支援図書館(ζ)

俊明の新しい体4

2017/10/27 17:39:27
最終更新
サイズ
50.84KB
ページ数
1
閲覧数
10457
評価数
2/8
POINT
410
Rate
9.67

分類タグ

愛葉ちゃんの部屋に入ると、彼女はパジャマを脱いで着替えている最中だった。

おほっ!か、かわいいな~!
肌もプニプニだし、髪もツヤツヤ!何時まで見てても飽きないが…。
そろそろ…。お邪魔しま~~す♪


俺は彼女の顔面に飛び込んだ。


「きゃ…ひいっ!!」

一瞬、愛葉ちゃんの悲鳴が聞こえたが、次の瞬間には俺は肉体の重みを感じていた。

「………。」

股間を触ると、当然イチモツは存在せず女の体になっている事を示していた。

「あ~♪やっぱり愛葉ちゃんの体は居心地が良いなあ!」
俺の喉から、心地よいソプラノボイスが発せられる。

「ん!?ちょっと汗ばんでるな…?」
どうやら愛葉ちゃんは、睡眠中に寝汗を掻いていた様だ。

俺は右腕を高く上げて脇の下の匂いを嗅いだ。


俺は愛葉ちゃんの声色で言った。

「むふあーー!!何て良いかほりなんだぁ♪ぐふふ💛」

俺の口からとても少女とは思えないセリフが発せられる。

愛葉ちゃんの脇の下の臭いはとても良い香りだった。
汗臭いが、それでいて生殖機能が整った大人が発するフェロモン臭がない…。
言うならば穢れない天使の香りだ。

…だが、それも今の内だけだ。
愛葉ちゃんのこの体を、俺は立派に成熟させるのだ。
体の成長が遅い事を気に病んでいる愛葉ちゃんの為に頑張らねば!


「愛葉~~!朝ごはんよ~~!」
部屋の外から愛葉ちゃんのお母さんの(双葉さん)の声が聞こえてきた。
お?朝飯か?
体を成長させる為だ、腹いっぱい食わなくちゃな♪

俺は愛葉ちゃんに成り替わって、たらふく飯を食おうと決意した。



「今日は良く食べるわね…愛葉?」
双葉さんは、バクバクと凄い勢いで朝食を胃の腑へ納めていく娘の姿に驚いている様だ。」

「えへへ♪ママのご飯美味しいんだもん!それに…。」

そう言いつつ俺は、たわわに膨らんでいる双葉さんの乳房を凝視しながら言った。

「私もママみたいにオッパイボインに成りたいんだもん💛」

「な!?…バカな事言わないで良く噛んで食べなさい!」

「は~~い💛」
俺は可愛らしく返事をした。



食事を終えた後、便意覚えた俺はトイレに入った。



さ い こ う だったっ!!!


モノが付いていない股間から噴出する感覚!!
美咲(俊明)は、女の体で用を足す感覚が楽しいと言っていたのを思い出した。
その時はとんでもない変態ジャバザハットだと軽蔑したものだが…。

しかし、百聞は一見に如かず。
ジャバザハットの言の通り最高の感覚だった!

本物の愛葉ちゃんが飲み食いした物を、俺が愛葉ちゃんに成り替わって出す…。
何とも言えない優越感と達成感だ!



その後、俺は服を着替えた。

ブラジャーを着てみたかったのだが、愛葉ちゃんはまだブラを一つも所有していなかった。
うぬう……。愛葉ちゃんの胸が大きく成長したら、必ず購入しよう!


服を着替えると、俺はすぐに美咲(俊明)の家に向かって出立した。
お母さんの双葉さんには、友達の家に遊びに行くと言っておいた。

なあに…嘘は全くついていない。
ただ、オトナの遊びをしに行くだけの事♪



愛葉ちゃんの体を拝借した俺は、意気揚々と美咲(俊明)の家に向かって出発した。

当然ながら元の俺の体よりも背が低い為、いつも見慣れた街並みも非常に新鮮に見える。
そう言えば俺が小学生だった頃はこんな見え方だったよなあ…。
幾分ノスタルジックな気分になってしまうな。

だが、股間に何もない感覚は今まで感じた事がない新鮮なものだ。
チン○がないとは、こんなに歩き易いものだったとは!
俺は思わずスカート越しに股間を撫で擦った。


そうだ。
美咲(俊明)にメールを入れておくか。
スマホ(俺本体の携帯。出発時に回収した。)を取り出した俺はメールを打ち始めた。


ん?待てよ…?
俺が愛葉ちゃんの体に憑依している事を知らせようかな?
いやいや、知らせずに愛葉ちゃん本人の振りをして美咲(俊明)をからかってやろうかな??


○愛葉ちゃん本人の振りをして美咲(俊明)をからかう。
○美咲(俊明)をからかわない。



うーーん。
やっぱ、からかうのは止めるか。
変に驚かせると俺の赤ん坊が流産しかねんしな。

それに俺って凄く良い奴だからな。



緑川先生のアパートに近づいた所で、俺は美咲(俊明)に『もう直ぐ着くぞ!』とメールを打った。


よし、着いた!
俺はアパートの外階段を上がり、美咲(俊明)の部屋のチャイムを鳴らした。

と、それと同時に部屋の中から『バタバタ』という騒がしい足音が聞こえ…。
そして玄関ドアが勢い良く開いた。

「き、清彦く~~~んっっ💛!……って、あれ???」
美咲(俊明)は、愛葉ちゃんの体の俺の姿を見て表情を固まらせた。


俺は、ちょうど今の俺の目線の高さにある美咲(俊明)の妊婦腹に手を伸ばして
触りながら言った。。

「よう美咲!腹の中の俺の子供は元気に育ってるか?」


「え、えっ!?も、もしかしてき、清彦君なの!?」

「おうよ!俺だよ♪」
俺はニンマリと笑って見せた。


「どうだ『俺の』新しい体は💛」

「えっ!!?き、清彦君の本体死んじゃったの??」
美咲(俊明)は、表情を一気に曇らせた。

「な訳ねえだろ!これは俺のセカンドボディだよ♪」

「よ、良かった…。」
美咲(俊明)は心底安心したという顔をして胸を撫でおろしているらしい。


「と、とにかく上がって清彦君♪」

俺は美咲(俊明)に促されて緑川先生の部屋にお邪魔した。



「き、清彦君、今お茶を淹れるから……きゃっ!」

「お茶なんていらねーよ♪それよりも…。」
俺は、美咲(俊明)の尻を両手で掴みながら言った。
12才の愛葉ちゃんの体に憑依しているからなのだが、美咲(俊明)の尻がとてつもなくデカく感じる。

さらに俺は、美咲(俊明)の背後から彼女に抱きついてボテ腹を抱えるように抱きしめた。

「あん!き、清彦君……💛」

「俺の子供は元気にしてるか?」

「う、うん。僕のお腹の中で元気にモゾモゾ動いてるよ♪」

「そうかそうか💛」

しばらくそうして抱きしめていると、美咲(俊明)が質問して来た。

「でも、どうして女の子に憑依して来たの??」


(俺のセカンドボディになる愛葉ちゃんの体を立派に成長させる為に決まってんだろ!)

…などと言うホンネが喉まで出かかったが。

「俺の体だと美咲に挿れたくなっちゃうから仕方なくだよ。」
と、言った。


「き、清彦君💛」
美咲(俊明)は目を潤ませている。


………………が。


美咲(俊明)が俺を見つめる表情が変化しだしているのに俺は気が付いた。


「き、きよひこくぅぅ~~んん♪♪」
奴の呼吸が徐々に荒くなる。

(え…?な、なにこれ??)

美咲(俊明)顔が、女性ならば絶対にしないであろう『劣情』にたぎった表情に見る間に変わった。

(ど、どうしたんだ??)

「きよひこくん……カワイイねぇぇーー!!さ、最高過ぎて、ぼ、ぼく我慢できそうにないよおぅーーーーっっ!!」
美咲(俊明)は今や豚の様に荒い呼吸をしつつ、自分の孕み腹を撫でながら俺に迫ってくる。


(!!?コ、コイツッ!m、まさか『ロリコン』の嗜好も……、性癖も持ってたのか??)


俺は迫りくる美咲(俊明)に壁際まで追い詰められた。


次の瞬間、美咲(俊明)が俺を抱きしめて来た。

「うぷ!?」
美咲(俊明)の妊婦腹が俺の顔面に押し付けられる。

「はあんっ!♪き、きよひっこく~ん!」

間違いない。
こいつロリコン趣味属性も持ってやがったんだ…。
ジャバザハットの上にペドフィリアだったとは!

