憑依霊になった爺ちゃん4 作者: たちは版より

!caution!
ダークなストーリーです。
苦手な方はご注意ください。

女性登場人物

青山明日菜…主人公の祖父が入院する病院の看護婦。祖父霊が憑依するメインの体になった。
楠木双葉…主人公の自宅の向かいの家に住んでいる人妻で夫が原因の不妊に悩んでいる。
若葉ちゃん…主人公宅の近所に住んでいる〇学生の女の子。
園田恭子…主人公が勤めている会社の後輩OL。
白川婦長…同病院で若くして婦長の役職にある看護婦、青山の上司。
青山美津子…４０代前半の明日菜のお母さん
青山明日香…明日菜の妹、大学生。

「それにな、清坊。一緒に生活するようになって清坊をどんどん好きになって
愛を育んでいったのは本物の明日菜ちゃんじゃ。
ワシがこうして明日菜ちゃんに乗り移っとる時は本物の明日菜ちゃんと気持ちが繋がっとるからのう。
明日菜ちゃんになっとる最近のワシは清坊の事を可愛い孫というより
最愛の恋人と一緒にいる気持ちになってたりするくらいじゃわい
まぁそんなワケで元々明日菜ちゃん自身も清坊との赤ん坊を欲しいと思っていたんじゃからな。それがほんのちょっと早まっただけじゃから全くもって問題ないワイ ♪ 」

爺ちゃんはそう言って嬉しそうに俺とお腹を撫でていた。

明日菜姿の爺ちゃんにそう言われて俺は少し心が救われた。
ようやく俺が泣きやむと爺ちゃんは明日菜と交代するといって明日菜の中に下がったようだ。
先程までの爺ちゃんと同じようにニコニコ幸せそうにお腹を優しく撫でまわしながら
「欲しかった清彦との愛の結晶がこの中で育っているのよねちょっと順番(結婚)が逆になっちゃったけどとても
嬉しいしわたし幸せよ」
俺が泣いていたのは喜びの涙だと明日菜は認識していた。
俺もそれに合わせて明日菜に応対した。

昨日、双葉さんが家に来ておめでたの報告を明日菜もお祝いし、その時に貰った検査薬で最近生理がこない事に期待を込めて調べたら見事陽性だったから今日喜び勇んで産婦人科に行き
そしてずっと望んでいた俺との子供を妊娠したと明日菜は嬉しそうに、幸せそうに俺に語った。

ズキ・・・心が痛む。

確かに爺ちゃんが言うとおり、明日菜は俺との子供を望んでいたのかもしれない。

しかし・・・今ではなかった筈だ。

喜び幸せそうな明日菜を見ていて俺は真実を・・・本当の事が言えなかった。
今の明日菜の気持ちは俺の爺ちゃんが明日菜に乗り移って勝手に変えられたものである事を・・・。
逆算して妊娠した時の明日菜は・・・明日菜に乗り移った爺ちゃんが勝手に避妊しないで俺とセックスをした結果である事を・・・。

俺と恋人になった経緯も、明日菜が同棲を望んだのも全ては明日菜に乗り移ってる爺ちゃんが関わっている事を・・・。
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結局この日は言い出す事が出来なかった…。

明日菜本人に結婚を申し込む…これをする場合、明日菜はどうするだろうか…？
子供の頃からの夢だった看護師の仕事を辞める？
辞めないにしても出産したらしばらくは子育てに専念する為に休む手続きをしないとならないし・・・どこで育てる？
家か？
明日菜の実家の方か？

それより明日菜のご両親にも挨拶をしなければならない。
報告の方が先になってしまったけれど・・・。
本来はデキ婚の報告というと極めて気が重いことのはずだ。
だがしかし、明日菜本人に本当のことを打ち明けることに比べれば、容易いことなのだろうと思った…。

一週間後…。

金曜日夕方６時…

俺は車を運転して自宅へ帰ろうとしていた…。

交差点の信号待ちで停車した。

「痛つつ…。」
ハンドルから手を離して、思わず痛む左頬を押さえる。
口の中も切れていて血の味がする。

助手席に座る明日菜が心配そうに俺に声を掛けてきた。

「大丈夫か？清坊？まったく！あの『禿げガキ』めが…、ワシの大切な孫を殴りおって！」

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５時間前

明日菜の休日に合せて休みを取った俺は、二人で明日菜の両親に挨拶をする事にした。

そして今、俺と明日菜は、明日菜の実家で明日菜の両親と対面している……。

俺は緊張しながらも、明日菜の両親の容姿を観察した…。

『青山美津子４０代前半のお母さん…親子だけあって明日菜にそっくりの美人だ。』

『青山幸三４０代後半のお父さん…禿げ上がった頭が特徴の、厳格そうな人に見える。』

お母さんの方は心配そうな顔をして、夫と俺の顔を交互に見ているが…、お父さんの
方は明らかに怒りの表情を浮かべて俺を睨みつけている…。

その怒気に圧倒されながらも、俺は明日菜のお腹の中に俺の子供が出来た事を告げた。

その途端…。

「貴様ーーーー！！」
と、大声で怒鳴りながら、明日菜のお父さんは俺の頬を思い切り殴って来た。

「あぐぁっ！？も、申し訳ありません……。」

俺は、痛みに涙を流しながら床に這いつくばって土下座をした…。

土下座をしている俺にはその様子は見えなかったが、明日菜とお母さんが怒り狂う
お父さんを諌める声は聞こえていた…。

「あなたっ！暴力はやめてっ！」

「この禿げガキ！？よくも清ぼ……、お、お父さん止めて！私が悪かったの！…うおりゃっ！」

後から聞いたが、この時明日菜はお父さんにヘッドロックを掛けていたらしい……。
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信号が青になり車を発信させると、明日菜がプリプリと怒りながら言った。

「まったく！あの禿げガキが！ワシの体の産みの親だからと下手に出て
やっとったら調子に乗りおって！あのまま絞め殺してやるんじゃったわい！！」

……爺ちゃんから見たら大抵の人はガキなのかも知れないけど、自分の父親をガキ呼ばわりしている
明日菜はかなりシュールだった……。

それにしてもあんな状況で、結婚の承諾を貰えたのは奇跡だ…。
やはりお母さんの美津子さんが、俺と明日菜を擁護してくれたのが
大きかったのだと思う……。

この日の話し合いでは、デキ婚であるから結婚式は質素にする事、明日菜のお腹が
目立たないうちになるべく早く式を挙げる事を約束したのだった…。

結婚の承諾を貰えたのは美津子さんの擁護だけではない事がこの数分後に発覚した。
爺ちゃんが明日菜と交代した時、
「あれだけ怒らせながらご両親に結婚の承諾を貰えたのは奇跡だね」
と本物の明日菜に言ったら明日菜は
「だってお父さんも清彦と同じ年齢の時にお母さんと出来婚したからね。
その時同じように左頬を一発、お祖父さんに思いっきり殴られたって。
だから清彦にも同じように一発殴って済まして承諾したんだと思う」

