは本来は若奈のモノではないのである。
アレの正体は実は私が魔術の研究実験で出来た副産物で部分的なホムンクルスなのだ。
そしてその原料はなんと、
あの日私が回収して魔術で保存しておいた私(清彦)の精液なのである。
男の精神を持つ私は男に抱かれるのは嫌だが、
あの日の体験(SEX)から自分(清彦)になら抱かれてもいいと考えた私は、
将来の後継ぎ問題の保険の為に回収しておいた私(清彦)の精液を使い、
ホムンクルスの研究を始めた。
だがすぐにホムンクルスを隠す場所がない事に気がついて中止し、
その次に隠すのが容易な部分的なホムンクルスの研究を始めたのだった。
通常なら難しいであろうこの研究も、
この優秀な私(麗奈)の頭脳と才能のおかげで研究も大いにはかどり、
製造も楽に成功を収めることが出来たのだった。
このチートボディには我ながらあきれるほど優秀であることを実感させられるのであった。
このホムンクルスは魔術を扱える者であるなら脱着が自在で、
もちろん男性としての快感を得る事が出来き、ちゃんと射精も出来る。
このホムンクルスの良い所は装着者の肉体に対しての拒絶反応が無いことと、
射精した精液からちゃんと妊娠が可能であることだ。
そして欠点だが、あるとすれば魔術を扱える者にしか取り外せない事と、
男性特有の支配欲が高まってしまう点であろう。
そのせいで、現在わたしはこんな目に陥っているのだから笑えない。
……どうしてこうなったのだろうか?
それはひとまず置いておいて。
「んもぅ…い・い・か・げ・ん・に・しなさーい!!」
―――ゴスン!!
「いっ!痛いですぅおねーさま。
若奈はっ若奈は、おねーさまとの愛を確かめているだけなのにぃぐすっ(涙)」
抵抗する為に私は何とか力を振り絞って若奈の脳天にチョップをブチかました。
鈍い音と若奈の悲鳴とともにスキンシップと言う名のセクハラから解放されるが、
涙目で反論してくるコヤツ(若奈)は反省する様子も無く懲りもしないようだ。
「……だから、その…ここでは嫌なの!
ここで騒ぎになったら面倒なことになるの分かるでしょ?」
「……そうでしたね。ついうっかりしてました。
ゴメンなさい、おねぇーさま(´・ω・`)」
さっきまでの態度とは打って変わってシュンと大人しくなる若奈。
うふっ、可愛いわ。
そう、ここで騒ぎになったら本当に面倒なのだ。
裸になる場所なだけに、若奈にぶら下がっているモノが見つかるのは面倒なのだ。
何せ、このことは若奈と私の二人だけの秘密なのだから――――
なんとか若奈を正気に戻し、ある意味ドッキドキの入浴タイムを済ませた私達は、
お待ちかねの寝室へと向かうのであった。
※※※※※
―――あれは私が初めてアレを使って若奈を抱いた時だった。
『お、おねぇーさま……ソレは!?、いったいどうなさったのですか!?』
私が装着したアレを初めて見た若奈は、それまで生えていなかった私のモノに驚愕した。
まあ無理もないだろう。その前の日まではレズSEXしていた程の仲なのだから。
当然、私が魔術で造ったモノなどと本当のことを言えるはずがない。
魔術は、魔術を知らない一般人に対しては隠匿するのが鉄則だからだ。
例えいくら仲が良くても秘密を漏らしてはならないのである。
『んふふっ♪これはねぇ―――』
そこで私(俺)は、若奈に真実と嘘を織り交ぜた説明をしたのである。
これは双葉財閥の科学力(俺の魔術の研究)で阿倍野清彦の細胞(精子)から造られた、
クローン(ホムンクルス)の一部で私(魔術を使える者)だけが装着脱着をさせる事が出来ると。
双葉財閥の力ならば細胞の入手もクローンの製造も可能だろうと判断したのか、
私の説明に若奈はすんなりと納得した。 案外チョロイわ。
(権力ってこういう時に便利だよね。
それがアッサリ通っちゃう双葉財閥の権力大万歳だわ)
まあ、経緯はともあれ若奈はコレにご執心の様子だ。
その理由は『阿倍野清彦』の細胞から造られたペニスだからだ。
私(俺)は俺(清彦)の葬儀があった日に若奈を慰めた時に知ってしまったのだ。
幼馴染だった俺(清彦)のことを好きだったことを、
私(麗奈)にその思いを告白してくれたのだ。
それが、あの日の彼女の涙の理由であったのだった――――
『若奈……貴女の気持ちを知りながらこんな事をするのは迷惑かもしれないけれど……。
それでも私は貴女の事を愛してやまないのっ!!だから貴女の初めてを私に頂戴!!』
『嗚呼っ!おねぇーさまっ!若奈は凄く嬉しいです。//////
だから、二人で…いえ三人で一緒に気持ち良くなりましょうっ!!』
拒絶される事を恐れていた私(俺)は、若奈に受け入れられてホッと一安心した。
『あぁん!若奈っ!若奈っ!あふっ…凄く…いいわっ!もう、だめぇぇええええ!!』
『んふあっ!あっ!あぁんっ!おねーさまのオチンポ凄くいい……嗚呼っきてぇええ!!』
俺(清彦)と私(麗奈)の若奈を愛する気持ちが複雑に混じり合う。
爆発しそうな気持ちを衝動のままに従い私(俺)は、
男側として初めて若奈を肉棒で貫いて抱きそしてその胎内で爆発させたのであった。
※※※※※
失って久しいのペニスの感覚と快感。
よくよく考えてみればあの時は肉体(清彦)の童貞喪失であって、
私(俺)自身はまだ未経験だったのでこれが男側としての初めてのSEXだった。
肉棒を膣肉で締め付けられ搾り取られるような射精する快感は確かに気持ちがいいが、
失ってから新たに得た肉体(カラダ)から得られる素晴らしい女の快感には勝てなかった。
『―――――』
若奈には聞こえない小さな声で詠唱を呟き、股間に装着していた疑似ペニスを取り外すと、
その下に隠れていたオマンコが姿を現す。
疑似男性器の快感の余波で興奮していた私の女性器はすっかり濡れて疼いていた。
そこに私は指を滑らせて、あらためてオマンコ(女性)の快感を味わいだす。
(……んっ、ああっやっぱり、こっち(オマンコ)のほうが一番気持ちいいわ♪)
真の意味での童貞を喪失する事が出来た今の私(俺)には、
もはや男性器(オトコ)への執着や未練など残ってはいなかったのであった。
『あの……おねぇーさま。
私もその…オチンチンをつけ…試してみたいですぅ……//////』
すると今度は、私の痴態を目の前で目撃していた若奈が、
どうやら男性(ペニス)の快感に興味を持ってしまったようだ。
恥ずかしげにオチンチンと赤面しながら上目使いで懇願してくる若奈に私はグッっときた。
その気持ちが私(麗奈)としてのものなのか、
本来の私(清彦)としてのものなのかはよく分からないが、たぶん両方なのだろうと思う。
私(俺)と違って生粋の女性である若奈が、
この疑似男性器を装着するとどんな反応を示すのか私としても非常に興味深い。
『ええ、いいわよ。もう私には必要無くなったから若奈にコレアゲルわ♪』
『―――――』
私(俺)にはもう必要性(執着)が無くなってしまったモノなので、
ならばコレは若奈にあげようと思い、彼女にアレ(疑似ペニス)を装着してあげたのだった。
『……んはぁ、す凄い。これが清彦くんの…はぁはぁ…オチンチンの感覚……//////』
装着後の若奈の様子を私はしばらく観察することにした。
その様子からは男の快感に興味を持ったというよりも、
阿倍野清彦(俺)の性器そのものに対して興味津々で興奮している様子であった。
装着されたばかりの疑似ペニスをその手でぎこちない動作で扱き始めた若奈。
私(俺)は彼女の想いを知ってしまったからこそ、その意味を理解することは難しくは無い。
かつての想い人だった男性…つまりは私(清彦)のクローン(ホムンクルス)の一部とはいえ、
ある意味ひとつになれた喜びからかもしれない。
その時の私(俺)は失念していた。
若奈を自らの手で百合の道へと引き込み、
どっぷりと染まってしまった彼女に最高の道具(玩具)を与えてしまったことを。
そして、その矛先がいったい誰に向かっていくのかを――――
※※※※※
―――そして、話はまた現在に戻る。
「麗奈お嬢様に若奈様、ごゆっくりとお休みください」
「ええ、御苦労さま。下がっていいわ。貴女もお休みなさい。ニコッ」
「//////……では、私はこれで失礼致します。ペコリ」
「あっ、お休みなさいです。ペコリ」
目的地の寝室に到着た私たち二人。
寝室まで付き添って来た世話係のメイドは、ペコリと一礼して部屋から去っていった。
つられて若奈も慌ててペコリと頭を下げて見送る。
そして、寝室に残される私たち二人。
これでようやく本当意味での二人っきりになれたのだ。
ちなみに、脱衣所での着替えの時はあらかじめ外に控えておくように指示してあるので、
私達二人だけの秘密がバレる心配はほぼ無いが、大声で騒ぎが起きれば話は別である。
そこまで気にするなら防音の魔術を使えば済む話だが、
面倒くさいので私があまり使いたくないからである。
この部屋(寝室)は防音機能は完璧で先の魔術を使用する必要がない為、
人には言えないようなプライベートなことをする時になどに割と重宝したりするのだ。
そんな監視のないプライベートな空間で、
私たち二人が今からすることなどもう決まっている。
「……これでやっと二人っきりですね、おねぇーさま//////えいっ!!」
―――ドサッ!
