ある日手に入れた一つの指輪。
これには凄い力が秘められていた。
あの日以来僕の人生は全く違うものになったのだ。
この指輪には支配の力がこめられている、容姿だろうと性格だろうと記憶だろうと立場たろうと全て支配し、元からそうであったように変えることができるのだ。
一つだけ、男にしか使えないと言う点をのぞけば。
僕は指輪の力で自分の容姿や能力や立場をクラスのアイドルである双葉ちゃんと同じものに変え双子の妹の若葉として存在を書き換えた。ある一部分を除いて。
僕は自分の本来の男性器を残し、もちろんちゃんと女性器もあるふたなり美少女に変身したのであった。
男性器を残したのは、これを残しておかないともう指輪の力が使えず、自分をいじれなくなっちゃうからだね。他人なら別にいいけど自分がそうなったらこまっちゃうものね。
「早速だけど、ボクの身体にコピーしたフタバちゃんの……ううん。ボクの新しいカラダを堪能しちゃいますかー♪」
そう言って僕は自分の身体に新たに備わったたわわな果実に手を伸ばしたのだった。
「固い・・・というより弾力がスゴイ!」
実の詰まったオッパイがボクの指で突くとブルンと波打った。
でも、興奮するけど意外と気持ち良くない。
やっぱり結局脂肪の塊だからかな?
ガッカリしたボクの指が乳首に触れた瞬間、背筋に電流が走った。
「んぁあああっ!凄い……男の乳首とは比べ物にならないくらい敏感だ……ああん!乳首に反応して男の方も凄く勃起してるー!」
右手で乳房と乳首をこね回し、左手で勃起したペニスを夢中になってしごいた。自身から発せられる嬌声とやわらかい少女の手で触れられたペニスははちきれそうなほど勃起し、男だった頃以上の快楽を脳髄に響かせる。
今までにない新しい感覚と快楽にボクの脳は何度も煤けそうになった。
「ああっ!オッパイもオチンチンも気持ちいい!でも。お楽しみはやっぱりこっちの方だよねッ!」
僕はギンギンに勃起したペニスの根本にそっと手を触れる。そこには待っていましたとばかりに興奮して濡れヒクヒクとした女性器が姿を見せた。
ギンギンに勃起したペニスは引っ込み女性器に変更する光景に感動した。
「はぁ……はぁ……いくら興奮してもち○こが生える事がないから、この身体は本当に最高だぜ……!」
なくしたと思ったか?トリックだよ!
男性器を幼児のもの並みに小さくしたのだ。
完全な女の子の姿になれないのは残念だけど、男性器をなくすと力が使えなくなっちゃうかもしれないからね。
一応勃起しないようにも変えておく。
「よーし、それじゃあお楽しみの…」
体と心の興奮に反応して濡れている女性器にそっと指を…
「ひゃうっ!」
触れた瞬間、胸を触った時より高い声が出た。大事な所は敏感だって事は知ってたけど、これほどとは。
高鳴る心臓が落ちつかないまま、興奮と共に愛液に濡れた指を、女性器の中に挿し入れる。
「あぁ、ん…! うそ、こんなに気持ちいいなんて…」
ちんこ以外は双葉ちゃんとまったく同じ体だ、今俺は双葉ちゃんを文字通り全身で感じている。
それは想像していたものより気持ち良くて、もう手は止められなくて。
「双葉ちゃん、双葉ちゃん…! 双葉ちゃっ、あぁぁぁんっ!!」
彼女の名前を呼びながら、女性としての初イキの快楽に流された。
ガチャ
「もうっ!若葉ったら、そんなに私の名前を叫ばなくってもいいじゃない//////」
双葉ちゃんが顔を紅くして部屋に入ってきた。忘れていたが、今の僕は双葉ちゃんの双子の妹の若葉として存在を書き換えているので同じ部屋に住んでいる。
もちろん恋愛感情も書き換えずみで、妹である僕にゾッコンLoveである。
そんな彼女が愛する妹の恥態を前にして果たして冷静でいられるであろうか?
もちろん正確には弟である。
もちろん入ってきたと同時に股間は元のサイズに戻している。となれば当然始まるのは男女の秘め事である。
いやぁ、この立場になるのはなかなか大変だったよ。
女にこの力を使うことはできないから、直接彼女の心をいじることはできない。
間接的に色々いじっては見たものの、やはり自分を支配し変えるしか無いと気づいたときには流石に迷ったよね。でも今はチャレンジしてよかったと思うよ。
「先に1人だけでイっちゃうなんて悪い妹ね。そんな若葉には、おしおきよ」
双葉ちゃんが僕の胸に顔を近づけ、乳首を口に含んだ。
「ふやぁん! いきなり、そんなぁ」
「ちゅ、んちゅ…。若葉のおっぱい、美味しいよ」
母乳が出るよう肉体情報を書き換えてあり、若葉ちゃんもそれを知っている。ためらいもなくおいしそうに、若葉ちゃんが僕のおっぱいを飲んでいる。
「んく、こく…、おっぱいイキする姿を、私に見せてね?」
「あ、あ、ふぁぁ…!」
クラスのアイドルである双葉ちゃんが、ゾッコンLove双子の妹の母乳を飲んでいる。
そんな光景を見下ろすだけでゾクゾクしたものが背筋を登り、それだけで元に戻した僕の男性器は、こちらからも白い液体を吹き出しそうになっていた。
「ねえ、双葉お姉ちゃん。そろそろこっちの方のミルクも飲んで欲しいな~」
あまねく快感で身を捩りながら弓なりの姿勢で股間の怒張を主張させる。
自身の口の端から涎が垂れるほどの快楽今まで味わった事はない。
女の身体でありながら同時に男の部分を持ち合わせていることの喜びの一端を今味わったことで更なる期待が高まる。
「ええ、いいわよ。愛しい愛妹の特濃ミルク、そろそろ私も下のお口で味わってみたいと思っていたとこなの//////」
母乳に催淫効果を付与していたお陰で双葉ちゃんもすっかりその気になってくれた。
ちなみに、自身を完全支配出来ているおかげで射精の際の精液に含まれる精子の完全なコントロールが可能であり、妊娠させるリスクなしで中だしし放題だったりする。
下着を脱いだ双葉ちゃんが僕の男性器をすっかり濡れてる女陰に導いていく。
「「ふぁああ…!」」
2人のおんなじ声が重なる。
性器同士の結合はお互い初めての筈なのに、腰が蕩けるような気持ちよさだ。
双葉ちゃんの処女喪失も支配して全部が快感になるようにしているから痛みなんてない。
「双葉ちゃんの、双葉お姉ちゃんのおまんこ、気持ちいいよぉ!」
「若葉のおちんちん熱いのぉ! もっと突いて、お姉ちゃんを気持ちよくさせてぇ!」
対面座位から双葉ちゃんを押し倒して正常位になり、腰を何度も打ち付ける。
揺さぶられる体についてくるよう、双葉ちゃんの胸もぶるんぶるん震えていた。
その片方に口づけして勢いよく吸うと口の中に甘い香りが広がった。
彼女を完全にコピーした僕の体から母乳が出るんだから、双葉ちゃんのおっぱいからも出るのだ。
「ふぅん、ちゅっ、ちゅぅ、はむ、ちゅっ」
「飲んで若葉、私のミルク飲んで、ドロッドロの特濃ミルクに変えて注いでぇ。私も協力してあげるから!」
「んふっ!?」
抱き付いてくる双葉ちゃんの指が僕のお尻に触れ、その間にある女性器に挿し入れられた。
「ふぁ、あぅ、どっちもされたら、すぐイっちゃうぅ!」
「イって良いの、下のお口で飲んであげるから、全部出してぇ!」
「「あぁぁ…! イくぅー!!」」
男女両方の性器からくる快感に耐えきれなくて、僕は双葉ちゃんのナカにたっぷりと精液を注ぎ込んだ。
飲み込んだ双葉ちゃんの母乳が本当に精液になったように、射精はしばらく止まらなかった。
重なりあう心と身体が快楽を増幅しお互いが相手を思いやり求めあった。
双葉の心と身体は完全に清彦の手に堕ちたのだった。
そして指輪の新たな力が今清彦の無意識のなか発動するーーー
「んぁああああっ!しゃせいとみゃんなぁああい!僕の全部精液になって双葉お姉ちゃんに吸い込まれていくー!!」
「ハァアアアンッ!私のオマンコに······私のもっと奥に若葉の存在そのものがドンドン流れ込んでくるっ!アアアアアッ!!」
双葉が歓喜に狂ったような声をあげ、清彦も同じように声をあげた。
清彦は全身がまるで精液に変換されたかのようにゲル状となり双葉の秘所の奥深くへと消え、双葉も全身がゲル状に崩壊し二人は一つの塊へと変貌していったのだった。
やがて塊は再び人型へと戻っていき中から現れたのは、より美しく女性的肢体へと成長した“双葉?”の姿であった。
無論ちゃんと清彦の面影である男性器も今までよりも目立たぬよう精巣を体内に残し竿だけが表に出ているため、今まで淫のうで隠れていた部分の女性器も見えやすくなっていた。
「あはっ、僕たち愛しすぎたせいで本当に心も身体も1つになっちゃった。双葉ちゃんの全てを僕が乗っ取っちゃった。これからは僕が双葉······いや、これからは太刀葉とでも名乗るとしようかな♪」
僕は生まれ変わった美しい肢体に手を這わせながらそう言った。
裸のままリビングに出ると、双葉ちゃんのお父さんが新聞を読んでいた。
「ねぇ“お父さん”、女の子になって?」
後ろから小さく声をかけると、姿が変わっていく。
僕から見ても渋く格好良かった顔は小さく可愛くなり、
中年太りなんて無縁な体は細く柔らかく、張りのある肌に、
双葉ちゃんの体を形作った精子を出した男性器は、まだ誰も使った事の無い女性器に。
10秒も経つと、お義父さんはすっかり、双葉ちゃんに似た容姿の女の子になっていた。
「…お、お前は双葉? いやでもその姿…、何者だ?」
「僕は太刀葉、あなたの娘だった者だよ。
ねぇお父さん、シよう?」
お父さんの精神は男のままで、まだ弄ってない。けれどその体は僕のいう事に逆らえないようにしている。
勃起した男性器を見せると、お父さんはふらふらと顔をそこに近づけていった。
それから翌日―
「んー。昨日は色々あって大変な1日だったけど、指輪の使い方の方は大分慣れてきたかなぁー。
思い出しただけで······んんっ、濡れてきちゃう♪」
そっとスカート越しに下腹部に手を添えて撫でると、昨日よりもスッキリとした感触が返ってきた。
双葉の身体を取り込んだお陰で竿が出ている以外は普通の女性とほぼ変わらないので収まりが非常に良くなったのだった。
こんな普通ではない身体でも愛しく感じるのは、ひとえにお互いを強く愛し引き合った僕と双葉ちゃんの心が融合した結果、ナルシストのように自己愛が強くなってしまった為だ。
話がそれてしまったが、あれから色々あって実験的に女性に変えてしまった双葉の父親の青木晶(あおきあきら)はというと、世界的には男性としては認識されるように調整しておいたので今日も元気に朝から体に合っていないスーツを着て勤めの会社へと向かっていった。
「お父さん、元男だけあって不慣れなかんじだったけど気持ちいいポイントおさえてあってよかったな~」
夕べのことを少し思い出す。絶対服従の奴隷に変えた晶を相手にしっかり初めても貰い。夜遅くまで肌を重ねあった。
従順な性奴隷ではあるが、元が双葉の父親なだけあって双葉としての心が嫌悪感を覚えるようである。
やはり、自分以外の心から愛せるパートナーが欲しい。
もちろん野郎と結婚なんてもってのほかだが、そんなことを考えてしまったのは、双葉としての心に結婚願望が強く残っていた為だ。
なにせ双葉としての幼い記憶を思い起こすと将来の夢はお嫁さんっていうくらい実にほほえましい夢だ。
双葉ちゃんの全てを奪ってしまった僕の責任でもあるし、その夢は尊重しようと思う。でも······
「どうせ結婚するなら、イケメンなんかよりも、可愛い男の娘みたいなのがいいかな~♪」
楽しそうにそんなことを考えながら元清彦の太刀葉は足取り軽く学校へと足を運ぶのであった。
太刀葉が通う私立帝江洲高校。そこも既に手を加えられている。
