支援図書館(ζ)

続・憑依霊になった爺ちゃん6

2016/08/12 10:47:33
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!caution!
ダークなストーリーです。
苦手な方はご注意ください。



































女性登場人物

#種田明日菜…28歳・主人公の祖父が入院する病院の看護婦だった。祖父霊のメインボディ。
#祖父霊に憑依され娘を出産、現在一児の母。看護師の仕事を離職中。現在、第二子を妊娠中。
#種田美駆…もうすぐ4歳になる主人公と明日菜の娘。
http://www.tsadult.net/z.yotsuba/src/1430066397007.jpg
#青山美津子…明日菜の母親、美駆の祖母。美人で年齢の割にとても若々しい。主人公の子を身籠らされた。
http://www.tsadult.net/z.yotsuba/src/1430215536672.jpg

#楠木双葉…32歳・主人公の自宅の向かいの家に住んでいる人妻で夫が原因の不妊に
#悩んでいたが、現在一児の母。
#楠木彩葉…4歳・実は主人公の娘。本人も母親の双葉もその事に気が付いていない。

#佐伯若葉…主人公宅の近所に住んでいる高校生の女の子。
http://www.tsadult.net/z.yotsuba/src/1430148110024.jpg
#佐伯園子…若葉の母親。


#小林先生…美駆が通う幼稚園の先生。
http://www.tsadult.net/z.yotsuba/src/1430230153177.jpg

#ここまでの主な流れと設定

#○明日菜が第二子を妊娠中。

#○馬蔵爺が病院で意識不明になっていた自分の体に戻り、病院から自宅に帰って来た。
#○清彦、明日菜、美駆、馬蔵爺での家族生活を開始。

#○清彦は、明日菜、美駆、若葉ちゃんに自分の意思で乗り移れる様になった。
#○また、清彦は馬蔵爺の憑依能力をある程度押さえられる様になった。(馬蔵爺の憑依を妨害)
#清彦のお義母さんである美津子が、清彦の子を妊娠。














明日菜の体を乗っ取ったまま一週間が経ってしまった。

明日菜として食事を食べて栄養を摂り、トイレで用を足し、睡眠をとる…。
歯並びの良い白い歯を丁寧に磨き、化粧をする…。

化粧は初めは下手だったが、幾らかコツを掴んで上達して来た気がする。


ジジイは俺が明日菜から出ない理由を察したのか。

『今孕んどる子が産まれたら、すぐ次の種を仕込んでやるぞい♥今度は年子じゃっ♪』

などと妄言を吐いている…。
自分でも自覚しつつあるので言い返せないのが辛い…。


明日は『スーパー銭湯』に行く日だ。

…俺は迷っていた。
明日菜から出て自分に戻って行くべきか…。
それとも、他の選択肢を選ぶべきなのか?





俺は1週間ぶりに自分の本当の身体に戻った。
すぐさま爺ちゃんの部屋に行く。
「明日は明日菜や美駆に乗り移るの、絶対禁止!
爺ちゃんだって一緒に行くんだからな。
妙な素振りしていたら俺が明日菜や美駆に乗り移って憑依してないかチェックするからな!」
「そんな事言ってワシをダシに女湯を明日菜ちゃんとして楽しむつもりじゃろw
カッコつけんでもええわい。逆にさすがはワシの孫じゃと安心したわい ♪ 」
「違う!」
「ふむ、じゃあ そういう事にしとくわい。清坊は真面目真面目w」
「くっ! 言っておくけど当然他の女性にも憑依禁止だからな!」
「なんじゃと!?それでは銭湯の楽しみが無いではないか!」
「このエロ爺!純粋に温泉とか楽しめ!」


ちゃんと監視していないと間違いなく女性に憑依しようとするな。
銭湯を楽しむ余裕はなさそうだ。
やれやれ。





スーパー銭湯に行く当日になった。

俺はベッドから起き上がり準備を開始した。
準備…と、いっても風呂に入りに行くわけだから何を支度しなければならない…という訳ではない。

問題は霊的な事についてだ。
まだ眠っている明日菜を起こさない様にベッドから降りると、俺は隣室の美駆の様子を窺った。

「………。」

美駆もまだ眠っているな…。
続けて、寝たきり妖怪じじいの様子を見に行った。



部屋にいない。
と、いう事は…。

居間に行くとジジイの本体が動いてAVビデオを観ているのが目に入った。
ジジイは俺に気が付くと『いかにも好々爺です。』と、言った風な表情で。

「おう清坊!ワシは留守番をしとるから、親子三人で風呂を楽しんできんしゃい♪」
…などと言ってきた。

俺は…。







そうか。
俺はありがたく受け入れて、そういう事で3人で行くことに・・・するわけねえだろう!

絶対幽体離脱して幽体で銭湯の明日菜と美駆以外の女性に憑依して参加する気満々だ!
明日菜と美駆の身体なら俺が憑依して爺ちゃんが乗り移っていないか確認できるが、それ以外の女性に憑依していたらもうわからない。
調子に乗ってボロを出してバレても、その女性から幽体離脱して別人に憑依されたらお手上げだ。
何しろ爺ちゃんは憑依した身体の記憶とか読めるのだ。
本人そのものに成りすませるし、そうすると調子に乗ってボロを出すまで爺ちゃんのやりたい放題の一方的なワンサイドゲーム。

明日菜が楽しみにしているけど、明日菜に憑依させて連れてった方が他の女性に迷惑が掛からないか?
どうしよう?





し、しかし…。明日菜のお腹の中には私の赤ちゃんが!
明日菜に憑依させて好き勝手にさせるのは心配だ。
かと言って…、ジジイを野放しにする訳にも…。

そこで俺が出した答えは…。



…数時間後、俺達は家族『四人』で車に乗ってスーパー銭湯に向かっていた。
後部座席には妖怪ジジイと、チャイルドシートに腰かけた美駆が乗っている。
助手席に俺が座り、運転席には『俺の体』が座って運転をしている。

運転をしている『俺の体』が言った。
「なんでワシが清坊の体に憑依して、ワシのオールドボディを同時に操らにゃならんのじゃぁ!?」

「ふん!どうせ私……明日菜や美駆に乗り移って厭らしい事する気だったんでしょ?大人しくその体で男湯に入ってなさい!」
俺は大切な我が子が入っている自分のお腹を撫でながら言い返した。


そう…、俺は一計を案じる事にした。
ジジイには『同時憑依』の能力があるので、ジジイに『俺の体』と『ジジイの本体』を同時に操らせて忙殺させる事によって
女性へのイタズラ憑依を封殺しようと考えたのだ。






スーパー銭湯に着いた。


俺達は車から降りてスーパー銭湯のエントランスに足を踏み入れた。
俺の体(inじじい)の後を同時憑依遠隔操作中のジジイの本体がくっ付いて歩いているが、
ジジイの本体は、なんかロボコップみたいなギクシャクした動きをしている…。
見ていると不安な気分になってくるな…。
やっぱ連れてこない方が良かったか?

「早速ひとっ風呂浴びるかのう♪じゃ、ワシは男湯に行くからの♪」

そう言うと、俺の体(inじじい)は遠隔操作中のジジイの本体を連れて男湯の中へ入って行った。


おかしい…。
妖怪じじいがこんなに大人しく男湯へ入るなんて…。

一抹の不安を感じはするが、とりあえず風呂に入るとするか。
明日菜に乗り移っている俺は、美駆の手を引いて女湯の暖簾(のれん)をくぐった。





明日菜に乗り移っている俺は、美駆を連れて脱衣場に入って着替え始めた。
美駆は初めての体験でウキウキとしている。

俺自身も…、以前の俺だったら初めての女湯体験にウキウキ気分だったはずだが、
今は余りそういった気分にはならない。
むしろ…。

美駆の服を脱がせた後、自分自身も裸になった。

脱衣場の中にいる他の女性達の視線が俺に集まるのを感じる…。
それはそうだ。明日菜は美人で、しかも胸とお尻が女性らしく突き出たナイスバディなのだ。
更にそれでいて子供を宿したこのお腹…。

「ふふ…♥」
俺は大きなお腹を手で撫で擦った。

廻りの女性達からの羨望の視線を感じながら、俺は美駆を連れて大浴場に足を踏み入れた。






「すっご~~い!でっかいおふろ!」
美駆は興奮してピョンピョンと飛び跳ねた。

「コラ!危ないからジャンプしちゃだめよ!」
俺は屈んで美駆の肩を押さえた。
膨らんだお腹がつっかえて苦しい…。


俺と美駆はシャワーを浴びてかけ湯を行い浴槽に向かう。
大きな浴槽が幾つか有るが、その中で一番温度が低く底が浅い風呂を選んで
俺と美駆はそれに入った。

「ふうう……。」
気持ち良い…。
乳房と妊婦腹が浮力で軽くなるのを感じる。
ひと心地ついた所で、隣で同じく入浴中の人物に注意が向いた。

ん?この娘どこかで……?
女子高生くらいのその娘に凄く見覚えがあるような気がする。

「あれ?明日菜さんじゃないですか!」

「えっ!?」

声を聞いて気が付いた。
この声は『若葉ちゃん』だ!