「きゃっ!……んもぅ…若奈ったら//////
さあ、これからたっぷりと…んっむぅあっ!…愛し合いましょう」
いざ部屋に二人っきりになった途端に私は若奈にいきなり背後から抱きつかれて、
ベットの上に押し倒されたうえに唇を奪われてしまう。
若奈は中学の頃は陸上部に所属しており、現在は部活動などには所属してはいないが、
体育会系特有の力強さは未だに衰えておらず、
いくら文武両道な私(麗奈)とはいえ、単純な力比べでは若奈に若干負けてしまうのだ。
元男としては悔しい限りであるが、女としては余計な筋肉を付けるつもりは毛頭にないので、
案外楽に受け止められているのである。
更にアレを若奈に与えてからというもの、最近ではすっかり立場が逆転してしまっている。
これではどちらがおねぇーさまなのか微妙で、
元男(清彦)としても女(麗奈)としても内心複雑である。流石に泣きたい。(泣)
ちなみに、若奈のスタイルは元アスリートなだけあって、
無駄な脂肪が少なくスレンダーな体型で胸はCカップとやや控えめであるが、
これでも高校に入ってから成長中のようでこらからの将来に大きく期待である。
「いやぁん♪おねぇーさまったらカワイイ!!
はぁ…はぁ…もう、ムチャクチャにしてあげちゃいますぅ♪」
「いやぁ…恥ずかしいからあまり見つめないでっ!//////」
この身体はキスをしただけでもゾクゾクと身体の芯が熱くなり、
興奮しているのが顔に出やすいのでこのように若奈に度々からかわれてしまうのである。
それなりの付き合いの長さのおかげで性感帯などお互い熟知してはいるが、
女としてのキャリアの差か、私(俺)はこのように若奈の手玉に取られがちである。
(くっ、気持ち良くて…抵抗できない。悔しいけれど、感じちゃうっ!ビックンビックン)
麗奈(女)になる前、まだ俺(清彦)だった頃は、
キスだけでこんなに感じることが出来るとは思ってもみなかったものである。
そんな私の上に馬乗りになっている若奈は身体をクネらせて身悶えている。
見ているこっちがだんだん恥ずかしくなってくるが、
その気恥ずかしさも若奈を興奮させている一つの要因となっているのだから手に負えない。
そしてその私を赤面させている要因となっているのが、
若奈のパジャマのズボンを大きく押し上げて存在を主張している男根の所為である。
彼女がクネクネと身悶える度に自己主張するモノがパジャマの中でユサユサと揺れるのだ。
このままではいけない。
なんとか若奈から主導権を取り戻さなくては私(俺)の自尊心がもたない。
ここはなんとか一旦、仕切り直さなくては……。
「でも若奈、その前にこのパジャマは邪魔だからもう全部脱いじゃいましょうか?」
「それもそうですね。おねぇーさまの下着姿にハダカ……ぐふふふふっ♪」
私の提案を受け入れた若奈はいったん私の上から退いて上機嫌にパジャマを脱ぎだす。
それにならって私も起き上がってパジャマを脱ぐと、上質な下着に包まれた肌が露出する。
クククッ、我ながら相変わらずいいカラダである。
若奈とは違い私(麗奈)は肉付きが良く、
出るところは豊満で引っ込むところは引き絞られた理想的な抜群のプロポーションである。
この肉体(カラダ)になってからこの身体を磨き続けることには余念がない。
誰でも努力なくして理想のプロポーションは維持できないのだ。
「あはぁ♪相変わらずおねぇーさまはスタイルが良くて羨ましいですぅ♪」
「若奈、貴女だって最近胸が大きくなってきているじゃない。
それに……私は貴女のようなタイプの娘が好みよ♪」
「っ!……ボンッ!//////」
私の言葉に若奈は顔を真っ赤に染める。
俺(清彦)としては私(麗奈)が好みのタイプではあるが、
私(麗奈)としては若奈のような娘が好みのタイプなのでまったく嘘は付いていない。
さっきとは打って変わって急にしおらしくなる若奈。
どうやらとっさの作戦にしては成功したようで、我ながらナイス判断である。
そんな若奈は下着姿の私にさらに興奮しているのか、
乱れたショーツからは硬く勃起した竿と玉を醜くもはみ出させていた。
女性の下着から男のモノがはみ出ている光景はなんとも目に毒だが、
何故だか私はその光景に目が離せない。
ちなみに、私たち二人のパジャマと下着は、
サイズや色は違うが同じデザインのお揃いであったりするのだが、
こうも違った印象に見えてしまうのだから不思議である。
カラダが…カラダの奥が熱い……。
醜いとは思いながらも何故か目が離せないどころか釘づけになっていた私は、
不本意ながらも自分の身体が興奮していることに気づくのであった――――
※※※※※
(うわぁ……私ったら、今は若奈のモノになったとはいえ、
かつての自分(俺)のチ○コに興奮して濡れてきてる……)
何も無い股間を覆ったショーツの下で擦れる小股の間が、
ジワジワと湿り気を帯びてきているのが分かる。
「ウフフッ……若奈が可愛すぎるから私、すっかり濡れてきちゃったわ。
さあ、残りの下着も脱いじゃいましょう」
「はい。そうしましょう。この子もおねぇーさまの下着姿の前でもう我慢できなくって♪
でもそんな、私なんかよりもおねぇーさまの方が断然綺麗で可愛いです//////」
「そう、ありがとう。若奈は素直でいい娘ね。好きよ。うふふっ♪」
もう色んな意味で素直な娘の若奈。
あの初々しかった頃の若奈はいずこへ。昔はこんな子じゃなかったのに……。
でも、その一途な愛を私(俺)へと向けてくれているのだから嫌ではない。
むしろこの状況に満足している自分がいる。
私たちはお互いを褒め合いキャッキャウフフしながら残りの下着を脱いでいき、
そして一糸纏わぬ姿へとなった。
―――プルルン♪
締め付けられる拘束から解放された二つの豊かな双丘がプルンプルンと大きく揺れる。
そしてその視線の先に見えるなだらかなウェーブを描く肢体の下腹部には、
よく手入れされたその美しい金色の髪と同じ色のアンダーヘヤーが生えた恥丘が現れる。
その日本人離れしたスタイルと容姿は外国の血筋を色濃く受け継いでいるからである。
(うっほ♪我ながら良い眺めだわぁ♪)
女の身体だからこそ見る事が出来るこのアングルに、
日々の生活でこの身体(麗奈)の裸にも見慣れてしまった今でもドキドキしたりする。
客観的に鏡に映された姿を見るよりも、
こういった主観の視点で見た方がより自分が女になってしまったことを自覚させるからだ。
思わず胸を鷲掴みにして確かめたくなってしまう光景だが今は自重しておく。
それは毎朝しているしね♪
視線を若奈に戻す。同じく全て脱ぎ終えたようだ。
―――ブルルン♪
その可愛らしい肢体に似合わぬモノがぶら下がっている為、
ソワソワと落ち着かない様子。
このまま若奈にいい様にされ続けるのは、
麗奈(お嬢様)としても清彦(元男)としてもなんか癪なので、
なんとか主導権を取り戻さなくては……若奈が油断している今こそ逆襲のチャンスだ。
「隙あり。お返しよっ!エイッ!」
―――ドン!
「えっ!?わっ、キャッ!!」
―――ドサッ!
先程のお返しとばかりに今度は私が若奈を押し倒し馬乗りにる。
そして、若奈の股に生えた肉棒を握り締め、そして――――
―――シュッ!シュッ!シュッ!………
「うふふっ……もう若奈ったら私のハダカに欲情して、
こんなにもオチンチンを硬くしてくれているなんて……私、凄く嬉しいわ♪」
「あぁんおねぇーさまっ!」
「どう?私があげた清彦くんのオチンチンは気持ち良いかしら?」
―――ニチッニチッニチッ………
答えは聞かなくとも分かっているがあえて聞く。
握った手をスライドさせる度にカッチカッチになった肉棒の先端から我慢汁が垂れて、
淫猥な音を奏で続けているからだ。
「んっはぁ…き、キモチイイです!
