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続・憑依霊になった爺ちゃん

2015/04/26 17:03:56
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!caution!
ダークなストーリーです。
苦手な方はご注意ください。










#支援図書館(γ)掲載作品。
#『憑依霊になった爺ちゃん4』の続きです。








主な登場人物

#種田清彦…・主人公・30歳・会社勤め・優柔不断な性格・祖父に子作りHを強要される。
#種田馬蔵…・主人公の祖父・『憑依能力者』・本人の体は病院のベッドで昏睡中。
#・更なる子孫繁栄を目論んでいる。

女性登場人物

#種田明日菜…28歳・主人公の祖父が入院する病院の看護婦だった。
#祖父霊に憑依され娘を出産、現在一児の母。看護師の仕事を離職中。
#種田美駆…もうすぐ4歳になる主人公と明日菜の娘。

#楠木双葉…32歳・主人公の自宅の向かいの家に住んでいる人妻で夫が原因の不妊に
#悩んでいたが、現在一児の母。
#楠木彩葉…4歳・実は主人公の娘。本人も母親の双葉もその事に気が付いていない。

#佐伯若葉…主人公宅の近所に住んでいる高校生の女の子。


















土曜日の夕方、俺…『種田清彦』は公園のベンチに座っている。

公園の中では、色々な年頃の子供たちが元気よく遊び回っている。
しかし、俺はその中の一人を目で追い続けていた。
砂場で遊んでいる小さな女の子…俺の『娘』をだ。

もうすぐ4つになる俺の娘、名前を『種田美駆』と言う。
美駆が産まれて来た経緯は…複雑なものなのだが、俺にとってかけがえのない愛しい我が子だ。
我ながら親バカだと思うが、顔立ちが整っており、目がクリクリしていて、とてつもなく可愛い。

「大きくなったわね…。ねえ…そう思うでしょ?ふふっ♪」
俺が感慨に浸っていると隣に座っている女…、俺の妻のであり美駆の母親である『種田明日菜』が話し掛けて来た。

俺がとても美男子とは言えない以上、美駆の容姿が整っているのは『明日菜』の遺伝子のおかげなんだと思う。
明日菜は28歳。ほっそりとした顔に、パッチリとした目に少しだけ切れ長な目元をした美人だ。

今だにこんな美人が俺の妻だとは信じられない………。




「…そうだね。」
俺は少し素っ気なく明日菜に答えた。

「ねえ…、そろそろ二人目を作らない?」

「……。」
俺は明日菜に視線を向けた。
明日菜は微笑みながら、自分の下腹部を撫でている。


俺が返事をしようとすると美駆がトコトコと…、こちらに駆け寄って来た。

「ママぁ!ミクおなかへった!」

明日菜は自分の足にすり寄って来た美駆の頭を優しく撫でると言った。

「じゃあ、お家へ帰りましょうか?今日の晩御飯はハンバーグよ♪」

「やったぁ!はんばーぐ!はんばーぐ!かえろ!かえろ!」




俺と明日菜と美駆は、公園から家に向かって歩き始めた。
美駆は俺が抱っこしている。

俺の…子供…。

今でも信じられないが、腕に伝わって来る温もりと確かな重みがこれが現実だと伝えていた。

ちらりと隣を歩く、明日菜の顔を見る。
明日菜は…爺ちゃんが入院する病院の看護婦で、本来なら俺と明日菜は『入院患者の家族と看護婦』ただそれだけの
関係だった筈なのだ。

その筈が…俺と明日菜は、出会った瞬間にセックスをしてしまい…(それも意識不明の爺ちゃんがベッドに横たわる病室で)
その時、俺が明日菜の胎内に出した…液が明日菜のお腹の中で大きく育って産まれて来た…。

それが、今俺の腕の中にいる『種田美駆』なのだ…。

俺が、抱きかかえている美駆の顔を見ていると、美駆が話し掛けて来た。
「パパどうかしたの?」

俺は優しく答えた。
「うん?何でもないよ美駆。ただ、パパはミクが大好きだなーって、思ってただけなんだよ…。」

美駆は満面の笑みを浮かべながら、俺の胸板に顔を押し付けながら言った。

「ミクもパパのこと、だいすきっ!」


そんなやり取りをしながら、家に向かって歩いていると向こうから、10代半ば位の女の子が歩いて来た。
……あれは、『若葉』ちゃんだ。

若葉ちゃんは家の近所に住む女の子だ。
いつも元気に挨拶をしてくれる元気で可愛い子なのだが、彼女の顔を見るとどうしても数年前の事を思いだしてしまう…。

こっちに気が付いた若葉ちゃんが俺達に挨拶をして来た。

「あっ!清彦さん、明日菜さん!こんにちわ!それにミ~クちゃん!こんにちわ♪」


若葉ちゃんに声を掛けられた美駆が俺の腕の中ではしゃいだ。

「あっ~!ワカバおねーちゃん!」

「良いわね~。美駆ちゃんパパに抱っこして貰って。イイな~~♪」

「えへへ~~~♪」
美駆が満面の笑みを浮かべる。
若葉ちゃんは普段から美駆をとても可愛がってくれているので、美駆もとても懐いているのだ。


明日菜がそんなやり取りをしている若葉ちゃんに声を掛けた。

「うふふ、若葉ちゃんこそ凄く大人っぽくなったじゃない。初めて会った時はカワイイ感じだったのに、
今は綺麗なお姉さんね♥」

若葉ちゃんは顔を赤らめながら、明日菜に答えた。
「え~、止めてくださいよ明日菜さん!私なんてまだまだですよ~。」



そんな暫しのやり取りの後、若葉ちゃんは挨拶をして去って行った。

「それじゃあ…清彦さん、明日菜さん失礼します。ミクちゃんまたね~~♪」

「バイバイッ!ワカバおねーちゃん!」

歩き去って行く若葉ちゃんの後ろ姿を見送りながら、明日菜は呟いた。

「もう高校生だものね。ほんと大きくなったわ…『乳』も『ケツ』も…ふふふっ♥」

「…………。」
美駆を抱っこしてなければ、俺は額を押さえていただろう。


家にたどり着くと向かいの家…楠木さんのお宅の玄関が開き、落ち着いた雰囲気の女性と美駆と同じ年頃の幼女が出て来た。

「あーー!アヤハちゃんだぁ!パパおろして!」
俺が美駆を地面に降ろすと、美駆はトテトテと、その幼女『彩葉』ちゃんのもとに歩いて行った。

「ミクちゃん!」
彩葉ちゃんはそう言うと、美駆と手を繋いで二人でピョンっピョンと、飛び跳ねてじゃれあい始めた。

女性…『楠木双葉』さんが俺と明日菜に話し掛けて来た。

「あら、種田さんご家族でお出かけでしたか?」

「いえ、ちょっと散歩に行って来ただけです。」
明日菜が答えて、双葉さんとおしゃべりを始めた。


………。
楠木さん夫妻は、五年ほど前に俺の家の向かいに引っ越して来た。
40代前半の旦那さんに、奥さんの『楠木双葉』さん。それに、その間に生まれた……事になっている『楠木彩葉』ちゃん…だ。

子宝に恵まれなかったらしいが、俺の妻…明日菜とほぼ同じタイミングで妊娠し『彩葉』ちゃんを出産して
今では明日菜と同じく一児の母だ……。

『双葉』さんも明日菜に負けないくらいに美人だ。
母性的な優しい笑顔が魅力的な女性で、引っ越して来た時から俺は少し憧れを抱いていた。
俺より二つ年上の筈だから32歳だったか?


……………。

双葉さんと、何より『彩葉』ちゃんの顔を見ると何とも言えない気分になる…。

彩葉ちゃんはおろか、母親の双葉さんですら気付いていない事なのだが…。
美駆と『姉妹』のようにじゃれ合う彩葉ちゃんは俺の………。

いや……、今は考えないでおこう。





…その後、家に戻った俺達は、一家三人で夕食を食べた。

「美駆…、ママのハンバーグ美味しかった?」
食事を食べ終わると明日菜は美駆に問い掛けた。

「うん!とってもおいしかった!」

「うふっ♥良かったママ嬉しいわ♪」

そんなやり取りの後、居間でテレビアニメを見始めた美駆を残して、俺と明日菜は食事の後片付けを始めた。

俺が台所の流し台で食器を洗っていると、明日菜が後ろから体を擦り付ける様に俺に抱き付いて来た。

「うっっ!?」
背中に感じる柔らかな乳房の感触に思わず声が漏れる。

……そして明日菜が俺の耳元で囁いて来た。
「清坊…。今晩…イイじゃろ♥?」

俺は声を押し殺して答えた。
「…爺ちゃん!セックスは週一回って約束したじゃないか!?」



………俺の妻『種田明日菜』には(今もって信じがたい事だが)俺の祖父『種田馬蔵』の霊魂に憑依されているのだ。
もう5年程前のある日、『馬蔵』爺ちゃんは脳出血を起こして意識不明の状態になった。
しかし、爺ちゃんの霊魂は体を抜け出し、他人の肉体を乗っ取る能力を獲得していたのだ…。

爺ちゃんは女体の快楽に溺れ、子孫繁栄を名目に孫である俺との性行為を望んで来た…。
そして最も気に入った『青山明日菜』の肉体を乗っ取り、俺と結婚して『美駆』を出産した…。

以来『美駆』を身籠ってからの約5年間、爺ちゃんは『種田明日菜』をメインのボディとして憑依し、生きて来たのだ。

………。

俺はどんな形であれ…責任を取る為、明日菜と美駆を幸せにしようとと誓っている。
その為に俺は爺ちゃんと約束をしたのだ。
明日菜の肉体の負担ならない様に『セックスは週一回』。
手の掛かる乳児の『美駆』を育てる為、『コンドームを着けて避妊はしっかりする』と…。

散々苦労したが、俺はこの約束を爺ちゃんに飲ませた。
幸い爺ちゃんは母親としての子育てに喜びを感じる様になっていたようで、歪なものだが平穏が保たれていた。


……今までは。


「あふん♥、ワシのこの体も女盛りじゃからのう…。近頃、清坊の子を孕みたがって子宮が疼くんじゃよ♥」
色っぽい喘ぎを漏らしながら、語りかけて来た。

「そうなの……じゃないっ!だめ!だめっ!!」
俺はどうにか声を抑えながら答えた。

「美駆もオシメも取れたし…イイじゃろう?…♥」

「……だめって言ったらダメ!…俺は美駆を風呂に入れるから代りにお皿洗っといて!」
俺は無理やり話を終わらせて台所から離れた。

「ふふん…、そういう事ならこっちにも考えがあるわい…。」

背後で明日菜(爺ちゃん)が何か呟いた様な気がしたが、俺は気に止めなかった。



…5分後

俺は風呂に入る前に用を足す為、トイレの中で便器に腰かけていた。

「やれやれ…、爺ちゃんめ…。ふうっ…さてと……。う”っっ!?」

用を足し終わって立ち上がろうとした所、俺は猛烈な眩暈に襲われ意識を失った……。



…次の瞬間に目が覚めたら、俺は居間のテレビの前で座り込んでいた。

???何が起こったんだ?

テレビモニターには美駆が好きな幼児向けアニメが映っている。

…?美駆はどこだ??


俺が疑問に思っていると明日菜が声を掛けて来た。

「さあお風呂に入りましょ♪」

後ろを振り返ると、パンティーを身に着けただけのトップレス姿の明日菜が立っていた。

??