ジャバザハットの百貫デブが少女を襲うのは身の毛もよだつ汚らわしい行為だが…。
妊婦が女子小学生を襲うのは新鮮なシュチュエーションだ。



緑川先生の体で興奮して、ブヒッている美咲(俊明)が俺を床に押し倒した。


「きゃっ!?」
俺は本物の愛葉ちゃんの様な可愛らしい声を上げてしまった。


「はふっ!はふっ!はふうっ💛!」
美咲(俊明)は発情した豚のように、俺の(正確には愛葉ちゃんの)服を脱がしに掛かって来た。

俺の子を孕んで妊婦になり女子小学生に襲い掛かっている今の美咲(俊明)の姿は、
かつて教壇で教鞭を取っていた緑川先生とは似ても似つかないものだと思った。
人間は、『中身』が変わるとここまで変容するものなのか…。


と、一瞬感慨に浸ってしまったが今はそれ所ではない!

俺は…

○美咲(俊明)を殴って主導権を取り戻す。
○このまま犯される。
○その他。



#○その他。

俺は俊明をぶん殴った!
ただし愛葉ちゃんの身体で美咲をぶん殴った訳じゃない。
愛葉ちゃんの身体から抜け出し霊体になって美咲の身体を傷つけることなく中身の俊明だけダイレクトにぶっ飛ばしたのた!

グハッ!美咲の身体からぶっ飛ばした半透明の巨体がぶっ飛びゴロゴロと転がっていく。
俺も幽体になったことで俊明の本来の姿、魂を告白以来に久しぶりに見た。

身体を乗っ取っていた俺と俊明が幽体離脱したことで愛葉ちゃんも美咲も意識を失い重なった状態で眠っている。
いかんいかん。
愛葉ちゃんが下敷きで重そうだし、身重の美咲がうつ伏せは俺達の赤ちゃんに影響があるかも!

俺は愛する美咲の身体に俺の幽体を重ね合わせた。



「これが美咲の身体か♪」
俺は初めて愛する美咲の身体になった。
さっきまでの愛葉ちゃんの身体と違って大人の身体。
おっぱいもたゆんたゆんと揺れ存在感たっぷり。
だがそれよりお腹が重い♪自然とお腹を撫でる。
ここには俺と美咲&俊明の愛の結晶が順調に育っているのだ♥

「酷いよ~。清彦くん」
愛葉ちゃんも起き上がる。
見えていなかったがあの巨体がこの愛葉ちゃんの可愛らしい身体に治まっていると考えると変な感じだ。

「気を付けろ。お前が美咲の身体でやったことは美咲本人がやったことになるんだぞ!
愛葉ちゃんも自分が美咲に襲われたこととして記憶に残るんだぞ!」
「ご、ごめんなさい。清彦くん」

しゅんとする愛葉ちゃん。
俊明がしょげても可愛くないが愛葉ちゃんの姿だと可愛らしいし可哀想になる。

愛葉ちゃんの身体に助けられたな。
俺は俊明を赦すことにした。

それを伝えると大喜びで「大好き~❤」と抱きついてきた!



ぬ!?
愛葉ちゃん(俊明)が俺の妊婦腹に顔を埋めて来た。


愛葉ちゃん(俊明)は遠慮なしに俺の腹にグリグリと顔を押し付けてくる。
すると、俺の下腹部から今まで感じた事のない蠢きを感じた。


『ポコッ…。』


ん??んだ?この感覚は?
疑問に感じると同時に、今俺が乗っ取っている緑川先生の知識と経験から瞬時に理解で来た。

「これが胎動ってやつか!」
思わず声に出してしまう。

「そ、そうだよ!清彦君の精子で出来た、ぼ、僕たちの赤ちゃんが動いてるの💛」
愛葉ちゃん(俊明)はそう言いつつ俺の服の中に手を突っ込んで、じかに腹を撫で擦る。



自分の腹の中に、自分以外の生き物が息づいている…。
男なら絶対に感じることが出来ない事を俺は体験していた。

「ど、どう清彦君!?僕の(美咲の)体の使い心地は?💛」

しかも、父親は俺自身なんだよな……。

「ぼ、僕たちの愛の結晶だよ!でへへ♪」

前に顕微鏡で見た自分の精子…。
あの一匹がこの腹の中で赤ちゃんになったんだよな…。

「こ、この僕の(美咲の)おマ○コに、清彦君が射精してくれたから出来たんだよ♪」


……とここで、愛葉ちゃん(俊明)が俺のパンティの中に手を突っ込んで、股間の毛を
掴んでいやがる事に気が付いた。



この幼女ジャバザハット野郎…。
どうするか?

#○愛葉の手なら膣に入るよな?ごくり…。
#○愛葉ちゃん(俊明)の尻を百叩きする。
#○愛葉ちゃん(俊明)を追い出す。
#○俺が愛葉ちゃん(俊明)を襲う。
#○その他。



#○愛葉の手なら膣に入るよな?ごくり…


俺本来の体で、緑川先生の性器はたっぷりと観察させて貰っていた…。
しかし、自分自身が彼女の体になっている以上、改めて良く観察せねば!

俺は、俺の(正確には緑川先生の)陰毛を弄っている愛葉ちゃん(俊明)のオデコに
思い切りデコピンを喰らわせてやった。

「ひっ!?いたたたっ!!?」
愛葉ちゃん(俊明)は床にひっくり返って悶絶している。

ジャバザハットの分際で調子に乗るからだバカ野郎。


俺は居間に向かい、着ている物をすべて脱ぎ捨てて裸になった。

すげえ…。

緑川先生の裸は既に見慣れたものになっていたが、緑川先生に乗り移って
緑川先生自身の目で体を見下ろすのは訳が違った。


まず、緑川先生の自慢の乳房が目に飛び込んで来る。

このアングルから見るオッパイはインパクト絶大だが…。
それにも増して、そのオッパイの下で突き出ている腹が凄い存在感を放っている。


俺は座椅子に座り込み、股を開いて緑川先生の性器を観察することにした。
…が、妊婦腹が邪魔で股間が全然見えない。
(そう言えば、女性は自分の股間を見る時は鏡を使うんだっけか??)

そこで、股の前に鏡を置いてみた。



うお…。
緑川先生の『アワビ』が鏡に映し出された。

暫く観察したあと、手で触れてみようと手を伸ばしてみたが、やはり妊婦腹が邪魔で上手く触れない…。
上手くいかずヤキモキしていると、ピンと思いついた。


『愛葉ちゃん(俊明)』に触らせれば良いじゃん!



俺は愛葉ちゃん(俊明)に命令する事にした。


「おい!俺のちん○…じゃなくて、マン○…と言うか…、股間が痒いから掻いてくれ!!」

「は~~い💛」
愛葉ちゃん(俊明)は素直に俺の(緑川先生の)股間に手を触れて掻き始めた。


ジョリ…ジョリ…ジョリ…。


緑川先生の陰毛が擦れて音をたてる。

(お、ふう!こ、これは中々♪」
気持ちが良い。

俺が快感を感じると、俺の(緑川先生の)中の胎児がニュルリと動いた気がした。




俺は自分の(緑川先生の)腹の上に両手を置いた。

『ニュルリ…。モゾモゾ…。』

「…………。」
(すげえ…、俺の腹ん中で動き回ってる!)


俺は自分の体の中に自分以外の生命を宿す感覚に、戦慄にも似た感動を感じた。

俺は、人生初のセックスをした時を思い出す。
あの時、俺が出した…俺の尿道から射精した精液の中に含まれていた何億匹かの精子の
中の一匹が受精してこの胎児になったのだ。

(すげえ…、マジすんげえ…。)
俺は自分の(緑川先生の)腹を撫で触る。


「き、きよひこくん…きもちいい~??でへへへ💛💛」
『ジョリ…ジョリ…』

我に返ると愛葉ちゃん(俊明)はさっきの俺の命令の通り、俺の(緑川先生の)性器を触り続けていた。
その表情はとても女子小学生のものとは思えない。
欲望にまみれた小児性愛者そのものの表情だった。

その愛葉ちゃん(俊明)の顔に猛烈な嫌悪感を覚えた俺は、太ももの間に愛葉ちゃん(俊明)の頭を挟み込み…。
思い切り締め上げてやった。



「い、痛いたたたっ!?いたいよっーー!き、きよひこくーーんっ!!」

愛葉ちゃん(俊明)は、俺の股ぐらに挟まれてジタバタ暴れている。
さぞかしカワイイ表情をしているのだろうが、あいにく膨らんでいる腹が邪魔をして
奴の顔は見えなかった。



「あ、悪い悪い!あんまり気持ちいいからつい力が入っちまったぜ!」
俺は股の力を緩めて言った。

「も、もう♪きよひこくん…エッチなんだから~~💛」
愛葉ちゃん(俊明)は、顔をほころばせながら俺の(緑川先生の)顔を見た。

所詮はジャバザハット…。ちょろいもんだぜ。


「こ、こうすると、もっと気持ちいいんだよ~~💛💛」

?なんだ?