おねぇーさまのスベスベな手で清彦くんのオチンチンが刺激されてとってもいいです
私のオマンコも一緒に気持ちが良い喜ってんでいますぅ」
※若奈は目の前の麗奈の正体が清彦である事を知りませんのであしからず。
私も若奈にアレを譲る
前に何度か試したのでその気持ち良さは身をもって知っている。
男(清彦)の時の自慰行為と違って、
女の子のスベスベで柔らかい手にナニが包まれながら扱かれると、
男のゴツゴツした手とは比べ物にならない位とても気持ちがいいのだ。
そして、淫嚢の下に隠れて見えなくなっているが女性器は健在で、
ちゃんと両性具有として男として感じながら女としても感じることが出来る優れ物だ。
(男の快感と女の快感が両方同時に味わえるから、
私(清彦)としては最高なんだけど、見た目がちょっとねぇ……)
私(俺)も一時期アレの快感にハマリかけたが、
見た目の歪さがだんだん私(麗奈)として受け入れ続けることが出来なかった為、
少し名残惜しいが若奈に譲ったのだ。
なのに若奈はそれを拒むどころか逆に受け入れ続けているのが、
考え方は同じ女性のはずなのに不思議でならない。
確かに彼女は私(清彦)の正体を知らないし、
私はその好意や想いも知っているからこそ受け入れることが出来たのだろうと予想は出来る。
だが、それでも受け入れ続けることが出来るのには、
私(麗奈)の優秀な頭脳でも全てを理解することが出来なかった。
男(清彦)の時は、在るのが当然で何とも思わなかったが、
女(麗奈)の肉体(カラダ)になった今では煩わしく思えるようになったのは、
おそらく自らの魂に吸収して取り込んだ麗奈の魂の影響なのかもしれない。
(こうして今あらためて考えてみると、すっかり俺も考え方も女になってきたなぁ……)
あんなに歪で見た目にもよろしくなく煩わしいだけの物を、
若奈は受け入れ続けていられるなんて……正直よく分からない。
すっかり麗奈の考え方にも馴染んできていて、
自分(俺)の考え方も女性寄りに変わってきていることを自覚しながら心の中で苦笑をした。
でも、私(俺)にも少しだけ理解出来る部分がある。
私(俺)が女(麗奈)としての自分を受け入れ楽しんでいる様に、
若奈も男としての自分(清彦の一部)を受け入れて楽しんでいるのだろうと思う。
文字通り四六時中身に付けたまま一度も手放そうともしたことが無く、
隙あらば私に濃厚なスキンシップ(セクハラ)をしてくる程に……。
私なんかよりよっぽど順応してエンジョイしているのだから若奈は本当に侮れないのだ。
「ねぇ…若奈。今さら聞くけれど、
貴女はどうして今の状況を受け入れられているのかしら?」
ふと、動かす手を止めて以前から思っていた疑問を若奈に投げかけてみた。
すると若奈は、扱かれる手が中断されたことに少し残念そうな顔をしたが、
すぐに質問の意味を理解して笑顔で答えてくれた。
「うふふっ……おねぇーさま。また唐突に今さらな質問ですね。
私をこの世界(百合)に目覚めさせてくれたのはおねぇーさまなのですよ」
「確かに彼(清彦くん)は私の中で特別な存在でした。でも、それはもう過去の話ですわ。
私が想いを告げる前に清彦くんは死んでしまいましたが、
経緯はどうあれ彼の一部がこうして一つになれているだけで私は嬉しいのですよ」
一瞬だけ若奈の言葉から私(清彦)のことが出てきて、
少し動揺するがすぐに冷静な思考に戻った。
「でも、それなら貴女がソレを装着し続ける理由としては薄いんじゃないかしら?」
「先程も言いましたが、
あくまでも私が今愛しているのは彼(清彦くん)ではなくおねぇーさまなのですよ?」
若奈は言葉切りながらも話を続ける。
「確かにずっと装着しているのは煩わしいです。でも、コレさえあれば、
おねぇーさまと本当の意味で(男と女として)愛し合えますから//////」
麗奈は恥ずかしげに頬を染めながら両手を自分の頬にあてて、
イヤンイヤンといった動作をする。
「始めのうちは、おねぇーさまはコレの装着にはあまりノリ気ではないようでしたから、
代わりに私が試してみたら……思いのほか私の方が男の快感にハマっちゃいた♪
それには、されているおねぇーさまも満更じゃなかった様子でしたし?ニヤニヤ」
「なっ!?でも、確かに。//////それは言い返せないわねぇ……ブツブツ」
若奈に図星を突かれて顔が熱くなる。
確かに攻めるよりも攻められる方が満更でもない様な気がするし……。
魂の吸収によっていくら性格のキツイ麗奈の影響を受けていようと、
やはり本質である私(俺)の部分は変わっていないということだろうか?
今こんなことを考えても仕方がないのでそろそろ若奈と合体しよう。そうしよう。
「それじゃあそろそろ、若奈もオチンチンも辛そうだし…挿入るわね……んんっ」
「はい♪……んはぁ」
―――ヌプッ…ズブズブズブ………
そそり勃った若奈のペニスの亀頭を割れ目へと導き、跨る様にゆっくりと腰を下していく。
お腹の中を抉られるような異物感と同時に、
先程までとは比べ物にならない程の快感が脳を刺激され満たされゆく。
「んふっ…全部入ったわね♪」
先程まで若奈にあった肉棒が全て私の膣内に隠れて見えなくなり二人が一つに繋がった。
自分(清彦)との初体験の時はギチギチでキツかった処女マンコも、
今ではこの肉棒の形に添ってスッポリと包みこめるように開発され続けているのだから、
お互いの性器の相性はバッチリなのだ。
「はぁ…おねぇさまのなか温かくて気持ち良いですぅ♪」
「私もよ若奈。若奈の熱くて大きいオチンチンが膣(なか)でビクビクってしているわ♪」
「さあ、覚悟しなさい若奈。
今夜はたっぷりと若奈のオチンチンを私のオマンコで犯してあげるわよ♪…ああん」
「んおっ!凄い締め付けオチンチン千切れちゃいちゃいそうです♪
くっ、はぁ……今夜のおねぇーさまは一味違いますね。素敵です//////」
若奈の上に騎乗位で跨り、そのまま主導権を返すまいと腰を振り肉棒を犯す。
肉体的に実際犯されているのは私(俺)の方だが関係ない。これは気持ちの問題だ。
例え身体が女だろうと、私(俺)が若奈を犯したい気持ちだし、
今主導権を握っているのは私なのだから問題は無い。
それに、若奈もオチンチンを逆に犯されるのにも満更でもなさそうだし、
日頃のストレス発散の為にも、今夜は張り切って頑張っちゃいますよぉー!!
―――ヌプッ!ジュパン!ヌプッ!ジュパン!………
「ああっ、凄くいい!若奈のオスチンポが中で擦れて奥まで響いてくるわ!」
「あはっおねぇ―さまの膣(なか)気持ち良すぎて、ますます大きくなっちゃいますぅ」
ギシギシと上下の運動でベットのスプリングが軋む音が聞こえる。
そして、その音をかき消すくらいの二人の嬌声が部屋中に響いている。
上下に動く私の動きに合わせて大きくて柔らかな胸がタプタプと激しく揺れ動いている。
ベットのスプリングの反動で更に大きく硬くなった若奈の肉棒が、
膣の奥深くまで突き上がってきて子宮までその衝撃と快感が響いてくる。
快感に溺れた私の膣壁は肉棒を締め上げて捕えて離すまいと、
ヌプヌプと扱きあげているのが音と感覚からハッキリと感じることが出来る。
結合部からは大量の愛液が漏れ出し私たちの下半身をベトベトに濡らし続けている。
「やぁだめ、乳首は弱いのぉまたイクッ!いっちゃうの!」
反撃とばかりに若奈が私の胸を揉みしだき、尖った乳首を弄って攻めてくる。
弱い所を攻められてオマンコがキュンとまた一段とキツク締まっていく。
そろそろ限界だ。何度も意識が飛び、だんだん理性が保てなくなってきている。
膣内の若奈の肉棒も中でビクンビクンとしてきているからそちらも限界が近そうだ。
「「ああんいい…イクーー!!!」」
膣内で熱い精の放出がなされ同時に私は失神しそうなほど意識を飛ばした。
口の端からは、はしたなく涎が垂れていた。
若奈も同様に涎を垂らしていた。よほど気持ちがよかったのだろう。
肉棒の下の若奈のオマンコも愛液に濡れ大洪水を起こしている。
「凄くよかったです。おねぇーさまはお疲れでしょうから次は私が上になります♪」
「ええ、そうしようかしら。その……お手柔らかにお願いするわ」
「大丈夫です!たっぷりと愛して、可愛がってあげますから。ニヒヒッ♪」
「はぁたまらく不安になってきたわ。まったくこの娘ったら……ブツブツ」
私の気持ちなどお構いなく若奈は私を優しく押し倒し体位を逆にする。
先程イッたばかりなのにもう復活をしていた。まったく呆れる精力であるこの娘は。
そうして二人の長い夜は耽ってゆくのであった――――
※※※※※
…………………
……………
………
…
―――あの事件から、それから一年後………
あれから麗奈と若奈は高校を卒業しその後、それぞれの進路へと進んだ。
それぞれの道はどうなったかと言うと……。
まず私こと双葉麗奈は、双葉家の家督を継ぐ為の勉強にと某有名T大学へと進学を果たし、
その優れた頭脳を遺憾なく発揮している。
そして、密かに魔術の研究にも日々励んでいるのだった。
一方、若奈はというと大学へは進学はせず、
私専属のメイドとして我が双葉家に住み込みで務めることになった。
っというのは建前で、実は男性と結婚する気が微塵もない私(俺)が、
若奈を私の内縁の妻として向かい入れる為の処置であったりするのだ。
現在の日本の法では同性同士の結婚は認められていないがそんなのは関係ない。
気持ちの問題なので籍がどうだとかいう問題は私達にとってはどうでもいい事なのである。
過保護な私(麗奈)の両親にとっては、
方法はどうあれ子供を作ってくれさえすれば無理に男と結婚しなくてもいいそうだ。
まあ、政略結婚とは縁のないくらい強大な双葉財閥という背景があってこそ成立している。
少し過保護だが理解力のある私(麗奈)の両親には本当に感謝している。
最近では若奈との間の子供だけならば、
この両親の為にも産んでみてもいいと思うようになってきているのであった。
ちなみに、あの事件の時に出来た阿倍野家への養子の子供は、
代理母の手によって無事に生まれたそうで、男の子だそうだ。
直接は会っていないが、事務的な報告してきてくれた父に写真を見せてもらうと、
私(清彦)の血を色濃く受け継いでおり黒目黒髪ではあるが、
私(麗奈)の血のおかげか整った顔立ちをしており将来は私(清彦)の時と違ってモテるだろう。
そこでふと考える。
もし、私と若奈の間に子供を儲けたら、いったいどんな子供が生まれてくるのだろうか?
私(麗奈)に似るのか?俺(清彦)に似るのか?それとも若奈に似るのだろうか?
