「きよひこ早くぅ」
「誰かに見られちゃうぅ!」
「お願いだからぁ!!」
甘ったるい声が人気の無い砂浜に響く。
眼下には、俺のほうへいやらしく尻を突き出した美少女が三人。
どれもただの女じゃない。
頭からは耳が生えてるし、おまけに愛らしい尻尾がフリフリと左右に振られている。
潤んだ視線が俺に突き刺さる。明らかにどいつもこいつも発情していた。
……まぁ、そのように仕込んだのはこの俺だが。
水着のパンツは下げられ、雌のおまんこが汁を流しながら陽光に晒されている。
よく見ればパンツから糸を引いている。……実にいい光景だ。
このままバックからケダモノのように犯してやろう。
獣娘に変わり果てたこの三人にはそれがいい。
それも屋外でするのが相応しく思われる。
もちろん、まだまだ調教が足りていないのは認めるが……
その前に、今日はたっぷりとかわいがってやろう。
潮の匂いに混ざってビニルシートの上からは淫臭が立ち登ってくる。
三人にプレゼントした水着は既にはしたなく乱れて、既に覆い隠すという役割を果たしていない。
同じものをプレゼントしたのは、互いに差が無いことを証明し三人が仲良くさせ……
いや三人ではない、三匹だ。
三匹が等しく俺のハーレムの一員である。
そして互いを仲良くさせるために、贔屓はなしだ。
現在のところそれはうまく機能している。
しょせんはケモノ娘。野生の衝動がお互いに何をしでかすか分かったもんじゃない。
すべては俺のアイディアどおりに進んでいるようで、眼下の三匹が仲良く並んだ光景はとても象徴的だった。
……さてと、今日はどいつから楽しませてもらおうかな。
===
左のウサギ娘は、元になった男の名をとしひこと言う。
「と」で始まる、だから兎。洒落で考えた割にはうまく機能している。
こいつは、元々は俺の一学年下の、無邪気で素直な後輩だった。
としひこ自身も、何かあったときには先輩、先輩と頼りにしてくれていた。
だから俺が、実験に協力してくれと頼んだ時だって……
何の躊躇いもなく「はい!」と元気に答えてくれた。
実験と言うのは、動物の遺伝子と同時に知伝子を人間に埋め込むものだった。
人間も元を辿れば原始細胞、微生物。
子宮の中で人間が生まれ、育つ中で辿るのは地球の歴史そのもの。
だが、ただ他の生き物の遺伝子を発現させただけでは意味が無い。
耳や尻尾や毛皮の生えた、ただの動物コスプレ人間ができてしまう。
俺の実験は更に一歩進んで、動物の特性を人間の中に取り込ませようと言うものだった。
具体的に言えば、たとえばアメコミのスパイダーマンだ。
蜘蛛の遺伝子を埋め込み、糸を吐き出すような人間を作ったとしよう。
例えばそれがビルの谷間に糸を吹き付けて自由自在に宙をうごけるようになるか?
否、それは特殊な訓練が必要になるだろう。それでは不完全なのだ。
スパイダーマンはスパイダーセンスと言う超能力が(以下アメコミ談義)
つまり、俺の目標は動物の本能を手に入れた人間、超人を作ることだった。
(……それ自体も通過点に過ぎないが)。
===
俺たちが通っていた高校の理科実験室で、としひこは俺に尋ねた。
「……で、僕は何の遺伝子を埋め込まれるんですか?」
「ウサギだ」
「うさぎぃ!? 何でウサギなんすか、もっとカッコいい…… ワニとか」
ワニにウサギで因幡の白兎かよ!
と言う突っ込みはさておき、俺はウサギのジャンプ力の素晴らしさを伝えた。
「仮面ライダーを思い出せ。あれはバッタの超人だ。だが昆虫はどうしても気持ち悪い。
ウサギの超人ならバッタほどではないが相当のジャンプ力を手に入れられるぞ。足も長いし」
おそらくは軽度の身長コンプレックスであるとしひこをだますにはそれで十分だった。
「ボクやります!」
「では尻を向けろ」
「はい!」
……こいつの素直さは社会に出すには心配だ。
俺がペットとして家庭で飼ってやろう。うんそれがいい。
学生服のズボン越しに、尾てい骨のあたりに白い丸々とした尻尾を取り付ける。
「なんか温かいですね」
「そうか…… 他に変化は…… あるな」
効果は覿面(てきめん)だった。
「うわ、わっ!」
としひこが頭に手をやる。頭皮がやわらかく持ち上がり……
ウサギの耳がぐにぐにと伸びてくるのが見えた。
同時に小柄で丸顔だったとしひこの顔はやや色白に傾き、髪がしゅるしゅると伸び始めた。
後で気づいたのだが、金髪の、少しウェーブのかかったロングだった。
その間、俺はビデオ撮影に夢中だった。科学は記録に残してこそナンボだ。
としひこの悲鳴が実験室に響き渡る。
「なんなんですかコレぇー!?」
バニーガールのように肩まで垂れ下がった長耳をつかんでとしひこが叫んだ。
学ランとの合わせ技で破壊力はバツグンだ!
「安心しろ、想定の範囲内だ」
「許容の範囲外ですー!」
としひこの声も、既に幼い子供のものに変わっていた。
元々が細い体つきだったが、ズボンはやや張りを見せており、尻が成長したのは間違いない。
この尻が成長する場面は後で何度もスロー再生したものだ。
胸が思ったほど大きくならなかったのは、後でとしひこに怒られたが、初実験としては十分な成果だった。
としひこは不思議そうな手つきで胸を押さえている。
「せん、ぱぁい……」
目が赤ずんできたのは、泣きそうだったのもあるだろうが、うむこれは兎の目……
実験は明らかに成功だ。
「ひゃぁあああああああああ!!!」
としひこが股間を押さえて叫び、床に敷いたマットの上に崩れ落ちた。
金色の髪がふわりと揺れる。
耳がピンと突き立って、それから、ふにゃりと力が抜けた。
……床に座り込んだ金髪ウサギ娘が恨めしそうな顔で俺のほうを見上げてくる。
「お疲れのところすまんが、ちょっと待っててくれ、としひこ。今PCにデータを打ち込んでるから」
「せんぱい、あの……」
「ん?」
「これ元に戻れるんですよね?」
「あぁ、俺が埋め込んだ尻尾を取ればしばらくして元に戻るよ。ちゃんと説明したろ?」
「よかったぁ……」
少し安心したのか、変身時のショックが薄れたのか、としひこが興味深々に自分の新しい体を眺めている。
「せんぱい、これ服がキツいんですけど緩めても良いですか?」
「良いぞ。男同士、なにも遠慮するな」
「また先輩は冗談を…… なにこれぇ!!!」
膨らみかけたおっぱいを見てとしひこが再び叫んだ。ちゃぁんと録音しておいた。
「なにこれって、そりゃとしひこ、おっぱいだろ」
「なんで、どうして僕にオッパイが出来ちゃってるんです!?」
「組み込んだ遺伝子がメス兎のものだったようだな」
「髪が伸びた時点である程度は予想してたんですけど…… それぐらい事前に調べてくださいよ!」
「すまんすまん」
おそらくは怖いのか、としひこはズボンには手をやらなかった。
……まじめなヤツ。その方が好みだが。
としあきの文句を適当にあしらいながら、俺は更なる変化を待つ。
……そろそろ望んだ特性が発現するころだ。
「せん、ぱい?」
「どうした? 落ちついたらそろそろジャンプ力や聴力の検査をしたいんだが」
「あ、これって耳が良いからですか……?」
長い耳を器用にレーダーにして、としひこは四方八方の音を聞いているらしい。
「自分の心音までよく聞こえる……」
「どうだ?」
「すっごく、ドキドキしてます……」
「よしよし」
床に敷いてやったマットの上でもじもじし始めるとしひこ。
俺はわざと無視してPCの画面を見つめる。
「準備ができたらジャンプ力からしたいんだが、どうだ跳べそうか?」
「せんぱいっっっっっ!!!!!!!!」
床から跳ねとんだとしひこが頭から俺に突っ込んでくる。
いいジャンプ力だが……
「うわぁ!?」
「せんぱい!!!!!せんぱいせんぱいせんぱいせんぱいせんぱいせんぱい!!!!!!」
小さいとは言え十分な勢いがついたとしひこを支えきれず、俺は床にしりもちをついた。
俺に馬乗りになった(兎のくせに)としひこは叫んだ。
「ボクに何したんですか!」
「ウサギの特性を組み込んだウサギ超人にした」
「それだけじゃ、なくてぇ……っ!!!!」
すりすりとほお擦りをされた。耳がパタパタしているのが音で分かる。
「なにを、したんですかぁ…………っ!!!?」
「知らなかったのか?」
ウサギは寂しがりやなんだ。だから年中発情してる。
「せんぱいのバカッ!」
「バカと天才は紙一重なのだ」
「バカバカバカバカバカバカバカバカーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
地団太を踏むとしひこ。すごい音だ。
実験室の真下の教室のヤツは驚いたことだろう。
これをスタンピングと言う。ウサギが怒ってる証拠だ。
この実験…… 俺の勝利だ!!
「んんんっ……!!」
勝利の余韻に浸るまもなく、としひこに唇を奪われた。
既に学生服のズボンの前が濡れているのが確認できる。
はだけたシャツからは小ぶりのおっぱいがピンと上を向いて自己主張している。発情しているようだ。
「せんっぱぁい・・・♪♪」
変身直後にしては良い馴染みっぷりだぞ、としひこ。兎娘が板についている。
「としひこ、実験は成功だ」
「おめでとうございます、せんぱぁい!ばんざぁい!せんぱぁい!」
「今のお前は何だ?」
「……ひ、一人じゃ寂しいバニーガールですぅ!!」
「バカを言え。俺がいるだろう」
赤く充血したとしひこの目に喜びの色が宿る。
シャツを脱ぎ捨てたとしひこはもうセックスやる気満々だ。
だが、もう少し人気のない所にいかなければ……
========
俺が次なるアクションを検討していると、理科実験室の扉が開いた。
「ちぃーす…… なんださっきの音は、相撲でもしてんのかお前らは……
――って、何やっとんじゃぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!????」
俺の同期、親友であるけんじが、床のマット上の俺たちを見て絶叫していた。
……くそっ、面倒なことになった。
としひこのヤツはもう少しゆっくり変身させるつもりだったから、鍵もかけてなかった俺の不手際は認めざるを得ない。
だが、これもそれも些細な問題だ。実験計画は順調に進んでいる。
「としひこ、押さえつけろ」
「はい!」
俺の上から天井まで跳ね上がったとしひこは、そのまま反転し天井に両足を突いた。
半裸の兎娘が獲物を見下ろす、一瞬の出来事だった。
「お、おいなんだお前は誰だ!?」
けんじが叫ぶと同時に、としひこは天井を蹴って飛びついていた。
勢いよくマットに叩きつけられ、拘束されるけんじ。
「は、放せコラ! おい何のマネだきよひこ!!」
「……悪いねぇけんじ。俺はお前に二つ謝らなくちゃならない」
俺は床に転がるけんじの傍に歩み寄って、その顔をゆっくり覗き込みながら言った。
「その角度から見えるか、このバニーちゃんの顔が?」
「……お、おいまさかお前としひこなのか!?