!!?
……俺は、明日菜のその格好よりも、その…大きさに驚く、いや…驚愕した。

お、大きい…。

俺は大柄な体格ではないが、明日菜よりも背が高いのに…。
なのに…、今は何故か見上げる様に大きく見える…。

い、一体全体何が起こったんだ???


俺の混乱を無視して明日菜は俺の体を軽々と!持ち上げて、風呂場へ向けて歩き出した。

混乱していながらも俺は何とか声を出した。

「じ、じいちゃんやめっ、いったいどうなってるの??うっ!?」

俺は自分の声に驚いた。
…まるで幼い子供の様な声…おまけに呂律が上手く回らないのだ。

俺を抱っこした明日菜は、俺の声を無視して脱衣所に足を踏み入れた。



……
………!!??

脱衣所の洗面台に付いている鏡には、俺の姿はどこにもなく笑顔を浮かべた下着姿の明日菜と、明日菜が抱っこした
美駆だけが映しだされていた。

美駆は驚愕の表情を浮かべている。

「心配するな清坊。この間、通行人のオヤジを女子高生に乗り移らせて実験したからのう。いつでも元に戻せるから安心せい♪♥」

爺ちゃんが何事か笑顔で喋っている…。

「…いや、今は『ミク坊』じゃな。……うふふふ♥♥」


俺が手を動かすと鏡の中の、明日菜に抱っこされた美駆も手を動かす。
これは現実か!?と、自分の頬をつねると美駆も自分の頬をつねる…。

しかも頬のを触った感触は、髭の剃り跡のぞりぞりした感触など全くなく、とてつもなく柔らかだった…。
両手を自分の前にかざしてみると、それは筋張ったゴツゴツした男の手などではなく、ぷにぷにとした
見た目で、皮膚に潤いが満ち満ちている…、まるで子供の手の様だ…。

いや…、もう疑う余地などない…俺は自分の娘…、『美駆』に乗り移っているんだ…。

「さあミク坊ちゃん、お洋服ぬぎぬぎしましょうね~~♪」
明日菜(爺ちゃん)が俺を床に降ろした。

ちょっとまて!?俺の体はどうなってるんだ??
もしかして、入れ替わりに美駆が入っているのか???

俺は、俺の体がある筈のトイレに向かって駆け出した。

「あら?だめよミク坊ちゃん♪」



歩き難さを感じながらトイレの前に辿りつくと、俺は意を決してドアノブに手を伸ばす。

手を一杯に挙げてドアノブを掴んで、ドアを開けて中を見た…。

………。

「きゃああああぁぁー!」

思わず悲鳴をあげてしまった…。

俺の体は、尻と股間を剥き出しの状態で、トイレの床にぶっ倒れている…。
両腕がダランとしていて、糸が切れたマリオネットみたいだ。

明後日の方向を向いている自分の本体の顔を覗き見ると、口をポカンと開けて、白目をむいている……。

「……………。」

俺が言葉を失っていると、明日菜(爺ちゃん)がやって来て…。
「パパはお便所でシコシコのネムネムだから、そっとしておいてあげましょ♥さあ、脱ぎ脱ぎしてお風呂よ♪」
そう言うと明日菜(爺ちゃん)は美駆の体の俺を抱き上げると、俺を脱衣所に連れ戻した…。



「じいちゃん!はやくもとにもどせよっ!」

俺は舌足らずな美駆の口で、明日菜(爺ちゃん)に抗議した。

「お風呂から出たら考えてあげるわ♥」

明日菜(爺ちゃん)はそう言って、俺の抗議をあっさり無視した。

「さあヌギヌギしましょっ♪バンザイして💛」

幼い美駆の体では抵抗のしようもなく、着ていたワンピースをあっさりと脱がされた。

「パンツもママに脱がせて欲しいの?💛」

抵抗しても結果は変わらない…。
俺は仕方なく猫のマスコットキャラクターが描かれたパンツを脱いだ…。

「………。」

分ってはいたが、美駆の…4才の幼女になっているのを自覚させられた。
子供らしくプックリと出っ張った腹部、全身がぷにぷにする。
毛が生えていない脇の下と股間…。

それになにより男のシンボルが付いていない股間が、幼いながらも女の肉体になっている事を自覚させられた…。

「よいしょっと♪」
明日菜がそう言って、身に着けていたパンティーを脱いで全裸になった。

「……。」

ちょうど俺の顔の真ん前に、毛に覆われた明日菜の股間がある。
元の俺の体の時は、女の匂いを嗅いで性欲を刺激されたのだが…。
今は、…何というか既に亡くなった俺の母親の匂いを嗅いだ時の様な…まさに、そんな気分だった。


明日菜(爺ちゃん)が含み笑いを浮かべながら言った。
「どうしたのミク坊ちゃん?ママのお股をじっと見つめて♪」

下腹部を撫で回しながら言う。
「ふふっ♪ミクちゃんはママのお腹の中で育って、お股の割れ目から出て来たのよ💛」

「じ、じいちゃん!わるふざけはよせよっ!」
俺の抗議を無視して、明日菜(爺ちゃん)は更に続けた。

「ミクちゃんのパパはね。看護婦さんをしていたママと出会って直ぐに、ミクちゃんに産まれて来て欲しくって、
病院でネンネしてるひいお爺ちゃんの枕もとでHして、ママのお腹の中にミクちゃんを作っちゃったんだから💛」

「ゔっ………。」

明日菜と出会った途端に、意識不明でベッドに横たわる爺ちゃんの病室の中で、セックスをしたのを思い出す……。
あの時は、爺ちゃんが明日菜の肉体を乗っ取っているなんて思いもしなかったのだが…、確かに…その時の行為で
俺は明日菜を孕ませてしまったのだ………。

言葉に詰まる俺を他所に明日菜(爺ちゃん)は、自分の股間の毛を掻き分けて右手人差し指を膣に軽く差し込んでいたのだが、
その指を引き抜くと、そのまま俺の頬を優しく撫でた。
俺の頬にねっとりとした液体が僅かに付着する…。

「さあ、スッポンポンでお話してると風邪をひいちゃうわ♪お風呂に入りましょう♪♪」

明日菜(爺ちゃん)はそう言うと、美駆の体の俺を風呂場に連れ込んだ…。



こうなったら明日菜(爺ちゃん)の気が済むまで付き合うしかないか…。

…明日菜(爺ちゃん)は俺にシャワーでお湯を掛けて、俺の…美駆の髪をシャンプーし始めた。

「うふふっ💛中身が清坊だとシャンプーハットを使わなくて済むから楽ちんじゃ♪
今度から風呂に入る時は、清坊に『ミク坊』になって貰おうかのう…💛」

……いや、カンベンして下さいマジで。



洗い終わると…明日菜(爺ちゃん)は泡だらけになっていた俺の頭を、シャワーで洗い流す。

次に明日菜(爺ちゃん)は固形石鹸を手に取って、手で泡立ててタオルを使わずに俺の…美駆の
体を素手で洗い始めた。



流石に母親をやっているだけに?明日菜(爺ちゃん)は俺の…美駆の体を手早く洗い上げた。

「さあ、湯船でババンババンバンバーん♪しましょうね~♪」
そう言うと、明日菜(爺ちゃん)は湯船の蓋を開けた。

そして、俺の両脇を掴んで俺を持ち上げて湯船に入れた。
湯量は浴槽の半分ほどで温度も少しぬるいが、美駆の体の俺には丁度よいものだった。
明日菜(爺ちゃん)が俺(美駆)の為にあらかじめ調節しておいた様だ。

……何だかんだ言ってちゃんと母親をやっているなぁ…。

以前の爺ちゃんは、風呂は絶対に一番風呂。
浴槽に並々とお湯を入れて、湯の温度もアツアツじゃないと怒り狂ってたのに…。

明日菜の肉体を乗っ取って俺の子供…ひ孫を自分自身で産んでも、産みっぱなしじゃなくて
母親としてちゃんと子育てをしているのだ…。

これは宿主の明日菜の影響なのか、はたまた爺ちゃんの中の隠された母性が目覚めたのか…良く分からなかった。

そんな事を湯船の中で考えていると、明日菜(爺ちゃん)は自分の体を洗い始めた。


その姿は昨日見た本物の明日菜が身体を洗っている時と全く変わらない。
数年間、明日菜の身体で本物の明日菜と一緒に明日菜をやってきただけに、演じたりしようと意識したり考えたり思わなくても自然と本物の明日菜のように動けるのだろう。


爺ちゃんが本人?だった時は、あかすり用タオルでバリンバリン洗っていたものだが…。
…俺が小学生だった頃に一緒に風呂に入った時、背中の皮を剥かれたのを思い出した。

それが今はどうだろう?
タオルを使わずに丁寧に手の平で体を洗っているのだ。

乳房に手を伸ばすと、優しくマッサージする様に洗い始めた。
両手で乳房を、円を描くように手を滑らせて洗う。

それが終わって、今は片手で乳房を持ちつつ、もう片方の手でいたわる様に指先でクリクリと乳首を洗っている。



明日菜の乳首を見つめていると…、なんだか腹が減るような妙な気分になった。

俺自身の体の時なら、猛烈な肉欲を感じるのだが…。
今、俺が乗り移っている美駆の肉体が、授乳されていた時の事を思い出して
空腹を感じているのかもしれなかった。


身体と髪を洗い終えた明日菜(爺ちゃん)が浴槽に入ってくる。
目の前には清彦として見るより遥かに大きな胸が!
だがゆさゆさと揺れる豊かな美しいその乳房を思わず咥えたいと思ってしまうが、
この咥えたい、吸い付きたいと湧き出す感情は男としての性欲ではない。
この気持ちは愛着?懐かしい?

そんな視線に気付いたのか爺ちゃん(明日菜の身体)は
「ふふっ、ママのおっぱい吸いたいの?」


「そっそんなわけないだろっ!?」
俺は思わず否定した。

俺の言葉を聞いた明日菜(爺ちゃん)は優しく微笑むと、俺の小さな手…右手を掴んで自らの左乳房に導いた。

「美駆はワシ…ううん、ママのお腹の中から産まれて来た子供なんだから全然
おかしな事じゃないのよ。さあ…、おっぱいを触って♪」

俺はその言葉に思わず、明日菜(爺ちゃん)の乳房の…乳首を握ってしまった。
俺の…美駆の小さな手の平にちょうど収まる位の大きさの乳輪…。
美駆を出産するまでは桃色だったのだが、今はしっとりとしたベージュ色になっている。

「………。」

柔らかくて張りのある乳房から突き出ている乳首…それを手のひらでコリコリと弄ぶと、
その突起を口に含みたいという強い欲求が、俺の…美駆の体の中から湧き上がって来た。

そんな俺の気持ちを見透かした様に、明日菜(爺ちゃん)が言う。
「ふふっ、ママのおっぱいを口に咥えてチュウチュウして良いのよ💛」

…………。

理性と『ママ』に思い切り甘えたいという欲求の狭間で、俺は思い悩んだ。
どうするべきだろうか……?


