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タンスレヴォリューション

2012/08/08 13:01:19
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「はぁ・・・・やっと片付け終わったぜ。つかれたぁ・・・・」
だれに聞かせるもなしため息をつきながらボソリとつぶやく。
俺の名前は俊明今年の春からこの近くの大学に入学をきめ、念願の一人暮らしのためこのマンションに引越してきたってわけだ。しかしトラブル続きで結局引っ越してこれたのは入学式前日の今日、しかも親の手伝いは無しと・・・・・ようやく荷物の運搬も掃除も終わったわけだが・・・・
「やっぱり親の言った通りタンス買っとくんだったなぁ・・・・カラーボックスとプラスチックのチェストが一個あるから余裕だと思ったんだがなぁ・・・」
目の前には漫画で埋まったカラーボックスともう下着一枚すら入らなそうにぎゅうぎゅうになったチェストである。幸い家から持ってきた服は全部入ったが、新しい服は増やせないだろう。特に冬服はほとんど持ってきていなかったため半年後あたりにすごい困ることになる。
「夏服を実家に送り返してってのも面倒だしな・・・・・はぁ・・・タンスって幾らぐらいするのかなぁ・・・・・冬までに買えるのか、とりあえずめぼしいものの値段調べにいくか・・・・・・」
初めての一人暮らしなだけあって勝手がつかめずこれからいろいろ出費が嵩みそうだと思わず顔をしかめる。まぁ俺は親が家賃を出してくれるからまだ恵まれてるんだろうな。下手なアパートじゃなくワンルームとはいえマンションだしなぁ・・・
「ん・・・・?これは・・・?」
タンス用のお金をためるため、値段を確認しようとマンションを出たところそれは俺の前に現れた。
マンションの共同ゴミ捨て場の横に鎮座する古ぼけた木製のタンス、両開きの扉とそのしたには引き出しが三段。古ぼけちゃいるが腐ってもいないしこわれてるわけでも無さそうだった。
「粗大ごみで出してるのか???でも回収用のシールとか貼ってないなぁ・・・」
思わず扉と引き出しを開け中を確認する俺。見た目以上に中はしっかりしてるらしく、変な匂いや汚れも無さそうだった」
捨ててあるならもらっちゃっても・・・・そんな考えが一瞬よぎったがいくら何でも引っ越してきた初日に真昼間からゴミ捨て場から持ち帰るってのは世間体が悪い。住民と思わしき人や通行人の目も結構あるし、管理人に目でも付けられたら困るし。
「こんなタンス安く売ってるといいなぁ・・・」
諦めた俺は当初の目的通り品定めに行くのだった。

「はぁ・・・・・まさかあんな高いだなんて・・・」
某家具屋でタンスの値段を見た俺はあまりの現実に意気消沈してしまった。
カラーボックスみたいなのなら数千円でかえるがちゃんとした木製のタンスとなると自分の体の幅程度のものでも数万近くするのだ。デカイのならなおさらだ。合板の安いのでもいいかと思ったがなんかすぐ壊れそうな気がしてちょっと買う気にならない。悩んでるうちに外は暗くなりあっという間に閉店時刻だ。ちょっと自分の優柔不断さには呆れてしまう。
「どうしたもんかなぁ・・・・冬までになら貯められそうだけどもったいないなぁ・・・・」
まだ考えてるのかよ・・・・そうこうしてるうちにマンションに戻ってくるとやはり先ほどのタンスがゴミ捨て場に鎮座していた。
「やっぱりこれいいよなー・・・こんなタンス欲しいわ・・・」
ふと周りを見回すと時間のせいなのか周りに人の気配が無い。
「持ってくならいまのうちか・・・・・・・・・・」
粗大ゴミシールも貼ってないのだ、どうせ回収サれないだろう。このまま雨ざらしになり本当に使えなくなるぐらいならいっそ・・・・・・・・
「問題はもてるかどうかだが・・・・・・・・・」
そうちゃんとした木で出来たタンスって意外と重いんだよね。エレベーターがあるから持ち上がりさえすれば運ぶのは余裕なんだが・・・
「どっこいしょ!!と・・・・これな・・・らなんとか・・・運べそう・・だな・・」
重い
確かに重いが運べない重さでは無い。
俺ってば見た目はややピザだけど意外に力あるからね。たまの筋トレのおかげだな!