なぁきよひこ、ついにやったのか!? 実験成功なのか?」
「あぁ、やったとも、やってしまった。けんじのいない間に実験してすまなかった」
「すげぇな! ハハハやったなきよひこ!」
コイツもお人よしだ……
俺(+としひこ)に酷い目に合わされたのに、もう俺の実験の成功を喜んでくれている。
「じゃ、もう騒がないからコイツを退けてくれな、い……」
俺の顔つきを見て、さすがに察したらしい。
「……悪いね、けんじ。もう少し穏便に変身させてやるつもりだったのに」
お前は犬(けん)だ。俺の愛犬になれ。
=======
茶色く垂れた耳は、愛らしさと服従の証し。
丸まった尻尾は和犬の特徴を残している。
さながら血統書付きの品評会に出られそうな美しいフォルム。
床の上でのたうっている、けんじの学生服の胸のボタンがはち切れそうだ。
赤いショートカットの美少女犬が、俺の目の前で生まれつつある。
「けんじ、今どんな気分だ?」
「ち、畜生…… なんてことしやがるんだ覚えてろ……っ?」
「可愛い声じゃないか、喜んでくれよ。実験はまたしても成功のようだ」
お前が犬畜生になるんだよ。
「クソッ、誰がお前の犬なんかになるかよ! なってたまるかよ!」
「躾がなってないな。飼い主の顔が見たいよ」
としひこが不思議そうなとぼけた声で尋ねる。
「飼い主はきよひこじゃないの?」
「まだ飼い始めてないし、そもそも俺まだ躾けてないし」
「なるほど」
「としひこ、お前は服着て待機、あとカーテン締めてドアのカギも掛けといてね」
「了解っ!」
丸いお尻をフリフリしながらとしひこが理科室の中を歩き始める。
……素直だ。素晴しいできばえを今は喜ぼう。
「お前もそう思わないかい、けんじ君。としひこのお尻に見とれてたようだが」
「いっ、いや確かにジロジロ見ちゃったが…… ズボンも履いてないのは反則だろ!」
「尻尾があるんでね、としひこはもう、特別製のズボンかスカートしか履けないのだ」
「……なるほど」
「もうすぐお前もそうなるんだぞ?」
多少なり脅してやると、けんじは顔をやや青ざめさせる。
だが肉体の変化は止まらない。
おっぱいは既にとしひこのサイズを上回りシャツを弾けて外気に晒されている。
骨盤の変化に耐えられず、既にズボンも脱ぎ下ろしている。
「い、いやだっ! 俺は絶対にとしひこみたいにはならないからなっ!!」
「お前は犬だから、兎みたいにはならないと思うけどね」
トランクス姿の美少女というのも乙なものだ。
生地の外から観察するに、既にペニスは体内に引っ込んでしまっているようだ。
ビデオ撮影とパソコンへの記録を続けていた俺はそこで一旦、手を止めてけんじに話し掛ける。
「落ち着いたかけんじ、動けるようになったか?」
「……そ、そろそろお前をブン殴れそうな感じがしてきたっ!!」
立ち上がり(その勢いで乳は激しく揺れた)、俺に飛びかかろうとするけんじ。
としあきが「あっ!」と声を上げたが、距離が少し遠すぎたな。
その尖った犬歯が俺の首筋に突き立てられる直前に、俺は小さな声で命令した。
『おすわり』
途端、けんじが飛びかかろうとした時と同じ速度でその場にしゃがみ込んだ。
「うぐぐぐぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
うなり声は、女の声とは言え流石に怖い。
可愛らしい唇の内側で、犬牙もむき出しだし。
「どうやら変化は順調なようだな」
「きよひこ、いったい俺に何をしたんだ!」
「お前を犬にしたい、と言っただろう。犬は人間の言うことを聞くものだ」
「誰が聞くか!」
声は威勢が良いものの、けんじはお座りの姿勢から動くことは無い。
見下ろす俺からはヤツの愛らしい顔とおっぱいが丸見えだ。
「試してみようか、『お手』」
俺の手に、けんじの小さくなった手がポンッ、と置かれる。
「お利口だね、けんじ」
「クゥン♪」
頭を撫でてやると、怒っていたのを忘れたかのような甘ったるい声を出す。
「――ってオイ!オイオイオイ! いい加減にしないか! しないと怒るぞ!!」
「もう怒ってんじゃないか…… 『お黙り』 ……よーし良い子だ」
「キュゥウゥゥン♪♪」
今度は耳の辺りをひっかくように指でマッサージしてやると、これまた可愛らしい声で鳴くのだ。
「けんじ君もだいぶ犬に馴染んできたようだけど、どんな気分だい?」
「ハッハッハッハッ……!!」
「あぁ、『お黙り』は終了、自由に喋って良いよ」
「くそっ、なんて事しやがるんだ! す、すっげぇ気持ち良かったじゃ無いか!!」
「他には?」
「鼻が良くなってる、耳もだけど兎に角は鼻だ。色んな匂いが嗅ぎ分けられる」
そう言ってけんじは、兎娘のほうを振り向いて言った。
「としこお前、発情してるだろ。すげぇ匂いだ。汗もそうとういてる。……かなり我慢してんのか?」
「悪かったね! さっきボクだって実験中だったのに…… けんじが入ってくるから!」
どうやら的中してたようで、としひこの頬がいっそう紅く染まっている。
その顔もまた愛らしい。けんじの後でお楽しみしようね。
「けんじ、お前は俺の愛犬になる。良いか?」
「はい!」
「よーしよし…… では『ちんちん!』」
言われると同時にけんじは俺の前にひざまずき、俺のズボンのベルトをカチャカチャと取り外す。
「あぁ…… 畜生、もうどうしようにも無い…… 匂い… 臭うんだよさっきからさぁ……」
としひこの痴態とけんじの調教に興奮していた俺のペニスは、さっきから先走った汁でパンツを汚していた。
ボロン、とこぼれた、半分は堅くなりかけていた竿をけんじが丁寧に指で支える。
「ハァッ、ハッハァッ、ハァァァンッ、ンッ……♪」
熱い吐息を吹きかけられるだけで俺のペニスはグググ、と持ち上がりそうになる。
そこを雌犬の熱い舌がザラリと舐め上げた。
「……ンッ、ンッッ、ンッッ……♪♪ ンゥゥゥンッッ!♪!」
まだ幼さの残る犬少女がペニスをしゃぶり上げる姿は、まるでご褒美の骨付き肉を貰った姿のようだ。
もう少し楽しんでいたかったが、としあき、きよひこと連続に変身させている俺の性的興奮は既にMAXだった。
「さすがに限界だ…… 出すからしっかり飲み干せよ!!!!」
コクコク、と頷く犬の喉で亀頭が締め上げられ、俺は我慢できず射精した。
雌犬少女の涙で潤んだ瞳は、支配される屈辱と支配される喜びの両方を備えていて、美しかった。
その赤毛の髪を、俺は優しく撫でてやった。
お前は俺の愛犬だからな。
======
愛らしい口でしゃぶられていると、犬歯の側面に撫でられてペニスは再び堅くなり始める。
連戦といきたいが、ここはグッとこらえて、犬耳少女の口からペニスを引き剥がす。
「わかるかい、後でちゃんとご褒美はあげるから、『おあずけ』だ」
「わんっ!」
「それまで部屋に誰も入ってこないよう警戒していてくれ。できるよな?」
「もちろん! 今のアタシなら番犬だってちゃぁんとできますから!」
嬉しそうに返事をする、ほとんど全裸の元友人(新しい名前も考えてやらにゃあかん)を置いて俺は振り返る。
――そこには机の角でオナニーに耽る兎耳少女がいた!
