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覚醒

2012/08/18 23:49:20
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「君がいけないんだからね。僕を覚醒させた君が…。」

こう言うと僕は同級生のいきり立ったペニスを掴み上下にしごく。

「う、あああ……。」今にも白い溶岩を噴き出しそうだ。

今の僕は制服の胸が大きく盛り上がって腰周りは細く、それに比べてズボンのお尻はパンパンだ。そう、女の身体…、でもここはとある男子校の体育用具室。僕を犯そうと引っ張り込んだ同級生を逆に犯そうとしている。そう、彼の精を一滴残らず吸い取ってやる為にね…、くふふふ…。

僕の名は『早乙女清彦』、僕のいるこの学校は私立東進高校、全寮制の男子校で、いわゆる世間から受験鑑別所とか言われている超進学校だ。ここに入学した生徒は世間から隔離され、ひたすら名門大学への進学の為に勉強漬けの日々を送る。

当然、思春期の大切な時期を異性から隔絶された世界で三年間を過ごさねばならない。
そのせいか、僕が転校してきた時まず目に付いたのが男同士のカップルがちらほら見受けられた事。ガッチリしたタイプと、如何にも可愛い系のタイプが仲良さそうに歩いている。

僕はいわゆる女顔、可愛い系だ。当然転校早々何人かの同級生や先輩達に言い寄られた。
でも、僕はことごとくそれらを拒絶した。
なぜならまだ本性を現すわけにはいかない。それで無くても美味しそうな餌達を前にその芳しい匂いで身体の奥底で疼きが…。

ドクンッ!ああ堪らない。若い男特有の体臭、そしてそれに混じる青臭い精の匂い…。
それらが、僕の身体に変化をもたらす。

なぜなら僕は普通の人間では無い、と言うか魔性の血を引いている。

『サキュバス因子』それは科学者であった僕の両親が発見した未知の遺伝子。そして、それが淫魔の遺伝子だと解明され、その遺伝子を持つのは全部女の子、…の筈、…でも男性で有るはずの自分の息子にこの遺伝子が発見された時の両親は…、まるで、僕を化け物を見る様に…。

辛かった、悲しかった、僕は両親のモルモット、実験材料だった。

そしていつしか僕は淫魔としての本能に目覚め、実の父親を母親の前で犯したのだ。

『う、うあああ!』お父さんは僕に馬乗りにされ、僕の胎内に精を迸らせる…、それを目の当たりにしたお母さんはその場でカッターナイフで首筋を切った…。
お父さんも僕に最後の一滴まで精を迸らせると、息絶えた…。

僕の両親は某公的機関の生体科学研究所に勤める科学者で、僕が物心ついた頃から、二人とも仕事仕事の毎日で、親子で遊びに行ったり食事に行ったりと言う事は皆無だった。僕は何時も一人で食事をし、適当にテレビを見て風呂に入って寝る、その繰り返しだった。
父さんと母さんは殆ど研究所に寝泊まりで、所謂お手伝いさんの様な人が来て、食事や掃除洗濯などの世話をしてくれた。
僕は多感な年頃を全くと言って良いほど両親との時間を持つ事が無かった。

僕が自分の身体の異変に気付いたのは、中学二年生の頃だった。同級生の男子は皆声変わりし背も伸び、喉仏が目立ち始め、体格も筋肉が付いて男らしくなってゆく。だが、僕は背こそ伸びるけれども体格そのものは筋肉も付かず、何か小学生の体格のまま背だけ伸びたみたいでどことなく中性的だった。更に周りは精通を経験し更には自慰行為などが話題に上がる様にみんな大人への階段を着実に上がっているのに、僕だけが精通どころか、男としての性的興奮による勃起現象も経験がなかった。

そして、そんな僕はいつしか同級生達のいじめの対象に成った。
毎日の様に『おとこおんな』『おかま』と…。

そして或る日僕は学校を牛耳る番長に呼び出された。『昼休み屋上に来い』って…。

「へへへっ、良く来たなあ?おめえ以外と度胸有るじゃんかよう!?へへ、見れば見るほど女みてえだなあ清彦ぉ!」

「何の用だ?」…僕は冷たい視線を番長に向ける。

「判ってるだろ?俺はおめえに惚れてんだよ、男か女か判らねえおめえによ…、おっとその目力、てえしたもんだぜ。」

「な、何が言いたいんだ?」

「さあ、早くズボン脱いでケツ出しな!俺のこの極太チンポでおめえをひいひい言わせてやるからよう!オカマ野郎!!」

その瞬間僕は頭に血が上っていた…、そして僕の身体に触れようとした番長の右手首を無意識に掴んでいた…。

「ぎゃあああああ!!」それは、番長の喉から発せられた声…。

「や、やめろお!!て、手首がっ!くっ!砕けちまう!!」…その時、僕が自分の力に目覚めた瞬間だった。

ボリューム的にも彼の半分程度しかない身体、その華奢な腕には筋肉のかけらも無い。
その僕が番長の手首をガラスの様に砕いてしまうシチュエーション…。

ぐしゅっ!!「う、うぎゃあああああ!!」さほど力も入れていない筈なのに、番長の右手首は呆気なく砕け散った。手首を押さえてのたうち回る番長…、追い打ちをかけるかの様に、僕は片手で番長の首を鷲掴みにする…。

「ひぎっ!?」番長は情けない声を上げ白目を剥き、その口には泡を吹いていた。

番長の半分程度の身体の僕、その僕が片手で軽々と番長の身体を持ち上げている。

僕はそれを汚い物でも振り払うかの様に、腕を振ると番長の身体は数メートル吹っ飛び、校舎の壁に激突、そのまま静かになった。
その一部始終を見届けた番長の取り巻き連、つまり子分達は奇妙な悲鳴を上げ、そのまま番長を見捨てて雲散霧消…、所詮こいつ等の繋がりなんてこんな物なんだろう。
その後僕は職員室に呼び出され、停学、若しくは退学処分を受けるかと覚悟していたのだが、僕と立場が違うとは言え、同じように番長一味に苛められていたと思しき、生徒達から、あれは正当防衛だと僕を擁護する意見が相次ぎ、特に厳罰に処せられる事は無かった。