きっと、私(麗奈)や若葉に似た可愛い子供が生まれてくるだろう。
何故ならば、若奈につけたアレは長い時間をかけてすっかり若奈の肉体(カラダ)に馴染み、
皮膚の色も若奈と変わりなく無駄毛もちゃんと処理がされツルツルになっている。
清彦としての面影は生殖器としての役割としか残っていないからである。
私(俺)の人生の犠牲になった本当の麗奈もきっと満足してくれるはずだろう……と思う。
だって、私(俺)の魂は二つで一つなのだから………。
「ねえ、若奈」
「はい。なんでしょうか?おねぇーさま」
私専属のメイドになった若奈は普段の時はお嬢様と呼ぶようになったが、
いまでも二人っきりの時はこうして今でもおねぇーさまと愛称でよんでくれる。
「その…今晩いいかしら?//////」
「はい。是非♪では、今晩は精のつく料理をご用意させますね。ウフフフフッ♪」
愛する人(若奈)との未来の子供に想いを馳せつつ今日も、
私(俺)は『双葉麗奈』としての新しい人生を謳歌するのであった。
(完結)
http://www.tsadult.net/megalith/?mode=read&key=1315819938&log=0
・前作:とある清彦の生存戦略【後編】
http://www.tsadult.net/megalith/?mode=read&key=1323794732&log=1
【これまでのあらすじ】
阿倍野清彦は魔術師の一族の末裔であったが才能はあまりなく、
裏の家業である魔術師の家系から抜け出したがっていたそんなある日、
祖父の土蔵の整理の手伝いをしていた時に偶然にも一族に伝わる秘薬を発見したのであった。
その一族に伝わる秘薬とは『魂液薬』といい。
術者の魂を液体化させ肉体から抜け出す事が出来る。
そして、対象の肉体に侵入することで肉体を乗っ取るだけでなく、
魂そのものを吸収し融合する事が出来るという物だった。
それを使い清彦は学園一のアイドルで有名な双葉財閥のお嬢様である双葉麗奈を狙い、
告白に偽装して放課後に呼び出してまんまと騙して麗奈の肉体に乗り換えた清彦は、
魂の抜け殻となった元の肉体を利用して初めての女体の快楽を存分に堪能すると、
生命力が完全に尽きてしまった抜け殻の肉体を一人残して学園を後にしたのであった。
※※※※※
―――それから数日後の朝
…………………
……………
………
…
「ううーん……朝か…ふふっ」
この肉体(カラダ)になってから、はや数日目の朝をむかえた。
頬にかかるほど長い髪と、胸にのしかかっているその重みに顔がほころぶ。
この皮膚が引っ張られ方にかかる独特の重みに、
男であった頃に比べて違和感を覚えるが、その違和感が今は心地がよい。
いろんな意味で……。
「嗚呼っ!やっぱ、この胸…やわらかくて…はぁ超キモチいい!最高!」
清彦(おれ)から麗奈(わたし)に魂を乗り換えた日から数日が経ち、
男性特有の朝の生理現象はもう起きる事はなくなってしまったが、
別になくてもどうでもよいことなのだが、時より少し寂しくなることがある。
その代わりと言っては何だが、この新しい肉体(カラダ)に備わった、
纏っている高級そうなネグリジェの上からでも分かる豊満なバストを、
確かめるように乱暴に揉みしだくことが、もうすっかり朝の通例となっている。
「ふう…それにしても、すっかりこのお嬢様のカラダも…淫乱になったもんだ。
これもすべて、わたしの毎日の開発のたまものねぇ♪フヒヒッ」
一人称こそ違和感はないのだがそこから続く言葉からは、
その麗しい容姿からは想像できないほどの下品な言葉が少女の口から洩れ続けている。
あの日、この麗奈の肉体を魂ごと乗っ取った清彦は、
その肉体(カラダ)と魂(ココロ)の記憶を巧みに利用することで、
『双葉麗奈』を完璧に演じることが出来る様になったのだ。
そして、その演技力は本来の麗奈に親しい親友や麗奈の両親でさえも気がつかない。
既に麗奈の中身が別人になっていることに気づく者は誰もいないのである。
それもそのはず。
文字通り私(俺)は、あの日に『双葉麗奈』の全てを手に入れたのだから……。
富や名声や美貌や優れた頭脳は勿論のこと。
これまで麗奈として生きてきたの記憶、そしてその魂に含まれる人格そのものまでもだ。
その考え方や普段の行動などまるで自分が経験してきた事の如く手に取る様に分かるのだ。
それは『双葉麗奈』という人物の肉体(カラダ)だけを乗っ取る単純な憑依ではなく、
魂そのものと吸収・融合してその存在そのものを乗っ取っているから出来る所業であり、
別人でありながら本人であるといった矛盾を可能としたのである。
―――ジリジリジリジリ♪……
「ちぇっ、もうこんな時間か……そろそろ支度しなきゃね」
自室に置かれたアンティークの電話からモーニングコールが鳴り響き、
お楽しみの時間を中断し朝の支度に取りかかる。
「フンフンフフフン♪」
鼻歌を歌いながら慣れた手つきでテキパキと学園の制服へと着替えていく麗奈(清彦)。
その顔は上機嫌で、先ほどとは違う可愛らしい笑みを浮かべている。
それは鏡の前に立つと当然、今の自分(麗奈)の顔が映るので、
自分が麗奈になれたことをより実感することが出来るからであった。
そして、あっという間に身支度が整うと朝食をとる為にダイニングへと向かうのであった。
―――――――
―――――
―――
―
「「「いただきます」」」
家族そろっての朝食をとり始める。
世話をしてくれる執事やメイド達は家族とは別の時間に食事をとっている。
麗奈(わたし)の家系は3人家族で他に姉妹いない。
一応、従妹は一応いるがこちらは記憶から面識はないに等しかった。
そのせいか両親は、一人娘である麗奈(私)に溺愛している事は。
記憶からも、実際に体感したことからも十分に分かっていた為、
麗奈(わたし)のお願いやおねだりは何でも聞いてくれた。
「麗奈、例のあの件は今のところ問題も無く順調にいっているよ」
「……そう」
内心では大喜びしたい私(俺)だが、
本当の事情を知らない彼等の為にわざと悲しげな雰囲気を装った。
「麗奈、貴女も早くあの事は忘れなさい」
「ありがとう。パパ、ママ」
普段優しい表情の父と母もあの出来事に関することを話す時はには顔を曇らせる。
娘の私を大切にしているが故の心配からくる表情だった。
例のあの件とは何のことかと言うと、あの事件の日に私はこの両親に事情を話したのである。
勿論、私(俺)の正体や魔術関係のことを伏せてではあるが―――
話を戻そう。
あの件とは、まだ学生の身分で妊娠も親にもなりたくなかったのでその事情を話し、
双葉財閥の力を使い手術で受精卵を摘出し後は金で雇った代理母に丸投げしたのである。
もともと私(俺)は阿倍野家に養子に出す計画だったので、
下手に自身が妊娠出産しようものなら情が移ってしまう可能性がある為の選択なのである。
麗奈(わたし)の両親もそのことを理解してくれたので手続きはスムーズに行えた。
だけど、ほんの少しだけ残念そうだったのが私の胸の奥を締め付ける。
一人娘である麗奈(わたし)を本当に大切にしてくれている良い両親だ。
(この家の子に生まれてはないけど、この家の娘になれて本当にラッキーだな。
ほんと、私(俺)には勿体ないくらい最高の両親だ。前の両親なんかと比べるまでも無い。)
一方、阿倍野家(本当の両親)の方には全ての事情を話してあるが、
養子の件と資金援助以外に今後、私(俺)はこの家に関わるつもりは無い。
新しい自分(麗奈)と理想の家族を手に入れた私(俺)は、
これからは自分の幸せの為だけに生きてゆくのだから――――
「「「ごちそうさまでした」」」
朝食を終えた私は学生鞄を手に持ち、執事の男が運転する高級車に乗車して学校へ向かった。
―――――――
―――――
―――
―
※※※※※
――ざわざわ…がやがや…ヒソヒソ……
学園内では常に誰かの視線を感じる。それも一人ではなくもっとたくさんの人間からだ。
それもそのはず、いまの私(俺)はあの学園のアイドルである『双葉麗奈』なのだから。
男女問わず好奇の視線を浴び続けているそんな学園生活にもすっかり慣れてしまった。
最初の頃は野郎どものスケベな視線や女子の熱っぽい視線に不慣れなせいでドギマギしたが、
数日も経てばすっかり慣れてしまった。
というよりも実際は、私(俺)の感性が本来の麗奈の感性に馴染んできたからであった。
(どいつもこいつも男が女を見る目って、ほんと気持ち悪りぃーよな……)
かつての男友達だったやつらも、
中身が私(清彦)だとも知らずにエロ視線で見てくるのが滑稽で面白かったがやはり不快だ。
女子の方はというと、たまに嫉妬の視線もあるが、
ほとんどは羨望の眼差しだったので特に思う事は無かった。
本当の私(清彦)なら優越感に浸っていただろうが、
今の私(麗奈)はオリジナルの私(麗奈)の感性に近くなってきたので何とも思わなくなった。
「――であるからして△□は、XXXであるからして……」
(はぁ…この授業も退屈だなぁ…この先生の授業難しくて嫌いだってけど、
今じゃ理解出来過ぎてどうでもよくなったし、無駄な時間だしもっと退屈だぁ……)
授業中でも私(俺)は、双葉麗奈としてのスペックを存分に発揮して遺憾なくこなしている。
以前(清彦だった頃)に苦手だった分野もスラスラと理解出来るようになったり、
逆に得意な分野はメキメキと成果を上げ続けている。
そのお陰か、私(俺)は以前諦めた魔術しとしての才能を再び開花させることに成功し、
秘密裏に魔術の研究を続けているのだった。
魔術の話はひとまず置いて話は戻るが、
授業中でも私は男女問わず誰かの視線を感じている。
(……ん!?またアイツか……)
まあ、いつもの事なので気にはしていないが、
その中でも極め付けに熱い視線を送ってくる人物が一人だけいる。
その人物とは私のクラスメートであり友人であり、
現在の『恋人』である『清水若奈』からであったのだった。
―――キーンコーンカーンコーン♪
