微睡みながら夢をみていたのだろう。
でなければ説明付かない。
視線の高さがやけに低いのが気になった。
朝の通勤ラッシュだろう。
電車内にいて、まわりはスーツを着たおじさんばかり。
目の前にある乗車扉の窓には自分の姿が写っていた。
見慣れた紺のブレザーに赤いリボン。
うちの学校の制服だ。
一六〇センチもない小柄な身長。
セミロングの黒髪。
化粧っけのなさそうな顔にメガネ。
人の目を引くほどの美少女ではない。
堅い表情に笑みを浮かべると、少しかわいい。
手に収まりそうな小ぶりなバスト。
膝上丈のスカートから伸びる太もも。
紺ソックスを履いたふくらはぎ。
どこからどうみても女子高生にしかみえなかった。
うちのクラスでは見ない。
よそのクラスにいただろうか。
ひょっとしたら学年が違うかもしれない。
まあ、どうせ夢なんだし、無意識に作りだした架空の女子だろう。
それにしても変だな。
女子になりたい願望なんてないのに。
なにかの暗示だろうか。
夢に理由を探すほうが無理かもしれないな、と思ったときだ。
誰かに背中を触られた。
なんだ、いまの感覚。
……そうか、わかった。
親が起こしにきたんだな。
普段みない夢なんだから、もう少し味わいたい。
だから起こさないでくれ。
無視していると、触って来る場所が背中からお尻へと移ってきた。
最初は上からさわさわと撫でるぐらいだった。
次第にお尻を掴み、スカートをめくってじかに揉んできた。
いやらしいとしか言いようのない手の動き。
さらに無視し続けると、今度は太ももを撫でまわしてきた。
しかもひっきりなしにだ。
こういうのを痴漢っていうのだろうか。
こんな体験ないからわからない。
もし自分が女子で、本当に痴漢されたらどうするだろう。
相手の腕をつかんで取り押さえられるだろうか。
できそうな気がするけど無理だろうな。
降りる駅についたらダッシュで逃げる。
そのとき、振り向きざまに相手の顔を見るくらいが限界かな。
つぎからは一本早いのにするか、乗る車両場所を変える。
思いつく防衛手段はそのくらいだ。
とにかく、これは夢なんだ。
起こされているんじゃない。
まったくもっておかしな夢だ、と受け流す。
すると相手は揺れを利用して体を押し付けてきた。
しかもパンツの上から股間を触り、擦り上げてきた。
嘘だろ、大胆すぎっ。
これってガチ痴漢。
擦ってくんな、と払いのけようとするのに手が動かない。
金縛りにあったみたいに、身動きが取れなかった。
その間にもせわしなく動いている。
男なのに見知らぬおじさんに触られるなんて気分が悪くなる。
ぞくぞくが背筋を上ってくる。
自分でするときの感覚とはぜんぜん違う。
そしてついに突起をさぐりあてられてしまった。
夢だから、ついてるはずのものがないんだ。
だけどこれは、まずい。
感じているとは認めたくなかった。
執拗にそこばかり攻めてくる。
あきらかに恐怖と嫌悪以外のものが混じっていた。
頭の中がぼんやりして、甘い痺れに腰が勝手に動いてしまう。
じんわり濡れてきたのがわかったのだろう。
今度は指で割れ目をなぞりはじめた。
やがて突起と割れ目を交互に擦り、押される。
最悪だった。
惨めさと恐怖と快感が、頭の中を駆けまわる。
どうしようどうしようどうしよう。
焦ってもどうにもできない。
手を動かしながら、次に胸を触ってきた。
いきなり鷲掴み、揉みながら指で乳首らへんを触ってくる。
もうやめてくれって叫びたかった。
身動きできないだけでなく、声も出なかった。
駅につくまでの辛抱だと我慢したのがいけなかったのだろう。
より一層、手の動きを大胆にしてきた。
「かわいいおっぱいだね」
不意に耳元にささやかれた男の声。
振り向くと痴漢はメガネを掛けた、白髪まじりのおじさんだった。
こいつが痴漢?