けれども、その明くる日から僕は別の意味で孤立する事となった。
番長を半殺しの目に遭わせた事から、今まで同情の目で見ていた同級生達でさえ、まるで僕を凶悪犯、人外の怪物を見る様な怯えた目付きで見る…。
そして、僕に話しかける生徒は誰も居なくなり、僕が近くを通っただけでびくっと身体を震わせる…。これならまだ苛めらっれっ子の時の方がよっぽど……。

自分自身の事が恐くなって、両親に相談しようと研究所を訪れた。でも、本当は父さん母さんと会いたかった、その気持ちの方が強くて…。
でも、会いに行った両親は久しぶりに会う僕の事よりも、年齢からして未成熟な僕の身体と、その不可思議な力に興味を示しただけだ…、ただ、それだけ…。

「ああ、清彦、ちょっと検査してみたいんだが良いかな?」「大丈夫よ、簡単な物だから。」

自分の息子を単にモルモットの如く、冷徹に、事務的に扱う父さん、母さん…。僕の血液を採取し、皮膚を切り取り、脳波を検査する。

長時間の検査に疲れベッドでうとうとしていた僕の耳に聞こえてきた両親の声…。

「こ、これは!?」「ま、間違いないわ、このデーター」「ま、まさか?サキュバス因子…。」

その声を聞きながら僕は眠りに落ちていた。

目が覚めると、母さんが目の前に居た。「起きたの?清彦。」

ああ久し振りに嗅ぐ母さんの匂い、甘くて優しい匂い…、僕は小さい頃からずっとこの匂いに包まれて甘えてみたかったんだ…。なのに、なのに…。

「ごめんね、清彦、母さん達貴方に親らしい事何もしてあげられなかったよね。あのね、今の仕事に片が付いたら、家に戻って一緒に暮らす事が出来るの。そしたら三人でどこか旅行でも行こうね。」…か、母さん…。

「あとね、もう一つだけ検査させて貰えるかなあ?そうしたら清彦の身体がどうなっているのか解決出来ると思うの。」判ったよ、母さん。

「じゃあ麻酔注射するね、ああ、寝ている間に終わるから心配しないで…。」

そうして僕は麻酔を打たれ、再び深い眠りに落ちていた。

何とも言えない気分の中で僕は目覚めた。覚えていないけどたとえようも無い悪夢でも見たのだろうか?全身にびっしょり冷や汗をかいていた。えっ?今の僕、裸?

何か検査台の様な椅子に縛り付けられ、頭には一杯コードが付いたヘルメットの様な物が被せられていた。

「おい、もう目覚めたじゃないか?」「おかしいわね、通常の3倍もの麻酔薬を使ったのに、
やっぱり、人知を越えたモンスターってとこかしら?」

な、何を言ってるの?僕を裸でこんな所に縛り付けて、何をするつもりなの?

「ベルトを引き千切らないだろうな?」「大丈夫よ。おそらくティラノサウルスでもこのベルトは引きちぎれないわ。」

な、なんで?僕をどうしようと?

「おはよう、清彦。随分早いお目覚めね。丁度良かったわ。これから貴方にはバーチャル体験をして貰うの。ああ、あくまでも現実じゃ無いから安心して。でも、貴方にとっては生々しい体験かも知れないけどね、うふふ。」

か、母さん、言っている意味が解らないよ。

「それじゃ、スタンバイOKね。あなた、スイッチ入れて。」
「オーライ!さあてどんな結果になるのやら?」…両親の顔は妙に嬉しそうだった。

ヒューンという音を聞きながら再び僕は意識が遠のいていった。

ここは何処だろう?重苦しい気持ちの中目覚めた僕は、或る場所にいた。
何か見覚えの有る、ああ、中学の体育館だ、でも何でこんな所に?
ふと周りを見ると大勢の男子生徒達が居る。ああ体育の授業中なのか?

いや、どこかおかしい、何故なら彼らは皆全裸だった。しかも一様に股間の男の象徴を勃起させていた。…な、何なんだよこいつ等!僕は思わず目を背けていた。

しかも彼らは僕の周りを囲む様にし、さらにじわりじわりと僕に近づいて来る。
何なんだこいつ等?気持ち悪い!ぞくぞくと鳥肌が立つ。えっ?ちょっと待て、僕も裸?
さらに信じられない事にちらっと僕の目に映った二つの大きな膨らみ、それは僕の胸に付いていた。そして股間には本来存在すべきものが無く、平坦な場所に一筋の亀裂が…。

僕は女に成っていた…。

彼らは一様に欲情した目で僕を見つめる。『レイプ』その言葉が僕の頭に浮かんだ。
や、やばいっ!犯される!!ぼくは必死で逃げようとした。だが周りを囲まれ逃げ道が無い。そ、そうだ!僕にはあの番長を叩きのめした腕力があるじゃないか。ぼくは拳を固めて、一集団に殴りかかる…、ピタッ!う、うそ?苦も無く僕の拳は停められた。さらにぼくは腕をねじ曲げられ、羽交い締めにされ、数人の男の手で胸を揉まれる。やっやめろお!!

更に仰向けに押し倒され、大きく脚を広げさせられる。うああ!よ、よせっ!ぐぷっ!?
僕の口に何か熱い棒の様な物がねじ込まれた。それはペニスだった。や、やめ…、うぷっじゅぷっ、んぐっ!
屈辱だった。男の僕が男達に蹂躙されて、しかも口にペニスを突っ込まれて、いっそ噛み切ってやろうか?