お互い裸だから気が付くのが遅れてしまったようだ。





「偶然ですね明日菜さん♪ミクちゃん♪」

「ワカバおねえちゃんっ!」
美駆は凄く嬉しそうに笑った。

「わ、若葉ちゃん!ほんと偶然ね…。」
(な、なぜここに若葉ちゃんが??偶然?いや…ジジイが関与しているのか?もしかして…既に頭の中が
寄生虫ジジイに乗っ取られた若葉ちゃんなのか???)

「今日はご家族でここに来たの?若葉ちゃん?」

「いえ、友達と遊びに来たんです。明日菜さんも会った事がありますよね?ほら、あそこで体を洗ってる…。」

若葉ちゃんが指さす方向を見ると、見覚えがある顔の娘がシャワーを浴びていた。
あの高校生らしからぬ発育の良いボディの娘は…、以前※リゾートスパで会った事がある若葉ちゃんの友達の『霞ちゃん』だ!

#※支援図書館(ζ) 続・憑依霊になった爺ちゃんを参照。



「あの子は確か霞ちゃんね。他にも誰かいるの…?」
俺は若葉ちゃんに聞いてみた。

「えっとですね…。」





「本当は他の子たちも来る筈だったんですけど、都合が悪くなっちゃって私と霞で二人で来たんです♪」
若葉ちゃんは笑顔で答えた。

「そうなの…。」
やはり偶然か?いや、でも様子をみよう…。

「ワカバおねえちゃ~ん♪」
美駆は若葉ちゃんに抱き付いて、若葉ちゃんの若々しい張りのある乳房に頬ずりした。

「きゃっ!?ふふ♪美駆ちゃんは甘えん坊さんね♥」
若葉ちゃんは、美駆を膝の上に座らせた。


そうこうしている内に、ナイスバディ女子高生の霞ちゃんが俺たちの所にやって来た。

「若葉どうしたの?…あれっ!?もしかして種田さんと美駆ちゃんですか?お久しぶりです♪」
霞ちゃんはそう言いつつ湯船に入って来た。






「妊娠されたって若葉から聞いてましたけど…、お腹とってもおっきいですね♪素敵です♥」
霞ちゃんは俺の(正確には明日菜の)膨らんだ腹部を見ながら微笑んだ。

「えっ!?ふふっ…♪ありがとう。」
俺は思わず微笑んでしまった。
母親として我が子の事を聞かれて喜びを感じた。

「えへへー!ママのぽんぽんの中にミクのイモートが入ってるんだよ!いいでしょうっ♪」
美駆が胸を張りながら嬉しそうに言った。

「あっ!、赤ちゃん女の子だったんですか?明日菜さん?」
と、若葉ちゃんが俺に聞いて来た。

「ううん。まだ性別は分からないの。来月にはハッキリすると思うんだけどね♪美駆は妹が欲しいらしいのよ♪」






「本当…素敵です…。私も早く赤ちゃん産みたいです…。」
若葉ちゃんは切なそうな表情をして自分の下腹部を触った。

「私…清彦さんの事、大好きだったんです…。でも、ある日突然明日菜さんが現れて…、美駆ちゃんがこのお腹の中に宿って…。」
若葉ちゃんは優しい手付きで、俺の膨らんだ腹部に手を触れて来た。


な?何を言い出すんだ?若葉ちゃん…?
いや…、若葉ちゃんが俺の事を好きだったって!?





いやいや!何かおかしい?
やはりジジイがたかり付いてやがるのか?

俺は…

○このまま様子を見る。
○非常事態発生!男湯でジジイの本体が心肺停止。
○その他。






# ○このまま様子を見る。

まさか爺ちゃんが若葉ちゃんに乗り移っているのか?
肉親以外では唯一 俺が自分の意思で憑依できる若葉ちゃんに乗り移って確かめる事にした。

明日菜の身体から抜け出すイメージを強く持ち、一歩踏み出すと明日菜の身体から幽体離脱した。
そのまま若葉ちゃんの背後にまわり身体を重ねる。

なんの抵抗もなく俺は若葉ちゃんになった。
爺ちゃんがもし若葉ちゃんに乗り移っていたら爺ちゃんの魂に当たるのだがそれは無かった。

つまり俺(身体は明日菜)に話していたのは本物の若葉ちゃん!

「そうだったの」
目の前の明日菜が優しい眼差しで俺(身体は若葉ちゃん)を見ていた。







「ごめんね若葉ちゃん…。」
明日菜が言った。

「い、いえ、ごめんなさい突然こんな事言って…。」
俺は何とか若葉ちゃんらしく答えた。

「でも、若葉ちゃんは若くてピチピチだし。あと3年もすれば赤ちゃんを孕むのに最適なボデーになるわよ♪」

は…?何言ってんだ明日菜…?

「この子を産んだら…。」
明日菜はこれ見よがしに、自分の腹を撫でている。

「…直ぐに年子を孕む予定だから、その子を産んだ後は若葉ちゃんのボデーで赤ちゃんを孕む事にするわね♥」
明日菜は女性とは思えない下卑た笑みを一瞬浮かべた。









うぬぅ…、クソじじいが!
この後は…。

○このまま様子を見る。
○明日菜からジジイを追い出す。
○緊急事態発生!男湯のサウナでジジイの本体が蒸し焼きになる。
○その他。






# ○明日菜からジジイを追い出す。

下卑た笑みを一瞬浮かべた明日菜(寄生虫爺)だったが俺の顔を見て一瞬で凍りつく!
「ヒィ!」
怯えた顔で後退りする明日菜(寄生虫爺)。

「き、清坊、も、もちろんじょ、冗談じゃよ!流石に美津子さんの事で懲りとるから・・・ぶ、ブラツクユーモアちゅうやつじゃから・・・そのスマン・・・」
どうやら俺は若葉ちゃんの顔で相当 怒りに満ちた表情を浮かべたようだ。
若葉ちゃんの身体から自分の身体に戻る。
自分に戻るのは一瞬だ。

「チッ! ちゃんと見届けるべきだった!」
目を開いて最初に見えたのは天井。
俺はスーパー銭湯の宿泊ルームのベッドで寝転んでいた。
隣のベッドに爺も寝ている。
自分自身の身体の記憶から別れて男湯の暖簾をくぐり、俺達が行ったのを見計らって
そのままカウンターに戻って予約していたこの部屋に直行していた。
そのままベッドに横になり中身の爺はこの身体から抜け出したというワケだ。
あのクソ爺・・・。

俺は明日菜の身体に戻る。
今度は爺の魂を弾き出した感覚をしっかり感じた。
大切な俺の嫁さんだ。
寄生虫爺に好き勝手に身体を使わせる訳にはいかない!







あっ・・・しまった!
これだと爺は誰に憑依しているかわからなくなった!
若葉ちゃんと美駆には一瞬だけ憑依して確認したが乗り移られていなかった。

再び明日菜の身体に戻った俺は、不審な行動したり怪しい女性がいないか周囲を見渡した。

その時馬蔵は・・・。

# 1.ナイスバディ女子高生の霞ちゃんに憑依していた。
# 2.おとなしく自分本来の身体に戻っていた。
# 3.↓の画像の誰かになっていた。上から何番の画像、右・左から何番の●色の髪の女性と容姿を指定。







# 4.その他





下の画像で一番右側の緑色の髪の女性

「清坊のあんな恐ろしい顔は初めて見たワイ。
若葉ちゃんの可愛い顔であんな恐ろしいなら清坊の顔だったらどんだけじゃか」
馬蔵は露天風呂に入っていた若葉ちゃんと同じ女子高生くらいの美少女に憑依して
そう呟きながら恐々と明日菜達のいる大浴場の方を覗いていた。





「おー…、こわや!こわや!」

………。

「ふう…いや…しかし最近の女学生は本当に発育がエエのう!」

馬蔵は浴場の鏡に映しだされた今の自分の姿を見ながら呟いた。

「この体、腰がしっかりしとるし♪」
そう言いつつ、自分の尻を撫で擦る。

「それにこの乳!ワシの好物のロケットオッパイじゃわい♪こりゃぁエエ乳がでるぞい!ぐへへ♥」
自分の胸についた弾力のある乳房を握りしめた。

「そうじゃ!この体に『ワシの子』を孕ませるかのう!清坊の『年下の叔父か叔母』を作るんじゃ♪♪
そうしましょ♪、そうしましょ♪、そうしましょったらそうしましょ♪、ガッ♥!!」

馬蔵の霊に頭の中を乗っ取られている美少女は身を悶えさせた。







明日菜の身体に乗り移った俺は、不審な行動したり怪しい女性がいないか周囲を見渡していた。


『あ、それっ!あ、ヨイショッ!アァそれ! そうしましょ♪そうしましょ♪そうしましょったら そうしましょ♪カァ ハァ♥ハァ♥』


……。

異様にハイテンションな高校生くらいの女の子がいるが…。
俺は…

1.不審に思わなかった。
2.不審に思った。







異様にハイテンションな高校生くらいの女の子がいるが…。
俺は不審に思った。
というか、不審に思わない訳がない。間違いない。
あの娘に憑依しているな。
そこに行こうと思ったがさすがに身重の明日菜の身体で動くのは容易ではない。
そして目の前には運動部で元気一杯な女子高生の若葉ちゃん。
ゴメン、若葉ちゃん。
ちょっと身体を借りるね。
明日菜の身体から幽体状態で立ち上がる。
そのまま若葉ちゃんの背後に回り込むと身体を重ねるように入り込む。
入り込んだ瞬間、俺は若葉ちゃんになった。
「ちょっと露天風呂に入ってきますね」

高笑いしていた女子高生の方に向かった。
近づくと女子高生は、パッと見はわからないがよく見るとお湯の中でその柔らかそうな形の良い乳房やお尻を揉んだり触ったりしている。

他人の身体で反省せずに好き勝手する爺にまた腹が立ってきた。





腹立ちを覚えつつ観察をしていると、ジジイ女子高生が行動を起こした。

!!