教師陣は全員女性で、生徒としても間違われてしまいそうな年若い美人に変えられているけど、誰もそれに違和感を覚えない。
体育教師や美術教師は男としての精神状態のままである為、女になった体を楽しんでいる。
生徒たちも同様に支配の力で弄られているが、こちらは教師程ではない。
双葉としての交友関係もあり、若葉としてそこに入り込むこと、そして若葉がふたなりであっても違和感を覚えないことを刷り込んでおいた。
しかし双葉と若葉は融合し太刀葉となったので、そこはまた書き換える必要があったが、
「…うん、これで良し」
太刀葉の意志1つで、簡単に終わってしまった。
これで「青木太刀葉」としての学籍を作り、双葉と若葉が居た位置に太刀葉の存在を差し込んだのだ。
「おはよ~太刀葉ちゃん♪」
「ひゃっ! もぅ蓬ちゃんってば、歩いてるときはやめてって言ったでしょ?」
「えへへ、つい我慢できなくって。太刀葉ちゃんのおっぱい~♪」
十字路に差し掛かったところで、通りから出てきた友人に抱き付かれた。
草ヶ部蓬(くさかべ・よもぎ)という、小動物を彷彿とさせる小柄な少女だ。双葉であった頃より小さい印象はあったが、太刀葉になってからは胸の辺りに蓬の顔が来るようになってしまった。
「…ほら蓬ちゃん、離れて。ね?」
「は~い」
いくら彼女が太刀葉の体の事を認識していても、やはり勃起している状態を見られるのは恥ずかしいのだ。
双葉としての友人が後2人、そして清彦が男の時からの友人が1人。これが今の太刀葉の近しい交友関係だ。
(アイツは男だしナシかな? …まぁ、必要だったら女の子に変えても良いか)
太刀葉はそんな考えを隠しながら、蓬を自分の体から離す。そのまま隣り合いながら、2人で学校へ向かっていった。
「んー太刀葉ちゃん。オッパイまた大きくなった?ぐへへっ、この弾力たまりませんなぁ~♪」
「また蓬ったらっ!やだもうっ!人が見てるから……いやぁあ//////」
教室へと向かう途中の廊下で再び蓬ちゃんはまるでセクハラ親父のごとく僕の胸を背中から掬い上げる様に揉みしだいてきた。
周囲の男どもの視線が胸に刺さって恥ずかしい。顔と耳が熱くなっていくのを感じる。
蓬ちゃんの言う通り、昨日までEカップだった僕のオッパイは、双葉ちゃんと融合したお陰なんと実にタワワなGカップまで成長したのである。
双葉としての心では肩にかかる重みも増して苦労しているのが悩みだが、僕としては胸に誇らしさが増して嬉しい限りである。
指輪の力を使えば更に大きくする事も出来るがこれで満足である。
さて、今日は指輪の力をどう使おうか?教師達は数人を、のぞいて股間まで女体化してしまっているので、股間を男のままにしている数人以外はもう支配する事ができない。
自意識が男のままの彼女たちももう支配できないため、意識を女にしたり体をかえること、つまり元に戻す事はできないのだ。これは双葉父も同じである。女の子の姿になってから色々変わったように見えたのは、男の時に時間経過や行動でそう変わるように支配した内容通りに変わっていっただけなのだ。あの姿になってから新しい変化はうけつけなくなった。
指輪の力の使いかたは色々実験してきたしもう十分慣れたので次はいよいよ本題に取りかかるとしよう。
僕が存在を奪ってしまった双葉ちゃんの夢である結婚のパートナー探しである。
勿論、精神が健全な男子である僕は本当は男となんて結婚したくはないが、指輪の力を使うことで妥協案が浮かんだ。
要は、双葉の父親にしたように世間的認識は男性のまま女体化させてしまえばよいのである。
ただ、相手選びは重要だ。相手の容姿を別人のような美女に変えても面白味がない。本人の素材を活かした女体化が望ましいと僕は思う。
性格も同様だ。なるべくいじらない方向で好感度を弄るくらいが望ましい。
そんな人材が都合よくいるかと言えば、居るんだなぁ~これが。
その魅力は男女問わずで、双葉とは別のベクトルで人気のある男子。
彼の名前は、藤咲蓮(ふじさきれん)。去年の学園祭の女装コンテストの覇者である。
確かに男なんだけど、顔はクラスの女の子並みに可愛くて、化粧をしてもよく栄える。
男にしては小柄で、身長は多分160㎝も無いだろう。一見すれば男の服を着てるだけの頼りない女の子のように見える。
女装コンテストだってクラスの皆に乗せられて出たようなものだが、最後の感想で「選んでくれてありがとう。感謝してるぜ!」と言い放つほど、舞台上の空気に乗っていた。
男らしくまっすぐな性格で、よくある男の娘みたいななよなよしさは殆ど無い。
見た目は女の子、内面は男の子。そんなミスマッチさが受け入れられてか、彼は色々な意味で人気者だ。
だってそうだろう。
男の目から見れば、可愛いのに腹を割って話せる相手。
女の目から見れば、男らしく自分を守ってくれそうな小動物系。
どちらからも多少のやっかみはあれど、愛され系の存在なのだから。
そんな藤咲蓮は、僕としては見た目、双葉ちゃんとしては男性的な部分で、色々とお眼鏡に叶う存在だ。
隣のクラスなので接触自体は簡単だが、どう繋がりを持っていこうか、悩むところだ。
「どうしたの太刀葉ちゃん、何か考え事?」
「え? あぁうん、ちょっとね。今日の晩御飯どうしようかなって思ってて…」
「もー気が早いなぁ太刀葉ちゃんは。まだ学校にも着いてないよ?」
不自然でない状態というのを考えていたら、蓬ちゃんに指摘されて意識を戻す。
確かに学校にも着いてない。考えておく必要はあるが、考えすぎるのは良くないかな。
「そうだったね。それじゃ、もう少し後にしておくよ」
学校に近づくにつれ、ちらほらと生徒の数が増えていく。その中に一つの集団が出来てたので目を向けてみれば、お目当ての藤崎蓮が中心になっていた。
「あ、藤咲くんだ。おはよー」
「おはよう草ヶ部、今日も元気だな」
蓬ちゃんがそっちの集団に気軽に駆け寄って、挨拶をする。
自分から難しくする必要は無い、か。…今回は彼女に感謝だな。
僕もそちらに近づいて、中心にいる藤咲蓮に挨拶をした。
「藤咲くん、おはよう」
「…お、おう。おはよう、青木」
笑顔を向けながら、彼に「太刀葉の事が少しだけ気になる」よう、感情を操作してあげた。
何も最初から好感度マックスじゃ味気ないしつまらない。付き合うためには、まず最初に相手を意識する所から始めよう。
それからその日は特に何も蓮君との関係は進展しなかった。
蓬ちゃんからのセクハラ攻撃は相変わらずだったが。でもまあそのお陰で男子からの視線は相変わらずだが、絡まれることはほとんどなかったからちょっと感謝してる。そのせいで彼も例に漏れず絡みにくいのかもしれない。
なら、こちらから絡みにいく他ない。こちらがきがあることをアピールするのもいいだろう。ベタな手法だが明日お弁当でも作って持っていこうかな。なんて、女子っぽいことを考えてしまう。これも双葉ちゃんの影響なのかもしれない。不思議と胸がドキドキしてくるのであった。
そして、その日の夜。
僕は蓮のことが色々気になって悶々として落ち着かない。
そうだ!オナニーをして気を静めよう。
「はぁ…、んっ、僕の女の子、いい…!」
直前まで蓮くんの事を考えていた為か、僕の手は自然と女性器の方に向かっていた。片手で持て余すほどに大きくなった胸を揉みながら、濡れている女性器を指でなぞる。
「あぁ、んっ、ダメ…、僕男だったのに、女の子として抱かれること、考えてる…!」
想像の中での僕は蓮君に抱かれている。太刀葉になった僕より小さい体で、顔を胸に埋めながら男性器を突き入れてくる。
どんなふうに抱かれるんだろう。優しくしてくれるかな、それともガツガツしてるのかな。
けれど僕を抱いている筈の蓮くんの姿は、どんどんと変わっていく。
顔の部分は大差ないけど、小さいながらも男の体がどんどんと細く柔らかくなっていく。
股間には綺麗な女性器が出来ており、今度は僕がそこに挿入をしていく。
「やっぱり、こう…、こうだよ…。蓮くんは僕のお嫁さんで、僕が蓮くんのお嫁さんになるんだから…、っはう…!」
挿入していく妄想の辺りから、僕は男性器をしごき出していた。
女の子として抱かれたい、お嫁さんになりたい。そんな双葉ちゃんの意識や記憶が僕の中にある。
けれど僕は男の子なのだ、女の子を抱きたい。だから蓮くんを女の子にして、僕のお嫁さんにしたい。
どっちもだなんて本当は無理だ。けれど今の僕には、支配の指輪がある。彼が彼である限り、どんなことだってできるんだ。
想像の中の蓮くんがまた変わっていく。姿はそのままで、けれど股間は僕と同じように男性器と女性器が備わっていた。腰を振る度に、蓮くんの胸と男性器が揺れている。
「蓮くん…、蓮くん…! 出る、出るから…、受け止めてぇ!」
限界を迎えて、僕は男女両方の性器で絶頂した。精液と愛液を噴き出しながら、同時に母乳も溢れ出す。
太刀葉の姿になってから精液も変えて、母乳と似た甘い匂いを漂わせている。晶お父さんに美味しく飲ませる為に変化させたのだ。
「明日のお弁当、何を作ってあげようかな…。えへへ…」
お父さんの部屋から聞こえてくる、お父さんとお母さんとのレズセックス(当人たちから見れば普通の男女間のセックス)の喘ぎ声を聞きながら、僕は明日が来るのを楽しみにしながら目を閉じた。
翌朝
朝5時に起床し、お弁当の準備に取りかかる。自作弁当の作成経験は僕にはないけど、双葉としての経験と知識ではあるみたいで料理スキルも青葉お母さんのお手伝い経験などでそれなりにあるようだ。
流石はお嫁さんが夢なだけはあるようだ。そんなこんなで差し入れするお弁当は完成した。これだけでは捻りがないのでついでに特別なドリンクも作ってしまおう。
それは……僕の母乳とオチンチンミルクをブレンドしたミックスオレである。成分も操作して摂取し続ければ少しずつ性転換して好感度もあがっていく仕様だ。
早速僕は家に何故かあった搾乳器を取り出しお風呂場で裸になった。
母乳が出る事は双葉としても恥ずかしかったのか、こっそり買っていた搾乳器で母乳を吸い出していく。
搾乳器の容器が小さいので何度もボトルから水筒に移す必要があったけど、これからの事を考えればその作業も捗るものだ。
次におちんちんを擦って先端を水筒の口に当て、精液をたっぷり中に注ぎ込む。これで大刀葉お手製、性転換ミックスオレの完成♥
「…うん、いい香り。これなら蓮くんも飲んでくれるよね」
水筒の口をしっかり閉めながら、ふと考える。これを女性に飲ませても性転換させられるのか。
支配の力の対象は男性にしか効果が無い。だけど僕への認識を変える事によって、間接的に双葉の意識を変えられた。
(直接じゃないのなら…)
完全じゃなくても、女性におちんちんを生やせれば後は好きに弄れる。そうなればもっと色んなことが出来るはずだ。
実験も兼ねて、お父さん用のミックスオレも作ってあげよう。その為にはもうちょっと出さないと…、あん♥
「そうだ、これも使ってみよう」
そう言って取り出したのは、搾乳器のついでに購入した大人の玩具たちである。これらを使えば興奮がより高まり搾乳が捗るだろう。
そうと決まれば早速その中から凶悪なフォルムのバイブレータを取り出し、既に興奮して良く濡れている女性器にズズズブと沈めていった。
「はぁ、ん…!」
太刀葉になって、同時に僕としても初めての、指以外の挿入。少し冷たいゴムに押し広げられ、それだけで上下のミルクが出てしまう。
スイッチを入れれば振動が膣内をえぐり始め、それが男性器にも伝わっていく。揺れるそれをしごくと、片方だけじゃ味わえない強い快感が僕の頭を叩いていく。
「ふぁああ…! あぁん、こんなに、良いと…、すぐ出ちゃうぅ…! ふぅん…!