でも何故かそうはしなかった、いや、出来なかった。何故なら、いつしか僕はそのペニスを味わう事に夢中に成っていたのだ。ふぐうちゅぷ、ちゅぱ、んぐっ!じゅるっ!
必死になってペニスをしゃぶる僕、もう自分が自分じゃ無くなっていた。

「あなた、ほら、見て!変化が始まったわ。」「おお!?これは…。」
「乳房が膨らんできて、男性器の萎縮が始まった。そのうち完全に胎内に陰茎及び陰嚢が吸収され、女性器の形成が始まる。」「す、すごい!まさか此程とは!?」
「ふふふ、我が子ながらすごい実験材料だわ。この子を授けてくれた神に感謝ってとこかしら?」「そうだな。」「まあこの子の男性器はお飾りみたいな物、男としての生殖能力は皆無だったしそれならいっそ女に成った方が幸せかもね?」

うんむ…ちゅう、ぐぷっ!ひたすらペニスをしゃぶる僕、そして、大きく拡げられた脚の間に別の男がそのいきり立った物を僕の女に成った下腹部に…うぷっ!うぐぐぐぅ!!熱く堅い物が挿入される。
不思議に痛みは無かった、むしろ僕のその部分はすでに濡れそぼり、逆にぬるりと飲み込む様にそれを受け入れたのだ。あふぅ…あはっ!な、何だこの感覚?まるで身体が蕩けそうになる…。
『うぐああ』僕の口にペニスをねじ込んでいた男が悦楽の極みの声を上げ、僕の口に青臭い大量の、生暖かい粘液を噴出した。ごぷりごぷり、僕はその粘液を飲み干す。
『うあああ』同時に僕にのし掛かっていた男も僕の胎内に大量の精を噴出した。僕のその部分はまるで別の生き物の様に、ぞぶりぞぶりとペニスをしゃぶり尽くす様に動き、最後の一滴まで絞りとろうとする。
そして、二人の男は上と下の口で同時に精を搾り取られ、長く痙攣が続いた後、ぴくりとも動かなくなった。
直ぐさま、その男達を押しのけると別の男が後ろからのし掛かって来て、更に一人の男が僕を上にのせ二人ずつで僕の前と後ろの穴を同時に犯す。

あはあ、やあっ!うむぅん!!僕はもう快楽の虜に成っていた。でも、僕を犯す男達は例外なく、僕が頂を極める前に呆気なく僕の胎内にありったけの精をぶちまけ、事切れる。

ああもう、僕は焦燥感に苛まれる。もっともっと感じさせて、気持ちよくさせて!

「もう完全に女の身体に成ったわ、この子。」
「そうみたいだな。」
「あら、あなた興奮してるの?実のむ・す・めに?…うふふ。」
「ば、馬鹿な事言うな!」
「あらあ、この娘、随分夢で楽しんでるみたいね?乳頭の勃起と膣口からのバルトリン腺液の分泌が…。」

ああもっともっとお!僕は次々と果て、事切れた男達の死体の中で残り少なくなった男達の律動を楽しんでいた。
やがて、僕の胎内と直腸内に同時に吐き出される大量の精、男達は余りの快感に身体を痙攣させ、息絶える。

そして…、最後に残った、一人、男にしてはちょっと可愛い系の、僕に似た感じの男の子、
彼は怯えた目付きで僕を見、その股間の物は先端に半ば皮を被り、項垂れている。
うふふ、美味しそう、怖がらなくて良いのよ。

ほうら、捕まえた、うふふ…。僕は怯えて逃げようとしたその子を押し倒し、その若いしなやかな身体の感触を楽しむ、そして力なく項垂れたペニスに口を近づけ、舌を伸ばす。
…ちゅぷ、ぺろっ、それはみるみる力を取り戻し包皮が捲れて、ピンク色の亀頭が現れる。
亀頭の先の鈴口から透明な粘液が溢れ、すかさず舌で舐め取る…ちゅるっ、ちゅう…。

君初めてだよね?女の身体、一緒に気持ちよくなろうね、うふふ。

んぐっ、じゅぽっ!じゅぱっ!僕は必死に彼のペニスをしゃぶる、『ふわああ』ああん、まだ出しちゃ駄目よ、僕は寸止めで口を離す。

『はあっはあっ!』彼はもう暴発寸前、固くそそり立ったペニスがびくんびくんと震えている。
慌てないで、まだまだこれからよ。僕は彼の上にまたがると彼のペニスを掴み、先端を僕のアソコにあてがうとゆっくりと腰を沈めてゆく。ぬぷりぬぷり僕の膣内に彼のペニスが飲み込まれてゆく。
『おわあああ』彼の口から悦楽の声ともとれる悲鳴が上がった。はああ、気持ちいい、堪らない!僕は夢中で腰を上下させる、その度に僕の胸の二つの大きな膨らみがぶるんぶるんと波打つ。じゅぷっじゅぷっ!接合部が粘液にまみれ、ペニスを出し入れする度にいやらしい音を立てる。

『い、いひい!で、出るう!!』僕の中で一際ペニスが硬くなり、陰嚢がきゅうっと収縮する。あん、もう出ちゃうのお?

びゅるぅ、びゅるるるっ!!彼は痙攣しながら僕の胎内に大量の精を吹き上げる、あはあ、いいっ!!