「よく我慢したな、次はお前を可愛がってあげる番だよ」
「ホントなの!?」
「あぁ、防音になってる予備室のほうに行こうか」
予備室には仮眠所として寝袋を置いているのだが、そこに辿り着くやいなや俺は兎耳少女に押し倒された。
「オイオイなんで……」
「も――ぅ我慢できないッ!センパイのペニスいただきますからッ!」
馬乗りになったバニー少女がいきなりおまんこにペニスを挿入しようとする。
が、初めてなのにそう上手くいくはずも無い。
「いや、もう少し堅くしないと無理だと思うが」
「ムキーーッ!!」
いきなり前歯で噛み付かれるかと思った。
にんじんにむさぼりつくような勢いで、亀頭から睾丸までのあちこちを凄い勢いで舐め上げられる。
俺は上体を起こして、愛犬よりも少し貧相な胸を撫で上げてやると兎耳が快感にフルフルと震えた。
「やった立った!いただきまーす!」
言うや否や、うさぎが凄い勢いで俺にペニスに腰を落とす。
生暖かい肉腔に浸された、という感覚がまず最初にあり、次に小さくうごめき始める。
「き、きもちいいーーよぉぉぉーー……これ」
トロンとした赤い目が少し虚ろなまま、可愛らしい腰が次第にグラインドし始める。
「す、すごい! すごいの、すごいセンパイのすごいすごいすごいすごいすごいーーーーーー!!!」
最初は呟く程度だったウサギの声はだんだん我を忘れた嬌声へと変わっていく。
上下に激しく跳ねる兎少女があまりにも可愛かったので、俺は思わずその腰を掴んで強く引き寄せた。
「はッうぅぅぅんんnッッッッ!!!!!」
……ガクガクガクッ、と兎の体が小刻みに激しく揺れて、できたての膣の中がギュルギュルと締まる。
その気持ちよさに負けて、俺は今日2回目の射精をバニー少女の腔内へ放っていた。
精液をぶちまける度に、彼女の小さな体は嬉しそうに震えて、その笑顔は蕩けるように幸せそうだった。
しっかりと出し切って、俺はバニーガールの体をそっと横たえさせると毛布を掛けてやった。
……しかし、まぁ初体験なのに激しく乱れたものだ。
こっちの下半身も彼女の愛液でグショグショだ。
とりあえずタオルで拭いたけどシャワーを浴びたいな……
=======
さて、俺が理科実験予備室を出ると、けんじが尻尾を振りながら出迎えてくれる。
「あぁ、もうちょっと待て、まだ『お預け』だ」
「うぅぅぅっっ……!!」
抗議を上げる声もずいぶん優しくなったものだ。
これで、としひこはペット、けんじは愛犬だな。順調な滑り出しだ。
愛玩犬の赤髪をワシャワシャと撫でながら、俺は理科室の合い鍵を開けて入って来た先生に声を掛けた。
「――で、どう思います、先生?」
「見事。お見事だよ、きよひこ君。君には本当に才能がある。教え甲斐があるよ」
先生は拍手しながら、後ろ手に理科室のカギを掛ける。
俺に遺伝子工学と今回の実験についてのイロハを教えてくれたのは、そもそもは先生だ。
先生の理論を基に、俺がその理論を発展させて今日の実験がある。
T大卒で、これだけの実験技術と理論を構築した先生なのに、こんな高校で理科の教師をしている。
複雑な事情がありそうだったが、俺が敢えて聞くことはなかった。
必要になったら先生から教えてくれることだろう。
イケメンで、独身で、女子生徒人気はダントツのNo.1。
そんな先生に個人教授してもらえた俺は、もちろん俺の才能は俺自身が評価したいが……
先生との出会いが無ければ、この若さで俺がこの実験を成功させる事は不可能だったろう。
「可愛いこのワンちゃんはけんじ君だろう。その様子だと、としひこ君も見事に変身させたようだね?」
「はい、実験データを基に更なる改良が加えられそうです。変身にかかる時間も思ったより短くて……」
「あぁ、子細は結構、また後で聞くよ。放課後の時間は限られている」
「そうですね、先生」
実験はまだ終わっていない。
=======
「それで、この悪魔のような実験を目撃してしまった私もまた、君の実験対象なのだね?」
「そうですね、口封じ、という訳ではありませんが」
そもそも実験予定については先生に全部伝えている訳だし。
「青は藍より出でて、藍より青し。君がこの技術をもって何を企むのか……
よかったら最後に私にも教えてくれないかな?」
「さっきから人聞きが悪いですよ先生…… 先生にはまだまだ教えて頂きたいことがあるんです」
「悪い悪い、私だって人間だからね、君の才能に嫉妬しているんだよ」
「この超人化計画の3例目、すなわち先生で成功すれば俺の計画は実行段階に移ります」
「それは?」
「『アニマルプラネット計画』。超人よ来たれ。地球上に平和をもたらす計画です」
「……それは世界征服なのかな?」
「さぁ、どうなんでしょう。ひとまずは日本、次は世界でしょう。計画通りはいかないと思います」
「妨害が入ると?」
「もちろん。テレビの悪の組織は怪人を一人ずつお出しするからやられるんです。
種類、そして数によってパンデミックは瞬きする間に世界中に広がるはずです。
俺はそれをやりたい、やってみたい、なぜかって、やれるからです」
「少年が大志を抱く、教育者としてこれほど嬉しいことは無い。応援しよう、やってくれたまえ」
「……そこで先生。先生で実験する前に、一つだけお願いがあります」
「なんだね? 何でも聞こうじゃないか。聞くだけになるかも知れないが」
「もし、ボクが失敗したら…… その時は先生、先生がこの『アニマルプラネット計画』を継いで下さい」
「……」
「先生ならできると思います」
「……わかった、生徒の頑張りを支えるのも教師の努めだ。しかし!」
「?」
「今は失敗を怖れずにやりたまえ」
「……はい!」
======
俺が先生に準備したのはしなやかに長く、ブルーの毛並みをした尻尾だった。
「ふむ、私はネコかい?」
「先生の気高さなどを考えるとシャム猫のような姿が相応しいかと。独立独歩の精神も、その気紛れさも」
「――なかなか良い変態っぷりだね。いいよ」
先生は尻尾を腰に突き刺して、それから尻尾を踏まないよう注意深く椅子に座った。
「……背筋がゾワゾワするね。これは不可逆なのかい?」
「いちおう可能性は残してありますが、それがなにか?」
「いや…… 気持ちいいんでね。また別種の何かに変身させて貰うことも考えたのさ」
「余裕ですね。自分の中に自分でないものが生まれてくる感覚は?」
「そうだな…… あぁ胸が膨らんできた。くすぐられているみたいで気持ちいい。
尻も大きくなってきた。ズボンがきついな…… いやもう少し履いておこう。その方がフェチだろう?」
「ご明察です」
「髪が伸びてきたな…… これはどれぐらい伸びるんだい?」
「ロングは間違いないはずですが、気に入らなかったら切って下さい」
「いや、君のデザインだ、きっと気に入るよ」
そう喋っている間にも先生の胸は通り越して、巨乳と爆乳の間ぐらいまで大きくなる。
「おぉ…… 自分でなってみると衝撃的だね。声も変わってきたかな」
「尻尾も動かせているようですよ先生」
「おっ、本当だ。不思議な感覚だな…… 例えて言うなら、出来なかった逆上がりが出来るようになったみたいな」
「脳に尻尾を動かす新しい回路が生まれてるんですから、そういうことでしょう」
「なるほど。頭が痒くなってきた…… これは耳かな? にゃーん」
「可愛いですよ先生」
「にゃぁん♪」
真顔でふざけている先生だったが、その頬が徐々に赤くなっている事を俺は見逃していなかった。
成人しているためか乳房や骨盤の成長が他の二人より著しい。
ハンサムだった先生の顔はどんどん丸みを帯びてやや幼くなり、キツかった目付きもやや穏やかになる。
その頭部にはぴんッと張り詰めた大きな猫耳が成長してきて、どうやら猫耳美女が生まれつつあった。
「ウェストが細くなるねぇ…… 爪もある程度は出し入れできるようだな」
「木登りが上手になると思いますよ」
「違いない、登ってお昼寝かな」
「先生みたいな美女が木の上で昼寝していたら、人だかり間違いないですよ」
「あまり大人の女性をからかうもんじゃないよ?」
「俺は本気ですけどね」
「どうやら変身が一段落したようだよ」
先生のスーツはぴちぴちで、シャツのボタンはやっぱり弾け飛んでいる。
ベルトは外しているもののお尻はどうやらズボンは収まったようで、尻尾が背中にユラユラと揺れている。
「どれ、歩いてみようかな」
先生は猫科特有のしなやかさで立ち上がり、そのままキャットウォークを始める。
背の高い先生は、少し猫背になっては見えたけど両手を振りながら、尻尾でバランスを取りながらステップを踏む。
見事な歩き方だった。けんじも後ろから見とれているのが気配で分かった。
「フフフ、胸やお尻が揺れて面白いな。髪が長いのもこれはどうして……」
先生が見事な青髪を掻き上げる、まるでシャンプーのCMのようだ。
「なかなかの美人になったんじゃないかな?」
「そうですね、間違いなく美猫であることは間違いないですよ」
「そうやって私を猫かわいがりするつもりなのか知れないが、そうはいかない」
瞬間、身をかがめた先生は一瞬で俺の目の前まで飛び来ると、長い整った爪で俺の頬を?いた。
「……これは何のマネです?」
「猫の力の私でもいま、君を殺せた」
「それは無理ですよ?」
「強がりを言うんじゃ無い。いいかい、君は 世界を変えようと言うんだ。
たとえば君がこの計画の首謀者とばれたらどうなると思う?
刺客が来るか、それとも君を怖れた身内からいつ寝首をかかれるか分からない」
「俺はそれでも良いんですけど」
「それではダメだ、それでは世界は変わらない!」
先生が強い口調で言うので、俺は少しばかり身構える。
「いいかい、君も男なら、始めたら最後までやり遂げる気概が欲しい。君は少しひねているからそこが心配だ」
「努力しますよ」
「頼むよ、私みたいに失敗しないでくれたまえよ」
そう言うと、先生は再び、俺の近くの丸椅子に優雅に腰掛けた。
「さて…… 着る服はあるのかな? 今私は、どうやって帰ろうか真剣に考えているんだが」
「ありますけど、まだですよ先生」
「? おっと、生徒との淫らな行為に及ぶほど、私は落ちぶれてないよ」
長い人差し指をチチチ、と振りながら先生は俺の前でそう宣言した。
「たとえ君が望んでもダメだ。後ろのとしひこ君、けんじ君のようにはいかないと思うよ」
「それは先生のプライドですか?」
「……どうだろう? こうやって君の被検体になった時点で君に脱帽しているし、君に協力もするが」
先生は俺の方に色っぽい流し目を送りながら、言葉を続ける。
「私は、君の部下にはならないよ」
「俺もその方が嬉しいです。先生には先生でいて欲しいし」
「ふふん、君が将来的に良い男になったら考えてあげないでもない、今の私は女性だしね」
猫先生は優しい目で俺を見詰める。
