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憑依された妻

2013/10/13 16:38:43
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1 憑依された妻

隣を歩く男の顔を覗き見る。
バカな奴だ。最愛の妻が悪霊に憑依されたっていうのに気付いていない。
しかし見れば見るほどさえない男だ。この女とは全く釣り合わないな。
この女(双葉というらしい)の脳から記憶を読むと男は平凡な家庭の出で大学時代に出会い結婚まで行ったようだ。
双葉の実家は資産家らしい。逆玉かよ。
やはり家も双葉の実家から金を出してもらい建てたらしい。

まあいい、これだけの上玉に乗り移れたのは久しぶりだ。
夜は楽しませてもらおう……と思ったがこの男アッチの方も弱いらしい。どこまで無能なんだ。
仕方ない一人でこの身体を楽しませてもらおうか。そう考えながらこっそり胸を揉む。
デカいな。記憶によると95cmのGカップ。AVでも滅多に見ないレベルの巨乳だ。
そっと触っただけでも指が乳に埋まっていくのが分かる。これはいい。
……おっと、あまり夢中になると怪しまれるか。帰ってからのお楽しみだな。

帰ったらとりあえず部屋にこもって一人で色々試してみるか。
通販サイトでボンテージやバイブを買いこまなくちゃな。
使い込んでない尻を自分で開発するのは中々面白いものだ。
夢が広がる。
手をつないで歩く、双葉の娘、若葉の存在を思い出す。小学校三年生ならそろそろ初潮か。いい時期だ。
双葉の手で性教育してやってもいいし。乗り移って未熟な体を楽しむのもいい。
飽きたらぺド趣味の成金に売ってやろう。

こっそりエロチャットや人妻ソープで稼ぐのもいい。
楽しみだなぁ。幸福な家族を崩壊させるのは浮遊霊になってからの唯一の楽しみだ。


―――


……一月後

「若葉が誘拐されてからもう一週間も経つんだぞ!警察は何をやってるんだ!」
夫の清彦が憔悴した顔で妻の双葉に声を荒げる。

「心配いらないわよ。あの娘なら。多分幸せにやってるわ」
双葉は興味がないといった態度で化粧をしながら答える。娘の行方が知れなくなった母親の態度ではない。
「双葉!何を言ってるんだ!若葉が心配じゃないのか!」

「チッ、ウルセー野郎だなぁ!いい加減飽きたしもう出てってやるよ!じゃあな!粗チン野郎!」
双葉を清彦に向かって暴言を吐き、スタンガンを清彦の首に押し当てた。
バチィ!という弾けるような音が響き体がしびれ、清彦は崩れ落ち、気絶した。


2 残されたDVD、『若葉』


すっかり日が暮れ真っ暗になったリビングで、清彦は目が覚めた。双葉も、若葉も当然居ない。
全く現実感がなかった。

目が覚めた清彦の前のテーブルの上に二枚のDVDとメモがあった。
双葉の筆跡で『双葉』、『若葉』と書かれていた。
メモには『イイ物残してイクから喜んでね、無能野郎♪』と書いてあった。こちらも間違いなく双葉の筆跡である。

ショックでふらふらと定まらない頭で清彦はDVDを再生した。

DVDに映っていたのは、今、清彦がいる我が家だった。
「若葉ちゃん脱ぎ脱ぎしましょうねぇ♪」

若葉を縛り上げ、笑顔で若葉の服を切り裂いているのは、見間違えようもない。双葉だった。
エナメル製のいやらしいボンテージを着ていた。
「お母さんやめてぇ!なにするのぉ!」
優しい母に拘束され服をズタズタにされている。若葉は何が起こっているのかわからなくて泣きじゃくっている。
「ほぉら、かわいいスジがまる見えよぉ♪」
カメラを若葉の秘所に近づける双葉。まだ発達していない女性器だが薄ら充血していた。
「初めての生理を迎えたばかりの新品マンコ♪お母さんがじっくり揉みほぐしまぁーす♪」
双葉の長い指が若葉のスジに触れたかと思った瞬間。荒々しく動き出す。

「ひゃぁ!??お、お母さんやめて!いだいよ゛ぉぉ!!」

「くっさいわねぇ!、若葉ちゃんのマンコ!娘のマンコがこんなにくさいなんてお母さん悲しいわぁ!」

優しかった実の母から辱めを受け、若葉は脳が焼けつくような混乱を覚えた。

「……うん、こんなモンかしら?次の場面イってみようん♪」

若葉が宣言した瞬間場面が暗転した。

ここは清彦の寝室だ。ベッドに見知らぬ太った男が全裸で腰かけている。
その股間はいきり立っている。そのサイズは清彦の倍はある。

「ぶふォー!若葉ちゃんキター!!!」

「お待たせしまんこ♪ほら若葉ちゃん入ってらっしゃい!」

ロープを手に持った双葉が部屋に入る。そのロープの反対側には腕と胴を縛られた若葉が結ばれている。

「お母さん……、だれぇこの人……」

涙声で若葉が訪ねる。恐怖と悲しさ、怯えで震えている。
双葉は娘の問いに答えず。
一瞥もくれず。男に向き合い言った。

「はい、処女膜は傷つけてません。お会計は10万円です♪」

「はい!、はい!!これ御代!もう良いでしょ!もうチンポビンビンだよ!」

男が興奮して答える。今か今かと

「ひぃ、ふぅ、みぃ……はい10万丁度いただきました。後はご自由にどうぞ♪」

10万円を受け取り、ロープを男に渡し、双葉は部屋を出て行った。

「お゛母゛ざぁーーん!!!」

若葉の叫び声は寝室の防音能力に阻まれ家の外には一切もれなかった。

「フハァァ、かわいいなァ、こんな可愛い子に僕の童貞をあげられるなんてなァ!」
鼻息荒く男が言う。若葉は逃げ出そうとしたがロープを引っ張られ転んでしまった。
「離じてぇ!お母゛ざん!お母゛ざーん!!」
必死に母を呼んでも帰ってこない。
「若葉ちゃんはねェ、僕が買ったんだから僕の言う事聞かなきゃダメだよォ?。お金に困ってたのかなァ?10万円なんて僕が小学校の頃のお小遣いだよォwww」
「お母ざんはそんな事しないもん!」
「はいはいちょっとうるさいよォオナホなんだから静かにねェ」
男が若葉を引き寄せ口の中にブリーフを突っ込む。先ほどまで男が履いていた物だ。
「むがぁあ!?」
「おにいちゃんのパンツおいしいかなァ?下のお口でお兄ちゃんのオチンポも味わってみようねェ!」
後背位の体制になり一切の遠慮も無く、若葉の処女を貫いた。
「!!がぁぁぁああ!!!」
若葉が泣き叫ぶが口に突っ込まれたトランクスのせいで声にならない。
「ふほォォ!!血塗れロリ処女マンコ最高ォォ!」

趣味の悪い男が畜生のように腰を振っている。清彦はそれを呆然と眺める事しか出来なかった。

1分後。

「おォォ出る出る出るゥ!!」
男が激しく射精した。若葉はぐったりしている。

「ふォォ、若葉ちゃんもイったのかなァ?」
当然そんなわけがない。痛みで気絶したようだ。

「ふゥ、若葉ちゃんこのまま持って帰ってイイって言ってたし、ロープ切ってあげようかな」
男がロープを切ると、おもむろに若葉が起き上がった。

「……ふぅ、ガキに入ったのは久々だな。おお、胸が軽い軽い♪」

「ん?若葉ちゃん?どうしたのかな?」

「おい、お前も早漏だが清彦よりはマシみてぇだな。こっちも久々に満足してぇんだ。チンポ貸せ。まだヤれんだろう?」

泣きじゃくっていた先ほどまでとは態度が急変した若葉。
戸惑いながらも男の下半身は再び戦闘態勢に入っていた。

「ふ、ふふ、若葉ちゃんはエッチだなァ。でも僕も腰が痛いから止めとこう?」

「お前は寝てればいい。俺が跨ってやるよ」

若葉が男を押し倒し、騎乗位で男を犯し始めた。


「ああん!処女膜破れて痛いけど感じちゃう!この身体、インラン!」
「ふ、フハ、凄いっ凄いキモチイよ若葉ちゃん!…うぅっ!」
「あ、あん、早いぞ早漏、もっと我慢出来ないのか?」
「ふひいぃ!」

ビデオを見ている清彦は若葉の豹変に再び絶句した。
先程の映像の双葉に良く似た口調や表情で、男性に股がり・罵倒しながら・激しく絡まり合う。

男性は若葉の急変に驚きながらも、そういうプレイに満足している様だ。
「っ…まあいい、どうせコイツはっ…もうお前のモノだ…ぁん…」
「うぅ、出る!また出るぞ!」
「いくらでもぶちまけちまえ!…あああん!」
再び男の大量の精液が若葉の膣内に流し込まれた。
「はぁん!お腹がくっさい精液でパンパン!」
膣内の精液が溢れだし、股を伝って清彦のベッドのシーツに垂れて染みを作っている。
「はぁはぁ…ぼ、僕も満足したよ。」
「はぁ?何休んでるだ?まだまだ続けるぞ豚。こっちはお前の早漏のせいでイってないんだよ。」
若葉が下品な笑みを浮かべると、男が嬉しい悲鳴をあげるた。

その後も男性と若葉の絡み合いは続く。
途中、急に再び泣きじゃくり始めた若葉を男性が強引に犯したり、やり疲れたのか意識を失った男性を玩具に自慰紛いのセックスを行う映像が続いた。


