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矯正タブレット

2014/02/03 13:57:27
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扉を開けると、そこには柔らかそうで魅力的な肌色が。
僕は、慌てて扉を閉める。
「ごめん、まさか居るとは思わなくて」
「いえ。こちらこそ。雨に降られちゃって、お風呂をお借りしてます」
「若葉は?」
「着替えを用意するって言って自分の部屋に」
真っ白な肌にブラジャーに包まれたおっぱい。半脱ぎのミニスカート。
僕は、偶然に感謝して、目に焼き付けた。

うちのお風呂場で、僕の前に裸体を晒していたのは双葉さん。
長い髪をツインテールにしているのが印象的な妹の若葉の親友だ。
僕が密かに心を寄せる相手でもある。
しかし、妹に「紹介してくれ」って言っても、「キモ兄貴なんか大切な双葉に紹介できるわけないだろバカ!」と言われる始末。

でも、あれさえあれば…



邪魔が入ってはいけないので、まず、若葉の部屋へ向かう。
そして、ノックもせずに、扉を開け放つ。
こんなことをしたら、酷い罵声と共にその辺のものやら拳やら足やらが飛んでくるところだ。

だが、タンスの引き出しを開け、カラフルな下着の列から目的のものを選んでいた若葉は、こちらを振り向くと、僕に笑顔を向けた。
「どうしたのお兄ちゃん?」
「僕が戻ってくるまで、この部屋を出ないでいてくれるか?」
「わかったよ、お兄ちゃん」
満面の笑顔で返す若葉

普段からこうしてればかわいいのに。



僕は、自分の部屋に戻ると、机の引き出しを開け、目的のアイテムを取り出す。
「これさえあれば…」
それは、黒くて薄い長方形の石版の形をしたタブレット型の魔法道具?だった。

パソコンでネットをやっていたら、
『憧れのあの娘をあなたの思い通りにしたくありませんか?』
という胡散臭いページにたどり着いた。
そこのYes/NoのYesの方を押したら、住所も登録していないのに、宅配便でこれが届いたのだ。

使ってみたら、僕をゴミムシの様に扱っていた若葉がさっきのありさま。
理屈はわからないが、すごい道具だ



ハンコを押して、宅配業者から受け取ったダンボールを見て首をひねる。
なんだこれ?頼んだ覚えがないのだが。

宛名を見る限り、僕の所にきたのは間違いないので開梱する。
中身はプチプチに包まれたタブレットとコピー用紙の束。

コピー用紙の束は説明書のようなので、1枚目から読み進めていく。
「なになに…?
魔法道具:矯正タブレット?
なんだよ魔法道具って…胡散臭すぎるだろ…」

僕は更に読み進める。
「まあいいや、オモチャでも、やってみるだけならタダだしな。
ええと…電源はこれ…おっ。動いた」

1.矯正したい相手をタブレットのカメラで撮影してください

「ちょうど若葉の奴がソファで寝てるな。
行儀悪いなこいつ。
…シャッターはこれをタップか…これでよし」

2.始めても良ければ「開始」をタップしてください。身体が入れ替わります。

「なんだそりゃ?
…まあいいや、やってみりゃわかるだろ。
誰かのイタズラかも知れないし」

僕がタブレットの『開始』を押すと、目の前が真っ暗になり、意識を持っていかれた。



「えっ?
僕、いつの間に寝転がって…
なんだか声が、あ、あー?」

なんだこれ、声が…?

僕は身体を起こす。
胸元で、重力に何かが引かれた違和感。

「なんだ、これ…胸が膨らんで…
触られた感触が…ある?」

僕の胸に…おっぱい?
慌てて股間に手を当てる。

「ない…ない!
というか、この服…若葉?」

向かい側のソファでは、タブレットを持ったまま、僕の身体が眠っていた。



入れ替わるって…本当に入れ替わってるよ。
どうなってるんだこれ。
まさか、本当に魔法道具なのか?

…ということは、期待できるな!