ジジイ女子高生が連れと思われる女の子の胸を揉み始めやがった!

『や~~んっ!!○○ちゃんのおっぱいおっき~いぃ!』

『ちょっちょっと!止めてよ~!』

『ぐふふ…。このチチならオッパイが沢山出るねっ♪ぐふぇふぇふぇぇ♥』

ジジイ女子高生は端正な顔を歪めて下品に浮かれ騒いでいる。








女子高生はヨダレを垂らしつつ、連れの女の子に抱き付きながら妄言を吐き続けている。

『なんか私みたいなカワイ子ちゃんの子宮に精液いっぱい入れたいお爺ちゃんが居てぇ~若葉ちゃんに迷惑かけちゃだめって
バカ孫が言うからぁ~。私の体なら孕んでもイイかな♥っ?って、インポなバカ孫が文句言わなくなるんじゃなくなるのではと
期待してるの~♥げへへっ♪』

『ちょっと!?何言ってるの!??しっかりしてよッ!!』


………………。






あのジジィめ一体なにを考えて生きてるんだ。
って、本当に成仏させたほうがいい気がしてならないんどこかお寺にでも行ったほうが……
とにかく俺は彼女(正確にはジジィ)に話しかける。

「あのぉ……すみません」
「なんじゃ……ってあぁ……!?」

女子高生の顔が驚きで歪む。
俺はすかさず取り押さえた。若葉ちゃんの体のほうが力があり、ジジィは抵抗ができないみたい。

「なにやってるんだ!!人に迷惑をかけて!!」
「なっ、わ、私はただの女子高生よ……てへっ」
「今さら遅いわ!!」

可愛らしく舌をだす彼女を殴りたい衝動に駆られるがぐっと抑える。
この娘の体は傷つけたくないしな。
するとジジィ(女子高生)がガクガク震えている。

「だいたい、清坊が悪いんじゃ。わざと入院したりして、わしの自由を奪おうとして」
「はっ、なに言ってるんだ!?」

このジジィ此の期に及んで逆ギレか?

「わしだって心配したんじゃぞ……それを、こんな仕打ちばっかで……」

なっ、何か嫌な予感がする。
「少し教育が必要じゃない」
「……!?」






俺(若葉ちゃんの)の体が動かない。こ、これはヤバイ!?
あぅうっ。なんだ……この感覚、ジジィが何か……
……ぼーっとして

「わしが記憶を操れるのも忘れたようじゃの。清坊は暫く何もかも忘れて若葉ちゃんとして過ごすんじゃ。
なぁにわかっとる。清坊は妊娠に疲れていじわるしたんじゃろ」

ちが……う、わよぉ
ヤバイ、何かが……

「心配しなくとも一週間とかそこらで明日菜の体に戻しとるわい。たまにはリフレッシュするんじゃぞ」

目の前の女の子が何か言うわ。でも私にはなに言ってるか……
ん、わたし?俺だったかしら

「そうじゃの清坊と若葉ちゃんの記憶を混ぜたくらいじゃ真面目だし、あそこの子供を参考に弄ってみようかのぉ
おなごは可愛らしいほうがいいからのぉ」

ねぇ、俺になに言ってるのかなー?
わたしわかんなくなって眠くなっちゃった……
ねむ……い……

「眠いなら寝てもいいぞ。ちょっと弄りすぎて馴染むまで時間がかかるかもしれんからのぉ」

お姉さんの言葉におれはこくこくと頷いてお胸にダイブするように眠ったの




の中央の子です





……………………はっ!?

目を覚ますと『私』は廻りを見渡した。

「あっ!?気が付いたの!?若葉!?」

私の顔を覗き込む…えっと…。か、『霞』よね?

「う、うん、だ、大丈夫よ霞…。」

「もう!若葉ったら、お風呂の中でいきなり気を失っちゃうんだもん心配したんだからね!」

そ、そうか…。
私…、『佐伯 若葉』は友達の霞とスーパー銭湯に遊びに来ていたんだっけ?
それで…浴場で『種田さん一家』と偶然会って…。

私は霞に聞いてみた。

「そ、それで霞…。ここは何処なの??」

「この部屋は種田さんご一家が借りている、スーパー銭湯の部屋よ。」

「そ、そうなの………。」

次の質問をしようとした時、部屋の入口が開き誰かが入って来た。



入って来たのは『明日菜お姉ちゃん』だった。

「お姉ちゃ~~ん!」

私は、お風呂上がりで良い香りのする明日菜お姉ちゃんに抱き付いた。

私の胸が、赤ちゃんが入っている明日菜お姉ちゃんの大きなお腹にぶつかって
『ボイン』っとした。

霞が慌てたように言った。」
「こ、こら!何してるのよ若葉!失礼よ!」

「うふふ♥気にしなくて良いのよ♪元気になったみたいで良かったわ♥」

明日菜お姉ちゃんは優しく微笑みながら言った。




「種田さんご迷惑をお掛けしてすいませんでした。私達はこれで帰りますので…。」
霞が申し訳なさそうに明日菜お姉ちゃんに言った。

「えーー!?若葉まだ明日菜お姉ちゃんと遊びたいーー!!」

私が抗議すると霞が怒りだした。

「何言ってんのよ若葉!!お風呂で気絶しといてバカ言わないでよ!!」

「ぶうぅーー!!」
私は頬を膨らませて精いっぱい抗議する。

「うふふ♥今日は疲れちゃっただろうから、また改めて『遊び』ましょ♥若葉ちゃん♪」
明日菜お姉ちゃんは大きなお腹をナデナデしながら言った。

「はーーい……。」


こうして私は、霞と一緒にスーパー銭湯から自宅に帰ったのだった……。




「あぁ、つまんない、つまんなーい!!」

家に帰っても「私」はすることもなく、ベッドで不満を漏らす。

「何もすることもないんだもん。もっと遊びたかったなー。霞のけちんぼー」

本も読む気もしないし、テレビもつまんない。やっぱり明日菜お姉ちゃんと一緒に遊びたかったんだよ。

「明日菜お姉ちゃんのお腹柔らかかったなぁ…えへへへ、何だかいいなー。明日菜お姉ちゃん、美人だし優しいし」

いいながらちょっと不思議に感じる事がある。
何で、私はこんなに明日菜お姉ちゃんが好きなんだろう。

うぅーんと頭を捻っても分からない。
でも何だかすごく大切で、お腹の事が気になるんだよねー

「むむむ、うーん。何なんだろう? そうだ!美駆お姉ちゃんに聞いてみよう!」

美駆お姉ちゃんなら何か知ってるもんね。だって、若葉のお姉ちゃんだもん!

「あり?でも私の方がお姉ちゃんだよね?なんで美駆お姉ちゃん何だっけ?」

ムムム、謎が謎を呼ぶよー

「若葉、ご飯が出来たわよー!」

「はーい!まっ、何でもいいよね!ごはん、ごはーん―!」

私はウキウキ気分で部屋を出た。







今日の晩御飯はスパゲッティミートソースだ!ヤッターー!!

「頂きます!!」

モグモグペチャペチャ!

「おいひ~~~~!」

「…………………。」

私が美味しくスパゲッティを食べていると、ママが私の事を呆気にとられた顔で見ているのに気が付いた。

???
どうしたんだろ?

「わ、若葉……口の廻りが真っ赤よ……。」
そう言いつつママは、私がお皿の外にこぼした食べカスを片づけた。

????
変なの~~?何が可笑しいんだろーー??