なるほど。

さらに一週間後…。
俺は結婚式の準備を急いでいた。

結婚式は、身内と親しい友人だけを呼んでの質素なものにする事にした。

俺の両親は他界しているし、爺ちゃん…の本体は意識不明で病院だから
明日菜の両親としたら、気が楽なんだろう多分…。

式は二ヶ月後に予約した。
明日菜のお腹はちょうど４ヶ月に入る頃だ。
お腹が目立たないうちに…、というと大体このくらいが限度だろう。

これ以外にやらないといけない事は…。
順序がてんでバラバラだが…やはり聞かなければならない…。

トイレから出て来た明日菜に、俺は話し掛けた。

「なあ、じい…明日菜。」

「うえっぷ…。気持ちが悪い…、すまんが清坊…吐き気がするから
ワシの胃の辺りを撫でてくれ…。」

「はいはい…。」
俺は明日菜(爺ちゃん）のポンポンを優しく撫でた。

「うー気持ち悪い…まるでワシの体は製鉄所…子宮はその溶鉱炉のようじゃ…。
で……、何の話じゃ…？」

「うん…、婚姻届を式前に出そうと思うんだけど…、明日菜は
どう思ってるかな…と思って……。」

「今明日菜ちゃんと替わるわい」

爺ちゃんはそう言うと、多分…明日菜と代わった。

「うん？……。」
明日菜はキョトンとした表情を浮かべた。

これは明日菜…だよな？。

「つ、つまり…婚姻届を出して、名実ともに結婚…俺と結婚して欲しいん…
明日菜は俺と結婚する事をどう思ってるかな？と、思って……。」

「何を…、言ってるの…清彦？」

「えっ…………。」

一瞬心臓が凍りついた…。

『チュｯ…。』…………!?

明日菜は突然キスをしてきた。
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口を離すと明日菜は頬を紅潮させて言った。

「もう私達は夫婦で、清彦は私のお腹の子のパパでしょっうふっ♪」

「ありがとう明日菜…。」
俺は明日菜を抱きしめた。
本当の事を話していないとはいえ、明日菜の愛情を感じる事が出来て嬉しかった…。

結婚式まで、一ヶ月前になった。
今日は日曜だが、明日菜は出勤日なので仕事に行っている。

……婚姻届を役所に提出して、法的には既に俺と明日菜は夫婦となった。
名前が『青山明日菜』から『種田明日菜』に変わって、明日菜に乗り移っている爺ちゃんはすっかりご満悦だ。

爺ちゃん曰く…「これで身も心も『種田』に戻れたぞい！」と…、云う事らしい。

しかし…、結婚を決めて…というか、明日菜のお腹に子供が出来てから
やらねばならない事が色々と出来て忙しい。

幸いにして、明日菜の体は悪阻はあまり酷くないようので、その点は大丈夫なのだが…、
胎児の健康な成長を促す為、俺はかなり気を使って明日菜の為に食事を作っている。

脂肪分の少ない赤みの肉、玉子、大豆などで良質なタンパク質を摂取させたり…、
野菜と果物を献立に加えてビタミン・ミネラルを十分に摂取させている。

まだ、産休が取れる時期ではないので、明日菜は看護婦として仕事を続けている。
そこで、俺が弁当を毎朝作って明日菜に持たせていた。

明日菜(爺ちゃん)自身も、元の体だった頃の放蕩者のイメージを感じさせずに、新しい家族を迎え入れる準備に励んでいた…。

マタニティヨガをやったり、マタニティウェアや新生児用品を買い集めたりしている。
さらに、仕事帰りに妊婦向け雑誌を何冊も購入して熱心に読んでいたりもする。

居間のテーブルの上に目をやると、読みかけの妊婦向け雑誌がそのまま
の状態で残されているが、それと一緒にエロ本も読みかけの状態で放置されていた。
もちろん、明日菜(爺ちゃん)が買って来たものだ。

しかも種類も豊富で、SM雑誌・ロリコンもの・熟女もの・ハードコアもの…
…等々が読みかけの状態で、テーブルの周りに散乱している。
マタニティ雑誌と一緒に買って帰って来るのだが、本屋の店員の表情を想像すると少し頭が痛い……。

コーヒーでも飲んで一息入れようと考えていると来客を告げるチャイムが鳴った。

ピンポーン………。

「はーい！」
誰だろう？

玄関のドアを開けるとそこに居たのは…、

「美津子さん！？いっいえ…お義母さん！？どうしたんですか突然？」

来客は、明日菜のお母さんの『青山美津子』さんだった。

「ウチの人がね、今の時期は色々と大変だから手伝ってやれってね。
明日菜から聞いてると思うけどウチの人も清彦さんと同じ年に結婚してね。それも明日菜と同じおめでた婚。
当時わたしがまだ成人してなかったのもあって色々とこの時期大変だったから気に掛けているのよ。恥ずかしがって絶対口にはしないけどね(笑)」
おかしそうに笑う美津子さん。
お義父さんの幸三さんはおっかない頑固おやじに見えたけどなんか仲良くやっていける様な気がした。
とお義母さんの後ろに明日菜がいた。
いや、違う。
明日菜にそっくりだが明日菜より少し若い。
「はじめまして。こんにちは。妹の青山明日香です。今日は母の送迎兼ねて挨拶に来ました」
「はじめまして。種田清彦です」
挨拶を交わす。
温泉の話で出た、明日菜が幼稚園の時に誕生した妹さんか。
明日菜より４５歳若いのか。明日菜の大学生時代ってこんな感じだったんだろうな。
妹の明日香ちゃんを見てそう感じた。

「ところで明日菜は休んでいるのかしら？来る前に(携帯電話に)電話したんだけれど留守電だったから」
「明日菜は今日は昼勤で仕事行ってますが」
「あらイヤだ。私ったら明日菜の勤務表見間違えたのね。ならこれらを置いて帰るわ」
保存がきくもの、食材その他がどっさりあった。
「いえ、折角来たので上がってください。今お茶を入れます」