僕は、興奮状態で更に説明書を読み進める。

3.元のあなたの身体(中身は矯正対象)の意識が覚醒状態か確認します。
(注・対象は声を出すこと以外のことが出来ない金縛り状態になっていますので問題はありません)

僕は眠った僕の身体を揺すって起こす。
「む…うん…?なに…?
え?わたし…?あんた、いったい誰?」

なんだかギャアギャアうるさいが、説明書を読み進める。

4.「開始」をタップしたら、対象になりきって、矯正された後、取るであろう行動を行ってください。
(例・○○○は×××の奴隷です、なんでもお申し付けください)
終了したら、終了ボタンをタップしてください。

!重要!
対象に、自分の身体がそのような行動を行っているのを見せつけるのが大事です。

なるほど…演技力が必要なのか。
「あ、あー。わたし…わたし……よし」

『開始』をタップする。
「若葉ね、お兄ちゃんのこと、だーい好き。だから、お兄ちゃんのことなら、なんでも聞いちゃうよ」
「あたしは、そんなこと言わないし、兄貴のことなんか全然…」

『終了』っと。
なんか一緒に罵詈雑言が聞こえたがスルーする。

5.「終了」ボタンを押すと、画面の色が変わります。
働く予定の矯正力は色で表されます。
矯正力は、黒に近いほど弱く、ピンクに近いほど強くなります。
やり直す場合は「やりなおし」を、このまま矯正を開始する場合は「矯正」をタップしてください。
(対象の矯正途中の記憶は、矯正が終了すると消去されます)

!注意!
当タブレットの矯正力は、同じ対象に1度しか使用できません。
もし、必要が生じた場合は、別の個体を用意してください。


タブレットの画面を見る。
…黒だね。やり直そう。
だんだん演技をするのにハマってきた僕は、7回程やり直し、画面は白っぽい色になった。

「一回こっきりってのが気になるけど、若葉相手だし、こんなもんでいいよね」
僕は、『矯正』をタップした。

僕がタブレットをタップした瞬間、目の前が真っ白なり、またもや意識が持っていかれた。
気がつくと、僕はソファに座っていた。
「あれ?お兄ちゃん、居たんだ」
向かい側に居た若葉はそう言うと、僕の後ろに回りこみ、僕の首に抱きつく。

「お兄ちゃん、何かしてほしいこと、ある?」
「ああ。その手に持ってるタブレット、返してくれ」
「あれ?なんでわたしこんなもの持ってるんだろ?
はい、お兄ちゃん」

普段だったら舌打ちして自分の部屋に帰っているところだ。
このタブレットの効果、凄いな!



僕は、自室で手に入れたタブレットを手に、再び風呂場への扉を開く。
丁度、服を脱ぎ終えて風呂場へ行くところだったようで、全裸の双葉。
「きゃっ。若葉のお兄さんいったい…」
素早く双葉の姿をおさめると、シャッターを押し、『開始』ボタンを押した。

見下ろすと、大きなおっぱい。
ブラジャーを付けていないおっぱいは、僕の身体の動きに合わせて揺れる。
視界の隅では、頭を振る度に髪の毛が踊る。

ちゃんと双葉になれたようだ。

まず、作戦目標を確認。
双葉を、僕の、恋人にする。
よし。状況開始だ。



「わたし、前から清彦さんの事が好きでした。つきあってください」
『終了』
うん。真っ黒だね。
やり直し。

恋人になった双葉にやって欲しいこと…か。
タブレットの『開始』ボタンをタップする前に考える。

ようやく考えのまとまった僕は、『開始』をタップした。
僕の身体の双葉の前に跪くと、ズボンとパンツを一気にひきずり下ろす。
その下から飛び出てくるのは見慣れたはずの、おちんちんと、玉袋。

「やだ…なんでわたしにおちんちんが…」とか聞こえるけどキニシナイ。

「わたし、清彦さんのことが大好きでした。
だから、大好きな清彦さんの為にご奉仕させてください」

両手でおちんちんを扱く僕。
手淫によって刺激されたおちんちんは、ピクピクと震えたと思うと、どぴゅっ、どぴゅっと白濁が飛び出し、僕の顔にかかる。

『終了』
ちょっと灰色っぽい感じ?
さっきよりまし…か。

…やっぱり、難しいな。
どうすればいいだろう?考える。考える。考える。
そろそろ、覚悟を決めるしかないか。
僕は、『開始』ボタンに指をかけた。

「わたし、清彦さんの事が大好き!だから、清彦さんのおちんぽも大好きなの!」
そう言うと、僕は前回の行為の残滓である精液の付いたおちんちんを咥えると、舌先で刺激を与える。
すぐにおちんちんは元気になって、双葉になっている僕の小さな口腔内をを一杯に満たした。
更に奉仕を続けると、口の中のおちんちんがちょっと膨らんだかと思うと、その先から喉奥に向けて射精を開始する。
口腔内に吐き出された精液をこぼさないように、こく、こく…と飲み下していく。
最後に、仕事を終えたおちんちんを舐め、綺麗に掃除する。