お、父さん…! こっちに来てぇぇぇ!!」
母乳の入った搾乳器のボトルを外し、床のタイルに置く。そこへ入るよう亀頭の照準を合わせ、晶お父さんを呼びながら精液をはき出した。
「どうしたんだ太刀葉、何か呼んだか?」
「うん…、お父さんに飲んでほしくて、ドリンク作ったの。元気になれるものだから…はい、どうぞ」
「ありがとう、貰うぞ」
僕の事には絶対服従のお父さんはなんの疑問も無く風呂場に来て、僕のミックスオレを飲んでいく。
隠し味に愛液も混ぜてみたから、どうなるか楽しみだ。
目の前の光景など気にも止めずゴクゴクと美味しそうに飲み干していく晶お父さん。
「ぷはーっ。太刀葉の作ってくれたドリンクとっても美味しかったよ」
そう言ってペットボトルを返すお父さん。変化を観察するとしよう。
「そう。それじゃあ服を脱いで裸になってお父さん」
「ああ、わかりました太刀葉様」
服を脱ぐように命令すると対応も奴隷らしく変化するお父さん。
愛娘の前でも抵抗もなく服を脱いでいく。そして、僕はだんだんと晒されていく肢体に注目する。
「ふむふむ。実験は成功かな?前は完成に女性体だったけど僕みたいにオチンチン生えてきたね。これで蓮君も……っつ!?」
身体を観察していた僕に急に晶お父さんが抱きついてきた。オチンチンを大きく興奮させて。
「太刀葉様辛抱堪りません!身体が凄く疼くのです。どうかお慈悲をっ!」
抱きつかれて押し倒される僕にフタナリ化した晶お父さんは発情しているのか生えてきた男根を僕の割れ目へと突き刺した。
ドリンクに混ぜた隠し味の愛液が効きすぎたのかもしれない。そんなことを考えながら、フタナリ美女と化した晶お父さんの求愛を受け入れたのだった。
「はぁ、お父さんったらヤりすぎだよ」
10発は胎内に出されてまだ子宮が疼いてるまま、登校時間になった。フタナリになったお父さんもだいぶ落ち着いて仕事に向かった。
「でも大きな収穫アリだったな。これで色んな人におちんちんを生やして、もっと直に支配できるよ」
蓮くん用の水筒の他にも、お父さんとのセックスでいっぱい出た母乳と精液で作ったミックスオレが、ボトル3本分。
本命はじっくり進めていけばいいから、今日はこれを使って楽しんでみよう。
女の子に飲ませてフタナリ化させ、容姿を好きに変化させてもいい。
愛液を混ぜた催淫ミックスを別のクラスの皆にちょっとずつ飲ませて乱交させてもいい。
男女一組を心の底から愛し合わせて、僕と双葉さんみたいに融合なんてことも、もしかしたら出来るかもしれない。
「えへへ、楽しみ♪」
勃起したおちんちんを前に持ったカバンで隠しながら、学校へ向かっていった。
今朝はお父さんで実験はしたけど。女の子に効果あるかはまだ試していなかったなあと考えていると。
「オッハヨー!太刀葉ちゃん。今日も良い乳してまんなぁ~♪」
「やぁん!もー蓬ちゃんたら!おはよう」
いつものように蓬ちゃんからの挨拶がわりの乳もみ攻撃に抵抗するの飽きてきたのでなすがままにされる。
我慢してあまり声には出さないが、自分で揉むよりもやはり誰かに揉まれる方が気持ち良い。
そうだ、蓮くんに渡す前に蓬でも試してみよう。
ボトルを1本取り出し、蓬ちゃんへ匂いが行くように口を開けて、飲むふりをする。
「あれ太刀葉ちゃん、いい匂いがするそれなーに?」
「うん、特製のミルクセーェキなの。飲んでみる?」
「ありがと太刀葉ちゃん、それならいただきまーすっ。んくっ、んくっ」
ボトルを僕の手から受け取ると口をつけ、美味しそうに飲み込んでいく。
「っぷぁ。美味しくてつい全部飲んじゃった。ごめんね?」
「いいんだよ、蓬ちゃんに飲んでもらおうと思ってたからね」
「…、そ、う…? …あれ、何か…体が…?」
ぴく、ぴくと震えながら、蓬ちゃんは自分の体に現れた違和感に全身を震わせている。
人通りの多い所だと色々いけないから、学校の保健室を利用させてもらおう。
“僕は自由に使って良い”んだから大丈夫、何も問題無いよ。
蓬ちゃんを介抱しながら保健室のベッドの上に寝かせる。
急な体の変化に体温の上昇と汗の匂いが漂う。そして――
「ねえ…太刀葉ちゃん。私のカラダ…急におかしく…どうなって!?」
「こういうことだよ、蓬ちゃん♡」
そう言って僕は勢い良く蓬ちゃんのスカートとショーツを一緒にずり降ろし秘部を露出させたのだった。
そこには立派な、けれど小さいおちんちんがきっちり生えている。
睾丸も含めた男性器のみで、腰回りもしっかりしてる。蓬ちゃんの胸元に触れると、そこには柔らかい胸板があった。
(こうなったかぁ。…うん、効果はちゃんとあるみたいだし、女性に飲ませた場合は即効性アリと)
お父さんみたいなふたなりにはならず、完全に男性化してるようだ。
勃起しているおちんちんを見て、蓬ちゃんは目を白黒させている。
「え…? あれ、これ、男の子の…?」
「そうだね、蓬ちゃんがいっつも胸ばっかり触ってるから、男の子になっちゃったのかもね?」
元気になっている蓬ちゃんのおちんちんを優しくこすりながら、わざとらしく言ってあげた。
「そ、そんなぁ。ひぅ、まって、やめて、太刀葉ちゃん。」
恥じらいと興奮に顔を真っ赤に染めて身を捩って逃げようとする蓬ちゃん。
でも残念。
おとこのこになっちゃったからには、僕から逃げることは出来ないんだよね。
逃げようとする体の動きをおちんちんのストロークにあわせてあげよう。
逃げようとすればするだけ自分で擦りあげるって寸法だ。
「な、なにこれ…胸のどきどきが止まらないよぉ…」
涙ぐみ上気した顔を見ればいつもの、いや、いつもよりエッチな蓬ちゃんだ。
「いいんだよ。それが男の子なんだから」
「そ、そんなぁ~。私、おんなのこだよぅ」
「そうだね、さっきまでは、女子側だったね。
でも、これからの蓬ちゃんは“男子側”にいかなきゃね」
僕のオトコの部分が泣き顔の蓬ちゃんに興奮するのと同時に、双葉ちゃんの女の部分が蓬ちゃんの体に興奮するのがわかる。
我慢ができなかった。
「だから、ね。女の子と男の子の間ですること、しよ?」
ギンギンに立って泣き始めた小さな蓬ちゃんの男の子を、それを見てよだれを流し始めた双葉ちゃんの女の子に案内する。
小さくても膨張しきった蓬ちゃんのおちんちんの大きさは十分僕を満足させてくれた。
自然と腰が動く。
双葉ちゃんが蓬ちゃんの初めてを絞りとろうとしている。
そして、僕も蓬ちゃんの初めてを奪いたかった。
「やっ、抜いて、だめ、おしっこ、おしっこでちゃう、汚いよぉ」
「だして、いいよ。蓬ちゃんの綺麗なのも汚いのも全部ちょうだい!」
当然抜かないで全部双葉ちゃんの膣に全部出させる。
お腹の中が幸せな暖かさでいっぱいになるのがわかった。
お父さんとの愛しあいでは得られなかった充足感。
そっか、これが女の子側の満足なんだ。
余韻に浸っていると、初めての異性の快感に脳が処理しきれなかったのか、糸が切れたように蓬ちゃんは意識を失ってしまった。
慌ててベッドに蓬ちゃんを横たえる。
ふうむ、どうしよう。
男は嫌だから男の娘を女の子にしてお嫁さんになるつもりだったのに。
ちらりと蓬ちゃんを見る。
顔はどこから見たって本当に可愛い女の子。
でも、顔から下は、柔らかで滑らかな、でも完全に男の子。
そうだ、これが、これこそ男の娘なんだ。
蓮くんは女装男子であって男の娘じゃない。
これはこれでありだよね。うん、きめた。あのこには私と同じく両方持ってもらおうかな。やっぱりおっぱいもほしいしね。
どうしよっかなぁ…
蓬ちゃんにシーツをかけてあげて、物思いに耽る。
取り敢えず、蓬ちゃんは女子として認められている男の娘として"設定"しなおしてあげるとして、蓮くんのことはどうしよう。
このまま女の子にするのは、なんだかもったいないと僕の中の双葉ちゃんが主張している。
でも、僕はやっぱり男は嫌だ。イヤ、のはずだ。
実際、普通の同級生の男子や男教師にときめくことはなかったわけだし。
でもひょっとして、ふたなりはイケルわけだから男の娘ならイケルのかも。
と、その時保健室のドアが空いて人が入ってきた。
「太刀葉がいたのか。草ヶ部の体調が良くないって聞いたけど、今どうなってる?」
「あ、蓮くん。今は落ち着いて、ゆっくり寝てるよ」
やってきたのは蓮くんだった。
蓬ちゃんの事を気にしてるみたいだけど、“設定”したことで繋がりが出来たのかな?