ちょうどゴハンを食べ終わった所で、ズボンのポッケに入れっぱなしだった携帯電話がメールの着信を告げた。

「あっーーー!!明日菜お姉ちゃんからだぁーーー♪」

ママが何かガミガミと言っているが、私は気にせずに明日菜お姉ちゃんからの
メールを読み始めた。




『若葉ちゃんへ

お加減いかが?
今日は温泉にいっぱい浸かったから、私のお腹の中の赤ちゃんも凄くご機嫌です♪こうしている今も元気に動いています♪
私も温泉に入ってからすこぶる快調で、なんだかムラムラしています♪種田家の種で孕んだ赤ん坊が元気に育っているのを感じて
私の体も凄く喜んでるのね♪きっと♥

ところで、今日はお風呂の中で若葉ちゃんのボデーの成長具合を確認出来て凄く興奮し……、嬉しかったです♥♥♥
邪魔が入らな…、静かな所で!若葉ちゃんのボデーを改めて味わいた……お話したいので!明後日ウチに遊びに来て下さい♪
楽しみに待ってます♪

種田明日菜💛』





「えへへ~~っ!!お誘いされちゃった~~♪楽しみ~~♪」

私は、明日菜お姉ちゃんからのお誘いメールに即座にお返事した。

明日菜お姉ちゃんのお腹の赤ちゃん元気で良かった~♫♫
自分でも不思議だが、私は何故かお姉ちゃんのお腹の中の赤ちゃんが気になって仕方がなかった。

お腹を触って赤ちゃんが動いてるのを感じてみたいな♥
恥ずかしいけど勇気を出して明日菜お姉ちゃんに頼んでみよ♪







明日菜お姉ちゃんの所に遊びに行く日になった!

昨日は大変だった。
学校のテストで0点をとってしまい職員室に呼び出されて先生にさんざんに搾られたのだ…。

「ふーーんだっ!きっと先生が意地悪して若葉にだけ難しいテストを出したんだよね!きっと!」
失礼しちゃうんだから!ぷんぷんっ!!

ホントは今日も学校なんだけど、お休みして明日菜お姉ちゃんの所に行っちゃお♪
だって、放課後まで我慢できないんだもん♪


…種田さんちの前に立った私はチャイムを鳴らした。

ピンポ~~ン……。






パタパタパタ……。

玄関ドアの向こうから明日菜お姉ちゃんの声とスリッパを履いた足音が聞こえる。

ガチャン!

玄関ドアが開き明日菜お姉ちゃんが姿を現した。


「うふふ♪いらっしゃい若葉ちゃん♪待ってたわ~♥」
明日菜お姉ちゃんは、大きなお腹をなで擦りながら言った。

「お邪魔します!明日菜お姉ちゃん♪」

私はペコリと頭を下げた。

「さあ入って若葉ちゃん♥」


私は靴を脱ぎながら明日菜お姉ちゃんに質問した。
「今日は明日菜お姉ちゃん一人きりなの?」

「ふふ…♪今日はね…♥」

◦『もろち…もちろん!若葉ちゃんと私の二人きりよ💛』
◦『寝てるけど清彦も居るわ💛美駆は幼稚園よ♪』
◦『清彦と美駆もいるわよ💛💛』
◦ その他





『もろち…もちろん!若葉ちゃんと私の二人きりよ💛』

「わーい、2人っきりー!!」

うれしいなー
明日菜お姉ちゃんと2人きりなんて。

「えへへー」
「いや、じゃなくて……あらあら、き、若葉ちゃんは元気ね」

若葉はいつだって元気だもーん。
私は抱きついてお腹に頬をスリスリとする。暖かいし、きもちいー

「本当に可愛いのぉ……きよ坊も昔は素直で可愛かったのにのぉ」

「何か言った?」
「ううん、なんでもないわ。それじゃ、リビングに行きましょう。立ち話も疲れるから」

「うん!!そうだね!!」

私はスキップしながら後に続いた。





私と明日菜お姉ちゃんは、リビングのソファーに並んで腰かけてお話を始めた。

「ふふふ♪今日はね…若葉ちゃんが私のお腹に興味があるだろうと思って、その事をお話ししようと思って若葉ちゃんを呼んだのよ♥」
そう言いつつ明日菜お姉ちゃんは、赤ちゃんが入っている自分のお腹を指さした。

「え~~!!……やっぱり解っちゃってたの?明日菜お姉ちゃん??」
ちょっと恥ずかしい…、私は顔が赤くなるのを感じた。

「ふふっ♥この子は幸せ者ね♪生まれる前から皆から愛されて……♥」

そう言うと明日菜お姉ちゃんは、少しだけ乱暴な手付きで自分のお腹を手で『ポンポン』と叩き始めた。

「きゃっ!?明日菜お姉ちゃん!赤ちゃんがビックリしちゃうよ?何してるの??」
突然どうしたんだろう???

「うふふっ♪心配しなくても大丈夫よ💚💚ワシのひ孫は…ううん、きよぼ…、き、清彦の種で仕込んだ赤ちゃんなんだから、
この位何でもないわ💚それよりも見てみて若葉ちゃん♪ホラ!!」
明日菜お姉ちゃんは、おもむろに着ているTシャツをたくし上げて自分の腹部を露出させた。


??

………あっ!!

「スゴ~イ!!!動いてるぅ♪♪」
明日菜お姉ちゃんのお腹の皮膚が微かにピクピクと脈打っている。
赤ちゃんが動いているのだと直ぐに分かった。






私は何故か、顔を見たこともない明日菜お姉ちゃんの中にいる赤ちゃんをとても愛おしく感じる…。

「明日菜お姉ちゃん!触っても良い?」

「ふふふ…どうぞ♪好きなだけ触って良いわよ♥」

私は明日菜お姉ちゃんのお腹に手を触れて、撫で擦る。
とても温かい…、そしてお腹の中から伝わってくる確かな振動を感じた。

「若葉ちゃん…、大丈夫だからもっと強くおっぺしてみて♪」

「うんっ!」
明日菜お姉ちゃんの言葉を受けて、私は指でお腹を押してみた。

『ポコッ…。』

お腹の中から振動が返って来た!
私は夢中になってお腹の中赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんだ。





そうして暫くの間そうしていると…。

「実はね…、若葉ちゃんに味わって貰いたいものがあるの♥」
明日菜お姉ちゃんが言った。

「えっ?なに~?」
何の事だろう?

明日菜お姉ちゃんは立ち上がるとリビングの隣の台所に歩いて行って…濡れたタオルを持って直ぐに戻って来た。
湯気が立っているので、蒸しタオルなのだと分かった。

私の隣に戻ってくると明日菜お姉ちゃんは、おもむろに着ている服を脱ぎ捨て始めた。




????

そして、パンツだけを残して服を脱ぎ終わると再び私の隣に座り、蒸しタオルを自分のオッパイにあてがって
モミモミとマッサージをし始めた。

「温泉に浸かってからね…。体の調子がとっても良いの♥…流石は『ワシ』が見込んだ『私の体』ね!
美駆を産んだ時よりも『たくさん出る』と思うから、若葉ちゃんも是非飲んでちょうだい♥」

明日菜お姉ちゃんはそう言って、オッパイからタオルを離した…。

!!!

「あっ~!オッパイが出てる~~~!!!」
明日菜お姉ちゃんの両方のオッパイからお乳が分泌されている…。
初めて見る光景に私は凄く驚いた。

「うふふっ♪さあ…、遠慮しないで飲んで良いのよ♪若葉ちゃん♥♥♥」

明日菜お姉ちゃんは私に向かってオッパイを差し出して来た。






「心配しないで若葉ちゃん♪私のパイオツ…胸は、お乳が沢山出る自慢のオッパイなのよ♪
一目見た瞬間、ワシのボディにふさわしいと思ったんだから♥」

私は…

◦明日菜お姉ちゃんに抱き付いて力いっぱいお姉ちゃんのオッパイにむしゃぶり付いた。
◦遠慮がちに明日菜お姉ちゃんの乳首を口に含んだ。
◦その他










遠慮がちに明日菜お姉ちゃんの乳首を口に含んだ。

ハムッ…。

口の中にほんのりと甘い味が広がる…。
これが明日菜お姉ちゃんの味なんだ……。

「もうっ、若葉ちゃんはお行儀が良いのね♥もっとチューチュー吸ってもいいのよ♪」
そう言うと明日菜お姉ちゃんは私の頭をナデナデしてくれた。

思い切って私は、口の中の明日菜お姉ちゃんの乳首を吸ってみた。
すると…、明日菜お姉ちゃんのミルクが乳首から湧き出て口の中に溜まり、私はそれを飲み込んだ。

「あふっ…♥清坊が赤ん坊の頃を思い出すわい♪清坊の母親が清坊に授乳してる時、ワシにも乳を分けて貰おう
と思ったら、倅にぶっ叩かれたんじゃ!まったく…我が倅ながらバカな息子じゃったのう♪」

明日菜お姉ちゃんが何か言っているが、おっぱいに夢中の私には良く分からなかった。







「若葉ちゃん…私のオッパイ美味しい♪」

私はオッパイを吸いながら上目づかいでお姉ちゃんの顔を見ながら頷いた。
顔が火照って赤くなるを感じる…。
明日菜お姉ちゃんは何時もの様に優しく微笑んでいるのだが、心なしか息が熱く生臭い様に感じた。

そして

◦明日菜お姉ちゃんは、この場で私に服を脱ぐように促した。
◦明日菜お姉ちゃんは、私の手を引いて夫婦の寝室に連れて行った。
◦その他





明日菜お姉ちゃんは、私の手を引いてリビングの外へ連れだした。


階段を上り二階の部屋に入る。
この部屋にはダブルサイズのベッドが在るので夫婦の寝室なのだと思った。
………初めて入った部屋なのに何故か良く知っている様な気がするな?と、思った。


「若葉ちゃん!夫婦の寝室へようこそ♪このベッドの上でね…この子を作ったのよ♥」
明日菜お姉ちゃんは、自分のお腹を指さしてみせた。

「ほへっ?」
どういう事なんだろう??