―――


何度目かのセックスの後、場面が暗転してリビングに居る若葉一人が映った。
先程の泣きじゃくっていた姿でも、豹変した姿でも無い、普段の若葉と変わらない笑顔でカメラを向いている。
「と言うわけで。若葉の初体験、お父さんはちゃんと観てくれた?お父さんの粗チンでもちゃんと興奮したかな?」
何時もの笑顔のままだからこそ異常さが際立つ。
既に何度も頭が真っ白になったが、それでも頭を殴られた様な衝撃を受ける。
「観てくれたなら分かると思うけど、若葉はお母さん安いお金で売られちゃったの。これも皆、お父さんの粗チンが無能なのがいけないんだよ?」
この異常事態をどうすれば考える事も頭が拒否する。
「あ、今更警察に私達のDVDを持ってっても意味無いよ。というか娘のアラレも無い姿を見せようなんて思わないよね?」
卑猥で絶望的なメッセージは続く。
―誘拐では無く双葉に売られた。
―もう二度と会えない。

「――さよならお父さん。このDVDは大事につかってね♪」
何時も見せてくれた笑顔と共にDVDの再生は終了した。

清彦は長い時間動けずにいた。
少し前まで幸せだった筈が、唐突な娘の行方不明が原因で全て崩れてしまった。
いや、ひょっとしたら気付いていなかっただけでもっと前から既に崩壊していたのかもしれない。
自分にスタンガンを当ててきただけでなく、若葉への狂行を録画したDVDを置いて消えた双葉。
いつから彼女はああなってしまったのだろう?
「そういえば…」
もう一枚の『双葉』と書かれたDVD。
『若葉』のDVDの事を考えれば内容が予想できた筈だが、余りの出来事に感覚がマヒした清彦は手がかりにならないかと思い再生してしまった。

3 残されたDVD、『双葉』

DVDを再生するといつも通っているニュータウンから駅への道だ。どうやら真夜中なようで人はほとんど歩いていない。
ロングコートを着た双葉が一人歩いてきた。顔には汗が浮かんでいかにも暑そうだ。
「ふっふっふん♪アナタ観てるぅ?これから欲求不満な私はホームレスのオジ様達をナンパしてセックスしちゃいます!」
さも楽しみそうに宣言した双葉がコートをはだけるとその下には、ひと月前に清彦がプレゼントした下着を着ていた。

清彦は、双葉がこの下着をつけている姿を見た機会は一回しかなかった。
ひと月前に双葉から誘われて夜を共にした時、今まで味わった事の無いテクニックで1分も持たずにイかされてしまったあの夜以来一回もシて居なかったのだ。

いや、それも大事だが今なんと言った?
ホームレスとセックスすると、確かに双葉は大声で宣言した。
その声に釣られた様に目が血走った男たちがわらわらと集まってきた。

「お、おい!アンタ今なんて言った?」
「俺達の相手してくれるって?冗談でしたじゃすまさねぇぞ!」
「あ?、ひょっとしてこの。向こうのやたらデカい家の奥さんじゃねぇか?」

男たちが口々に言う。非常に不潔だという事はわかる。その不潔な三人の男たちに対し、双葉はいつもの笑顔で答えた。
「あは♪オジ様達チンポビンビンじゃなぁい!私の穴、どれでも使っていいから満足させてね!ほらぁ、こんなに大洪水!」
双葉は付けていた下着を引きちぎり、自らヴァギナを広げた。奥から愛液が流れ出してくる。

「こいつぁ淫乱女だ!我慢するこたぁねぇな!ヤらせてもらうぜ!」
「俺が先だ!」「いや俺だ!」
男たちが我先にと双葉の身体に群がる。股間はいきり立ちカウパーが垂れている。そこに双葉の手が伸び、指先が淫らに蠢く。

「ふふ、清彦のよりずっと大きいわぁ♪」
いつもとは違う淫靡な笑顔でペニスをしごく。未だかつて見た事の無い妻の姿に清彦は情けなく勃起してしまった。

「うおぉ!、この女すげぇテクだ!」
「久々だからもう我慢できねぇ!」

二人の男のペニスから黄色い精液が吹き出し双葉の顔にかかる。顔にかかった精液を掬い胸に塗り込みながら双葉は言った。

「チッ……早過ぎですよぉ!清彦より持ったけどもっと頑張りましょうねぇ!」

「へへ、俺の相手もしてくれよ、奥さん!」
残った一人が股間を突き出す。他の二人よりモノが長い。

「へぇぇ!長いわねぇ。…そうだ!これを、こう!挟んで♪」

双葉の豊満な乳房が男のモノを挟み込んだ。男のモノも大きいが乳房ですっぽり覆い隠されてしまっている。

「どうですかぁ?夫の清彦にもこんなことしてあげて無いんですよ?」
乳房が独立した別の生き物かのように激しく動いている。
「うおぉ!すげぇ柔らかさだ!奥さん慣れてやがるな!」
「いいえ?夫の清彦は短いうえに皮かむりで。こんなことしたら一瞬でイっちゃうんです」
「そいつぁ情けねぇ野郎だ!こんな美人を満足させてやれねぇとはよ!」
「ホント情けないんですよぉ!あはは!」
最愛の妻に貶され罵倒され清彦は絶望的な衝撃を受けた。

「うおぉ!そろそろ出るぜぇ!」
「良いわよ!私の乳マンコにタップリ出してぇ!」
射精の瞬間男が腰を突き出し、胸の谷間から精液が噴水のように吹き出す。

「ふぅ、最高だぜ奥さん!」
「俺達も!」「復活したぜ!」
最初に手コキでイった男たちが再び勃起している。双葉はうれしそうに笑い、
「あらあら!お元気ですねぇ♪今度は口と前と、この身体じゃ初めてですけどケツマンコでどうぞ♪」

若葉が尻を広げ、肛門が露わになる。
当然清彦もアナルではしたことがない。

「へへ!エロい奥さんだぜ!こんなエロい奥さん持った旦那さんは幸せだろうなぁ!」

「あんな男どうでもいいわ、アッチも弱いし頭も弱い。大学時代の私がどうかしてたのよ」

「どうでもいいか、同感だぜ!そんなことよりセックスだ!」

興奮した男達、一人が寝そべりその上に双葉が跨り性器に挿入し、その後ろからもう一人が後ろの処女を奪う。そして最後の一人が双葉の顔を抑え、口に挿入した。

その後も暫くホームレスとの乱交が続いた。
双葉と男たちが何度目かの絶頂を迎えた所で、画面が暗転、別の時間・場所へと移動した。


―――


画面に映るのは昼下がりの我が家のリビング。
双葉は先程の映像にもあったボンテージを着ている。
「ふふ、こんな事で喜ぶなんて貴女もとんだ変態ね。」
双葉の足元には縄で縛られ、踏みつけられた女性の姿。
女性の表情は恐怖や苦痛と共に「快楽」が浮かんでいた。

清彦は女性に見覚えがあった。
双葉と仲が良い隣の家の奥さんだ。
まだ新婚で若く初々しい彼女に、双葉は相談にのったり、お互いの家で雑談をよくすると話していた。
「罵倒されて喜ぶ変態には罰を与えてあげる。」
双葉は手に持っているリモコンのボタンを押した。
隠ったモーター音がし始める。
「ひゃあ!」
それと同時に女性がびくんと身体を震わせる。
「高級ローターの味はどう?清彦のよりキモチイから私も最近使ってるの。」
「あひいぃぃ!イク!イクウゥゥ!」
手足を拘束された女性はローターを外す事も出来ず快楽を貪っている。

何度目かの絶頂を迎える姿を見て満足した双葉がローターの動きを止める。
「夫が知らない間にお尻にローターが入るまで開発されたなんて知られたら離婚モノね?」
「そ、それだけは…やめて下さい…」
「だったらこの身体を満足させろ。」
画面内の双葉は、下半身を露出させた後、今現在清彦が座っているソファへと腰を降ろし、女性の目の前で股を大きく開きいた。
「舐めなさい」

ゆっくりと、恐る恐る舐め始める。
手馴れているようには見えない。おそらくこんな経験はないのだろう。
「ん、初めてにしてはまあまあだけど、まだなんか足りないわねぇ」
双葉が女性の髪を乱暴に掴み頭を股間に押しつける。
「ふごぉ!」
「豚みたいな声ねぇ♪ほら、舌を伸ばしなさい舌を!んん!そうだ!いいぞ!いいわよ!」
清彦は双葉との性交渉を思い出す。
『僕も何かその、夜の勉強をした方がいいのかな?』
そう、清彦が照れながら言うと、双葉は笑いながら答えた。
『いいのよ、あなたはそのままで。そのままのあなたが好きなんだから』
慈母のような笑顔だった。

「ほら!イジってあげる!クリちゃん気持ちいい?」
女性にクンニさせながら相手のクリトリスを捏ね回している双葉。
その表情は清彦の知る双葉とはかけ離れた、サディスティックな笑顔だ。
女性の顔は見えないが、喘いでいるのはわかる。
「あらぁ?口がお留守になってるわよ。どうしちゃったのかしら?」
嗜虐的な笑顔のまま、指は一層激しく動く。
「ああぁあ!!」
女性は激しく痙攣し失禁した。否これが潮吹きという物だろうか。
双葉は手についた女性の潮をなめた。
「どう?旦那さんのテクと比べて」
「こんな……すごいの……初めてですぅ…」
テレビに映った隣の奥さんの顔は、酷く淫靡なとろけた表情だった。