…と、次の瞬間、俺は股間に異変を感じた。

「ひゃんっ!??」
思わず変な声を出してしまう。

性器の中に異物が侵入する感覚…。
愛葉ちゃん(ジャバザハット)は、俺の(緑川先生の)女性器に手を差し込んで来たのだ。




俺のものになっている緑川先生の女性器に異物が侵入して来た。

「ひーーー!????うひっ!💛…。」
思わず変な声を出してしまう。


男の体では絶対に体験出来ない感覚…。
今、俺は挿入される体験を味わっているのだ。


「こ、これが膣だよ!き、清彦君♪ここに清彦君が射精してくれたから…この子が受精したんだよ💛。」

そう言いつつ愛葉ちゃん(俊明)は、空いている方の手で赤ん坊が納まっている俺の下腹を撫でた。




初めて異物を挿入される感覚は衝撃的だった。

愛葉ちゃん(ジャバザハット)は、調子に乗って俺の膣にグイグイと入り込み続ける。
すると、俺は腹に異変を感じた。腹中の胎児が暴れだしたのだろうか?


そ、それにしても、まずい…。
このまま膣に手を挿入された状態で愛撫されたら…、色々ぶっとんでしまうかも知れん。
愛葉ちゃん(糞ジャバザハット)に主導権を取られたままイキでもしたら俺の威厳とメンツが…!!


そう思った俺は右手で手刀を作り、愛葉ちゃん(俊明)の首の後ろに空手チョップを食らわせた。

「ヒギっ!?」
愛葉ちゃん(俊明)は意識を失って床に倒れた。
漫画を真似たんだけど、こんなに上手く行くとは…。



俺は気分を落ち着けて今後について考えてみた。


女の体がこんなに凄い何て考えてもみなかったな…。
俺は自分の胸についている、たわわに実っている乳房を掴んだ。
授乳を前にしているからなのか、乳房は非常に張っている。


元の自分の体で、男として生きていくのよりも女として…この緑川美咲の体で生きて行く方が
ずっと楽しいかもしれないな…。

俺は…。



俺は……いや、しかし…。

俺は…、というか俺の中に芽生え始めていた『人の親になる』という気持ちが俺を咎めた。
俺が美咲に乗り移り続けると、産まれてくる赤ん坊の父親がいなくなってしまう。
いくら何でもそれは……。

ん?

俺は足元に転がっている愛葉ちゃん(俊明)を見た。

あっ!コイツに父親やらせれば良いじゃん!
俺の体に俊明を憑依させればいいのだ。


うんっ!グッドアイデアッ!♪

俺は思わず唇を舐めた。



善は急げという事で、俺は愛葉ちゃん(俊明)を叩き起こす。

そして俺自身が緑川美咲に成りたいと説明すると、愛葉ちゃん(俊明)は控えめながら
拒否の意思を示して来た。

だが、俺の体を使っていいと言うと…。

「えっーーー!!ぼ、ぼくが清彦君に成って良いのぉーーー!??」
愛葉ちゃん(俊明)は鼻息も荒く喜びの声をあげた。

??
そんなに嬉しいのか?良くわからんがそれで話はまとまり、愛葉ちゃん(俊明)はウキウキとした様子で帰って行った。



緑川先生に…、緑川美咲に乗り移って3日経った。


高校3年生の男子から26才の大人の女性になった訳だ。
しかも絶賛妊娠中のこの体。
24時間四六時中、自分の体内に自分以外の生命を宿すというこの感覚…。
俺は今まで感じた事のない温かな感情を抱いている。

俺は飽きずに自分の腹を撫で擦った。


「あ…、また動いた♪」
腹を擦っている手に振動が伝わって来た。
俺は、着ている服の裾をまくり上げて腹部を露出させた。

「………お♪」
ちょうどヘソの辺りの皮膚がピクピクと動いている。
…これは多分『胎児が俺の子宮の壁を蹴っているのだな…。』…と、俺は赤ん坊の動きを想像した。

「乱暴な奴だな♪いったい誰に似たんだ💛」
何て…、俺の精子で作った子なんだから俺に決まってるか💛


………俺は、手に入れた女の体で肉欲以外の悦びを感じるようになっていた。



俺は、まだ見ぬ我が子を愛らしく思った。

「ちょっとイタズラしてみるか♪」
俺は自分の腹部を乱暴に叩いてみる事にした。

ベン!ベン!ベン!

そして腹の様子を伺ってみると…。

トン…、トン…トン…。

腹の中から返事が返って来た。

「あはは!おもしれえっ♪」
腹の中の赤ん坊が怒ってるのかもしれないと思うと微笑ましかった。



「子宮の中ってどんな感じなんだろ…?」
俺は自分の腹を見つめながら思った。

当然、俺も木の股から生まれたのではない。お袋の股から生まれたのだ。
しかし、出生前の記憶などある訳もなく…。

そうだ!
この子に乗り移ってみよう♪


俺は腹を抱える様に床から立ち上がり、体に負担が掛からないように
ソファーにゆったりとした姿勢で腰を下ろした。

そして美咲の体から幽体離脱した。



「………。」
幽体となって浮遊している俺の眼下で、妊婦の美咲がソファーに腰かけた状態で眠っている。

どうやって赤ん坊に憑依したらいいかな?
単純に腹めがけて飛び込んでも、美咲に憑依し直すだけの様な気がするし…。

少しの間考えた後、俺は美咲の股間を見つめた。

……やっぱ『出てくる所』から入るのが正解かな?
そう思った俺は美咲の股間の割れ目に向かって幽体突入を敢行した。



次の瞬間、俺は暗闇の中に居た。

息を吸おうとすると、生温かい液体が肺の中に侵入して来てパニックを起こしかけたが…
…何故か苦しくなかった。
どういう訳か、肺の中が液体で満たされても苦しくない。

俺は頭から爪先まで謎の液体に浸かっている状態にあった。
どうやら俺は何らかの液体で満たされた袋に封じ込められているらしい。

俺は手を握ってみた。
しかし、両手とも握力がない様で、握りこぶしを作ることも出来ない。
手の状態を確認した後、俺は続けて自分の予想を確認すべく自分のヘソを触ってみた。

「………。」
そこにはヘソの窪みは存在せず、代わりにソーセージを思わせる管が接続されている。

更に改めて冷静になってみると、心臓の心音が俺を包む狭い空間に響いていた。



間違いない。ここは緑川先生の子宮の中だ。
俺は胎児に乗り移っているのだ。

(あ~~~~……、なんか落ち着くうぅ…。)
状況を悟った途端、急に安心感と眠気が襲ってきた。
俺は、心地よさに身を任せてウトウトし始めた。





『ガシャンッ!!』

どれ位時間が経っただろうか?
俺は突然響いた何かが割れる音に叩き起こされた。

(なんだ?なんだ??)

どうやら今の音は子宮の外…、外界から響いて来たようだ。
俺は状況を確認すべく胎児の体から憑依を解除し、美咲に憑依し直した。


あれ…??