男同士になったことで友人になったのだろうか?
「なら良かった。心配してたんだけど、それならひと安心だ」
「気にしないで良いの、私にとっての友達でもあるしね」
「といっても、太刀葉には迷惑かけてるんじゃないか?」
「そうでもないよ。もう慣れちゃったから」
保健室の中、少し小声で蓮くんと会話をしてる。
まだ少し決めあぐねているけど、デキる事はやっておこう、うん。
「ねぇ蓮くん。今日、お昼一緒に食べていいかな? お弁当も作ってきたんだけど、迷惑じゃなかったら食べてくれる?」
「それは勿論。弁当もわざわざありがとうな」
当初の予定通り、蓮くんにはお弁当を食べてもらおう。お昼も一緒にして、あわよくば目の前で変わってもらう。
…ふふ、楽しみだよ。
そして時間は過ぎ昼休みになった。
蓬ちゃんと蓮くんに繋がりができたおかげでごく自然にお昼休みに一緒に昼食を取る約束を取り付ける事が出来た。そしてやってきたのは学校の屋上である。さて、どうなことやら……。
「口に合うかちょっと不安だけど、どうぞ」
「ありがとな。そんじゃいただきます」
何の変哲もないお弁当と、特製のミックスオレを蓮くんに渡す。箸を取り、一口食べる。
「……」
どんな反応が来るのだろう。味付けは、清彦としての感覚と双葉ちゃんの技術とで、「男の子が好みそうな味」で作ってみた。
蓮くんの好きそうな物とか、リサーチしていなかった事もあり、少しだけ不安になる。
咀嚼され、飲み込まれる。
「…すごい! 太刀葉、これ美味しいよ!」
女の子みたいな顔を綻ばせて、蓮くんは喜んでくれた。
「良かった…。そういってもらえると嬉しいよ」
「どれも好きな味だし、太刀葉は料理が上手だな」
「昔からお母さんに習ってたしね、ちょっとは自信があるよ。…あ、飲み物もどうぞ」
「ありがとうな」
ボトルの蓋をコップ代わりにして、蓮くんはミックスオレを飲んでいく。さぁ、これこそが本命だ。
一口目はまだ変化はない。
「あ!これおいしい!」
一気にグビグビと飲み始めるとそれにあわせて、グングンと胸が大きくなっていく。
段々と変わっていく蓮くん、いやもう蓮ちゃんかな?
顔立ちはそのままに体つきも女性のものに変わっていく。
「ん? 何か体が変…、あ、あれ? これオッパイ?」
「何言ってるの? 蓮ちゃんにはおっぱい、ちゃんとあるでしょ?」
変化に気付いた蓮ちゃんは慌てているようだけど、ミックスオレを飲む前…まだ何も問題無く「支配」の力が働く時に、彼の立場を「女性の体を持ってるけど、男性として認識されている」よう書き換えておいた。
太刀葉はおちんちんがあっても「女性」なんだから、これで結婚をする時も何の問題も無いはずだ。
(あぁ、どうしよう。蓮ちゃん、可愛い…)
蓮ちゃんは小柄なままで女性らしさを十分に感じさせる、トランジスタグラマーな姿になった。制服を押し上げていくおっぱいの膨張を見た事で、太刀葉のスカートの中でむくむくとおちんちんが大きくなっていく。
(アソコがすごく興奮してるのが分かる。今すぐ襲いたいけど、これまでの苦労が台無しになっちゃうからまだ我慢我慢……)
仕上げとばかりに蓮くん、もとい蓮ちゃんの高感度を一気に引き上げる。
こちらから襲うのではなく向こうから襲うように誘導するのだ。
「っは、ぁ、あぁ…!」
蓮ちゃんの目は大分とろんとしている。変わっていく身体を高感度で味わうんだから仕方ないか。
「た、ちはぁ…、お、れぇ…」
「蓮ちゃん、どうしたの? ねぇ?」
「ぁ…!!」
自分でも少しわざとらしいかなと思いながら、蓮ちゃんの顔を覗き込むように顔を見てあげると、いきなりキスをされた。
「ダメ、だ…、もう、身体がうずいて…、我慢できねぇ…!」
色に狂った目で蓮ちゃんは僕の制服をまくり上げ、胸を揉んでいく。ちょっと乱暴で、どこまでも求められている感じの揉み方で。
お返しに僕も制服の前をはだけさせ、蓮ちゃんの胸を揉んであげた。
「やん! 大刀葉、俺のおっぱい弄らないで…」
「蓮ちゃんが先にしたんでしょ? だからお返し、ね?」
出来立てのおっぱいは手に吸い付いてくるようで、とても柔らかい。ずっと触っていたいくらいだ。
「あぁ、はぁ、おっぱいが、あぁ…ちゅう、ちゅ…、んふぅ、大刀葉のおっぱい、おいしぃよぉ!」
「ひゃん! 蓮ちゃん、そんなに強く吸ったらダメぇ!」
母乳が出始めた胸に吸い付かれ、揉みながら飲まれていく。僕の足に当たる蓮ちゃんのおちんちんは痛い位に勃起して、ちょっとでも刺激したら射精してしまいそうだ。
こっちも残ってるなら、支配の力は使いやすい。ちょっとだけ蓮ちゃんのおちんちんを書き換えてあげる。
「ねぇ、大刀葉ぁ…、俺、挿れたい。男なのに大刀葉のちんこが、欲しいよぉ…」
「ふふ、そうだよね。蓮ちゃんのおちんちん、僕に精液を注がれないと出せないんだもんね?」
おっぱいから口を離さないまま、蓮ちゃんがねだってくる。今言った通り、蓮ちゃんのおちんちんはどれだけ勃起し、興奮しても射精できないようになった。だから僕を求めてくる。
…いずれこれは元に戻してあげてもいいかもね。
「あぁ…、だから大刀葉ぁ、あ、ぁ…!」
彼女の体は、もう理性で止められないくらいに来ているようだ。僕の了承なんて待ってられないとばかりに自分のズボンを下し、スカートをまくり上げて僕のおちんちんを露出させた。
「もう我慢できない…、あ、あぁぁぁ…、あぁぁぁーっ!!」
僕の男性器と蓮ちゃんの女性器が触れ合い、一気に腰が落とされた。
処女膜を貫いて、膣が抉られる。高められた感度では我慢できないほどの快楽が、蓮ちゃんの頭を打ってるだろう。これだけでイって、今彼女の頭の中は天国だろう。
「蓮ちゃん、蓮ちゃん…!」
「大刀葉…、大刀葉ぁ…」
僕が蓮ちゃんに覆い被さるような体位になり、腰を打ち付けている。
小っちゃくてキツい蓮ちゃんのおまんこは、僕のおちんちんをピッタリ包み込んで、放そうとしてくれない。
「こんなに可愛くなった蓮ちゃん…、大好きだよっ!」
「嬉しい…、大刀葉、もっとぎゅっとしてぇ…」
「うん、うん!」
ぎゅっと抱きしめて、おっぱい同士を潰し合いながら身体を近付ける。
お父さんと蓬ちゃんに抱かれて、女の快感を味わう事が多かった今日だ、男としての快感に身体が止まらない。
男として抱いてる時だって、お父さんとシていた時とは全然違う。
求めている相手とデキているんだと思うと、こんなにも興奮するんだ。
「イくぅ! 俺、また女の方でイっちゃうぅ!」
「良いよ蓮ちゃん、いっぱいイって! 僕もたっぷり出してあげるから!」
蓮ちゃんの絶頂と同時に、子宮内に精液を注ぎ込んであげた。それがトリガーになり、蓮ちゃんも自分のおちんちんから精液を噴き上げる。
「あん…、太刀葉ぁ…」
白濁に塗れ、朦朧とした状態で名前を呼んでくれることに、とても嬉しくなってしまう。
まだ蓮ちゃんも勃起している。今度はこれを僕の膣に導き入れた。
「っはぁん! 僕の、双葉ちゃんの女の子にゴリゴリくるぅん!」
「太刀葉ぁん! 太刀葉のナカも良いよぉ、気持ちいいぃ!」
今度は僕が下になり、蓮ちゃんのピストンを受け止める側になっている。
完全に女の子になるよりも、蓮ちゃんに男の感覚を忘れてもらっては困る為、今度は僕が女の子役だ。
「はむ、はむ、ちゅ、ん、ちゅぅぅ…!」
僕の母乳を吸いながら、彼の腰は止まらない。その姿が堪らなく愛おしくて、腕と脚と両方で抱きしめてあげる。
「出ちゃうぅ! 太刀葉ぁ、俺の精液、出ちゃうよぉぉ!」
「良いよ蓮ちゃん、いっぱい出して、僕の女の子、いっぱいにしてぇ!」
膣内でおちんちんが爆発して、女の絶頂が僕の脳を叩いた。
「はー…、はぁ…」
「ん、ふ、ちゅ……」
何度もヤリ合って、甘く疼く心地良さの中で、僕達は寄り添っている。蓮ちゃんは僕のおっぱいから口を放してくれない。
気付けば午後の始業を伝えるチャイムが鳴ったけど、今僕たちは授業に出なくても良いように書き換えてあるから平気だ。
だってこんなに気持ちいいんだもん、授業なんかで邪魔されたくないよね。
蓮ちゃんの男の子と女の子、両方を撫でながら余韻に浸りたかった。
これには凄い力が秘められていた。
あの日以来僕の人生は全く違うものになったのだ。
この指輪には支配の力がこめられている、容姿だろうと性格だろうと記憶だろうと立場たろうと全て支配し、元からそうであったように変えることができるのだ。
一つだけ、男にしか使えないと言う点をのぞけば。
僕は指輪の力で自分の容姿や能力や立場をクラスのアイドルである双葉ちゃんと同じものに変え双子の妹の若葉として存在を書き換えた。ある一部分を除いて。
僕は自分の本来の男性器を残し、もちろんちゃんと女性器もあるふたなり美少女に変身したのであった。
男性器を残したのは、これを残しておかないともう指輪の力が使えず、自分をいじれなくなっちゃうからだね。他人なら別にいいけど自分がそうなったらこまっちゃうものね。
「早速だけど、ボクの身体にコピーしたフタバちゃんの……ううん。ボクの新しいカラダを堪能しちゃいますかー♪」
そう言って僕は自分の身体に新たに備わったたわわな果実に手を伸ばしたのだった。
「固い・・・というより弾力がスゴイ!」
実の詰まったオッパイがボクの指で突くとブルンと波打った。
でも、興奮するけど意外と気持ち良くない。
やっぱり結局脂肪の塊だからかな?