「よいっしょっっとぉ!!!」
腕がもげそうになりながらもなんとか自分の部屋へとタンスを運び込み、再度部屋の模様替え。あぁ昼間あんな頑張って配置したのに・・・・・・
「しかし、これでもう収納スペースが足りなくなることは無いな!まじ疲れた・・・・ってもうこんな時間か!」
明日は大学の入学式とガイダンスだ流石に遅刻するわけにはイカンだろう。タンスに服を移すのは明日にして、俺はさっさと寝ることにした。



「わかっていた・・・・・・・わかっていたが・・・・・・・何だよあの男女比・・・・」
俺は入学式での光景を思い出していた。俺の進学した大学は理系、それも機械、電機系の大学である。その為元から期待はしてなかったのだが・・・・・・・新入生中女性が片手で数えられるだけってなんだよ!
入学式にはつきものであろうサークル勧誘の嵐も女性の姿はわずかしか見ることはなかった。
「はぁ・・・・彼女とまでいかなくても女友達くらいは欲しかったなぁ・・・・」
なにせあの人数差だまず知りあうことからして難しいだろう。きっと彼女達にとってはちやほやされる最高の大学生活になるのであろう。
「まぁ仕方ない。覚悟はしてたわけだし、そもそも俺の容姿じゃモテることは無いだろうしな・・・」自分で言うのはなんだが俺は決して不細工というわけじゃない。身長も低くない。しかしまぁちょっと太り気味な上に若干コミュ障はいってるきもする。まぁこれからの大学生活もてることはまずないだろう。
こんなこといつまで気にしててもしょうがない。在学中にダイエットでも挑戦してみるか?
「さてと・・・昨日の続きでもするかな。」
いくら悔やんでも同しようもない。俺は気を取り直すと昨日運び込んだタンスに服を移すことにした。
あ、見た目は綺麗だが一応中吹いといたほうがいいだろうな・・・
服を移す前に濡れ布巾で外面内面を拭いていく。開き戸の中を吹き終えたが、思ってたよりも綺麗だったのか雑巾はほとんど汚れてなかった。
「いやぁ、本当いい拾い物したよなぁ。掃除も必要なかったかもな。」
といっても折角やり始めたのだ全部やってしまおう。そう考え、最上段の引き出しを引いた。
ん?何かはいってる。オカシイな・・・・昨日中確認したときは入ってなかった気がするが・・
引き出しの中には隅の方になにか布切れのようなものがたたまれていた。
「あ・・・これはまさか・・・・前の持ち主の物か。まいったなぁ、女物ってことは女性が持ち主か。まずいなぁ・・・・」
そう、入ってたのは女物の下着。ブラジャーとショーツが一枚ずつ入っていたのだ。
まずい。これはまずい。タンスならともかく、下着が残ってたとなると下手したら俺は下着泥棒になってしまうかもしれん・・・・前の持ち主が気づかなけりゃいいんだが・・・・・見た感じこの下着若い女性向けだろうしなぁ・・・・なんかブラジャーすごいサイズ大きい気がするし、気づく可能性あるかもしれないよなぁ・・・・・
散々悩んだ挙句俺の出した結論は
「よし!なかった事にしよう!丁度明日はゴミの日だばれないよう包んで捨ててしまおう。」なにかあったら入ってなかったと知らばっくれればいいさ。
そうと決まれば早速・・・・・しかしどうにもデカイなこのブラジャー、サイズは・・・・F・・・カップ・・だと!!!