「男性の私は、ある意味で君の才覚に惚れていた」
「恐縮です」
「次は女性の私を、君という雄に惚れさせてみて欲しいものだな」
その優しい瞳が何とも言えない色気をひそめていて、さっきから高ぶり続けている俺の性欲に火を付けた。
「――あの、悪いんですけど先生」
「どうした?」
「それ、前借りさせてもらうの、ダメですか?」
「なんだって?」
「先生を惚れさせるのは約束しますから、とりあえず今から俺とHなことしませんか?」
「さっき言っただろう? 私はこんな姿でもまだ教師なのだから……」
それまで曲線を帯びてユラユラしていた先生の尻尾がピンッと強直した。
「あ、あぁっ!! しまったっ!!」
「さっき俺を殺せたって言いましたよね? でも無理でしたよ。ちゃんと準備してましたから」
「かっ、考えが及ばなかった私の負けか…… 君に完敗だな」
力なく敗北宣言する先生は指をスーツのズボンの股間に這わした。
そのズボンの前は距離が離れていても既に濡れていることに、少し離れた位置のけんじも気が付いたはずだ。
……まぁ匂いで気が付いてるな。アイツの場合。
「あぁぁあっ! あっ凄い! スゴイよきよひこ君! これはちょっと… んっっ!」
指がズボンに食い込み、同時に先生が腰を浮かして背筋をよじった。
「これは男性には無い感覚だね!」
「先生、人間の女性にも無いでしょう、発情期というものは」
空いた方の手で先生が自分の巨乳をわし掴んだ。
その指の谷間には硬さを増したピンク色の大きな乳首が垣間見えた。
「んんんにゃゃぁやぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁああんんんんっ!!!!」
さっきの余裕ある先生の態度はどこかに消えてしまった。
「にゃーん」とふざけていたあの声も、今は妖艶とも言えるほどの猫科の発情しきった潤いの叫び。
悲鳴にも近い。
「ず、ずるいぃぃ…… んぅっ」
先生が指差すその先には、俺がさっきからお守り代わりにポケットにしまっていたマタタビ袋。
整った眉がひそめられ、苦しみ、歪む。
秀麗な顔付きが今はだらしなく口が半開きで、頬は朱に染まり、はしたなく舌を出す。
指はひっきりなしにズボンの上から秘所をかき回し、尖った爪先が乳首をやさしく摘まみ上げる。
尻尾と一緒に、その腰はいやらしくカクカク動きながら俺の方に近付いてくる。
「先生、女になったばかりなのに、はしたないですね」
「ひ、ひどい……」
「さっき自分で言ってましたよね? 生徒との淫行には及ばないって」
「言ったぁ…… 言ったんだけどぉ……」
力なく俺の前にしゃがみ込む先生は、手にも力が入らないようで、だけど目だけはしっかり俺を見据えている。
それは確かに、雌猫の目だ。これまでの理知的な先生の目にはなかった光。
女になっても、猫になっても、まだ失われてなかった理性の光が、今は肉欲に溺れている。
……溺れている? そう、確かに。
「許して…… 欲しいの……」
「何が欲しいんです?」
「きっきっ、きよひこくんが! きよひこ君が欲しいのです…… にゃ!」
俺は屈み込んで、先生の顎を持ち上げてその唇にキスをする。
唇を分けて舌を送り、猫科特有のザラザラとしたその舌を俺から舐め上げて、服従させる。
それを先生は大人しく受け入れていた。借りてきた猫のように大人しく、素直だった。
「良いですよ先生、その語尾、萌えました」
俺がトンッ、と先生の肩を押すと、先生はそのまま床のマットの上に仰向けに寝転がる。
その乳房がぶるんぶるんと揺れて、その揺れ自体も先生に肉の快楽を押しつけているらしい。
「にゃんっ!」
と口にするそれは、少しばかりわざとらしかったが、俺に気に入られようとする態度ならそれも可愛らしい。
さっきは兎少女に半ば強制和姦されていたから、今度は俺が先生を犯すことにしよう。
ズボンを引き剥がし、美しい青髪の猫耳美女の裸体を眼下にさらけ出す。
「いやぁぁ…… もうドロドロなのにゃぁ……」
濡れぼそる女体の神秘を楽しむように、先生は指でクチュクチュと自分を慰めながら俺を見詰めている。
「あぁ、けんじ? としひこと遊んでて良いぞ」
「ワンッ!」
少し名残惜しげに吠えると、けんじは準備室で転がっているだろうとしひこの所に駆けていった。
二人…… いや二匹だな。二匹でレズプレイして遊ばせておこう。
「で、先生、覚悟はできました?」
「もうとっくにできてる…… にゃぁん! はやくはやくぅ!」
「まぁそう焦らずに……? 先生は恋人にこんなこと言わせてたんですか?」
先生がちょっとだけ恥ずかしげに目をそらした。……あぁ昔は恋人がいたんですか。ごめんなさい。
でもすぐ忘れさせてあげますね。
「にゃぁぁん♪」
乳首をコリコリと舌先で舐め上げると、先生の指が俺の頭に押し当てられる。
もっと強く舐めろと言うことだろう。
もう片方の乳首を指で摘まみ上げていると、先生の爪が俺の頭皮に押し当てられていて少し痛い。
「先生、ちょっと痛い」
「にゃぁん先生も早く女性の快感を知りたいのにゃぁんにゃぁん♪」
「にゃーにゃーウルサイですよ。……じゃぁ分かりました。二度と引き返せなくしてあげます」
「にゃ?」
「もう二度と、先生は金輪際、ネコ以外になろうと思いませんし、思わないようにしてあげます」
俺はお守り袋からマタタビの実を取り出して、それを口に含んだ。
「ふにゃぁぁーーー!ふにゃぁぁーーー!ふぎゃっぁぁーーーー!!!」
なにをされるのか察した先生が抗議の鳴き声をあげるが、それさえも今は可愛らしく聞こえる。
先生に抱き付くと柔らかく、大きな胸が当たる。
その感触を楽しみながら、俺はもう一度、先生と長いディープキスをした。長く。深く。
=====
「にゃぁンッ♪ ンァッ、ンッンッ♪ ンャニ、ニン、にゃぁンッ♪ にうンッ♪」
「そうそう、楽しんでくれて嬉しいですよ先生。」
「にゃぁぁぁん♪」
「すっかり雌猫の顔になりましたね。良いんですよ先生、今は全部忘れて……」
「ふにゃぁぁぁぁぁんッ♪ ンッ、ンンッ!♪ にゃぁんにゃぁん♪」
俺の注挿にあわせて、先生の口から甘い甘い鳴き声が漏れる。
先生の柔らかい太股が俺の腰をしっかりホールドして、いわゆる妊娠固めという姿勢だ。
どうやら先生は乳首を乱暴にされるのが好きらしく、俺が軽く歯先を当てると喜んで俺を抱き締めてくれる。
蕩けきった表情は女の喜びに満ち溢れていて、先生の面影を探すのが一苦労なぐらい性に乱れていた。
「うん! うん! にゃぁん♪ ニャッ、ニャッ!♪」
リズミカルに鳴く雌猫の翡翠色をした目は潤い、何もかもを忘れた女性としての喜びに満ち溢れていた。
「しばらくは人間としての言葉も忘れて、喜んで下さい。先生に喜んで欲しい」
「にゃうんッ! にぅンッ!♪♪ にゃぅンンッッッ!!!」
少し強く腰を押し当てれば、恐らく亀頭部が届くのは先生の真新しい子宮口。
しばらく押し当てたままにしていると、先生の顔はますます赤くなってイヤイヤと首を振る。
「なにがイヤなんですか? え、妊娠しちゃうとかそんな心配を?」
恥ずかしげに開く口からは甘い吐息しか漏れてこなくて、先生の脳裏はいまどんな考えが駆け巡っているのか。
「可愛いですよ先生、死ぬほど可愛い。ずっとそんな顔してて欲しい」
俺はすこしペースを上げて腰をグラインドさせる。
すると先生は俺のリズムに合わせるようにして腰を揺さぶりながら、乳を揺さぶりながら、全身を揺すって。
俺に合せようとしてくれる。
「苦しいんですか先生?」
イヤイヤと首を振る。
「気持ちいいんですか先生?」
ウンウン、と激しく首を縦に振る。そんな先生に俺はまたキスをしてあげる。
空いた手で出来たての猫耳をつねり、すっかり馴染んだ尻尾を撫でて、それからラストスパート。
「ニャァァァァぁぁ!♪にゃぁぁあああァァァァァァアアアアァッ!♪!♪!」
ひときわ長く叫んだ先生の鳴き声に合わせて、蕩けてしまうほど熱い先生の膣内で俺は精液を解き放った。
同時に先生の全身がガクガクガクと細かく震えて、その目から大粒の涙が零れて、頬をなぞった。
乳房自体が生き物のように蠢いて、ピンク色の乳首がより高ぶった快感を背筋に走らせて……
膣は激しく俺の男根を締め上げて、何もかも手放さないように膣口からしっかりと締め上げて。
……先生からキスをされた。俺は優しくその唇を捕まえてあげた。
======
「先生、もう放してくれませんか?」
「……もうちょっとだけにゃ♪」
俺の体を抱き締める先生は、膣そのものもキュウキュウと締め付けて俺のペニスさえ解放してくれない。
この辺り、元々が童貞と思われるとしひこやけんじと違う。
……その分だけ、達成感も征服感もひとしおなのだけど。
っ、とそろそろ片付けないと、警備員さんなどにこの淫行乱交の後を見られたらマズすぎる。
計画に支障をきたす……
「先生、そろそろ」
「あと少しだけ……」
仕方無い、俺は耳元で先生に囁いてやった。
「困りましたね、このプッシー・キャット先生」
「ふんにャァァァ…… にぃゃあァぁあんッッ!?」
油断させた隙に俺は先生の両乳首をつねりながら、硬さを取り戻し始めていたペニスをもう一度押し込んでやった。
よほどの快楽スポットだったのか、先生の拘束が緩んだので俺は脱出して後輩と同級生の様子を見に行く。
======
「さて、後片付けも済んだところで、『アニマルプラネット計画』は次のフェーズに移ります」
「「「はい!!!」」」
整列した三人がどうにも可愛くて俺も思わずニッコリしてしまう。
しかし気を引き締め直そう。作戦はこれからだ。
「じゃぁ、としひことけんじは一緒にアジトに移動します。家には帰れないしね?
先生はひとまずマンションに帰って、後で合流します。
明日の朝までに、そして明日の通勤ラッシュで尻尾パンデミックを起こす予定で」
「「「はい!!!」」」
=====
【バッドエンド?】
――さてあとの顛末は、まぁ良いだろう。
『アニマルプラネット計画』は残念ながら頓挫したのだ。
人類の三分の二が超人に変わった時点で、俺自身が気が付いたのだ。
人類がいてこそ、ケモ耳美少女・美女の価値があるのでは?
俺は作戦に急ブレーキをかけた、それ自体は難しいことでは無い。
人間、超人の間のいざこざも、まぁ以前からある人間同士の問題と大差は無い。
なるようになる、ダメならまた何か新しい計画を始めるさ。
さて俺の目下の問題は……
バニーガール、愛犬、ネコと変わり果てた俺のハーレム美少女・美女たち。
彼女たちはすっかり今の姿に馴染んで、楽しんでいる。
だから俺は、こんな誘惑にも駈られる。
……俺自身も、どんな動物美少女に変身して、彼女たちと同じ快感を味わってみたい。
しかしいちど変身して、後戻りできるだろうか?