疲れ果てた隣の奥さんが床に寝そべっている。
少し物足りない表情をしていた双葉が奥さんを見て何か思いついたのか、イヤらしい笑みを浮かべたかと思うと、何もせず眠りについた。「ひい!?」
と、隣の奥さんがびくんと身体を震わせた。「やっぱり新妻は若くていいなぁ!」
目を覚まし起き上がった奥さんは先程までの双葉と「同じ」表情で笑いながら自分の身体を障り始めた。
「清彦さん見てますか?」
カメラに向かって喋り始める。
「2週間近く前に、貴方がド下手だから欲求不満なんだと言いながら急に私にこんな事してきて、私、双葉さんに開発されて旦那じゃ満足できない身体にされちゃいました。」
ソファで寝ている双葉のボンテージを慣れた手つきで脱がせ始める。
「若葉ちゃんの調教にも何回か参加したんですよ?」

改めて、清彦は自分が気付かない間に我が家であんな光景が何度も繰り返されていた事にショックを受ける。

「若葉ちゃんのロリな身体を双葉さんと弄ったり、目の前でこんなのを見せつけたり…はむ 」
「ん…ぅ…」
双葉の豊満な胸の突起にかぶりついた。
「んむ…ちゅ…ちゅぅ…ちゅぷ…」
「ぁ…ふあ…あぁ…」
双葉の乳首を口の中で弄びながら身体を撫で回す。
双葉の方も、意識は戻っていないが甘い吐息を漏らしながら身体を震わせている。

「ぷはぁ、双葉の母乳は美味いなぁ!」
隣の奥さんの口の端から双葉の母乳が垂れている。
「この巨乳、自分で自分の母乳を飲めるんだぜ。」
「んっ…ぁ、あぁ、あぁん…」
双葉の胸を慣れた手つきでイヤらしく揉みながら、鎖骨や首筋などを這うように舐める女性。
「やっぱ双葉の巨乳は他人の手で揉んでも柔らかくてキモチイ。」

以前清彦がこの新妻を見た時は明るくて社交性のある可愛らしい女性だった。まさか裏で双葉が調教して寝取っていた何て考えもしなかった。
「あら?こんなにオマ○コ弄ってるのに起きないわね?」
不思議な事に、双葉は頬を朱に染め喘ぎ声を出してはいるが全く起きる気配が無い。
「せっかくだから起きるまでめちゃめちゃにしてあげようかしら♪」

双葉への攻めは文字通りめちゃくちゃだった。アソコの穴にローター、お尻には極太のバイブ、乳首には豆つかみ…
双葉がいつの間にか買い揃えていた攻め具を片っ端から使っている。
「大変。さっきから何回もイッちゃってるのに全然目を醒まさないわ。」
乳首の木製豆つまみを勢い良く引っ張るも、双葉の短い悲鳴と共に身体が弓なりになるがそれでも目を醒まさない。
「お姫様ってキスで目を覚ますんだったよな。」
そういうと双葉の唇を奪った。
「チュプッ…ピチャ、ピチャ…」
口内に舌を無理矢理入れてかき回す音がする。と、女性が身体を小さく震わせるのに合わせて双葉が目をあけた。
「んぅ!?…??」
何故か女性は驚いた表情を浮かべている。

清彦には分からないが、悪霊が再び女性から双葉へ乗り換え、気が付いたら双葉とキスをしていた女性が驚いている状況だ。


―――


双葉と女性がSMプレイを再開した所で再び場面転換した。

全裸の若葉が双葉を犯している。
「娘にイカされるなんて、とんだヤリマンだね。」
若葉の少女としてあり得ない言葉。若葉の部屋の様だが、床にはバイブにローター、ローション等々…所謂大人の玩具が大量に置いてあった。

頬は紅潮し目は虚ろ、心ここに有らずといった様子の双葉。
「もう!娘の言葉を無視するなんて酷いお母さんだね!」
あどけない笑顔で母の背に鞭を打つ若葉。ひどく背徳的な光景だ。
「痛ぅ!わ、若葉ちゃん、何をやってるの……?」
「何かしてるのはお母さんだよ!私が帰ってきたらボンテージ着てマンコにディルドー突っ込んだままテレビ見てたんだよ?」
「私が?そんなこと…するわけないわ……」
息も絶え絶えに答えた双葉。しかしその表情は自信なさげだった。双葉にとってはここ数日の間、記憶が時折途切れるのだ。
その間自分が何をしていたのか、若干感づいていた。気が付けば身体に怠さが残り股間に違和感がある。
まさか夢遊病になってしまったのだろうか。双葉のなかにはそんな考えが浮かんでいた。
だがその考えは若葉がディルドーめがけて放った蹴りによって霧散した。
「だから無視しないでよ!お父さんが短小で欲求不満になったからって頭おかしくなっちゃったの?」

「ここにこんなに媚薬塗ったくって!こんなぶっといの咥えこんで!『寝取られる人妻~優しいだけの貴方とはサヨナラ~』って安っぽいAV見てオナってたんだよ?もうメスブタだね!」
あどけない表情で双葉に刺さっているディルドーを抜き差しする若葉。
「あぁ!…はぁあ!…あぁ…」
「この媚薬凄いよね!処女の私でもケツマンコでイケたんだもん!」
まぶしい笑顔で卑猥な事を口走る若葉。
「若葉ちゃん!そんなエッチなこと言ったらダメ!」
母親として真っ当な意見ではあるが、これまでの痴態を見た清彦にとっては白々しいセリフにしか聞こえない。

ピンポーン

インターホンが鳴る。
「チッ、もう来たのか」
一瞬若葉の表情が不快感に歪んだ。
「若葉ちゃん、誰が来たっていうの?」
「アイツはお母さんが呼んだんだよ?私を売りとばすために」
普段の若葉と変わらない笑顔で平然と、自分が売られるという事を言った。

『若葉』のDVDにあったシーンと繋がった。
双葉はずっと前から夫の自分に不満があったのだろうか。その結果がこの有様なのか。
清彦は打ちひしがれた。

双葉はいつからおかしくなった?
よく思い返せば違和感はあった。
以前よりズボラになっていた。部屋の掃除は以前ほど丁寧ではなくなっていたし。
夕食もだんだんスーパーの惣菜が増えていた。
いや、そんな事よりも大きな変化があった。
あれは一月前の事だっただろうか。


4 団欒


久しぶりに僕と双葉と若葉の三人で出かけた帰りだった。
「若葉ちゃん、走っちゃだめよお母さんと手をつなぎましょう」
「うんわかった!お父さんもつなごー?」
三人並んで歩いた夕暮れ。他愛のない話をしながら歩いた。

「それでキュアハートがねぇ!…お母さん聞いてる?」
若葉が一生懸命アニメの話をしていた。僕はアニメはさっぱり分からないから双葉にまかせっきりだった。
双葉が一瞬立ち止まり、体が震えていた。
「お母さんどうしたの?」
若葉が心配して声をかける。しかし何回か瞬きをした双葉は何事もなかったように答えた。
「……ふぅ、なんでもないわ、ちょっと立ちくらみしただけ」

朝から遠出して疲れたからと、あの時はそう思っていた。

「お母さんは疲れてるみたいだからお父さんとお話ししようか」
「お父さん、今度は何時ネズミ―ランド行けるのぉ?」
若葉の質問に来月にまた行こうかと答えた。

疲れて口数の少なくなった双葉と目が合う。しかしすぐ目を逸らされてしまった。
左手で胸を擦っていたようだけど胸が痛かったのだろうか。

「どうかした?やっぱり具合が悪いのかい?」
「大丈夫、ちょっとツカレタだけだから心配しないで」
双葉は笑顔で答えた。いつも通りの笑顔だ。
しかし何故か少し心に引っ掛かる印象を受けた。

気のせいだろうと思い流してしまったけれどあの時にはすでに何か心の病気にかかっていたのだろうか。

「疲れてるみたいだし今日は外食して帰ろうか」
「そうね、疲れちゃったしそうしましょうか」

近所のレストランで食べて帰ることにした。

「とりあえず生ジョッキ二つと、若葉ちゃんはオレンジジュースでいいかしら?」
「うん!」

双葉は全く飲めないわけじゃないけど、酒の味が好きじゃないらしく滅多に飲まなかった。大丈夫なのかと尋ねると
「たまには飲みたくなるのよ。久しぶりだしね」
と応えた。

しかし双葉が飲むのは今年の正月の集まり以来だから半年ぶりくらいだろうか。
ビールとジュースが届いた。すると双葉はペロッと唇を舐めたあと、なんと一気に全部飲み干した。

「ッぷはァッ!やっぱり二年ぶりのビールは沁みるなあ!店員さん、もう一杯頂戴!」
「お、おい大丈夫なのかい体調悪いみたいなのに、そんなに飲んで」
「大丈夫よぉ、久しぶりに味わいたいんだからほっといて」

そっけない態度で言われてしまった。まあ本人が大丈夫というのなら大丈夫なのだろうし、何か異変があったら僕がすぐ気付いてあげられるだろう。

双葉が注文した三杯目のビールと一緒に料理が運ばれてきた。
僕が注文したカルボナーラ、若葉のハンバーグセット。双葉が注文したアラビアータ。
「いただきまーす!」
みんな一緒に食べ始めたが、その時双葉に異変が起こった。

「辛ぇー!!」

双葉は咳き込みながら水を一気飲みした。

「はぁ、この身体だとこんなに辛く感じるのか…」
「双葉大丈夫かい!?カラいって分かってて注文したんじゃなかったのか」
「大丈夫って思ったんだけどなぁ。まあいいか。ちょっと抜けるわ」

そう言った双葉が目をつぶり倒れそうになる。とっさに肩を支えた。双葉はすぐ気が付き、

「あ、あら?私、いつの間にレストランに来たの?んん、口の中が痛い…」
「やっぱり疲れてるんじゃないか。新しい料理頼んだから、それ食べたらかえって休もうか」
「え、ええ、そうしましょうか」
双葉が注文し直したドリアを食べ終わり、家に帰った。