美咲に憑依し直すと、耳に中年女性の声が響いてきた。

『美咲?あなた大丈夫なの?どういう事?自分が自分じゃないって??』
どうやら美咲は、美咲のお母さんと電話で会話をしていたらしい。

「ううん!何でもないの!私もお腹の赤ちゃんも元気だから心配しないで♪」

俺はそう言うと、相手の返事を待たずに電話を切った。
やれやれ…、危なかった。

改めて周りをよく見てみると、花瓶が床で砕けて散らばっているのに気が付いた。
美咲が割ったんだな…?久しぶりに自我を取り戻して少し錯乱したのかもしれん。


これからは注意しないとなあ…。



考えが甘かった。
俺と敏明に(主に敏明だが)人生を滅茶苦茶にされた美咲。
いくら洗脳まがいな事ができても、気づいたら色々と変わっていたらパニくるわな。

美咲には悪いが、もう美咲に体を戻すのは手遅れ。
戻したら中絶(時期的に無理だが)、最悪命を絶たれる可能性だってある。

そうならない為にも、誰かが美咲の体で美咲本人を支えてやらないと。
ただ「正当に乗っ取る理由が欲しい」だけとは言え、その原因を作ったのが俺と敏明なんだが。



あれから一週間。
俺は美咲として。俊明は俺の本来の身体である清彦の身体になって生活していた。
本物の美咲も含めて俺、俊明の三人が幸せに過ごすために悪いことだとは思いつつ、美咲を洗脳するように今の状態を幸せ、自分自身がそれを願い実行してきたと常に考え暇さえあれば鏡を見ながら口に出して言い続けた。
憑依状態では憑依している俺や俊明のとった行動が自分自身の意思でやったと認識する。

赤ちゃんになった時のあの気持ちよさ、心地よさが忘れられなかった俺は
この一週間の行動から美咲が自我を取り戻しても今度は錯乱しないだろうと予想し、再び赤ちゃんに憑依してみた。



ああ・・・心地好い♪安らぐ♪

と外部から優しさを伴った刺激を感じた。
「私の可愛い赤ちゃん♥」
成功だ。
本物の美咲が今の状態を幸せだと感じ受け入れている。
安心感と心地好さに包まれこのまま眠ってしまいそうになる。
とそこに聞こえてくる声や音の状況からどうやら俺の身体の俊明が来たようだ。
「あれ?本物の美咲先生?清彦きゅんは?」
「? 清彦君はあなたじゃない笑」
「そうだねwあっ、わかった。そこにいたんだ。いいなぁ~♪ボクも赤ちゃんになってみたい♥あとで交代して」
「なぁに?清彦君も赤ちゃんになりたいって甘えん坊さんね♥

・・・くふふ♪ボク、清彦きゅんのママになっちゃった♥」





も ちろん洗脳していたのは彼女だけではない。隣の部屋の性転換までさせてしまった彼、いや彼女も念入りに洗脳を続けている。
なんせ人生変わってしまった度で 言えば先生よりもひどいのだから、正気に戻れば何をするかわからない。
最近俺は赤ちゃんと先生、隣の彼女の3人に準に憑依を繰り返している。



まあ、隣のオネエ兄貴に関してはジャバザハットがやり過ぎたのが主因…。
うん。俺は全然悪くない。
俺はアフターケアの為に労を尽くしている立場だ!むしろ被害者だ俺は!?多分!!!


ところで…。

「くふふ♪ボク、清彦きゅんのママになっちゃった♥うへへ♥」
羊水を伝わってママ…美咲の声が、胎児である俺に聞こえて来た。

あ!?この野郎!!美咲に乗り移りやがったな!?
俺の許可なく勝手なことをしやがって!!
この豚ノ助ジャバザハット野郎がっ!!!

俺はジャバザハットに対する教育的指導の為、手足をバタつかせて美咲の子宮の中で暴れた。



「も、もう暴れないでよ清彦きゅん…♥あんっ!くすぐったい♪」
美咲(ジャバ)の声からすると全然ダメージを受けていない様だ。

ちくしょう…。やっぱ臨月ぐらいまで成長しないと効果的なダメージを与えられないか…。

…などと考えていると、羊水を震わせて音楽が聞こえて来た。
そういや、胎教の為に音楽聴いてるとか言ってたっけか?

(………なんじゃこの選曲?)

次々と聴こえてくる音楽はエロゲーの主題歌メドレーだった。
俊明の生前に貸してもらったエロゲーで聞き覚えのある曲ばかりだから間違いない。



俺は怒りを爆発させて、美咲(俊明)の胎内でジタバタしていたのだが…。
胎児の体では体力が持つはずもなく、やがて俺は眠りに落ちた。

「うふふ♪清彦きゅんカワイイ♥…こんなにカワイイなら、ぼく清彦君の赤ちゃんもっと沢山欲しいなあ♥」

美咲(俊明)は飽きる事なく、愛する清彦が宿る自分の腹を撫で続けた。



数日経った。


あれから美咲の体をジャバから奪還し、俺が責任を持って緑川美咲をしている。
俺の本体は俊明に任せている。俺には良くわからんが、俊明は俺の体に憑依するのが楽しいらしい。

「あ~~~暇だ……。」
美咲の体で妊婦をしている俺は、トドの様に横たわってゴロゴロしていた。

昨日はお母さん(美咲の)が訪ねて来た。
俺にしてみたら赤の他人なのだが、緑川美咲の人生に責任を持つ身として彼女の娘として
お母さんの来訪を歓迎した。
お母さんは娘(俺)の腹中で育つ孫の成長を見て安心した様子だった。


と、ここで思いついた。
俺の親父とお袋にもこの子の成長を見せてやった方が良いかな?

俺は自分の孕み腹を見る。

これも親孝行ってやつだよな…。
よし!孫の生育具合を見せに行くか♪


俺は、俺の実家に向かって出発した。



緑川先生は車を持っているし、俺は美咲の能力までも我が物としているので運転も出来る。
しかし、安全を考えて運転は控える事にした。

バスを乗り継いで実家へ向かう。
途中、車窓からベビーカーを押す女性を見かけた。
うちも、もう直ぐ買わないとな♪…などと思った。


俺の実家に到着した。

『ピンポーン』チャイムを鳴らした。自宅のチャイムを鳴らすのは変な感じだが、
今の俺は緑川美咲なのだから仕方ない。
今日は土曜だから親父とお袋、俺の本体(俊明)みんな居るだろう。
…と、思ったのだが。

応対に出て来た親父は、お袋と俺の本体(俊明)が留守である事を告げた。
んだよ!?せっかく来てやったのに!!
少しイラついたが、まあしょうがない。
良い機会だから親父をからかってやろう♪♪


そんな訳で俺は実家に足を踏み入れた。




親父は大工の仕事をしていて名前を『清太』という。
俺の名前は親父に因んで付けられたのだ。それ以外の意味はないそうだ。

何かで読んだのだが、父親が自分の子(特に息子)に自分に似せた名前を付ける行為、これを実行
する人物は独善的な性格の奴が多いらしい。

俺の親父もその例に当て嵌まる。
昔からテストで赤点を取ったり、ちょっと俺が口答えしただけで引っ叩いてきやがるのだ。
俺がこんなに良い人間なのに親父はまるで正反対、まったく許せないクソ親父だ。

ふふふ……♪

だが今の俺は緑川美咲の肉体…しかも腹には親父の孫が宿っている。
この立場を利用して積年の鬱憤を晴らしてくれようぞ♪


「み、緑川さん…。今日は何の用で来たんだい??」

「ふふふ♪私はもうお義父さんの娘なんですから、美咲って呼んで下さいよ♥」



「あ?ああ…み、美咲さん…。」
親父は顔を真っ赤にして目を逸らした。

あの暴力親父が…。
(お、おもしれええええぇぇーー!!)

「今日は、私の体の中の…。」
俺はこれ見よがしに腹を撫で擦る。

「赤ちゃん…。お義父さんの孫の成長具合を見ていただこうと思いまして♪」

親父は。嬉しさと戸惑いをごちゃ混ぜにした様な表情をして俺の腹を見ている。
(ぐふっ♪やっぱ超おもすれえええぇーーー♪)

「と、兎に角!中へ入ってくれ!!」
暫くすると、親父はハッとした様に俺に言った。

「うふふ♥お邪魔しま~す♪」
俺は勝手知ったる実家に、義理の娘として足を踏み入れた。



居間に通された俺は、普段から俺の指定席にしている席に腰を下した。
美咲の体でここに座るのは変な気分だな。

親父が話しかけて来た。
「身重の体なのにご足労して貰ってすまないな…美咲さん。」

「いえ!むしろ運動した方が赤ちゃんの発育に良い影響を与えるんですよ♪」

「そ、そうなのかい?」

暫くの間こんな感じの当たり障りのない会話を続けた。
親父は柄にもなく丁寧な言葉遣いをしようと頑張っている。


親父が質問をして来た。
「なあ…美咲さん。あんた家のバカ息子に襲われたんじゃないかい?」

は???

親父は続ける。
「それで子供が出来て仕方なくバカ息子と結婚してくれようとしてるんじゃないのか?」

親父は壮大な勘違いをしている様だ。俺はむしろ被害者だぞ!?
それに誰がバカだって!??ブチ殺されてーかっ!!?


