あの番組を見なくなってからどれだけたっただろう。声優が変更になってから見なくなった気がする。あんなに大好きだったのに、毎週のように不思議な道具に心を奪われていた。
そんなオレも今じゃ三流大の2年生。もう半年もすれば就職に向けて夢だ何だのいってられない。現実と向かい合っていかなければならないだろう。そんなオレの前に降りてきた一つの奇跡、大学からの帰り道、一人暮らしをしてるマンション(実家がある程度かね持っててほんとよかったと思う。)の前に落ちていた一枚の布切れ。あのネコ型ロボットのポケット。俺はそれを拾った。
俺の名前は清彦。 某3流大学の2年生。3流とはいえ理系の大学。毎週のように実験とレポートで押しつぶされそうな日々を過ごしている。今日も実験を終え、来週までのレポートの数に頭を抱えながら、帰路についた。
大学は男ばっかり、忙しくてバイトもする気にならない、そんな状況じゃ見た目もコミュ力も人並み程度のオレに彼女ができるわけもない。はぁ・・・・どうして俺は男なんだろう。大学にもわずかだが女の子はいる。大して可愛くなくてもあの状況、ちやほやされないわけがない。僕も女の子だったら毎日楽しかったろうなぁ・・・・・初めてそう思ったのは高校の時だったろうか?女の子になりたいと思ったのは。きっかけは古本屋で立ち読みした昔のコミックだったけか?
そんな願いが現実に叶うはずもなくTSFってジャンルをしってからそれにはまっていったんだっけな。いまじゃ立派なTSFヲタだ、あの手この手の妄想をしつつ、いつかこれが現実になれば・・・・とか考えている。
「ん?なんだこれ??」
そんなことを考え現実逃避をしながらも家についた俺はマンションの前の道に一枚の布切れが落ちているのを見つけた。
普段だったらそんなもの気にもとめないだろう。しかし、何故か非常に興味を惹かれた。俺はその布切れを拾いあげた。
半円型の布切れ、いや・・・・これはポケットか?
「ははっ。なんかあの漫画のポケットみたいだな。」
俺は昔大好きだったあのロボットをおもいだす。だがそんなもの現実にあるはずもない。実際になんの変哲もないポケットだ。馬鹿らしく思いながらも、ポケットに手をいれ・・・・・・・・え??
「な・・・なんだこれ・・・手が・・・うそだろう??」
ポケットに突っ込んだ手は肘のあたりまでポケットの中に入ってしまったのだ。こんなサイズのポケットにそこまで手が入るはずがない。しかも、ポケットは全く伸び縮みしていないのだ。
思わず、ポケットから手を取り出し、何かの間違いかと思い、再度突っ込む。結果は同様だった。
「まさか・・・・これ・・・・本物の・・・」
驚きとも喜びともとれない気持ちが高まるのを感じながら俺は慌てて、自分の部屋に駆け込んだ。誰かに見られたら騒動にもなりかねん。
部屋についた俺は荷物を置くのも忘れ、ポケットを見つめる。四次○ポケットなんか現実にあるわけがない・・・わかっているが実際に好みで体験したのだ。そう、俺は手に入れたのだ。
あの夢にまでみた不思議なポケットを・・・・・これがあれば大学だの就職なんかどうでもいんだ・・・・世界は楽しくなる・・・・俺のやりたいことはすべて現実となる・・・・
そこまで思った時ふと我に返った。ポケットだけあっても仕方ないじゃないか・・・これだけじゃただのなんでもはいる袋だ。中身が無いのなら意味が無いんだ。
再度ポケットに手を突っ込む、するすると今度は肩口まで入ってしまった。しかし、手にはナニも触れない、空っぽなのだろうか?あの空をとぶ道具も自由に移動できる道具もなにもないのか???そんな・・・・
と思った瞬間手に何か触れる感触。それをつかみとると、思いっきり引き出した。
ポケットの口が大きく広がり、何かが飛び出てくる。と同時に、徐々に重さが増えてくる。ポケットからすべてが引き出された時、片手では支えていられず、床に下ろした。そう、俺のては黄色い、竹とんぼとピンク色のドアをつかんでいた。
「ひみつ道具が・・・・・・・・・・ある!!!!」ゆめにまで見たあの道具が今手元にあるのだ。
ためしにドアを開けてみるとそこにはこのマンションの屋上が広がっていた。本物だ・・・・・・俺は・・・・手に入れたんだ。今この瞬間から世界は退屈でしんどいものじゃない。どこまでも楽しい、僕の遊び場となったんだ!
まずなにからする??
お金は・・・・・・・・・まぁいくらでも増やせるだろうし、必要になってからでいいな。
そうだ・・・・まずは自分が楽しむ前に世界を楽しくしよう。もっと世界にTSを!実際にそれが起きる世界へ!
そうなればきまりだ、ポケットにてをツッコミ、おおきなシルエットを引き出す。。うわ!!なんだこれ重!!!