ガッカリしたボクの指が乳首に触れた瞬間、背筋に電流が走った。
「んぁあああっ!凄い……男の乳首とは比べ物にならないくらい敏感だ……ああん!乳首に反応して男の方も凄く勃起してるー!」
右手で乳房と乳首をこね回し、左手で勃起したペニスを夢中になってしごいた。自身から発せられる嬌声とやわらかい少女の手で触れられたペニスははちきれそうなほど勃起し、男だった頃以上の快楽を脳髄に響かせる。
今までにない新しい感覚と快楽にボクの脳は何度も煤けそうになった。
「ああっ!オッパイもオチンチンも気持ちいい!でも。お楽しみはやっぱりこっちの方だよねッ!」
僕はギンギンに勃起したペニスの根本にそっと手を触れる。そこには待っていましたとばかりに興奮して濡れヒクヒクとした女性器が姿を見せた。
ギンギンに勃起したペニスは引っ込み女性器に変更する光景に感動した。
「はぁ……はぁ……いくら興奮してもち○こが生える事がないから、この身体は本当に最高だぜ……!」
なくしたと思ったか?トリックだよ!
男性器を幼児のもの並みに小さくしたのだ。
完全な女の子の姿になれないのは残念だけど、男性器をなくすと力が使えなくなっちゃうかもしれないからね。
一応勃起しないようにも変えておく。
「よーし、それじゃあお楽しみの…」
体と心の興奮に反応して濡れている女性器にそっと指を…
「ひゃうっ!」
触れた瞬間、胸を触った時より高い声が出た。大事な所は敏感だって事は知ってたけど、これほどとは。
高鳴る心臓が落ちつかないまま、興奮と共に愛液に濡れた指を、女性器の中に挿し入れる。
「あぁ、ん…! うそ、こんなに気持ちいいなんて…」
ちんこ以外は双葉ちゃんとまったく同じ体だ、今俺は双葉ちゃんを文字通り全身で感じている。
それは想像していたものより気持ち良くて、もう手は止められなくて。
「双葉ちゃん、双葉ちゃん…! 双葉ちゃっ、あぁぁぁんっ!!」
彼女の名前を呼びながら、女性としての初イキの快楽に流された。
ガチャ
「もうっ!若葉ったら、そんなに私の名前を叫ばなくってもいいじゃない//////」
双葉ちゃんが顔を紅くして部屋に入ってきた。忘れていたが、今の僕は双葉ちゃんの双子の妹の若葉として存在を書き換えているので同じ部屋に住んでいる。
もちろん恋愛感情も書き換えずみで、妹である僕にゾッコンLoveである。
そんな彼女が愛する妹の恥態を前にして果たして冷静でいられるであろうか?
もちろん正確には弟である。
もちろん入ってきたと同時に股間は元のサイズに戻している。となれば当然始まるのは男女の秘め事である。
いやぁ、この立場になるのはなかなか大変だったよ。
女にこの力を使うことはできないから、直接彼女の心をいじることはできない。
間接的に色々いじっては見たものの、やはり自分を支配し変えるしか無いと気づいたときには流石に迷ったよね。でも今はチャレンジしてよかったと思うよ。
「先に1人だけでイっちゃうなんて悪い妹ね。そんな若葉には、おしおきよ」
双葉ちゃんが僕の胸に顔を近づけ、乳首を口に含んだ。
「ふやぁん! いきなり、そんなぁ」
「ちゅ、んちゅ…。若葉のおっぱい、美味しいよ」
母乳が出るよう肉体情報を書き換えてあり、若葉ちゃんもそれを知っている。ためらいもなくおいしそうに、若葉ちゃんが僕のおっぱいを飲んでいる。
「んく、こく…、おっぱいイキする姿を、私に見せてね?」
「あ、あ、ふぁぁ…!」
クラスのアイドルである双葉ちゃんが、ゾッコンLove双子の妹の母乳を飲んでいる。
そんな光景を見下ろすだけでゾクゾクしたものが背筋を登り、それだけで元に戻した僕の男性器は、こちらからも白い液体を吹き出しそうになっていた。
「ねえ、双葉お姉ちゃん。そろそろこっちの方のミルクも飲んで欲しいな~」
あまねく快感で身を捩りながら弓なりの姿勢で股間の怒張を主張させる。
自身の口の端から涎が垂れるほどの快楽今まで味わった事はない。
女の身体でありながら同時に男の部分を持ち合わせていることの喜びの一端を今味わったことで更なる期待が高まる。
「ええ、いいわよ。愛しい愛妹の特濃ミルク、そろそろ私も下のお口で味わってみたいと思っていたとこなの//////」
母乳に催淫効果を付与していたお陰で双葉ちゃんもすっかりその気になってくれた。
ちなみに、自身を完全支配出来ているおかげで射精の際の精液に含まれる精子の完全なコントロールが可能であり、妊娠させるリスクなしで中だしし放題だったりする。
下着を脱いだ双葉ちゃんが僕の男性器をすっかり濡れてる女陰に導いていく。
「「ふぁああ…!」」
2人のおんなじ声が重なる。
性器同士の結合はお互い初めての筈なのに、腰が蕩けるような気持ちよさだ。
双葉ちゃんの処女喪失も支配して全部が快感になるようにしているから痛みなんてない。
「双葉ちゃんの、双葉お姉ちゃんのおまんこ、気持ちいいよぉ!」
「若葉のおちんちん熱いのぉ! もっと突いて、お姉ちゃんを気持ちよくさせてぇ!」
対面座位から双葉ちゃんを押し倒して正常位になり、腰を何度も打ち付ける。
揺さぶられる体についてくるよう、双葉ちゃんの胸もぶるんぶるん震えていた。
その片方に口づけして勢いよく吸うと口の中に甘い香りが広がった。
彼女を完全にコピーした僕の体から母乳が出るんだから、双葉ちゃんのおっぱいからも出るのだ。
「ふぅん、ちゅっ、ちゅぅ、はむ、ちゅっ」
「飲んで若葉、私のミルク飲んで、ドロッドロの特濃ミルクに変えて注いでぇ。私も協力してあげるから!」
「んふっ!?」
抱き付いてくる双葉ちゃんの指が僕のお尻に触れ、その間にある女性器に挿し入れられた。
「ふぁ、あぅ、どっちもされたら、すぐイっちゃうぅ!」
「イって良いの、下のお口で飲んであげるから、全部出してぇ!」
「「あぁぁ…! イくぅー!!」」
男女両方の性器からくる快感に耐えきれなくて、僕は双葉ちゃんのナカにたっぷりと精液を注ぎ込んだ。
飲み込んだ双葉ちゃんの母乳が本当に精液になったように、射精はしばらく止まらなかった。
重なりあう心と身体が快楽を増幅しお互いが相手を思いやり求めあった。
双葉の心と身体は完全に清彦の手に堕ちたのだった。
そして指輪の新たな力が今清彦の無意識のなか発動するーーー
「んぁああああっ!しゃせいとみゃんなぁああい!僕の全部精液になって双葉お姉ちゃんに吸い込まれていくー!!」
「ハァアアアンッ!私のオマンコに······私のもっと奥に若葉の存在そのものがドンドン流れ込んでくるっ!アアアアアッ!!」
双葉が歓喜に狂ったような声をあげ、清彦も同じように声をあげた。
清彦は全身がまるで精液に変換されたかのようにゲル状となり双葉の秘所の奥深くへと消え、双葉も全身がゲル状に崩壊し二人は一つの塊へと変貌していったのだった。
やがて塊は再び人型へと戻っていき中から現れたのは、より美しく女性的肢体へと成長した“双葉?”の姿であった。
無論ちゃんと清彦の面影である男性器も今までよりも目立たぬよう精巣を体内に残し竿だけが表に出ているため、今まで淫のうで隠れていた部分の女性器も見えやすくなっていた。
「あはっ、僕たち愛しすぎたせいで本当に心も身体も1つになっちゃった。双葉ちゃんの全てを僕が乗っ取っちゃった。これからは僕が双葉······いや、これからは太刀葉とでも名乗るとしようかな♪」
僕は生まれ変わった美しい肢体に手を這わせながらそう言った。
裸のままリビングに出ると、双葉ちゃんのお父さんが新聞を読んでいた。
「ねぇ“お父さん”、女の子になって?」
後ろから小さく声をかけると、姿が変わっていく。
僕から見ても渋く格好良かった顔は小さく可愛くなり、
中年太りなんて無縁な体は細く柔らかく、張りのある肌に、
双葉ちゃんの体を形作った精子を出した男性器は、まだ誰も使った事の無い女性器に。
10秒も経つと、お義父さんはすっかり、双葉ちゃんに似た容姿の女の子になっていた。
「…お、お前は双葉? いやでもその姿…、何者だ?」
「僕は太刀葉、あなたの娘だった者だよ。
ねぇお父さん、シよう?」
お父さんの精神は男のままで、まだ弄ってない。けれどその体は僕のいう事に逆らえないようにしている。
勃起した男性器を見せると、お父さんはふらふらと顔をそこに近づけていった。
それから翌日―
「んー。昨日は色々あって大変な1日だったけど、指輪の使い方の方は大分慣れてきたかなぁー。
思い出しただけで······んんっ、濡れてきちゃう♪」
そっとスカート越しに下腹部に手を添えて撫でると、昨日よりもスッキリとした感触が返ってきた。
双葉の身体を取り込んだお陰で竿が出ている以外は普通の女性とほぼ変わらないので収まりが非常に良くなったのだった。
こんな普通ではない身体でも愛しく感じるのは、ひとえにお互いを強く愛し引き合った僕と双葉ちゃんの心が融合した結果、ナルシストのように自己愛が強くなってしまった為だ。
話がそれてしまったが、あれから色々あって実験的に女性に変えてしまった双葉の父親の青木晶(あおきあきら)はというと、世界的には男性としては認識されるように調整しておいたので今日も元気に朝から体に合っていないスーツを着て勤めの会社へと向かっていった。
「お父さん、元男だけあって不慣れなかんじだったけど気持ちいいポイントおさえてあってよかったな~」
夕べのことを少し思い出す。絶対服従の奴隷に変えた晶を相手にしっかり初めても貰い。夜遅くまで肌を重ねあった。
従順な性奴隷ではあるが、元が双葉の父親なだけあって双葉としての心が嫌悪感を覚えるようである。
やはり、自分以外の心から愛せるパートナーが欲しい。
もちろん野郎と結婚なんてもってのほかだが、そんなことを考えてしまったのは、双葉としての心に結婚願望が強く残っていた為だ。
なにせ双葉としての幼い記憶を思い起こすと将来の夢はお嫁さんっていうくらい実にほほえましい夢だ。
双葉ちゃんの全てを奪ってしまった僕の責任でもあるし、その夢は尊重しようと思う。でも······
「どうせ結婚するなら、イケメンなんかよりも、可愛い男の娘みたいなのがいいかな~♪」
楽しそうにそんなことを考えながら元清彦の太刀葉は足取り軽く学校へと足を運ぶのであった。
太刀葉が通う私立帝江洲高校。そこも既に手を加えられている。
教師陣は全員女性で、生徒としても間違われてしまいそうな年若い美人に変えられているけど、誰もそれに違和感を覚えない。
体育教師や美術教師は男としての精神状態のままである為、女になった体を楽しんでいる。
生徒たちも同様に支配の力で弄られているが、こちらは教師程ではない。
双葉としての交友関係もあり、若葉としてそこに入り込むこと、そして若葉がふたなりであっても違和感を覚えないことを刷り込んでおいた。
しかし双葉と若葉は融合し太刀葉となったので、そこはまた書き換える必要があったが、
「…うん、これで良し」
太刀葉の意志1つで、簡単に終わってしまった。