「清彦さんの精液、とってもおいしいです。また、飲ませてくださいね」
そう言うと、僕は『終了』ボタンを押す。

Yes!
ガッツポーズをする僕。
方向性は間違っていなかったようだ。
タブレットの画面は白色になっていた。

おそらく、ここで『矯正』をタップすれば、僕のおちんちんに奉仕して、出て来た精液を飲んでおいしいと言ってくれる彼女がゲットできるわけだが…
説明書には、タブレットの表示の最高の状態はピンクと書いてあった。
今の状態は白。
だがしかし、双葉に『矯正』できるのは1回こっきりだ。



あと一回か二回なら行けそうだな。
『開始』をタップして、再びおちんちんを咥えた僕は、すぐさま元気を取り戻したのを見て、そう判断した。
同じように、精液を飲み、おいしいと言う。
女の子になりきって「おいしい」とか言ってるうちに、なんだか本当においしいような気がしてくるから不思議だ。


そして、今度は『終了』を押さずに、ふたたびおちんちんを咥える僕。
舌と口で刺激を与えると、すぐに元気になるおちんちん。
よし、いける。

僕は目の前の、金縛りで棒立ち状態の僕の身体を後ろから支えると、ゆっくりと座らせ、床に横たえた。
女の子になって、力が弱くなってるので、大変だった。

マグロ状態で横たわる、僕の身体。
ただ一点、股間のものだけは唾液でてらてらと光りつつも、そそり立っている。

僕は、僕の身体をまたぐと、両足を開いて、自分の股間の割れ目を確認する(きれいなピンク色だ)。
「双葉は、とってもエッチな女の子なので、清彦さんとセックスしたいです」
僕は、穴と棒の位置を調整しながら、ゆっくりと腰を下ろしていく。

「ちょっと、やめてよ、わたし、まだしょ…」
おちんちんの先が、ゆっくりと僕の胎内に入っていく。

僕は、ここで一気に腰を下ろす。
(ベキッ)
頭の中でメキメキメキ…と何かが裂けるような音がしたかと思うと、股の間に焼きごてを当てられたような痛みが走る。
「アァァァァッ…」

しまった。双葉、処女だったのか。
あまりの痛みに涙目になる僕。
痛みの中でも必死に考える。

「わたし、大好きな清彦さんに処女を捧げられて、とっても幸せ」
こうしておけば双葉の処女喪失の記憶の整合性も『矯正』の時によろしくやってくれるのではないかな…?


このまま、おちんちんを咥え込んだまま座っていても仕方がないので、腰を上下に動かし始める。
最初のうちは動くのもきつかったが、膣がほぐれて来たせいなのか、潤滑液が増えたせいなのかはわからないが、だんだんと動きやすくなってくる。
それに伴って、最初の頃の痛みはだんだんと薄れ、快感と入れ替わっていく。
腰の動きに合わせて、僕の胸のおっぱいが、ぽよん、ぽよん、と弾む。
僕の口からは、熱い息と、甘い声が零れ出す。
なんだか、自然に喘ぎ声がだせるようになった気がした。
ふっと、頭の端に、これ、癖になっちゃって、元に戻った後も喘ぎ声出すようになったら困るなあ…という考えがよぎった。


最初の内は演技だったのだが、快感が増えるに従い、演技なんだか素なんだかわからなくなってくる。
「イク、いっちゃう、いっちゃうの、アッ、ァーーーー」
やがて、僕の中に蓄えられる快感の量が限界に達する。
快感がハジケ、気持ち良さが全身を支配する。
僕の膣が、おちんちんをキュッと締め付けると、おちんちんがちょっと膨らんだかと思うと、僕の膣内に熱い液体を吐き出し始める。
僕の身体が、自動的に、精子を子宮へと導く為、活動を開始する。
気持ちいい。
もう、演技だとか、そういうものはどうでも良かった。
男と違って、ピーク状態から、序々に薄れていく快感に浸る。

人心地ついた僕は、腰を上げ、おちんちんを抜き去る。
僕の股間では、コポコポと音を立て、愛液と、精液と、破瓜の血が混じった液体が零れ落ちる。
「これでもう、双葉の膣は清彦さん専用です。
清彦さんの前だけで淫乱な双葉は、いつでも大歓迎ですよ」