ズシン!と響きを残し、なんとか床に下ろす。とりだしたのは「もし○ボックス」ぶっちゃけこれさえあればもういいんじゃないか?と思うが色々な道具を使ったほうが自分も見てるほうが面白いだろうしな。
ただ、一つ問題がある。たしかこの道具はパラレルワールドに移動するとかそんなような道具だったはずだ。世界がかわっても自分以外は元からそうだったことになってる。それはそれでいいんだけどそれじゃなんか面白く無い。世界が変わったという実感が得られないんだ。
「これを改造することが出来れば・・・・なにかいい道具あるかな??」
ネットで検索するとまぁでるわでるわ・・・・道具ってこんなにあったのか・・・・・
どうしようかと思ってると一つの道具が目に留まる。「天才ヘ○メット」これがあればどう改造すればいいかわかるし、この数の道具を把握する方法もわかるかもしれない!
早速かぶり、作業にとりかかった。
改造じたいは案外早く終わったのだがそれ意外にもいろいろとしていたので、思った以上に時間がかかってしまった。
まず、「もし○ボックス」はパラレルワールドに移動するわけでなく、現実を書き換えるという仕様にした。もちろん、条件をつけないかぎり、誰も世界がそうなったことを知らない。ちょっと強力になりすぎた気もするがまぁいいだろう・・・・
それと、道具の把握だ。いくつかの道具を使い、どんな道具があるか把握した。これで色々なことをやりほうだいってわけだ。
また、ヘルメットの改造も行った。ずっと身につけていれば役にはたつがこんなものずっとかぶっているわけには行かない。そこで他の道具を使い、ピアスと交ぜ、ヘルメットの機能をもったピアスを作ったのだ。
「よし・・・それじゃ早速。世界を作り替えるか。」
俺は高鳴る鼓動を抑えながら、受話器を手に取り、耳に当てる。
ナニを言おうか・・・・ぱっと思いつくのはTS病と入れ替わりだろう。
まずはTS病だ。
俺は妄想をぶちまけ、2つのTS病を願った。
まず一つ目
1620までの男が発症し、3ヶ月の間女性になってしまうこと。
その際、面影を残しながらも美女になること。
期間中、性対象が男性にかわり、異常に性欲が強くなってしまうこと。
発症する確率は学校で12人程度。
粘膜感染する場合があること。
妊娠した場合、元に戻らなくなること。
元に戻った人の2割が女性の姿と快感を忘れられず、ニューハーフになること。
そして2つ目
全年齢の男性が発症。
年齢、外見にかかわらず、1620前後の美女になってしまうこと。
発症者の1割ほどが男性器が変化せず、股間だけ男のままなこと。
性感帯が通常の女性よりも非常に敏感で快感なものになること。(男性器が残っている場合、男性器自体も敏感になる)
性欲がたかまる、男性が性対象になる、性格も女性化する等人によって様々な症状がでること。
元に戻らないこと。
発症の確率は100万人に一人。
つづいて入れ替わりだ
これはシンプルに以降。男女が衝突や、一緒に階段からおちると、1万分の1の確率で入れ替わる。
すばらしい世界になる・・・・俺はそう確信した。もっともっと素晴らしい世界にすることはできないだろうか?おそらく、この電話はもう滅多なことじゃ使わないだろう。使いすぎても面白く無いだろうしなぁ・・・・・
考えこむ俺であった。
ベルの音がなり、この妄想が実現したことが告げられる。
これで世界は順調にTSしていくだろう。
さて、それはそれとして、自分がTSで楽しむことは別の話だ。自分が偶然TS病にかかるのを待つのも、周りの人間が入れ替わるのを待っていても仕方がない。
それにいろいろ道具があるんだ、様々なシチュエーションを試してみたいってのもある。
しかし、そう考えるとあまりに試してみたいシチュエーションが多すぎるってことが問題になる。トッカエバーで入れ替わって見るのもいいだろう。フリーサイズ着ぐるみカメラで変身するのも楽しそうだ。
いや・・・自分がTSするのもいいが、他人をTSさせるのもいい。それも萌えるってもんだ。
「よし・・・・まずはTSっ子で童貞卒業!これしか無い!!」
そうさ、TSっこで童貞卒業だなんてTS好きの夢の一つじゃないか。ワレナガライイアイディアだ。童貞卒業については悪○のパスポートでもなんでも使えばいくらでも襲えるだろう。
そうなるとどうやってTSさせるかが問題になってくる。どうせなら変身サせるのがいいな・・・・・何かいい道具はないかな???
いくつか候補を考えたところ、俺が思いついたのは「ア○コンベ」だった。原作では、色々反転させたり、バカの頭を良くしたりしていた。これをつかって性別を反転させることはできないだろうか?