俺は平静を装うのに苦労した。



胸がムカムカする。俺が美咲を襲っただなんて…とんでもない誤解だ!
腹の虫の居所が…、いや腹の中の赤ん坊の居所が悪い。

俺は腹を手で押さえた。

「どうした美咲さん?具合でも悪いのかい?」


俺は気分を落ち着かせるために深呼吸した。

「ひっ、ひっ、ふ~~~…。」

冷静になってみれば、親父も心配してたのだろうと気づいた。
ここはひとつ親父を安心させてやろうぞ。

「いえ♪清彦君と私が愛し合ったからこの子が私のお腹の中に宿ったんです♥」

俺は妊婦腹を下から抱える様に手で持って上下に揺さぶり、その様子を親父に見せてやった。






「お、おいおい!そんなに揺すると赤ん坊に毒だぞ!」
親父は少し慌てた様に言う。

「大丈夫ですよ♪この子は清彦君に似て『強くて賢くて美形な子』ですから♪」
親父…意外と心配性だな?
ならば…。

俺はおもむろに着ている服を捲り上げ孕み腹を露出させた。
そして何かを言う前に親父の手を取り、俺の腹を直に触らせた。

「お、おい!?」
親父は戸惑った声を出した。

大工の仕事をしていてゴツゴツでガサガサした親父の手が、若い女である俺の滑らかな皮膚に触れている。




…とまぁ、色んなことがあったが
俺こと美咲は、元気な赤ちゃんを出産した。




『…とまぁ、色んなことがあったが
俺こと美咲は、元気な赤ちゃんを出産した。』

そんな風に産みたいもんだな。
などと一瞬脈絡もなく考えた。


親父の指が俺のヘソの窪みに入った。

「あん…♥」
思わず妙な喘ぎを漏らしてしまった。

「………。」
親父は鼻息を荒くし始めた。

なんか俺も変な気分だ…。
今の刺激を受けて乳首が尖り始めている。




と、ここで俺の腹中の赤ん坊が動き始めた。

「あっ!動き始めた!ほら♪おやz…、じゃなくてお義父さん♪」

「おっ?おお…。おおっ!?う、動いてるな!!」

俺は親父と一緒に、赤ん坊の胎動で盛り上がった。


ひとしきり盛り上がった後、俺は親父に聞いてみた。

「お義父さんは孫は何人欲しいですか?」



「………。」
親父は口をもごつかせて何も言えない様だ。

おもしれーーっ!!
普段の『昭和の親父』感がウソの様じゃないかっーーーい!!
ここは更にからかって、あわよくば親父の弱みを握ってやろうWW

俺は親父の耳元に口を寄せて囁いた。
「私が次に産む赤ちゃんは…、『清彦君の弟か妹』でも良いんですよ♥♥♥」
このあと
#親父が襲い掛かって来た。

#親父の弱みを握ろうとするあまり一線を越えてしまう。

#その他




#親父が襲い掛かって来た。

親父が突然すっくと立ち上がった。

(?なんだ??)

親父は俺を見下ろしながらチャックを開けて…。
「分かった…。美咲さん。清彦の子を産んだら、次は俺の子を孕んでくれ。」
そう静かに語りつつ親父はチャックから黒光りするブツを引っ張りだした。

(ウェッ!?!?!?)
俺は暴力的に屹立する親父の肉棒を前にして、思考が鈍るのを感じる。

しまったやり過ぎちまっ…

「さあ、咥えてくれ美咲さん。」
そう言うと親父は、俺の頭を掴んで自分の肉棒を俺の口に挿入して来た。

「んっ!?んっーーー!!??」
(うべろヴぉあごえヴおぁぁぁっヴぉぉぉぇぇ!???)

…混乱する思考の中、俺は幼い頃に親父と一緒に風呂に入った時の事を、何故か思い出していた。
あの頃見た親父のブツを、女になった俺が口に咥える事になるなんて…。



男のチン○を口で咥えるなんて初めてだ。
まして、それが親父のなんて!!

俺の本体なら猛烈な吐き気を催して吐いていたに違いない。
アダムサイトガス(嘔吐剤・毒ガス)を口にする以上の嘔気の筈だ。

のだが…。

…あれ?
むしろ心地良い??


親父の性器から発せられる…雄の匂いに体が喜んでいる??
俺の子宮と女性器がジンジンと疼き始めているのを感じた。

『ジュボッ!ジュボッ!ジュボッ!』
親父は腰を激しく前後させ、勃起チン○を俺の口に出し入れさせる。

…そして、親父は俺の口からチン○を引き抜くと、俺の顔に向かって思い切り射精した。

『ドプッ…ドパアッ!!』

大量の精液が俺の顔に掛けられる。
自分の本体で射精した時にお馴染みの臭いが鼻を突いた。
口の中に入り込んだ精液は苦かったが、何故か不味くは感じない。

視線を落とすとダラダラと流れた精液が、俺の乳房を汚している。
乳首は硬く尖っていて、その先から精液がポタポタと垂れていた。




あれから2日経った。
俺は今、美咲のアパートの部屋にいる。


親父に女として犯されてしまった。
緑川先生に乗り移った当初はこんな事想像もしていなかった。
でも、何か凄く心地良かったな。

考えてみたら俺の本体っていうか、俺自身も親父のチン○の中で作られたオタマジャクシで作られたんだよな…。
あんなに大量に…、もし妊娠してない状態で中だしされたなら直ぐに孕んじまいそうだ。



「あっーーーーー!!俺は何考えてんだぁ!??」
悶々と取り留めもない事を考えていた俺は、自分の乳房を掻きむしる。


「あー…、痒い…。」
俺は着ているシャツを脱ぎ捨ててトップレス姿になり、片手で乳を持ち上げて下乳を掻いた。
乳房の下が蒸れて痒いのだ。

女っていうか…、乳が大きいとこんなデメリットがあるとは知らなかった。
おまけに授乳を前にして乳が張っているし…。


「もう母乳が出る頃かな?」
俺は自分の胸に付いている乳房を触りながら呟いた。



「あと三か月位で臨月だもんなー…。」

急に出産しなければならないという現実が不安になって来た。
つーか俺が産むのか!?
うーん、、俺の子供だけど…。
緑川先生の体も初産だし…、やっぱ痛いかな?


どうするかな…。
やはり責任者は責任を取ると言う事で、俺が産むか…。
俊明に産ませるか、緑川先生本人に産んで貰うって手もあるか??




俺は乳房を弄りながら考えた。

改めて考えてみると凄えよなあ…。
俺の精子が赤ん坊になってもうすぐ産まれて来るなんてな。
いや、それ以前に女になるなんて、ちょっと前まで考えられなかった訳だし。

緑川先生には悪い事したなあ。
身体だけでなく人生も乗っ取っちゃったし…。
やっぱ怒るよなあ常識的には。


と、そこまで考えた所で、体の奥深くからゾクゾクとした感覚が走った。

「うっ!?」
次の瞬間、俺の両乳首から液体が噴出した。

うお!?こ、これ母乳だよな!?つ、遂に出た!!
このタイミングで母乳が初めて出るなんて!?


…そうか、俺は直感した。
本物の緑川美咲先生も喜んでくれているに違いない。
俺に体を乗っ取られても、我が子の為に頑張ってくれているのだ。

決めた。
俺は、この体で母親になろう。



覚悟を決めた俺は、出産までセックスは控える事にした。


俊明(俺の体)は理解を示して温かく俺を見守ってくれている。
ただ、この間奴が来たときに書店のレシートを落して行った。
それには、ロリコン漫画やそれ系エロ雑誌の名前がいくつも印字されていた。

俺の体でナニをしている俊明?


親父も俺を慮ってくれている。
赤ん坊の名前の候補をいくつもメールで送ってきたり。(正直ウゼエ…。)
毎日、俺の体調を心配して電話をしてくる。

出産『後』が楽しみだと言っていたが、いったい何が楽しみなんだ親父?