帰ろうとする２人を引き留めて家に上がってもらった。

２人を居間に案内しようと廊下を歩いていた時だ。
「あっ！？」「あぅ・・・」
突然そんな呻き声が背後から聞こえて振り向くと、２人ともビクっと身体を震わせた。
そしてニヤリと不敵な笑みを浮かべた２人に対して俺は「すいません」と謝罪しながら２人に軽くチョップした。
「「痛い！いや、ホントはたいして痛くは無いんじゃが・・・て、いきなり何をするんじゃ！」」
２人同時に見事にシンクロしてしゃべる美津子さんと明日香ちゃん。
「爺ちゃんは早く病院に戻れよ。どうせ爺ちゃんの事だから俺にこの２人とエッチさせようなんて考えたんだろ」
ギクっとする２人。
「いくら爺ちゃんがこの２人の記憶を弄って無くせるとしても明日菜への裏切りになるからダメだよ」
「なんじゃ！せっかく親子do・・・待て、二度目のチョップは無しじゃ！わかった。出るから」

２人の雰囲気が元に戻る。
ふぅ・・・危なかった。

ん………？
でもまてよ？

居間のテーブルは明日菜(爺ちゃん)のエロ本だらけ……。

んご！？

「じ、爺ちゃん直ぐに乗り移って二人に戻ってぇっ！！」

元に戻った二人が奇異な顔で俺を見る。
次の瞬間に、また二人が呻きを漏らした。
「あっ！？」「あぅっ・・？」

そしてまた、二人はシンクロ状態で話し始めた。
「「なんじゃ！？清坊？呼び戻して？」」

「居間のエロ本を片付けるまで乗り移ってて！」

俺の言葉に、ニタリと笑う明日香さんと美津子さん…。

慌ててエロ本を片付ける俺を無視して、二人は居間のソファーにどかりと腰掛けた。
そしてその直後に、明日香さんがグッタリとソファーにもたれ掛かって意識を失い、
美津子さんが一人で話し始めた。

美津子さんはドヤ顔で、しゃがんでエロ本を片付ける俺を見下ろした。

「デッカイ貸しが出来たの清坊。じゃあ、そういう訳で始めるぞぉぃ♪」

そう言うと、美津子さんは服を脱ぎ始めた。

「誰のエロ本だ！？誰の！！」
俺が抗議しても美津子(爺ちゃん)さんは無視した。

卑猥な顔をしながら美津子(爺ちゃん)さんは言った。
「ワシの体が妊娠中だから溜まっとるじゃろう？代わりにワシの体を産んだこの体で
熟女の味を教えてやるわい♪」

「何、うぷ！？…」

素早く服を脱いで半裸になった美津子(爺ちゃん)さんは、身を乗り出して俺にキスを…
舌を絡めてのディープキスをして来た……。

「ぷはぁ股間が疼くわい…。久しぶりの若いオスに反応しとるんじゃな…このカラダ」

そう言うと、美津子さんは寝室へと消えて行った……。

俺は美津子さん(爺ちゃん)を無視してお茶と菓子類を用意すると玄関から外に出ようとした。
「あら、寝室よりこの部屋の方が良いの？」

美津子さん(爺ちゃん)は苦笑しながら絨毯の上で横になる。
美津子さんはとても魅惑的だ。

明日菜を生んだから40歳以上とわかっているが見た目だけなら絶対にわからない。
30歳になるか、ならないか？と惑うくらいだ。

と、ストッキングを脱ぎ始めた美津子さん(爺ちゃん)を再び無視して俺は今度こそ外に出た。
このまま家に居ると絶対やるハメになるからだ。
さすがに心配し、手助けに来てくれた明日菜の家族を裏切る訳にはいかない。

「あれ？清坊？」
部屋には呆然とする美津子さんと眠っている明日香ちゃんが取り残されていた。

外に出て３分もしないうちに携帯が鳴った。
明日菜からだ。
「ワシは清坊の為に良かれと思って…」
明日菜からじゃなくて爺ちゃんからか。
「爺ちゃん、俺の為ならエッチは無し！そう言ってもまだやりたいならそれは俺をだしに爺ちゃんがエッチしたいだけだ！俺と明日菜への裏切りだ！」
「………すまん。清坊、わかったから戻っておくれ」
玄関を開けると美津子さんと明日香ちゃんが土下座していた。
俺は慌てて急いで入り玄関の戸を閉める。

「爺ちゃん！だからそれがダメだって！二人に申し訳ないからやめて！」
「「しかし清坊にはワシの姿が見えんから土下座してもわからんじゃろ？」」
「伝わった！爺ちゃんが反省したのは充分わかった！」

それを聞いた二人は同時に満面の笑みを浮かべて俺に抱きついたのだった。

これなんて出張キャバクラ？出張ホステス？

「はーい♪清彦さん食べて♪」
「ママばっかりズルい！次はわたしのを食べて」

俺用に用意したお茶とお菓子を二人に交互に食べさせられる。
一応これが終わったら爺ちゃんは美津子さんと明日香ちゃんから出ていく約束だ。
もうすぐ終わりそうだが爺ちゃんはもっと続きをやりたそうだ。

「二人のお菓子には手を出さないでね。客人なんだから。」
「「わかってるわよ」」
左右から見事なステレオ音声。
美人母娘のシンクロだ。

「清彦さん！はいあんして♪」
美津子さんは、キスチョコを俺に差し出して来た。

「はいはい…、あん…。うぷっ！」
美津子さんが、俺の股間を片手で触りながらチョコを食べさせて来たのだ。
このジジイ…。

「凄く…硬いわ…。この子が明日菜のお腹の中に入り込んで、私の孫を宿らせたのね……。」

「おいっ！いい加減にして爺ちゃんっ！」

明日香ちゃんがお構いなしに、アイスティーを飲ませようとして来た。
「このくらいは家族のスキンシップよ♪はい！お義兄さんお茶♪」

「だから止めて！って…うわっ！」

明日香ちゃんの手と美津子さんの腕を同時に取り押さえようとして、その拍子に
明日香ちゃんが手に持つグラスコップから
アイスティーがこぼれて俺の体にバシャッっと掛かった。

「あらあら大変、染みになっちゃう！」
「ほら、清彦さん。脱いで脱いで！」
「だ、大丈夫です！いや、爺ちゃん、だよな？自分で脱ぎますから」

爺ちゃんはまるで本物の二人のように話しながら器用に二人を操り
二人掛かりで脱がそうとし、俺は思わず敬語で応対してしまった。

明日香ちゃんは俺の着ているTシャツを、裾を掴んで一気に引っ張り上げて脱がしにかかり…、
同時に美津子さんは俺のズボンのベルトを素早く外して、ズボンをズリ下げて穿いているパンツを露出させた。