ひとまず、家のものでアベコンベの効果を試してみる・・・・・・・・
「ダメだ・・・思った通りに反転してくれない・・・・・回転方向が反転した扇風機とかどこがあべこべなんだよ・・・・」原作では温風が吹いたはずなのだが・・・・効果が安定しないのか??そういえば原作でも、同じ頭を差しても頭がよくなるだけじゃなく、頭が逆になったこともあったな。
どうしたもんか・・・・・どうも狙ったとおりに反転してくれるわけじゃないみたいだ。現実で頭反転とかグロすぎる。
ハツメイカーで改造すりゃいいかとおもったが何でもかんでも改造するならそもそも道具を使う意味がない、なにか他の道具だけで解決する方法は・・・・・・
あった!!これならきっとうまくいくはずだ!思いついた俺はポケットから2つの道具を取り出す。その道具は「ウルトラキサー」と「オトコ○ナ」だ。
ご存知のとおり、ミキサーはベツベツのものを混ぜあわせ一つのものにすることが出来る道具だ。もうひとつの方は、確か男女の性格を逆転させるような効果だったはずだ。
これを混ぜればアベコンベの効果を性別反転に絞れるようになるのではないだろうか?単に性格だけ反転する可能性もあるが・・・・・そうなったらまた考えればいい。俺は早速2つを混ぜると、街にくりだした。
俺は時を止める時計を使い、好きなところに移動できるドアを使い、家から一番近い、繁華街へとやってきた。大きな街とはけっしていえないが、結構人通りは多いのだ。
皆動きの途中でとまっているため、すごく不思議な感じだ、この中からターゲットを選ぶわけだが・・・・・・どうしたもんかなぁ・・・・
「お・・・高校生か。」
俺の目についたのは二人組の高校生だった。学校帰りに遊んででもいたのだろう。少し長めな茶髪のチャライ感じと短い黒髪の普通な感じの二人組だ。初体験が女子高生とだなんてますますいいシチュエーションだ、ターゲットは決まりだな・まぁめを付けられたのが運の尽きだと思い、諦めてもらおうか。
ターゲットを決めた俺はまず、時間停止を解除した。停止した時間で変身させてもいいがやっぱり、反応が観たいってのがTS道ってもんだろう。
もちろん、そのまま近づいて突き刺すとか無茶にもほどがある。こうゆう時に使うのは当然石○ろ帽子だ。これで、俺は誰にも気づかれることはないってわけだ。
それじゃまずはこっちからだ。俺は茶髪のほうのうでに、合体アベコ○ベを突き刺す。
「キャ!イタイッ!」
甲高い声が響く。茶髪のオトコは自分の手を痛そうにさすっている。よし、あの声に反応、うまくい・・・・・あれ???
その声を聞いた時、俺はうまく行ったと確信したのだが・・・・・・・・そう、オトコの見た目は全く変わったように思えない。どうなっているんだ?
「ん?どうした?変な声出して?」
黒髪の高校生が声をかける。
「なんか、手の甲がチクっとしちゃって。でも大丈夫みたい!あ・・・あれ??」
「なんだ、お前その声???女みたいな声出してどうしたんだ?」
「な・・・なんだろう??私、こんな声高くなかったよね??なんでだろう??」
茶髪のほうの高校生は不思議につぶやきながら、ナヨっとしなをつくっている。
うぇ・・・・見た目的にキツイな・・・・
黒髪の高校生もそう思ったのだろう、軽くひきつった顔をしている。
「お前・・・気持ち悪い動きするんじゃねーよ・・・・・・」
「えー!気持ち悪いとかヒッドーイ、超ムカツクー」
やめてくれ・・・・怒りながら口をふくらませるのはやめてくれ・・・・・
そのとき、俺は茶髪のオトコの胸のあたりが若干膨らんでるのに気づいた。もしかして・・・・
俺は思わず、手を伸ばす。
プヨっとした感触が手に帰ってきた。
「キャアアアアア!」
茶髪のオトコの絶叫、いや、茶髪のオンナの絶叫が響き渡る。
「ちょ!!何だ何だ!!いきなりどうしたんだよ!!」
黒髪の男はうろたえながらも周りの視線を伺う、幸い、周りの人はさして興味を見せずに・・・・っていうか明らかに関わりたくなさそうな感じだな・・・・・
「誰かに胸を触られたのよ!え???胸???」
茶髪のオンナが自分の胸に手を当て、揉みしだく。
「え・・なんで私に胸があるの???え??え??」
「ナニを馬鹿なことをいってr・・・・・え?」
そう胸を掴んだ手のひらの下にはわずかばかりではあるが確かに膨らみが見て取れたのだ・・・・・
「な!・・・そんなところに詰め物なんてしてなにやってんだよ・・・ハハ」
乾いた笑い
「違うわよ!そんなことするわけないでしょ!なんで?なんで私に胸があるの?」その時茶髪のオンナは何かに気づいたように恐る恐る股間に手を伸ばし、股間にてがたどり着くと・・・・気絶した。
「ちょ!!!おい!どうしたんだよ!おい」
大慌てで支える黒髪の男。
どうやら、成功ではあるらしい。間違いなく性別を反転させることのできる、改造アベコン○が完成したのだ。
しかし・・・・・「性別がかわっても見た目に変化がないんじゃなぁ・・・・」
そう、確かに性別は反転したのだろう。だが見た目にはほとんど変化は見られない。いくらTSしててもこれじゃあ萌えやしない。なにがいけないのだろうか?