臨月になった。

俺の腹はもはやパンパンに膨らんでいる。

「ふう…ふう…。」
俺は息を整えながら腹を撫で擦る。

一年前は想像もしていなかった。
まさか担任の緑川先生の体を乗っ取って妊娠する事になるとはな…。
俊明が乗り移った緑川先生に迫られてセックスをした結果なのだが、それでも中出ししたのは俺の意思だ。

俺は、まるでスイカが入っているかの様な自分の腹を見つめた。

まさしく自分が『蒔いた種』だ。
それが芽吹いた結果がこれである。



「あ~~!腹がぐるぢいぃぃ~~。」
俺は仰向けに床に寝ころんだ。

昼寝をしようと思った所で、腹の中から異変を感じた。

「………。」

腹がうにょうにょと動いている。
子宮の中で俺の子が暴れているのだ。

「まったく…。元気良すぎだろお前?」
俺はそう腹に向かって語りかけつつナデナデする。

聞く所によると既に胎児の段階で個性が出るらしく、胎動が激しい子と大人しい子に別れるらしい。
コイツは……。

そう考えた所で下っ腹が『ボコッ』と動き、と同時に衝撃も感じる。

「痛てて…。一体誰に似たらこんなに乱暴になるんだ?」



「容姿は母親の俺・・・いいえ、ワタシに似てきっと美人になる可愛い女の子なんだけど
お腹の中でもこんなに元気なんだから、きっと活発な女の子ね♥」



俺、いやワタシは、この子の成長した姿を想像してみた。

女の子なのは多分間違いない。
病院で超音波検査した後に医者に言われたからな。

やっぱり美人になるな。
俺は部屋に置いてある鏡に向かって微笑んだ。
鏡の中で美人な女が笑っている。

それに大人に成長したら、人並み以上にオッパイは大きくなるかな?
…ワタシがこの乳なら可能性は大きそうだ。
ワタシは自分の豊満な乳房を握りしめた。

美人で…。
活発で元気で…。
巨乳な女の子♥

我が子の成長した姿を脳裏に思い浮かべた。




そんな妄想を巡らしていると、乳房がむずむずして来た。

視線を落とすと、乳首が硬く尖っている。
この体…、緑川先生本人も我が子の成長に胸をときめかせているのに違いない。

俺は人差し指で自分の乳頭をつついた。

「…あんっ♥」

俺に献体してくれた緑川先生も、俺たちの赤ちゃんの出産と子育てを心待ちにしてくれているに違いないと思った。



「あれ…?」

突いていた右乳首の乳頭が…僅かに湿っている。

母乳…。

「ごくり…。」
俺は喉仏のない喉を鳴らす。

「いや、これは赤ちゃんを育てる神聖な物ですし!」
俺は乳首を手で隠すように手で乳房を覆った。

「でも、産まれる前にやっぱり味見とかした方が良いかな♥」

俺は一人でぶりっ子ぶった。



俺は自慢の乳房をゆさゆさと揺すった。

「ぐふふ!どんな味かな~♪痛えっ!?」
腹の中から衝撃を感じた。赤ん坊が腹の中から俺に蹴りを入れて来たのだ。

「んだよ~!?ちょっと味見する位良いだろう?」
俺は腹に向かって話しかける。
『自分の食い物(飲み物)を取るな!』とでも思っているのかこいつは?

ボコ!ボコ!

腹の中から更に攻撃を受けた。

「ぐわっ!?わ、分かったよ!イテテ…。」

俺は搾乳を中止する事にした。
一寸法師みたいに腹の中で暴れられては手も足も出ない。


俺は優しく自分の腹を撫で揺すって赤ん坊の機嫌をとるのだった。




お腹を撫で始めた為かだいぶ収まったがそれでも時折ポコッと。
我が子ながら元気がよすぎる。
可愛いけどな。
(ポコッ)
って痛えw
照れ隠しか?
こうなったら俺が取る手段は・・・

ふぅ・・・久しぶりの胎内。
心地好い。

外から本当の美咲が優しくお腹を撫でてくれている。

そのまま気持ち良くて俺は眠ってしまった。



どれぐらい経ったか、俺は目を覚ました。


…といっても目は見えない。
真っ暗だ。

しかし不安は全く感じない。むしろ安心感で満ち足りている。
温かい液体の中に浮かんでいる今の俺は、呼吸をする必要もない。
ヘソの緒を通じて、美咲が呼吸した酸素が胎児である俺に供給されているからだ。

ただ音は絶え間なく聴こえてくる。

『ゴゴゴゴゴ……。』
美咲の血液が循環する音と…。

『ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ…。』
その血液を送り出す美咲の心臓の鼓動音だ。

それ以外には美咲の肉体の外。外界の音も時折聴こえてくる。



美咲の胎内…羊水の中に浮かぶ俺は、ぼんやりと色々な事を考えた。

この体が俺の精子で出来ているなんてやっぱ凄えよな…。
母親が緑川先生だってのはもっと凄え…。

俺は、緑川美咲の娘として生を受ける事になる我が子を羨ましく思った。

産まれた後は、美咲のおっぱいを吸い放題母乳を飲みまくる事が出来るなんて…
うらやまし過ぎる!!




美咲の胎内を満喫した俺は、美咲の体に戻る事にした。

意識を集中し幽体離脱して美咲に乗り移る。
次の瞬間、俺は美咲になっていた。

「ふう…。ただいまっと!…ん?なんだこれ?」

テーブルの上にノートが置かれていてる。

『私は何故教え子に手を出した?』
『自分が自分じゃない???』
『教え子の子供を妊娠して出産する…?、こんな事絶対にするべきじゃないのに。』
『自分の体の中に赤ちゃん以外にも何かがいる?』

…などという事が書き連ねられていた。
美咲が自分の思考をまとめる為に書き起こしたのかな?


俺は腹を撫でながら考えた。




うむ…困った、これからママになるのに情緒不安定だな…?
これもそれも『腐れジャバザハット俊明』の責任なのだが、俺にも多少の責任はある。

美咲がハッピーな気分になるように気を付けるとしよう。




次の日、俺はやはり自宅でゴロゴロしていた。
予定日は(もちろん出産の)2週間程先だ。


いざ出産という現実を前にして不安が出て来た。
男の俺が出産なんて出来るのか?
いや…、『緑川美咲』の体と人生を頂戴した以上、俺は立派な女子なのだが…。
俺は授乳を目前にして、たわわに実った乳房を両手で包み込む様に触った。

女は皆こう言う不安を感じながら子供を産み落とすんだろうか?
俺の(元の体)お袋も、美咲のお母さんも感じた不安なんだろうか??

「お前は気楽で良いよな!俺の気も知らずにこんなにデカくなりやがって…。」

俺は腹中の我が子に毒づいた。



さらに次の日、俺はやはり自宅でマッタリしていた。
煎餅をバリバリ食いながらテレビを観る。

最近、腹の中の赤ん坊の自己主張が激しくなった。
ちょっと大きな音がしたり、俺が笑ったりすると腹の中でジタバタ暴れやがる。

こうしている今も、テレビのお笑い番組を観て笑う俺に合わせて暴れだしやがった。
「あはは…!痛えっ!?もう…、何しやがる?この野郎……。」
腹の中から『ボコボコ』という衝撃が伝わってくる。


優しくて美人の母親である俺の胎内に居て何が不満だと云うのだ?



再びお腹の子に憑依してもよかったが、たまたま下校で直ぐ近くを歩いている愛葉ちゃんの姿が窓から見えた。

という訳で今の俺は愛葉ちゃんだ♪
このまま美咲に会ってみよう。
玄関のベルを押すと笑顔の美咲が出てきた。

痛くないのか?
聞くと
「さっきまでちょっと痛いくらいに暴れていたのだけれどね、愛葉ちゃんの姿を視掛けたタイミングで大人しくなったの」

なぬ?




俺は美咲の妊婦腹をにらみつけた。

「どうしたの愛葉ちゃん怖い顔して?」

「う、ううん!何でもないです♪」

よもや胎児にからかわれるとは!?
お仕置きが必要だ!!
ここは愛葉ちゃんに協力をお願いしよう。
俺は部屋に半ば強引に押し入り、美咲に抱き着いた。


「ちょ!?愛葉ちゃん??ひいっ!?……ふう!さあ愛葉ちゃん。お姉さんのオッパイを吸って♥」
美咲に憑依し直した俺は、上着と妊婦用ブラを素早く脱ぎ捨てる。

そして、自慢の乳房を愛葉ちゃんの顔の前に差し出した。






「み、緑川先生…?」

「うふふ♪美咲でいいわ♥」
俺は愛葉ちゃんの頭を優しく撫でる。
愛葉ちゃんの髪からフワッとした仄かに甘い香りがする。
俺ってロリコンの趣味は、ないつもりだったんだがなW

「み、美咲さん…わ、わたしこんな事…。」
愛葉ちゃんは、貰いたての子猫の様にプルプル震えている。

だが、表情は満更でもないような気がしないでもない。
その証拠に愛葉ちゃんは、俺の乳房を凝視しつつ足をモジモジさせている。




なにしろ数秒前まで愛葉ちゃんだった俺が美咲さんのおっぱいに吸い付きたい!
揉みしだきたい!
って強く想い、愛葉ちゃんに影響し始めた瞬間に美咲になったからなw
まぁさすがに数分間じゃ完全に刷り込める訳じゃないから時間が経過すれば本来の愛葉ちゃんに戻っちゃうけど
そこは