「・・・美駆は・・・本物の美駆は俺が美駆の身体でやる行動を覚えているのか?」

明日菜(爺ちゃん)は微笑みながら


「ふふふっ♪ミク坊は心配さんね。本物の美駆は、清坊が乗り移っている間の記憶はないから心配ないわ💛」
…と言った。

更に…。

「この間、通行人のオヤジと女子高生を※人身御供にして入念に実験したから間違いないわよ♪」
などと、さらりと怖い事を言った。

※人身御供(生け贄)


そ、それなら…ちょっとだけならイイか…。

俺は、明日菜(爺ちゃん)の右乳房の突起、乳頭を口に含んだ。
…そして、吸う…というよりは『マグマグ』といった感じで、赤ちゃんが母乳を飲む様に口を動かした…。
俺自身の体で明日菜とセックスする時は、バキュームする様にチューチュー吸うのだが、美駆の肉体に憑依
している今は、自然と赤ん坊の様な吸い方が出来た…。

…お、かあ…さん。
頭がトロンとしてくる…。

明日n…お母さんが、おっぱいに吸い付く俺を優しく抱きしめて来た…。
「………💛、この体に乗り移って本当に良かったわ。こんな可愛いひ孫をワシ自身で産めたんだから…。」

俺はなおも、お母さんのおっぱいを吸い続ける…。

「ねえ、ミク坊…、もっとひ孫…カワイイ赤ちゃんつくりましょう?良いでしょ??」

…お母さんの質問に、一旦おっぱいから口を離して答えた。
「チュウチュウ………うん………チュウ…。」

「ふふふっ…、約束したわよ…💛」

ボンヤリした思考の中で、なにか…重要な事を約束しまった様な気がしたが、今はどうでも良かった…。


「ワシのおっぱい…吸い応えがあるでしょう?もう出なくなっちゃったけど、母乳の出がすごく良いのよ💛
味も凄く美味しいんだから💛清坊に怒られるから、陰でこっそり搾って飲んでたんだけどね……♥ふふふっ♪」

おっぱいを口に含む俺の頭を撫でながら、お母さんが何かを呟き続けていた…。


温かな気持ちと心地よさに包まれていると、気付けば俺は誰かに胸を触られ吸われていた。
そのさわり方はとても優しくて可愛らしくて・・・♪

思わず懸命に吸う美駆の頭を愛おしく優しく撫でる ♥

とここで我に返る。
ビクッとした動きに美駆の動きも止まり 「ママ?」と俺の顔を見る。

その純真な眼差しに俺は美駆が本物の美駆、俺の娘の魂、心、精神である事を確信する!
と、同時に自分が今、誰の身体であるかも!

と、耳にトイレのドアを閉める音と
「明日坊、ちょっと冷えた清坊の身体を温めてくるワイ」
という声と風呂の扉の開閉音が聞こえた。


間違いない。
今の俺は明日菜の身体になっている!
起き上がろうとしたが
「ママ、もう少しこうしていていい?」
と聞いてきたので思わず
「えっ?ええ、いい・・・わよ」
と言ってしまった。
もちろんその俺から出た声は明日菜の声だった。
(普段聞いている明日菜の声より高かったが)

そして胸に俺には有り得ない胸の重み、美駆の方を見れば豊かで美しい乳房が俺の身体に備わっている。
美駆が先ほどまでの俺の行動を引き継ぐように再び赤ちゃんの時のように、俺の胸を可愛くモミモミしながら乳首を口に含みチューチューと吸い始める。

爺ちゃんは覚えていないって言ってたけど、美駆は俺が美駆の身体でした行動を自分の意思でそうしたと思い込んでるのか?

爺ちゃんが明日菜の身体でとった行動が、本物の明日菜がまるで自分の意思で行動していると思っているように。

結局起きるタイミングを失い、美駆が満足してスヤスヤと可愛らしい寝息をたてるまで俺は動けなかった。

静かに美駆を起こさないようにベッドから出て行くと、ちょうど風呂場の扉の開閉音と気持ち良さそうに鼻歌を歌っているのが聞こえてきた!


「爺ちゃん!」
洗面所で俺の身体の爺ちゃんに会った瞬間、俺の視界は切り替わり
洗面所に飛び込んできた明日菜に抱きつかれた。

「ふふっ、一緒にお風呂に入りましょう ♥」
「えっ? 俺の身体は出たばかりだし、明日菜も美駆と一緒に・・・それより爺ちゃん! 勝手に身体を入れ換えるなよ! ああ、明日菜がそう言うなら ♪ 」
「えっ? あれ?」

俺の身体は俺の身体に着ていた服を脱がされた。


「ふむ。通行人のオヤジと女子高生の時は簡単にはいかなかったが同じ血筋の美駆の身体やワシの魂が馴染んだ明日菜ちゃんの身体なら思ったより簡単に清坊の魂が移し替えれるのう。
こんなに上手く一瞬で移動できるとは思わなんだ」

俺の身体になった爺ちゃんがウンウンと頷いている。
洗面所の鏡には裸体になった明日菜が映り込んでいる。

その明日菜の身体の中身は俺だ。


また体を入れ替えられてしまった…。
俺は明日菜の肉体に入っていて、俺の体を乗っ取った爺ちゃんにスッポンポンにされてしまったのだ…。

「さあっ!風呂じゃぁ!来いっ!明日坊!」
俺は抵抗する事も出来ず、俺の体(クソじじい)にお姫様抱っこされて風呂場に連れ込まれ、
そのまま湯船に入れられてしまった…。

「爺ちゃん!何のつもり何だよ!」
俺は明日菜の声で抗議した。

爺ちゃんは、湯船に入れられた俺を見下ろす体勢で仁王立ちしながら言った。
「いやあ…、清坊が二人目作りに非協力的じゃからのう…。仕方なく自分でワシの体(明日菜の肉体)を
孕まそうと思ってのう…。」

爺ちゃんが乗り移った俺の体は、良く見ると…激しく勃起している…。
爺ちゃん(俺の体)は、左手で『竿』を掴んで大きくそり返させ。
右手で『袋』を優しく撫でながら、さらに続けた。

「やはり種田家の大切な『種』が、自分の股間に有ると思うと興奮するわいっ!さあ…、準備はいいか明日坊ぅ!?」
爺ちゃん(俺の体)は、俺の顔をニヤつかせている…。

『録音した自分の声』を聴いた時の様な嫌悪感をさっきから我慢していたのだが、その言葉と表情が相まって
俺は自分の肉体の顔を、思いっきり引っ叩きたい衝動に駆られた。



「清坊、明日菜ちゃんになって清坊のコレを見てどう思う?
アソコがキュンとするじゃろう ♪
2人目を欲しがっているのはワシだけじゃなくて本物の明日菜ちゃんもだからじゃのう ♥
ほれ、素直になって感じてみい ♪ 」

俺の顔で二ヤつく爺ちゃんを湯船から立ち上がって全力で顔を引っ叩いてやろうとした矢先にそう言われ、視線を顔から股間に下げる。
そうして見た俺の股間、ギンギンになっているマイ・サンに思わず釘付けになる。

確かに股間が・・・下腹部がキュン ♥ としたのだ。
それだけじゃない。全身がカァ~と熱くなった気もするし、美駆に吸われていたおっぱいや乳首がジンジンと痺れるような疼きというか快感が沸き起こった。

気付けば俺は湯船に浸かっているいる明日菜を見下ろし、下からはフフっ ♥ と妖艶に微笑む明日菜が俺を直視していた。

「どうする清坊? ワシは明日菜ちゃんとして抱かれてもいいし、ワシが清坊になって明日菜ちゃんになった清坊や本物の明日菜ちゃんを抱いてもいいんじゃが?
そこは清坊が好きな方を選ぶがよい。
勿論途中で交代したければ身体を入れ替えてやるわい ♪ 」

俺は明日菜の身体の爺ちゃんに・・・


「ふ、ふざけんなよクソジ…ゔっ…。」

視界が暗転して、次の瞬間には再び俺は湯船の中に居た…。
胸元を見ると、湯船の中で大きな乳房が揺れている…。

「んじゃあ、明日坊になって孕んでくれ♪清坊♥」

爺ちゃん(俺の体)はそう言うと、手で『竿』を指で掴みながら湯船に入って来た。
そして、おもむろに俺(明日菜の体)の上に覆いかぶさり…、一気に俺の膣に挿入した…。

『にゅぷにゅぷ…。』と、云う感覚がして俺の股間の…、下腹部の中に侵入してくる…。

「いっっ…!?あっ、あ…ああっんっ!!?」
風呂場の中に、俺の声が反響する。

俺の耳元で、爺ちゃん(俺の体)が言った。
「イイ声で鳴くの~~♪これで孕んだら、まさに『湯殿の子』じゃのう清坊♥」

「あっ!んっっ💛!?」

爺ちゃん(俺の体)は、狭い浴槽の中で器用に腰を前後に振る…。
その度に、湯船に張られた湯がジャブン…ジャブン…と音を立てて波打った…。

股間の女性器に肉棒を出し入れされるという未知の感覚に、俺の思考はスパーク寸前だった…。


やめろ!と言いたいのに。
やめさせたいと思っている筈なのに!

明日菜の身体の俺は快感と有り得ない体験に気持ち良さそうに喘ぎ声を出し、俺の身体に抱きつく!


身体が俺の思うように動かないのは・・・いや、本当はこうしていたいんだ・・・。

この感情は・・・こうしていたいのは・・・明日菜の肉体が俺の身体を求めているからなのか?


「あ、あんっ!き、気持ち…ああっんっ!💛」
今まで経験した事のない女体の快感に、俺はよがり狂っていた…。

「も、もっと突いて…!…えっ?あっ、あれ…??」

にゅるん…。

突然、俺の膣から心地良い異物感が消えた…。
気持ちを高ぶらせていたのに、爺ちゃん(俺の体)はペニスを引き抜いたのだ。

俺の肢体を、男の逞しい腕で抱きしめがら爺ちゃん(俺の体)は、俺の耳元で囁いた…。
「もう一度挿入して欲しければ『赤ちゃん欲しい!』と言うんじゃ…明日坊。ぐへへ…♪♪」

下腹部が、多分子宮が…きゅんっ…とする。
俺の吐息ってこんなに生臭い『男臭』がしていたのか?驚きながら…俺はその問いに答えた。

「ほ、欲しいの…。俺と明日菜の子供が…だから…もっと………もっとして欲しい…」











チュンチュン・・・。

雀のさえずりに鼻孔をくすぐるいい匂いに目を覚ます。
手を目の前に持ってきて手を握ったり開いたりする。
「男の・・・俺の手だ」

ホッとすると静かに寝室の扉が開き明日菜が顔を覗かせる。
「おはよう清彦 ♥ 朝ご飯出来たわよ ♪ 」

そう話すと近付いてきて俺に軽いキスをした。
明日菜はとても嬉しそうだ。

今日は明日菜の日だ。
今、爺ちゃんは俺との約束で一日ごとに本物の明日菜と爺ちゃんが入れ替わって明日菜をしている。
勿論完璧に明日菜を演じられる馬蔵爺ちゃんが約束を破って明日菜のフリをしていても俺には見破る事は出来ないが、今のところ爺ちゃんはちゃんと約束を守っていてくれる。
・・・と思う。

「・・・あ、明日菜。昨日の事なんだけど・・・」
「ふふ ♥ お風呂であんなに清彦に甘えちゃって・・・燃えたのは久しぶり ♥ その後のベッド上でも・・・きゃっ♪
乱れ過ぎちゃって恥ずかしいわ ♥ 今夜も続きをしましょうね ♥ 」
そう言って寝室を出て行った。
「ママ~、パパ起きた?」
美駆の声とそれに答える明日菜の声が聞こえた。

やっぱり夢じゃなかったのか・・・。
俺は昨日 明日菜になって、俺の身体の爺ちゃんに抱かれて・・・よがり乱れて・・・女の快感に溺れて・・・明日菜としてイったんだ・・・。


それと・・・やはり俺が明日菜の身体で行動した事も明日菜が自分でやった事と思っているようだ。
明日菜の身体で清彦としての発言は覚えていないか、認識していないっぽい。