「違うわよ!そんなことするわけないでしょ!なんで?なんで私に胸があるの?」その時茶髪のオンナは何かに気づいたように恐る恐る股間に手を伸ばし、股間にてがたどり着くと・・・・気絶した。
「ちょ!!!おい!どうしたんだよ!おい」
大慌てで支える黒髪の男。
どうやら、成功ではあるらしい。間違いなく性別を反転させることのできる、改造アベコン○が完成したのだ。
しかし・・・・・「性別がかわっても見た目に変化がないんじゃなぁ・・・・」
そう、確かに性別は反転したのだろう。だが見た目にはほとんど変化は見られない。いくらTSしててもこれじゃあ萌えやしない。なにがいけないのだろうか?
性別の反転はできてるし、見ている限りではしゃべりかたやおそらく性格も女性的なものになってるようだ、つまりオトコ○ナの効果は出ているわけだ。
「肉体を女性的なものに変える力が弱いのか??」
だから性別は変わるけど見た目はほとんど変わらないってことなのだろうか。
つまり、性能が足りないわけだ。
俺の予測が当たってるなら方法は簡単だ。この「グレード○ップ液」をかければ性能は格段に上昇するはずなのだから。
早速俺は道具を使うと、茶髪のオンナを支えている男の首筋に突き刺した。
突き刺した瞬間俺は予測が間違っていなかったことを確信したのだ。
「イッター・・・何なのよもう!あれ??声が・・それに何この髪」
長く伸びた髪に気づき、つかみながら視線を動かす、その視線が下を向いた時うごきが止まった。
そう。そこには女子制服につつまれ、大きく膨らんだ自分のむねが見えていたのだ。
「なに・・・・これ・・服が・・なんで私にこんなのついてるの!??」
あーだいぶパニックになってるなぁ・・・そりゃそうだろうな。さっきとは違い容姿がまったくかわってるからなぁ・・・・
黒髪の男子高校生は、見目麗しい、巨乳の女子高生へと変身していたのだ。
しっかし・・・えらい美女にかわったなぁ・・・・制服まで変わるとは思わんかった。女性的な姿に変化差せる力がグレードアップしたおかげだろうか。その顔も、胸も腰も、足さえも女性的としかいいようの無い姿であった。
「これだけ美人なら文句は無いな。そうなればもう一人の方もっと」
先ほど気絶した茶髪のほうにもう一度改造アベコ○ベを突き刺す。これで男に戻るはずだから、もう一回刺せば美女になる・・・・・うわ・・すっげーイケメンになりやがった。
だが、お前に用はない。
もう一度突き刺す。
茶髪はギャル風の美女に変化した。なんか髪がクルンクルンしてるが黒髪と同様、大きな胸に美しい容姿だ。
「ん・・・・んん・・・・」お!刺したショックで目を覚ました用だな。
「私なにをしてたんだっけ・・・・そうだおちんちんがなくなってて・・・」
股間に再度手を伸ばそうとして手が止まる。いつの間にかスカートをはいているのだそりゃそうだろう。
「どうなってるの・・・・」
「そんなの私が聞きたいわよ!!なんで!どうなってるのよこれ???なんであなたも姿変わったのよ!」
黒髪のオンナが叫ぶ。
「え・・あなた・・・だれ??」
「わたしよ!!一緒に遊んでたでしょ!」
あーすごいパニックになってるな・・・・あまり騒がれても面倒だ。おれは石ころ帽子をはずして、二人の前に姿を表す、もちろんあの道具を手に持ってだ。。
「だいぶパニクってるみたいだね、君たちをオンナに変えたのはおれだよ。」
一瞬きょとんとした二人だがみるみる顔が真っ赤・・・を通り越して青くなる。おー、こりゃヤバイな。
すかさず、手に握りしめた一冊の帳面を掲げる。
ビカッビカッ!と点滅したかのような錯覚を覚えたと思うと、真っ青だった二人の顔色が元に戻っている。
「あら、そうだったの?いいのよ、ありがとう。可愛くしてくれて。」
「そうよ、もっとなにしてくれてもいいのよ?」
さすがだなぁ・・・・とんでもない道具だぞこれ。だからこそ俺には都合がいい。
「そうかい?じゃあ君たちを犯してもいいかな?」
「どうぞどうぞ。じゃんじゃん犯してくれていいのよ。」
「私のほうが先よね??」
とんでも無い問いかけにニコニコと返事を返す彼女ら。原作だと良心の呵責にさいなまれるのもわかる気がする・・・・・まぁ俺は苛まれないけどな!