「頂きます♥️」
「召し上がれ♥️」

一瞬で愛葉ちゃんに乗り移り、吸い付いた瞬間に美咲に乗り移って受け入れる。

美咲(元)先生も愛葉ちゃんも本当は俺がしていると気付かずに自分の意思で
美咲は愛葉ちゃんにおっぱいを吸わせたい。
愛葉ちゃんは美咲さんのおっぱいを吸いたいと思い、実際行動にうつしていると認識している。

また瞬時に美咲さんから愛葉ちゃんになる為にお腹の赤ちゃんはお腹を攻撃出来ないw

ふっふっふっ♪俺の方が1枚どころか何枚も上手なんだよ♪




「頂きます♥️」
俺は即座に乳首に吸いつける態勢を取ったのだが、俺が彼女の体から抜け出ると
やはり躊躇してしまったようだ。


愛葉ちゃんは俺の乳房に向かっておずおずと手を伸ばして来た。
顔をまるでリンゴの様に真っ赤にしているのが微笑ましい。


愛葉ちゃんは俺の右乳の乳首を手でつかんで来た。

「どう?愛葉ちゃん。大人のオッパイを触った感想は?」

「あ、はい!凄く温かいです…。それにママ…、私のお母さんのよりもとっても大きいです。」

俺は彼女の初々しい態度に子宮がキュンとしてしまうのを感じた。



「うふふ♪ありがとう♥️」

「………。」
愛葉ちゃんは俺の乳房を優しく揉んでいる。
その仕草はまるで、子猫が母猫の乳首を探す様を連想させた。

何か…、胸がというかオッパイが切なくなってきた。
「ふう…♥️胸が…♥️」

俺の体(最早俺の物)…も、愛葉ちゃんに母乳を与えたいと感じ始めているのだと思った。




愛葉ちゃんは、俺の乳を両手で触ったまま固まってしまっている。
俺は愛葉ちゃんの初々しい態度に胸がときめいた。

「ふふふ、愛葉ちゃん♪緊張するだろうけど、思い切って私の乳首さんを強く指で摘まんでみて♥️」

「…あ、はい分かりました。………………きゃっ!?」
素直に愛葉は俺の乳首を摘まんで来た。


『ピュッ、ピュッ!!』


俺の乳首の乳頭部分から、白い液体の筋が迸った。


「あん!?」
生まれて初めて母乳を噴出させた俺は、快感と悦び、ある種の戸惑いを感じた。
元男の俺は、初めての射精…精通した時の事を何となく思い出していた。





愛葉ちゃんは呆然とした様子で言った。

「すごい…。これが大人のおっぱいなんだ…。」
愛葉ちゃんの顔にかかった俺の母乳が、彼女の顎から滴った。


俺は大人の女として愛葉ちゃんの純な反応を好ましく思った。
(良く考えれば、愛葉ちゃんの方が俺なんかよりも女性としてずっと先輩なのであるが…。)


「ふふふ…♪驚いた?」

「は、はい…。」

「じゃ、どうぞいっぱい飲んで♥️」

俺は左手で彼女の顎を持って口を開かせ、右手で自分の乳房を絞って母乳を噴出させた。
俺の乳から飛び出た液体が愛葉ちゃんの口に注ぎ込まれる。

俺は幼い頃、牧場の体験教室で乳牛の乳搾りをした事を突然思い起こした。




俺は続けて自分の乳首を愛葉ちゃんの口に差し込んだ。

「ん!?」

愛葉ちゃんの口中の感触が、俺の乳首から伝わってくる。
生温かく唾液でヌルヌルするが不快ではない。

愛葉ちゃんはトロンとした表情で俺の乳首を咥えて固まっている。




「うふふ♪愛葉ちゃん…。」

愛葉ちゃんは俺の乳首を咥えつつ、上目使いで俺の目を見返して来た。
その態度は、非常にいじらしくてカワイイ!

そんな愛葉ちゃんに俺は一言…。

「吸って♥」

この言葉を受けて、愛葉ちゃんは俺の乳首を吸い始めた。

『チュゥ…チュゥ…チュゥ…。』


俺は戦慄にも似た感覚を覚えた。
男なら絶対にありえない、乳首…胸の中から液体を吸い出される感覚!




俺は堪らずに愛葉ちゃんを抱きしめた。

腹の中では赤ん坊が大暴れしている。

『ボス!ボコ!ボコ!』

どうして自分の食い物(俺の母乳)を横取りされていると分かるんだコイツ??
第六感というやつか…?もしかすると生まれながらのエスパーになるかも知れんと思った。


腹の中がうっとうしいが…この後は…。
愛葉ちゃんとSEXするか、愛葉ちゃんを帰宅させるか…、どうするかな?




「うふふ♥ ん…?うっうえっぷ…。」
何か急に気持ちが悪くなってきt…。


「ゔヴぇえええええっ!!!!」


美咲の体の俺は、次の瞬間激しく嘔吐した。
吐しゃ物は愛葉ちゃんの顔面を直撃した。

「きゃあああっ!!」
愛葉ちゃんが悲鳴をあげる。


い、いったいどうなってんだ俺の(美咲の)体!?
吐いた事で気分が良くなるどころか、今度は腹がジンジンと痛んで来た。

こ、これはもしや…。


じ、陣痛!?!?








と、思った途端に股間から足にかけて生温かい感触が走った。

尿漏れかと思ったが…、これはアレだよな?

「ギャーーーーーーーーーーー!!!破水したああああああああああぁぁーーーーーー!!!!」
俺は甲高い声で大絶叫してしまった。


パニックを起こした俺は、憑依を解いた。



幽体で空中を漂う俺の下で、陣痛に悶絶する美咲(本人)と嘔吐物まみれで右往左往する愛葉ちゃんが
あたふたと騒いでいる。


お、俺は…。

責任者として俺が出産する。
あるいは、無責任者として美咲(本人)に出産を押し付けるか…。
どうしよう…。




いくらチャランポランでも…、俺は無責任やろうじゃねえ!


ええい!ままよ!!!!


俺は再び美咲に飛び込んだ。

「ひいっ!?痛!いだだだだだだだだだだだだっ!!?」

次の瞬間、腹と尻に激痛が走る。
何と云うべきか、腹の中の赤ん坊がどんどん下がってくる感覚がする。

「だ、大丈夫ですか?美咲さん…??」

も、もう病院まで持たんっ!!
愛葉ちゃんの手を借りてここで産むしかない!
俺は愛葉ちゃんに支えて貰いながら風呂場に向かった。
風呂場の床に座り込み、股を開く。


「み、美咲さん!あ、あたまが赤ちゃんの頭が見えてます!」
俺の股を覗き込んでいる愛葉ちゃんが興奮しながら言った。



その言葉は聞こえているが、最早答える余裕もない。


「ひっひっふー!ひっひっふー!!ひっひっふー!!!」
俺はラマーズ呼吸法を繰り返しまくった。

種付けは気持ち良かったのに!産むのはなんて大変なんだ!!

腹の中の赤ん坊が下がって来た…。
俺は腹に力を入れて赤ん坊を押し出す。


「んだーーーーーーー!!??」
気合の一声と共に…。


スポッ。

急激に痛みがやわらいだ。

「み、美咲さんあ、あか、あかちゃん出ましたよぉ!!」




「んぎゃあ!んぎゃあ!んぎゃあ!んぎゃ…。」

きたねえ鳴き声だな…。
親の顔をって…、父親も母親も俺だった。


俺は赤ん坊を持ち上げて抱いた。
赤ん坊は女の子だった。
『赤ちゃん』とは良く言ったもので、体も顔も赤色だ。
顔は皺くちゃで、サルを連想させる。

俺の腹の中での暴れ具合にしてはか弱い子だと思う。


「ま、これから宜しくな!」
俺は我が子に挨拶した。



その後、俺は愛葉ちゃんが呼んでくれた救急車で病院に行った。

俺の部屋に足を踏み入れた救急隊員はかなり面食らった表情をしていた。
無理もない。部屋は俺がぶちまけた嘔吐物と破水した時に漏れた羊水だらけだったからだ。
その異様な臭気の中で、美少女といって良い容姿の愛葉ちゃんが吐しゃ物を浴びた姿で隊員を出迎えたのだ。

俺は今、病院の一室で我が子に母乳を与えている最中だ。
そのうちジャバザハットや、美咲と俺本体の両親連中も駆けつけるだろう。




俺は授乳をしながら我が子に話しかけた。
「おいお前、俺の腹の中で随分暴れてくれたな?」

赤ん坊は目を瞑ったまま(当然目はまだ開かない)、俺のおっぱいをごくごく飲んでいる。

「今更だが俺の子宮は、まだお前の弟か妹が使うかも知れないんだぞ?もっと大事にしろよな!」

赤ん坊は俺のおっぱいに夢中だ。






授乳を続けていると病室のドアが開いた。

「き、清彦く~~んっ!!」
ジャバザハット…、もとい、俊明(俺の体)がやって来たのだ。

俊明(俺の体)は赤ん坊を見て号泣し始めた。
「ぼ、ぼ、ぼくたちの赤ちゃん産まれたんだねーーーーーーーーーー!?」

俺の体で泣くな気色悪い!!
…と、言いたかったが我慢した。

それにジャバの遺伝子など入っていない!もし入っていたらたら『ナメクジ人間』が産まれて
来てしまった筈だろうが!?