……と考えていると、明日菜お姉ちゃんが突然私を抱き寄せてキスをして来た!

んっ……。

明日菜お姉ちゃんの大きなお腹が私のお腹にぶつかり、私の胸が明日菜お姉ちゃんのおっぱいにめり込むのを感じる。






明日菜お姉ちゃんは、私の口の中に舌を侵入させてディープキスをして来た。
それと同時に私のオッパイを鷲掴みにしてモミモミと激しく揉んでいる。

私は明日菜お姉ちゃんの豹変と、とても妊娠中のママとは思えない荒々しい態度にドギマギとした。





そして、明日菜お姉ちゃんは私をベッドの上に押し倒して来た。

「きゃっ!?」

お姉ちゃんは手慣れた手つきで私の服を脱がせて裸にすると、私の足を開脚させて
股間を覗き込んで来た。

「うふふふっ♥若葉ちゃんもココはすっかり大人じゃな♥種田の種を受け取る準備が出来て来たようじゃのう~♪」

「あ、明日菜お姉ちゃん!は、恥ずかしいよ……。」

さらに、明日菜お姉ちゃんは…

○明日菜お姉ちゃんはペニスバンドを取り出して自身に装着した。
○明日菜お姉ちゃんはディルドを取り出した。
○明日菜お姉ちゃんの傍若無人な行動をみて、私は清彦としての意思を取り戻した。
○その他




明日菜お姉ちゃんの傍若無人な行動をみて、私は清彦としての意思を取り戻した。


明日菜はペニスバンドを身重の体に装着している。

「おっふう…♥双頭のペニバンじゃから胎が満たされるわいっ♪…ふふふ♪腹の中の子が暴れちょるのう♥」

一人でブツブツと何か言っている明日菜…。
俺はベッド脇にあった中身が空のティッシュ箱を手に取り…。
それで思い切り明日菜の頭をブッ叩いた。

『バコッ!!!』

ティッシュ箱がひしゃげて床に落ちた。

「じじいーーーーーーーー!!!???」





「な、なにするん、のよ。若葉ちゃん!?」

「下手な芝居はやめてよ!! もーう、なんてこしくれるのよ!!」

あー、もう!!
私は頭を掻き毟る。長い髪が手に触れる。
ここ数日間違和感なかったけど、私は若葉じゃなくて清彦だよー!!

「なんじゃ、思い出したんじゃない。どうじゃった?なにも考えずに子供になれてすっきりしたじゃろ」

がははははっ、と豪快に笑う明日菜お姉ちゃん。じゃなくてじじぃ。

なにがすっきりよ。もう、喋り方も戻らないし、なんでよ!!
うぅ、色々言いたいことあるけど、なんだか言葉が出てこないよー。

「家もこの通りで心配することはなかったんじゃぞ。言った通り、出産前に戻すつもりじゃったんじゃ。
どうじゃまだまだその姿でいんか?それとも別の姿がええかのぉ?」

「なに言ってるの!! もどーしてー!!」

私はそう言うと

・明日菜お姉ちゃんは「次はどうしようかのぉ。性格をいじるかのぉ」と笑った。
・明日菜お姉ちゃんは「仕方ないのぉ。これが終わったらじゃ」と言いながら押さえつけてきた。
・明日菜お姉ちゃんは「仕方ないのぉ」と言った








明日菜お姉ちゃんは「仕方ないのぉ。これが終わったらじゃ」と言いながら押さえつけてきた。

「もう!やめて!!」

私は明日菜お姉ちゃんの手を振りほこうとしたが…、明日菜お姉ちゃんは身重の体とは思えない
身のこなしで私を羽交い絞めにした。

そしてお姉ちゃんは、私の(正しくは若葉ちゃんの)体の上に馬乗りになって腰に装着しているペニスバンドの
ディルド―を私の割れ目にあてがって来た。





明日菜お姉ちゃんは一気に腰を押し込んで私に挿入して来た。

「あああん!!」
思わず声が出てしまった。

明日菜お姉ちゃんは腰を前後させて激しくピストン運動を始めた。

「ほっほっほっ!!♪偽根じゃから挿入感はないがアンっ!これは中々♥うふんっ!♥」

淫蕩な快楽の中で、明日菜お姉ちゃんのお腹に手を触れてみると、お腹の中で俺と明日菜の赤ちゃんが暴れているのが分かった。
可哀想に…。こんな事ならやっぱり、俺が明日菜の体に乗り移って母親として生きていくのが良いのだろうか?





2、3回イかされた後、明日菜(じじい)も満足したらしい。
愛人衆や風俗嬢から『種馬の馬蔵』と異名を頂戴していただけあって凄いテクだった…。
そして、俺は何とか自分の自我を取り戻した…。

明日菜は大股開きでベッドに腰かけ、爺ちゃん愛飲の滋養強壮ドリンク…
『絶倫無双マムシ皇帝倫ドリンク』をグビグビと飲んでいた。

「ぷは~~!一発やったあとのドリンクは美味いの~~!!」

「爺ちゃん…お腹の中にいる俺と明日菜の赤ちゃんに毒だからやめろよ…。」


…いったい何遍こんなやり取りをすればいいのだ?


「よっしゃ!清坊は疲れとるようじゃからそろそろ戻すかのう♪ふんっ!」
爺ちゃんがそう言うと視界が暗転した。

「ゔっ!?」
次の瞬間、目の前にニヤけた表情の若葉ちゃんが立っていた。

俺は自分の腹が大きく膨らんでいるのを感じる。
どうやら俺は明日菜の体に移った様だ。

「んじゃ、ワシは若葉ちゃんの体を返してくるわい♪で、会社でリモートコントロール労働中の清坊の体で
帰ってくるからのう♪すまんがワシの体で(明日菜の体)晩飯の支度をしといてくれ♥」

そう言うと、若葉ちゃん(じじい)は家を出て行った。






畜生…クソボケバカゴミクソじじいめ…。
何で俺がこんな目に…。

『ポコ…。』

お腹の中で赤ん坊の蠢き…胎動を感じた。

「お前もごめんな…。」
俺は自分の(明日菜の)お腹を撫で擦った。



その後、俺は最悪の気分だったが何とか晩飯の支度をした。

「はあ…、じじいの本体の様子も見ておくかな…。」
俺は、寝たきりじじいの部屋に向かった。


部屋の戸を開けると、布団に寝ているじじいが目に入った。

「たくっ!安らかに寝てんな…。」
健やかな表情で眠っているじじいにムカッ腹を覚える。

…………が、そこで気が付いた。
安らかすぎる…?息をしていない?
えっ!?いや!ウソウソウソウソウソウソ!?
え!??
えっ!!!??


慌てて首筋に手を当てて脈をとってみると…
脈が触れていない!?!??


明日菜の体の俺は、パニックを起こしながらも119番通報をし救急車を呼んだ。
救急車到着まで心臓マッサージを施し、救急隊員が来た後は救急車に同乗して病院へと向かった。






俺は明日菜の記憶は読めない・・・だが明日菜の身体の記憶で何となくだが、最悪の予感を察知していた。

度が過ぎた変態老人だったが、それを除けば良い爺さんだった。

ダメだ!弱気になるな!ネガティブに考えるな!
まだ完全に死んだわけじゃないだろ!

でも分かるんだよ・・・明日菜の身体は同じような人間を何百人も見てきてるから。

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

病院に到着するや否や、爺の身体は手術室に運ばれ緊急手術が行われた。

それを俺は・・・手術室の前の長椅子に座って、ただ祈るように待つしかなかった。

そして数時間後―――。





手術室の扉が開き、緑色の手術衣姿の医師がマスクを外しながら出て来た。

「種田馬蔵さんのご家族様ですか?」
医師が俺に聴いた。

「は、はい…そうです…。馬蔵は祖父で…、しゅ、主人の祖父です…。」
俺は唾を飲み込む。

「誠に残念ですが…馬蔵さんは亡くなられました…。」

俺は………、俺の視界が……まるで『ムンクの叫び』の絵の様にグニャった様に感じた…………。

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

俺は、爺ちゃんの死因の説明を受けていた。

医師が説明する。
「馬蔵さんは『静脈血栓塞栓症』という病気を発症されていました。これはエコノミークラス症候群とも言われるもので……。」

要約すると、長時間同じ姿勢で寝ていたので体の中の何処かで血栓(凝固した血のかたまり)が生じ、それが血液の流れに乗って
肺臓に流れ着いて肺組織への血流が閉塞されてしまった事が死因らしい…。

要するに爺ちゃんの魂が体から抜け出て、自分の体をほったらかしにして遊び呆けていたのが原因じゃないか?