「よし、じゃあホテルにでも行こうか」
TS美女との初体験、それも3Pに胸を踊らせながらホテルへと足を運ぶオレであった。
そんなオレも今じゃ三流大の2年生。もう半年もすれば就職に向けて夢だ何だのいってられない。現実と向かい合っていかなければならないだろう。そんなオレの前に降りてきた一つの奇跡、大学からの帰り道、一人暮らしをしてるマンション(実家がある程度かね持っててほんとよかったと思う。)の前に落ちていた一枚の布切れ。あのネコ型ロボットのポケット。俺はそれを拾った。
俺の名前は清彦。 某3流大学の2年生。3流とはいえ理系の大学。毎週のように実験とレポートで押しつぶされそうな日々を過ごしている。今日も実験を終え、来週までのレポートの数に頭を抱えながら、帰路についた。
大学は男ばっかり、忙しくてバイトもする気にならない、そんな状況じゃ見た目もコミュ力も人並み程度のオレに彼女ができるわけもない。はぁ・・・・どうして俺は男なんだろう。大学にもわずかだが女の子はいる。大して可愛くなくてもあの状況、ちやほやされないわけがない。僕も女の子だったら毎日楽しかったろうなぁ・・・・・初めてそう思ったのは高校の時だったろうか?女の子になりたいと思ったのは。きっかけは古本屋で立ち読みした昔のコミックだったけか?
そんな願いが現実に叶うはずもなくTSFってジャンルをしってからそれにはまっていったんだっけな。いまじゃ立派なTSFヲタだ、あの手この手の妄想をしつつ、いつかこれが現実になれば・・・・とか考えている。
「ん?なんだこれ??」
そんなことを考え現実逃避をしながらも家についた俺はマンションの前の道に一枚の布切れが落ちているのを見つけた。
普段だったらそんなもの気にもとめないだろう。しかし、何故か非常に興味を惹かれた。俺はその布切れを拾いあげた。
半円型の布切れ、いや・・・・これはポケットか?
「ははっ。なんかあの漫画のポケットみたいだな。」
俺は昔大好きだったあのロボットをおもいだす。だがそんなもの現実にあるはずもない。実際になんの変哲もないポケットだ。馬鹿らしく思いながらも、ポケットに手をいれ・・・・・・・・え??
「な・・・なんだこれ・・・手が・・・うそだろう??」
ポケットに突っ込んだ手は肘のあたりまでポケットの中に入ってしまったのだ。こんなサイズのポケットにそこまで手が入るはずがない。しかも、ポケットは全く伸び縮みしていないのだ。
思わず、ポケットから手を取り出し、何かの間違いかと思い、再度突っ込む。結果は同様だった。
「まさか・・・・これ・・・・本物の・・・」
驚きとも喜びともとれない気持ちが高まるのを感じながら俺は慌てて、自分の部屋に駆け込んだ。誰かに見られたら騒動にもなりかねん。
部屋についた俺は荷物を置くのも忘れ、ポケットを見つめる。四次○ポケットなんか現実にあるわけがない・・・わかっているが実際に好みで体験したのだ。そう、俺は手に入れたのだ。
あの夢にまでみた不思議なポケットを・・・・・これがあれば大学だの就職なんかどうでもいんだ・・・・世界は楽しくなる・・・・俺のやりたいことはすべて現実となる・・・・
そこまで思った時ふと我に返った。ポケットだけあっても仕方ないじゃないか・・・これだけじゃただのなんでもはいる袋だ。中身が無いのなら意味が無いんだ。
再度ポケットに手を突っ込む、するすると今度は肩口まで入ってしまった。しかし、手にはナニも触れない、空っぽなのだろうか?あの空をとぶ道具も自由に移動できる道具もなにもないのか???そんな・・・・
と思った瞬間手に何か触れる感触。それをつかみとると、思いっきり引き出した。
ポケットの口が大きく広がり、何かが飛び出てくる。と同時に、徐々に重さが増えてくる。ポケットからすべてが引き出された時、片手では支えていられず、床に下ろした。そう、俺のては黄色い、竹とんぼとピンク色のドアをつかんでいた。
「ひみつ道具が・・・・・・・・・・ある!!!!」ゆめにまで見たあの道具が今手元にあるのだ。
ためしにドアを開けてみるとそこにはこのマンションの屋上が広がっていた。本物だ・・・・・・俺は・・・・手に入れたんだ。今この瞬間から世界は退屈でしんどいものじゃない。どこまでも楽しい、僕の遊び場となったんだ!
まずなにからする??
お金は・・・・・・・・・まぁいくらでも増やせるだろうし、必要になってからでいいな。
そうだ・・・・まずは自分が楽しむ前に世界を楽しくしよう。もっと世界にTSを!実際にそれが起きる世界へ!
そうなればきまりだ、ポケットにてをツッコミ、おおきなシルエットを引き出す。。うわ!!なんだこれ重!!!