あきらかに自分の親よりも年上じゃないか。
指が中にたくさん入ってほじられる。
突起を刺激されるたびに背中がひくっと弓なりに反ってしまう。
喘ぎ声を堪えても、痴漢の指が動けば激しい快感に襲われる。
「トロトロだよ」
濡れた手を目の前に見せてくる。
キモいおっさんに気持ちよくさせられてたなんて。
考えるだけで寒気がした。
鼻をすすりながら、お尻に硬いものを押しつけてきた。
「ビッチちゃんのせいで膨らんじゃった」
脚が震えて力が入らない。
視界がぼやける。
なんだか風景がまわって……くる。
「責任とってもらうから」
痴漢の鼻息が首筋にかかったとき、電車が駅に着いた。
ドアが開く、と同時にホームへ体が出た。
力が入らず膝から崩れたといったほうが正しいかもしれない。
そのとき、おじさんに手首をつかまれるや引き寄せられた。
そのままホームを歩き、連れて行かれたのは男子トイレ。
おじさんは入口に清掃中の看板を立てると、個室を指さす。
「ほら、おとなしくして」
鍵を閉めるとおじさんに便座へ座らされた。
気づくとブラウスとブラジャーを外されていた。
なんて格好を、と思いつつ自分の裸体から目が離せない。
アソコがじんじんして体が動かせない。
乳首をつまみながらおっぱいを揉まれると、ぼおっとしてきた。
気持ちよすぎて勝手に脚を開いてしまう。
「まずはおじさんのを口で味わってもらうから」
おじさんはズボンのチャックをゆっくりと下ろした。
それからトランクスの穴から、赤黒くなったモノを出した。
顔の前に突き出された衝撃に息をのむ。
先っぽからトロっと透明な汁が溢れている。
なにか臭ってきそうだ。
所詮おしっこの出てくる穴。
徹底的に洗わない限りついているだろう。
そんなものを舐めろだなんてやめてくれ。
そもそも男なんだからっ。
……と、ここで我に返った。
これは夢なんだ。
覚めてしまえばここから抜け出せる。
はやく起きろ、いつまで寝てんだよっ。
頭の中で必死に叫ぶも、覚める気配がない。
そうこうしてるうちに頭を掴まれ、無理やり顎をあげさせられた。
犯されるっ。
頭によぎる恐怖におじさんを突き飛ばそうとした。
なのに腕が上がらず、体がまったく動かない。
「ほら、咥えるんだよ」
無理やり唇に押し付けてきた。
突っ込んでくるんじゃねぇ、気持ち悪い。
噛み切ってやりたかった。
にも関わらず、体は勝手に咥えこんでいく。
容赦なく頭を押さえられ、さらに奥へと挿し込んできた。
喉がつまりそうだった。
押し込まれては抜かれ、戻ってくる。
そのくり返しに頭がしびれた。
ぼぉっとして何も考えられない。
呼吸もままならず苦しかった。
これが終われば夢から覚めるかもしれない……。
根拠のない考えが浮かぶや、すがるようにしゃぶりつづけた。
終われば覚める、終われば覚める。
はやく終われ終われ終われ、終われーっ。
一念にしゃぶりつづけたときだ。
喉の奥に出され、いつの間にか飲みこんでいた。
これで開放される。
夢から覚めるんだ……。
朦朧とした頭でその時を待ってみたが、一向に夢が終わらない。
そればかりか抜かれたモノが、今度は股間へ押し当てられる。
「初めてなんだろ。おじさんが女にしてあげるから」
ど、どういうことだ。
いやだぁ、やめてくれぇっ。
脚を広げられ、突き立ててきた。
全身に電流が走るような感覚に襲われ、身体が跳ねた。
抵抗もできず、腰を強く固定されたまま少しずつ入ってきた。