・・・・・・
・・・

病院の待合室で放心していると…、ポケットに入れっぱなしだった明日菜の携帯が鳴った。
ディスプレイには『俺』からの…『清彦』からの電話だと表示されていた。





「も、もしもし…。」
俺は恐る恐る電話に出た。

○俺の体(じじい)「家に帰ったら誰もおらんぞ!?どこに居るんじゃ清坊!?」
○俺の体(じじい)「こちらは大霊界!これは霊界通信じゃ!がははっ♪」

○俺「今…、病院に居る…。爺ちゃんの体が死んだよ…。」
○俺「なんじは去れっ!!この悪魔の手先!!!」 ガチャッ!ツー…ツー…
○俺「往生せいやっ!!南無阿弥陀仏!!」 ガチャッ!ツー…ツー…

○その他














「こちらは大霊界!これは霊界通信じゃ!がははっ♪」
電話から聞こえてくる能天気な声。

「……………………。」

「全く!暗くなったのにどこにいるんじゃ清坊~♪美駆も腹を空かせとるぞ~♪早う帰ってこい♪」
死者とは思えないお気楽な口調。

「……………………。」


俺は耳から電話を離して…。
渾身の力を込めて壁に携帯電話を投げつけ…。

『ドガッ!!』

ケータイは壁にぶつかり砕け散った。

「き、き、き、きよょえぇあえぁええええええぇーーーーーーっーーーーーーーーーーーーーっ!!???!!!
ひぃやあああああぁあああああああーーーー?ーーーー!!?ひゃっっはぁああーーーーーーー!?!!!
いやあああああぁああああぉあおあああーーーーーーーー!!?ちわわあぁわーーー!!!」

待合室中に俺の(明日菜の)甲高い絶叫が響き渡る。
そして、床にへたり込んだ俺は…、気を失った……………………。


・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

「かん じ~ざい ぼ さつ ぎょう じん はん にゃ~は ら みた~……」

お坊さんの読経が室内に響き渡る…。


ここはウチが檀家に入っているお寺。
爺ちゃんの急死から数日が経っていた。


病院で気を失った後…俺の体に憑依している爺ちゃんが迎えにやって来て、俺が気絶している間に死亡診断書の手続きやら
『自分の亡骸』の自宅への帰宅などを行っていたらしい。
意識を取り戻した後も放心状態の俺をよそに、葬儀の手配をトントン拍子に進めて、今は……寺で葬式の真っ最中と言う訳だ。
『自分が死んだ』というのに、信じられないほど鮮やかな手際だった…。


今、俺の体の爺ちゃんは何食わぬ顔で自身の葬式の喪主を務めていやがる。
自分自身の葬式に喪主として出席するなど…非常識極まりない事だと思った。


「ママ!ひいおじいちゃんネンネしたまま起きないね?いつ起きるのかな??」
美駆が『母親である俺に』話し掛けて来た。

「そ、そうねえ…。何時になるかしらね…。」
俺は、答えをはぐらかした。
美駆の年頃ではまだ理解出来ない事だ…。

黒色のワンピースに身を包んでいる俺は、赤ん坊の入っている自分の腹部を撫でさすりながら途方に暮れた…。


爺ちゃん…、ジジイが…死んだ…。

恐れていた事態が現実の事になってしまった。
他人に憑依して『お留守』になっている爺ちゃんの体が死んだらどうなるのか?
答えは『本物の幽霊になる』……だ。

俺が自分の体に戻れば、ジジイは当然のごとく明日菜に(ジジイ曰く『ワシの体』)に憑依し続けるだろう…。
一体俺はどうしたらいいんだ………。




お寺から火葬場に出棺した後も、式は滞りなく進んだ。

俺の体のジジイは喪主として式を取り仕切り続けている。
参列者の人達が【俺】の事を『若いがとてもしっかりしている。』『流石は種馬馬蔵の孫だ!』
などと話しているのが聞こえて来て、何とも言えない気分になった。
流石に骨拾いの場面では、ジジイも顔をしかめてはいたが…。


今は、葬式の締めくくりの食事会の最中だ。
明日菜の体の俺は食が進む筈もなく、美駆に寿司を食べさせながらお茶を飲んでいた。




…すると、一人の老婦人がこっちに近づいて来て話し掛けて来た。

「旦那さんとても立派ね!まるで若い頃の馬蔵さんを見てるみたいよ。」

「えっ!?あ、ありがとうございます…。」
そりゃそうだ…。中身が【本人】なんだから。

「お子さんもとっても可愛いわね~♪流石は馬蔵さんの子孫ね♪」

「は、はあ…。」
この人…やけに爺ちゃんを持ち上げるな…?

「でも、【種田の赤ちゃん】を産むのは大変でしょう?私も馬蔵さんの子を孕んだ時、
赤ちゃんがお腹の中で元気が良すぎて大変だったのよ♥」
老婦人は俺の(明日菜の)膨らんだ腹部を見ながら言った。

「……………。」
絶句している俺をよそに、老婦人は「がんばって元気な子を産んでね♪」と言って、去って行った…。


爺ちゃん(俺の体)が俺の隣に戻って来て言った。

「あの女…今じゃすっかりババアになってしもうたが、若い頃ははクソ生意気な『はちきん女』(男勝りな女性の事)での~♪
でも、美人でグラマーじゃったから、ワシのマグナムをぶち込んで孕ませてやったんじゃよ♥!
孕んだ後はすっかり大人しくなって良い女に成ったもんじゃよ♥それに元気な赤ん坊を産んでくれたしのうっ!がはははっ♪」

「……………………。」

言葉も出ない………。
やけにお婆さんの参列者が多いな?と、ちょっと疑問に思ってはいたが…、まさか…みんな爺ちゃんの愛人だったのかよ……。








ジジイの葬式が終わり、家に帰って来た。

家に入り、疲れて眠ってしまっていた美駆を布団に寝かせた。

そして、俺の体のじじいと二人きりになった俺は…。

○ジジイと話し合いをしようと思った。
>「落ち着いて話し合おう爺ちゃん…。」
>「とっとと成仏しろ!この悪霊が!?」
>その他の話

○ジジイに怒りの鉄拳を叩きつけた。

○その他






「落ち着いて話し合おう爺ちゃん…。」
俺は努めて冷静に言った。

「自分の葬式を取り仕切る事になるとは、流石のワシもびっくらこいたわい!」
俺の体のジジイは呵々と笑っている。

「今すぐ成仏して欲しいんだけど…!」
声を荒げない様に何とか自制する。

ジジイは、すっ呆けた調子で答えた。
「あ~~、そ~~じゃのぉ~~、今度そうするわい♪ま……、そんな事はどーでも良いから
そろそろワシの体(明日菜)を返して欲しいんじゃがの♪」

「いい加減にしろっての!!一体どんな神経してんだっ!?」
ついに怒鳴ってしまった。
明日菜の体で脳の血管が切れてしまいそうだ。


「なんじゃ!?やっぱり清坊が胎の中の子を産みたいんか!?」
ジジイは俺の(明日菜の)腹部を見ながら言った。

「ふーーん…。やっぱり清坊は優しいのう♪ガキんちょの頃から『この子は女の子の方が良かったかのう?』と、
思っちょったんじゃよ。清坊が産みたいんならワシは反対せんよ♪」
ジジイは俺の体でニコニコ笑いながら言っている。

俺は…。






ずっと押さえ込んでいたものが爆発した。
「いい加減にしろ!この色ボケジジィ!」
怒りに任せて机に叩きつけた手のひらがじんじんと痛む。




続けて俺は、ジジイの(俺の体の)頬を平手打ちした。

「きええぇぇーーっっ!!!」

ピシャンッ!