ズシン!と響きを残し、なんとか床に下ろす。とりだしたのは「もし○ボックス」ぶっちゃけこれさえあればもういいんじゃないか?と思うが色々な道具を使ったほうが自分も見てるほうが面白いだろうしな。
ただ、一つ問題がある。たしかこの道具はパラレルワールドに移動するとかそんなような道具だったはずだ。世界がかわっても自分以外は元からそうだったことになってる。それはそれでいいんだけどそれじゃなんか面白く無い。世界が変わったという実感が得られないんだ。
「これを改造することが出来れば・・・・なにかいい道具あるかな??」
ネットで検索するとまぁでるわでるわ・・・・道具ってこんなにあったのか・・・・・
どうしようかと思ってると一つの道具が目に留まる。「天才ヘ○メット」これがあればどう改造すればいいかわかるし、この数の道具を把握する方法もわかるかもしれない!
早速かぶり、作業にとりかかった。
改造じたいは案外早く終わったのだがそれ意外にもいろいろとしていたので、思った以上に時間がかかってしまった。
まず、「もし○ボックス」はパラレルワールドに移動するわけでなく、現実を書き換えるという仕様にした。もちろん、条件をつけないかぎり、誰も世界がそうなったことを知らない。ちょっと強力になりすぎた気もするがまぁいいだろう・・・・
それと、道具の把握だ。いくつかの道具を使い、どんな道具があるか把握した。これで色々なことをやりほうだいってわけだ。
また、ヘルメットの改造も行った。ずっと身につけていれば役にはたつがこんなものずっとかぶっているわけには行かない。そこで他の道具を使い、ピアスと交ぜ、ヘルメットの機能をもったピアスを作ったのだ。
「よし・・・それじゃ早速。世界を作り替えるか。」
俺は高鳴る鼓動を抑えながら、受話器を手に取り、耳に当てる。
ナニを言おうか・・・・ぱっと思いつくのはTS病と入れ替わりだろう。
まずはTS病だ。
俺は妄想をぶちまけ、2つのTS病を願った。
まず一つ目
1620までの男が発症し、3ヶ月の間女性になってしまうこと。
その際、面影を残しながらも美女になること。
期間中、性対象が男性にかわり、異常に性欲が強くなってしまうこと。
発症する確率は学校で12人程度。
粘膜感染する場合があること。
妊娠した場合、元に戻らなくなること。
元に戻った人の2割が女性の姿と快感を忘れられず、ニューハーフになること。
そして2つ目
全年齢の男性が発症。
年齢、外見にかかわらず、1620前後の美女になってしまうこと。
発症者の1割ほどが男性器が変化せず、股間だけ男のままなこと。
性感帯が通常の女性よりも非常に敏感で快感なものになること。(男性器が残っている場合、男性器自体も敏感になる)
性欲がたかまる、男性が性対象になる、性格も女性化する等人によって様々な症状がでること。
元に戻らないこと。
発症の確率は100万人に一人。
つづいて入れ替わりだ
これはシンプルに以降。男女が衝突や、一緒に階段からおちると、1万分の1の確率で入れ替わる。
すばらしい世界になる・・・・俺はそう確信した。もっともっと素晴らしい世界にすることはできないだろうか?おそらく、この電話はもう滅多なことじゃ使わないだろう。使いすぎても面白く無いだろうしなぁ・・・・・
考えこむ俺であった。
ベルの音がなり、この妄想が実現したことが告げられる。
これで世界は順調にTSしていくだろう。
さて、それはそれとして、自分がTSで楽しむことは別の話だ。自分が偶然TS病にかかるのを待つのも、周りの人間が入れ替わるのを待っていても仕方がない。
それにいろいろ道具があるんだ、様々なシチュエーションを試してみたいってのもある。
しかし、そう考えるとあまりに試してみたいシチュエーションが多すぎるってことが問題になる。トッカエバーで入れ替わって見るのもいいだろう。フリーサイズ着ぐるみカメラで変身するのも楽しそうだ。
いや・・・自分がTSするのもいいが、他人をTSさせるのもいい。それも萌えるってもんだ。
「よし・・・・まずはTSっ子で童貞卒業!これしか無い!!」
そうさ、TSっこで童貞卒業だなんてTS好きの夢の一つじゃないか。ワレナガライイアイディアだ。童貞卒業については悪○のパスポートでもなんでも使えばいくらでも襲えるだろう。
そうなるとどうやってTSさせるかが問題になってくる。どうせなら変身サせるのがいいな・・・・・何かいい道具はないかな???
いくつか候補を考えたところ、俺が思いついたのは「ア○コンベ」だった。原作では、色々反転させたり、バカの頭を良くしたりしていた。これをつかって性別を反転させることはできないだろうか?