前例は無い。だから躊躇している。
俺は悩みに悩んで、それをハーレムの三匹ともよく相談して、そして……
【ハッピーエンド?】
――さて、あとの顛末は、まぁ良いだろう。
世界は超人に包まれた。ケモ耳・ケモ尻尾のあふれかえる素晴しい世界だ。
俺は世界を支配しようだの政治家になろうだの、考えた事は無い。
それはそれ、やりたい人物にしてもらえばいい……
いや、動物だな。
テレビを見てもネットを見ても可愛い動物人間ばかりで、俺としては非常に満足している。
『アニマルプラネット計画』は完了した。人類は新たな階段をのぼったのだ。
さて俺の目下の問題は……
「きよひこ早くぅ」
「誰かに見られちゃうぅ!」
「お願いだからぁ!!」
甘ったるい声が人気の無い砂浜に響く。
眼下には、俺のほうへいやらしく尻を突き出した美少女が三人。
どれもただの女じゃない。
頭からは耳が生えてるし、おまけに愛らしい尻尾がフリフリと左右に振られている。
潤んだ視線が俺に突き刺さる。明らかにどいつもこいつも発情していた。
……まぁそのように仕組んだのはこの俺だが。
水着のパンツは下げられ、雌のおまんこが汁を流しながら陽光に晒されている。
よく見ればパンツから愛液の糸を引いている。……実にいい光景だ。
この三匹のハーレムをどう維持するかは重要な問題だ。
三匹とも良くしてくれるし、俺の大事な元後輩で、元友人で、元先生だ。
まぁ時間はある、たっぷり可愛がってあげることにしよう。俺の人生をかけて。
オワリ
「誰かに見られちゃうぅ!」
「お願いだからぁ!!」
甘ったるい声が人気の無い砂浜に響く。
眼下には、俺のほうへいやらしく尻を突き出した美少女が三人。
どれもただの女じゃない。
頭からは耳が生えてるし、おまけに愛らしい尻尾がフリフリと左右に振られている。
潤んだ視線が俺に突き刺さる。明らかにどいつもこいつも発情していた。
……まぁ、そのように仕込んだのはこの俺だが。
水着のパンツは下げられ、雌のおまんこが汁を流しながら陽光に晒されている。
よく見ればパンツから糸を引いている。……実にいい光景だ。
このままバックからケダモノのように犯してやろう。
獣娘に変わり果てたこの三人にはそれがいい。
それも屋外でするのが相応しく思われる。
もちろん、まだまだ調教が足りていないのは認めるが……
その前に、今日はたっぷりとかわいがってやろう。
潮の匂いに混ざってビニルシートの上からは淫臭が立ち登ってくる。
三人にプレゼントした水着は既にはしたなく乱れて、既に覆い隠すという役割を果たしていない。
同じものをプレゼントしたのは、互いに差が無いことを証明し三人が仲良くさせ……
いや三人ではない、三匹だ。
三匹が等しく俺のハーレムの一員である。
そして互いを仲良くさせるために、贔屓はなしだ。
現在のところそれはうまく機能している。
しょせんはケモノ娘。野生の衝動がお互いに何をしでかすか分かったもんじゃない。
すべては俺のアイディアどおりに進んでいるようで、眼下の三匹が仲良く並んだ光景はとても象徴的だった。
……さてと、今日はどいつから楽しませてもらおうかな。
===
左のウサギ娘は、元になった男の名をとしひこと言う。
「と」で始まる、だから兎。洒落で考えた割にはうまく機能している。
こいつは、元々は俺の一学年下の、無邪気で素直な後輩だった。
としひこ自身も、何かあったときには先輩、先輩と頼りにしてくれていた。
だから俺が、実験に協力してくれと頼んだ時だって……
何の躊躇いもなく「はい!」と元気に答えてくれた。
実験と言うのは、動物の遺伝子と同時に知伝子を人間に埋め込むものだった。
人間も元を辿れば原始細胞、微生物。
子宮の中で人間が生まれ、育つ中で辿るのは地球の歴史そのもの。
だが、ただ他の生き物の遺伝子を発現させただけでは意味が無い。
耳や尻尾や毛皮の生えた、ただの動物コスプレ人間ができてしまう。
俺の実験は更に一歩進んで、動物の特性を人間の中に取り込ませようと言うものだった。
具体的に言えば、たとえばアメコミのスパイダーマンだ。
蜘蛛の遺伝子を埋め込み、糸を吐き出すような人間を作ったとしよう。
例えばそれがビルの谷間に糸を吹き付けて自由自在に宙をうごけるようになるか?
否、それは特殊な訓練が必要になるだろう。それでは不完全なのだ。
スパイダーマンはスパイダーセンスと言う超能力が(以下アメコミ談義)
つまり、俺の目標は動物の本能を手に入れた人間、超人を作ることだった。
(……それ自体も通過点に過ぎないが)。
===
俺たちが通っていた高校の理科実験室で、としひこは俺に尋ねた。
「……で、僕は何の遺伝子を埋め込まれるんですか?」
「ウサギだ」
「うさぎぃ!? 何でウサギなんすか、もっとカッコいい…… ワニとか」
ワニにウサギで因幡の白兎かよ!
と言う突っ込みはさておき、俺はウサギのジャンプ力の素晴らしさを伝えた。
「仮面ライダーを思い出せ。あれはバッタの超人だ。だが昆虫はどうしても気持ち悪い。
ウサギの超人ならバッタほどではないが相当のジャンプ力を手に入れられるぞ。足も長いし」
おそらくは軽度の身長コンプレックスであるとしひこをだますにはそれで十分だった。
「ボクやります!」
「では尻を向けろ」
「はい!」
……こいつの素直さは社会に出すには心配だ。
俺がペットとして家庭で飼ってやろう。うんそれがいい。
学生服のズボン越しに、尾てい骨のあたりに白い丸々とした尻尾を取り付ける。
「なんか温かいですね」
「そうか…… 他に変化は…… あるな」
効果は覿面(てきめん)だった。
「うわ、わっ!」
としひこが頭に手をやる。頭皮がやわらかく持ち上がり……
ウサギの耳がぐにぐにと伸びてくるのが見えた。
同時に小柄で丸顔だったとしひこの顔はやや色白に傾き、髪がしゅるしゅると伸び始めた。
後で気づいたのだが、金髪の、少しウェーブのかかったロングだった。
その間、俺はビデオ撮影に夢中だった。科学は記録に残してこそナンボだ。
としひこの悲鳴が実験室に響き渡る。
「なんなんですかコレぇー!?」
バニーガールのように肩まで垂れ下がった長耳をつかんでとしひこが叫んだ。
学ランとの合わせ技で破壊力はバツグンだ!
「安心しろ、想定の範囲内だ」
「許容の範囲外ですー!」
としひこの声も、既に幼い子供のものに変わっていた。
元々が細い体つきだったが、ズボンはやや張りを見せており、尻が成長したのは間違いない。
この尻が成長する場面は後で何度もスロー再生したものだ。
胸が思ったほど大きくならなかったのは、後でとしひこに怒られたが、初実験としては十分な成果だった。
としひこは不思議そうな手つきで胸を押さえている。
「せん、ぱぁい……」
目が赤ずんできたのは、泣きそうだったのもあるだろうが、うむこれは兎の目……
実験は明らかに成功だ。
「ひゃぁあああああああああ!!!」
としひこが股間を押さえて叫び、床に敷いたマットの上に崩れ落ちた。
金色の髪がふわりと揺れる。
耳がピンと突き立って、それから、ふにゃりと力が抜けた。
……床に座り込んだ金髪ウサギ娘が恨めしそうな顔で俺のほうを見上げてくる。
「お疲れのところすまんが、ちょっと待っててくれ、としひこ。今PCにデータを打ち込んでるから」
「せんぱい、あの……」
「ん?」
「これ元に戻れるんですよね?」
「あぁ、俺が埋め込んだ尻尾を取ればしばらくして元に戻るよ。ちゃんと説明したろ?」
「よかったぁ……」
少し安心したのか、変身時のショックが薄れたのか、としひこが興味深々に自分の新しい体を眺めている。
「せんぱい、これ服がキツいんですけど緩めても良いですか?」
「良いぞ。男同士、なにも遠慮するな」
「また先輩は冗談を…… なにこれぇ!!!」
膨らみかけたおっぱいを見てとしひこが再び叫んだ。ちゃぁんと録音しておいた。
「なにこれって、そりゃとしひこ、おっぱいだろ」
「なんで、どうして僕にオッパイが出来ちゃってるんです!?」
「組み込んだ遺伝子がメス兎のものだったようだな」
「髪が伸びた時点である程度は予想してたんですけど…… それぐらい事前に調べてくださいよ!」
「すまんすまん」
おそらくは怖いのか、としひこはズボンには手をやらなかった。
……まじめなヤツ。その方が好みだが。
としあきの文句を適当にあしらいながら、俺は更なる変化を待つ。
……そろそろ望んだ特性が発現するころだ。
「せん、ぱい?」
「どうした? 落ちついたらそろそろジャンプ力や聴力の検査をしたいんだが」
「あ、これって耳が良いからですか……?」
長い耳を器用にレーダーにして、としひこは四方八方の音を聞いているらしい。
「自分の心音までよく聞こえる……」
「どうだ?」
「すっごく、ドキドキしてます……」
「よしよし」
床に敷いてやったマットの上でもじもじし始めるとしひこ。
俺はわざと無視してPCの画面を見つめる。
「準備ができたらジャンプ力からしたいんだが、どうだ跳べそうか?」
「せんぱいっっっっっ!!!!!!!!」
床から跳ねとんだとしひこが頭から俺に突っ込んでくる。
いいジャンプ力だが……
「うわぁ!?」
「せんぱい!!!!!せんぱいせんぱいせんぱいせんぱいせんぱいせんぱい!!!!!!」
小さいとは言え十分な勢いがついたとしひこを支えきれず、俺は床にしりもちをついた。
俺に馬乗りになった(兎のくせに)としひこは叫んだ。
「ボクに何したんですか!」
「ウサギの特性を組み込んだウサギ超人にした」
「それだけじゃ、なくてぇ……っ!!!!」
すりすりとほお擦りをされた。耳がパタパタしているのが音で分かる。
「なにを、したんですかぁ…………っ!!!?」
「知らなかったのか?」
ウサギは寂しがりやなんだ。だから年中発情してる。
「せんぱいのバカッ!」
「バカと天才は紙一重なのだ」
「バカバカバカバカバカバカバカバカーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
地団太を踏むとしひこ。すごい音だ。
実験室の真下の教室のヤツは驚いたことだろう。
これをスタンピングと言う。ウサギが怒ってる証拠だ。
この実験…… 俺の勝利だ!!
「んんんっ……!!」
勝利の余韻に浸るまもなく、としひこに唇を奪われた。
既に学生服のズボンの前が濡れているのが確認できる。
はだけたシャツからは小ぶりのおっぱいがピンと上を向いて自己主張している。発情しているようだ。
「せんっぱぁい・・・♪♪」
変身直後にしては良い馴染みっぷりだぞ、としひこ。兎娘が板についている。
「としひこ、実験は成功だ」
「おめでとうございます、せんぱぁい!ばんざぁい!せんぱぁい!」
「今のお前は何だ?」
「……ひ、一人じゃ寂しいバニーガールですぅ!!」
「バカを言え。俺がいるだろう」
赤く充血したとしひこの目に喜びの色が宿る。
シャツを脱ぎ捨てたとしひこはもうセックスやる気満々だ。
だが、もう少し人気のない所にいかなければ……
========
俺が次なるアクションを検討していると、理科実験室の扉が開いた。
「ちぃーす…… なんださっきの音は、相撲でもしてんのかお前らは……
――って、何やっとんじゃぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!????」
俺の同期、親友であるけんじが、床のマット上の俺たちを見て絶叫していた。
……くそっ、面倒なことになった。
としひこのヤツはもう少しゆっくり変身させるつもりだったから、鍵もかけてなかった俺の不手際は認めざるを得ない。
だが、これもそれも些細な問題だ。実験計画は順調に進んでいる。
「としひこ、押さえつけろ」
「はい!」
俺の上から天井まで跳ね上がったとしひこは、そのまま反転し天井に両足を突いた。
半裸の兎娘が獲物を見下ろす、一瞬の出来事だった。
「お、おいなんだお前は誰だ!?」
けんじが叫ぶと同時に、としひこは天井を蹴って飛びついていた。
勢いよくマットに叩きつけられ、拘束されるけんじ。
「は、放せコラ! おい何のマネだきよひこ!!」
「……悪いねぇけんじ。俺はお前に二つ謝らなくちゃならない」
俺は床に転がるけんじの傍に歩み寄って、その顔をゆっくり覗き込みながら言った。
「その角度から見えるか、このバニーちゃんの顔が?」
「……お、おいまさかお前としひこなのか!?