「ほらぁほらぁ、たっぷり感じさせてやる」
ニタニタといやらしく笑いながら押し入ってくる。
体を引き裂く痛みに悲鳴をあげた。
……はずなのに声がまったく出ない。
電気に似た強烈な感覚に勝手に悶えてしまう。
そして奥まで入ったのか、おじさんが動きだした。
「具合が良すぎてとまらんなぁ」
ゆっくり出し入れされる度、奥の壁に当たる。
脳天まで突き上げられる強い快感に襲われた。
どうしておじさんに犯される夢をみてるんだっ。
いい加減、覚めてくれ。
これは怖い夢。
悪夢だ。
相手は見知らぬおじさん。
こっちは男。だけど体は女子。
夢だけど抵抗できずされるがまま。
しかも初めてを奪われるし、もう最悪っ。
「気持ちいいね。どんどん力が抜けて逆らえないでしょ」
出し入れを激しくしながら、
「リアルタイムでエッチに変えられてる。かわいいよ」
動きは止まらないが、思考は止まる寸前だった。
そんなこと言われたって困る。
ただただ痛いだけ。
焼けた棒でえぐられる痛みに耐えるしかないのだから。
跳ねる体を押さえつけられ、
「おじさんが教えてあげるから、たっぷり味わうんだ」
深々と何度も貫かれ、奥まで打ち込まれた。
そして体の中で痙攣が伝わり、
「うおっ」
うめき声をあげて覆い被さってきた。
しばらくしておじさんは、
「最高だったよ。かわいいから全然萎えないなぁ」
勝手なことばかりつぶやいてくる。
夢なのに痛みはリアルなんだな。
ぼんやりした頭で思いながら、ようやく終わると期待した。
こんな夢、二度と見たくない。
はやく覚めろと願いながら目を閉じた。
すぐに覚めると思っていたのに、夢は終わらなかった。
おじさんは貫いたまま口や耳にキスをしてきたのだ。
胸を吸われたとき、体がビクッと反応した。
「感じるのか、そんな顔して」
おじさんはニタニタ笑い、濃厚に胸を愛撫してきた。
唇を大きく開けて胸全体を揉むように動きだす。
舌は乳首を捕らえて離さず、絡みついてきた。
そんな刺激が、お腹の中に響いてくる。
「ほら、こうすると犯されている感じが出て、ずごくいいぞ」
犯しといてなにをいってるんだか。
言い返したいのに声が出ない。
そのかわり吐息が出て体がくねってしまう。
「感じているんだね。そそるなぁ」
夢とはいえ、おじさんの思い通りになってしまう体が恨めしい。
再び腰を動かし、何度もえぐってくる。
一回ごとに深く打ち込まれ、奥にモノが当たった。
あぁっ……たまらない。
奥に当たるとすごく感じてしまう。
出し入れされる度、グチャグチャいやらしい音が響いていた。
胸を吸われて舐め回されながら、奥までえぐられる。
この快感は男の体では決して味わえない。
いままで自分で慰めた快感をはるかに超えていた。
ずっとイキっぱなし。
こんなのは夢だ。
現実じゃない。
わかっていても、自分を襲う快感に堪えられなくなっていた。
おじさんの打ち込みが激しくなり、深々と何度も貫かれる。
その度に電気が体中を駆け巡り、激しく痙攣してイッてしまった。
二度目の中出しを終えると、おじさんはそそくさと出て行った。
これでようやく夢から覚める。
悪夢から解放されたんだ。
……そのはずだった。
下半身がずっと変な感じ。
なんとか洗面所の前までたどり着く。
犯されてうつろな顔をした女子高生が鏡に写っていた。
痴漢に気持よくさせられて、中に出されて感じたなんて……。
これが……ぼく?