その夜だった。双葉と最後にセックスしたのは。



4 団欒、悪霊side


「どうかした?やっぱり具合が悪いのかい?」
俺の事を粗チン野郎が心配してくる。
素早く脳から記憶を読み取り「何時通りの」笑みを浮かべる。
「大丈夫、ちょっとツカレタだけだから心配しないで」
そう憑かれただけ。
たった今さっき、この身体の持ち主が俺になっただけだ。
「疲れてるみたいだし今日は外食して帰ろうか」
俺に向けて優しい笑顔で提案してくる。
こういった気配りが出来る所が清彦の言い所らしい。
やろうと思えば記憶を読んで完璧に成り済ませてるので、双葉の予定していた通り、家に帰って料理する事も可能だ。
「そうね、疲れちゃったしそうしましょうか」
しかし、別にわざわざ自分で作るなんてめんどくさい事をやりたくて憑依した訳ではない。なのでこの提案は好都合だった。


「ッぷはァッ!やっぱり二年ぶりのビールは沁みるなあ!店員さん、もう一杯頂戴!」
久しぶりのビールに思わず素が出てしまう。
最近まで全寮制の女子校にいたので酒なんて呑め無かったし、他人の金で呑む酒なのでかなり美味い。
「お、おい大丈夫なのかい体調悪いみたいなのに、そんなに飲んで」
心配した清彦が聞いてきた。
双葉の中身が違う事に気付かない以外は良くできた夫だ。
「大丈夫よぉ、久しぶりに味わいたいんだからほっといて」
素っ気ない態度を取るとあっさり引き下がった。
この男なりの気配りなのだろうが、久しぶりの酒位自由に呑ませて欲しい。


三杯目のビールと一緒に三人の注文した料理がやってきた。
「「「いただきまーす!」」」
家族らしく皆一緒に手を合わせて食べ始めた。

俺の好物の辛いもの中で、双葉が頼んでも不自然でもないようにパスタを頼んだ。

アラビアータは始めて食べるが、美味しそうな香りに食欲をそそられる。一気に口に含んだ瞬間、舌に激痛が走った。
「辛ぇー!!」
慌てて水を一気飲みする。その姿にびっくりした清彦と若葉は目を丸くして、心配そうにこちらを見ている。
「はぁ、この身体だとこんなに辛く感じるのか…」
記憶を読めば、なるほど辛いものが苦手らしい。

「双葉大丈夫かい!?カラいって分かってて注文したんじゃなかったのか」
「大丈夫って思ったんだけどなぁ。まあいいか。ちょっと抜けるわ」
そう言って双葉の身体から抜け出す。
先にコイツらの家に先回りして記憶にあった隣の家新婚夫婦も確認しておこう。

双葉と若葉に飽きたら新妻を使って清彦と浮気して追い討ちをかけるのも良いかもしれないな……。


5 最後の性行。清彦side


双葉と最後にセックスした時を思い出す。

帰宅前に少し双葉の様子がおかしかったが、充実した1日が終わりベッドで寝ようとしていた時だった。
「ひぃ…!」
「?…どうした双葉?」
ベッドに入ろうとしていた双葉が短い悲鳴をあげた。
「ふぅ…やっぱりこっちの方が新妻の身体より上玉だな。どっちの方が感度がいいかな?」
「ふ、双葉?」
「ん?ああ…」
今初めて此方に気付いた様な表情でみてくる。
「ふふ、何でもないわ。そんな事より清彦さん…」
何時もより妖艶な笑みを浮かべながら服を脱ぎ始める。
「いきなりどうしたんだ双葉?」
「私、急にヤりたくなっちゃったの…」

一瞬でパジャマのズボンを脱がされてしまった。艶めかしい手がパンツの上を蠢く。

「…うわあオオキイワネー」

双葉が驚いたような顔をした。
そんな風に言われたら思わず大きくなってしまう。

「……とりあえずしゃぶってあげる」

双葉の口が大きく開き、僕のペニスを一飲みにした。何時になく大胆な双葉。こんな双葉は初めてだった。
舌がまるで蛇のように変幻自在の動きをし、ペニスに絶え間なく刺激を与え続けた。
三分は持ったと思うけど双葉の口の中で盛大にイってしまった。

「うごぉ!?……ぷはぁ、はやすぎ……」

双葉の呟きは聞こえなかった。なんと言ったのだろうか。

「ふぅ、双葉、凄すぎだよ!勉強したのかい?」
「え?ええ、ネットとかで……ね」
「今度は僕が気持ちよくしてあげるよ!」

双葉の妖艶な姿を見た僕のペニスはもう回復していた。

「ああんスゴーイ」

双葉が声を上げて喜んでいる。こんなこと今までなかった。
僕も上手くなったのかな?そう考えると攻めにも熱が入る。

「……乳首とクリも手でイジって!」

こんなに積極的な双葉は初めてだ。リクエスト通り乳首とクリトリスを触る。痛くないように優しく……

「もっと強く!」

ちょっと弱すぎたかな?ギュッと指先に力を入れる。

「ん!、ちょっと良くなったわ、腰ももっとグラインドさせて!こうよ!」

双葉が腰に円運動を加えた。そんな刺激されたら!!

「ごめん双葉!!もう出る!!」
「は?ちょっと待てよ!早過ぎんだろう!!」

ドピュッ…っと双葉の膣内で果ててしまった。双葉もイっただろうか?

「はぁはぁ、気持ちよかったかい?」
「はぁ……ええ、私もキモチヨカッタワー」

その言葉を聞いて、僕は双葉にキスをして倒れるように眠ってしまった。


5.5 となりの芝生。悪霊side


時間は遡って、レストランで双葉から抜け出した後の悪霊…

ふんここが双葉の記憶にあった隣の新婚の家か。
幸せそうなにおいがプンプンして……くそ気に喰わないぜ。霊体のまま家の中を調べまわる。
旦那はまだ帰ってなくて、新妻は台所で夕飯の準備か。良い尻してやがるぜ。
清彦だけじゃなくてこっちの旦那も地獄に落としてやろうか。
他には…ベッドはダブルでソファーは小さ目、イチャイチャしてんだろうな。いい気になりやがって……。

お!テーブルの上にタバコがあるじゃねぇか!俺が生きてた時吸ってたのと同じ銘柄のだ。久々に吸いてぇな。
我慢できねぇ。アイツの身体を借りるか。台所に行って新妻の背中から身体に入り込む。

「ひゃあ!な、何!?」

身体に違和感を覚えたらしいがもう遅ぇ!この身体は俺のモンだ!

徐々に浮遊感がなくなって身体に重みを感じる。

「……ああ、うん、私は伊藤四葉、22歳です♪」

にやりと悪い笑みが出ちまう。中々イイ声だ。それに双葉程じゃないが大きい方の乳だ。Dカップか。背は低いがケツがイイ。安産型だ。
記憶によるとケツはセックスに使ってないらしい。旦那は普通のセックスしかできないのか。もったいない。
しばらくしたら俺が開発してやろう。

それに若い。22歳の肌は瑞々しさが違う。
若葉の身体は触ると吸い付くような柔らかさだが、四葉の身体は押し返してくるようなハリがある。
どっちが上ってことはない。どっちもいい女だ。

だから旦那には不幸になってもらいてぇなぁ?

おっと、とりあえずタバコだ。この女はタバコ吸わないようだ。旦那のタバコらしいがそんなことはどうでもいい。

「すぅ……!、ゴホゴホ!」

やっぱ吸ったらキツイか。やはり吹かすだけにする。
…美味い。やはり落ち着く。
リビングの窓ガラスを鏡代わりにして見るといかにも清楚そうな四葉がふてぶてしくタバコを吹かしている姿が見えた。

いいねぇ。ギャップとか倒錯感てのは何度味わってもいいモンだ。気分がノってきた。このままオナニーでもしてみるか。

旦那が帰ってくるまでの時間が読めないから服は脱がない。
パンツ履いたまま膣ん中に茄子でも入れてみるか。
小さめの茄子に水溶き片栗粉をぶっかけ準備良し。一気にぶち込む。

「ぐっ!……流石に太すぎか」

それでもマンコを揉みながらゆっくり入れれば入っていく。
5分かけてねじ込んだら全部入った。スカートを戻せば見た目には分からない。

「ただいま!」

玄関から旦那の声が聞こえた。とっさにタバコを旦那の分のシチューにぶち込んだ。
正直失敗したが、まあタダチニエイキョウハナイだろう。

たまには失敗もするよ、とか苦笑いしながらフォローする姿に、必死に笑いを堪える。
新妻に成り済ましながら旦那を品定めする。
清彦より巧ましい体格に温厚な性格のサラリーマン。
アレも立派で夜の方も中々上手らしい。
妻の中身が変わってるのに気付かない旦那を心の中で笑っていたら「お楽しみ」の時間になった。
双葉達ももう暫く帰ってこないだろうし、先に新婚夫婦の夜の事情でも確認しておこうかな。
とりあえず今回は記憶を読みながら何時も通りにヤってみよう。

「きて、貴方…」
ベッドの上で旦那を誘惑する。

はじめにキスをする。唇が触れ合う程度のキスから始まり、徐々に舌を絡め合う。
身体が喜んでるのか?段々と腹の下から熱が湧いてくる。
旦那(敏明というのか)のゴツイ手が四葉の肩に触れる。
元々男である『俺』は男の愛撫なんざ糞食らえと思うが、四葉である『私』は愛しくてたまらない。
魂を同調させていると背反する感情を楽しめる。
敏明の手が背中に回り、抱きしめる形になった。
『いつも通り』敏明の首、鎖骨、乳首をなめてやる。


いつもはこの後も長々前戯をヤるらしいが、今日こいつらは前座に過ぎない。
ヌルいセックスばっかりやってるこいつらにちょっと指導をしてやろうか。

四葉は自分の手に唾液をたっぷりと付け、敏明のペニスを強く握った。

「わっ!四葉!?」
「ふふ♪やっぱり貴方のコレ素敵ね♪」
「いきなり掴むなんて!?」

標準サイズより少し大きい程度だが、記憶によると持続力と回復力は上等だ。一晩で18発がこの夫婦の記録らしい。

だが100人以上の女に憑りつき、成り済まし、手管を吸収してきた俺の前には童貞小僧も同然よ。

反応を見て亀頭を念入りに攻める。それに必死に耐えている敏明。
男として気持ちはわかるぜぇ。こんな綺麗な手で攻められたら瞬殺されちまう!でも堪えなきゃならないって意地!
だがこれで一発目、左手でキンタマを揉んでやると情けない顔をし四葉の手にドピュウ!と射精した。

「あ!、ああ、四葉、凄かったよ」
「ふふ♪一杯でたね♪」

本気で四葉に成り済ましている俺は手に付いた精液をなめて見せた。
それを見ただけで敏明のチンポは復活しやがった!
いいねぇ!期待感とエロいにおいで四葉のマンコも濡れてきやがった。
四つん這いになって敏明に見えるように腰を突き出す。

「ねえ、こっちも濡れちゃった♪」

愛妻にこれだけエロく誘われたら応えなきゃ男じゃねぇよなぁ?