本日最後の授業の終了を告げる鐘がなり、クラメイト達は慌ただしく帰る準備を始めた。
私も例にもれず帰る支度を始めと、件の人物から声をかけられるのだった。
「おねぇーさm「学校でその呼び方は止めてっていつも言ってるでしょ!」
……はい。(´・ω・`)」
私に指摘されて、ハッと周りを見回す若奈。このウッカリ屋さんめ。
「ごほん。双葉さん今日は委員会の仕事も無い日なので一緒に帰りましょう//////」
「……ええ、そうね。今日は清水さんと一緒に帰ることにするわ//////」
――というのは建前で、今日は若奈とイチャイチャする日なのだ。
お分かりであろうと思うが、私たちは女同士でデキている…いわゆる百合というやつだ。
※※※※※
彼女との馴れ初めというかなんというか、上手く説明ができない。
あの事件の翌日私は例の件で前の両親に用があったので、
自分(清彦)の葬式に奇しくも参列することになった時の話だ。
他の参列者の中には当然よく知っているかつてのクラスメイト顔ぶれがいて、
あまりにも良い意味で場違いな私(麗奈)の存在に驚いていたが、まあどうでもよかった。
そして、その参列者の中にいたのが件の人物、清水若奈であったのだ。
私(清彦)は、若奈のことをよく知っていた。
若奈は私(俺)の幼馴染で幼い頃はよく一緒に遊んでいた。
そして、若奈は私(清彦)の初恋の人物であった。
その思いを伝える事も無く中学に進んだあたりから交流も少なくなり、
偶然にも同じ高校だったが学科も違う為、会って話したりすることも特に無い関係だった。
そんな彼女が私(清彦)の葬式で涙を流していたのだった。
その涙にどのような意味があったかは解らないが、私(俺)の中のも一つの気持ちが揺れた。
もう一つの気持ちとは、『双葉麗奈』としての清水若奈に対する気持ちである。
私(麗奈)も、若奈のことをよく知っていた。
若奈とは高校に入学した時からの付き合いで、
同じ学科のクラスメイトなだけあってスグに仲良くなれた。
そして、今では大切な友人であり親友である。
そんな親友である彼女に私(麗奈)は友情以上の感情をもってしまったのだった。
勿論その事はその時まだ若奈には知られていはいない。
最後の一線だけはまだ越えていないようである。
例の噂は本当だったようで、どうやら私(麗奈)は正真正銘のレズビアンだったようだ。
しかもその思い人がなんとも数奇な事に、
私(清彦)の未だに思いを告げていない初恋の相手である若奈であったのだから驚きである。
道理で若奈に対する感情が他の人間と比べものにならないはずだ。
そして、例の件で元の両親と秘密裏に再会し用件を済ませた後に私は、
若干気持ちが暴走気味の感情を抑えこんで悲しんでいる彼女にさりげなく接触し、
親友である立場を上手く利用して若奈を家まで送り届けたのだった。
その後、若奈の家でナニがあったかはもはや言うまでもないだろう―――
(「清彦くんのことは私が忘れさせてあげる」なんて、
我ながら恥ずかしいセリフをあの時よく吐いたものだわ……//////)
※※※※※
私と若奈は街の遊戯施設やお茶したりして楽しい時間を過ごした後、
携帯電話で迎えの車を呼び出しで二人で私の家へと向かったのであった。
その時クレープを食べたのだが、夕飯前なのに2つも平らげてしまった。
よくある甘いものは別腹というのはどうやら本当だったらしい。
――話は現在に戻る
「「「「「「「「お帰りなさいませ、麗奈お嬢様に若奈様」」」」」」」」
「ええ、ただいま」
「おじゃまします」
帰宅すると、より取り見取りの若いメイド達が私達を出迎えてくれた。
若奈との親交が深い事は既にメイドや執事達にもよく知られているので、
彼女を私(麗奈)の家に招待する事は今日に限ってのことではない。
今日は、色んな意味で美味しく頂く日なので泊ってもらうことになっている。
いったいナニを頂くかって?そんなの決まっているじゃないですか……フフフッ♪
何人かのメイドが頬を染めながらこちらをチラッチラッと見つめてくる。
それは、既に私達の関係に気が付いている者たちで、
そんな彼女たちも実は既に私が美味しく頂いちゃっている。
この家のメイド達は若くどれも美人揃いだが、若奈はまた違った魅力があるのだ。
でもまあ、いずれ屋敷の者達全員に知られるのも時間の問題だろうが、
そもそも私はあの事件以来、表向きは男性恐怖症ということになってるので別に問題ない。
私(清彦)が麗奈(女)になったからといって、
肉体(女性ホルモン)に影響されて男が好きになるなんてこともなかった。
となると、やはり精神的な部分が大きいのだろう。
魂レベルで麗奈と融合した私(俺)は精神的にも麗奈に影響を受けているのだ。
そう、私(俺)は百合である麗奈の精神の影響で私(俺)もまた百合に目覚めたのである。
まあ、百合に目覚めたといっても男の時の感覚が強いので自覚はまだ薄いのだが。
※※※※※
「麗奈お嬢様、ご夕食の準備が整っております。若奈様もご一緒にどうぞ」
「ええ、いただくわ。若奈、いきましょう」
「はい。ご相伴にあずからせていただきます」
私の言葉に若奈がニコリと微笑みながら返事をする。
メイドの一人に導かれるまま私と若奈はそれぞれの席に着いた。
「「いただきます」」
もう私(麗奈)の家の豪勢な料理にはすっかり慣れてきた所為か、
それほど楽しみではなくなっているが、やはり愛しい人との食事のひと時は楽しいものだ。
(ふふふっ、こうしていると昔に戻ったみたいで楽しいなぁーやっぱり若奈は可愛いよ)
ふと、昔に戻った気分になる。昔はこうやってよく一緒に食事をしたもんだ。
まあ、今の私に昔(清彦)に戻る気は一切ないのだけれどね。
今日は両親が仕事の都合で忙しく帰りが遅くなる為、二人だけの寂しい夕食風景だった。
だが、それは今日に限っては好都合た。
そして、私達は料理に舌鼓を打ちつつも他愛もない内容の会話の花を咲かせたのであった。
「「ごちそうさまでした」」
食事を終えて、それから暫らくリビングでテレビを見ながらソファーで寛いでいると、
ふと隣の若奈が手をギュッっと握ってきたではないか。
そして、私を上目遣いで見つめてくる若奈のその表情に私はドキッとした。
「ねぇ……おねぇーさま。//////」
「もう……若奈ったらっ!//////」
手を強く握り瞳を潤ませてこちらを見つめ、
恥じらいながらもキスを求めてくる若奈に私は応えてあげようと、そっと唇を近づけ―――
「――麗奈お嬢様に若奈様。ご入浴の準備が整いましたのでお知らせにあがりました」
「「!?きゃっ!!//////」」
私達二人は自分たちの世界に入り込んでいた所為か、
知らせに来たメイドの声に驚き声をあげてしまい、寸前のところでキスは中断してしまった。
あともうちょっとだったのに……残念。
見られてしまったという恥ずかしさで、今の自分の顔が少し火照ているのを感じる。
別に見られてしまっても問題ないけれど、
身内とはいえ二人の営みを他人に見られるのはやはり恥ずかしいのだ。
本当あと少しだったのに……出来ればもう少し空気を読んでほしかったのですよ。
「……もうちょっと空気を読んで欲しかったけれど…まあいいわ。行きましょう若奈」
「はい。おねぇーさま♪」
(あのメイドにはいつかお仕置きしなきゃね。うふふ……可愛がってあげるわ)
「……ヒッ!?」
私の心の呟きに件のメイドがビクッっと反応した気がするけどきっと気のせいだろう。
私の楽しみの邪魔をされたのだからたっぷりと調k……
もとい教育してあげなくなちゃね。……うふふふふふっ♪
若奈も十分に可愛いくて魅力的だけれど、
この屋敷に仕えているメイド達は皆美人揃いであるからどの娘も捨てがたい。
まあでも、もっともこの屋敷で一番美人で可愛いのはこの麗奈(私)なんだけどね♪
ちょっとナルシスト的な思考に耽る私。
元は他人だったけれど、今では自分だからナルシストでいいんだよね?
まあ、可愛ければどうでもいいや。可愛いは正義って言うんだしね。
さて、楽しみが一つ増えたところで私は、若奈と二人でお風呂場へと向かうのであった。
※※※※※
脱衣所に着いた私達は脱衣かごに脱いだ服を入れて浴室へと入った。
ちなみに、我が家には泊りに来た若奈用の着替えが用意されている。
というか、私が用意させたのだ。
流石は私!普通できない事を平然とやってのける!お嬢様は伊達じゃないのだワハハッ!
入った先の浴室は当然豪華だ。大浴場と言っていいくらい広く、かつ豪華だ。
まあ、豪華なのはお風呂に限った事ではないけどね。
だって日本有数の大富豪のお屋敷なんだから当然デスヨHA!HA!HA!HA!HA!
―――ムニュン♪モニモニモニ………
「で、それはさておき。……若奈は何をしてくれちゃっているのかしら?」
「ナニって、おねぇーさま。そりゃースキンシップに決まっているじゃないですか♪」
ニコニコ顔で私の背後から胸を鷲掴みにしながら揉んでくる若奈。
背中に当たる柔らかい感触と興奮した鼻息が私の首筋をくすぐる。
そして、何より重要な事は私のお尻に当たっている太くて硬い存在であったのだった。
「よいではないかよいではないか♪」
「ちょっと!ダメ、やめなさい若奈……はぁん!」
いつものように悪ノリした若奈は言葉だけでは止めてくれそうにない。
「その割にはカラダの方は正直ですわ。
ほら、おねぇーさまの乳首…もうこんなになってますよ♪」
若奈の言葉通りに桜色の綺麗な乳首はピンと尖り興奮しているのがガレバレになっていた。
でも、感じるものは感じちゃうんだからこれは仕方がないことだった。
「そ、そんなんじゃないって……んむむむっ」
抵抗しようとするが、身体じゅうに奔る快感のせいで思うように力が入らない。
麗奈(女)になった時の喜びで、自らの身体を開発しまくり感じやすい身体になった所為で、
どうも裏目に出てしまったらしい。これが本当の自業自得である。
若奈にされるがままに唇を奪われてフニャフニャと身体に力が入らなくなってしまう。
この娘は、最初は初々しかったのに……どうしてこうなったのだろうか?