どうするか決めたことで余裕が出た俺はタグに書かれたサイズを見て驚いた。このブラがFカップの胸を包んでいたのか・・Fってこんな大きいのか!?・・・・実際どんな形だったんだ?・・・触ってみたらどんなに柔らかいんだろうか?・・・・そう考えるだけで・・・はい、勃ちました。われながら情けない・・・これが童貞の性か・・・
「だめだ・・・これをオカズにしちまったらもうなんの言い訳もできん・・・おとなしく捨てよう。」
そう思いブラジャーを引き出しから取り出した瞬間
ぐらり
世界が揺れるような感覚。
「うわ!なんだ?地震か?」
揺れだけでは無い視界が歪み、おぼろげになっていくような・・・
俺はそのまま意識を失ってしまった。

「ん・・・・何だったんだ?今のたちくらみ?おもったよりも疲れてるのかな。」今日は早く寝たほうがいいかなと思いながら立ち上がると何か違和感を感じた。
具体的には胸のあたりから。締め付けられるような感覚となにか重い物があるような感覚そしてその重いものを支えるような感覚。
「なんだこ・・・・・え?」
違和感に胸の方に視線を移すと胸の部分が不自然に膨らんでいた。
「な・・・・なんだこれ!?」
確かに俺はやや太ってるため胸にも贅肉がバッチリついてるがここまで大きく綺麗な形で膨らんでるはずがない。それだけじゃないこの胸を覆う感覚、まさかブラジャーなのか??
慌てて服を脱ぐとそこにはブラジャーに包まれた紛れも無い女性の胸が、おっぱいが存在していた。
「ど・・・どうなってるんだ!!」
思わず姿見で自分の姿を確認する。よかった、胸以外は変わってない・・・いやそうでもないな。
なんというか胸周辺の贅肉がなくなってる気がするのだ。それだけじゃない。骨格自体も肋骨やが縮んだみたいに細くなった気がする。肌の色も白っぽくなり、なめらかになってるような・・・あ、胸毛もなくなってる。まさに女性の胸としか言い用がない。
「なんだよこれ・・・・どうなってるんだ・・・・ん?これ・・・もしかしてさっきのブラジャーじゃ??」
その胸を包むブラジャーには見覚えがあった。先ほどタンスから取り出したブラジャーに違いなかった。
「これか?これが原因なのか??なら脱げば元に??」
俺はなんとかしてブラジャーのホックを外そうとする。しかしうまく行かない。身体が硬いからうまく後ろに手が回らないし、なんでこんな外しにくいところに金具があるんだよ!クソ!
あーあーそうですよ、俺はブラジャーなんか外したことありませんよ!これで何とか・・・・
「外れた!」
なんとかホックをはずし、ブラジャーを脱いだわけだが全く変化は無い。
支えを失い若干重力に引っ張られているものの綺麗なバストが2つ。更にその先端には乳首がツンと上を向いていた。
「これが・・・・女の胸・・・・ゴクリ」
はい、童貞ですからね。胸なんて生で見た事無いですよ。情けないですがあそこはもうビンビンです。でも今そんなことしてる場合じゃねーから!