「ちょ、ちょっとぉ！」

美津子さんはお構いなしにパンツまでもずり下ろし、勃起した…恥ずかしながら勃っていた…ペニスが顕になった。

「まあっ凄い！」

「うわっ…これが…明日菜お姉ちゃんを妊娠させたのね…。」

は、恥ずかしい…。

「大きいわね…。ねえ、明日香♪」

「私は処女だから分からないよお母さん。」

「そう？じゃあ、よく見てるのよ明日香♪」

美津子さんは、またしても上着とブラを脱ぎ捨ててトップレス姿になり俺のペニスを手で握った。

「やっぱり…溜まってるのね…。ふふっ良いのよ清彦さん…出さないと体に悪いものね。」
美津子さんは、甘い声で囁いた。

「幸三さんに匹敵するわね♪」
「へぇ、お父さんのってこんなに凄いんだ♪」
「清彦さんはお口がお好みかしら？それともこのおっぱいが好きかしらね♪」
「爺ちゃん、やめろ！」
「本番無しならいいのよね♪」
「違う！そうじゃない！」
「しょうがないわね♪なら射精させるのだけでも手伝うわ♪
本当は上下のお口に出して欲しかったんだけどね♪」
「お母さん、わたしも手伝うわ♪お姉ちゃんの大切な旦那様だもんね」

「じゃあ明日香、そこのガムシロップを取って。」
美津子さんは、俺が紅茶と一緒に用意したガムシロップを指し示した。

「これ？はい、お母さん。でも、何に使うの？」
明日香ちゃんは、美津子さんにシロップを手渡した。

「ふふっ…、こうするのよ」
美津子さんは…、自分の乳房の乳首にシロップを塗りたくった。

美津子さんの乳房は、母娘だけあって明日菜と似た形をしている。
年齢的なものだろう…流石にハリは比べようもないが、まだまだ十分に美しい…。
むしろ若干垂れた乳房が、正直言ってかなりエロい……。
乳首は、二人の我が子の腹を満たした為だろう…茶色に色付いていた。

「さあ召し上がれ」
そう言うと美津子さんは己の左乳房を持ち上げて、ぷっくりと膨らんだ乳首を
俺の口の前に差し出した。

「や、やめ爺ちゃ…うぷっ…。」
美津子さんは俺の鼻をつまんだ。

い、息が出来ない…。

「プハッ！あむっ！？」
息を吸うために口を開けると、美津子さんは乳首を俺の口に押し込んできた。

あ、甘い…、頭がとろけそうだ…。

「あふん…清彦さんは謙虚ね明日菜にぴったりのお婿さんね♪ねえ明日香♪」

明日香ちゃんが嬉しそうに言った。
「うん！私もお似合いだと思う♪」

「どう…？お味は…？」
ゴクリッ…、凄く…甘い……。

「明日菜は赤ちゃんだった頃私のオッパイが大好きだったの、なかなか乳離れをしてくれなくて…そんなあの子が
もうすぐママになるなんて…何だか信じられないわ」

「じ、爺ちゃんもうやめっ！」

美津子さんは、俺の言葉を聞き流してスカートのホックを外した。
シュルッ…と、スカートが床に落ちる。さらに、続けてパンティーまでも脱いでしまった。
少しが毛濃い美津子さんの股間が顕になる…。

ま、まさか…。

「我慢は体に毒よ♪お婿さん」

そして、美津子さんは俺の腰に座り込んだ…。

「ちょ！？たった今本番はなしって…、だ、だめ！う、うわっ…。」
ニュルリとした感触がして、俺の相棒は美津子さんの中に抵抗なく吸い込まれた。
明日香ちゃんは俺と美津子さんの結合部をマジマジと見ている…。

「爺ちゃん！もうやめろっっっ！！！」
俺の大声に美津子さんはビクッ！っと体を震わせた。

「………………分かったわい。ちょっと調子に乗りすぎたわい…。」
美津子さん(爺ちゃん)はそう言うと、ペニスを引き抜こうとした。

俺は美津子さん(爺ちゃん)の言葉に安堵して、一瞬気を抜いてしまい…その瞬間。

ドピュッ！と…、俺は美津子さんの膣口付近で…射精してしまった…。

「あら？………。」
美津子さん(爺ちゃん)の陰毛に白い液が付着しているのが見える。

「す、すぐにトイレに行ってビデを使って洗ってっ！」

「分かったわい清坊。」

そう言うと美津子さん(爺ちゃん)は、剥き出しの尻をフリフリと振りながら大人しくトイレに向かった。
美津子さんの後ろ姿は明日菜に良く似ていて、安産型の大きなお尻がとても印象的だった…。

美津子さん(爺ちゃん)は、たっぷり１０分程してトイレから出て来た。

そして、美津子さんに明日菜ちゃん共に身なりを整えてソファーに腰掛けると、二人同時にこう言った。

「「それじゃあ、病院で働いてるワシの体に戻るわい。少し調子に乗ってしまって、すまんかった清坊。」」

そう言うと、美津子さんと明日香ちゃんは同時に意識を失ってソファーにもたれ掛かった……。

「あ、あれっ？」
「うーん…ん…？」

美津子さんと明日香ちゃんが目を覚ました。
二人はちょっと不思議そうな顔をしたが、何事もなかったように会話を始めた。

「それにしても清彦さんも立派ね…。ご両親を亡くされて、お祖父様と二人暮らしだったのでしょ？」

どうやら、爺ちゃんが抜け出る際に記憶をうまく操作したらしい。

「え？ええ…でも両親が亡くなったのは、俺が成人した後ですから…。」
俺は何とか美津子さんの話に調子を合わせた。

「それで…意識不明のお祖父様のご容体の方はいかがなの…？」

ギクリッ！
よもや、『たった今あなたに乗り移ってました。』
とか『娘さんの体に乗り移って元気にやってます。』
などと言える訳が無い…。

「意識が戻らない事を除けば、体に異常はないみたいです…。ありがとうございますお義母さん…。」

「そうなの…、でも明日菜がお祖父様の病室の担当にならなければ、明日菜と清彦さんが
結ばれる事もなかったかもしれないのね…。
そうすると、明日菜のお腹の中の赤ちゃんも宿る事がなかったもの…不思議ね…。」