彼は息絶え絶えに成りながらもまだ命を繋いでいた、うふふ、嬉しいわ。まだまだよ、僕を満足させてくれなきゃね。僕のアソコは彼を萎えさせる事無く包み込み、僕は再び腰を激しく動かす。

『ひああ』彼は情けない声を上げながら射精し続け、最後の一滴まで出し尽くし、長い痙攣、硬直の後、だらりと弛緩しそのまま動かなくなった。目の焦点が合って無く、血の気の無い青白い顔はすでに生気が無かった。

ふん、あっけない!僕はゆっくりと立ち上がると濡れそぼった股間から滴る精液を手に受け止めると舌で舐め取り味わう、ふふ、おいしい。

周りを見渡すと僕に精を一滴残らず吸い取られ、枯れ果て、息絶えた男達の死屍累々…。僕はそれを薄ら笑いを浮かべて見渡す、そう、もう僕は人間では無い別の物に変わろうとしていた。

「あ、あなたっ!大変っ!!装置のコントロールが効かないわ!」
「何だって!?」
「清彦の脳波とシンクロしてるみたい!?ま、まるで清彦がこの装置を操っているかのように…??きゃあっ!!」

僕はゆっくりと目を開ける。すると目の前には全ての装置が破壊され、右往左往する両親が映った。
僕は固定されたベルトを体圧で引き千切り、立ち上がるとヘルメットを外す。
ふぁさっ…長い金髪が背中までに垂れ下がる。

ふと室内の鏡に映った自分の身体を見る。バーチャル世界と同じ大きな二つの乳房、括れたウエスト、大きく張り出した腰、そして平坦な股間に有る一筋の亀裂、女の身体…。

違うのは長く伸びた金色の髪そして血の色の様な赤い瞳、人の形をしているけれど人外の魔物がそこに居た。

「き、清彦っ!」「ま、まさか貴方が?」

うふふ、そんな目で見ないでよ。僕は父さん母さんの愛する息子の清彦だよ、どうしてそんな怯えた目でみるの?ああ、この身体?こんな風に成っちゃったのも、父さん母さんの実験のせいだよね?
僕の様にサキュバス、淫魔の因子を持った男性がバーチャルで過激な性体験をさせる事によってどんな風に身体が変化するか確かめたかったんだよね?
うふふふ、この装置に繋がれてる、一連のPC端末のハードディスクからその全ての研究データーを読み取っちゃった、こんな能力も目覚めちゃったんだよね。

「清彦、す、すまない!」「ごめんなさい!で、でも、どうしても研究の為に…。」

謝らないでよっ!今更っ!!
…でも僕は感謝しているんだよ。この力に覚醒しなかったら、父さん母さんから見捨てられ、平凡だけど寂しい人生を送ったのに違いないからね。

どう?自分の息子が淫魔サキュバスに成った感想は?あれっ?父さんあそこが大きくなっているよ、…うふふ。

何?実の息子、ああ今はむ・す・めだっけ…?実の子供に欲情してるの?
いいよ、お父さんにだったらこの身体ア・ゲ・ル…。
バーチャル世界では大勢の男としちゃったけど、現実世界ではまだ『処女』だからね。

僕に魅つめられた父さんはフラフラと僕の方に…、うわっ!母さん僕の事を仇でも見る様に…、あれは嫉妬に狂った『おんな』の目、僕の事を旦那を寝取られる浮気相手の女を見る目、あははは…。

「あ、あなたあ!気をしっかりしてっ!!これはあたし達の息子清彦なのよっ!!」

そんな母さんの言葉も耳に入らないのか、父さんは魅入られた様な表情で上着を脱ぎ、ズボンを脱ぎ、半裸に成って僕に近づいて来る、トランクスの前がテントを張って、今にも突き破りそうだ。

「あ、あなたあ!!」

無駄だよ母さん、今の僕は父さんにとって貴女より数段魅力的な『おんな』なんだからね、うふふふ。

僕は父さんのトランクスをずり下げるとそのいきり立ったモノをくわえ込む。ちゅぷっ!じゅぱっ!ぐぷっ、ごぷっごぷっ!!激しく唇を動かすと父さんの表情はたちまち恍惚と成った。

「や、やめなさい!清彦っ!!貴女っていう人はあ!!」

母さんが僕を後ろから止めようと…、ふんっ!!僕は片手で母さんを突き飛ばす、数メートル吹っ飛び、研究所内の装置に激突し気を失う…。

うふふふ、もうこれで邪魔する者は居ないよ、父さん。さあ、僕と一つに成ろう?
僕は父さんを押し倒し馬乗りに成ると、いきり立った父さんの男の象徴を掴んで、僕の膣内へと導き入れる。にゅぷっ!にゅぷっ!

あはあ、どう?父さん、実の息子、ううん、ム・ス・メとエッチする気分は?あふう、凄いよ父さん、父さんの『おとこ』が僕の『おんな』を疼かせる、き、気持ちいいよ!!

「う、うあああ」父さんが悦楽の声を上げる、その声に気付いたのか母さんが意識を取り戻した。

「や、やめなさい!清彦っ!!こ、これ以上は!」母さんの手には大型のカッターナイフが握りしめられていた。

ほうら母さん?貴女の愛する旦那様が僕の身体に溺れて、こんな気持ち良さそうな顔をして、あははははっ!!

僕は勝ち誇った顔を母さんに向ける、母さんの顔は正に般若、嫉妬に狂った女の顔そのものだった。

その時、『ひ、ひああああ!』父さんが僕の胎内に精液を迸らせた。あふう、気持ちいいよう!!

その光景を見た母さんは、『ひ、ひいいいい!!』嫉妬と焦燥に狂い、カッターナイフを自分の首筋にあてがうと一気に引く!