いや、原因は分かっている。これもまた自業自得だろう。
それは私が若奈(彼女)に与えてしまったアレが原因なのだから―――
※※※※※
私が与えた……つまりはアレは本来は若奈のモノではないのである。
アレの正体は実は私が魔術の研究実験で出来た副産物で部分的なホムンクルスなのだ。
そしてその原料はなんと、
あの日私が回収して魔術で保存しておいた私(清彦)の精液なのである。
男の精神を持つ私は男に抱かれるのは嫌だが、
あの日の体験(SEX)から自分(清彦)になら抱かれてもいいと考えた私は、
将来の後継ぎ問題の保険の為に回収しておいた私(清彦)の精液を使い、
ホムンクルスの研究を始めた。
だがすぐにホムンクルスを隠す場所がない事に気がついて中止し、
その次に隠すのが容易な部分的なホムンクルスの研究を始めたのだった。
通常なら難しいであろうこの研究も、
この優秀な私(麗奈)の頭脳と才能のおかげで研究も大いにはかどり、
製造も楽に成功を収めることが出来たのだった。
このチートボディには我ながらあきれるほど優秀であることを実感させられるのであった。
このホムンクルスは魔術を扱える者であるなら脱着が自在で、
もちろん男性としての快感を得る事が出来き、ちゃんと射精も出来る。
このホムンクルスの良い所は装着者の肉体に対しての拒絶反応が無いことと、
射精した精液からちゃんと妊娠が可能であることだ。
そして欠点だが、あるとすれば魔術を扱える者にしか取り外せない事と、
男性特有の支配欲が高まってしまう点であろう。
そのせいで、現在わたしはこんな目に陥っているのだから笑えない。
……どうしてこうなったのだろうか?
それはひとまず置いておいて。
「んもぅ…い・い・か・げ・ん・に・しなさーい!!」
―――ゴスン!!
「いっ!痛いですぅおねーさま。
若奈はっ若奈は、おねーさまとの愛を確かめているだけなのにぃぐすっ(涙)」
抵抗する為に私は何とか力を振り絞って若奈の脳天にチョップをブチかました。
鈍い音と若奈の悲鳴とともにスキンシップと言う名のセクハラから解放されるが、
涙目で反論してくるコヤツ(若奈)は反省する様子も無く懲りもしないようだ。
「……だから、その…ここでは嫌なの!
ここで騒ぎになったら面倒なことになるの分かるでしょ?」
「……そうでしたね。ついうっかりしてました。
ゴメンなさい、おねぇーさま(´・ω・`)」
さっきまでの態度とは打って変わってシュンと大人しくなる若奈。
うふっ、可愛いわ。
そう、ここで騒ぎになったら本当に面倒なのだ。
裸になる場所なだけに、若奈にぶら下がっているモノが見つかるのは面倒なのだ。
何せ、このことは若奈と私の二人だけの秘密なのだから――――
なんとか若奈を正気に戻し、ある意味ドッキドキの入浴タイムを済ませた私達は、
お待ちかねの寝室へと向かうのであった。
※※※※※
―――あれは私が初めてアレを使って若奈を抱いた時だった。
『お、おねぇーさま……ソレは!?、いったいどうなさったのですか!?』
私が装着したアレを初めて見た若奈は、それまで生えていなかった私のモノに驚愕した。
まあ無理もないだろう。その前の日まではレズSEXしていた程の仲なのだから。
当然、私が魔術で造ったモノなどと本当のことを言えるはずがない。
魔術は、魔術を知らない一般人に対しては隠匿するのが鉄則だからだ。
例えいくら仲が良くても秘密を漏らしてはならないのである。
『んふふっ♪これはねぇ―――』
そこで私(俺)は、若奈に真実と嘘を織り交ぜた説明をしたのである。
これは双葉財閥の科学力(俺の魔術の研究)で阿倍野清彦の細胞(精子)から造られた、
クローン(ホムンクルス)の一部で私(魔術を使える者)だけが装着脱着をさせる事が出来ると。
双葉財閥の力ならば細胞の入手もクローンの製造も可能だろうと判断したのか、
私の説明に若奈はすんなりと納得した。 案外チョロイわ。
(権力ってこういう時に便利だよね。
それがアッサリ通っちゃう双葉財閥の権力大万歳だわ)
まあ、経緯はともあれ若奈はコレにご執心の様子だ。
その理由は『阿倍野清彦』の細胞から造られたペニスだからだ。
私(俺)は俺(清彦)の葬儀があった日に若奈を慰めた時に知ってしまったのだ。
幼馴染だった俺(清彦)のことを好きだったことを、
私(麗奈)にその思いを告白してくれたのだ。
それが、あの日の彼女の涙の理由であったのだった――――
『若奈……貴女の気持ちを知りながらこんな事をするのは迷惑かもしれないけれど……。
それでも私は貴女の事を愛してやまないのっ!!だから貴女の初めてを私に頂戴!!』
『嗚呼っ!おねぇーさまっ!若奈は凄く嬉しいです。//////
だから、二人で…いえ三人で一緒に気持ち良くなりましょうっ!!』
拒絶される事を恐れていた私(俺)は、若奈に受け入れられてホッと一安心した。
『あぁん!若奈っ!若奈っ!あふっ…凄く…いいわっ!もう、だめぇぇええええ!!』
『んふあっ!あっ!あぁんっ!おねーさまのオチンポ凄くいい……嗚呼っきてぇええ!!』
俺(清彦)と私(麗奈)の若奈を愛する気持ちが複雑に混じり合う。
爆発しそうな気持ちを衝動のままに従い私(俺)は、
男側として初めて若奈を肉棒で貫いて抱きそしてその胎内で爆発させたのであった。
※※※※※
失って久しいのペニスの感覚と快感。
よくよく考えてみればあの時は肉体(清彦)の童貞喪失であって、
私(俺)自身はまだ未経験だったのでこれが男側としての初めてのSEXだった。
肉棒を膣肉で締め付けられ搾り取られるような射精する快感は確かに気持ちがいいが、
失ってから新たに得た肉体(カラダ)から得られる素晴らしい女の快感には勝てなかった。
『―――――』
若奈には聞こえない小さな声で詠唱を呟き、股間に装着していた疑似ペニスを取り外すと、
その下に隠れていたオマンコが姿を現す。
疑似男性器の快感の余波で興奮していた私の女性器はすっかり濡れて疼いていた。
そこに私は指を滑らせて、あらためてオマンコ(女性)の快感を味わいだす。
(……んっ、ああっやっぱり、こっち(オマンコ)のほうが一番気持ちいいわ♪)
真の意味での童貞を喪失する事が出来た今の私(俺)には、
もはや男性器(オトコ)への執着や未練など残ってはいなかったのであった。
『あの……おねぇーさま。
私もその…オチンチンをつけ…試してみたいですぅ……//////』
すると今度は、私の痴態を目の前で目撃していた若奈が、
どうやら男性(ペニス)の快感に興味を持ってしまったようだ。
恥ずかしげにオチンチンと赤面しながら上目使いで懇願してくる若奈に私はグッっときた。
その気持ちが私(麗奈)としてのものなのか、
本来の私(清彦)としてのものなのかはよく分からないが、たぶん両方なのだろうと思う。
私(俺)と違って生粋の女性である若奈が、
この疑似男性器を装着するとどんな反応を示すのか私としても非常に興味深い。
『ええ、いいわよ。もう私には必要無くなったから若奈にコレアゲルわ♪』
『―――――』
私(俺)にはもう必要性(執着)が無くなってしまったモノなので、
ならばコレは若奈にあげようと思い、彼女にアレ(疑似ペニス)を装着してあげたのだった。
『……んはぁ、す凄い。これが清彦くんの…はぁはぁ…オチンチンの感覚……//////』
装着後の若奈の様子を私はしばらく観察することにした。
その様子からは男の快感に興味を持ったというよりも、
阿倍野清彦(俺)の性器そのものに対して興味津々で興奮している様子であった。
装着されたばかりの疑似ペニスをその手でぎこちない動作で扱き始めた若奈。
私(俺)は彼女の想いを知ってしまったからこそ、その意味を理解することは難しくは無い。
かつての想い人だった男性…つまりは私(清彦)のクローン(ホムンクルス)の一部とはいえ、
ある意味ひとつになれた喜びからかもしれない。
その時の私(俺)は失念していた。
若奈を自らの手で百合の道へと引き込み、
どっぷりと染まってしまった彼女に最高の道具(玩具)を与えてしまったことを。
そして、その矛先がいったい誰に向かっていくのかを――――
※※※※※
―――そして、話はまた現在に戻る。
「麗奈お嬢様に若奈様、ごゆっくりとお休みください」
「ええ、御苦労さま。下がっていいわ。貴女もお休みなさい。ニコッ」
「//////……では、私はこれで失礼致します。ペコリ」
「あっ、お休みなさいです。ペコリ」
目的地の寝室に到着た私たち二人。
寝室まで付き添って来た世話係のメイドは、ペコリと一礼して部屋から去っていった。
つられて若奈も慌ててペコリと頭を下げて見送る。
そして、寝室に残される私たち二人。
これでようやく本当意味での二人っきりになれたのだ。
ちなみに、脱衣所での着替えの時はあらかじめ外に控えておくように指示してあるので、
私達二人だけの秘密がバレる心配はほぼ無いが、大声で騒ぎが起きれば話は別である。
そこまで気にするなら防音の魔術を使えば済む話だが、
面倒くさいので私があまり使いたくないからである。
この部屋(寝室)は防音機能は完璧で先の魔術を使用する必要がない為、
人には言えないようなプライベートなことをする時になどに割と重宝したりするのだ。
そんな監視のないプライベートな空間で、
私たち二人が今からすることなどもう決まっている。
「……これでやっと二人っきりですね、おねぇーさま//////えいっ!!」
―――ドサッ!
「きゃっ!……んもぅ…若奈ったら//////
さあ、これからたっぷりと…んっむぅあっ!…愛し合いましょう」
いざ部屋に二人っきりになった途端に私は若奈にいきなり背後から抱きつかれて、
ベットの上に押し倒されたうえに唇を奪われてしまう。
若奈は中学の頃は陸上部に所属しており、現在は部活動などには所属してはいないが、
体育会系特有の力強さは未だに衰えておらず、
いくら文武両道な私(麗奈)とはいえ、単純な力比べでは若奈に若干負けてしまうのだ。
元男としては悔しい限りであるが、女としては余計な筋肉を付けるつもりは毛頭にないので、
案外楽に受け止められているのである。
更にアレを若奈に与えてからというもの、最近ではすっかり立場が逆転してしまっている。
これではどちらがおねぇーさまなのか微妙で、
元男(清彦)としても女(麗奈)としても内心複雑である。流石に泣きたい。(泣)
ちなみに、若奈のスタイルは元アスリートなだけあって、
無駄な脂肪が少なくスレンダーな体型で胸はCカップとやや控えめであるが、
これでも高校に入ってから成長中のようでこらからの将来に大きく期待である。
「いやぁん♪おねぇーさまったらカワイイ!!