「ハ、ハハ…そう、ですね…。」
俺は、背中に冷や汗をダラダラかいた…。

「明日菜を…、明日菜と赤ちゃんを幸せにしてね清彦さん。」

ピピピッ…。
俺の携帯の着信音が鳴った。

明日菜からの電話だった。
美津子さんに断って電話に出た。

「はい、もしもし…じいちゃ…明日菜どうしたの？」

『いやー、やっぱりワシのこの体が一番落ち着くのう！それで、ワシの母親と妹は意識を取り戻したか？』

「う、うん…お義母さんと、妹の明日香ちゃんがウチに来てる所なんだ。」

『清坊が怒らなければもっと色々とヤリたかったんじゃがのう…。まだワシのこの体は、腹の中の赤ん坊が安定せんから
他の女に乗り移ってヤルしかないんじゃよ…。』

「ふ、ふーん…そ、そうなの？所でお義母さんと話すよね？代わるよ？」

『うーん…乗り移った感じ、美津子さんの体は中々の上玉じゃったのう。
明日香ちゃんは処女じゃからワシは痛いのは嫌じゃ!
ワシは美津子さんの体を【サブボデー】にしようかと思っとるんじゃが…。清坊はどんな女がエエんじゃ？？』

「お義母さんと代わるよ！いいね！？」

『分かったわい…。年下の女じゃが、ワシの体の産みの親じゃからのう…。代わっていいぞ！清坊！』
・
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俺は美津子さんに携帯を渡した。
携帯を受け取ると、美津子さんは電話の向こうの明日菜(爺ちゃん)と会話を始めた。

「もしもし明日菜…お腹は順調？ちゃんとご飯食べてる？ちゃんと食べないとだめよ！あなた一人の体じゃないんだからね！」

確かに一人のカラダではないと思った……。

美津子さんと明日菜の会話がスムーズに行われているのは
爺ちゃんが明日菜の記憶や明日菜の人格を被って明日菜に成り済ましているのか、
それとも本当の明日菜の人格と交代して中に下がったのか？
どちらにしても、俺にも美津子さんにもわからない。
何しろ憑依されている明日菜本人にしても、今話しをしているのが自分なのか爺ちゃんなのかわからないのだから。
きっとこの電話の最初に爺ちゃんとして俺に話しかけた事を記憶していないだろう。
認識していないのか、記憶改変なのかは爺ちゃんに聞かないとわからない。
多分これまでの体験から爺ちゃんによって、俺が言った言葉に対応した会話に改変されていると思う。

短い電話を終えてから１時間程で二人は帰った。
俺は二人の乗る車を見送りながら心の中で謝罪した。

結婚式一週間前…。

俺は仕事が終わり帰宅して風呂から出た所だ…。
居間に戻ると、パジャマ姿の明日菜がソファーに座りながら、何かのプリント用紙を笑顔で見ていた。

「どうしたの爺ちゃん？」

「ふふっ♪これを見てみい清坊。」

手渡されたプリント用紙には、妊娠を報告された時と同じ超音波エコー検査の写真がプリントされていた。
「…………大きくなったね。」
明日菜のお腹の胎児は、一見してそれと分かる位に成長している様だ。

「そうじゃろう♪そうじゃろう♪」
明日菜(爺ちゃん)は、笑みを浮かべつつパジャマの上着をたくし上げて腹部を露出させた。
その腹は、ちょっと太ったかな？という位に盛り上がっている……。

「それにな…、今日の検査で赤ん坊の性別も判ったぞ！」

「ほ、本当に？」

「ふふふ…♪女の子じゃ。」

…………俺に娘が出来るのか…。

俺の感慨などお構いなしに、明日菜(爺ちゃん)は話しを進めている。
「名前は馬蔵にちなんで『馬子』か『馬美』にしようと思っとるんじゃが…、父親の清坊はどう思う？♪」

「いいと思う。全て爺ちゃんに任せるよ。」

俺がそう言うと、明日菜(爺ちゃん)は満面の笑顔で言った。
「そーじゃろー！そーじゃろー！よしっ！ワシの母親にも早速伝えるわいっ♪」
明日菜(爺ちゃん)は、そう言うと美津子さんに電話をかけた。

「あっ！おかーさん！？赤ちゃんの性別判ったよ！女の子だって！えへへ、そう
でしょ♪そうでしょ♪」
明日菜(爺ちゃん)は、和やかに電話で通話をしていたが、名前の事になると途端
に激しい口論になった。

たっぷり２０分後

通話を終えた明日菜(爺ちゃん)は、頬を膨らませて不満げに言った。
「あの女…、『馬美』と『馬子』の組み合わせて『美久子』にする事になってし
まったわい……。」

膨れっ面をする明日菜(爺ちゃん)を、俺は不覚にも可愛いと思った。

その後、俺が電話をし直して「美久子」は少々語呂が悪いといって、「美駆」しないかと提案した。
これなら馬の字が入るし。

さらに20分後

美津子さんに俺が提案すると、「まあっ、良いアイデアね！」と、言って賛成し
てくれた。
明日菜(爺ちゃん)は、馬の字が入ると大喜びだ。

しきりに自分の腹を撫でさすり…
「ミク～、ミク～、お前は美駆じゃ♪でっかく育って産まれてこ～い♪♪」

と、歌うように言っていた。

遂に結婚式当日となった。

結婚式場の小ホールを借りての結婚式だ。
白いタキシードを着た俺は、明日菜(爺ちゃん)が居る控え室のドアを開けて中に入った…。

ウェディングドレスを着た明日菜(爺ちゃん)が化粧椅子に座っている。
傍らには美津子さんが佇んでいて、母娘の会話を交わしている最中だった様だ。

「あら！清彦さん素敵よ！幸三さん…主人との結婚式を思い出すわ…。」

「ありがとうございます。お義母さん…。」

「清彦さんのお祖父様もきっと出席したかったでしょうに…残念ね……。」

「そ、そうですね。」

明日菜(爺ちゃん)は、そんな俺と美津子さんの会話を笑みを浮かべて聞いていた。

暫しの沈黙の後、明日菜(爺ちゃん)は美津子さんに言った。
「お母さん…、私の体を産んでくれてありがとう。私…清彦と、清彦と私の赤ちゃんを幸せにするね。」

「立派になったわね明日菜…。」
その後…、美津子さんは会場で待っている…と言って、控え室から出て行った。

あとは…明日菜(爺ちゃん)と俺が、ホールに入場するだけだ。

「爺ちゃん、今日だけは明日菜本人に過ごさせてやってくれないか？」

それに対して爺ちゃんのこたえは

「仕方ないのう…。」
少しムスっとした明日菜(爺ちゃん)は、俺の目の前でくるりと一回転して見せた。
ウェディングドレスの裾ががフワリと舞い上がる…。
綺麗だった…。