そう言うと、『終了』ボタンを押す為にタブレットを探す。

タブレットは簡単に見つかった。
足元に、転がっていた。うん。

「どうしよう。これ」
どこかで踏んづけたのか、画面には、圧迫痕と、その周囲に大きなヒビが広がっていた。


ひび割れから、かろうじて見える『終了』の部分を何度もタップすると、一度だけ反応し、画面の色が変わる。
「おお。綺麗なピンク色だ。すげえ」

だが、今はそれどころではない。
『矯正』のボタンは位置が悪いのか、何度タップしても反応してくれなかった。

今、僕は双葉になっている。
こんな状態で電源をOFFにしたら、双葉のまま元に戻れなくなるかも知れない。
しかし、万策尽きた。

駄目元で試してみるしかないな…

………反応なし。そもそも電源が落ちない。


どれほどの時間がたっただろう。
突然、手に持ったタブレットが光り出したかと思うと、目の前が真っ白になる。
なんだか『矯正』のときみたいだな…と思った。
安全装置でも働いたのだろうか。



真っ白だった視界が、ゆっくりと白さを失い、じわじわと色を取り戻す。
胸元を見下ろすと、そこには、先程までと同じ、2つの確かな質量。おっぱいが存在を主張していた。
肩や背中に触れる長い髪の毛の感触。
身体を折って、自分の股の間を見れば、恥丘と一本の縦のすじ。
破瓜の血や、精液がこびりついている。
股の間にまだ何かが入っているような感じ。

そういえば…あれ…?
手に持っていたはずのタブレットが、なくなっていた。

絶望に打ちひしがれる僕に、後ろから声がかかる。
「あの…あなた、わたしの姿をしてますけど、清彦さんですよね?」
振り返ると、僕の姿をした双葉が立っていた。
それを見た瞬間、僕の頭の中でスイッチが入った。
口が勝手に動いて、その相手の名前を紡ぎ出す。
「清彦さん」
僕の頭の中が『好き』で満たされる。
身体が勝手に動いて目の前の清彦さんに抱きつくと、おっぱいを押し付け、唇を奪っていた。



ピンポーン…
呼び鈴を鳴らすわたし。

トテトテ…という廊下を歩く音と共に応対に出てくる若葉ちゃん。
「おはよう、双葉ちゃん。お兄ちゃんならまだ寝てるよ」
「おはよう、若葉ちゃん」
挨拶と共に、うなずくわたし。

音を立てないように、そっと清彦さんの部屋に入ります。
「ちゅっ」
ベッドで寝ている清彦さんに優しくキス。
下の方から清彦さんの布団に潜り込むと、清彦さんのズボンを降ろします。
ぽろん…っと飛び出してくるおちんちん。
朝勃ちで元気になっています。とってもおいしそう。
さっそくおちんちんを咥えると、裏スジや亀頭を刺激していきます。
程なく、吐き出される精液を、コク、コク、コクと喉を鳴らして飲み込みます。
今日も清彦さんの精液はおいしいです。

布団の中をずりずりと移動して、頭を出します。
目の前には愛しの清彦さんの顔。
「おはよう双葉」
「おはようございます、清彦さん」
朝の挨拶が終わったので、名残惜しいですがこのままだと遅刻してしまうのでベッドから出ます。
清彦さんの顔を見たせいで、その…パンツが濡れてしまったので、後でトイレを借りて替えの物と代えないといけません。


夜寝る前とか、ふとした瞬間、『本当は僕が清彦』とか、『本当は男だったのに』とかいう考えがよぎります。
そして、自己嫌悪に陥ったりしますが、最近はそれも少なくなってきました。

「さあ、行こうか、双葉」
出掛ける準備が終わって手を差し出してくる清彦さん。
「はい。今日のお弁当はエビフライを入れてみましたよ」
笑顔を返し、差し出された手をぎゅっと握るわたし。


あの最後の瞬間に『矯正』されたからなのかも知れません。
でもわたしはとっても幸せ。それでいいと思います。
例のページがどこだったかもわからず、タブレットが手元に無い今、もう調べる術がないんですから。
掲示板の物を加筆訂正しました。
ちょっと微調整。
きよひこ
0.8180簡易評価
7.100きよひこ
設定が冴えてる!
惜しむらくは、二人目で主人公がリタイヤしたことかな・・・
正直、もっといろんなシチュが見てみたかった
14.100きよひこ
good!
21.100きよひこ
面白い!
IFとかで続き作ってほしいな・・・