髭の剃り跡がジョリって気持ち悪い手応えを感じる。

「!?タタタイったーーい痛っ!何するんじゃあ?清坊っっ!?」

ジジイは、心底傷ついた…という顔をしている。






「泣きたいのはこっちだっ!!!」

俺はそう怒鳴って寝室に駆けこんでベッドに突っ伏して……泣いた。
色々な感情がこみ上げて我慢できなかった。

暫くそうしていると、耳元で美駆の声がした。

「ママ…どうしたの?ママ泣かないで…。」
顔を上げると美駆が俺の顔を覗き込んでいた。






いつの間に来たんだろうか…?
俺は美駆を抱きしめた。
妊娠して膨らんでいる俺の(明日菜の)腹部に押し付けられて、美駆は少しだけ苦しそうだが安らいだ表情を浮かべた。

俺は…、『美駆を作った時』を思い出した…………。





「はあはぁ…、じ、爺ちゃんなんだな…。な、何でその人の中に!!」

青山さんは、いや…爺ちゃんは…、自分で乳房を揉みつつ答えた。

「そんな事より、ワシの中に挿れてるチンポに集中してよ♪」
そう言うと、爺ちゃんは膣を思い切り締め付け、腰に回転運動を加えて来た…。

「うっっ、じ、爺ちゃん!で、出る!ぬ、抜け…抜いて…!」

俺がそう言うと、爺ちゃんに乗っ取られている?青山さんは、ニヤリとした笑いを浮かべ
足と腕を絡めてホールドを掛けてきた…。
俺の胸板に、爺ちゃんの…いや、青山さん乳房が押し付けられる…。

「あぁん!ワシもイクっうぅ……♥」

「う、うぅあ…。」

俺は爺ちゃんの中…、青山さんの胎内に俺の分身達を流し込んでしまった…。





爺ちゃんの欲望の為に明日菜の人生と体を奪い、作りだしてしまった命達……。
俺には美駆とお腹の中の子を守っていかなければならない義務があるのだ。






・・
・・・

その後も俺は明日菜の体に憑依し続け、俺の…明日菜の体は妊娠9カ月になった。
明日菜の体は再び新生児の母となるべく、ふくよかさを増した。
乳房は張りつめて少し痛いくらいで、乳首がとても敏感になってきている。



俺は…、母親としてやって行けるのだろうか?
それ以前に明日菜の肉体に乗り移って生きていく…、この事を明日菜本人は許してくれるだろうか……?







今日は日曜日で、夫…清彦(じじい)も美駆も家に居る。
俺はリビングのソファーに座って、ぼんやりとテレビを見ていた。

今ではすっかり胎児が大きくなりお腹が苦しいけど、とても満たされた気持ちだ…。

「ママ――!!」

そこへ美駆がトテトテと歩いてやって来て、俺の隣に座った。

「どうしたの?美駆?」

「みてみて!ミク、ママの絵をかいたのっ♪」

そう言うと美駆は、お絵描き帳を俺に差し出して来た。

「本当?どれどれ♪」






お絵描き帳には、お腹が膨らんだ妊婦…俺の(明日菜の)姿がクレヨンで描かれていた。
優しい笑顔を浮かべ、お腹を優しくさわっている姿が描かれている。

…それはいいのだが、何故か絵にはもう二人明日菜と思しき人物が描かれている。
疑問に思った俺は、美駆に聴いてみた。

「どうしてママを3人も描いたの??」

「うん!ミクねえ…【今】のママと【昔】のママ達をかいたんだよ!♪」

……俺はその言葉に少し衝撃を受けた。
美駆は母親の中身が入れ替わっている事に気が付いていたのだ。

「ミクねえ!ママは【みんな】大好きだけど、【今】のママが一番好きっ♪!!」

そう言うと美駆は、俺の胸に顔を押し付けて来た…。







無邪気に笑う美駆。だがその笑顔は俺の罪悪感をかきたてた。
俺は本当の母親ではないのだ。明日菜の人生を奪って生きているのだ。
加えて母親という立場すら奪って赦されるものだろうか。

そっと美駆の頭を撫で平静を装う。
全ての元凶は死んでもなお自分の好きなように振舞うジジイだ。
本来なら死人が生き続けることはあってはならない、あまつさえ他人の人生を奪うこともだ。

けじめをつけなければならない。
俺はそっと決心した。








今更で遅すぎるかもしれないけど。
でもこれ以上、悪霊となった爺を野放しにする訳にはいかない。
明日菜や美駆、美津子さんや若葉ちゃん、双葉さんたちの人生をこれ以上奪わせない為にも。
そして、彼女たち以外にも新たな犠牲者が生まれない為にも。

自身を擁護するつもりはないが、
俺だって爺が明日菜の肉体を奪ってからの5年弱、何も考えていなかった訳ではない。
ただ唯一の肉親だった爺に甘えていたのかもしれない。
だけど、もうそんな悠長な事はいってられない。
爺の我侭と俺の優柔不断のせいで明日菜たちの人生が奪われているのだから。







悪霊となった爺を退治する手段は3つ。


1.成仏。単純にお祓いで滅する手段。
ただ、爺が素直に応じるかが不安だが。

2.封印。地蔵様とかの中に魂を鎮める手段。
これなら有無言わずに出来そうだ。

3.転生。新たな器に魂を閉じ込め浄化させる手段。
これは犠牲者が出るので出来れば使いたくはない。

恐らくというか絶対だが、爺に気付かれたら確実に逃げられる。
隠密に進める必要があるが、どうしたものか・・・。

#お次の方、お願いします。手段は上記以外でも構いません。








成仏。単純にお祓いで滅する手段。


誠心誠意話せば爺ちゃんはきっと聞き入れてくれるはずだ。
美駆が隣室でオモチャ遊びを始めたのを確認し、俺は意を決して俺の体の爺ちゃんを呼び寄せて説得し始めた。


明日菜の人生を奪っている事、子供達のこれからの事を話して誠意を持って説得した。
そして俺は、最後に言った。

「爺ちゃん…お祓いを受けて成仏してくれ…頼む……。」

「いやじゃ!」
爺ちゃんはキッパリと言い放った。


は?


「答えはNOーーじゃ!まだ※明日香ちゃんを孕ませとらんし、死んでも死に切れん!!」
#※青山明日香…明日菜の妹

「………。」

「※美津子ちゃんも清坊の子を孕んでくれとるのに、成仏なんて無責任な事、ワシは絶対にせんっ!!!」
#※青山美津子…明日菜のお母さん。俺の子を妊娠させられている。

ジジイは仁王立ちして胸を張った。





ジジイの言葉を理解した瞬間、俺の中で大事ななにかが壊れた。
本当はこの馬鹿な爺さんを信じていたかったのだ。

俺は立ち上がった。机の下に隠しておいた包丁を手にして。
「自分自身の欲望のために明日葉さんたちの人生を壊して――」

ジジイが左手に手にしたそれに気づき表情を変える。
「ど、どうしたのじゃ清坊!」
「そのうえ自分の体をほっぽり出したあげくに血管つまらせてぽっくり死んだ猿が――」

ゆっくり、しかし確実にとジジイのもとへと歩み寄る。
「ま、待つんじゃ!怒らせてしまったのなら謝るから落ち着くんじゃ!」

そして左手に持った包丁を振りかぶり。
「軽々しく責任なんて言葉を――」
「そ、そうじゃ!セックスしよう!気持ちよくなれば心もすっきりするんじゃ!」

固く握った右の拳でその顎を打ち抜いた
「口にするなぁっ!」

たたらをふんだジジイがバランスを崩し、戸棚に後頭部をぶつけて気絶した。
体は俺のものだが気にしない。地獄に落ちる覚悟はとっくにできている。
気絶した体を確認する。魂だけ抜け出して逃げられたらどうしようかと思っていたがどうやら魂ごと気絶しているようだ。
もう容赦はしない。
この悪霊を封印する。








良し!
先ずは、ジジイの魂を俺の体からひっぺがす!
そして、必死になって暗記した般若心経を唱えるのだ!

俺は明日菜の体から抜け出して、ジジイの悪霊を俺の体から弾きだ……だ…?
あ、あれ???
明日菜の体から抜け出そうとして…。抜け出せない事に気が付いた。

全く抜け出せない!?

いくら頑張っても抜け出せない……。

ジジイの体が死んで以来、明日菜の肉体に憑りつきっぱなしだったので気が付か
なかったが
もしかして…ジジイの死によって何か…この憑依能力が変わってしまったのか…?

「パパ…?どうしたの???」

気が付くと美駆が気絶した俺の体を心配そうに擦っていた。
美駆の前で両親の醜態を見せる訳にはいかない…。
俺は、俺の体をソファーに寝かせた。







…あれから4時間ほど明日菜の体から抜け出そうと試みたが、どうしても抜け出せない。

ジジイがおっ死んだ事で俺の憑依能力がなくなってしまったのか…。
あるいは憑依期間が長すぎたが為に、明日菜の肉体に俺の魂が癒着してしまったのかもしれない…。

いずれにしても、俺が優柔不断で『明日菜を守る為』という理由を付けて明日菜に乗り移り続けたのが原因じゃないか!?
うう…。俺はなんてことを…。

俺に憑依したジジイが気絶しながら寝言を言った。

「う……。清坊すまんかった…。反省するから…。許してくれ……。」

爺ちゃん…。

「『青山家同化吸収計画』は諦める…。『青山家を種田家の種で孕み上げる!』…明日香ちゃんを孕ませるのは断念する堪忍してくれ……。」

「………。」

俺は黙って履いているスリッパを脱いで…。
それで気絶しているジジイ(俺の体)の顔面を殴りつけた。


スパンッ!!







…意識を取り戻した悪霊ジジイは、床に這いつくばって平謝りして来た。
ジジイに命じて、俺の魂を明日菜の体から離脱させようと試みたのだが…、出来なかった。

俺が明日菜の体から出れない以上は、ジジイが成仏してしまうと俺の体が植物状態になってしまう。
とりあえずエイリアン爺の『死刑』は執行猶予だ…。クソったれが!