明日菜はニコリと笑うと俺の手を掴んだ。

「さあ、みんがな待ってるわ！行きましょう清彦……♪」
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参列者の拍手の中、式場に二人揃って入場した。
明日菜のお父さんの幸三さんはいかめしい顔をほころばせ、美津子さんは嬉し泣きをしている。
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そして、俺と明日菜は誓いの口づけを交わした。

結婚式が終わり、その後の二次会も終わって家へ帰って来た…。

先に明日菜がシャワーを浴びて、今は俺がシャワーを浴びている。
熱いお湯を肌で感じながら、俺はさっき家の門をくぐる時の明日菜の言葉を思い出していた…。

「これで、私は『種田明日菜』になれたのね……。うふっ♪」
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「ふう……。」
シャワーを浴び終わり、俺は脱衣所の中で濡れた体をバスタオルで拭っていた。
俺がそうしている所へ、脱衣所のドアが開いて明日菜が入って来た。
一糸まとわぬ、裸の…姿で…。

「なっ！？」
俺が声を失っていると、明日菜が俺に抱きついて来た。
お互い裸なので、肌の温もりを直に感じる…。

明日菜の乳房が俺の胸板で潰され、とても柔らかな感触が伝わって来た…。
腹には、ぽってりと膨らんだ４ヶ月の明日菜のお腹が軽く押し付けられた感触がある…。

「今日は結婚初夜じゃ…、抱きしめてくれ清坊…。」

俺は思わず、明日菜の形の良い大きな尻を抱きしめた。
以前よりもふくよかさを増していて、明日菜の体の変化を実感した。

明日菜が艶のある声で言った。
「うん？ふふ…、ワシを孕ませてくれた悪ガキが大きくなって、ワシの腹に当たっとる…。」

明日菜は、急激に大きくなった俺の愚息の先っぽ部分を手で触った。

「さあ、部屋へ行こう…清坊…。」
俺は…明日菜の体を抱き上げて脱衣所を出た。
二人共生まれたままの姿で。

「清彦 ♪ 愛してる」
お姫さま抱っこで寝室に到着すると明日菜はそう言ってキスをしてきた。
初夜で夫婦として初めてのエッチだから、爺ちゃんが気を利かせて明日菜本人と代わってくれたようだ。
明日菜に胸やあそこを愛撫する。
やがて明日菜は可愛い声を出しながらイッた。

しばらくすると明日菜が起き上がる。
「清坊もかなり腕をあげたな ♪ 愛撫だけで明日菜ちゃんと一緒にイッてしまったわい ♪
さて、明日菜ちゃんはまだ気を失っとるからワシと交代してもらったぞ。
清坊、今度はワシが相手じゃ ♪ 」

「爺ちゃん…。」

「だいぶ溜まっとるのじゃろう？」
明日菜はニヤリと微笑むと、俺の陰嚢を指でニギニギと揉んだ。

「う！？はあはあ…。」

「この玉袋の中で作られた清坊の子種が…。」

そう言いかけると、明日菜は俺の陰嚢から手を離して自身のぽってりと膨らんだ腹部を両手で撫で摩った。

「…ワシの腹に宿って赤ん坊に成長しつつある…不思議なもんじゃ。なあ…清坊」

明日菜は仰向けで寝転ぶ俺の上に座り込み、パンパンに膨れて黒光りする愚息を両手で、シュコシュコ…と擦り始めた。

「うぅっあ……。」

「清坊のチン〇は優秀じゃ…ワシの体と双葉ちゃんをほとんど同時に孕ませるとはのう♪」

明日菜は淫蕩に微笑みながら手を早めた…。
「清坊の遺伝子を引き継ぐ…ワシのひ孫達じゃ。清坊…もっと、もぉっと！父親として頑張るんじゃぞ！うふふ♪」

「う…ぁっ！」
俺は明日菜の手技に堪らずに限界に達してしまった…。
宙に向けられていた俺の愚息の先端から、ブバァッ！と、白い液が噴出して、
ぽってりと突き出た明日菜の腹に掛かった。
明日菜は、自分の腹部に付着した精液に愛おしげな手つきで触れると、腹全体に塗り広げたのだった………。

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「清坊……？ふう…寝てしもうたか……。」

清彦は結婚式の疲れと射精のあとの倦怠感から眠ってしまった。
明日菜は、眠りにつく清彦にぴったりと添い寝をしながらひとり言を呟いている。

明日菜は、清彦の精液でヌルヌルとする自分の腹に手を置きながら言った。

「うーむ、もう少し腹が安定せんと本格的な行為は無理じゃな…。
次の『スケベ』の時にはどんな女体に乗り移るかのう…。また美津子ちゃんの体に入るか？あるいは………。」

自分の母親を「ちゃん」付けで呼んだ明日菜は、その後も暫くの間ひとり言を呟いていた。

次の日、目を覚ました俺は寝室から居間へ降りた。

「うん…、少し頭が痛い・・。」
二次会で飲んだ酒が今になって効いたようだ・・・。

居間に入ると、キッチンで朝食を作っている明日菜の後ろ姿が見えた。

その格好は

「明日菜！裸でエプロンなんて着てたら、お腹が冷えちゃうよ！」

一応パンティを穿いた大きな尻を振りながら料理を作っていた明日菜は、
ニッコリと笑いながら俺の方を振り返って言った。

「おはよう♪ア・ナ・タ！」

俺達は台所の食卓に向かいあって座り、朝食を食べ始めた。

食卓に並んでいる食事は…

茶碗大盛りの白米…俺は麦ご飯が好きなのだが、爺ちゃんは「臭い飯は喰えん！」と言って、昔から白米しか食べない。
おかずは…焼いたサンマ、大根おろし、にんにくの蜂蜜漬け、イナゴの佃煮、こんぶの佃煮、
山芋の短冊切り醤油かけ…。