ひとまず、家のものでアベコンベの効果を試してみる・・・・・・・・
「ダメだ・・・思った通りに反転してくれない・・・・・回転方向が反転した扇風機とかどこがあべこべなんだよ・・・・」原作では温風が吹いたはずなのだが・・・・効果が安定しないのか??そういえば原作でも、同じ頭を差しても頭がよくなるだけじゃなく、頭が逆になったこともあったな。
どうしたもんか・・・・・どうも狙ったとおりに反転してくれるわけじゃないみたいだ。現実で頭反転とかグロすぎる。
ハツメイカーで改造すりゃいいかとおもったが何でもかんでも改造するならそもそも道具を使う意味がない、なにか他の道具だけで解決する方法は・・・・・・
あった!!これならきっとうまくいくはずだ!思いついた俺はポケットから2つの道具を取り出す。その道具は「ウルトラキサー」と「オトコ○ナ」だ。
ご存知のとおり、ミキサーはベツベツのものを混ぜあわせ一つのものにすることが出来る道具だ。もうひとつの方は、確か男女の性格を逆転させるような効果だったはずだ。
これを混ぜればアベコンベの効果を性別反転に絞れるようになるのではないだろうか?単に性格だけ反転する可能性もあるが・・・・・そうなったらまた考えればいい。俺は早速2つを混ぜると、街にくりだした。
俺は時を止める時計を使い、好きなところに移動できるドアを使い、家から一番近い、繁華街へとやってきた。大きな街とはけっしていえないが、結構人通りは多いのだ。
皆動きの途中でとまっているため、すごく不思議な感じだ、この中からターゲットを選ぶわけだが・・・・・・どうしたもんかなぁ・・・・
「お・・・高校生か。」
俺の目についたのは二人組の高校生だった。学校帰りに遊んででもいたのだろう。少し長めな茶髪のチャライ感じと短い黒髪の普通な感じの二人組だ。初体験が女子高生とだなんてますますいいシチュエーションだ、ターゲットは決まりだな・まぁめを付けられたのが運の尽きだと思い、諦めてもらおうか。
ターゲットを決めた俺はまず、時間停止を解除した。停止した時間で変身させてもいいがやっぱり、反応が観たいってのがTS道ってもんだろう。
もちろん、そのまま近づいて突き刺すとか無茶にもほどがある。こうゆう時に使うのは当然石○ろ帽子だ。これで、俺は誰にも気づかれることはないってわけだ。
それじゃまずはこっちからだ。俺は茶髪のほうのうでに、合体アベコ○ベを突き刺す。
「キャ!イタイッ!」
甲高い声が響く。茶髪のオトコは自分の手を痛そうにさすっている。よし、あの声に反応、うまくい・・・・・あれ???
その声を聞いた時、俺はうまく行ったと確信したのだが・・・・・・・・そう、オトコの見た目は全く変わったように思えない。どうなっているんだ?
「ん?どうした?変な声出して?」
黒髪の高校生が声をかける。
「なんか、手の甲がチクっとしちゃって。でも大丈夫みたい!あ・・・あれ??」
「なんだ、お前その声???女みたいな声出してどうしたんだ?」
「な・・・なんだろう??私、こんな声高くなかったよね??なんでだろう??」
茶髪のほうの高校生は不思議につぶやきながら、ナヨっとしなをつくっている。
うぇ・・・・見た目的にキツイな・・・・
黒髪の高校生もそう思ったのだろう、軽くひきつった顔をしている。
「お前・・・気持ち悪い動きするんじゃねーよ・・・・・・」
「えー!気持ち悪いとかヒッドーイ、超ムカツクー」
やめてくれ・・・・怒りながら口をふくらませるのはやめてくれ・・・・・
そのとき、俺は茶髪のオトコの胸のあたりが若干膨らんでるのに気づいた。もしかして・・・・
俺は思わず、手を伸ばす。
プヨっとした感触が手に帰ってきた。
「キャアアアアア!」
茶髪のオトコの絶叫、いや、茶髪のオンナの絶叫が響き渡る。
「ちょ!!何だ何だ!!いきなりどうしたんだよ!!」
黒髪の男はうろたえながらも周りの視線を伺う、幸い、周りの人はさして興味を見せずに・・・・っていうか明らかに関わりたくなさそうな感じだな・・・・・
「誰かに胸を触られたのよ!え???胸???」
茶髪のオンナが自分の胸に手を当て、揉みしだく。
「え・・なんで私に胸があるの???え??え??」
「ナニを馬鹿なことをいってr・・・・・え?」
そう胸を掴んだ手のひらの下にはわずかばかりではあるが確かに膨らみが見て取れたのだ・・・・・
「な!・・・そんなところに詰め物なんてしてなにやってんだよ・・・ハハ」
乾いた笑い
「違うわよ!そんなことするわけないでしょ!なんで?なんで私に胸があるの?」その時茶髪のオンナは何かに気づいたように恐る恐る股間に手を伸ばし、股間にてがたどり着くと・・・・気絶した。
「ちょ!!!おい!どうしたんだよ!おい」
大慌てで支える黒髪の男。
どうやら、成功ではあるらしい。間違いなく性別を反転させることのできる、改造アベコン○が完成したのだ。
しかし・・・・・「性別がかわっても見た目に変化がないんじゃなぁ・・・・」
そう、確かに性別は反転したのだろう。だが見た目にはほとんど変化は見られない。いくらTSしててもこれじゃあ萌えやしない。なにがいけないのだろうか?