「なんで戻らないんだ・・・・そうだ!タンスから出したらこんなことになったのだからタンスに戻せばいいのか?」
思いついた俺はブラジャーを元通りの引き出しに投げ入れる。
グラリ
先ほどと同じような感覚の後俺はまた意識を失ってしまった。

「ん・・・・クソ、また気絶したのか・・・胸は・・・戻ってる!」
意識を取り戻した俺は早速胸を見ると元通り脂肪に包まれた自分の胸だった。
「何だったんだ・・・今のは・・・夢か???」
あんなはっきりした夢があるのだろうか?試すのは簡単だ。もう一度取り出せばいいんだ。元に戻れることはわかったんだ問題はない。
「よし・・・・もう一度・・・」
意を決してタンスからブラジャーを取り出す。
グラリ
また世界が歪む。
意識が朦朧とし立っていられない。おれはその場に倒れ込んだ。
「うぅ・・・・今度は気絶しなかったけどきもちわりぃ・・・あれ?ブラジャーは・・・・やっぱりか。」
なんとか気絶しないで耐えた俺は手に持っていたブラジャーが消えたと同時に胸を包む感覚があることに気づいた。予想通り立派なおっぱいができあがっている。
「すごいなぁ・・・どうなってるんだ一体。」
不思議に思いながらもいそいそとブラジャーを外し、自分のおっぱいを観察する。
「すげぇ・・・デカイな・・おっぱいが俺の胸にあるなんて・・・これ揉んでもいいのかな??いいよね?自分の胸なんだし。」
だれに言い訳するのか自問自答をし胸のふくらみに手を伸ばす。
柔らかい・・・まるでクッションのような柔らかさの中にもはりのある硬さ。
「おっぱいってこんな感触なんだ・・・・ん・・なんか気もちいい??」
胸を揉むたびに胸を中心にしてじわりとした快感が広がっていく。ええ、もう股間の様子なんていうまでもないですよね?
「ひゃううう!」
思わず声を上げてしまった。乳首を摘んだのだ。
いままでのじんわりとした快感ではなく乳首を中心に電流が流れるような快感が襲う。
「す・・すごい・・まるでおっぱいのさきにチンコがついたみたいだ・・・ん・・・くぅ・・・」
気持ちよさに我慢できず片方の手はいつの間にか股間に伸びていた。
「ふぅ・・・おっぱいなんて脂肪の塊だろう。」
そんなふうに思ってた時期が俺にもありました。
あれはただの脂肪の塊なんかじゃない。脂肪のかたまりがあんなに気持ちい訳がない。賢者モードになった今でもそれは断言できます。
「しかし・・・本当に女の胸なんだな・・・俺の脂肪が集まってできたわけじゃなく。ブラジャーのせい・・・・いや、このタンスのせいなのか?」
俺は原因はブラジャーにあると考えていたが、よくよく考えるとブラジャー自体は取り外してもなんの変化も起きなかった。そう、変化が起きたのはタンスから取り出した時としまった時だ。そうなるとタンスになにか不思議な力があると考えるのも無理ないことだろう。
「いや・・・そんなことあるわけが・・・でも実際にこうしておっぱいが出来たわけだし・・・」
俺はなんてものを拾ったんだろうか。下着のせいにしろタンスのせいにしろまともなもんじゃないのは俺でもわかる。
もしタンスのせいならブラジャーとセットで置いてあったショーツを取り出すとどうなってしまうのか・・・・・いや、大丈夫なはずだ、どうなってもまたしまえば元に戻るんだから。
そして俺はひきだしからショーツを取り出した。
先ほどと同じく倒れてしまったが気絶は免れた。
予想通りその手には下着は握られていない。そして股間、おしりに張り付くこの感覚。トランクス派の俺が感じるはずの無い感覚。