ぶしゅうううう!!赤い飛沫が飛び散る。同時に僕の下で、『ひうう』断末魔の声を上げた父さんが事切れていた。

ふと、我に返ると僕は未成熟だけど元の男の身体に戻っていた。そして目の前に両親の亡骸が…、うっ、うわああああ!!僕は自分のしでかした事の重大さに気付いた。ひっ、ひいっ!父さん母さあん!!な、何て事を…、僕はこの手で両親を…。

その時床に滴った父さんの精液の匂いが…、くふう、う、うふふふふっ…。あはあ!この匂い堪らない!僕は再び淫魔の身体に成っていた。あっはははは!僕は狂喜に満ちた笑い声を上げる。

この時僕は自分の身体の異変に気付いた。男で有りながら、男の精の匂いを嗅ぐとたちまち身体が女体化、淫魔化する事を…。

両親の死は検察の結果、他殺では無く父の誰か女性との性交による心筋梗塞、つまり腹上死、そして母の死は、痴情のもつれによる母の後追い自殺として片付けられた。ただ父の浮気相手の女の行方は依然として不明、父の精液の他に検出された、体液は女性の性的興奮による分泌液と判断されたが,白色人種・黒色人種・黄色人種の全てに当てはまらない、未知のモノという見解だった。

なおかつ、本来男で有る息子の僕に疑いなど掛かる筈も無い、くっ、くくくくっ!うふっ!うふふふふっ!何だろう?この高揚感は?両親を失った悲しみもほんの一瞬だけ、何もかもから解き放たれたような開放感、長い間眠っていた自我の目覚め、淫魔としての目覚め…もう僕は人の心を失っていたのかも?

ああ、渇く…。父さんの精を吸ってからもう幾日経つのだろう?喪中という事も有り、僕は一週間程学校を休み、家に閉じこもっていた。

両親は思っていた以上にかなりの蓄えを残してくれていた。国の公的機関で、かなり重要な研究を任されていた、つまり公務員だった二人は、長期に渡る休日出勤手当、残業手当、特殊勤務手当などその他公務員ならではの様々な手当で、普通のサラリーマンでは一生掛かっても稼げるのは不可能な金額を人生半ばにして既に蓄えていてくれた。僕が大学卒業し、更に職に就かなくても一生何不自由なく暮らしていける金額を…。

ふふっ、そりゃそうだよね、僕の今までの境遇に対する慰謝料と思えば、安くは無いよね。

でも、この渇きはお金ではどうにもならない。はああ、おとこ、男が欲しい…。精を吸いたい…。

どうにも堪らなくなった僕は、密かに買い揃えた化粧道具で薄化粧をし、女性物の衣服を身につけ夜の街に立った。

「ねえ?お兄さん。一晩あたしといい事しない?」ぼくは中学三年生、でもこのような格好をすると、どう見ても大人の女性にしか見えない。

「おっ?可愛いねお姉さん、いいぜ、幾らだい?」「お金なんていいのよ。」「おお、恐い恐い、そう言っておいて後から恐いお兄さんが出てくるんじゃねえだろうなあ?まあ出来たところで、こちとら実戦空手の有段者、どおってことはねえがな。」

そして僕たちはとあるホテルの一室にいた。僕は男の前で服を脱ぎ全裸に成った。

「て、てっめえ、騙しやがったなあ!!お、男じゃねえかっ!」

「あら?男じゃ駄目なの?」「ふ、ふざけやがって!その可愛い面に正拳ぶち込んでやろうかあ?おらっ!?」

そう言うと男は拳を振りかざす。だが僕は苦も無くその拳をとらえ握り潰す。べきっ!びきっ!ぐしゅっ!「ひ、ひぎゃああああ!!」男の悲鳴が室内に響く。

咄嗟に僕は男の首に手を掛け、「うふふ、お願いだからおとなしくして、そうすれば夢の世界に連れて行ってあげる。」僕は男のボクサーブリーフをずり下げると、力なく項垂れたペニスを口に含む。

んぐっ、ぐぷっ、ちゅぷっ、じゅぽっ!「ひっ?ひううう!」男は拳を潰された痛みとペニスにもたらされる快感に、形容しがたい声を上げる。

たちまち硬度を増したペニスの尿道の奥から漏れ出る、先走り液、それに混じる精の匂い…、はああ、堪らないっ!!

その瞬間僕の体に変化が起こる、平坦な胸がむくむくと盛り上がり、女性の乳房を形成する。さらにウエストがきゅうっと締まり、腰回りが大きく張り出し、僕の添え物の様なペニスと睾丸が胎内に吸収され、代わりに亀裂が出来上がる。

ほうら、このカラダなら文句ないでしょう?くふふふ…。

そして僕は男の口に左の乳首を含ませる。
ほうら坊や、おっぱいあげましょうね。『うぷっ!じゅぷっ!!』はああ、気持ちいいわ。もっともっと吸ってえ!
おちんちんこんなに大っきくしていけない子、うふふふ…。
男の方が遥かに年上の筈なのに、もう僕に手玉に取られている。
『う、あああ!』ああん、もう僕の中に入れたいのね?いいわ、入れさせたげる、一杯気持ち良くなろうね。そう言うと僕は男を仰向けに寝かせその上にのし掛かる。ペニスを鷲掴みにし、僕の膣内へ…、ぬぷうっ!!『ひ、ひいいいい!』男は悦楽とも苦痛とも付かぬ声を上げる。

うふふふ、あはっ!あははははっ!!僕は本能のままに腰をグラインドさせる、ぼくの胎内でのたうつ男のペニス。

『きひい!?きああああ!!』男はこの世の物とは思えぬ快感を得ているのだろう。

『へ、へうううう!!』やがて男は生暖かい液体を多量に放出し始めた。あはあ、いっぱい、いっぱい頂戴!!
僕は思いきり膣を締め上げる。『ひゃああああ!!』男の放出が止まらなくなった、どぷっ!どぷっ!絶え間なく胎内に迸る生暖かい精液、みるみる男の顔や身体が痩せ衰えて行き、顔から脂っ気が無くなって行く。

『ひゅ、ひゅうううう!!』ついには眼窩が窪み、まるで教科書で見たことの有る即身仏、つまりミイラの様に成り、更に声も空気が抜ける様な音に変化し、やがて精の放出も止まり事切れた…。