ふう・・・。ポフっ。
起こし掛けていた上半身の力を抜いて枕に倒れ掛かる。
あと30秒したら起き上がろう。

天井を見つめながら俺は・・・昨夜の出来事を思い出していた・・・。


「ほ、欲しいの…。俺と明日菜の子供が…だから…もっと………もっとして欲しい…の………」
「あい、わかった! それじゃあご褒美じゃ ♪」
俺の身体の爺ちゃんはそう言うと勃起した逞しい肉棒を愛液でトロトロになっている彼処に押し当てた。
「アハ~ン ♥ 気持ちイイ♪」


「そりゃっ!そりゃっ!孕めっ!孕めっ!孕めぃぃぃっ!」
爺ちゃん(俺の体)は、呪文の様に何かを唱えているが、俺の方も一杯一杯だった…。

「ああっんっ!いひ!?んっ!あはんっ💛いっいくうぅぅ…💛」

「ぬううおおおぉぉぉぉ…。」
爺ちゃん(俺の体)は、思い切り体を硬直させブルブルと体を震わせた。

その直後…。

俺の胎内に入っているペニスが激しく脈打って、俺の中に液を吐き出し始めた。
温かいドロリとした液体の感触が、膣壁で感じ取れる…。
俺は、止めどなく流し込まれる『赤ちゃんの種達』をしっかり受け止めよう…などとペニスが納まった下っ腹を
優しく撫でながら、ボンヤリする頭で考えていた…。


で………、その後ベッドの上で夜間戦闘を行った。
いつもと違って、射精される側の感覚は強烈だった…。


天井を見つめながらベッドに横たわっていると、俺の居る寝室のドアが開いて美駆が顔を出した。

「パパ~~、ママがごはんできたから、はやくたべようだって。」

「うん、分った直ぐに行くよ。」

ドアからひょっこり顔を出す美駆の仕草は、鼻血が出る程に可愛らしかった…。



「「「いただきま~す。」」」

大人になると疎かにしがちな習慣だが美駆の教育の為に、今ではしっかりと挨拶をしてから食事を食べる事にしている。

「ママが作ったごはん美味しい?」
明日菜が美駆に話し掛ける。

「うんっ!とってもおいしいよっ♪」
美駆が笑顔で答えた。




『業突く張りの悪霊の爺ちゃん』の仕業で築いた…築いてしまった家庭だが、俺は幸せを感じていた。
これなら、もう少し家族が増えてもイイかな?…なんて考えてしまう。

一家三人で楽しく朝食を食べていると、美駆が明日菜に問い掛けた。

「ねえ、ママ?」

「なあに、美駆♪」

「きのうパパが『孕め!孕め!孕め!』って…、いってたけどあれなんのことなの??」

「!?…………。」
明日菜が一瞬で、笑顔を凍りつかせた。

「ママは『アハ~ン ♥ 気持ちイイ♪』とか『もっと突いて…!』とか…いってたけど、あれなんのこと???」

明日菜が俺に強張った視線を送って来たが、明日菜の視線が外れた瞬間。
美駆の口元がニヤけた様な気がした。


俺は子供用シートに座っている美駆の両脇に手を差し込んでそのまま持ち上げると俺の膝、太股の部分に美駆を座らせた。
そして明日菜に聞こえないように美駆の耳元に顔を寄せて囁いた。
「爺ちゃん、そういう品のないイタズラはよせよ。明日菜も困っているだろ。
1分だけ明日菜になっていいから今の記憶をなかった事にしてきてよ。わかった?」
「プロレスしていた答えでもよかないか?」
美駆が愉しそうな顔をしてそう話す。
やはり爺ちゃんは美駆に憑依していた。

「美駆が幼稚園とかでパパとママが夜にお風呂とベッドでプロレスしてた・・・なんて友達や先生の前で話したら大変だろ!だから却下 」
「清坊は真面目じゃのう」
唇を尖らして一応の抗議の仕草をした美駆(爺ちゃん)だったが
「ハイハイ、今の美駆の言葉はなかった事にしたワイ」
と明日菜が呟いた。
「あら、美駆ったらパパのお膝で食べるの。良かったわね ♪」
「うん ♪ みくパパのお膝の上大好き ♪」
そう言って俺の顔を見つめるがイタズラを成功させたような笑顔で一瞬チョロッと舌を出したのは
再び明日菜から美駆に爺ちゃんが乗り移ったからだろう。

まさか爺ちゃんは今日、明日菜でいられない分、美駆として過ごすつもりじゃないだろうな?


俺の心配を他所に、美駆は話を続けている。

「ママっ!ミク、『おとーと』か『いもーと』がほしいな♪サンタさんにたのめば、ママのおなかのなかにつれてきてくれるかな?」
美駆は俺の股間を、小さな手でこっそりと揉みながら言った。

クソじじいめ…。

「えっ!?そ、そうね…。美駆がサンタさんか神様に頼めば、ママのお腹の中に赤ちゃんが来てくれるかも…しれない…わね…💛」
明日菜は頬を赤く染めて伏し目がちに答えると、腹部に手を添えながら俺に少し戸惑いの籠った視線を向けて来た。


「美駆が良い子にしてたら弟や妹がウチに来てくれるかもね。
さぁ、朝ごはんのこのニンジンさんを食べようか ♪ 『逃げんなよ、爺ちゃんw 』」

# 『』は超小声です。

『わ、わかっとるわい』 「う、うん!ちゃんとみくニンジンさん食べるよ」
「えらいぞ、美駆。ちゃんと30回噛み噛みするんだぞ」

美駆の身体の爺ちゃんがなんとか咀嚼し、美駆の苦手なニンジンを食べ終えた。
明日菜に聞こえないように
『これは良いな。美駆が苦手な野菜類は今後 爺ちゃんが美駆になってもらって食べて貰おうか』
『清坊、勘弁してくれ。ワシが悪かった。おとなしく明日菜ちゃんの中に帰るワイ』

「ママ~♪みく ちゃんとニンジンさんを食べたよ ♪ 」
本物の美駆になった美駆が嬉しそうに明日菜に報告する。
「えらいわ美駆 ♪ 次はブロッコリー食べようか」
「うん!」

なんとか平穏な朝を取り戻した。


せっかくの休日だ。
今日は特に予定もなかったがどう過ごそうかな?


魔法少女アニメを観ていた美駆が「プール行きたい!」と言い出した。
なるほど。画面には主人公達が屋内プールで水遊びしているシーンだ。
浮き輪やイルカに跨がってプカプカ楽しそうにしている。
車なら郊外のリゾートスパまで30分程だし、今からでも支度しても1時間後には出掛けられるだろう。
買い物とかくらいしか考えてなかったが、久しぶりに親子3人プラス爺ちゃんで遊びに行っても良いか。

明日菜はどうかな?
何かしたいことがあるかな?


明日菜は少し困った様に言った。
「えっ…、プールに行きたいの?うーん…でも、ママ少し恥ずかしいわ…。」

明日菜は、自身の乳房と腹部に軽く手を触れて、恥ずかしそうな表情を浮かべている。
「美駆を産んでから太っちゃったし…、水着も古いのしかないし…。」

「…………。」
俺は、明日菜のスタイルをまじまじと眺めた。
…出会った頃に較べて、全然太った様には思えない。
あえて言うならば…、妊娠・出産してから胸と腰回りが少しだけふっくらした様な気がしないでもないが…。

明日菜のいじらしい仕草と表情に、俺は…胸がときめくのを感じた…。


さて、どうしようかな?
美駆はすっかり行く気になっているし、明日菜は乗り気じゃないし。

とここで明日菜が表情はそのままに
「でも実は明日菜ちゃんも清坊と美駆ちゃんとプールに遊びに行きたいんじゃよ。
でも前買った水着がきつかったりしたら?
ぎゅうぎゅうなのを清坊に見られて太ったと思われるのが恥ずかしいって思っておるんじゃ。
だから行くなら新しい水着が欲しいんじゃが、それを言うのも恥ずかしいじゃよ。明日菜ちゃんは」

明日菜は今、自分がそう話したのを認識していないようだ。
爺ちゃんナイス!

「俺も久しぶりにあのリゾートスパで温泉プールを楽しみたいな。
ただせっかくだから水着を新しくしたいんだ。
良かったら明日菜も新しい水着にしない?っていうか新しい水着姿の明日菜がどうしても見たい ♥ 」
明日菜はちょっと悩んだようだが
「そうね、行きましょうか」と返事をしてくれた。

こうして今日は水着等の買い物をしてからリゾートスパに行く事になった。












ショッピングモールで水着を購入する。
ここは以前、初めて明日菜の水着を買いに来たところだ。
今日は爺ちゃんが明日菜をやる日でなくて良かった。
でないと、きっとまたエッチな悪戯を仕掛けてくるに違いないからな。
・・・まぁ試着室の中でちょっと爺ちゃんが出てきて案の定エッチな悪戯を仕掛けてきた。
まぁすぐに引っ込んだが。

そうしてリゾートスパに入ると後ろから声を掛けられた。
「清彦さん、明日菜さん、こんにちは。それにミ~クちゃん ♥ こんにちわ ♪ 」
「あっ~!ワカバおねーちゃん ♪ 」

なんと若葉ちゃんも今日遊びに来ていた。
家族でなく友達同士でだが。
「今日は友達と遊びに来ているんです」
若葉ちゃんが示す方向に女の子達が笑顔で会釈してくれた。
みんな若葉ちゃんクラスの美少女達だ。
「ミクちゃん、お姉ちゃん達と遊ぶ?」
「うん ♪ 」
「という訳で美駆と一緒に女子高生達と遊んでくるワイ ♥ 」

・・・ごめん。若葉ちゃん。
一応若葉ちゃんが友達にレズ疑惑をもたれないように、女の子同士のスキンシップはほどほどにするように釘を刺したが、言ったそばから「わかっとるわい♪ワシはピチピチの女子高生じゃからな ♥ 」
と軽やかなステップに若葉ちゃんらしくないエロい表情で美少女ばかりの女子高生のグループに戻っていく様を見守るしかなかった。


俺と明日菜は、プールサイドのビーチチェアに並んで横になって会話を始めた。
美駆は目の前の子供用プールで、高校生のお姉さん達に遊んで貰っている。

俺は、楽しそうにはしゃぐ美駆を眺めながら、隣にいる明日菜に語りかけた。
「こうして、二人きりでゆっくり話すのは久しぶりだね。(霊的な意味でも)」

「そうね…。美駆が生まれてから子育てに忙しかったものね…。」

明日菜の顔を窺うと、美駆を見つめながら感慨深そうな表情をしている。
そして、改まって話し出した…。

「私がお母さんになってるなんて…何だか夢みたい。清彦、私ね…。
清彦と出会うまでは、結婚なんてずっと先の事だと思ってたの…。」

「………。」
俺は黙って明日菜の話に耳を傾けた。

「勿論、何れは好きな人と結婚したいって漠然とした思いはあったんだけどね。
でも…『看護師としてキャリアを積んで出世してやろう!』って、思いが強かったの…。」

「…そうだったんだ。」
俺は相槌を打った。

「その筈が、清彦の赤ちゃんを妊娠して出産して…、今は専業主婦のお母さんになってるなんてね♪ふふっ…💛」

「………。」
俺は内心で冷汗を掻いた。


明日菜は、顔を赤くして自分の腹部を両手で触りながら言った。
「ねえ…清彦。今朝の美駆の言った事なんだけど…。もし…、昨夜の…で、美駆の弟か妹がお腹に出来たら…。
ひいっ!?あっあ……。」

明日菜は一瞬苦しそうに喘ぐと、次の瞬間には満面の笑みで言った。

「ワシが責任を持って産んで育てるわよ💛」

俺は両手で頭を抱えこんだ…。



「しかし考えてみると面白いわね ♪
だって遺伝子上では間違いなく清坊が父親でワシと明日菜ちゃんが母親なんじゃが
昨夜は中身というか、心の状態で見れば ワシが父親で清坊が母親の明日菜ちゃんじゃったんだからのぅ ♪ 」

# ※『』は周りに聞こえないような小声です。

『じ、爺ちゃん!今日は明日菜の日だろう!
おとなしく明日菜の中で寝てろよ!
それに明日菜が話をしている最中に遮って出てきちゃダメだろう!』ボソボソ
『ほぅ、 こんなに愉しそうな事を家族みんなで楽しんでいるというのに清坊はワシには明日菜ちゃんの中で指を咥えて見てろと言うんか。
トホホ、爺ちゃんは悲しいぞ?』
『散々明日菜の身体で好き勝手しているじゃないか!』
『フ~ンじゃ! 意地悪言う清坊は嫌いじゃ。あっちに行っとれ!』

再び俺は昨夜と同じく美駆になっていた!