「おほぉ♪」
マンコを押し広げるように敏明のペニスが入って来る。
流石相性がイイらしく亀頭が入って来ただけで小さくイっちまった。
攻めが単調にならないように腰を回しているがまだ甘い。
グラインドってのはこういうのを呼ぶんだよ!

「あぁ四葉!?こんな動き……!凄すぎる」
おお?耐えてる耐えてる、だがここで力を入れてしめてやると?
堪えられるかな?
5分くらい続けてやると……

「四葉!中に出すよ」
「来て!アナタぁ♪」
ドピュルルルッ!!とさっきより多い精液が放たれた。
今日は危険日じゃあないようだが、子供ができたら生活苦しいだろうなぁ?
まあこいつらの収入なんざ、俺には関係ないしな。
もし娘が生まれたら15年くらいしたら遊んでやろう。

気が付けば結構遅くなっちまった。
双葉の夜の営みも見ておかないとな。
弱いみたいだから最初は手加減しといてやるか。


6 最後の性行。悪霊side


四葉の身体から抜けだし双葉の家に移動する。
あらかじめ確認していた、生前の俺の家位の大きさがあるんじゃないかと思うほど立派な寝室に移動する。
「お、丁度良いタイミングじゃねえか。」
丁度双葉がベットに移動しようとしていた。
迷うことなく双葉の身体へ突撃する。
「ひぃ…!」
ズブズブと音を立てながら双葉の身体と同化してゆく。
「ふぅ…」
五感が戻ってくる。
憑依完了だ。
「やっぱりこっちの方が新妻の身体より上玉だな。」
肌の艶はわずかに四葉が上だが、胸の重みといい身体の使い心地といい双葉の方が相性が良い。
「どっちの方が感度がいいかな?」
四葉の感度はなかなか良く開発のし甲斐がありそうだったが、双葉の方はどうだろうか?
「ふ、双葉?」
「ん?ああ…」
そう言えば夫の存在を忘れていた。
相変わらずさえない奴だ。

さえない男でも妻がこんなイイ女なんだから頑張れるだろ?
「ふふ、何でもないわ。そんな事より清彦さん…」
双葉の身体で悩殺ポーズをとる。凄い胸の重さだ。楽しみだなぁ。
「私、急にヤりたくなっちゃったの…」
エロい声だぜ。こんな声で誘われたら男ならチンポビンビンになるのが普通だ。

一瞬で清彦のパジャマをずり下げる。
……なんだこりゃあ?ポークビッツかよ?

「…うわあオオキイワネー」
もういい。やる気が萎えた。適当にイかせて後で一人で楽しむか。
つーか双葉の記憶だとちょっと美化してんじゃねぇか。

……小さいな。100人分の知識と技術で瞬殺しようと思ったが逆にやりずらいサイズだ。

「……とりあえずしゃぶってあげる」
無理なく口の中に入るサイズだ。こんなのでよく娘作れたもんだな。
三十秒もしないうちにチンコが痙攣して口の中に出しやがった。
「うごぉ!?……ぷはぁ、はやすぎ……」
どんだけ無能なんだコイツ……。こんなのとまだ結婚生活続けてる双葉はホントに出来た女だよ。

「ふぅ、双葉、凄すぎだよ!勉強したのかい?」
「え?ええ、ネットとかで……ね」
つーか秒殺なのに恥ずかしくねぇのか?

「今度は僕が気持ちよくしてあげるよ!」
良く見たら勃起してんのか?小さすぎてわかんねぇな。

清彦は鼻息荒くマンコに挿入してきた。……短けぇし、細ぇ。
固さだけはいっちょ前にあるが可哀想になる位しょぼいチンポだ。

「ああんスゴーイ」
演技も哀れ過ぎて棒読みになってしまう。でも興奮してるコイツは誤魔化せてるようだ。
「……乳首とクリも手でイジって!」
こんなヌルいセックスは初めてだ。自分でイジってもいいが清彦のテクを確かめておきたい。童貞小僧かよ?おっかなびっくり触ってるようでまったく気持ち良くならねぇ…。

双葉のカラダが求めてんだよ。応えろよ。粗チン野郎が。
「もっと強く!」
奴の指がクリを強く握った。まあまあだな。
「ん!、ちょっと良くなったわ、腰ももっとグラインドさせて!こうよ!」
腰に円運動を加えてやる。固さは人並みだから少しは気持ちイイ。
「ごめん双葉!!もう出る!!」
「は?ちょっと待てよ!早過ぎんだろう!!」
ほとんど気付かないくらい少量の精液が膣内に来た……気がする。コイツよく一回でも双葉を孕ませたな……。

「はぁはぁ、気持ちよかったかい?」
何言ってんだこいつ。
「はぁ……ええ、私もキモチヨカッタワー」
本当に冴えない奴だ。こんな奴が良くこんなイイ女と結婚できたな。洗脳でもしたのか?
その辺のホームレスの方が双葉を満足させてやれんじゃねぇか?そんなことを考えていると清彦の奴がキスしてきやがった。
おえ、気持ちわる!

・・・・・・

粗チン旦那はそのまま寝たが、このままじゃスッキリしない。折角この身体が上玉なのにもったいない奴だ。
双葉の身体でオナニーしてもいいが、まだ清彦に異変を感づかれたら面白くない。
折角だから軽く若葉の身体のチェックと開発でもしてこようかな。
再び双葉の身体から抜け出す。
「あ・・・」
双葉はそのまま意識を失った。
若葉の一人部屋へと移動する。
これまた広いへやで、可愛らしくかにも女の子の部屋だ。
遊園地帰りで疲れ果てた若葉はぐっすり眠っていた。
「失礼します!」
天使の様な寝顔の少女に侵入する。
「う、うあ…あ、あぅ………ふぅ。」

若葉の体を乗っ取った俺は、ベッドから起き上がった。
そして、おもむろにパジャマの上着とシャツを脱ぎ去ると上半身裸の姿で、
部屋の中に置かれている鏡台に向かった。

「ふん…、あの粗チン野郎が父親とは思えないほどカワイイな。」
俺は自分の物になっている、若葉の顔を手で触りながら呟いた。
さっきまで俺の体だった双葉の腹の中から、この体が産まれて来たと考えると感慨深いものがある。

「しっかしまあ…、良くあんなポークビッツでこんな顔の良いガキを作れたもんだ…。」
とてもあの粗チンから出て来た精子が元になっているとは思えない。
やはり、双葉の卵子が優秀だったのだろう。それにあの安産型のデカ尻なら
健康な赤ん坊が産まれて当然って事か?
例えば、汚ねえジジイの種でも、双葉の体から産まれると見た目の良いガキに成るのかもしれねえな。

よしっ!その内に双葉の体に種付けしてどんな子が出来るのか、俺自身が試してみっか!
種は、あの粗チン以外のデカマラでなWW

俺は若葉の姿で、鏡の中の自分に呟いた。
「わたし妹が欲しいの。もちろんお父さんの粗チン以外のデッカイおチンチンから出て来る精子を使って作ってね。」


鏡の中の若葉は、少女とは思えないような下卑た笑みを浮かべていた。
しっかしあの双葉の娘ならもう乳がでかくなって来てもおかしくない頃だろうがなぁ?
「お父さんの劣等遺伝子のせいかなぁ?まだ全然成長しないよ」
もしそうだとしたら可哀想になぁ。
初潮はもう来たようだが、体は少し女特有の丸さに近づいただけ。
毛はまだ生えてない。尻はまあそこそこか?
顔は双葉譲りでカワイイがよっぽどのロリペドでもない限り
欲情はしないだろう。

……あ。そうか。よっぽどのぺド野郎に売ればいいのか。
そうと決まれば撮影会だ。
清彦たちを起こさないようにコッソリデジカメを取りに行く。

いいカメラだな。何万もする高いヤツだ。これなら若葉の魅力を存分に伝えられるだろう。
ネットの海の向こう側にばら撒いてやろう。

サングラスで顔を申し訳程度に隠してデジカメをセットする。
M字開脚、マングリピース、リコーダーで疑似フェラ。いろんなポーズで撮影しておく。

「後はお母さんがネットに流してくれるよね♪」
デジカメをリビングに隠し、若葉にパジャマを着せベッドに寝かせる。
仕込みはOK、後は零体のまま町を見て回り。

明日の朝に清彦と若葉を見送った双葉に憑依するか。


・・・・・・


あれから1週間以上たった。

双葉に成り済ましてホームレスや近所の叔父様と乱交したり、四葉を調教したりして過ごしていた。
四葉ももう少しで完全に手懐ける事が出来そうだ。来週には若葉の調教をするつもりなので、手伝わせてみるのもいい。
「この身体も大分俺に馴染んだなぁ。」
双葉本人は記憶が飛び飛びなのを不審に思っていても、まさか既に10日たっているとは思うまい。
殆ど俺が居座っているので、良くて3日しかたっていないと勘違いしているだろう。