これで「青木太刀葉」としての学籍を作り、双葉と若葉が居た位置に太刀葉の存在を差し込んだのだ。
「おはよ~太刀葉ちゃん♪」
「ひゃっ! もぅ蓬ちゃんってば、歩いてるときはやめてって言ったでしょ?」
「えへへ、つい我慢できなくって。太刀葉ちゃんのおっぱい~♪」
十字路に差し掛かったところで、通りから出てきた友人に抱き付かれた。
草ヶ部蓬(くさかべ・よもぎ)という、小動物を彷彿とさせる小柄な少女だ。双葉であった頃より小さい印象はあったが、太刀葉になってからは胸の辺りに蓬の顔が来るようになってしまった。
「…ほら蓬ちゃん、離れて。ね?」
「は~い」
いくら彼女が太刀葉の体の事を認識していても、やはり勃起している状態を見られるのは恥ずかしいのだ。
双葉としての友人が後2人、そして清彦が男の時からの友人が1人。これが今の太刀葉の近しい交友関係だ。
(アイツは男だしナシかな? …まぁ、必要だったら女の子に変えても良いか)
太刀葉はそんな考えを隠しながら、蓬を自分の体から離す。そのまま隣り合いながら、2人で学校へ向かっていった。
「んー太刀葉ちゃん。オッパイまた大きくなった?ぐへへっ、この弾力たまりませんなぁ~♪」
「また蓬ったらっ!やだもうっ!人が見てるから……いやぁあ//////」
教室へと向かう途中の廊下で再び蓬ちゃんはまるでセクハラ親父のごとく僕の胸を背中から掬い上げる様に揉みしだいてきた。
周囲の男どもの視線が胸に刺さって恥ずかしい。顔と耳が熱くなっていくのを感じる。
蓬ちゃんの言う通り、昨日までEカップだった僕のオッパイは、双葉ちゃんと融合したお陰なんと実にタワワなGカップまで成長したのである。
双葉としての心では肩にかかる重みも増して苦労しているのが悩みだが、僕としては胸に誇らしさが増して嬉しい限りである。
指輪の力を使えば更に大きくする事も出来るがこれで満足である。
さて、今日は指輪の力をどう使おうか?教師達は数人を、のぞいて股間まで女体化してしまっているので、股間を男のままにしている数人以外はもう支配する事ができない。
自意識が男のままの彼女たちももう支配できないため、意識を女にしたり体をかえること、つまり元に戻す事はできないのだ。これは双葉父も同じである。女の子の姿になってから色々変わったように見えたのは、男の時に時間経過や行動でそう変わるように支配した内容通りに変わっていっただけなのだ。あの姿になってから新しい変化はうけつけなくなった。
指輪の力の使いかたは色々実験してきたしもう十分慣れたので次はいよいよ本題に取りかかるとしよう。
僕が存在を奪ってしまった双葉ちゃんの夢である結婚のパートナー探しである。
勿論、精神が健全な男子である僕は本当は男となんて結婚したくはないが、指輪の力を使うことで妥協案が浮かんだ。
要は、双葉の父親にしたように世間的認識は男性のまま女体化させてしまえばよいのである。
ただ、相手選びは重要だ。相手の容姿を別人のような美女に変えても面白味がない。本人の素材を活かした女体化が望ましいと僕は思う。
性格も同様だ。なるべくいじらない方向で好感度を弄るくらいが望ましい。
そんな人材が都合よくいるかと言えば、居るんだなぁ~これが。
その魅力は男女問わずで、双葉とは別のベクトルで人気のある男子。
彼の名前は、藤咲蓮(ふじさきれん)。去年の学園祭の女装コンテストの覇者である。
確かに男なんだけど、顔はクラスの女の子並みに可愛くて、化粧をしてもよく栄える。
男にしては小柄で、身長は多分160㎝も無いだろう。一見すれば男の服を着てるだけの頼りない女の子のように見える。
女装コンテストだってクラスの皆に乗せられて出たようなものだが、最後の感想で「選んでくれてありがとう。感謝してるぜ!」と言い放つほど、舞台上の空気に乗っていた。
男らしくまっすぐな性格で、よくある男の娘みたいななよなよしさは殆ど無い。
見た目は女の子、内面は男の子。そんなミスマッチさが受け入れられてか、彼は色々な意味で人気者だ。
だってそうだろう。
男の目から見れば、可愛いのに腹を割って話せる相手。
女の目から見れば、男らしく自分を守ってくれそうな小動物系。
どちらからも多少のやっかみはあれど、愛され系の存在なのだから。
そんな藤咲蓮は、僕としては見た目、双葉ちゃんとしては男性的な部分で、色々とお眼鏡に叶う存在だ。
隣のクラスなので接触自体は簡単だが、どう繋がりを持っていこうか、悩むところだ。
「どうしたの太刀葉ちゃん、何か考え事?」
「え? あぁうん、ちょっとね。今日の晩御飯どうしようかなって思ってて…」
「もー気が早いなぁ太刀葉ちゃんは。まだ学校にも着いてないよ?」
不自然でない状態というのを考えていたら、蓬ちゃんに指摘されて意識を戻す。
確かに学校にも着いてない。考えておく必要はあるが、考えすぎるのは良くないかな。
「そうだったね。それじゃ、もう少し後にしておくよ」
学校に近づくにつれ、ちらほらと生徒の数が増えていく。その中に一つの集団が出来てたので目を向けてみれば、お目当ての藤崎蓮が中心になっていた。
「あ、藤咲くんだ。おはよー」
「おはよう草ヶ部、今日も元気だな」
蓬ちゃんがそっちの集団に気軽に駆け寄って、挨拶をする。
自分から難しくする必要は無い、か。…今回は彼女に感謝だな。
僕もそちらに近づいて、中心にいる藤咲蓮に挨拶をした。
「藤咲くん、おはよう」
「…お、おう。おはよう、青木」
笑顔を向けながら、彼に「太刀葉の事が少しだけ気になる」よう、感情を操作してあげた。
何も最初から好感度マックスじゃ味気ないしつまらない。付き合うためには、まず最初に相手を意識する所から始めよう。
それからその日は特に何も蓮君との関係は進展しなかった。
蓬ちゃんからのセクハラ攻撃は相変わらずだったが。でもまあそのお陰で男子からの視線は相変わらずだが、絡まれることはほとんどなかったからちょっと感謝してる。そのせいで彼も例に漏れず絡みにくいのかもしれない。
なら、こちらから絡みにいく他ない。こちらがきがあることをアピールするのもいいだろう。ベタな手法だが明日お弁当でも作って持っていこうかな。なんて、女子っぽいことを考えてしまう。これも双葉ちゃんの影響なのかもしれない。不思議と胸がドキドキしてくるのであった。
そして、その日の夜。
僕は蓮のことが色々気になって悶々として落ち着かない。
そうだ!オナニーをして気を静めよう。
「はぁ…、んっ、僕の女の子、いい…!」
直前まで蓮くんの事を考えていた為か、僕の手は自然と女性器の方に向かっていた。片手で持て余すほどに大きくなった胸を揉みながら、濡れている女性器を指でなぞる。
「あぁ、んっ、ダメ…、僕男だったのに、女の子として抱かれること、考えてる…!」
想像の中での僕は蓮君に抱かれている。太刀葉になった僕より小さい体で、顔を胸に埋めながら男性器を突き入れてくる。
どんなふうに抱かれるんだろう。優しくしてくれるかな、それともガツガツしてるのかな。
けれど僕を抱いている筈の蓮くんの姿は、どんどんと変わっていく。
顔の部分は大差ないけど、小さいながらも男の体がどんどんと細く柔らかくなっていく。
股間には綺麗な女性器が出来ており、今度は僕がそこに挿入をしていく。
「やっぱり、こう…、こうだよ…。蓮くんは僕のお嫁さんで、僕が蓮くんのお嫁さんになるんだから…、っはう…!」
挿入していく妄想の辺りから、僕は男性器をしごき出していた。
女の子として抱かれたい、お嫁さんになりたい。そんな双葉ちゃんの意識や記憶が僕の中にある。
けれど僕は男の子なのだ、女の子を抱きたい。だから蓮くんを女の子にして、僕のお嫁さんにしたい。
どっちもだなんて本当は無理だ。けれど今の僕には、支配の指輪がある。彼が彼である限り、どんなことだってできるんだ。
想像の中の蓮くんがまた変わっていく。姿はそのままで、けれど股間は僕と同じように男性器と女性器が備わっていた。腰を振る度に、蓮くんの胸と男性器が揺れている。
「蓮くん…、蓮くん…! 出る、出るから…、受け止めてぇ!」
限界を迎えて、僕は男女両方の性器で絶頂した。精液と愛液を噴き出しながら、同時に母乳も溢れ出す。
太刀葉の姿になってから精液も変えて、母乳と似た甘い匂いを漂わせている。晶お父さんに美味しく飲ませる為に変化させたのだ。
「明日のお弁当、何を作ってあげようかな…。えへへ…」
お父さんの部屋から聞こえてくる、お父さんとお母さんとのレズセックス(当人たちから見れば普通の男女間のセックス)の喘ぎ声を聞きながら、僕は明日が来るのを楽しみにしながら目を閉じた。
翌朝
朝5時に起床し、お弁当の準備に取りかかる。自作弁当の作成経験は僕にはないけど、双葉としての経験と知識ではあるみたいで料理スキルも青葉お母さんのお手伝い経験などでそれなりにあるようだ。
流石はお嫁さんが夢なだけはあるようだ。そんなこんなで差し入れするお弁当は完成した。これだけでは捻りがないのでついでに特別なドリンクも作ってしまおう。
それは……僕の母乳とオチンチンミルクをブレンドしたミックスオレである。成分も操作して摂取し続ければ少しずつ性転換して好感度もあがっていく仕様だ。
早速僕は家に何故かあった搾乳器を取り出しお風呂場で裸になった。
母乳が出る事は双葉としても恥ずかしかったのか、こっそり買っていた搾乳器で母乳を吸い出していく。
搾乳器の容器が小さいので何度もボトルから水筒に移す必要があったけど、これからの事を考えればその作業も捗るものだ。
次におちんちんを擦って先端を水筒の口に当て、精液をたっぷり中に注ぎ込む。これで大刀葉お手製、性転換ミックスオレの完成♥
「…うん、いい香り。これなら蓮くんも飲んでくれるよね」
水筒の口をしっかり閉めながら、ふと考える。これを女性に飲ませても性転換させられるのか。
支配の力の対象は男性にしか効果が無い。だけど僕への認識を変える事によって、間接的に双葉の意識を変えられた。
(直接じゃないのなら…)
完全じゃなくても、女性におちんちんを生やせれば後は好きに弄れる。そうなればもっと色んなことが出来るはずだ。
実験も兼ねて、お父さん用のミックスオレも作ってあげよう。その為にはもうちょっと出さないと…、あん♥
「そうだ、これも使ってみよう」
そう言って取り出したのは、搾乳器のついでに購入した大人の玩具たちである。これらを使えば興奮がより高まり搾乳が捗るだろう。
そうと決まれば早速その中から凶悪なフォルムのバイブレータを取り出し、既に興奮して良く濡れている女性器にズズズブと沈めていった。
「はぁ、ん…!」
太刀葉になって、同時に僕としても初めての、指以外の挿入。少し冷たいゴムに押し広げられ、それだけで上下のミルクが出てしまう。
スイッチを入れれば振動が膣内をえぐり始め、それが男性器にも伝わっていく。揺れるそれをしごくと、片方だけじゃ味わえない強い快感が僕の頭を叩いていく。
「ふぁああ…! あぁん、こんなに、良いと…、すぐ出ちゃうぅ…! ふぅん…!