ゆっくりと身を離す、そこだけ生気に満ち屹立したペニス、やがて他の箇所と同様、干涸らび、枯れ果て、細く枯れ枝の様に成れ果てる。

ミイラ化した男の死体に軽く手を触れる、『ばふっ!!』男の身体は細かい塵の如く、雲散霧消し、跡形も無く消え失せた。

その後、僕は夜の街に度々立ち、掛かってくる獲物の精を吸った。
そして謎の失踪事件が相次いだ。そのいずれもが中年から壮年の男性、誘拐・殺人とかでは無く、まるで神隠しに遭ったかのような行方不明…、ふふふ、それが、僕のせいだなんて…。なんせ僕に精を一滴残らず吸い取られた男は例外なくミイラ化しそして埃と成って消え失せる。つまり死体どころか跡形も残らないのだ。

ああ、渇く!もっともっと精を吸いたい。それも中年層の水っぽい薄い精では無く、若くて濃い精をたっぷりと…。
県下でもトップクラスの公立高校に入学出来た僕だけども、男女共学というのが気に入らない。男ばかりの餌場で思う存分精を吸いたい。、そして僕は東進学園の若干名の生徒募集を知った。普通ほぼ中高一貫教育のこの学校が高校からの生徒募集なんて非常に珍しいことだ。

県下トップの僕の高校より更に二段階も上の偏差値、全寮制で受験鑑別所と異名を取る超進学校、ここに転校を望んだのはここが男子校だからだ。くふふふ…、ここには童貞、しかも世間から隔絶され、たっぷりと濃い精を溜め込んだ男子が大勢居るはず、僕にとって格好の餌場だ。

前述の通り、ここ学校に来た当初、男同士のカップルが目に付いた。やっぱりみんな飢えているのね。ここに一人本物の女が混ざり込んだらどうなるのかしら?うふふ。

ここに来て一週間たった頃、放課後ついに一人の同じクラスの男子が僕を体育館の裏に呼び出し、告白してきた。「す、好きなんだ早乙女君!君を一目見た時から!!」

僕はわざとらしく、ええっ!?で、でも、お、男同士でそういうのはいけないと思います。

彼は目を血走らせながら、「そ、そんなことはない!!さ、さあっ!僕とっ!!」そう言うとぼくを体育用具庫に引っ張り込み、内側から鍵を閉める。

又わざとらしく、い、いやっ!こんなことをして!と上目遣いで彼を見つめる。それが更に彼の劣情を刺激する。彼の制服のズボンの前はもう今にもチャックが弾き飛びそうだ。

「はあっ!はあっ!!」荒い息づかいをしながら、ぼくを床運動用のマットに押し倒し、のし掛かってくる、そして強引に僕の唇を奪う。

「うむむううはうっ!」うふふ下手なキス、童貞丸出しだわ、この子。

僕はスルリと体勢を入れ替えると、僕は彼を見つめながら、そんな強引にしても気持ち良くないよ、もっとやさしくして…。そして僕は彼の唇を吸い舌を差し込む、「うむぅ、ちゅう。」僕の下腹にコツンコツンと当たる固いモノ。ああ、早く入れたいのね?

そして僕は右手で彼のズボンのチャックを下ろし、いきり立ったモノを解放してやる。たちまち漂ってくる、先走り液の中に混じる精の香り。ふう、ふはああその香りを嗅ぐと同時に、僕の身体に変化が起こる、首筋に掛かる程度の髪が背中ぐらいにまで伸び、色が金色に、首から肩の線がなだらかに、制服のシャツの胸の部分が、風船が膨らむみたいに盛り上がりウエストが細く、それとは逆にズボンのお尻がパンパンに、そして股間には何も無くなり一筋の亀裂が…。



あはあ、君がいけないんだからね、僕を覚醒させた君が…。

僕はゆっくりと彼のペニスを上下に扱く、「あ、あああ」今にも白い溶岩を噴出しそうだ、駄目よ、勿体ない。

僕はじらすように身体を離し、服を脱いでゆく、ほうら女の裸って見た事有る?お母さんや小学生以下の女の子のじゃないよ、同年代年頃の女の子のハ・ダ・カ。
僕は一糸まとわぬ姿になると誇らしげに彼の前に裸身をさらす。

彼は信じられないようなモノを見る顔になり僕の胸、下半身を凝視する。そして彼の股間のペニスは更に勢いを増す。どう、これが女のカラダよ、うふふ、そんなに見つめられると恥ずかしいわ、ああん濡れて来ちゃった。

僕は再び彼の身体に覆い被さる、そして彼の衣服を脱がせ自分と同じく全裸にさせた。

彼の裸の胸に僕の二つの乳房を押しつける、ほら、女のカラダって柔らかいでしょう?

ほら、お乳吸って、そう、あはっ上手よ。乳首舌の先で転がすように…、あふっ!そうよ!ああ、気持ちいいわ。ほら、今度はあ・そ・こ触って。うふふ、濡れてるでしょう?君のが欲しくて欲しくて、濡れてるんだよ?