さらに明日菜は、自分のご飯茶碗の飯に納豆と生卵を掛けて、それを胃に流し込むようにして食べている。

裸エプロン姿で、若い女性があまり好まない様な純和風の食事を勢い良く食べる明日菜の姿は、
やはりシュールな光景だった…。

しかも、つい昨日に結婚式を終えて今日からは夫婦だなんて、やはり信じられない思いだ…。
ましてや、明日菜のぽってりと突き出たお腹の中では俺の娘が育ちつつあるのだ。

ほんの五か月前には、想像も出来なかった。
初対面の看護婦さんと出会った直後にセックスをして子供を作ってしまい、デキ婚をする事になるなんてな……。

俺はモソモソと食事を口に運ぶ…。

爺ちゃんはこれからどうするつもりなんだろう？
やはり…、明日菜の体に憑依し続けて、明日菜の人生を生き続けるつもりなのだろうか？
俺から…と言うか傍から見れば、爺ちゃんが乗り移った状態で明日菜のフリをされたら
誰がみても明日菜本人にしか見えない…。何しろ明日菜の両親すら欺いた位なのだからな…。
もし…、爺ちゃんの本体が死亡したら…爺ちゃんの魂？はどうなるんだろうか？
消滅するんだろうか？あるいは…。

俺がこんな事を考えていると、明日菜(爺ちゃん)が屈託のない笑顔で話して来た。
「どうした清坊？箸が止まっとるぞ？たくさん食わんと体力がつかんぞ♪」

「爺ちゃんは食べすぎだよ…。昨夜触ってみた感じ、その…前よりちょっと太くなってたよ？」

「バカじゃな清坊！？ワシの体は今、二人分の栄養を摂らんとならんのじゃから当然じゃ！
まあ『子作り道』を極めれば、いずれ清坊にも分かるじゃろう♪」

そんな『道』は聞いた事ないが、明日菜(爺ちゃん)の中には存在するんだろう、多分…。

そこまで考えた所で、明日菜の左手薬指に結婚指輪が嵌められているのに気がついた。
………本物の明日菜も、結婚指輪に……俺との結婚を喜んでくれていたら…良いのだが…。

結婚から二ヶ月がたった。

明日菜のお腹は６ヶ月に達し、誰が見ても妊婦だと分かる様になっていた。
俺が強く言い含めた為、この間には他の女性に乗り移ったりはしていない。
もしかすると…、爺ちゃんは母親として我が子を自分の腹の中で育てる事に喜びを感じているのかもしれない。

俺は父親としてやっていけるのだろうか？しかも、こんなインモラルな環境で…。
……正直な所不安で仕方ない…、がしかし……俺は明日菜と子供の為にも気を強く持とうと思った。

今日は、俺と明日菜の休みが重なった。
見かけによらずに明日菜の体は本当にタフだ、６ヶ月の腹を抱えて看護師の仕事をこなしていた。
…産休は来月からとる予定になっている。

明日菜は居間のソファーに座って、大きくなったお腹を擦りながらテレビを見ている。

俺が何とはなしにそんな明日菜を眺めていると、明日菜は突然自分の腹を見下ろして…
「あっ！？」
と、言う驚いた様な声を漏らした。

「どうしたの明日菜？」
俺は声を掛けた。

「清彦！いま赤ちゃんがうごい…ひぃっ！？あ…、あ、……清坊！いま赤ん坊が動いたぞっ！」

明日菜は満面の笑みを浮かべてそう言った。

明日菜は、身に着けているマタニティシャツをガバッとたくし上げて腹部を露出させる。

「清坊！早く！早く触ってみい！」
俺は明日菜の突き出た腹を触ってみた。

…？

「明日…爺ちゃん、何にも伝わってこないけど…？」

「むう…、耳を押し付けて、ワシの腹の中の音を聴くんじゃっ！」

「こ、こう…？？」

俺は明日菜の腹に耳を当ててみた。
集中して聴いてみたが、血流の流れる音以外は特には…。

明日菜はそこで、人差し指で自分の腹を弾いてみせた。
すると…、明日菜の腹の中から

『ポコッ…』
という音が返って来た。

「うあ！き、聞こえた！」

「どうじゃ清坊…、父親になった気分を実感できるじゃろう？」

「う？、うん…。」
確かに…、感動した…。

明日菜(爺ちゃん)は俺の頭を撫でた。

「ワシも、婆さんがお前の父親を孕んどった時、今の清坊と同じように婆さんの腹の音を聞いたもんじゃ…♪」

「………。」
…俺は何と言えば良いのか分からなかった。

さら一ヶ月がたった…。

明日菜のお腹は7ヶ月になった。
爺ちゃんは他の女性に乗り移らない代わりだ…と言って、俺との夜の生活を強く求めるようになっていた。
俺はお腹の子を心配して新婚初夜の後は求められても行為は拒絶していた…先週までは…。
だが、明日菜に乗り移った爺ちゃんの目には、性欲を押さえつけている俺の内心はお見通しだったらしい…。

風呂に入りながらいきり勃つ愚息をなだめようとしていた時、突如として浴室に
踏み込んで来た明日菜に現場を押さえられてしまい……。
その後はなし崩しだった………。

「ん…んふ…、ぶちゅ…ちゅばぁ…。」

明日菜はスケスケのレースのブラとショーツを身に着けただけの姿でしゃがみ込み、
俺はソファーに裸で座っている状態だ。
明日菜は俺の股間に顔を押し付けて、勃ち上がった俺の愚息を口に含んでいる。

「はあはあ…。」
興奮で息が荒くなる中、俺は明日菜の様子をよく見てみた…。

右手は股間に…見るからに濡れているショーツに手を突っ込み、秘所を指で弄り…。
左手は大きく膨らんだ自分の腹部を、優しく撫でており…。
顔は…興奮で顔を赤らめた顔に、歓喜の表情を浮かべていた…。

「うっ、ぁ…！」
我慢の限界に達した俺の股間から、精液が噴出する。
明日菜は口の中に放出された精液を、嫌がる素振りを見せる事もなく飲み込み始めた…。
ｺﾞｸﾘ…ｺﾞｸﾘ…と、喉が動き明日菜の胃の中に精子が納まってゆく…。
俺が出したばかりの液を飲み込み続ける明日菜の姿は、堪らなく淫蕩なものだった…。

俺が射精後の放心状態でソファーにぐったりともたれ掛かっていると、明日菜は俺の太ももの上に腰掛けて来た。

「うあっ！？お、重いよ明日菜…。」

「二人分の重さじゃからのう。父親としてしっかりと支えるんじゃ清坊♪」

「う？うん…。」

「そんな事よりも、近頃ワシの乳が張って来てのう…。すまんが揉んでくれんか？」

「う、うん…。」

俺は明日菜の乳房に手で触れて、下から持ち上げる様にしてみた。

「どうじゃ？重くなったじゃろう」

確かに…元はDカップだった明日菜の乳房は、サイズが見るからに大きくなっているのが見てとれたが…、
重さの方もかなり重くなっている。

「乳の中がほぐれる様に揉んでくれ清坊。」

俺はその言葉を受けて、明日菜の乳房をニギニギと揉み始めた。
以前から明日菜の乳房は張りがあって揉み心地が良かったが、今ではさらに張り詰めて
指が押し返される感覚が感じ取れた。