お、父さん…! こっちに来てぇぇぇ!!」
母乳の入った搾乳器のボトルを外し、床のタイルに置く。そこへ入るよう亀頭の照準を合わせ、晶お父さんを呼びながら精液をはき出した。
「どうしたんだ太刀葉、何か呼んだか?」
「うん…、お父さんに飲んでほしくて、ドリンク作ったの。元気になれるものだから…はい、どうぞ」
「ありがとう、貰うぞ」
僕の事には絶対服従のお父さんはなんの疑問も無く風呂場に来て、僕のミックスオレを飲んでいく。
隠し味に愛液も混ぜてみたから、どうなるか楽しみだ。
目の前の光景など気にも止めずゴクゴクと美味しそうに飲み干していく晶お父さん。
「ぷはーっ。太刀葉の作ってくれたドリンクとっても美味しかったよ」
そう言ってペットボトルを返すお父さん。変化を観察するとしよう。
「そう。それじゃあ服を脱いで裸になってお父さん」
「ああ、わかりました太刀葉様」
服を脱ぐように命令すると対応も奴隷らしく変化するお父さん。
愛娘の前でも抵抗もなく服を脱いでいく。そして、僕はだんだんと晒されていく肢体に注目する。
「ふむふむ。実験は成功かな?前は完成に女性体だったけど僕みたいにオチンチン生えてきたね。これで蓮君も……っつ!?」
身体を観察していた僕に急に晶お父さんが抱きついてきた。オチンチンを大きく興奮させて。
「太刀葉様辛抱堪りません!身体が凄く疼くのです。どうかお慈悲をっ!」
抱きつかれて押し倒される僕にフタナリ化した晶お父さんは発情しているのか生えてきた男根を僕の割れ目へと突き刺した。
ドリンクに混ぜた隠し味の愛液が効きすぎたのかもしれない。そんなことを考えながら、フタナリ美女と化した晶お父さんの求愛を受け入れたのだった。
「はぁ、お父さんったらヤりすぎだよ」
10発は胎内に出されてまだ子宮が疼いてるまま、登校時間になった。フタナリになったお父さんもだいぶ落ち着いて仕事に向かった。
「でも大きな収穫アリだったな。これで色んな人におちんちんを生やして、もっと直に支配できるよ」
蓮くん用の水筒の他にも、お父さんとのセックスでいっぱい出た母乳と精液で作ったミックスオレが、ボトル3本分。
本命はじっくり進めていけばいいから、今日はこれを使って楽しんでみよう。
女の子に飲ませてフタナリ化させ、容姿を好きに変化させてもいい。
愛液を混ぜた催淫ミックスを別のクラスの皆にちょっとずつ飲ませて乱交させてもいい。
男女一組を心の底から愛し合わせて、僕と双葉さんみたいに融合なんてことも、もしかしたら出来るかもしれない。
「えへへ、楽しみ♪」
勃起したおちんちんを前に持ったカバンで隠しながら、学校へ向かっていった。
今朝はお父さんで実験はしたけど。女の子に効果あるかはまだ試していなかったなあと考えていると。
「オッハヨー!太刀葉ちゃん。今日も良い乳してまんなぁ~♪」
「やぁん!もー蓬ちゃんたら!おはよう」
いつものように蓬ちゃんからの挨拶がわりの乳もみ攻撃に抵抗するの飽きてきたのでなすがままにされる。
我慢してあまり声には出さないが、自分で揉むよりもやはり誰かに揉まれる方が気持ち良い。
そうだ、蓮くんに渡す前に蓬でも試してみよう。
ボトルを1本取り出し、蓬ちゃんへ匂いが行くように口を開けて、飲むふりをする。
「あれ太刀葉ちゃん、いい匂いがするそれなーに?」
「うん、特製のミルクセーェキなの。飲んでみる?」
「ありがと太刀葉ちゃん、それならいただきまーすっ。んくっ、んくっ」
ボトルを僕の手から受け取ると口をつけ、美味しそうに飲み込んでいく。
「っぷぁ。美味しくてつい全部飲んじゃった。ごめんね?」
「いいんだよ、蓬ちゃんに飲んでもらおうと思ってたからね」
「…、そ、う…? …あれ、何か…体が…?」
ぴく、ぴくと震えながら、蓬ちゃんは自分の体に現れた違和感に全身を震わせている。
人通りの多い所だと色々いけないから、学校の保健室を利用させてもらおう。
“僕は自由に使って良い”んだから大丈夫、何も問題無いよ。
蓬ちゃんを介抱しながら保健室のベッドの上に寝かせる。
急な体の変化に体温の上昇と汗の匂いが漂う。そして――
「ねえ…太刀葉ちゃん。私のカラダ…急におかしく…どうなって!?」
「こういうことだよ、蓬ちゃん♡」
そう言って僕は勢い良く蓬ちゃんのスカートとショーツを一緒にずり降ろし秘部を露出させたのだった。
そこには立派な、けれど小さいおちんちんがきっちり生えている。
睾丸も含めた男性器のみで、腰回りもしっかりしてる。蓬ちゃんの胸元に触れると、そこには柔らかい胸板があった。
(こうなったかぁ。…うん、効果はちゃんとあるみたいだし、女性に飲ませた場合は即効性アリと)
お父さんみたいなふたなりにはならず、完全に男性化してるようだ。
勃起しているおちんちんを見て、蓬ちゃんは目を白黒させている。
「え…? あれ、これ、男の子の…?」
「そうだね、蓬ちゃんがいっつも胸ばっかり触ってるから、男の子になっちゃったのかもね?」
元気になっている蓬ちゃんのおちんちんを優しくこすりながら、わざとらしく言ってあげた。
「そ、そんなぁ。ひぅ、まって、やめて、太刀葉ちゃん。」
恥じらいと興奮に顔を真っ赤に染めて身を捩って逃げようとする蓬ちゃん。
でも残念。
おとこのこになっちゃったからには、僕から逃げることは出来ないんだよね。
逃げようとする体の動きをおちんちんのストロークにあわせてあげよう。
逃げようとすればするだけ自分で擦りあげるって寸法だ。
「な、なにこれ…胸のどきどきが止まらないよぉ…」
涙ぐみ上気した顔を見ればいつもの、いや、いつもよりエッチな蓬ちゃんだ。
「いいんだよ。それが男の子なんだから」
「そ、そんなぁ~。私、おんなのこだよぅ」
「そうだね、さっきまでは、女子側だったね。
でも、これからの蓬ちゃんは“男子側”にいかなきゃね」
僕のオトコの部分が泣き顔の蓬ちゃんに興奮するのと同時に、双葉ちゃんの女の部分が蓬ちゃんの体に興奮するのがわかる。
我慢ができなかった。
「だから、ね。女の子と男の子の間ですること、しよ?」
ギンギンに立って泣き始めた小さな蓬ちゃんの男の子を、それを見てよだれを流し始めた双葉ちゃんの女の子に案内する。
小さくても膨張しきった蓬ちゃんのおちんちんの大きさは十分僕を満足させてくれた。
自然と腰が動く。
双葉ちゃんが蓬ちゃんの初めてを絞りとろうとしている。
そして、僕も蓬ちゃんの初めてを奪いたかった。
「やっ、抜いて、だめ、おしっこ、おしっこでちゃう、汚いよぉ」
「だして、いいよ。蓬ちゃんの綺麗なのも汚いのも全部ちょうだい!」
当然抜かないで全部双葉ちゃんの膣に全部出させる。
お腹の中が幸せな暖かさでいっぱいになるのがわかった。
お父さんとの愛しあいでは得られなかった充足感。
そっか、これが女の子側の満足なんだ。
余韻に浸っていると、初めての異性の快感に脳が処理しきれなかったのか、糸が切れたように蓬ちゃんは意識を失ってしまった。
慌ててベッドに蓬ちゃんを横たえる。
ふうむ、どうしよう。
男は嫌だから男の娘を女の子にしてお嫁さんになるつもりだったのに。
ちらりと蓬ちゃんを見る。
顔はどこから見たって本当に可愛い女の子。
でも、顔から下は、柔らかで滑らかな、でも完全に男の子。
そうだ、これが、これこそ男の娘なんだ。
蓮くんは女装男子であって男の娘じゃない。
これはこれでありだよね。うん、きめた。あのこには私と同じく両方持ってもらおうかな。やっぱりおっぱいもほしいしね。
どうしよっかなぁ…
蓬ちゃんにシーツをかけてあげて、物思いに耽る。
取り敢えず、蓬ちゃんは女子として認められている男の娘として"設定"しなおしてあげるとして、蓮くんのことはどうしよう。
このまま女の子にするのは、なんだかもったいないと僕の中の双葉ちゃんが主張している。
でも、僕はやっぱり男は嫌だ。イヤ、のはずだ。
実際、普通の同級生の男子や男教師にときめくことはなかったわけだし。
でもひょっとして、ふたなりはイケルわけだから男の娘ならイケルのかも。
と、その時保健室のドアが空いて人が入ってきた。
「太刀葉がいたのか。草ヶ部の体調が良くないって聞いたけど、今どうなってる?」
「あ、蓮くん。今は落ち着いて、ゆっくり寝てるよ」
やってきたのは蓮くんだった。
蓬ちゃんの事を気にしてるみたいだけど、“設定”したことで繋がりが出来たのかな?