じゅぷっ!ああっ、そ、そう指で優しく、割れ目に沿って動かして…、ああん、いいわ、凄く気持ちいい、ああ変になっちゃう。

はあ、今度を君の事気持ち良くしてあげるね。僕は彼の胸板に舌を這わせ、小さいながら固く尖った乳首を舌先で転がし舐め上げる。「うっ、うああ!」気持ちいいでしょう?男の子だってこうされると気持ちいいんだから。

僕はゆっくりと舌を這わせながら彼の下半身に近づいてゆく。

そこは亀頭の先から先走り液が溢れ、根元の方まで垂れており、芳しい香りが立ち上っていた。うんむう、舌でちろちろとなんてまどろっこしい事は一切せず僕は飢えた牝狼の如くそれに食らいつく。

じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!僕はペニスをくわえ込むと激しく頭を上下させる。
「うわああああ!!」彼は悲鳴にも似た悦楽の声を上げる。うふふもう我慢の限界?
じゃあ入れてあげる、僕の胎内(なか)で一杯気持ち良くなって。

僕は股を拡げ彼の下半身に馬乗りになる、にゅぷりっ!アソコの襞が捲れ上がり、よだれの如く粘液を垂らしながら彼のペニスを胎内に飲み込んでゆく。じゅぷっ!じゅぷっ!根元まで飲み込んだのを確認した後、ゆっくりと腰を動かす。

「うっ!うがああ!!」再び彼は悦楽の声をあげる。僕のあそこ気持ち良いでしょう?
普通の女の子とするよりずっとずっと気持ち良いはずよ?

腰を振りながら僕は揺れる乳房を彼の顔に擦り付ける。固く尖った乳首が彼の口元に、「う、うぷうっ!ふわあ!!」

はああ気持ち良いよう、お父さんとも、一夜を過ごした中年男とも全然ペニスの硬さが違う、二人のは何処か芯が柔らかかったけど、彼のはまるで鋼鉄の棒、これが若さなの?ああ、凄いっ!は、初めて逝けそう!

「うあああ!」頑張って、僕が逝くまで出しちゃ駄目よ、僕は更に激しく腰を動かす。僕の子宮口に彼の亀頭が当たる、やああっ、き、気持ちいい。

「ひゃああああ!!」彼の悦楽の声が更に高まり、ペニスが僕の胎内(なか)で一際膨れあがった次の瞬間、生暖かい液体がまるで水鉄砲の様な勢いで、僕の子宮口に当たる。
同時に僕はふわっと身体が浮き上がる様な感覚を覚えた瞬間、頭の中が真っ白に…、ああ、これが逝くってことなの?あああ!い、逝くううう!!僕は激しく上半身を痙攣させるとそのまま彼の胸に突っ伏した。

どぷっ!どぷっ!彼のペニスは律動しながら際限なく僕の胎内(なか)に精液を放出している。ああ、この量、父さんや中年男よりもずっと多い…、もっともっとちょうだい!

やがて彼の顔が痩せ始め、目が窪んでゆく、胸板にはあばらが浮き上がり、両手両足は老人の如くやせ細り、あちらこちらに死斑が浮き出てくる。

「ひゅううう。」びゅるっ!びゅっ!やがて最後の一滴まで精を出し尽くすと共に、彼の命も枯れ果てた。
ミイラと化し、横たわる同級生、僕はそれを茫然と見下ろしていた。股間から吸収しきれずに溢れ出た精液が脚を伝う。その濃厚な臭いを嗅ぐと再び僕の身体に変化が、僕の背中の中から何か這い出てくる様な感触、めきめきめきっ!!こ、これって?

ぶぁさっ!!背中から拡がるコウモリの様な漆黒の羽、手足の爪が伸びる、そして同時に僕を襲う高揚感!何だろうこれは!?淫魔として初めて交わった時以上の身体に満ちるエネルギー!!

ばふっ!同級生の亡骸が足下で埃と成って飛び散る。
うふふふふ、僕は淫魔として完全体になったの?あはっ!あははははっ!ほうら見てっ!父さん母さん、あなた方が残した素晴らしい研究成果をねっ!!

ひゃははははっ!魔性に目覚めた僕はもう誰にも止められない!同じ寮の他の部屋に忍び込む。ああ、美味しそう…、いっぱい溜めてそうね、ふふふ…。

僕は獲物に跨がり犯す。
ペニスを胎内に収め、そして有りったけの精を吸い尽くす…、ああう!美味しいわ!!はああ堪らない!!
ぼふっ!!魔力が上がったせいだろうか?僕に精を吸い尽くされた途端埃と成って舞い散る男達…。
そして、精を吸う度に輝く様な肌に成り、美しさを増してゆく僕、あははははっ!

『待てぇ!!邪悪なる蛇、堕天使よ!!お前の慢心に満ちた行いを決して見逃したりはせぬぞ!!』…だれっ!?誰なの??

そこに居たのは…、ええっ!?僕と瓜二つ、金髪の髪とふくよかな乳房を持つ女性…?
ただ違うのは背中には純白の羽、そして股間には僕が失ってしまった男の象徴が屹立していた。

だれ?一体君は??

「わたしは君だ。」なんなのそれ、答えに成ってないよ。

「わたしは君の光の部分、そして君はわたしの闇の部分だ。」ど、どういう意味!?

「わたしと君とは表裏一体、一心同体と言ってもいいだろう。元々は二人で一人なのだから…。」

うふふふ、何なの?じゃあ君は僕の双子の兄弟とでも?いや姉妹…、かな?うふふ。

「君の闇の力をこれ以上拡散させるわけにいかない。そしてわたしは君を阻止するために具現化したのだ。」

何か訳のわからないこと言ってるねえ、ところで君男なの女なの?おっぱいあるしおちんちん付いてるし。

「天使に性別は無い。」

へえっ!?驚いた高貴な天使様だったの?でも天使様だって人並みの欲望があるのね…、こんなに大きくしちゃって、くふふふ…。僕は股間の物見つめながら淫蕩な笑みを浮かべる。
「これは君の欲望の具現化だ。なぜなら君の感じる物は全てわたしも感じることに成るのだから。」

へえ?じゃあ今僕が何を思ってるのか解るよねえ?君を食べちゃいたい、精を吸い尽くしたい…、ってね、うふふふ。

「わかる。わたしも君と一体化する為にここに現れたのだ。」

じゃあ、話は簡単…。僕はそう言うと、天使と称する彼(彼女?)を押し倒す。

何?これっ?殆ど体重を感じさせない!?ふわりと倒れ込んだ。えとどうしてあげようか?「好きにするが良い。」ふん?覚悟決めたんだ天使ちゃん。

見れば見る程、僕と同じ顔、まるでこれから自分自身を犯すような倒錯的な気分だ。
あはあ大きなおっぱい…、僕はゆっくりと揉みほぐす、「んっ…。」あはは、天使だって感じるんだ、あうっ!な、何これ?僕の乳房も誰かに揉まれている様な感触が…?