「違うわよ!そんなことするわけないでしょ!なんで?なんで私に胸があるの?」その時茶髪のオンナは何かに気づいたように恐る恐る股間に手を伸ばし、股間にてがたどり着くと・・・・気絶した。
「ちょ!!!おい!どうしたんだよ!おい」
大慌てで支える黒髪の男。
どうやら、成功ではあるらしい。間違いなく性別を反転させることのできる、改造アベコン○が完成したのだ。
しかし・・・・・「性別がかわっても見た目に変化がないんじゃなぁ・・・・」
そう、確かに性別は反転したのだろう。だが見た目にはほとんど変化は見られない。いくらTSしててもこれじゃあ萌えやしない。なにがいけないのだろうか?
性別の反転はできてるし、見ている限りではしゃべりかたやおそらく性格も女性的なものになってるようだ、つまりオトコ○ナの効果は出ているわけだ。
「肉体を女性的なものに変える力が弱いのか??」
だから性別は変わるけど見た目はほとんど変わらないってことなのだろうか。
つまり、性能が足りないわけだ。
俺の予測が当たってるなら方法は簡単だ。この「グレード○ップ液」をかければ性能は格段に上昇するはずなのだから。
早速俺は道具を使うと、茶髪のオンナを支えている男の首筋に突き刺した。
突き刺した瞬間俺は予測が間違っていなかったことを確信したのだ。
「イッター・・・何なのよもう!あれ??声が・・それに何この髪」
長く伸びた髪に気づき、つかみながら視線を動かす、その視線が下を向いた時うごきが止まった。
そう。そこには女子制服につつまれ、大きく膨らんだ自分のむねが見えていたのだ。
「なに・・・・これ・・服が・・なんで私にこんなのついてるの!??」
あーだいぶパニックになってるなぁ・・・そりゃそうだろうな。さっきとは違い容姿がまったくかわってるからなぁ・・・・
黒髪の男子高校生は、見目麗しい、巨乳の女子高生へと変身していたのだ。
しっかし・・・えらい美女にかわったなぁ・・・・制服まで変わるとは思わんかった。女性的な姿に変化差せる力がグレードアップしたおかげだろうか。その顔も、胸も腰も、足さえも女性的としかいいようの無い姿であった。
「これだけ美人なら文句は無いな。そうなればもう一人の方もっと」
先ほど気絶した茶髪のほうにもう一度改造アベコ○ベを突き刺す。これで男に戻るはずだから、もう一回刺せば美女になる・・・・・うわ・・すっげーイケメンになりやがった。
だが、お前に用はない。
もう一度突き刺す。
茶髪はギャル風の美女に変化した。なんか髪がクルンクルンしてるが黒髪と同様、大きな胸に美しい容姿だ。
「ん・・・・んん・・・・」お!刺したショックで目を覚ました用だな。
「私なにをしてたんだっけ・・・・そうだおちんちんがなくなってて・・・」
股間に再度手を伸ばそうとして手が止まる。いつの間にかスカートをはいているのだそりゃそうだろう。
「どうなってるの・・・・」
「そんなの私が聞きたいわよ!!なんで!どうなってるのよこれ???なんであなたも姿変わったのよ!」
黒髪のオンナが叫ぶ。
「え・・あなた・・・だれ??」
「わたしよ!!一緒に遊んでたでしょ!」
あーすごいパニックになってるな・・・・あまり騒がれても面倒だ。おれは石ころ帽子をはずして、二人の前に姿を表す、もちろんあの道具を手に持ってだ。。
「だいぶパニクってるみたいだね、君たちをオンナに変えたのはおれだよ。」
一瞬きょとんとした二人だがみるみる顔が真っ赤・・・を通り越して青くなる。おー、こりゃヤバイな。
すかさず、手に握りしめた一冊の帳面を掲げる。
ビカッビカッ!と点滅したかのような錯覚を覚えたと思うと、真っ青だった二人の顔色が元に戻っている。
「あら、そうだったの?いいのよ、ありがとう。可愛くしてくれて。」
「そうよ、もっとなにしてくれてもいいのよ?」
さすがだなぁ・・・・とんでもない道具だぞこれ。だからこそ俺には都合がいい。
「そうかい?じゃあ君たちを犯してもいいかな?」
「どうぞどうぞ。じゃんじゃん犯してくれていいのよ。」
「私のほうが先よね??」
とんでも無い問いかけにニコニコと返事を返す彼女ら。原作だと良心の呵責にさいなまれるのもわかる気がする・・・・・まぁ俺は苛まれないけどな!
「よし、じゃあホテルにでも行こうか」
TS美女との初体験、それも3Pに胸を踊らせながらホテルへと足を運ぶオレであった。