男同士になったことで友人になったのだろうか?
「なら良かった。心配してたんだけど、それならひと安心だ」
「気にしないで良いの、私にとっての友達でもあるしね」
「といっても、太刀葉には迷惑かけてるんじゃないか?」
「そうでもないよ。もう慣れちゃったから」
保健室の中、少し小声で蓮くんと会話をしてる。
まだ少し決めあぐねているけど、デキる事はやっておこう、うん。
「ねぇ蓮くん。今日、お昼一緒に食べていいかな? お弁当も作ってきたんだけど、迷惑じゃなかったら食べてくれる?」
「それは勿論。弁当もわざわざありがとうな」
当初の予定通り、蓮くんにはお弁当を食べてもらおう。お昼も一緒にして、あわよくば目の前で変わってもらう。
…ふふ、楽しみだよ。
そして時間は過ぎ昼休みになった。
蓬ちゃんと蓮くんに繋がりができたおかげでごく自然にお昼休みに一緒に昼食を取る約束を取り付ける事が出来た。そしてやってきたのは学校の屋上である。さて、どうなことやら……。
「口に合うかちょっと不安だけど、どうぞ」
「ありがとな。そんじゃいただきます」
何の変哲もないお弁当と、特製のミックスオレを蓮くんに渡す。箸を取り、一口食べる。
「……」
どんな反応が来るのだろう。味付けは、清彦としての感覚と双葉ちゃんの技術とで、「男の子が好みそうな味」で作ってみた。
蓮くんの好きそうな物とか、リサーチしていなかった事もあり、少しだけ不安になる。
咀嚼され、飲み込まれる。
「…すごい! 太刀葉、これ美味しいよ!」
女の子みたいな顔を綻ばせて、蓮くんは喜んでくれた。
「良かった…。そういってもらえると嬉しいよ」
「どれも好きな味だし、太刀葉は料理が上手だな」
「昔からお母さんに習ってたしね、ちょっとは自信があるよ。…あ、飲み物もどうぞ」
「ありがとうな」
ボトルの蓋をコップ代わりにして、蓮くんはミックスオレを飲んでいく。さぁ、これこそが本命だ。
一口目はまだ変化はない。
「あ!これおいしい!」
一気にグビグビと飲み始めるとそれにあわせて、グングンと胸が大きくなっていく。
段々と変わっていく蓮くん、いやもう蓮ちゃんかな?
顔立ちはそのままに体つきも女性のものに変わっていく。
「ん? 何か体が変…、あ、あれ? これオッパイ?」
「何言ってるの? 蓮ちゃんにはおっぱい、ちゃんとあるでしょ?」
変化に気付いた蓮ちゃんは慌てているようだけど、ミックスオレを飲む前…まだ何も問題無く「支配」の力が働く時に、彼の立場を「女性の体を持ってるけど、男性として認識されている」よう書き換えておいた。
太刀葉はおちんちんがあっても「女性」なんだから、これで結婚をする時も何の問題も無いはずだ。
(あぁ、どうしよう。蓮ちゃん、可愛い…)
蓮ちゃんは小柄なままで女性らしさを十分に感じさせる、トランジスタグラマーな姿になった。制服を押し上げていくおっぱいの膨張を見た事で、太刀葉のスカートの中でむくむくとおちんちんが大きくなっていく。
(アソコがすごく興奮してるのが分かる。今すぐ襲いたいけど、これまでの苦労が台無しになっちゃうからまだ我慢我慢……)
仕上げとばかりに蓮くん、もとい蓮ちゃんの高感度を一気に引き上げる。
こちらから襲うのではなく向こうから襲うように誘導するのだ。
「っは、ぁ、あぁ…!」
蓮ちゃんの目は大分とろんとしている。変わっていく身体を高感度で味わうんだから仕方ないか。
「た、ちはぁ…、お、れぇ…」
「蓮ちゃん、どうしたの? ねぇ?」
「ぁ…!!」
自分でも少しわざとらしいかなと思いながら、蓮ちゃんの顔を覗き込むように顔を見てあげると、いきなりキスをされた。
「ダメ、だ…、もう、身体がうずいて…、我慢できねぇ…!」
色に狂った目で蓮ちゃんは僕の制服をまくり上げ、胸を揉んでいく。ちょっと乱暴で、どこまでも求められている感じの揉み方で。
お返しに僕も制服の前をはだけさせ、蓮ちゃんの胸を揉んであげた。
「やん! 大刀葉、俺のおっぱい弄らないで…」
「蓮ちゃんが先にしたんでしょ? だからお返し、ね?」
出来立てのおっぱいは手に吸い付いてくるようで、とても柔らかい。ずっと触っていたいくらいだ。
「あぁ、はぁ、おっぱいが、あぁ…ちゅう、ちゅ…、んふぅ、大刀葉のおっぱい、おいしぃよぉ!」
「ひゃん! 蓮ちゃん、そんなに強く吸ったらダメぇ!」
母乳が出始めた胸に吸い付かれ、揉みながら飲まれていく。僕の足に当たる蓮ちゃんのおちんちんは痛い位に勃起して、ちょっとでも刺激したら射精してしまいそうだ。
こっちも残ってるなら、支配の力は使いやすい。ちょっとだけ蓮ちゃんのおちんちんを書き換えてあげる。
「ねぇ、大刀葉ぁ…、俺、挿れたい。男なのに大刀葉のちんこが、欲しいよぉ…」
「ふふ、そうだよね。蓮ちゃんのおちんちん、僕に精液を注がれないと出せないんだもんね?」
おっぱいから口を離さないまま、蓮ちゃんがねだってくる。今言った通り、蓮ちゃんのおちんちんはどれだけ勃起し、興奮しても射精できないようになった。だから僕を求めてくる。
…いずれこれは元に戻してあげてもいいかもね。
「あぁ…、だから大刀葉ぁ、あ、ぁ…!」
彼女の体は、もう理性で止められないくらいに来ているようだ。僕の了承なんて待ってられないとばかりに自分のズボンを下し、スカートをまくり上げて僕のおちんちんを露出させた。
「もう我慢できない…、あ、あぁぁぁ…、あぁぁぁーっ!!」
僕の男性器と蓮ちゃんの女性器が触れ合い、一気に腰が落とされた。
処女膜を貫いて、膣が抉られる。高められた感度では我慢できないほどの快楽が、蓮ちゃんの頭を打ってるだろう。これだけでイって、今彼女の頭の中は天国だろう。
「蓮ちゃん、蓮ちゃん…!」
「大刀葉…、大刀葉ぁ…」
僕が蓮ちゃんに覆い被さるような体位になり、腰を打ち付けている。
小っちゃくてキツい蓮ちゃんのおまんこは、僕のおちんちんをピッタリ包み込んで、放そうとしてくれない。
「こんなに可愛くなった蓮ちゃん…、大好きだよっ!」
「嬉しい…、大刀葉、もっとぎゅっとしてぇ…」
「うん、うん!」
ぎゅっと抱きしめて、おっぱい同士を潰し合いながら身体を近付ける。
お父さんと蓬ちゃんに抱かれて、女の快感を味わう事が多かった今日だ、男としての快感に身体が止まらない。
男として抱いてる時だって、お父さんとシていた時とは全然違う。
求めている相手とデキているんだと思うと、こんなにも興奮するんだ。
「イくぅ! 俺、また女の方でイっちゃうぅ!」
「良いよ蓮ちゃん、いっぱいイって! 僕もたっぷり出してあげるから!」
蓮ちゃんの絶頂と同時に、子宮内に精液を注ぎ込んであげた。それがトリガーになり、蓮ちゃんも自分のおちんちんから精液を噴き上げる。
「あん…、太刀葉ぁ…」
白濁に塗れ、朦朧とした状態で名前を呼んでくれることに、とても嬉しくなってしまう。
まだ蓮ちゃんも勃起している。今度はこれを僕の膣に導き入れた。
「っはぁん! 僕の、双葉ちゃんの女の子にゴリゴリくるぅん!」
「太刀葉ぁん! 太刀葉のナカも良いよぉ、気持ちいいぃ!」
今度は僕が下になり、蓮ちゃんのピストンを受け止める側になっている。
完全に女の子になるよりも、蓮ちゃんに男の感覚を忘れてもらっては困る為、今度は僕が女の子役だ。
「はむ、はむ、ちゅ、ん、ちゅぅぅ…!」
僕の母乳を吸いながら、彼の腰は止まらない。その姿が堪らなく愛おしくて、腕と脚と両方で抱きしめてあげる。
「出ちゃうぅ! 太刀葉ぁ、俺の精液、出ちゃうよぉぉ!」
「良いよ蓮ちゃん、いっぱい出して、僕の女の子、いっぱいにしてぇ!」
膣内でおちんちんが爆発して、女の絶頂が僕の脳を叩いた。
「はー…、はぁ…」
「ん、ふ、ちゅ……」
何度もヤリ合って、甘く疼く心地良さの中で、僕達は寄り添っている。蓮ちゃんは僕のおっぱいから口を放してくれない。
気付けば午後の始業を伝えるチャイムが鳴ったけど、今僕たちは授業に出なくても良いように書き換えてあるから平気だ。
だってこんなに気持ちいいんだもん、授業なんかで邪魔されたくないよね。
蓮ちゃんの男の子と女の子、両方を撫でながら余韻に浸りたかった。