日を跨いで使っているので、数日経っていようと本人は数時間しか経っていないと勘違いするのだ。

最近はもっぱら、旦那に内緒で貯金を散財してアダルトグッズを買い漁り、この身体を真っ昼間から開発している。
「おっと、思い出しただけでイキそうだぜ!」
既に上から下までガバガバの淫乱な身体になっている双葉。飽きたら「ソッチ」の風俗に売り付けてやろう。
「若葉の買い手もそろそろ決めようかな。」
金持ちで出来るだけ「汚い」奴がいい。

「うふふ…♪、娘の嫁ぎ先を決める母親になるってのは良い気分だな♪。」
双葉の体に憑依した俺は、午後の昼下がりに自宅の居間でソファーに座りながらひとり言ちた。

今日はホームレスのジジイや、近所のとっつぁん達とのセックスはなしだ。
流石に体が疲れるからな。この双葉の肉体は中々使い心地が良いから、体を壊さない様に少し休ませようと言う訳だ。
何れ飽きたら乗り捨てるつもりだが、今は無理にぶっ壊す様な事をする事もない。

とは言うものの…じっとしていると、股間の割れ目がムズムズして来た…。
(自分で開発しといて何だが、エロい体に成ったもんだぜ。)
内心で毒づきながらも俺は、着ている服を全て脱ぎ捨てるとソファーに座り直して自慰を始めた。

右手を股間に這わせ、陰毛に覆われた割れ目の中に指を入れる。人差し指…、中指…、薬指がすっぽりと膣に収まってしまった。

「お…ふぅ…、何度やっても極上の感覚だな…。そういやジジイやオヤジ共に散々中出しさせたけど、孕んじまったかな?」
腹に視線を落とすと、腹の真ん中に線のような跡があるが、これは娘の若葉がこの腹の中に入っていた時に出来た妊娠線とかいうものらしい。
記憶を探ってみると、若葉を産んだ時は医者も驚く安産だったようだ。

「んじゃぁ、もう一人位余裕だよなあ♪頑張って若葉の妹を孕むかな」

ニヤニヤしながら俺は自分の物になっている双葉の腹を撫で擦った。


7 母子の戯れ


双葉に乗り移って20日程たった。

「さぁ若葉ちゃん♪調教の時間よ♪」
「ひぃ!」
双葉の声を聞いた若葉が逃げようとする。

最近は若葉の調教ばかりしている。学校には病欠と言い暫く休ませ、清彦には学校に行っていない事を黙っている。
清彦の仕事が都合良く大きなプロジェクトで残業続きになり、夜中に帰ってくるので若葉の変化に気付いていない。

「きゃあ!」
「逃げちゃだめよ若葉ちゃん。」
物影に隠れていた四葉が若葉を捕まえる。
「四葉お姉ちゃん!?」
そういえば若葉は四葉をお姉ちゃんと言って懐いていたな。
「駄目でしょ若葉ちゃん。双葉様の言う事はちゃんと聞きましょうね」

若葉は、四葉に腕を後ろ手に掴まれて身動きが取れないでいる。

「んふふふ…、それじゃあ始めましょうか♪」
俺はそう言うと、着ている物を脱ぎ捨て若葉の前で全裸になった。
俺の肉体になっている双葉の乳房が下着から解放されて、その重量感が感じられる。
若葉を産んだ事で、茶色く色づいた乳首が大きく尖り始めていた。

「なっ、なにするの?おかあさん……。」
若葉は目に涙を溜めて、身を震わせている。

「ふふふっ、若葉が赤ちゃんだった頃は、このオッパイを吸ってたのよ♪」
俺は右乳房を手で持ち上げ、若葉の顔の前に差し出した。
「赤ちゃんだった時を思い出して、ママのオッパイを吸ってちょうだい」

「ワ、ワカバはもう赤ちゃんじゃないから吸いたくないよ!」
若葉は首を振ってイヤイヤと拒否した。

「言われた通りに吸えってんだよ!!!このガキっ!!」
俺は優しい顔を一変させて、若葉を怒鳴りつけた。

「ヒっっ…、わ、わがりました…。」
母親である俺に怒鳴られて、若葉はおずおずと俺の右乳房の乳首を口に含んだ。

若葉は、四葉に腕を後ろ手に掴まれて身動きが取れないでいる。


「ふふっ、若葉ちゃん…。舐めるんじゃなくて、もっとオッパイを吸って欲しいのよ♪」
若葉は言われた通りに、音をたてて俺の乳首を吸い始めた。

ちゅっ…、ちゅぱちゅぱ……。

「あ、良いわあ若葉ちゃんが産まれて、初めてオッパイを吸わせた時を思い出すわ」
俺は自分の股間に手を這わせて割れ目を撫で擦る。膣からは既に愛液が溢れ出て来ていた。
暫くの間そうやって乳を吸わせて十分に女体を火照らせると、俺は吸うのを止めるように若葉に命じた。
俺の乳から顔を離した若葉の表情は、すっかり怯えきっている。

「さあ、次の調教を始めるわよ。四葉!若葉をこっちに連れて来なさい。」
俺は居間のソファーに腰かけると、若葉を取り押さえている四葉に命じた。

ソファーに座った俺は、若葉に話し掛けた。

「若葉ちゃん、赤ちゃんは何処からどうやって産まれて来るか知ってる?」

「えっ…、お母さんのお腹の中から……。」
若葉は質問の意図が分らないのか、泣きはらした顔を戸惑らせている。

「ふふふ♪半分正解よ♪若葉ちゃんも、ママのこのお腹の中に入ってたのよ」
俺は若葉に見せつけるように、自分の腹を撫で擦った。
「そして…、どうやって産まれるかっていうとね……。」
俺は股を大きく開き股間を露わにし、指で割れ目を開いて膣を見せつけた。
「この穴から産まれて来るのよ」

「ひっっっ!!」
若葉は俺の行動に対して、短い悲鳴の様な声を漏らした。

「うふっ一度通った道じゃないの若葉ちゃん♪遠慮しないでここも舐めて頂戴」
俺は若葉の頭を両手で掴むと、その顔を自分の股間に押し付けた。

「い゛っ、い゛や゛あ゛あーー!!ん゛ん゛ーー!!!」
俺の視界からは、豊満な乳房越しに母親である俺の股間に
顔を押し付けられた若葉の頭が見えている。
股間からは、陰毛が若葉の顔に擦れる感触が伝わって来ていた。

「ふふふっ♪来年にはお姉ちゃんになるんだから、しっかりしなさい」


双葉の顔からは、最早微塵も母親らしさが感じられなかった。

「ほら!ちょっと白いのが残ってるでしょう?それがザーメンよ♪授業では精液って習ったかな?スペルマともいうわね」

「若葉ちゃん、舌を伸ばして!ペロペロ舐めるの。おいしいわよぉ?」
若葉の頭を押さえつけながら四葉が言う。
なるべく『手荒』に、口調は優しくというのが基本だ。


「んん゛ー!キタナイよぉぉー!!」
バシンッといい音が部屋に響く。若葉がいう事を聞かなかった場合、
跡が残らないように、そして鋭敏な痛みを与えるように言ってある。
しかし四葉もセンスがある。Sの才能もMの才能もピカ一だ。

「双葉様の身体に汚いところなんて無いのよ?ほら良く味わって!」
俺は膣に力を入れてザーメンを押し出す。四葉に若葉の髪を掴んで顔をあげさせ鼻をつまませた。
鼻で息が出来ない若葉は口を開けるしかなかった。
ドロォとザーメンが溢れ、若葉の口の中に流れ込む。

「ほら!若葉ちゃんおいしいでしょう?」
「お゛い゛…しい……でず……」
泣きながら答える若葉。そこで俺は『抱きしめてやる』。

「え?お母さん……?」
「良く言えたわね……偉いわよ若葉ちゃん……」
いきなり優しい母に戻った事に困惑する若葉。頭を撫でられ今度は嬉しくて泣きそうだ。

「お母さんって言うのはね?女の子が生まれたら性教育っていうのをしないといけないの。どこの家でもそうなのよ」
『娘の為に心を鬼にして教育をした母』を演じる。

「お母…さん……。私のこと嫌いになったんじゃないの?ワカバ、悪い子じゃないの?」
悪い子でもこんなオシオキをされる家は無いだろうけどな。
「そんな事無いわよっ。若葉はイイ子!」

ここが重要だ。『以前の優しいお母さんは変わっていなかった』のだと印象付ける。
「お母さん……お゛母゛ざん゙ん゙ーーーー!!」
大泣きする若葉。それを抱きしめながら俺は哂った。チョロイもんだぜ。

「今度はちゃんと舐められるわね?若葉ちゃん」
「ヒッグ……うん!わたし頑張る!」
泣き止み決意を新たに自発的に双葉の股間を舐めはじめる若葉。
調教の基本はアメとムチ。手慣れたもんだ。