なぁきよひこ、ついにやったのか!? 実験成功なのか?」
「あぁ、やったとも、やってしまった。けんじのいない間に実験してすまなかった」
「すげぇな! ハハハやったなきよひこ!」
コイツもお人よしだ……
俺(+としひこ)に酷い目に合わされたのに、もう俺の実験の成功を喜んでくれている。
「じゃ、もう騒がないからコイツを退けてくれな、い……」
俺の顔つきを見て、さすがに察したらしい。
「……悪いね、けんじ。もう少し穏便に変身させてやるつもりだったのに」
お前は犬(けん)だ。俺の愛犬になれ。
=======
茶色く垂れた耳は、愛らしさと服従の証し。
丸まった尻尾は和犬の特徴を残している。
さながら血統書付きの品評会に出られそうな美しいフォルム。
床の上でのたうっている、けんじの学生服の胸のボタンがはち切れそうだ。
赤いショートカットの美少女犬が、俺の目の前で生まれつつある。
「けんじ、今どんな気分だ?」
「ち、畜生…… なんてことしやがるんだ覚えてろ……っ?」
「可愛い声じゃないか、喜んでくれよ。実験はまたしても成功のようだ」
お前が犬畜生になるんだよ。
「クソッ、誰がお前の犬なんかになるかよ! なってたまるかよ!」
「躾がなってないな。飼い主の顔が見たいよ」
としひこが不思議そうなとぼけた声で尋ねる。
「飼い主はきよひこじゃないの?」
「まだ飼い始めてないし、そもそも俺まだ躾けてないし」
「なるほど」
「としひこ、お前は服着て待機、あとカーテン締めてドアのカギも掛けといてね」
「了解っ!」
丸いお尻をフリフリしながらとしひこが理科室の中を歩き始める。
……素直だ。素晴しいできばえを今は喜ぼう。
「お前もそう思わないかい、けんじ君。としひこのお尻に見とれてたようだが」
「いっ、いや確かにジロジロ見ちゃったが…… ズボンも履いてないのは反則だろ!」
「尻尾があるんでね、としひこはもう、特別製のズボンかスカートしか履けないのだ」
「……なるほど」
「もうすぐお前もそうなるんだぞ?」
多少なり脅してやると、けんじは顔をやや青ざめさせる。
だが肉体の変化は止まらない。
おっぱいは既にとしひこのサイズを上回りシャツを弾けて外気に晒されている。
骨盤の変化に耐えられず、既にズボンも脱ぎ下ろしている。
「い、いやだっ! 俺は絶対にとしひこみたいにはならないからなっ!!」
「お前は犬だから、兎みたいにはならないと思うけどね」
トランクス姿の美少女というのも乙なものだ。
生地の外から観察するに、既にペニスは体内に引っ込んでしまっているようだ。
ビデオ撮影とパソコンへの記録を続けていた俺はそこで一旦、手を止めてけんじに話し掛ける。
「落ち着いたかけんじ、動けるようになったか?」
「……そ、そろそろお前をブン殴れそうな感じがしてきたっ!!」
立ち上がり(その勢いで乳は激しく揺れた)、俺に飛びかかろうとするけんじ。
としあきが「あっ!」と声を上げたが、距離が少し遠すぎたな。
その尖った犬歯が俺の首筋に突き立てられる直前に、俺は小さな声で命令した。
『おすわり』
途端、けんじが飛びかかろうとした時と同じ速度でその場にしゃがみ込んだ。
「うぐぐぐぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
うなり声は、女の声とは言え流石に怖い。
可愛らしい唇の内側で、犬牙もむき出しだし。
「どうやら変化は順調なようだな」
「きよひこ、いったい俺に何をしたんだ!」
「お前を犬にしたい、と言っただろう。犬は人間の言うことを聞くものだ」
「誰が聞くか!」
声は威勢が良いものの、けんじはお座りの姿勢から動くことは無い。
見下ろす俺からはヤツの愛らしい顔とおっぱいが丸見えだ。
「試してみようか、『お手』」
俺の手に、けんじの小さくなった手がポンッ、と置かれる。
「お利口だね、けんじ」
「クゥン♪」
頭を撫でてやると、怒っていたのを忘れたかのような甘ったるい声を出す。
「――ってオイ!オイオイオイ! いい加減にしないか! しないと怒るぞ!!」
「もう怒ってんじゃないか…… 『お黙り』 ……よーし良い子だ」
「キュゥウゥゥン♪♪」
今度は耳の辺りをひっかくように指でマッサージしてやると、これまた可愛らしい声で鳴くのだ。
「けんじ君もだいぶ犬に馴染んできたようだけど、どんな気分だい?」
「ハッハッハッハッ……!!」
「あぁ、『お黙り』は終了、自由に喋って良いよ」
「くそっ、なんて事しやがるんだ! す、すっげぇ気持ち良かったじゃ無いか!!」
「他には?」
「鼻が良くなってる、耳もだけど兎に角は鼻だ。色んな匂いが嗅ぎ分けられる」
そう言ってけんじは、兎娘のほうを振り向いて言った。
「としこお前、発情してるだろ。すげぇ匂いだ。汗もそうとういてる。……かなり我慢してんのか?」
「悪かったね! さっきボクだって実験中だったのに…… けんじが入ってくるから!」
どうやら的中してたようで、としひこの頬がいっそう紅く染まっている。
その顔もまた愛らしい。けんじの後でお楽しみしようね。
「けんじ、お前は俺の愛犬になる。良いか?」
「はい!」
「よーしよし…… では『ちんちん!』」
言われると同時にけんじは俺の前にひざまずき、俺のズボンのベルトをカチャカチャと取り外す。
「あぁ…… 畜生、もうどうしようにも無い…… 匂い… 臭うんだよさっきからさぁ……」
としひこの痴態とけんじの調教に興奮していた俺のペニスは、さっきから先走った汁でパンツを汚していた。
ボロン、とこぼれた、半分は堅くなりかけていた竿をけんじが丁寧に指で支える。
「ハァッ、ハッハァッ、ハァァァンッ、ンッ……♪」
熱い吐息を吹きかけられるだけで俺のペニスはグググ、と持ち上がりそうになる。
そこを雌犬の熱い舌がザラリと舐め上げた。
「……ンッ、ンッッ、ンッッ……♪♪ ンゥゥゥンッッ!♪!」
まだ幼さの残る犬少女がペニスをしゃぶり上げる姿は、まるでご褒美の骨付き肉を貰った姿のようだ。
もう少し楽しんでいたかったが、としあき、きよひこと連続に変身させている俺の性的興奮は既にMAXだった。
「さすがに限界だ…… 出すからしっかり飲み干せよ!!!!」
コクコク、と頷く犬の喉で亀頭が締め上げられ、俺は我慢できず射精した。
雌犬少女の涙で潤んだ瞳は、支配される屈辱と支配される喜びの両方を備えていて、美しかった。
その赤毛の髪を、俺は優しく撫でてやった。
お前は俺の愛犬だからな。
======
愛らしい口でしゃぶられていると、犬歯の側面に撫でられてペニスは再び堅くなり始める。
連戦といきたいが、ここはグッとこらえて、犬耳少女の口からペニスを引き剥がす。
「わかるかい、後でちゃんとご褒美はあげるから、『おあずけ』だ」
「わんっ!」
「それまで部屋に誰も入ってこないよう警戒していてくれ。できるよな?」
「もちろん! 今のアタシなら番犬だってちゃぁんとできますから!」
嬉しそうに返事をする、ほとんど全裸の元友人(新しい名前も考えてやらにゃあかん)を置いて俺は振り返る。
――そこには机の角でオナニーに耽る兎耳少女がいた!