うっ!?畜生クソじじいめっ!!

俺は美駆の体で、明日菜(爺ちゃん)を睨みつけた。
明日菜はニヤついた表情で、俺に手を振っている…。

「ミクちゃんどうしたの?恐い顔して?」
若葉ちゃんがしゃがみこんで俺の顔を覗いて来た。

うっ…!?
目の前に胸の谷間が!?

若葉ちゃん…育ったなあ…、あんなにぺったんこだったのに…♥

俺の視線に気が付いたのか若葉ちゃんは、ちょっとからかう様に俺に言った。
「お姉ちゃんのオッパイ吸いたくなっちゃったのかな?でも、ごめんねミクちゃん。
まだお姉ちゃんのオッパイ出ないのよ♪ふふっ♪」

若葉ちゃんの言葉に悪乗りしたのか、若葉ちゃんの友達たちも…。

「ほんとミクちゃんって可愛いわよね~~。私も赤ちゃん産みたくなっちゃった♥」
…とか言う会話を始めた。

こ、これは堪らんシチュエーションだ…。
幼女の立場を利用してパイタッチとか出来そう…というか出来るが…。

愛しい愛娘の体で…、そんなヨコシマな事………………………やっちゃおうかな♥?


いやいやダメだ!
愛しい愛娘の身体で最愛の妻が見ているのにそんな事は出来ない!
確かに魅力的な誘惑だし、余裕で怪しまれる事なく美少女揃いの女子高生達に好きなだけ抱きつけるチャンスだが、
これに乗ったらますます爺ちゃんが調子に乗ってしまう!
その手には乗るもんか!
(勿体ないし、未練はあるが)

と、爺ちゃんになっている明日菜を見ると眠っているような俺の身体にバスタオルを掛けている。
その表情は優しい妻の明日菜の普段の姿だ。

と若葉ちゃんがムニュっと美駆の柔らかな頬っぺたに、これまた柔らかい若葉ちゃんのおっぱいを押し付けるように美駆である俺を抱きしめる。
チラリと見た若葉ちゃんの表情は先ほどまでの明日菜と一緒だ。
若葉ちゃんがニヤニヤ笑う。
普段の若葉ちゃんと違って厭らしい笑みだ。
爺ちゃんめ!また若葉ちゃんに乗り移ったな!
考えてみれば若葉ちゃんが「おっぱい吸いたくなった?」なんて美駆に言う訳ない。
俺が美駆になったと同時に爺ちゃんも若葉ちゃんに乗り移っていたのだ。


俺が美駆になった直後に明日菜になっている爺ちゃんを睨み付けたが、
あの時に笑顔で俺(美駆)に手を振っていたのは、実は既に爺ちゃんが幽体離脱していて元に戻った本物の明日菜だったのかも?
いかん。
爺ちゃんに振り回され過ぎて、ひょっとしたら本物の明日菜を睨み付けていたのかもしれない。

これというのも全て爺ちゃんが悪い!

若葉ちゃんに乗り移った爺ちゃんを睨み付けようとして、俺は顔を上げて若葉ちゃんの顔を見た。
目があった瞬間、俺は美駆を見ていた!?

ムニュ ン♥

胸に揉まれた感覚と快感が!?


「わかばオネエチャンのおっぱい、ママのよりもちっちゃいけど、ハリハリしててきもちイイね♥」
…いつの間にか俺は美駆を抱っこしていた。

俺は自分の胸元を見る…。
胸に乳房がくっついていて、さっきまで若葉ちゃんが身に着けていたビキニを身に着けていた…。
俺は若葉ちゃんになっているようだ。

「あん♥!?ちょっと止め!?」
美駆が俺のビキニブラの中に手を突っ込んで、乳首を握りしめて来たのだ。

「きゃははっ!若葉ったら感じてるんじゃないの~~♥!??」
事情を知らない若葉ちゃんの友達たちが、俺(若葉)をはやし立てる。


俺がとった行動を俺が若葉ちゃんが自分自身で行った行動だと思っているのなら、
俺が爺ちゃんとして美駆を手荒く対応したら、俺がこの若葉ちゃんの身体から抜け出した後、
若葉ちゃんが美駆を邪険に扱ったり口汚く罵ったりしたと思ってしまったら、何故可愛がっている美駆に対してそんな対応をしてしまったのかと若葉ちゃんは自分を責めたり悲しんだり後悔するだろう。
「み、ミクちゃんく、くずぐったい・・・わ。(下手に感情も残ったらマズイから腹をたてちゃいけないか・・・)」
俺は若葉ちゃんに成りきって、エロい手つきで今の俺の身体を胸を揉みしだく美駆を笑顔でなんとか引き離す。

ちょっと(?)気持ち良かったのは内緒だ。
俺(若葉ちゃんの身体)から引き剥がされた美駆(の身体のクソ爺!)は今度は若葉ちゃんの友達のところに行き、彼女達の胸を楽しそうに大はしゃぎしながら揉みまくっている!

どうしてくれよう?

俺は怒りが顔に出ない様に、出来るだけ笑顔で平静を装っていた。

しかし、顔に出ていたらしい…。
若葉ちゃんの友達の一人が不思議そうに聞いて来た。
「どうしたの若葉?なんか顔が引きつって、こめかみに血管が浮き出てるよ?」

「ゔっ!?う、ううん!何でもないよ♪」

ぐぬうぅ…若葉ちゃんの肉体で脳溢血を起こしそうだ…。
平常心…平常心…。

調子に乗った美駆(の身体のエロジジイ)は、みんなの尻や股間!にまで手を伸ばしている。

そうして、若葉ちゃんの肉体に憑依した俺が手をこまねいていると、明日菜がこっちへやって来るのが見えた。


「ママ~♪」
美駆(の身体のクソ爺)はクルリと向きを変えて明日菜に抱きつく。
「素敵なお姉ちゃん達に遊んでもらえてミク楽しいよ ♪ 」
「そう ♪ お姉ちゃん達に遊んでもらって良かったわね ♪ 」
「うん ♥ 」

よくもまぁヌケヌケと!
ジジィのクセに幼女のフリして! しかも俺と明日菜の可愛い愛娘の美駆の身体で!

と、思った瞬間、左右から若葉ちゃんの友達二人が両腕に抱きつく。
若葉ちゃんの両腕に彼女達の胸の感触が ♥

「「どう?ワシのおっぱい気持ち良いでしょう ♥ 」」
「ちょ!?やっ、止めて…うっ!?」

腕を掴んでくる若葉ちゃんの友達たちを振り払おうとすると、視界が暗転した…。

次の瞬間に俺は、誰かに抱っこされているのに気がついた。
柔らかな乳房の感触これは…、俺を抱き上げている人物の顔を見上げると、やはり明日菜だった。
俺はまたしても美駆に憑依させられたらしい…。

自分を取り戻した?若葉ちゃんが両脇の友達たちに声を掛けていた…。

「もう…、『智子』!『冴子』!明日菜さんの前で何するのよ!」

「あれ?なんで若葉にオッパイアタックしよう!なんて思ったんだろ??」

「私も、若葉ちゃんに私の胸を堪能して欲しくなってたんだけど…何でだろう??」

俺を抱いている明日菜は…。

「みんな仲良しなのね♪羨ましいわ♪」
と言って、優しく微笑んでいた…。

…?爺ちゃんどこに…誰に乗り移ったんだ?
本人のフリをされると本気で見分けがつかない…。

俺は美駆の身体で明日菜に抱っこされながら
なんとか美駆らしく振る舞いつつも、馬蔵爺ちゃんが誰に憑依しているのか確認しようと明日菜、若葉ちゃん、智子ちゃん、冴子ちゃんと順にさりげなく見ていくが・・・ダメだ。

本人になりきって演じられると全くわからない。
明日菜の身体の中に戻って大人しくしているか、最悪俺の身体で素直に俺を演じてくれていれば良いんだが・・・。
俺の身体はプールサイドのビーチチェアで寝ているようだ。

考えてみれば明日菜やこの女子高生達だけとは限らない。
休日のリゾートスパだけあって人もそれなりに多いし、爺ちゃん好みの可愛い女の子や美人美女もあちらこちらにいる。

スタッフや監視員の女性さえ美人揃いだ。
最近は大人しかったが一度調子に乗って遊び始めると手がつけられない爺ちゃんだ。
俺は美駆の顔でハァ~と溜め息をつく。

そんな清彦の憂いを考えもせず、当の馬蔵はと言うと












…………馬蔵はひ孫の美駆を抱きながら、若い娘っ子達を微笑ましい気持ち…いや、値踏みする様な気持ちで眺めていた。

『最近の女子高生は発育がイイわい♥清坊の種を孕んで貰うのに申し分ない乳とケツだのう…♪』

馬蔵は自分が抱いている美駆の顔を、母親らしい表情をしながらチラリと覗き見た。
美駆は年不相応な憂いを帯びた顔で娘っ子達を見ている。

『全く…わが孫ながら情けない…。なんでこんな【勃起不全な性格】になってしもうたのか…。
ワシが自ら、美駆を産まなければどうするつもりだったんじゃ?』

馬蔵は美駆をあやす様に、軽く揺すりながら言った。
「ミク?どうしたの怖い顔して?」

「うっ!?ううん!なんでもないよ!ママ♪」
美駆は、慌てた様に自分を抱っこする馬蔵に笑いかけた。

『ふふ…こうして成りきってしまえば、区別などつくまい。清坊は、いつも【本物の明日菜】と話しておると
思っとるのじゃからのう…♥』

馬蔵は美駆を少しだけ強く抱きしめた。
自分の胸についている豊かな乳房…かつて美駆の腹を満たした明日菜の乳房が、美駆の体に押し付けられて形を歪めた…。

「ふふっ♪ならいいのよミク…♥」
馬蔵は若い母親らしい笑顔で、優しく愛娘に微笑みかけたのだった。


馬蔵は明日菜の身体から勇退離脱すると目の前にいた若葉ちゃんに乗り移る。
「明日菜さん、わたしも美駆ちゃん抱っこしてもいいですか?」
「ええ、勿論 ♪ 美駆、若葉お姉ちゃんが抱っこしてくれるって。良かったわね ♥ 」
「う、うん ♪ 嬉しいな ♪ 」
内心複雑な清彦だったが、なんとか美駆らしく返事をして笑顔を見せる。
後で抜け出た時に、本物の美駆が大好きな若葉お姉ちゃんに抱っこされるのが何故かイヤだったと思っていたとならない為に。

明日菜はまさか数秒前まで自分になっていた馬蔵が、近所の親しい女子高生になったとは夢にも思わず
また自分の愛する旦那の清彦が、愛娘の美駆になっているとも気付かずに美駆(の身体の清彦)を若葉ちゃん(に憑依して成り済ましている馬蔵)に預ける。


若葉(馬蔵)に抱き抱えられた美駆(清彦)を若葉の友人達が囲む。
「美駆ちゃんは何歳?」
思わず三歳!と言いそうになり、普段美駆が言うように指を3本立てて「みっつ ♪ 」と答えた。


「一番カワイイ年頃だよね~。」
と、俺(美駆の体)の頭をナデナデする金髪に染めた髪をツインテールにした女の子…えーと…『茜』ちゃん…だっけか?