こんなのは夢だよ。
いいからはやく覚めろよ、ふざけんなっ。
これじゃあ完全にビッチじゃないか……。
そう思った瞬間、急に全身がびくっと痙攣して目が覚めた。
でなければ説明付かない。
視線の高さがやけに低いのが気になった。
朝の通勤ラッシュだろう。
電車内にいて、まわりはスーツを着たおじさんばかり。
目の前にある乗車扉の窓には自分の姿が写っていた。
見慣れた紺のブレザーに赤いリボン。
うちの学校の制服だ。
一六〇センチもない小柄な身長。
セミロングの黒髪。
化粧っけのなさそうな顔にメガネ。
人の目を引くほどの美少女ではない。
堅い表情に笑みを浮かべると、少しかわいい。
手に収まりそうな小ぶりなバスト。
膝上丈のスカートから伸びる太もも。
紺ソックスを履いたふくらはぎ。
どこからどうみても女子高生にしかみえなかった。
うちのクラスでは見ない。
よそのクラスにいただろうか。
ひょっとしたら学年が違うかもしれない。
まあ、どうせ夢なんだし、無意識に作りだした架空の女子だろう。
それにしても変だな。
女子になりたい願望なんてないのに。
なにかの暗示だろうか。
夢に理由を探すほうが無理かもしれないな、と思ったときだ。
誰かに背中を触られた。
なんだ、いまの感覚。
……そうか、わかった。
親が起こしにきたんだな。
普段みない夢なんだから、もう少し味わいたい。
だから起こさないでくれ。
無視していると、触って来る場所が背中からお尻へと移ってきた。
最初は上からさわさわと撫でるぐらいだった。
次第にお尻を掴み、スカートをめくってじかに揉んできた。
いやらしいとしか言いようのない手の動き。
さらに無視し続けると、今度は太ももを撫でまわしてきた。
しかもひっきりなしにだ。
こういうのを痴漢っていうのだろうか。
こんな体験ないからわからない。
もし自分が女子で、本当に痴漢されたらどうするだろう。
相手の腕をつかんで取り押さえられるだろうか。
できそうな気がするけど無理だろうな。
降りる駅についたらダッシュで逃げる。
そのとき、振り向きざまに相手の顔を見るくらいが限界かな。
つぎからは一本早いのにするか、乗る車両場所を変える。
思いつく防衛手段はそのくらいだ。
とにかく、これは夢なんだ。
起こされているんじゃない。
まったくもっておかしな夢だ、と受け流す。
すると相手は揺れを利用して体を押し付けてきた。
しかもパンツの上から股間を触り、擦り上げてきた。
嘘だろ、大胆すぎっ。
これってガチ痴漢。
擦ってくんな、と払いのけようとするのに手が動かない。
金縛りにあったみたいに、身動きが取れなかった。
その間にもせわしなく動いている。
男なのに見知らぬおじさんに触られるなんて気分が悪くなる。
ぞくぞくが背筋を上ってくる。
自分でするときの感覚とはぜんぜん違う。
そしてついに突起をさぐりあてられてしまった。
夢だから、ついてるはずのものがないんだ。
だけどこれは、まずい。
感じているとは認めたくなかった。
執拗にそこばかり攻めてくる。
あきらかに恐怖と嫌悪以外のものが混じっていた。
頭の中がぼんやりして、甘い痺れに腰が勝手に動いてしまう。
じんわり濡れてきたのがわかったのだろう。
今度は指で割れ目をなぞりはじめた。
やがて突起と割れ目を交互に擦り、押される。
最悪だった。
惨めさと恐怖と快感が、頭の中を駆けまわる。
どうしようどうしようどうしよう。
焦ってもどうにもできない。
手を動かしながら、次に胸を触ってきた。
いきなり鷲掴み、揉みながら指で乳首らへんを触ってくる。
もうやめてくれって叫びたかった。
身動きできないだけでなく、声も出なかった。
駅につくまでの辛抱だと我慢したのがいけなかったのだろう。
より一層、手の動きを大胆にしてきた。
「かわいいおっぱいだね」
不意に耳元にささやかれた男の声。
振り向くと痴漢はメガネを掛けた、白髪まじりのおじさんだった。
こいつが痴漢?