「よく我慢したな、次はお前を可愛がってあげる番だよ」
「ホントなの!?」
「あぁ、防音になってる予備室のほうに行こうか」
予備室には仮眠所として寝袋を置いているのだが、そこに辿り着くやいなや俺は兎耳少女に押し倒された。
「オイオイなんで……」
「も――ぅ我慢できないッ!センパイのペニスいただきますからッ!」
馬乗りになったバニー少女がいきなりおまんこにペニスを挿入しようとする。
が、初めてなのにそう上手くいくはずも無い。
「いや、もう少し堅くしないと無理だと思うが」
「ムキーーッ!!」
いきなり前歯で噛み付かれるかと思った。
にんじんにむさぼりつくような勢いで、亀頭から睾丸までのあちこちを凄い勢いで舐め上げられる。
俺は上体を起こして、愛犬よりも少し貧相な胸を撫で上げてやると兎耳が快感にフルフルと震えた。
「やった立った!いただきまーす!」
言うや否や、うさぎが凄い勢いで俺にペニスに腰を落とす。
生暖かい肉腔に浸された、という感覚がまず最初にあり、次に小さくうごめき始める。
「き、きもちいいーーよぉぉぉーー……これ」
トロンとした赤い目が少し虚ろなまま、可愛らしい腰が次第にグラインドし始める。
「す、すごい! すごいの、すごいセンパイのすごいすごいすごいすごいすごいーーーーーー!!!」
最初は呟く程度だったウサギの声はだんだん我を忘れた嬌声へと変わっていく。
上下に激しく跳ねる兎少女があまりにも可愛かったので、俺は思わずその腰を掴んで強く引き寄せた。
「はッうぅぅぅんんnッッッッ!!!!!」
……ガクガクガクッ、と兎の体が小刻みに激しく揺れて、できたての膣の中がギュルギュルと締まる。
その気持ちよさに負けて、俺は今日2回目の射精をバニー少女の腔内へ放っていた。
精液をぶちまける度に、彼女の小さな体は嬉しそうに震えて、その笑顔は蕩けるように幸せそうだった。
しっかりと出し切って、俺はバニーガールの体をそっと横たえさせると毛布を掛けてやった。
……しかし、まぁ初体験なのに激しく乱れたものだ。
こっちの下半身も彼女の愛液でグショグショだ。
とりあえずタオルで拭いたけどシャワーを浴びたいな……
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さて、俺が理科実験予備室を出ると、けんじが尻尾を振りながら出迎えてくれる。
「あぁ、もうちょっと待て、まだ『お預け』だ」
「うぅぅぅっっ……!!」
抗議を上げる声もずいぶん優しくなったものだ。
これで、としひこはペット、けんじは愛犬だな。順調な滑り出しだ。
愛玩犬の赤髪をワシャワシャと撫でながら、俺は理科室の合い鍵を開けて入って来た先生に声を掛けた。
「――で、どう思います、先生?」
「見事。お見事だよ、きよひこ君。君には本当に才能がある。教え甲斐があるよ」
先生は拍手しながら、後ろ手に理科室のカギを掛ける。
俺に遺伝子工学と今回の実験についてのイロハを教えてくれたのは、そもそもは先生だ。
先生の理論を基に、俺がその理論を発展させて今日の実験がある。
T大卒で、これだけの実験技術と理論を構築した先生なのに、こんな高校で理科の教師をしている。
複雑な事情がありそうだったが、俺が敢えて聞くことはなかった。
必要になったら先生から教えてくれることだろう。
イケメンで、独身で、女子生徒人気はダントツのNo.1。
そんな先生に個人教授してもらえた俺は、もちろん俺の才能は俺自身が評価したいが……
先生との出会いが無ければ、この若さで俺がこの実験を成功させる事は不可能だったろう。
「可愛いこのワンちゃんはけんじ君だろう。その様子だと、としひこ君も見事に変身させたようだね?」
「はい、実験データを基に更なる改良が加えられそうです。変身にかかる時間も思ったより短くて……」
「あぁ、子細は結構、また後で聞くよ。放課後の時間は限られている」
「そうですね、先生」
実験はまだ終わっていない。
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「それで、この悪魔のような実験を目撃してしまった私もまた、君の実験対象なのだね?」
「そうですね、口封じ、という訳ではありませんが」
そもそも実験予定については先生に全部伝えている訳だし。
「青は藍より出でて、藍より青し。君がこの技術をもって何を企むのか……
よかったら最後に私にも教えてくれないかな?」
「さっきから人聞きが悪いですよ先生…… 先生にはまだまだ教えて頂きたいことがあるんです」
「悪い悪い、私だって人間だからね、君の才能に嫉妬しているんだよ」
「この超人化計画の3例目、すなわち先生で成功すれば俺の計画は実行段階に移ります」
「それは?」
「『アニマルプラネット計画』。超人よ来たれ。地球上に平和をもたらす計画です」
「……それは世界征服なのかな?」
「さぁ、どうなんでしょう。ひとまずは日本、次は世界でしょう。計画通りはいかないと思います」
「妨害が入ると?」
「もちろん。テレビの悪の組織は怪人を一人ずつお出しするからやられるんです。
種類、そして数によってパンデミックは瞬きする間に世界中に広がるはずです。
俺はそれをやりたい、やってみたい、なぜかって、やれるからです」
「少年が大志を抱く、教育者としてこれほど嬉しいことは無い。応援しよう、やってくれたまえ」
「……そこで先生。先生で実験する前に、一つだけお願いがあります」
「なんだね? 何でも聞こうじゃないか。聞くだけになるかも知れないが」
「もし、ボクが失敗したら…… その時は先生、先生がこの『アニマルプラネット計画』を継いで下さい」
「……」
「先生ならできると思います」
「……わかった、生徒の頑張りを支えるのも教師の努めだ。しかし!」
「?」
「今は失敗を怖れずにやりたまえ」
「……はい!」
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俺が先生に準備したのはしなやかに長く、ブルーの毛並みをした尻尾だった。
「ふむ、私はネコかい?」
「先生の気高さなどを考えるとシャム猫のような姿が相応しいかと。独立独歩の精神も、その気紛れさも」
「――なかなか良い変態っぷりだね。いいよ」
先生は尻尾を腰に突き刺して、それから尻尾を踏まないよう注意深く椅子に座った。
「……背筋がゾワゾワするね。これは不可逆なのかい?」
「いちおう可能性は残してありますが、それがなにか?」
「いや…… 気持ちいいんでね。また別種の何かに変身させて貰うことも考えたのさ」
「余裕ですね。自分の中に自分でないものが生まれてくる感覚は?」
「そうだな…… あぁ胸が膨らんできた。くすぐられているみたいで気持ちいい。
尻も大きくなってきた。ズボンがきついな…… いやもう少し履いておこう。その方がフェチだろう?」
「ご明察です」
「髪が伸びてきたな…… これはどれぐらい伸びるんだい?」
「ロングは間違いないはずですが、気に入らなかったら切って下さい」
「いや、君のデザインだ、きっと気に入るよ」
そう喋っている間にも先生の胸は通り越して、巨乳と爆乳の間ぐらいまで大きくなる。
「おぉ…… 自分でなってみると衝撃的だね。声も変わってきたかな」
「尻尾も動かせているようですよ先生」
「おっ、本当だ。不思議な感覚だな…… 例えて言うなら、出来なかった逆上がりが出来るようになったみたいな」
「脳に尻尾を動かす新しい回路が生まれてるんですから、そういうことでしょう」
「なるほど。頭が痒くなってきた…… これは耳かな? にゃーん」
「可愛いですよ先生」
「にゃぁん♪」
真顔でふざけている先生だったが、その頬が徐々に赤くなっている事を俺は見逃していなかった。
成人しているためか乳房や骨盤の成長が他の二人より著しい。
ハンサムだった先生の顔はどんどん丸みを帯びてやや幼くなり、キツかった目付きもやや穏やかになる。
その頭部にはぴんッと張り詰めた大きな猫耳が成長してきて、どうやら猫耳美女が生まれつつあった。
「ウェストが細くなるねぇ…… 爪もある程度は出し入れできるようだな」
「木登りが上手になると思いますよ」
「違いない、登ってお昼寝かな」
「先生みたいな美女が木の上で昼寝していたら、人だかり間違いないですよ」
「あまり大人の女性をからかうもんじゃないよ?」
「俺は本気ですけどね」
「どうやら変身が一段落したようだよ」
先生のスーツはぴちぴちで、シャツのボタンはやっぱり弾け飛んでいる。
ベルトは外しているもののお尻はどうやらズボンは収まったようで、尻尾が背中にユラユラと揺れている。
「どれ、歩いてみようかな」
先生は猫科特有のしなやかさで立ち上がり、そのままキャットウォークを始める。
背の高い先生は、少し猫背になっては見えたけど両手を振りながら、尻尾でバランスを取りながらステップを踏む。
見事な歩き方だった。けんじも後ろから見とれているのが気配で分かった。
「フフフ、胸やお尻が揺れて面白いな。髪が長いのもこれはどうして……」
先生が見事な青髪を掻き上げる、まるでシャンプーのCMのようだ。
「なかなかの美人になったんじゃないかな?」
「そうですね、間違いなく美猫であることは間違いないですよ」
「そうやって私を猫かわいがりするつもりなのか知れないが、そうはいかない」
瞬間、身をかがめた先生は一瞬で俺の目の前まで飛び来ると、長い整った爪で俺の頬を?いた。
「……これは何のマネです?」
「猫の力の私でもいま、君を殺せた」
「それは無理ですよ?」
「強がりを言うんじゃ無い。いいかい、君は 世界を変えようと言うんだ。
たとえば君がこの計画の首謀者とばれたらどうなると思う?
刺客が来るか、それとも君を怖れた身内からいつ寝首をかかれるか分からない」
「俺はそれでも良いんですけど」
「それではダメだ、それでは世界は変わらない!」
先生が強い口調で言うので、俺は少しばかり身構える。
「いいかい、君も男なら、始めたら最後までやり遂げる気概が欲しい。君は少しひねているからそこが心配だ」
「努力しますよ」
「頼むよ、私みたいに失敗しないでくれたまえよ」
そう言うと、先生は再び、俺の近くの丸椅子に優雅に腰掛けた。
「さて…… 着る服はあるのかな? 今私は、どうやって帰ろうか真剣に考えているんだが」
「ありますけど、まだですよ先生」
「? おっと、生徒との淫らな行為に及ぶほど、私は落ちぶれてないよ」
長い人差し指をチチチ、と振りながら先生は俺の前でそう宣言した。
「たとえ君が望んでもダメだ。後ろのとしひこ君、けんじ君のようにはいかないと思うよ」
「それは先生のプライドですか?」
「……どうだろう? こうやって君の被検体になった時点で君に脱帽しているし、君に協力もするが」
先生は俺の方に色っぽい流し目を送りながら、言葉を続ける。
「私は、君の部下にはならないよ」
「俺もその方が嬉しいです。先生には先生でいて欲しいし」
「ふふん、君が将来的に良い男になったら考えてあげないでもない、今の私は女性だしね」
猫先生は優しい目で俺を見詰める。
「男性の私は、ある意味で君の才覚に惚れていた」
「恐縮です」
「次は女性の私を、君という雄に惚れさせてみて欲しいものだな」
その優しい瞳が何とも言えない色気をひそめていて、さっきから高ぶり続けている俺の性欲に火を付けた。
「――あの、悪いんですけど先生」
「どうした?」
「それ、前借りさせてもらうの、ダメですか?」
「なんだって?」
「先生を惚れさせるのは約束しますから、とりあえず今から俺とHなことしませんか?」
「さっき言っただろう? 私はこんな姿でもまだ教師なのだから……」
それまで曲線を帯びてユラユラしていた先生の尻尾がピンッと強直した。
「あ、あぁっ!! しまったっ!!」