俺は急いでズボンを脱いだ。そこにはなめらかになった股間を包んだショーツをはいてる自分の姿があった。



「すごい・・・・本当に変わった・・」
俺のナニが人並みサイズとはいえ、流石にこんなぴっちりしたもん履いてたら凹凸はでる、でもそれが全くないのだ。
思わずショーツを脱ぎ捨てる。
「すごい・・・・本当にオマンコになってる・・・」
俺はM字開脚のように座り込み、鏡に股間を写した。そこにはネットで見た女性器が、AVや雑誌ではモザイクで隠れていた女性器が存在していた。
見てるだけで興奮してくる。しかし、今俺の股間には主張するものがないのだ、いや?これは勃起の感覚・・・わずかだけど充血するあの感覚がある。
「これがクリトリスってやつか・・・・ひっ…ひゃうっ」
充血感の出所を探るとそこには豆のような突起、思わず触ると俺は全身を貫く衝撃に襲われた。先ほどの乳首の感覚どころでは無い。
「んぁ・・・・す・・すごい・・・」
頭がおかしくなりそうに気持ちがいい。更に撫でるように愛撫をしていく。もう股間はぐしょぐしょに濡れており、それが更になめらかに刺激する手助けをしている。
左手はいつのまにか胸と乳首を攻めていた。胸が、股間が熱い、そしてんその熱さが全身に広がっていく。何かが・・・身体の中からあふれるような・・・
「んっ・・・くぅ・・・はぁふ、あっ・・・あっ・・・・あああああ」
あふれたそれが全身から弾けるような感覚とともに俺は身体をのけぞらせる。
「はぁ・・・・はぁ・・・はぁ・・・・すご・・・なにこれ・・・これがイクってやつなのか??」
身体に残る余韻に浸りながらもクリと胸だけでこれなら、膣まで攻めるとどうなってしまうのだろうか?女ってすごい。
朦朧とした意識がはっきりするに連れて俺の中にある不安が湧いてきた、元にもどれるのだろうか?さっきはしまったら戻れたが実は偶然別の条件を満たしていただけでは?元に戻れなかったらこんな身体でどうするんだ??
恐ろしくなった俺は慌てて2つの下着をタンスに閉まった。
世界がゆがむ感覚と共に胸も股間も元通りになった。
やはりそうだ、このタンスが原因なんだ。すくなくともこの二枚の下着に関しては。取り出せば下着に合わせた胸と股間になり、しまえば元に戻る。そうとわかればこの状況、楽しまない手は無い。再度俺は下着をとりだし、めまいに襲われた。

「ん・・・ショーツで変わるのって股間だけなのかなぁ???」
俺は先程じっくり確認していなかった股間意外の変化を探すことにした。しかし見つからない。おしりも腰の形?も元のままだと思うしウエストも足も変わっていない。前から見るとすっきりしているが後ろから見ると完全に変態にしか見えない。てっきりブラジャーみたいに包んでるところ全部変わるのかと思ったがそうじゃないらしい。だから、ちょっとサイズ的にキツイきがするんだよね。これ。
「しかしまぁ・・・・胸と股間が女とはいえ、変態にしか見えねぇよなぁ・・・・」そうそこ以外は全部元のままなのだ。女子プロレスとかに入ったらある意味人気になりそうな・・・・
「こんな姿で外出るわきゃいかんし家の中でたのしみますか・・・・ん??あれ???」
その時俺の視界の隅に捉えたもの。それは俺が服を詰めてるプラスチックのチェストだ。
半透明なため中の服の色が見えるのだが・・・・何か、なにかオカシイ。真ん中の棚には下着や靴下、タオルとかを詰めてたはずなのだが・・・・・何だあの色?