「若葉ちゃんばっかりずるい!ミクちゃんのお母さん。私もミクちゃんを抱っこしても良いですか?」
ロングヘアの娘『霞』ちゃん(と、言うらしい…。)が、明日菜に聞いた。

「うふふ♪良いわよ♪ミク良いわねえ♥お姉ちゃん達にいっぱい抱っこして貰えて♪」

「気を付けて抱っこしてねカスミ♪」
俺(美駆の体)は、若葉ちゃんから霞ちゃんに手渡された。

こうして俺はカスミお姉ちゃんに抱っこされる事になった。
『若葉ちゃんグループの中で一番おっぱいが大きい娘かもしれないな…』
…と、俺(美駆の体)は抱っこされながら思った。


霞ちゃんの胸の大きさは明日菜に匹敵するな。
思わずその柔らかそうな乳房を揉もうと手を出しそうになってハッとする。
って今、何をしようとしたんだ、俺は!
イカンイカン!冷静になれ!
今の俺は三歳の女の子なんだ!
美駆なんだから美駆らしくしなければ!

て、いうか霞ちゃんがまるで授乳させるような抱き方と俺の位置取り。
ついビキニの上からかぷっと乳首があるあたりを咥えたくなる。

・・・爺ちゃんは霞ちゃんになっているんじゃ?

清彦の予想は正しかった。
若葉ちゃんから霞ちゃんに美駆(の身体の清彦)を渡したと同時に、馬蔵も若葉ちゃんの身体から幽体離脱し
霞ちゃんの身体に馬蔵の幽体の身体を霞ちゃんの身体にズブズブと重なりながら潜り込んで彼女の身体に乗り移ったのだ。
乗り移られた霞ちゃん本人に気付かれる事なく。

つまり美駆になった清彦は、妻の明日菜、若葉ちゃん、霞ちゃんと3人の別々の女性に抱っこされながら、実は全員馬蔵に抱っこされていたわけだ。
清彦どころか、抱いていた明日菜も若葉ちゃんも霞ちゃん達本人も気付いていなかったが。


俺を抱っこしたまま、霞ちゃんは明日菜と会話を始めた。

「ミクちゃんって本当に可愛いですね~。私もこんなカワイイ赤ちゃん産むのが夢なんです♪
ミクちゃんみたいな良い子を産むコツってありますか種田さん?」

明日菜は少し困った顔をして答える。
「え?そ、そうねぇ…。その時が来れば大丈夫よ。ほら、『案ずるより産むが易し』って言う…ひぃっっ!?」

困り顔だった明日菜が突然、饒舌に話し出した。
「大丈夫よ♪私が見たところカスミちゃんの体は………。」

明日菜は、霞ちゃんの体を舐めまわす様に上から下まで見ている。

「ケツ…腰っ!も凄くでか…、しっかりっ!してるし、乳もでか…産んだ後もっ!赤ちゃんがお腹を空かす事はないと思うわ♥」
明日菜の言動が不審になった。

「それにね。赤ちゃんを産むとちょっと胸が大きくなるし、授乳も男じゃ体験出来なかった事だし…良い事尽くめなのよ♥♥」
明日菜は、自分の乳房を下から持ち上げるように手で掴んでいる。


間違いない!
今、爺ちゃんは明日菜に憑依している!
俺は美駆らしさを演じながら明日菜を呼ぼうとした瞬間、美駆を抱っこしている霞ちゃんと向き合っていた!?

両手に柔らかなモノを持ち上げている感触と感覚に、身体の胸の部分を押し上げている感覚が同時に発生する。
そしてたった今まで揉んでいた気持ちの良い感覚も。


視線を下げれば今日買ったばかりの新しい水着に包まれた豊かで魅惑的な乳房が!

・・・ゴクリ。

思わず普通では見れない角度、自分の身体にはあり得ないシロモロに生唾を飲み込む。

・・・と、話の途中で突然動きと会話を止めてしまった明日菜(になった俺)を不思議そうな表情を浮かべた霞ちゃんが
「もっと教えてくださいよ ♪ ミクちゃんのお母さん ♥ 」
と言ってきた。


「………。」

俺が言葉に詰まっていると、霞ちゃんはビーチチェアに寝っ転がっている俺の本体に、ねっとりとした視線を送りながら言った。
「きよぼ、パパさんの種が…、旦那さんがいい人!だからミクちゃんは、こんなに元気に産まれて来てくれたのかも知れませんね♥」

霞ちゃんは声こそ出さないが『ぐへへっ♥』なんて、今にも言いだしそうな表情をしている…。

美駆は、キョトン?とした顔で霞ちゃんの顔を見ていたが、急に俺の顔を見て…。
「ママ!ミクおトイレに行きたくなっちゃたの…。」
と、言ってきた。

「そ…、まあっ!?大変!わたくし娘をお便所に連れていきますわねっ!おほほっ♪!」

俺はどうにか明日菜らしくそう言って、美駆を霞ちゃんからふんだくると小走りでトイレに向かった。


男子トイレに入りそうになりながらも、すんでの所で女子トイレに入り美駆に用を足させた。

『だは~疲れた…。精神的に…と言うか…、霊魂的に…。』

美駆に手を洗わせながら、ふと…洗面台の鏡を見ると、そこには俺の姿はどこにもなかった。
…俺の肉体になっている明日菜と、俺と明日菜の子供…美駆が映っているだけだ。

今更ながらに、明日菜に憑依している事を実感する。
もし…爺ちゃんが明日菜の肉体を乗っ取らなかったら、俺と明日菜は果たして結ばれる事が出来ただろうか?

…視線を落とすと美駆が一生懸命に、石鹸で手を泡だらけにしながら洗っている。

俺は今、美駆を、俺の子供を産んでくれた肉体の中に居るのだ…。
俺は自分の腹…、かつて美駆が育った子宮が納まっている部分を触って撫でてみた…。

そんな事をしていると、手を洗い終わった美駆が俺の顔を見上げて話し掛けてきた。
「どうしたのママ?ママもぽんぽんイタイのなら、おトイレに入ったら??」


美駆にそう言われてドキっとする。

俺が明日菜として、明日菜の身体で用をたす?

俺が自分の身体で着ていた水着に比べて遥かに布面積が小さいこの水着を脱げば、あとは座ってするだけだから簡単だろう。

いいのか?・・・いいのかな?


でも、そう言われれば尿意が……。
生理現象だ…。仕方ない…。

「そ、そうね…。マ、ママもおトイレするから外で待っててくれる?一人で待てる…??」

「うん!ミクまってるね♪」

…俺は用を足すために個室に入り、洋式便器に座った…。
まさか明日菜の体で立ってするなんて出来ない…。

美駆をあまり長い時間一人には出来ないから急がないと…。

下腹部に力を入れる…。



……!?



ふう…。

…あ、後はふ、拭かないとな…男とは違って毛が湿ってしまうのでペーパーで拭かないと…。
出会って以来、俺を受け入れてくれている俺の娘を産んでくれた明日菜の秘所を、俺は丁寧に拭いた。

…?なんかドアの向こうで人の気配がする…。
誰かいるのか??


ビデとトイレットペーパーでなんとなくムズムズとした気持ち良さを考えないようにしつつ、女物のビキニの水着を穿く。
俺が明日菜の水着を穿くなんて・・・。

で、でも今は俺が明日菜なんだし、当然穿かないとトイレから出れないからこれを穿くのが当たり前なんだけど。
俺と違ってスラリとほっそりした美脚を持ち上げ水着に脚を通す。
そのままグイグイと持ち上げた。
元通りにしただけだが意識した為か変な気分になる。

おっと、それどころじゃない。

個室の扉を開けると若葉ちゃんが立っていた。

「清坊が明日菜ちゃんの身体でなかなか戻って来なかったから、てっきり楽しんでいるかと思って見に来たらただの便所か!
せっかく明日菜ちゃんにしてやったんじゃから女体を楽しんでいるかと思っちょったのに。
実にツマラン!」

正確には、若葉ちゃんに憑依している爺ちゃんだった!


「じ、爺ちゃん!俺を元に戻せよ!」
その声を無視するかのように若葉ちゃんの身体で爺ちゃんは個室から出ようとした俺(明日菜の身体)を押し留め、逆に個室に入ってきた。










「ふふっ、明日菜さん ♪ 初めて会った時に比べてわたしのおっぱいって大きくなったと思いませんか?
乳首だってこんなに美味しそうなんですよ ♥
今度清彦さんに味あわせてあげようと思っているんですけど良いですよね ♥ 」
そう言いながら左胸のビキニのブラをペロリと捲っておっぱいを露出させた!

女子高生の生おっぱい!?
綺麗なピンク色の乳首にお椀形の美乳に思わず目が釘付けになる。
明日菜の胸も美乳だが、違うタイプの形の良さだ。
って、我に返る。

「ちょっ、じ、爺ちゃん!」
一瞬立ち眩みみたいに意識がクラっとしたが直ぐに持ち直したが・・・気付けば正面に明日菜が立っていた。

「もちろん良いわよ ♥ 清彦も喜ぶわ ♥ 清彦の妻であるわたし公認なんだからどんどんエッチなことをしてあげてネ ♥ 」
「明日菜!・・・じゃない、爺ちゃん!」
再び立ち眩み。
「ありがとうございます ♪ 明日菜さん ♥ 」
目の前で満面の笑みの若葉ちゃん。

このクソ爺!


と、若葉ちゃんが急に顔を近づけ・・・チュッ♥
驚く俺(明日菜)の口の中に若葉ちゃんの舌が入ってきた!
レロレロ・・・と舌を絡め取られ歯茎から咥内まで隅々まで舐められる。
同時に胸と股間にも気持ち良い刺激と快感が発生する。
情熱的なキスが終わり互いの唇が離れる。

「あふう ♪ ここからの記憶は後で変えとくから安心して明日菜ちゃんの身体の快感を楽しむんじゃな ♥」



「ンなことっ!……。」
俺は明日菜の体で声を荒げそうになったが、自分が公共のトイレの中に居るのを思い出して小声で言った。

「んな事出来るか!早く元に戻せってじいちゃ…もがっ!?」
若葉ちゃん(爺ちゃん)が俺の口を手で塞ぎつつ、俺の体(正確には明日菜のだけど…)に圧し掛かって来た。
俺は堪らず、便座に強制的に座らされる形になる。

「私を『老いぼれジジイ』呼ばわりする何てヒドイですよ明日菜さん♥」
そう言いつつ、若葉ちゃん(爺ちゃん)は俺の太ももの上に大股開きで座り込む…。

そして…、愛おしげに俺の下腹部を触りつつ言った。
「あぁん…。この中で清彦さんの精子が育って、美駆ちゃんになって産まれて来たんですよね…。すごく…素敵です♥」


若葉ちゃんは、甘い吐息を漏らしながら更に言う。
「昨日の夜は、中出しされたんですよね??じゃあ…こうしている今、美駆ちゃんの兄弟が受精しつつあるのかも知れませんね。ふふっ♪」

「や、やめっ…。うっ!?あ…ん…♥」
若葉ちゃんは、俺のビキニパンティーの中に手を突っ込み、毛をジョリジョリと撫でて来たのだ…。

「でも、ずるいです…。明日菜さんと双葉さんだけが、清坊の赤ん坊を孕めてるなんて…私の体だって、もう立派な女体なんですから
元気な赤ちゃん孕めるんですよ??美駆ちゃんと彩葉ちゃんの弟か妹を、私も産んでも良いですよね?♥」

若葉ちゃんの体が放つ香りと、淫蕩な問い掛けに如何にかしてしまいそうだ…。
俺は…、その問い掛けに答えた。


「ハァ・・・ハァ・・・・爺ちゃんはさ、ひ孫さえ増えればいいのか?
生まれさえすればどうでもいいのか?