あきらかに自分の親よりも年上じゃないか。
指が中にたくさん入ってほじられる。
突起を刺激されるたびに背中がひくっと弓なりに反ってしまう。
喘ぎ声を堪えても、痴漢の指が動けば激しい快感に襲われる。
「トロトロだよ」
濡れた手を目の前に見せてくる。
キモいおっさんに気持ちよくさせられてたなんて。
考えるだけで寒気がした。
鼻をすすりながら、お尻に硬いものを押しつけてきた。
「ビッチちゃんのせいで膨らんじゃった」
脚が震えて力が入らない。
視界がぼやける。
なんだか風景がまわって……くる。
「責任とってもらうから」
痴漢の鼻息が首筋にかかったとき、電車が駅に着いた。
ドアが開く、と同時にホームへ体が出た。
力が入らず膝から崩れたといったほうが正しいかもしれない。
そのとき、おじさんに手首をつかまれるや引き寄せられた。
そのままホームを歩き、連れて行かれたのは男子トイレ。
おじさんは入口に清掃中の看板を立てると、個室を指さす。
「ほら、おとなしくして」
鍵を閉めるとおじさんに便座へ座らされた。
気づくとブラウスとブラジャーを外されていた。
なんて格好を、と思いつつ自分の裸体から目が離せない。
アソコがじんじんして体が動かせない。
乳首をつまみながらおっぱいを揉まれると、ぼおっとしてきた。
気持ちよすぎて勝手に脚を開いてしまう。
「まずはおじさんのを口で味わってもらうから」
おじさんはズボンのチャックをゆっくりと下ろした。
それからトランクスの穴から、赤黒くなったモノを出した。
顔の前に突き出された衝撃に息をのむ。
先っぽからトロっと透明な汁が溢れている。
なにか臭ってきそうだ。
所詮おしっこの出てくる穴。
徹底的に洗わない限りついているだろう。
そんなものを舐めろだなんてやめてくれ。
そもそも男なんだからっ。
……と、ここで我に返った。
これは夢なんだ。
覚めてしまえばここから抜け出せる。
はやく起きろ、いつまで寝てんだよっ。
頭の中で必死に叫ぶも、覚める気配がない。
そうこうしてるうちに頭を掴まれ、無理やり顎をあげさせられた。
犯されるっ。
頭によぎる恐怖におじさんを突き飛ばそうとした。
なのに腕が上がらず、体がまったく動かない。
「ほら、咥えるんだよ」
無理やり唇に押し付けてきた。
突っ込んでくるんじゃねぇ、気持ち悪い。
噛み切ってやりたかった。
にも関わらず、体は勝手に咥えこんでいく。
容赦なく頭を押さえられ、さらに奥へと挿し込んできた。
喉がつまりそうだった。
押し込まれては抜かれ、戻ってくる。
そのくり返しに頭がしびれた。
ぼぉっとして何も考えられない。
呼吸もままならず苦しかった。
これが終われば夢から覚めるかもしれない……。
根拠のない考えが浮かぶや、すがるようにしゃぶりつづけた。
終われば覚める、終われば覚める。
はやく終われ終われ終われ、終われーっ。
一念にしゃぶりつづけたときだ。
喉の奥に出され、いつの間にか飲みこんでいた。
これで開放される。
夢から覚めるんだ……。
朦朧とした頭でその時を待ってみたが、一向に夢が終わらない。
そればかりか抜かれたモノが、今度は股間へ押し当てられる。
「初めてなんだろ。おじさんが女にしてあげるから」
ど、どういうことだ。
いやだぁ、やめてくれぇっ。
脚を広げられ、突き立ててきた。
全身に電流が走るような感覚に襲われ、身体が跳ねた。
抵抗もできず、腰を強く固定されたまま少しずつ入ってきた。
「ほらぁほらぁ、たっぷり感じさせてやる」