俺がもってるトランクスはほとんどが青系統の色なのだが、ここから見える棚に青い色は見えない、見える色は白、くろ、淡いピンク、淡い紫等、カラフルだ。当然タオルも靴下もそんな色は持ってない。
「な・・・なんだこれ!なんでこんなものが中に???」
不思議に思い中身を確認した俺の目に入ってきたのは色とりどりの下着、そうブラジャーとショーツだったのだ。
おそらくブラジャーのサイズは今おれがつけてるものと同じナのだろう。結構でかい。問題はなぜここにそんなものが入っているかだ。
「まさか・・・・・」慌てて下着を脱ぎ、再度タンスにしまう。
めまいとともに自分の体がもとに戻る。そして先ほど下着が入ってた棚を確認すると、ちゃんと元通りいつものトランクスが並んでいた。
「持ってる下着まで変わるのか・・・・ほかにも変わるものがあるのか??どうなってるんだよ・・・本当にこのタンスは。」
再度タンスから下着を取り出し、姿を変え、他に変化はないか探すことにした。

結論から言おう。俺は女になってた。
部屋の変化は下着類だけだったのだが、今日もらってきた学生証や、長い春休みに頑張って取った免許を見て驚いた。
写真の胸が膨らんでいたのだ。それだけじゃない性別欄も女性になっていたのだ。
本棚から高校や中学の卒業アルバムを見てもそうだ。俺は男物の制服を着ていたが、並んでる欄は女性の場所に変わっていた。どうやら俺は生まれた時から女だったことになってるらしい。このタンス本当にとんでもない・・・まさか世界ごと変えてしまうなんて・・・・おそらく俺は下着をつけたままで歩いても問題無いのだろう。容姿が容姿なんでちやほやされはしないだろうが紛れも無い女なのだ。
しかし・・・なんで男子用の制服来てるんだろうな?持ってる服も全然変わってなかったし・・・・
とりあえず色々試してわかったことはショーツをつかって股間を女にすると元からおんなだったことになってること。ブラジャーだけを使った場合はおっぱいのある男として認識されること。(どうもニューハーフ的な扱いになるっぽい。)下着が汚れたりしてもタンスに戻すと綺麗になってること。
下着をつけた状態で、チェストの下着をタンスに移しておくと元に戻ってもその下着は消えないこと、またその下着を取り出しても変身すること。
そして二段目の引き出しに下着を入れた場合だ。
ちなみにブラのみの場合は過去の写真が変わっていたのでそう判断しただけで、実際に表に出たわけじゃない。完全に女性になってるならまだしもこの容姿でそれをする勇気は無いからな・・・・
興味深いのが追加した下着が消えもせず、それを取り出すと姿が変わるってことだ。てことはもしかしたら買ってきた下着を入れればそれにあわせて変わるのかな?夢のIカップおっぱいなんかも体験できちゃうのか????よし・・・・明日買ってこよう。
そして問題は二段目の引き出しだ。ここだけでなく、開き戸や三番目の引き出し、どこに閉まっても元の姿に戻るのだが、他の場所にしまった場合、もとの一番上の引き出しに戻っているのだが、二段目に入れた場合だけそのままなのだ。もちろん取り出せば身体は変化する。なぜこの棚だけ下着が移動しないのか、不思議に思ってたんだが(普通は移動する方が不思議なんだがなぁ・・・・)その答えはすぐに分かった。やはりきっかけはチェストの下着だった。
二段目に下着をしまった場合や二段目から取り出した場合、チェストの下着に変化が怒らなかったのだ。もちろん免許証やアルバムにも変化は起きてない。おそらくこの棚の場合本当に姿だけしか変わらないのだろう。正直なんの役に立つのかよくわからん・・・・・世界ごと元に戻すのももっかい変身してから入れなおさなきゃならないから面倒だしなぁ・・・・・・まぁいいか。つかわないどけばいいんだ。
今日は色々あって疲れた。もう寝よう・・・・

「すごい・・・・・・・・これがIカップのおっぱい・・・・でかい・・・・でかすぎる・・・・」
翌日学校が終わると大急ぎで家に帰り下着を装着。女性になり、ブラジャーを買いに出かけたのだ。うう・・・・世界的には女性になってるとはいえこの容姿で下着屋に入るのはきつかった・・・・・胸があるから直接言われることはなかったけどお客さんこっち見てヒソヒソ会話してるし、店員さんも気持ち悪そうな目で見てたし・・・ハイ、ドMの私には最高のご褒美でした!家に帰ってき次第、ブラを試すのも忘れてそのままオナニーしちゃったもんな。ふぅ女って気持ちいい。
閑話休題
さて、買ってきたブラジャーに話を戻そう。高い金を出して買ってきたブラは予想通り俺の胸をたわわに実った果実にしてくれました。重い。いままでも重かったが比べ物にならない重さだ。
「そしてこの柔らかさ・・・・たまらない・・・・・ふぅ・・・・でもちょっと感度はよわいかなぁ・・・」
巨乳は感度が悪いって本当なんだろうか??今度Aカップとかにも挑戦してみるかな?