はぁ…はぁ…もう、ムチャクチャにしてあげちゃいますぅ♪」
「いやぁ…恥ずかしいからあまり見つめないでっ!//////」
この身体はキスをしただけでもゾクゾクと身体の芯が熱くなり、
興奮しているのが顔に出やすいのでこのように若奈に度々からかわれてしまうのである。
それなりの付き合いの長さのおかげで性感帯などお互い熟知してはいるが、
女としてのキャリアの差か、私(俺)はこのように若奈の手玉に取られがちである。
(くっ、気持ち良くて…抵抗できない。悔しいけれど、感じちゃうっ!ビックンビックン)
麗奈(女)になる前、まだ俺(清彦)だった頃は、
キスだけでこんなに感じることが出来るとは思ってもみなかったものである。
そんな私の上に馬乗りになっている若奈は身体をクネらせて身悶えている。
見ているこっちがだんだん恥ずかしくなってくるが、
その気恥ずかしさも若奈を興奮させている一つの要因となっているのだから手に負えない。
そしてその私を赤面させている要因となっているのが、
若奈のパジャマのズボンを大きく押し上げて存在を主張している男根の所為である。
彼女がクネクネと身悶える度に自己主張するモノがパジャマの中でユサユサと揺れるのだ。
このままではいけない。
なんとか若奈から主導権を取り戻さなくては私(俺)の自尊心がもたない。
ここはなんとか一旦、仕切り直さなくては……。
「でも若奈、その前にこのパジャマは邪魔だからもう全部脱いじゃいましょうか?」
「それもそうですね。おねぇーさまの下着姿にハダカ……ぐふふふふっ♪」
私の提案を受け入れた若奈はいったん私の上から退いて上機嫌にパジャマを脱ぎだす。
それにならって私も起き上がってパジャマを脱ぐと、上質な下着に包まれた肌が露出する。
クククッ、我ながら相変わらずいいカラダである。
若奈とは違い私(麗奈)は肉付きが良く、
出るところは豊満で引っ込むところは引き絞られた理想的な抜群のプロポーションである。
この肉体(カラダ)になってからこの身体を磨き続けることには余念がない。
誰でも努力なくして理想のプロポーションは維持できないのだ。
「あはぁ♪相変わらずおねぇーさまはスタイルが良くて羨ましいですぅ♪」
「若奈、貴女だって最近胸が大きくなってきているじゃない。
それに……私は貴女のようなタイプの娘が好みよ♪」
「っ!……ボンッ!//////」
私の言葉に若奈は顔を真っ赤に染める。
俺(清彦)としては私(麗奈)が好みのタイプではあるが、
私(麗奈)としては若奈のような娘が好みのタイプなのでまったく嘘は付いていない。
さっきとは打って変わって急にしおらしくなる若奈。
どうやらとっさの作戦にしては成功したようで、我ながらナイス判断である。
そんな若奈は下着姿の私にさらに興奮しているのか、
乱れたショーツからは硬く勃起した竿と玉を醜くもはみ出させていた。
女性の下着から男のモノがはみ出ている光景はなんとも目に毒だが、
何故だか私はその光景に目が離せない。
ちなみに、私たち二人のパジャマと下着は、
サイズや色は違うが同じデザインのお揃いであったりするのだが、
こうも違った印象に見えてしまうのだから不思議である。
カラダが…カラダの奥が熱い……。
醜いとは思いながらも何故か目が離せないどころか釘づけになっていた私は、
不本意ながらも自分の身体が興奮していることに気づくのであった――――
※※※※※
(うわぁ……私ったら、今は若奈のモノになったとはいえ、
かつての自分(俺)のチ○コに興奮して濡れてきてる……)
何も無い股間を覆ったショーツの下で擦れる小股の間が、
ジワジワと湿り気を帯びてきているのが分かる。
「ウフフッ……若奈が可愛すぎるから私、すっかり濡れてきちゃったわ。
さあ、残りの下着も脱いじゃいましょう」
「はい。そうしましょう。この子もおねぇーさまの下着姿の前でもう我慢できなくって♪
でもそんな、私なんかよりもおねぇーさまの方が断然綺麗で可愛いです//////」
「そう、ありがとう。若奈は素直でいい娘ね。好きよ。うふふっ♪」
もう色んな意味で素直な娘の若奈。
あの初々しかった頃の若奈はいずこへ。昔はこんな子じゃなかったのに……。
でも、その一途な愛を私(俺)へと向けてくれているのだから嫌ではない。
むしろこの状況に満足している自分がいる。
私たちはお互いを褒め合いキャッキャウフフしながら残りの下着を脱いでいき、
そして一糸纏わぬ姿へとなった。
―――プルルン♪
締め付けられる拘束から解放された二つの豊かな双丘がプルンプルンと大きく揺れる。
そしてその視線の先に見えるなだらかなウェーブを描く肢体の下腹部には、
よく手入れされたその美しい金色の髪と同じ色のアンダーヘヤーが生えた恥丘が現れる。
その日本人離れしたスタイルと容姿は外国の血筋を色濃く受け継いでいるからである。
(うっほ♪我ながら良い眺めだわぁ♪)
女の身体だからこそ見る事が出来るこのアングルに、
日々の生活でこの身体(麗奈)の裸にも見慣れてしまった今でもドキドキしたりする。
客観的に鏡に映された姿を見るよりも、
こういった主観の視点で見た方がより自分が女になってしまったことを自覚させるからだ。
思わず胸を鷲掴みにして確かめたくなってしまう光景だが今は自重しておく。
それは毎朝しているしね♪
視線を若奈に戻す。同じく全て脱ぎ終えたようだ。
―――ブルルン♪
その可愛らしい肢体に似合わぬモノがぶら下がっている為、
ソワソワと落ち着かない様子。
このまま若奈にいい様にされ続けるのは、
麗奈(お嬢様)としても清彦(元男)としてもなんか癪なので、
なんとか主導権を取り戻さなくては……若奈が油断している今こそ逆襲のチャンスだ。
「隙あり。お返しよっ!エイッ!」
―――ドン!
「えっ!?わっ、キャッ!!」
―――ドサッ!
先程のお返しとばかりに今度は私が若奈を押し倒し馬乗りにる。
そして、若奈の股に生えた肉棒を握り締め、そして――――
―――シュッ!シュッ!シュッ!………
「うふふっ……もう若奈ったら私のハダカに欲情して、
こんなにもオチンチンを硬くしてくれているなんて……私、凄く嬉しいわ♪」
「あぁんおねぇーさまっ!」
「どう?私があげた清彦くんのオチンチンは気持ち良いかしら?」
―――ニチッニチッニチッ………
答えは聞かなくとも分かっているがあえて聞く。
握った手をスライドさせる度にカッチカッチになった肉棒の先端から我慢汁が垂れて、
淫猥な音を奏で続けているからだ。
「んっはぁ…き、キモチイイです!
おねぇーさまのスベスベな手で清彦くんのオチンチンが刺激されてとってもいいです
私のオマンコも一緒に気持ちが良い喜ってんでいますぅ」
※若奈は目の前の麗奈の正体が清彦である事を知りませんのであしからず。
私も若奈にアレを譲る
前に何度か試したのでその気持ち良さは身をもって知っている。
男(清彦)の時の自慰行為と違って、
女の子のスベスベで柔らかい手にナニが包まれながら扱かれると、
男のゴツゴツした手とは比べ物にならない位とても気持ちがいいのだ。
そして、淫嚢の下に隠れて見えなくなっているが女性器は健在で、
ちゃんと両性具有として男として感じながら女としても感じることが出来る優れ物だ。
(男の快感と女の快感が両方同時に味わえるから、
私(清彦)としては最高なんだけど、見た目がちょっとねぇ……)
私(俺)も一時期アレの快感にハマリかけたが、
見た目の歪さがだんだん私(麗奈)として受け入れ続けることが出来なかった為、
少し名残惜しいが若奈に譲ったのだ。
なのに若奈はそれを拒むどころか逆に受け入れ続けているのが、
考え方は同じ女性のはずなのに不思議でならない。
確かに彼女は私(清彦)の正体を知らないし、
私はその好意や想いも知っているからこそ受け入れることが出来たのだろうと予想は出来る。
だが、それでも受け入れ続けることが出来るのには、
私(麗奈)の優秀な頭脳でも全てを理解することが出来なかった。
男(清彦)の時は、在るのが当然で何とも思わなかったが、
女(麗奈)の肉体(カラダ)になった今では煩わしく思えるようになったのは、
おそらく自らの魂に吸収して取り込んだ麗奈の魂の影響なのかもしれない。
(こうして今あらためて考えてみると、すっかり俺も考え方も女になってきたなぁ……)
あんなに歪で見た目にもよろしくなく煩わしいだけの物を、
若奈は受け入れ続けていられるなんて……正直よく分からない。
すっかり麗奈の考え方にも馴染んできていて、
自分(俺)の考え方も女性寄りに変わってきていることを自覚しながら心の中で苦笑をした。
でも、私(俺)にも少しだけ理解出来る部分がある。
私(俺)が女(麗奈)としての自分を受け入れ楽しんでいる様に、
若奈も男としての自分(清彦の一部)を受け入れて楽しんでいるのだろうと思う。
文字通り四六時中身に付けたまま一度も手放そうともしたことが無く、
隙あらば私に濃厚なスキンシップ(セクハラ)をしてくる程に……。
私なんかよりよっぽど順応してエンジョイしているのだから若奈は本当に侮れないのだ。
「ねぇ…若奈。今さら聞くけれど、
貴女はどうして今の状況を受け入れられているのかしら?」
ふと、動かす手を止めて以前から思っていた疑問を若奈に投げかけてみた。
すると若奈は、扱かれる手が中断されたことに少し残念そうな顔をしたが、
すぐに質問の意味を理解して笑顔で答えてくれた。
「うふふっ……おねぇーさま。また唐突に今さらな質問ですね。
私をこの世界(百合)に目覚めさせてくれたのはおねぇーさまなのですよ」
「確かに彼(清彦くん)は私の中で特別な存在でした。でも、それはもう過去の話ですわ。
私が想いを告げる前に清彦くんは死んでしまいましたが、
経緯はどうあれ彼の一部がこうして一つになれているだけで私は嬉しいのですよ」
一瞬だけ若奈の言葉から私(清彦)のことが出てきて、
少し動揺するがすぐに冷静な思考に戻った。
「でも、それなら貴女がソレを装着し続ける理由としては薄いんじゃないかしら?」
「先程も言いましたが、
あくまでも私が今愛しているのは彼(清彦くん)ではなくおねぇーさまなのですよ?」
若奈は言葉切りながらも話を続ける。
「確かにずっと装着しているのは煩わしいです。でも、コレさえあれば、
おねぇーさまと本当の意味で(男と女として)愛し合えますから//////」
麗奈は恥ずかしげに頬を染めながら両手を自分の頬にあてて、
イヤンイヤンといった動作をする。
「始めのうちは、おねぇーさまはコレの装着にはあまりノリ気ではないようでしたから、
代わりに私が試してみたら……思いのほか私の方が男の快感にハマっちゃいた♪
それには、されているおねぇーさまも満更じゃなかった様子でしたし?ニヤニヤ」
「なっ!?でも、確かに。//////それは言い返せないわねぇ……ブツブツ」
若奈に図星を突かれて顔が熱くなる。
確かに攻めるよりも攻められる方が満更でもない様な気がするし……。
魂の吸収によっていくら性格のキツイ麗奈の影響を受けていようと、
やはり本質である私(俺)の部分は変わっていないということだろうか?