ニタニタといやらしく笑いながら押し入ってくる。
体を引き裂く痛みに悲鳴をあげた。
……はずなのに声がまったく出ない。
電気に似た強烈な感覚に勝手に悶えてしまう。
そして奥まで入ったのか、おじさんが動きだした。
「具合が良すぎてとまらんなぁ」
ゆっくり出し入れされる度、奥の壁に当たる。
脳天まで突き上げられる強い快感に襲われた。
どうしておじさんに犯される夢をみてるんだっ。
いい加減、覚めてくれ。
これは怖い夢。
悪夢だ。
相手は見知らぬおじさん。
こっちは男。だけど体は女子。
夢だけど抵抗できずされるがまま。
しかも初めてを奪われるし、もう最悪っ。
「気持ちいいね。どんどん力が抜けて逆らえないでしょ」
出し入れを激しくしながら、
「リアルタイムでエッチに変えられてる。かわいいよ」
動きは止まらないが、思考は止まる寸前だった。
そんなこと言われたって困る。
ただただ痛いだけ。
焼けた棒でえぐられる痛みに耐えるしかないのだから。
跳ねる体を押さえつけられ、
「おじさんが教えてあげるから、たっぷり味わうんだ」
深々と何度も貫かれ、奥まで打ち込まれた。
そして体の中で痙攣が伝わり、
「うおっ」
うめき声をあげて覆い被さってきた。
しばらくしておじさんは、
「最高だったよ。かわいいから全然萎えないなぁ」
勝手なことばかりつぶやいてくる。
夢なのに痛みはリアルなんだな。
ぼんやりした頭で思いながら、ようやく終わると期待した。
こんな夢、二度と見たくない。
はやく覚めろと願いながら目を閉じた。
すぐに覚めると思っていたのに、夢は終わらなかった。
おじさんは貫いたまま口や耳にキスをしてきたのだ。
胸を吸われたとき、体がビクッと反応した。
「感じるのか、そんな顔して」
おじさんはニタニタ笑い、濃厚に胸を愛撫してきた。
唇を大きく開けて胸全体を揉むように動きだす。
舌は乳首を捕らえて離さず、絡みついてきた。
そんな刺激が、お腹の中に響いてくる。
「ほら、こうすると犯されている感じが出て、ずごくいいぞ」
犯しといてなにをいってるんだか。
言い返したいのに声が出ない。
そのかわり吐息が出て体がくねってしまう。
「感じているんだね。そそるなぁ」
夢とはいえ、おじさんの思い通りになってしまう体が恨めしい。
再び腰を動かし、何度もえぐってくる。
一回ごとに深く打ち込まれ、奥にモノが当たった。
あぁっ……たまらない。
奥に当たるとすごく感じてしまう。
出し入れされる度、グチャグチャいやらしい音が響いていた。
胸を吸われて舐め回されながら、奥までえぐられる。
この快感は男の体では決して味わえない。
いままで自分で慰めた快感をはるかに超えていた。
ずっとイキっぱなし。
こんなのは夢だ。
現実じゃない。
わかっていても、自分を襲う快感に堪えられなくなっていた。
おじさんの打ち込みが激しくなり、深々と何度も貫かれる。
その度に電気が体中を駆け巡り、激しく痙攣してイッてしまった。
二度目の中出しを終えると、おじさんはそそくさと出て行った。
これでようやく夢から覚める。
悪夢から解放されたんだ。
……そのはずだった。
下半身がずっと変な感じ。
なんとか洗面所の前までたどり着く。
犯されてうつろな顔をした女子高生が鏡に写っていた。
痴漢に気持よくさせられて、中に出されて感じたなんて……。
これが……ぼく?
こんなのは夢だよ。
いいからはやく覚めろよ、ふざけんなっ。
これじゃあ完全にビッチじゃないか……。
そう思った瞬間、急に全身がびくっと痙攣して目が覚めた。