若葉ちゃんが突然妊娠して父親がわからなかったら堕胎するかも知れないし、若葉ちゃんがどうしても産みたいって出産しても、高校生の身でシングルマザーだぞ?
若葉ちゃんも産まれた子供も生きていくのは大変な事になるのは容易に想像できる。
それとも爺ちゃんは俺に明日菜と別れて若葉ちゃんと結婚しろっていうのか?」


「分りました…。私が孕むのは諦めます…。」
シュンとして答える若葉ちゃん。

「え!?そ、そう???良かった♪!!」

意外な爺ちゃんの答えに驚きながらも、俺は嬉しく思った。
やっぱり人間、真摯に話せば思いが通じるのだ!

俺が喜んでいると、若葉ちゃんは落ち込んだ様子で更に言った。

「それじゃあ代りに……、私の『お母さん』を孕ませて下さい。私がお姉ちゃんとして、清坊さんの赤ちゃんを
お母さんと一緒に立派に育てますから……それで我慢します。」

「良かった!……それなら『良い』よ!……ん?…………えっ?」


は????


若葉ちゃんは、落ち込んだ態度を一変させ『ニマ~~♪』…と、笑いながら言った。

「確かに『約束』しましたよ♥………き・よ・ぼ・うっ♥…うふふふっ♪」


し、しまった・・・迂闊に返事しちゃったぞ。

明日菜の身体になって、若葉ちゃんに乗り移った爺ちゃんと女子トイレで女の身体同士でエッチな事をして・・・

堪えているけど・・・明日菜の身体はメチャクチャ気持ち良くて・・・だからまともに考えられなかったから・・・

清彦! なんとか打開策を考えろ!
咄嗟に口から出てきた言葉は

「わ・・・わたしが言ってもダ、駄目よ?
今のわ、わたしは清彦の妻の明日菜なんだから!」


「そうなんですか…。じゃあ、こうしますね♥」
若葉ちゃんが、こう言った直後…。

「へ?……うっ!??」
俺は猛烈な眩暈に襲われた…。


……
………
「う……ん……、??ここは…?」
意識を取り戻すと、俺はプールサイドのビーチチェアに寝転がっていた。
同じ姿勢で寝ていた為なのか、体がギシギシする…。

胸に手を触れて、ビキニに包まれた乳房がなくなっているのを確認する。
どうやら、自分の肉体に戻れたようだ…。

ホッとしていると十数メートル離れた所から、美駆がトコトコ…と俺の元へ駆けて来ているのに気が付いた。

「パパ―!じゅーす買ってーー!♪」

俺は、まだ少し混乱しながら答えた。
「あ、ああ…イイよミク。買ってあげるよ…。」


俺の返事に答えずに、美駆は不思議そうな表情をしながら更に質問して来た。
「パパ?おもらししちゃったの?」

「へ?」

俺はその言葉で、自分の股間が…水着の性器廻りが少し濡れているのに気付いた。


げっ!!???


長い事、体をほったらかしてたから漏らしたのか!???
俺は慌てて股間を手で隠した。

「うんとね…。それとね…。」
美駆が何か言っているが、それどころじゃない!!!!!

「ワカバおねーちゃんがね。キヨボーパパのこだねで『私のお母さんを孕ませて』だってさ。」

「う、うん!若葉ちゃんに『分った』って言っといて!!!」



ん?


再びトイレの方に向かって戻ろうとする美駆を慌てて抱き上げる。

# 『』は小声です。

『美駆に乗り移って何を言わせているんだよ!
プールの水で漏らしたみたいに小細工して!
こんな騙し討ちみたいな真似して返事させて、さぁ、言ったからには約束守れ!って恥ずかしいないのか?
俺が子供の頃はセコい真似はするな。日本男児たるもの正々堂々として事に当たれ!って教えてくれたのは他でもない。馬蔵爺ちゃんだろ。
エッチだけど威風堂々として格好よかった爺ちゃんはどこにいっちゃったんだよ!』
身体が美駆だから周囲を確認してから、声を極力荒らげずに言ったつもりだが通じただろうか?

『き、清坊、ワシは・・・』

美駆の身体の爺ちゃんは何か言おうとして黙り、俺は次の言葉を待っていると
急に美駆は笑顔になり「パパ~♪」といつものように抱っこされるのが大好きで喜ぶ、普段の美駆に戻った。

爺ちゃんはどこに?

美駆にジュースを与えて、ビーチチェアに座らせて休憩をさせていると…、悲しげな顔をした明日菜がやって来た…。

これは…。

「清坊すまんかった…。」
明日菜は泣きべそをかきながら抱き付いて来た。

「明日…、爺ちゃん分ってくれた…?」
俺は明日菜の頭を撫でながら言った。

「本当に、本当にすまん…。そのシミは水じゃのうて、清坊に乗り移ってワシが本当に漏らしたんじゃ…。」

「そうな…、なっ!??にぃぃ~~!!!!??」

「リアリティを出そうと思ってつい…、それ以外はこんなアッサリとバレてしまうとは思わなんだ…。」

「……。」
このままでは、俺の方が脳出血を起こしそうだ…。

「それはそれとして……、口にした約束は何が何だろうがジャパニーズ・マンとしてしっかりと守ってくれ清坊……。」

糞じじい…。

疲れたから帰ろうかな…どうしよ……。


せっかく来たんだし、まだ美駆も遊び足りないみたいだ。
明日菜も爺ちゃんの精神状態に引っ張られて悲しい気分で楽しめなかった記憶になるのも困る。

『爺ちゃん、本当は安易に明日菜の記憶を弄らせたくないんだけど、今朝から今まで全部楽しかった記憶と感情に変えといてよ。
勿論、俺と明日菜に不都合な若葉ちゃんとの約束は無かった事にしてね。
・・・爺ちゃんとの仲直りはそれが条件』
『清坊・・・わかったワイ』

一応は大人しく素直に従う爺ちゃんに安堵しながら、ちょっぴり漏らしたこの状態をなんとかしようと
トイレでシャボン石鹸を手にしてシャワー室で汚れを綺麗に流そうと移動を開始した。


清坊がシャワー室に向かうのを見送りながら、馬蔵は清坊に言われた通りにしながらもこっそり一部だけは手を着けずに残した。

そして身体の主導権を明日菜本人に預け、明日菜の意思で動き出した身体の中で思案していた。
『つまりワシがあれこれ手出しするのがダメでも清坊が自分から行動するのなら良いわけじゃな。

つまり明日菜ちゃんとバンバンヤりたくなるように仕向ければ良いんじゃな ♪

今日は幸いにも南国プール、明日菜ちゃんの水着に興奮しているのはワシが清坊になった時に

水着姿の明日菜ちゃんを見て身体が反応していたのは承知済み。

しかも若葉ちゃん達娘っ子も清坊好み。

誘惑がダメでも興奮させて清坊自身の性欲を高めてやるのはOKのハズじゃ!

明日菜ちゃん自身、今夜はヤる気になっちょるし、ちょっと後押しするだけなら清坊も文句は言うまいw

むしろ男としての本能を取り戻してワシに感謝するかもしれん。


そうすれば今夜から毎晩清坊が明日菜ちゃんに種付けするようになるかも しれんし

バンバンやれば双子、いや三つ子とか産むかもしれんな。
よし、では清坊大興奮!ムラムラ大作戦の開始じゃ!
まずは戻ってきた清坊が最初に会うのはあの娘っ子じゃな。


明日菜の身体から幽体離脱するとビーチチェアに座っていた茜ちゃんに乗り移った。


なんとか綺麗になったな。
しかし爺ちゃんめ。
リアリティー出そうとしてちょっととはいえ本当に漏らすとは!
気付いているっていうか、知っているのは爺ちゃんだった美駆だけとはいえ勘弁して貰いたいよ。
バレていたら恥ずかしさと社会的に死ぬとこだった。
# ※幸いにも明日菜が掛けてくれたバスタオルのおかげでお漏らしの事は他の人にはバレていない。


通路からプールサイドに戻ると若葉ちゃんの友達の・・・確か茜ちゃんだったよな。
ツインテールの少女が笑顔で俺を出迎え、周囲に目をやって俺以外に誰も彼女に注目している人がいないのを確認するとニヤリと厭らしいエロチックな笑みを浮かべてこう言った。

「ほれ、女子高生の生おっぱい見せてやろうか?見たいじゃろ、清坊 ♥ 」



『ちょっ、じ、爺ちゃん!?』
『おっと、この娘っ子に発情してもダメじゃぞ ? エッチな事は禁止じゃ ♪ 』


若葉ちゃんやその友人達の身体でセックスしようと言わなくなったのは良かったのだが・・・。

その後も爺ちゃんは分身憑依したりして色っぽいしぐさやドキッとするポーズを繰り広げた。
その度にいかんと思いつつ下半身が反応する。

さらに明日菜になって、こっそり股間に触れたりしてきて・・・。


なんかムラムラして来た…。

女子高生の張りのあるオッパイやお尻は、女盛りの明日菜の体とは違った魅力がある…。
公共の場でエロい事をすれば、あっという間に豚箱いきだが…。
これでは生殺しだ…。

とは言え昨夜ヤリまくって、今はプールでッ家族サービス中…、明日は仕事があるし…
帰って明日菜とセックスをすると、疲労で明日の朝起きれなくなりそうだ…。

でも…でも、しかし…俺の男の本能が疼く…。
俺の股間をこっそりと触る明日菜に、プールの中で若さ全開で遊ぶ若葉ちゃん達…。

ちきしょう…、股間がウズウズとする…。
今まで、抑圧していた自分の中の何かが解き放たれそうだ。

そんな事を考えて悶々としていると、ビーチチェアに座る俺に美駆が抱きついて来た。

「パパ―!ミク、もういちどプールはいりたいっ♪」

その拍子に、美駆の手が水着の上から俺の股間…固くなったペニスに触れた。

そして不思議そうに言う。
「パパのおまたかたくなってるよ??おフロのときはフニャフニャなのに、へんなのーー♪」


爺ちゃんが入ってるのか?と、思ったが…横で明日菜がニヤニヤと笑っている。
…って事は、これは美駆本人か??