き、気のせいだよね。そうして僕は天使の乳首に唇を近づける。ちろっ、ちゅぷ、れろ…。
ひゃうっ!同時に自分の乳首に快感が走る。

天使の乳首を嘗め、吸い、舌で転がす度にその快感が自分の乳首に跳ね返ってくる、ひゃあああん!!ど、どうなってるの?これ!

「だ、だから…、んっ、い、言ったろう、わたしは君の感じることが全て解る、同時に君も、ああっ、ふう、わたしの感じることが全て…はあ。」

何よっ!?それっ?じゃあ僕は自分で自分の身体を…?冗談じゃ無いわ!!それならこうすればどうなのよ!?僕は先端から透明な液を溢れさせている天使のペニスを掴むとその上に腰を落とす、にゅぷりっ、にゅぷりっ!僕の膣にペニスが飲み込まれて行く。あうういいわあ。

あうっ!何これえ!?ペニスが胎内に入って行く感触と同時に、今の僕には無いはずの架空のペニスが柔らかく濡れた肉の壺に飲み込まれて行く感触を味わっていた。

ひゃうん!!ああん!やあああ!僕が腰を動かす度に、女と男の両方の快感を味わう。天使の顔を見ると恍惚としている、彼も僕の感じる女としての快感を同時に味わっているのだろう。

あああも、もう…、女として頂を極めたい、男として果てたい、その両方の誘惑が僕を責め悩ませる。ひぃ!あ、あう、ああ、やあああ、だ、駄目、もう…。

「さあ、今こそ一つに…。」ふぇ?天使のそのささやきを耳にしながらいよいよ僕は頂点を極めようとしていた、きゃああああ!!い、いくうううう~!!ひいいいいい!!
強烈なオーガズム、そして同時に襲う凄まじい射精感、びゅるるる!びゅうっ!びゅうっ!びゅるっ!際限ない放出感とお腹の中に広がる生暖かい感触を味わいながら、全身のエネルギーが流失し、僕の意識、自我が光と闇の間に溶け込んでいった…、そして僕はこの世から消滅した…。



「き…み。早く起きなさい!遅刻しちゃうわよ!」

う、うん…、えっ?僕は一体?目が覚めたのはベッドの上、ここって、えーっと、じ、自分の部屋だよね?何考えてんだろ?僕ったら。

ああ何か覚えてないけど変な夢でも見てたのかなあ?汗びっしょり、シャワー浴びなきゃ、よいしょっと!

僕はベッドから勢いつけて起き上がる、同時にパジャマの胸の部分の大きな膨らみがぶるんと揺れる。

「清美、早く起きなさい!利明君迎えにくるわよ。」

わわっ!?もうそんな時間?僕は慌てて着替えのブラとパンツを持つと階段をけたたましい音を立てて降りていった。

「もう!ちょっと清美!もう少しお淑やかにしなさい!それと何時まで『僕』なの?」


ごめん、お母さん、お小言は又帰ってからゆっくり聞くからね。僕はバタン!と浴室のドアを開け大慌てで着ている物を脱いで行く。あれっ?何これえ?脱いだパンツのクロッチの部分がぐっしょり濡れてる、やだ、何かエッチな夢でも見ちゃったのかなあ?

パンツをささっと手洗いしパジャマやブラと一緒に洗濯機に放り込み、全身に熱いお湯を浴びる。
綺麗にしなくっちゃ!利明の前で変な匂いさせられないよね。お湯を弾く肌、大きなおっぱい、きゅっと締まったウエスト、大きく張り出した腰回りにプリンプリンのお尻、そう僕は女の子、でも、半年前までは男だったんだぜ。

半年前僕は体育の授業中意識を失い、緊急入院となった。病院に運ばれた僕の体操服の股の部分真っ赤に染まっていた。

病院で僕は『女性型仮性半陰陽』だと診断された。
そう、生理による出血で軽い貧血を起こしたのだった。そして僕は手術を受け女の子に成った。
お医者さんによると元々女の子として生まれるはずだったのにちょっとした神様のいたずらで外性器が男の子の様な形で生まれたみたい。

お母さんが言うには、僕が生まれる前に不思議なことが有ったらしい。
お母さんが妊娠した時は元々お腹の中の子は双子だと言われたのだが、月日が立つに連れ、片方の子がまるでもう片方の子に吸収されるかの様に小さくなって行き、ついには居なくなってしまったという。お医者さんもこの不思議な事象には頭を捻るばかりだった。
月が満ちて残った方の赤ん坊(僕)が無事元気に生まれてきたので、よく小さい時お母さんに、『あなたは二人分の命を貰ってるんだから、しっかり生きなきゃね。』って言われた。

そう、僕の身体は本来二人の物で有ったのかもしれない。そういえば、僕がふと悲しいことや憤りを覚えることに遭遇した時、何時も何か身体の中に潜むもう一人の僕が慰め励まし諭してくれる様な気がする。

シャワーから出て慌てて制服に着替える。白のブラウス、赤のリボン、チェックの短めのスカート、そしてブレザーを羽織り、髪を梳かし鏡で最終チェック、うん、可愛い!こんな可愛い僕と一緒に通学できるなんて利明の幸せ者め!

「清美ぃ!!利明君来たわよぉ!!」

はあい今行くよ!!

(完)
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23.60Vania
AKAIK you've got the awnser in one!