「偉いわよ若葉……」
頭を撫でながら股間の位置を調整し若葉の口にクリが入るようにする。
「そこの出っ張りがクリトリスっていうのよ。若葉はまだ小さいだろうけど
オトナになったら段々大きくなってくるのよ。そこを舐められるとキモチイイの」
「こ、こうかなあ?」
舌で恐る恐る舐める若葉。チラッと四葉に視線を送り若葉の背を叩かせる。
バシィ!とさっきより大きな音がした。
「ひぃぃぃッ!!」

「もっと大胆に!強く吸ったり根元から舐めあげるようにしてみて。大丈夫若葉なら出来るわ!」
手を伸ばし赤くなった背中を撫でてやる。

「んん、チュッ、ズゥゥ!ぷは、レロォ」
背中を撫でられ嬉しかったのか。素直に強く吸ってみたり根元から舐めあげる若葉。カエルの子はカエルか。淫売の素質がありやがる。

処女は奪わない。なるべく『壊さない』。ラスト三日。十分に仕上がりそうだ。


・・・・・・


「ぶふォ―!本当にそれだけでいいの!」
「ええ、処女膜アリで10万。後は私ともう一人の「勤め先」を探して下さったら何もいりません。」
若葉を買いたがっていた変態は、豚の様な…というより豚だった。
こんな豚に売り払われる若葉の事を考えただけで笑みがこぼれる。
それに、かなりの良いとこの坊っちゃんで、父親が23人行方不明になっても揉み消してくれる権力を持っているのも都合が良い。
「僕は若葉ちゃんみたいな小さな娘以外は興味ないけど、知り合いに2人がドストライクの奴がいたような――」

若葉の「嫁ぎ先」のロリペド豚男の家を訪問した日の夜――


「若葉、今日は一緒にお風呂に入りましょ♪」
俺は「商品」の状態をチェックするべく、若葉と一緒に風呂に入る事にした。
若葉は大人しく俺に従った。飴と鞭を併用した調教の成果が出てきたようだ。

かけ湯をして二人で向かい合って湯船に浸かる。
俺の豊満な乳房が浮力で軽くなるのが感じられた。
若葉の顔を見ると、どうやら「優しいお母さん」が帰って来たと喜んでいる様だ。

俺はそんな若葉に話し掛けた。
「ねえ若葉♪、この前ママのお股を舐めた時、「白い」のが出て来たの覚えてる?」

「え……、う、うん!お、おいしかったよっ!」
若葉は一瞬表情を曇らせたが、慌てたように笑顔になった。
「そ、それがどうしたの??」

「うふふ…、若葉はあれが何なのか知ってる?」
俺は、なおも優しく語りかけた。

若葉はキョトンとした顔をして答えた。
「えと…、セーエキ…だっけ?なんなのかは知らないよ??」

「ふふ♪あれはね…赤ちゃんの元なのよ女の人はね、あの白いのをお股に入れると
赤ちゃんが出来て、前に教えた通りお腹の中で大きく育ってこの割れ目から産まれて来るのよ♪」
俺は若葉に見せつけるように、湯船の中で恥毛が揺らめく自分の股間に手を触れた。
「えっ!?おかあさんの赤ちゃんって…、ワカバの弟か妹ってこと…??もしかしてお腹の中に赤ちゃんがいるの!??」
若葉は目を丸くしている。

「うふっ性教育を頑張ってるから、若葉の為に兄弟を作ってあげたいと思ったの」

若葉は目に涙を浮かべ、感極まった様に俺に抱きついて来た。
「う゛え゛ん、ありがとうおかあさん゛ん!!」
顔を胸に押し付けて来たので、俺の乳房が潰される。
本当に兄弟が欲しかったのか、それとも母親である俺に見捨てられていないと感じたのが嬉しかったのか…。
俺はニヤニヤとした笑みを浮かべながら若葉の頭を撫でた。

俺は若葉の手を取り、俺の腹を触らせた。そして、より一層優しい声色で話し掛けた。
「若葉は弟と妹どっちが欲しい?」

「ワカバは妹がイイ!!」
若葉は笑顔で答えた。
「ふふ…、若葉の元気な妹が産まれて来るように、若葉も協力してね」
「うん!わかった!」
実に嬉しそうな若葉に俺は吹き出しそうになったが、何とか母親らしい顔を保った。

「じゃあ、赤ちゃんが出て来やすくなるように、ママのお股を広げてくれる♪」
俺は腹に触れさせている若葉の手を俺の股間に導き、指先で割れ目をかき分けて膣口に触れさせた。
そこまで俺が導いてやると、若葉は自らその小さな手を俺の膣内に侵入させた…………。

「んふっ若葉…上手になったわね♪」
若葉は俺の膣に差し込んだ手先を懸命に動かしていた。
以前は嫌がっていた事も進んでやるようになってきている。商品として申し分ない仕上がりだ。
これなら最初は抵抗したとしても、何れ主人に従順に仕えるようになるだろう。

「若葉…、次は赤ちゃんの為に、お乳がたくさん出るようにママのオッパイをマッサージして」

「うん!」
若葉は元気に返事をすると俺の乳房を揉み始めた。
命じてもいないのに、大胆に手を動かして餅をこねる様に揉みしだく。
俺の胸からは乳房が持ち上げられて軽くなったり、変形したりする感触がして実に心地が良い。
俺は自分の乳を揉ませながら、若葉の子供らしい張りのある尻を撫でた…。

ふふふっ…精神的に『壊れる』事もなく、商品として悪くない状態だな。
これなら、『納品』しても問題なさそうだ。


双葉はニヤケた笑みを浮かべているのだが、母親の乳房を揉む事に夢中な若葉はそれに気が付いていない――。

数日後。

「♪」
若葉の身体で鼻歌を口ずさみながらシャワーを浴びる。
若葉をデブに売り付けた後、双葉の身体から若葉へ乗り移ってセックスしまくった。
調教の成果を自分で確認してみたが、中々に気持ち良かった。

シャワーを浴びた後、バスタオルで身体を拭いて、若葉のお気に入りの服に着替える。
この服は大好きな父親が誕生日に買ってくれたらしい。

身だしなみを整え終わったらリビングに移動してカメラを起動する。

「と言うわけで。若葉の初体験、お父さんはちゃんと観てくれた?お父さんの粗チンでもちゃんと興奮したかな?」

記憶を読んで若葉に完璧に成り済まして父親へメッセージを送る。
「――さよならお父さん。このDVDは大事につかってね♪」

録画完了だ。
後は向こうで寝ているデブと一緒に家を出れば若葉とはサヨナラだ。


8 母子の別れ


「お゛母゛ざぁーーん!!!」

双葉の身体に移ると若葉の泣き声が聞こえてきた。
最後に仕上げだ。『娘を思いやる悲しそうな母親』の顔をし若葉の元へ向かう。

「お母゛ざん!助けでよぉ!行きたくないよぉぉ!!」
泣き叫ぶ若葉を見て吹き出しそうになったがグッと我慢だ。感動の親子の別れ。俺がしっかり脚色してやらないとなぁ。

「ごめんなさい若葉ちゃん。お父さんが夜遊びしすぎてもうお金がないの」
「お父さんが……ヨアソビ?」
「そう、夜遊び。浮気して女の人と遊びまわってたの」
いかにも辛そうな顔をする双葉。それで事情を察したのか。父親に対する怒りの顔を浮かべる若葉。
「お父さんサイテー……」

「いつか、必ずお母さんが迎えに行くわ、そうしたらまた一緒に暮らしましょう」
「ゼッタイだよ!ゼッタイ迎えに来てね!約束だよ!」
「ぶふォもういいかなァ?さ、行こうね若葉ちゃん」
若葉は豚の車に押し込められ発車した。
『悲しそうな、悔しそうな母親』を演じていたが、車が見えなくなった所で限界。吹き出した。
「ひゃはははっはは!!!売っちまった!売っちまった!娘を豚に売っちまったぁ♪いずれまた会えるといいねぇ若葉ちゃん!」

さて、計画は動き出した。後は一週間くらい遊んだらこの家族ともサヨナラだ。

それから一週間の間、清彦の前では笑いを堪えながら「行方不明の娘を心配する母親」を完璧に演じ、裏では若葉を買った豚野郎の知り合いの所に「自分」を売る話を進めていた。

「大丈夫よ清彦さん。警察が捜査しているので必ず見つかります」
そう言ってうつ向きながら身体を震わせる双葉を清彦は静かに抱きしめる。
双葉は笑いを堪えているとも知らずに…

予め、警察に相談しても豚野郎の家の権力で、形だけの捜査をして終わりになるようにしてある。
清彦程度の力では若葉も、これから消える予定の双葉も救えないとも知らずに、清彦は双葉を励まし続けた。


9 残されたDVD、ラストシーン


双葉が身売りする前日。
清彦と双葉の寝室で、『双葉のDVD』のクライマックスシーンを撮影する。
「清彦さん。私のこの1ヶ月間の記録、どうでしたか?」
大切に保管していた、清彦と双葉が初めて合った時に着ていた思い出の服を着用して、何時もの笑顔と何時もの口調で話を続ける。

僕が思想に耽っていた中、勝手にDVDが再生された。
その音で僕は暗い部屋にいる現実に引き戻された。

「清彦さん。私のこの1ヶ月間の記録、どうでしたか?」
いつもの笑顔だ。記憶にある双葉そのものだ。
そしてこの服は、僕らが大学のゼミで初めて出会った時の服だ。

「清彦さんはニブイから全く気が付いてなかったみたいだけど私、清彦さんとのセックスでイった事無かったの……。
イった風に見えたこともあるかもしれないけど全部演技。だって短いし包茎チンポだし優しいだけの人って結局価値がないのよね」
困った様に眉を下げ、首をかわいらしく傾げる。双葉のいつもの癖だ。

でも、何て言った?
聞き取れなかった。
聞き取りたくなかった。
理解したくなかった。

「その点ホームレスのおじ様たちやお隣の敏明さんは立派だったわぁ!大きくて硬くて、何よりムケてて♪
昔貴方が包茎手術した方がいいかなって相談してきたときはそんな事心配しなくていいって言ったわね。
あれって小さすぎて手術しても無駄って意味だったのよ」

清楚な双葉がこんなことを言うはずがない。
僕と、心が、繋がっていた双葉が、僕を傷つける事を言うはずがない。

「貴方と結婚して満ち足りてたって思ってたのが恥ずかしいわ。女として、メスとしての悦びを手放してたってことだもの。
でも駄目ね。貴方はオスとして魅力がなかった。結局はただそれだけの事なの」

誰だ、この淫蕩な顔の女は、知らない。僕はこんな女知らない。双葉は、僕の妻はどこへ行った?