俺は答えた。

「そ、そうだね!もう一度プールで遊ぼうか!ヴっ!?…」

またしても、眩暈がして視界が暗転したかと思うと…、目の前に『俺』がいた…。
『俺』は、自分の股間を触って固くなっていたペニスを水着越しに掴んでニヤリと笑っている。

そして、『俺』は何事かボソボソと言った…。
「ふう…、何だかんだと言って流石はワシの孫…、種田家の『種』が疼いておるわい♪ふひひ…。」


なんか言おうとしたがその前に
「さぁ美駆、お子様プールで遊ぼうか」
俺のフリをした爺ちゃんに抱き抱えられてしまった。
『明日菜ちゃんの本音を聞きたいと思わんか?
ワシが言ってもエッチな事に関しては、ワシが勝手に言っているか、ワシが明日菜ちゃんに成り済まして返事していると清坊はおもっとるじゃろ?』
確かにそれに関しては否定できない。
今朝、明日菜が言っていた今夜のエッチの事だって、爺ちゃんが明日菜がそう思っているから。と言っても正直信用出来ていなかったのは本当だ。
『ワシが美駆ちゃんと若葉ちゃんの友達の誰かに憑依する。清坊も誰かになってその娘っ子として明日菜ちゃんに接すれば、明日菜ちゃんの本音を清坊も知る事が出来るじゃろ』

確かに爺ちゃんは同時2人に乗り移って行動できる。
先程までだって【冴子ちゃんと智子ちゃん】になって「清坊と明日菜ちゃんはラブラブじゃな ♥ 」とか言って2人の身体の手で♥マークをつくったり
【舞ちゃんと若葉ちゃん】の身体でおっぱいを押し付け合う目の保養・・・いや、目の毒な事を繰り広げたのだから。
だから美駆とあと1人になる事で、分身憑依した片割れが明日菜のフリをしているという疑念を持たない様にした上で
俺が他人の身体で本当に明日菜がエッチな事を聞きだせるという訳だ。
う~~~~ん・・・。


ただでさえ興奮してムラムラしているのに、再び魅力的な女子高生になる?
とても魅力的な話だが・・・どうしよう?

ますます興奮度が上昇して我を忘れて暴走したら・・・。
いや、待てよ?
一度自分の身体から離れて他人の身体になれば落ち着くかも?

しばらく美駆として抱っこされながら考えて出した答えは


勝手に身体を貸してもらうのは悪いとわかっているけど…
エッチなことをしたりしなければいいよな?
「わかった。そうする」
「清坊はどの娘っ子になりたい?」

俺は若葉ちゃんとその友達を見て


俺の視線は若葉ちゃんに向いた…。

ご近所に住んでいる関係で、俺は若葉ちゃんの事を子供の頃から知っている。
乗り移るなら、他の娘よりなりすまし易いだろう…。
高校生になった若葉ちゃんの大人の女性なりつつある体…。

あれが再び我が物になる。
さっき若葉ちゃんの体に乗り移って乳首を握られた感覚は最高だった…。

ゴクリ…。

思わず喉を鳴らしてしてしまった…。

俺の表情(正確には美駆の顔だけど)を見た、爺ちゃん(俺の体)がニヤニヤしながら言った。
「どうやら決まったようじゃのぅ。ふぇっふぇっふぇっ…W♪」

自分の本体の、裏返った気色悪い笑い声に猛烈な嫌悪感を感じつつも俺は答えた。

「…若葉ちゃん…かな。」


「そうか、美駆は若葉ちゃんになりたいのか」
俺の姿で爺ちゃんがそう笑う。
傍から見れば一見微笑ましい父と幼い娘の会話。
見方を変えれば近所に住む親しい女子高生の身体を勝手に乗っ取るという恐ろしい話だ。

・・・若葉ちゃん、本当に済まない。
でも若葉ちゃんの姿を借りて、明日菜の事が知りたいんだ。

美駆になっている俺が心の中で謝罪していると若葉ちゃんがこちらに歩いてきた。
俺の身体と同じ表情でニンマリ笑う。
『清坊さん、私の身体でエッチな事をしてもいいんですよ ♥ 』


「何を言っているんだよ・・・」
と目眩が一瞬だが起こり、直ぐになんともなくなったが・・・目の前に全く同じようにニンマリ笑う俺の身体と美駆の姿があった。
「わかばおねえちゃん、ミクと一緒におトイレ行こう ♪ 」
美駆の小さな手が俺の白くてスベスベな綺麗な手を握ると駆け出す。
「若葉ちゃん、悪いけど頼むね」
そう言って送り出す俺の身体。

結局美駆と二人で女子トイレに入ってしまった。


「フフ、誰もいないね ♪」
美駆の身体の爺ちゃんはそう言った直後に俺(若葉ちゃん)の腰に手を伸ばし、水着をギュッと掴んでそのまま引き摺り下ろそうとする!
ビックリして慌てて両手で水着を掴む。
「勝手に脱がそうとしちゃ駄目でしょ!」
「なら本人が脱ぐなら良いんじゃな ♪ 」
直後に目眩、そして俺は再び美駆になっていた。
「ウッ~フン ♥ ミクちゃん、お姉ちゃん綺麗でしょう?」
あっという間に水着を全部脱いで裸になった若葉ちゃん(に憑依してた爺ちゃん)。
一瞬見惚れ、慌てて「爺ちゃんやめろ!」と美駆の身体で抱きつく。
再び目眩、「うん、ママと同じくらい綺麗だよ ♪ 」
美駆がにやけ顔で話す。
俺は両手で掴んでいた水着を急いで穿きはじめて ふと正面の鏡に映った若葉ちゃんと目が合う。
こういう施設特有の洗面台の壁一面の大きな鏡に若葉ちゃんが屈んで水着を穿こうとしている姿が映し出されている。




これが今の俺の身体なんだ。
その姿に動きが止まり、しばらく見惚れてしまった。


「こんなところで、ヌギヌギしとるとだれかにみつかるぞぃ。うひひ…♪。」
美駆はとても幼女とは思えない気色悪い口調でそう言った。

すると、トイレの外から女性の話し声が聞こえて来た。
ま、まずい!?人が来る!

俺は慌てて個室に向かったが…美駆は俺に付いてこずに言った。
「ワシは『えんかくそうさ』をしとるキヨボウパパのところにもどるわい。あとはひとりでオナニーを
たのしむんじゃなワカバおねえちゃん!ふひひ…♥」

俺は美駆に言い返そうと思ったが、トイレに人が入って来たので一先ず個室に隠れた。

さて…すぐに明日菜の所に戻って、若葉ちゃんの肉体で話をするか…。
そ、それとも…、こ、ここでやっちゃう…??

ど、どうしよう…。


正直若葉ちゃんのこの身体を楽しんでみたい!
たった今、目にしていた美少女の身体が自分の身体なのだ。

若葉ちゃんに内緒で勝手に身体を借りただけなんたから早急に目的である会話に向かうべき!と心の中の天使が語る。

これが今の自分の身体なんだから自由に楽しめばいいのだ。
明日菜以外の女性の身体を好きにするのが浮気になるかって?
自分の身体で楽しむだけなんだから浮気じゃないな。
俺の中の悪魔がそう囁く。

迷いに迷ったがくだした決断は


この体で孕んで出産したい。
そうだ、俺は孕ませるのではなく孕みたかったんだ。


もちろん孕みたいのは清坊の赤ちゃんよ。
清坊とエッチいっぱいしてたくさんの赤ちゃん産みたいな ♥
その為には今のこの身体の感度とか成長具合を確かめる為にも自慰しちゃおっと ♪

俺は水着をなんとか身につけるとそっと個室の扉を開く。
若葉ちゃんの友達の舞ちゃんと美駆がさきほどの内容を、まるで俺の心情のように話している。

「このクソ爺」
「「あはっ、気付かれちゃった ♥」」


俺の身体を近くのベンチに座らせて爺ちゃんは美駆と舞ちゃんに分身憑依して戻ってきたようだ。
ハァ~~
トイレを出てベンチに座る俺の身体を見掛けると、ムクっと立ち上がる。
「パパ~ ♪ 」
駆け寄る美駆と抱きあげる俺の身体。
どうやら爺ちゃんは俺の身体と隣を歩く舞ちゃんに分身憑依しているようだ。
その証拠に不自然なほど舞ちゃんが、若葉ちゃんである俺の身体の右腕に舞ちゃんのおっぱいを押し当ててくる。

実は若葉ちゃんの身体になっても、清彦だった時に爺ちゃんに散々興奮させられた感情の昂りが少ししか治まっていないのだ。
俺の魂が興奮状態で若葉ちゃんの肉体になった事で若葉ちゃんの身体も影響されて興奮状態になってしまったのかも。
実際昨夜の明日菜になった時のように全身が火照ってきているし乳首もプックリと勃ってジンジンと甘い痺れを発してきているし
下腹部やアソコも疼くと言うか気持ち良くなってきている・・・。


バレてないよな?


俺の身体(爺ちゃん)が言った。
「美駆、パパは若葉お姉ちゃんとチョットお話があるから、ママの所に戻ってなさい。」

「?…うん、ミク分かった!」
美駆は素直に従い、舞ちゃん(多分、爺ちゃんが分身憑依した。)に手を繋がれて明日菜の所に戻って行った…。



俺は体の疼きを抑えつつ、俺の身体(爺ちゃん)に言った。

「…爺ちゃん!早く俺の体を返せよ!」

「げへへっ♪若い若葉ちゃんの女体は敏感じゃろうぅ♥」
俺の身体(爺ちゃん)は、驚くほど下卑た表情をして言う…。

「うん…。それは、まあ…。じゃないっ!も・と・に・も・ど・せっ!!」

「このままじゃ清坊も欲求不満じゃろう?う~ん…、そうじゃ!今日はこのまま『若葉ちゃんとして』若葉ちゃんの家に帰れ清坊♥」


は??


爺ちゃんは俺の狼狽を無視して話を続けている。
「明日、ワシが迎えに行くから、それまで若葉ちゃんライフを楽しんどれ♪」

「ちょっ!?明日は、俺は会社だし若葉ちゃんは学校だぞ!??第一、若葉ちゃんの家族にバレたらどうするんだよ!!?」
俺はどうにか言い返した。

爺ちゃんは悠然と言った。
「大丈夫じゃよ♪会社はワシが代りに行くし、若葉ちゃんの学校は……行かなくても多分大丈夫じゃ♪」

「へ?どういう事??」

…馬蔵は内心で言った…
『その体は、多分明日あたりに生理がくるからのう♥』

「…まあ、バレる心配なんぞないわい!なんせ、間違いなく若葉ちゃん本人の肉体なんじゃからのう♥ひょひょひょ♪」

「何、勝手な事言って!?」

「じゃ、わしら種田ファミリーは帰るわい。明日迎えに行くまで、若葉ちゃんの肉体を存分に愉しむんじゃな♪」


…爺ちゃんは俺の体を乗っ取ったまま、明日菜と美駆を連れて帰って行った…。
俺は、ただそれを見送る事しか出来なかった。

俺は…『佐伯若葉』として、『佐伯家』に帰るしかなくなってしまった………。
オリジナルの投稿を尊重するため、書き換え修正等は行っておりません。
ご了承下さいませ。

参加して下さった方々に厚くお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

4/28
挿絵の位置を調整しました。
ご指摘ありがとうございました。
たちは板より
0.900簡易評価
6.100きよひこ
面白かったです。
ただ若葉ちゃんのイラストの表示された位置が文章と合っていないのでは?
あのイラストなら後半の清彦が明日菜の身体の時に、若葉ちゃんに憑依した馬蔵がトイレに押し入って
>「ふふっ、明日菜さん ♪ 初めて会った時に比べてわたしのおっぱいって大きくなったと思いませんか?
> 乳首だってこんなに美味しそうなんですよ ♥
> 今度清彦さんに味あわせてあげようと思っているんですけど良いですよね ♥ 」
>そう言いながら左胸のビキニのブラをペロリと捲っておっぱいを露出させた!
のところの方がぴったりではないかと思います。