今こんなことを考えても仕方がないのでそろそろ若奈と合体しよう。そうしよう。
「それじゃあそろそろ、若奈もオチンチンも辛そうだし…挿入るわね……んんっ」
「はい♪……んはぁ」
―――ヌプッ…ズブズブズブ………
そそり勃った若奈のペニスの亀頭を割れ目へと導き、跨る様にゆっくりと腰を下していく。
お腹の中を抉られるような異物感と同時に、
先程までとは比べ物にならない程の快感が脳を刺激され満たされゆく。
「んふっ…全部入ったわね♪」
先程まで若奈にあった肉棒が全て私の膣内に隠れて見えなくなり二人が一つに繋がった。
自分(清彦)との初体験の時はギチギチでキツかった処女マンコも、
今ではこの肉棒の形に添ってスッポリと包みこめるように開発され続けているのだから、
お互いの性器の相性はバッチリなのだ。
「はぁ…おねぇさまのなか温かくて気持ち良いですぅ♪」
「私もよ若奈。若奈の熱くて大きいオチンチンが膣(なか)でビクビクってしているわ♪」
「さあ、覚悟しなさい若奈。
今夜はたっぷりと若奈のオチンチンを私のオマンコで犯してあげるわよ♪…ああん」
「んおっ!凄い締め付けオチンチン千切れちゃいちゃいそうです♪
くっ、はぁ……今夜のおねぇーさまは一味違いますね。素敵です//////」
若奈の上に騎乗位で跨り、そのまま主導権を返すまいと腰を振り肉棒を犯す。
肉体的に実際犯されているのは私(俺)の方だが関係ない。これは気持ちの問題だ。
例え身体が女だろうと、私(俺)が若奈を犯したい気持ちだし、
今主導権を握っているのは私なのだから問題は無い。
それに、若奈もオチンチンを逆に犯されるのにも満更でもなさそうだし、
日頃のストレス発散の為にも、今夜は張り切って頑張っちゃいますよぉー!!
―――ヌプッ!ジュパン!ヌプッ!ジュパン!………
「ああっ、凄くいい!若奈のオスチンポが中で擦れて奥まで響いてくるわ!」
「あはっおねぇ―さまの膣(なか)気持ち良すぎて、ますます大きくなっちゃいますぅ」
ギシギシと上下の運動でベットのスプリングが軋む音が聞こえる。
そして、その音をかき消すくらいの二人の嬌声が部屋中に響いている。
上下に動く私の動きに合わせて大きくて柔らかな胸がタプタプと激しく揺れ動いている。
ベットのスプリングの反動で更に大きく硬くなった若奈の肉棒が、
膣の奥深くまで突き上がってきて子宮までその衝撃と快感が響いてくる。
快感に溺れた私の膣壁は肉棒を締め上げて捕えて離すまいと、
ヌプヌプと扱きあげているのが音と感覚からハッキリと感じることが出来る。
結合部からは大量の愛液が漏れ出し私たちの下半身をベトベトに濡らし続けている。
「やぁだめ、乳首は弱いのぉまたイクッ!いっちゃうの!」
反撃とばかりに若奈が私の胸を揉みしだき、尖った乳首を弄って攻めてくる。
弱い所を攻められてオマンコがキュンとまた一段とキツク締まっていく。
そろそろ限界だ。何度も意識が飛び、だんだん理性が保てなくなってきている。
膣内の若奈の肉棒も中でビクンビクンとしてきているからそちらも限界が近そうだ。
「「ああんいい…イクーー!!!」」
膣内で熱い精の放出がなされ同時に私は失神しそうなほど意識を飛ばした。
口の端からは、はしたなく涎が垂れていた。
若奈も同様に涎を垂らしていた。よほど気持ちがよかったのだろう。
肉棒の下の若奈のオマンコも愛液に濡れ大洪水を起こしている。
「凄くよかったです。おねぇーさまはお疲れでしょうから次は私が上になります♪」
「ええ、そうしようかしら。その……お手柔らかにお願いするわ」
「大丈夫です!たっぷりと愛して、可愛がってあげますから。ニヒヒッ♪」
「はぁたまらく不安になってきたわ。まったくこの娘ったら……ブツブツ」
私の気持ちなどお構いなく若奈は私を優しく押し倒し体位を逆にする。
先程イッたばかりなのにもう復活をしていた。まったく呆れる精力であるこの娘は。
そうして二人の長い夜は耽ってゆくのであった――――
※※※※※
…………………
……………
………
…
―――あの事件から、それから一年後………
あれから麗奈と若奈は高校を卒業しその後、それぞれの進路へと進んだ。
それぞれの道はどうなったかと言うと……。
まず私こと双葉麗奈は、双葉家の家督を継ぐ為の勉強にと某有名T大学へと進学を果たし、
その優れた頭脳を遺憾なく発揮している。
そして、密かに魔術の研究にも日々励んでいるのだった。
一方、若奈はというと大学へは進学はせず、
私専属のメイドとして我が双葉家に住み込みで務めることになった。
っというのは建前で、実は男性と結婚する気が微塵もない私(俺)が、
若奈を私の内縁の妻として向かい入れる為の処置であったりするのだ。
現在の日本の法では同性同士の結婚は認められていないがそんなのは関係ない。
気持ちの問題なので籍がどうだとかいう問題は私達にとってはどうでもいい事なのである。
過保護な私(麗奈)の両親にとっては、
方法はどうあれ子供を作ってくれさえすれば無理に男と結婚しなくてもいいそうだ。
まあ、政略結婚とは縁のないくらい強大な双葉財閥という背景があってこそ成立している。
少し過保護だが理解力のある私(麗奈)の両親には本当に感謝している。
最近では若奈との間の子供だけならば、
この両親の為にも産んでみてもいいと思うようになってきているのであった。
ちなみに、あの事件の時に出来た阿倍野家への養子の子供は、
代理母の手によって無事に生まれたそうで、男の子だそうだ。
直接は会っていないが、事務的な報告してきてくれた父に写真を見せてもらうと、
私(清彦)の血を色濃く受け継いでおり黒目黒髪ではあるが、
私(麗奈)の血のおかげか整った顔立ちをしており将来は私(清彦)の時と違ってモテるだろう。
そこでふと考える。
もし、私と若奈の間に子供を儲けたら、いったいどんな子供が生まれてくるのだろうか?
私(麗奈)に似るのか?俺(清彦)に似るのか?それとも若奈に似るのだろうか?
きっと、私(麗奈)や若葉に似た可愛い子供が生まれてくるだろう。
何故ならば、若奈につけたアレは長い時間をかけてすっかり若奈の肉体(カラダ)に馴染み、
皮膚の色も若奈と変わりなく無駄毛もちゃんと処理がされツルツルになっている。
清彦としての面影は生殖器としての役割としか残っていないからである。
私(俺)の人生の犠牲になった本当の麗奈もきっと満足してくれるはずだろう……と思う。
だって、私(俺)の魂は二つで一つなのだから………。
「ねえ、若奈」
「はい。なんでしょうか?おねぇーさま」
私専属のメイドになった若奈は普段の時はお嬢様と呼ぶようになったが、
いまでも二人っきりの時はこうして今でもおねぇーさまと愛称でよんでくれる。
「その…今晩いいかしら?//////」
「はい。是非♪では、今晩は精のつく料理をご用意させますね。ウフフフフッ♪」
愛する人(若奈)との未来の子供に想いを馳せつつ今日も、
私(俺)は『双葉麗奈』としての新しい人生を謳歌するのであった。
(完結)
楽しませてもらいました。
でもここにきて液体化タグは意味をなすのか…とだけ。
そのためコレ一本で内容がだいたい分かる様に今回はあらすじを入れました。
とはいったものの「液体化」って書いた割には生かし切れていないなぁーと反省ですね。
もっと生かせるように精進致します。
あとがきのダークな展開も良いですね、こちらの
展開の作品も読んでみたいと思いました。