そのままたっぷりと１０分程揉んでいると、乳首の辺りが僅かに湿り気を帯びているのに気付いた。
俺がそれに気付くと同時に、喘ぎ声を漏らしていた明日菜が言った。

「あぁんも、もう十分じゃ。最後に手マンでイカせてくれ」

俺は、濡れそぼっていた明日菜の股間のショーツの中に手を差し込み、濡れた陰毛を掻き分けて秘裂の中に指を侵入
させ、明日菜を絶頂に導いたのだった……。

…明日菜のお腹は８ヶ月に入った。
既に明日菜は産休を取得している。

朝、出勤するために家を出た所で、楠木さん夫妻と出くわした。
スーツ姿の旦那さんは俺に会釈をすると車で出勤して行った。

楠木双葉さんは、大きなお腹を手で抱えるように触りながら笑顔で俺に会釈すると、自宅の中に戻っていった…。
以前聞いた話によると明日菜よりも一ヶ月程早く、今は９ヶ月の筈だ。
あと、一ヶ月程で産まれるのだろう…。

双葉さんのお腹の中の子供…その父親の事を考えると…。
俺は思わず自分の股間に目を向けてその場で少しの間考え込み、…その後出勤するため会社に向かうのだった。

…明日菜のお腹は９ヶ月になった。

夕食後にソファーに座っていると、明日菜は俺の隣に寄り添うように座って来た。

「赤ん坊は順調じゃぞほれ！これをみてみい♪」
明日菜は、超音波エコー写真を俺に見せて来た。
そういえば今日は、明日菜は産婦人科に行って来たんだったか…。

「……。」
すっかり大きくなっている…。

「楽しみじゃな♪元気に産まれてこい♪ん？……あたっ！！」

「どうしたの明日菜？」
突然シャツをたくし上げて大きな腹部を露出させると、痛みを抑えるように腹を撫で摩っている。

「痛つつ……いや何、赤ん坊がワシの腹を蹴ったんじゃ。まったく女の子なのにお前は乱暴じゃのう♪
それっ！おしおきじゃ！」
明日菜はそう言うと、少しだけ乱暴な手つきで自分の腹をペシッ！と、叩いた。
その直後、明日菜のお腹の表面がグニ！グニ！と波打つ。
これは…、すごい胎動だと思った…。

「あ、明日菜…あんまりやりすぎるなよ。」

「なに、このぐらい平気じゃ♪ひ孫とのコミニケーションじゃしな」
明日菜はその後も暫くの間、自分のお腹の中の子供とのキックゲーム？を楽しんでいた…。

…明日菜のお腹は１０ヶ月に達した。

「ふう…、うん流石に苦しいのう…。」
ポンポコに膨らんだお腹を抱えて、明日菜(爺ちゃん）はソファーに深く座っている。

「うー…、流石は清坊の子種…ワシのひ孫じゃ。どんどん大きく成長しとる…
清坊……すまんがワシの腹を撫でさすってくれ……。」

「はいはい…。」
俺は明日菜(爺ちゃん）のポンポンを優しく撫でた。

「そう言えば…、双葉ちゃんが出産したそうじゃな？」

「うん、女の子だったってさ…。」
楠木双葉さんは、明日菜に先立って先週女の子を出産していた。

「そうか♪そうか♪ワシの初ひ孫じゃ！ワシの方も負けずに頑張るぞぃ♪！」

屈託なく笑う明日菜の腹はこれ以上ないほど大きくなっていた。
元気に産まれて来てくれれば良いが…。

１０日程あと…。

会社で勤務中の俺に、美津子さんから電話があった。

「清彦さん！明日菜が産気づいたの！急いで戻ってきて！」

…俺は、課長に退社許可を貰って明日菜のいる産婦人科医院へ向かった。

医院にたどり着いて急いで分娩室への前まで行くと、明日菜の両親が心配そうな顔で待合椅子に座っていた。

「お、お義母さん！明日菜の様子はどうですか！？」
俺は美津子さんに尋ねた。

「順調みたいよ。もう少しで産まれると思うわ…。大丈夫！あの子は私と同じで安産型の腰をしてるもの…。」
美津子さんは気丈に答えたが、やはり心配そうだ…。

そこに分娩室から声が漏れ聞こえて来た。

『……ぎゃああああぁぁ……股が裂け……ぬおぉぉ……。』

「……。」

声が絶えて十数秒後……。

『おぎゃー！おぎゃー！おぎゃー！……』

産まれた……。

一週間後…。

自宅に帰って来た明日菜と俺…、その間に産まれた『美駆』との新しい生活が始まった…。

明日菜は美駆を抱いて居間のソファーに座っている。
明日菜の腕の中で眠っていた美駆が目を覚まして泣きだした…。

「うー…、うぇん！うぇん！」

「おー、よしよし♪腹が減ったんじゃな？」

そう言うと、明日菜は大きく張った乳房を露出させて、美駆の顔の前に乳首を差し出した。
薄いピンク色だった明日菜の乳首は茶色に色付き、乳首自体のサイズも若干大きくなっている。

その乳首を美駆はパクリとくわえ込み、口をマグマグ…と動かして乳頭から溢れ出る母乳を飲み始めた…。

「おー飲んどる飲んどる♪いっぱい飲んで大きくなるんじゃぞ♪
にしても…母乳が自分の乳から出るというのは妙な感覚じゃ…」

授乳をしていた明日菜が、俺の視線に気が付いて話し掛けてきた。

「何見とるんじゃ？」

「……。」

たっぷりと母乳を飲んだ美駆は、ゆっくりと目を閉じて再び眠りについた…。
明日菜は美駆をベビーベッドに寝かせると、剥き出しの自分の乳房を両手で握った。

「うん！やっぱり良いチチじゃいくらでも出てくるぞぃ♪」

明日菜は乳首からにじみ出た自分の母乳を、指で掬って口に運びペロリと舐めると言った…。

「清坊！まだ乳が余っとるから吸ってくれんか？……ベッドの上でな♪うふっ」

END

憑依霊になった爺ちゃん4

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