激情が収まってみると…、今度は明日菜に対する罪悪感と未来に対する不安感がこみ上げて来た…。

………………明日菜ごめん。








そして翌朝、信じられないことに俺の体は冷たくなっていた。
どうやら昨日後頭部をぶつけたときに当たりどころが悪かったらしく、夜中に脳出血で死亡してしまったようだ。
ジジイもどうやら体と一緒に亡くなったのかはたまた単に成仏したのかそれ以降、少なくとも俺の周りでは誰かが乗り移られてる様子はない。







まさか立て続けに種田家の葬式をするハメになるとは・・・。
それも今度は俺自身が俺の葬式を行うなんてな。
複雑だ・・・爺もこんな気持ちだったのだろうか?
色々な感情が込み上げ涙が溢れる。
それは明日菜の気持ちなのか?俺の気持ちなのか?はたまた・・・。
と、それはおいといて、何とか無事?に俺は俺の葬儀を終えた。








爺の種田家子孫繁栄計画を阻止できたのは良かったが、あまりにも犠牲が多すぎた。

まずは間違いなく明日菜だ。
彼女は5年もの間ずっと憑依と洗脳で爺よりにさせられていた。
好きでもない男と結婚させられ、子どもを身篭らさせられ、色々と得体の知れないモノも食べさせられ・・・。
彼女の意思は完全に無視され、最早爺の操り人形だった。

次に双葉さんと美津子さんだ。
彼女たちも爺の我侭で好きでもない男の子どもを身篭らさせられた。








少なからず明日菜と双葉さんと美津子さんの3人は爺のせいで大きく人生を変えられてしまった被害者だ。

上記の彼女たちほどではないが他にも被害者はいる。

処女膜を勝手に破壊され、○学生で穢され、数年経っても爺に標的にされていた若葉ちゃん。
勝手に魂を移動させられたり、憑依されたり、よく自由を奪われた美駆。
双葉の旦那さんが父親だと思い込んでいる彩葉ちゃん。

俺は彼女たちの人生を大きく変えてしまった責任を取らなければ。
爺が犯した分までの罪を・・・。









良く考えれば、殴って倒れたじじい(俺の体)が死んだ…これは良くて過失致死、悪くて殺人だ…。
だが、俺(明日菜)は何の罪にも問われていない。
あとあと考えてみれば非常に不可解な事だったが、この時は強い精神的なストレスから不審に思わなかった。


…そして、いよいよ俺は…明日菜の体は出産の時を迎えた。


「いいいい!、痛いーーーーいぃぃぃっ!!!

美駆が産まれたのと同じ産婦人科の分娩室で、俺は分娩台に横たわっている。
大股開きで横たわっている俺は、下腹部の激痛に耐えていた。

「種田さん!頭が見えましたよ!しっかり、いきんで下さい!」
看護婦さんが言った。








「ひっひっ!ふうーーーーっ!!」
俺は何とか呼吸を整え、股間に力を入れる。

すると…。

お腹の中から、何かが押し出されてくるような感覚と今までにない痛みを覚えた…。

「ひいいいいいいっっーーーー!!???」

ぐにゅゅう……、膣口から赤ん坊が出て来る感触…、そして…。

『おぎゃあっ!おぎゃあっ!おぎゃあっ!……。』
痛みが軽くなると同時に、赤ん坊の産声が聞こえた。


「種田さん!産まれましたよ!元気な男の子ですよ!」
看護婦さんの声が聞こえた。

そして、誰かが俺の顔を覗き込んで来た。


「やったのう清坊!じゃない…、明日菜!でかしたぞ!男の子じゃ!」

満面の笑みを浮かべて俺の顔を覗き込んで来た人物は……、『俺』だった。









肉体はもとより、精神的にも相当の負担があるからか、一瞬そんな幻覚を見た。
今はこの疲労感に身を任せよう……傍らにいる我が子の顔を眺めながら、俺は意識を手放した。







「種田さん!頑張って起きて下さい。」
俺は眠気をどうにか抑えて目を開けた。

看護婦さんが話している。

「ほら、赤ちゃんがお母さんのお乳を欲しがってますよ♪別室に案内しますから、
そこでオッパイをあげて下さい。」

…俺と産まれたての息子は、ストレッチャーに乗せられて別室に連れて行かれた。

「うー、ぶーー…。」

赤ん坊は手を動かしている。何かを…、いや俺のオッパイを探しているのだろう。
俺は張りつめた様になっている自分の…明日菜の自慢の乳房に手を添えた。

俺は心の中で呟いた。

『ありがとう明日菜…。俺と明日菜の元気な赤ちゃんが産まれたよ…。』

両乳房を露出させる。そして俺は赤ん坊を優しく抱き上げ、右乳房を赤ん坊の前に差し出した。
まだ目が見えない筈の赤ん坊は、どう察知したのか俺の乳首を迷わず口に含んだ。














「あぶっ!んっ、んっ、んっ。」

俺の赤ちゃんは元気よく俺に付いている乳房からお乳を飲み続けている。
乳首からは、母乳を吸われる心地よい感触が伝わって来ていた。

この子は必死に生きようとしている……。

俺も母親として……、明日菜としてしっかりと明日菜の人生を生きて行かなくてはならないのだ。
明日菜の体から出られなくなった以上は、本物の明日菜が納得してくれるように生きて行こうと心に誓った。

俺の体のジジイが死んで、シングルマザーになってしまったが母子3人で強く生きて行くんだ。


そんな事を考えていると病室の戸が開いて、『美駆を抱っこした俺の体が』現れた。


へ…!?













「あーーっ!!赤ちゃん、ママのおなかからでてるぅーー!!」
美駆が『俺の体』の腕から降りて、一目散に俺の元に駆けよって来た。

「赤ちゃん、おかおしわしわだね!オサるさんみたーい♪♪」




嬉しそうにはしゃぐ美駆をよそに、俺は、『俺の体』に話し掛けた。

「馬鹿な……。し、死んだはずだ頭を打って………。」


『俺の体』は腰に手を当てながら言った。

「んーにを戯けた事言っとるんじゃ清坊っ!いや、明日坊っ!!包丁持ちだして殺人未遂しておいてから
初めて話す事がそれかい!?がははっ!相も変わらずのバカ孫じゃのうっ!!うははは♪」


馬鹿笑いする『俺の体』を前にして俺は悟った。
俺は極度の心労の為に空想の中でジジイを殺して、葬式を出した気になっていたのだと…。
殺人を犯したはずなのに我が身(明日菜の体)が逮捕されていない事がそれを証明していた。



「おーーっ!!流石は我が種田家の男の子じゃのう!良い乳の飲みっぷりじゃわいっ♥」

俺の体(ジジイ)は、授乳中の俺をイヤらしげな目付きで見ている。

「どれ、ワシも味わってみるかのう」
そう言うと俺の体(ジジイ)は、糸が切れた凧の様に床に倒れた。


次の瞬間。
俺の腕の中の赤ん坊の様子が変わった。
懸命に母乳を吸っていた筈が新生児らしからぬニヤけた顔つきで、俺の乳首を舐め回しながら母乳を味わい始めたのだ。




俺は新生児の母親とは思えない言葉を、我が子に向かって言わずにはいられなかった。

「畜生……。いつか必ずあの世に送ってやる…………………………。」




おわり
リレーに参加してくださった方々に心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。

8/20追記
・コメント1解離様へ
最後の部分は『たちは板より』自身が書かせて頂きました。
お褒めにあずかりまして恐縮です。
ありがとうございます。

・コメント5様へ
色々と迷っていますが、次回作を構想中です。

8/29追記
・コメント16様へ
私自身かなり迷ったのですが、次回作へのつながりを考えて
このような結末にしました。
何卒ご容赦くださいませ。
たちは板より
0.240簡易評価
1.100解離
確かにダークでベターですが清々しい終わり方で程よくエロがあったのでとても良かったです。
5.無評価きよひこ
リレー乙で良いのかな?結局、爺さんは成仏しなかったんですな。
もし続きが出るのなら今度こそ爺さんを成仏させて欲しい。
6.無評価きよひこ
特定個人への攻撃は作品のコメントにつける内容ですか?
ほんば板の議論スレなど、話をするのはそちらではないですか?
7.無評価きよひこ
まだやってたのかこの作者
いちいちタグとかコメントが臭いんだよカス
8.無評価きよひこ
まだやってたのかこの作者
いちいちタグとかコメントが臭いんだよカス
9.無評価たちは板より
7.様 8.様へ
馬鹿な頭をここで晒すこともないでしょうに。
11.無評価きよひこ
確かにこれはくっさいわ
12.無評価きよひこ
確かにこれはくっさいわ
13.無評価きよひこ
確かにこれはくっさいわ
16.無評価きよひこ
明日菜さんが可哀想すぎる。
救いはないのか。

これならまだ爺さんがエッチなことをしようと明日菜さんに乗り移って、それに気付いた清彦が明日菜さんに憑依して追い出して
元に戻った清彦と爺ちゃんの喧騒を微笑ましく見守る明日菜さん本人といった、毎度の大騒ぎのまま、
ずっとこんな騒がしい日常が続く感じで終わらせても良かったような気がします。