「若葉も貴方と一緒に暮らしてたら良いオスの見分け方が分からなくなっちゃうわ。
あの子の為にオスとして魅力がある人に嫁がせたわ。男は激しくなくっちゃね。その点彼は素晴らしいわ。
二月前にお赤飯が来たばかりの女の子をメスとして見てくれてるんですもの。
貴方のせいよ?貴方がもっと雄々しければ一緒に暮して行けたのに。」

僕の、せい?僕のせいで若葉を売らなきゃナラナカッタ?

「私も、初恋なんてくだらないものは捨てて新しい恋に生きるわ。今度の彼はスゴイの!勃起すると何と25センチ♪
奥まで捻じ込もうとすると子宮まで届いちゃうのほら来て!」

双葉が呼ぶと大柄の男がやって来た。勃起してないようだが既に僕のより大きい。

「はぁ大きい♪うっとりしちゃう(はむ、ブチュルチュバァ)しゃぶりきれないわぁこ・れ・を
濡れ濡れのここにぃ♪、一気にぃぃ(ずっぷぅぅ)はぁぁぁん」

本気で感じている女の顔。僕は今まで見たことがなかった。
パンパンと尻と男の腰が当たる音と双葉の喘ぎ声が響く。
もういい。もうわかった。だからやめてくれ……。

「イックゥゥゥゥ」
双葉が盛大に失禁した。いや、潮吹きという奴だろうか。男は双葉の中で達したようだ。ビクンビクンと脈打っている。

「……ふぅぅ、これが夫婦の正しいセックスよ。もし万が一貴方と再婚したいって言う奇特な人が居たらしっかりこうしてあげるのよ
あ、でも無理ね。貴方のポークビッツじゃ少し動いたらすぐ抜けちゃうわね。ふふ」

………

「もうわかったかしら?貴方とはもうだいぶ前に終わってたの。もう会う事もないでしょうけど。お元気で清彦さん」

テレビ画面が消え、部屋から明かりが消えた。
僕がいったい何をしたというのだろう。何が出来たのだろう。何をしてあげられたのだろう。
ああ、結局僕は、なにも出来ない。無能な男だった。


しばらく呆然としていた。心が砕かれてしまった。


10 清彦と四葉


そして携帯電話の着信音が鳴り響いた。
非通知だ。いったい誰だというんだ。僕を一人にしてほしい。
だが、ひょっとして、この電話に出ればこの悪い夢から目覚められるのではないか?
楽観が過ぎるがそう思ってしまった。

ピッ「もしもし」

『もしもし!清彦さんですか?敏明です!』
「え、ええ。」
四葉さんの夫の敏明くんだ。
何故か妙に慌てているのが電話越しにもわかる。
『四葉が急に居なくなったんです!リビングに貴方の名前とこの電話番号が書いてあるメモ書きが置いてあって―』
敏明くんの話は途中から別の考え事をしていたせいで頭に入って来なかった。
先程のDVDでの四葉さんの痴態を思い出す。
彼女なら若葉や双葉の行方を知っているのではないか?

ギシ…
「!?」
と、廊下から誰の足音がする。
足音はそのまま此方ほへ向かってきて…
「今晩は清彦さん♪」
廊下からボンテージを着込んだ四葉さんが現れた。
『もしもし!?今の声は四葉ですか!?もしもし?』
四葉さんが僕の携帯を取り上げた。
「今から貴方との思い出の公園に来て。」
そう言って携帯を切った。
「まあ、俺は行かないから意味ないけどな。」
そう言って「あの笑み」を浮かべていた。

「DVDは見ましたよね?双葉さんのボンテージなんですけど、凄くブカブカなんです。特に胸とか…」
直ぐに元の表情に戻るが、ごく普通の会話をするようにとんでもない事を平然と喋っている。
「反応して頂けないんですけど、私の声聞こえていますか?」
何故今更自分の前に現れたのか?
彼女が何を考えて此処にいるのか分からない。
何も考えられないし、不自然な会話も頭に入ってこない。
「……ちっ!」
無視された事に苛立ったのか、四葉さんは大きな舌打ちをした。
「話を聞けよ!」
「うわ!」
強引に押し倒された。
僕の上に股がって、普通の笑顔で再び喋り始めた。
「実は私、双葉様と若葉ちゃんの行き先知っているんです♪」
「なっ…!?」
「双葉様から私に、清彦さんがどうやっても良いので私をイかせることができたら、二人の居場所を教えても良いとの伝言も貰ってます。」

「う、うわああ!」
まともな判断力を失った清彦に、四葉の非力な身体は簡単に押し倒された。

しかし、双葉以外を抱く事に躊躇しているのか、そこから先になかなか進まない。
「早くしろよ!こっちは出来上がってるんだぞ!」
「え?」
おっといけない。ついつい素が出ちまった。

「本当に下手ですね。全然気持ち良くならないじゃないですか?」
煽ってやれば少しは頑張るかと思ったが、しょせんこの程度だろう。
「ま、まってくれ!まだ「もうタイムアップです。それに・・・お前のじゃ一生かかってもイかねえよ短小包茎野郎!」
「!?」
「本当は旦那が来るまでよろしくやろうと思ったけどもういいわお前。」
「なにを――っ、ぁ・・・ふう、粗チン野郎に移動成功!」
こいつとの会話も面倒なので、四葉から清彦に乗り換えてやった。
「さて、四葉の旦那が来るまで何してようか。」


・・・・・・


気が付いたら敏明くんに胸倉を掴まれていた。
「い、いったい何を――っ!?」
するんだ。という途中で顔面を殴られ床に叩きつけられた。
「人の妻にこんな事して何言ってるんだ!」
どういう意味だ?彼が言っている事の意味が全然分からない。
「敏明さん!私、本当に怖かったわぁ!」
敏明くんの背後から全裸の四葉さんが抱きついている。
「突然私を家に呼び出して、『お前が娘をさらったんだ!』って言いながら無理やり・・・」
―そんなのは知らない。
―四葉さんが嘘をついている。
頭の中でそんな言葉が出てきたが、怒りに我を忘れた敏明くんがマウントポジションを取って顔面を繰り返し殴ってきた。
意識が薄れてくる――

「やめて貴方!」
言葉とは裏腹に、四葉さんの表情は楽しそうにワラッテイタ。


・・・・・・

11 エピローグ


『妻と娘行方不明の夫が隣人に性的暴行!』
スポーツ新聞の見出しにはそんな事が書いてあった。
あの後警察に連行された清彦がどうなったか知らないが、あの家族が再会する事は二度と無いのだけは確かだ。
『母子行方不明事件、容疑者は夫!?』
清彦は数日後に、若葉と双葉、ついでに『もう一件』の行方不明事件の犯人として世間を騒がせる人物になるだろう。

「お姉ちゃん、パパの新聞なんか眺めてどうしたの?」
横から『この身体』の妹の声。
「ううん何でもない。怖い事件があるんだね。」
今俺が乗っ取っているのは、昨日四葉の身体で『自分を』身売りした際に、偶々近くを歩いていた中学生の少女だ。
あの事件の直後なので、今頃敏明は慌てふためいているだろう。


―――

あれから何年たったのだろうか?
四葉さんへの性的暴行で捕まり、相手側の話が全面的に支持され刑務所で数年。
娘と妻と隣人。
やっと出所したかと思ったら、三人の行方不明に関与した疑いがあると言われ容疑者となりさらに数年。
幸い、行方不明事件は証拠不十分(そもそも四葉さんにいたっては留置所内に居たのでどうする事も出来ない。警察曰く、自分が人身売買グループの一員で、四葉さんは見せしめも兼ねて他のメンバーに拉致されたらしい。)による無罪になった。
そして、言われも無い罪をなすりつけられ続け、やっと自由の身になったのが半年前。
が、社会的にはもう日の当たる場所に出る事が出来なくなってしまった。

家族の行方は未だに分からない。
警察には唯一の証拠かつ手がかりだったあのDVDの話をしても、そんなものは無かったの一点張り。
しまいには精神鑑定にまで回されてしまった。
今では本当にあのDVDが存在したのか、自分でもわからなくなってしまった。


いったい自分が何を間違えたのか?今更意味の無い事を、毎日ベンチに座って考える。

「ママー。あのおじさん今日もあそこに座ってるよ?」
「しっ!気にしちゃ駄目よ!」
ふと声のした方を見ると、子供の手を引いて足早に歩いて逃げる母親。
「!!」
手を引かれる幼い少女がちらりとこちらを振り向く。
母親は気付いていないが、最後に見た時の若葉より幼い少女は「あの時の三人と全く同じ笑み」を浮べていた。


END
たちは板からです。
編集は自信ないのでこうした方が良いというのがありましたらコメント欄にお願いします。
たちはきよひこ
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40.無評価きよひこ
何人くらい書いてたのかな。
49.無評価絲絲絲絲綢
すぐにけせ