「さっき俺を殺せたって言いましたよね? でも無理でしたよ。ちゃんと準備してましたから」
「かっ、考えが及ばなかった私の負けか…… 君に完敗だな」
力なく敗北宣言する先生は指をスーツのズボンの股間に這わした。
そのズボンの前は距離が離れていても既に濡れていることに、少し離れた位置のけんじも気が付いたはずだ。
……まぁ匂いで気が付いてるな。アイツの場合。
「あぁぁあっ! あっ凄い! スゴイよきよひこ君! これはちょっと… んっっ!」
指がズボンに食い込み、同時に先生が腰を浮かして背筋をよじった。
「これは男性には無い感覚だね!」
「先生、人間の女性にも無いでしょう、発情期というものは」
空いた方の手で先生が自分の巨乳をわし掴んだ。
その指の谷間には硬さを増したピンク色の大きな乳首が垣間見えた。
「んんんにゃゃぁやぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁああんんんんっ!!!!」
さっきの余裕ある先生の態度はどこかに消えてしまった。
「にゃーん」とふざけていたあの声も、今は妖艶とも言えるほどの猫科の発情しきった潤いの叫び。
悲鳴にも近い。
「ず、ずるいぃぃ…… んぅっ」
先生が指差すその先には、俺がさっきからお守り代わりにポケットにしまっていたマタタビ袋。
整った眉がひそめられ、苦しみ、歪む。
秀麗な顔付きが今はだらしなく口が半開きで、頬は朱に染まり、はしたなく舌を出す。
指はひっきりなしにズボンの上から秘所をかき回し、尖った爪先が乳首をやさしく摘まみ上げる。
尻尾と一緒に、その腰はいやらしくカクカク動きながら俺の方に近付いてくる。
「先生、女になったばかりなのに、はしたないですね」
「ひ、ひどい……」
「さっき自分で言ってましたよね? 生徒との淫行には及ばないって」
「言ったぁ…… 言ったんだけどぉ……」
力なく俺の前にしゃがみ込む先生は、手にも力が入らないようで、だけど目だけはしっかり俺を見据えている。
それは確かに、雌猫の目だ。これまでの理知的な先生の目にはなかった光。
女になっても、猫になっても、まだ失われてなかった理性の光が、今は肉欲に溺れている。
……溺れている? そう、確かに。
「許して…… 欲しいの……」
「何が欲しいんです?」
「きっきっ、きよひこくんが! きよひこ君が欲しいのです…… にゃ!」
俺は屈み込んで、先生の顎を持ち上げてその唇にキスをする。
唇を分けて舌を送り、猫科特有のザラザラとしたその舌を俺から舐め上げて、服従させる。
それを先生は大人しく受け入れていた。借りてきた猫のように大人しく、素直だった。
「良いですよ先生、その語尾、萌えました」
俺がトンッ、と先生の肩を押すと、先生はそのまま床のマットの上に仰向けに寝転がる。
その乳房がぶるんぶるんと揺れて、その揺れ自体も先生に肉の快楽を押しつけているらしい。
「にゃんっ!」
と口にするそれは、少しばかりわざとらしかったが、俺に気に入られようとする態度ならそれも可愛らしい。
さっきは兎少女に半ば強制和姦されていたから、今度は俺が先生を犯すことにしよう。
ズボンを引き剥がし、美しい青髪の猫耳美女の裸体を眼下にさらけ出す。
「いやぁぁ…… もうドロドロなのにゃぁ……」
濡れぼそる女体の神秘を楽しむように、先生は指でクチュクチュと自分を慰めながら俺を見詰めている。
「あぁ、けんじ? としひこと遊んでて良いぞ」
「ワンッ!」
少し名残惜しげに吠えると、けんじは準備室で転がっているだろうとしひこの所に駆けていった。
二人…… いや二匹だな。二匹でレズプレイして遊ばせておこう。
「で、先生、覚悟はできました?」
「もうとっくにできてる…… にゃぁん! はやくはやくぅ!」
「まぁそう焦らずに……? 先生は恋人にこんなこと言わせてたんですか?」
先生がちょっとだけ恥ずかしげに目をそらした。……あぁ昔は恋人がいたんですか。ごめんなさい。
でもすぐ忘れさせてあげますね。
「にゃぁぁん♪」
乳首をコリコリと舌先で舐め上げると、先生の指が俺の頭に押し当てられる。
もっと強く舐めろと言うことだろう。
もう片方の乳首を指で摘まみ上げていると、先生の爪が俺の頭皮に押し当てられていて少し痛い。
「先生、ちょっと痛い」
「にゃぁん先生も早く女性の快感を知りたいのにゃぁんにゃぁん♪」
「にゃーにゃーウルサイですよ。……じゃぁ分かりました。二度と引き返せなくしてあげます」
「にゃ?」
「もう二度と、先生は金輪際、ネコ以外になろうと思いませんし、思わないようにしてあげます」
俺はお守り袋からマタタビの実を取り出して、それを口に含んだ。
「ふにゃぁぁーーー!ふにゃぁぁーーー!ふぎゃっぁぁーーーー!!!」
なにをされるのか察した先生が抗議の鳴き声をあげるが、それさえも今は可愛らしく聞こえる。
先生に抱き付くと柔らかく、大きな胸が当たる。
その感触を楽しみながら、俺はもう一度、先生と長いディープキスをした。長く。深く。
=====
「にゃぁンッ♪ ンァッ、ンッンッ♪ ンャニ、ニン、にゃぁンッ♪ にうンッ♪」
「そうそう、楽しんでくれて嬉しいですよ先生。」
「にゃぁぁぁん♪」
「すっかり雌猫の顔になりましたね。良いんですよ先生、今は全部忘れて……」
「ふにゃぁぁぁぁぁんッ♪ ンッ、ンンッ!♪ にゃぁんにゃぁん♪」
俺の注挿にあわせて、先生の口から甘い甘い鳴き声が漏れる。
先生の柔らかい太股が俺の腰をしっかりホールドして、いわゆる妊娠固めという姿勢だ。
どうやら先生は乳首を乱暴にされるのが好きらしく、俺が軽く歯先を当てると喜んで俺を抱き締めてくれる。
蕩けきった表情は女の喜びに満ち溢れていて、先生の面影を探すのが一苦労なぐらい性に乱れていた。
「うん! うん! にゃぁん♪ ニャッ、ニャッ!♪」
リズミカルに鳴く雌猫の翡翠色をした目は潤い、何もかもを忘れた女性としての喜びに満ち溢れていた。
「しばらくは人間としての言葉も忘れて、喜んで下さい。先生に喜んで欲しい」
「にゃうんッ! にぅンッ!♪♪ にゃぅンンッッッ!!!」
少し強く腰を押し当てれば、恐らく亀頭部が届くのは先生の真新しい子宮口。
しばらく押し当てたままにしていると、先生の顔はますます赤くなってイヤイヤと首を振る。
「なにがイヤなんですか? え、妊娠しちゃうとかそんな心配を?」
恥ずかしげに開く口からは甘い吐息しか漏れてこなくて、先生の脳裏はいまどんな考えが駆け巡っているのか。
「可愛いですよ先生、死ぬほど可愛い。ずっとそんな顔してて欲しい」
俺はすこしペースを上げて腰をグラインドさせる。
すると先生は俺のリズムに合わせるようにして腰を揺さぶりながら、乳を揺さぶりながら、全身を揺すって。
俺に合せようとしてくれる。
「苦しいんですか先生?」
イヤイヤと首を振る。
「気持ちいいんですか先生?」
ウンウン、と激しく首を縦に振る。そんな先生に俺はまたキスをしてあげる。
空いた手で出来たての猫耳をつねり、すっかり馴染んだ尻尾を撫でて、それからラストスパート。
「ニャァァァァぁぁ!♪にゃぁぁあああァァァァァァアアアアァッ!♪!♪!」
ひときわ長く叫んだ先生の鳴き声に合わせて、蕩けてしまうほど熱い先生の膣内で俺は精液を解き放った。
同時に先生の全身がガクガクガクと細かく震えて、その目から大粒の涙が零れて、頬をなぞった。
乳房自体が生き物のように蠢いて、ピンク色の乳首がより高ぶった快感を背筋に走らせて……
膣は激しく俺の男根を締め上げて、何もかも手放さないように膣口からしっかりと締め上げて。
……先生からキスをされた。俺は優しくその唇を捕まえてあげた。
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「先生、もう放してくれませんか?」
「……もうちょっとだけにゃ♪」
俺の体を抱き締める先生は、膣そのものもキュウキュウと締め付けて俺のペニスさえ解放してくれない。
この辺り、元々が童貞と思われるとしひこやけんじと違う。
……その分だけ、達成感も征服感もひとしおなのだけど。
っ、とそろそろ片付けないと、警備員さんなどにこの淫行乱交の後を見られたらマズすぎる。
計画に支障をきたす……
「先生、そろそろ」
「あと少しだけ……」
仕方無い、俺は耳元で先生に囁いてやった。
「困りましたね、このプッシー・キャット先生」
「ふんにャァァァ…… にぃゃあァぁあんッッ!?」
油断させた隙に俺は先生の両乳首をつねりながら、硬さを取り戻し始めていたペニスをもう一度押し込んでやった。
よほどの快楽スポットだったのか、先生の拘束が緩んだので俺は脱出して後輩と同級生の様子を見に行く。
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「さて、後片付けも済んだところで、『アニマルプラネット計画』は次のフェーズに移ります」
「「「はい!!!」」」
整列した三人がどうにも可愛くて俺も思わずニッコリしてしまう。
しかし気を引き締め直そう。作戦はこれからだ。
「じゃぁ、としひことけんじは一緒にアジトに移動します。家には帰れないしね?
先生はひとまずマンションに帰って、後で合流します。
明日の朝までに、そして明日の通勤ラッシュで尻尾パンデミックを起こす予定で」
「「「はい!!!」」」
=====
【バッドエンド?】
――さてあとの顛末は、まぁ良いだろう。
『アニマルプラネット計画』は残念ながら頓挫したのだ。
人類の三分の二が超人に変わった時点で、俺自身が気が付いたのだ。
人類がいてこそ、ケモ耳美少女・美女の価値があるのでは?
俺は作戦に急ブレーキをかけた、それ自体は難しいことでは無い。
人間、超人の間のいざこざも、まぁ以前からある人間同士の問題と大差は無い。
なるようになる、ダメならまた何か新しい計画を始めるさ。
さて俺の目下の問題は……
バニーガール、愛犬、ネコと変わり果てた俺のハーレム美少女・美女たち。
彼女たちはすっかり今の姿に馴染んで、楽しんでいる。
だから俺は、こんな誘惑にも駈られる。
……俺自身も、どんな動物美少女に変身して、彼女たちと同じ快感を味わってみたい。
しかしいちど変身して、後戻りできるだろうか?
前例は無い。だから躊躇している。
俺は悩みに悩んで、それをハーレムの三匹ともよく相談して、そして……
【ハッピーエンド?】
――さて、あとの顛末は、まぁ良いだろう。
世界は超人に包まれた。ケモ耳・ケモ尻尾のあふれかえる素晴しい世界だ。
俺は世界を支配しようだの政治家になろうだの、考えた事は無い。
それはそれ、やりたい人物にしてもらえばいい……
いや、動物だな。
テレビを見てもネットを見ても可愛い動物人間ばかりで、俺としては非常に満足している。
『アニマルプラネット計画』は完了した。人類は新たな階段をのぼったのだ。
さて俺の目下の問題は……
「きよひこ早くぅ」
「誰かに見られちゃうぅ!」
「お願いだからぁ!!」
甘ったるい声が人気の無い砂浜に響く。
眼下には、俺のほうへいやらしく尻を突き出した美少女が三人。
どれもただの女じゃない。
頭からは耳が生えてるし、おまけに愛らしい尻尾がフリフリと左右に振られている。
潤んだ視線が俺に突き刺さる。明らかにどいつもこいつも発情していた。
……まぁそのように仕組んだのはこの俺だが。
水着のパンツは下げられ、雌のおまんこが汁を流しながら陽光に晒されている。
よく見ればパンツから愛液の糸を引いている。……実にいい光景だ。
この三匹のハーレムをどう維持するかは重要な問題だ。
三匹とも良くしてくれるし、俺の大事な元後輩で、元友人で、元先生だ。
まぁ時間はある、たっぷり可愛がってあげることにしよう。俺の人生をかけて。
オワリ
投稿ありがとうございます
そんな重箱の隅を突くようなこと以外は素晴らしい出来です。