女のオナニーも最高だけど・・・・爆乳おっぱいつけての男のオナニーも最高だ。なんせ目の前にオカズがあるんだもんでるだけでビンビンになる。正直気もちいのは女のほうなんだがいかんせん声が俺のままだからな・・・・若干萎える。
散々楽しんだ後タンスにブラをしまう時にそれに気づいた。今タンスの中にはブラジャーとショーツが二着ずつしか入っていなかったはずだ。しかし今引き出しの中には何点かの下着とソックスやストッキング、長い手袋やシャツ(キャミソールか??)そのほかにリボンや髪留め、チョーカーといったアクセサリーまで入っているではないか。
「服が増えてる・・・・・なんでだ、なんで勝手にふえてるんだ??」
見間違えなわけじゃない、一個二個ならともかくこれだけ増えてるんだ。
さっきショーツだけしまったときはこんなもの無かったのに・・・・
まぁ今更このタンスに不思議だのどうこういってもしょうがない。そんなことよりも、この増えた服達も取り出すとそれにあった姿になるとしたら・・・・・・・
最高にたのしみだ!


「小さいな・・・・」
シャツのようなものを手に取り、俺はつぶやいた。おそらくはキャミソールというものナノだろうか?方の部分が紐のようになってるシャツ?である。
普段の自分の服と比べるとまるで大人と子供かと思うくらいサイズが違う。
女物ってこんな小さいものなのか???まさか子供用の服ってことは・・・
考えても結論はでない。そもそも、これがブラやショーツの用に、姿が変わる保証なんて無いのだ。このキャミソールを含め、変化するとしても、どの部分が変化するかもわからない。
「取り出してみればわかるってわけか・・・・・よし。」
意を決してとりだそうと・・・・・する前にブラをタンスにしまい、胸を元に戻した。ナニが変化すかわからないのだ、元の姿でいるのが一番わかり易いだろう。
ブラの代わりにキャミを取り出すと・・・・
ぐにゃり

視界が歪みめまいが襲う。やはり、変化するのだ。慣れてきたと思っていためまいだが、これまでとは異質のものに感じた。
意識がはっきりとし、自分の姿を鏡に移すと変化は一目瞭然だった。
「俺の身体が!!!すごい・・・こんなにほっそりして・・・」
そう俺の身体はキャミを着れるサイズまで縮んでいたのだ。小太りだった体型も無駄な肉はなく、肩幅も華奢でいまにも折れそうだ。肌はすべすべになり、ムダ毛もなくなっている。
「しかしまぁ・・・・気色悪い体型になったもんだ・・・」
全体的に体型は縮んだものの腰よりしたは元のとおり肉もついてれば毛ももじゃもじゃだ。顔ももとのままだし、腕もぶよぶよ。これじゃあほとんど化物状態だ。胸だけデカイよりもたちが悪い。
「自分の姿でも気持ち悪いぞこれ。どうにかしないと・・・」
俺は他の物を取り出すことで、この上半身にあった姿になれない考えた。
どうやら変化は服が覆う部分を中心に変化が起こってるみたいだ。とすればこの手袋、冬用のでちょっと今の季節につけるものじゃなさそうだが・・・・・これをつければ手が変わるのではないか?そう考え、手袋を取り出してみたところ予想通り、肩から指の先まで女性らしいほっそりとしってなめらかな腕へと変わった。
「やった!やっぱりその服を付ける場所が中心に変わっていくのは間違いないみたいだな。そうとわかればこの調子で足も変えられるはず!」
あげてなかった第三弾
タンスで剛さんが帰ってきたら俺も続編かくんだ・・・・
レク
0.5940簡易評価
37.100きよひこ
こちらも是非続きを
50.無評価きよひこ
ハリー!ハリアッ!続きを、続きをォッ!!