その後、俺の両親と美咲の両親が到着し『孫ちゃんフィーバー大会』になった。
俺が望んで作った子供じゃないが、新しい命を生み出した事に喜びを感じる様になっていた。

そう言えば、出産は死ぬほど痛いと聞いていたが実際はそれほどでもなかったな。
この体が(美咲)子作りに向いているからかも知れない。

俺は出産をしてスッキリした自分の腹を撫でた。
もう一人くらい余裕かな?





出産後一か月経った。つまり赤ん坊は生後一か月だ。

赤ん坊は俺の自慢のおっぱいを毎日遠慮なく飲みまくっている。
オムツ替えの作業も慣れて来た所だ。

赤ん坊にも大きな変化が見られる様になった。
生まれた時は頭が禿げていて、そのまんま東みたいな悲惨なヘアスタイルだったのだが
今では髪が生え揃って来ている。女の子で禿げはまずいと思っていたので一安心だ。
また、猿みたいだった顔も加速度的に可愛さを増している。


この子の名前は、かつての俺の名前にちなんで『清佳(きよか) 』と名付けた。
我ながらグッドネーミングだ。



俺のおっぱいをたらふく飲んだ清佳は目をゆっくりと閉じて眠り始めた。
俺は清佳をベビーベッドに寝かせた。

「やれやれ…、幾らなんでも飲み過ぎだろ…。」
ぼやきながら乳房をブラに収める。


俺は清佳の顔を良く観察してみた。

……結構整った顔してるなあ。
まあ、美人の緑川先生の遺伝子で出来てるんだから当然ではあるが…。
しかし、目元は元の俺『清彦』に良く似ている。

「これは美人になるかな♪」
俺は母親として嬉しく思った。

だが、あの激しかった胎動からするとお転婆娘に育つ気がするな。




ちなみに元の俺の体(俊明)は目出度く高校を卒業した。

俺が出産する半月ほど前から、大工の仕事をしている俺の親父の工務店に入社し働き始めた。
あんなブラック企業に入社など元の俺なら絶対ごめんだったな…。

だが、俺の体になった俊明は、妻である俺と娘の清佳を養うのだと言って
文字通り馬車馬の如く働いている。


ちくしょう…、ジャバザハットのくせにカッコいいじゃねえか…。
なんだか子宮がキュンとする。

あいつの子供ならもっと産んでも良いかな!な、なんてな♥





出産後三か月経った。


赤ん坊は生後三か月になった。
毎日育児に忙しいが、不思議と疲れは感じない。

清佳は日に日に成長しつつある。

ベビーベッドの中で盛んに手を動かしたりするし。
話しかけると返事もする様になった。

「べろべろば~~!」

「きゃはは♪あーうー!」


また、俺の体(美咲)方も産後のダメージから回復して来た。
今夜あたり俊明(元の俺の体)を『誘って』みるかな?

明日は俊明は休みだし、日々釈迦力に労働に励んでくれている奴を労ってやりたい。




日ぐ暮れてしばらくして俊明(元の俺の体)が帰って来た。

作業着姿の俊明が最近凛々しく感じるようになった。

「た、ただいま、き、清彦君♪」

俊明は、帰って来たその足でベビーベッドに向かった。
眠る我が子の顔を見つめるその表情は、とても穏やかで優しいものだった。

「じゃ、じゃあ、お、お風呂入るね。」
そう言うと俊明は風呂場に向かった。


「………。」
俺は息を殺して脱衣所の中を覗き込む。

服を脱ぎ捨てた俊明は、俺が自分の体を使っていた頃に比べてずっと筋肉質になっていた。
出産以来セックスから遠ざかっていたから奴の裸を見る機会がなかったらな。

夫である俊明の汗の臭いを嗅いで、裸の姿を見る…。

俺の自慢の乳房の乳首が硬くなり、子宮が疼き心臓が高鳴り始めた。



今日の夕食はカツ丼を作った。
俊明の大好物だ。

もの凄い勢いで食べている。
俊明が死ぬ前、元の体だったころは養豚場のエサやりを連想させて不快だった。
…が、愛する夫となった今はその食事風景もとても愛おしく感じる。

今は二人だけの食卓も、もう直ぐ清佳が加わって三人になるのだ。

いや…、俺と俊明の『頑張り』しだいで、四人や五人になったりして♥





食後一時間程した所で俊明は寝室に向かった。

床に着いた所を見計らって、俺もベッドに潜り込んだ。
そして、おもむろに奴の股間を手で握った。

「ど!どうしたの清彦君!?」

「いや、俺と清佳の為に頑張ってくれてるパパの為に労を労ってやりたいなと思ってさ♪」

「パ、パパ!?」

「だって、そうだろう…?」

俺はそう言いつつ、かつては自分の物だった肉棒を握りしめた。




俺は夫のズボンとトランクスをずり下した。

ビコンッ!…と、肉竿が屹立する。

「ちょ、ちょっと清彦君!」

「うふ♥」

俺は夫の肉竿と、それに付随する玉が入った肉袋を刺激してやった。


肉竿はビンビンに起ち上がり、子供を作った事を誇るように反り返っている。
俺が使ってた頃よりも明らかに逞しくなっている。


俺は手で夫の性器を弄びながら言った。

「清佳が一人ぼっちじゃ寂しいだろう?」



「う、う、うほおーー!!き、清彦くーーん!!」

雄たけびを上げながら俊明(元の俺の体)は俺を押し倒した。
そして肉棒を俺の割れ目に突撃させる。

俺はその激しい行為を受け入れた。

「あん♥」

「はふ、はふ♥ぎ、ぎよひこくぅ~ん…。」


どれ位互いの腰をぶつけ合っただろうか?
俊明(元の俺の体)は俺の膣内に盛大に射精した。

俺は何か微笑ましい気持ちが沸き起こり、赤ちゃんの種を注入された自分の下腹部を撫で擦った。






性行為再開から四か月過ぎた。


今日もいつも通り清佳の育児をしているのだが、今日は気分が浮きたっていた。
さっき産婦人科で確定診断を貰って来たのだ。

夫の喜ぶ顔が目に浮かぶ、早く報告したいな♪
俺は時計を見て夫の帰宅時間を数えた。


俺は、まだ言葉を話せない清佳に語りかけた。

「ふふっ♪お前は弟と妹どっちが良い♪」


END
参加して下さった方々に御礼申し上げます。
ありがとうございました。

10/29追記
ポイント及びコメントをくださった方々ありがとうございます。
現在このリレーの登場人物を利用したスピンオフ作を計画中です。
その際は、そちらも是非御ひいき下さいませ。

11/02追記
コメントありがとうございました。
重ねて御礼申し上げます。
たちは板より
0.250簡易評価
2.80きよひこ
完結おめでとうございます。参加された皆さん、お疲れ様です。
途中から「清彦に天罰が下れ!」と思いながらも、最後は綺麗に終わって良かった。
5.80きよひこ
一見ラストは、めでたしめでたしに見えて、人生を乗っ取られた美咲先生が不憫だなと思えたり、正直な所、この話の自分勝手な清彦が嫌いでした。
でも、敏明はなんだか最後まで一途で、元はといえば彼のせいで、美咲先生の人生が捻じ曲げられたにもかかわらず、なんか憎めないキャラでした。
どうせなら、最後まで彼が美咲先生だったら良かったのにな、とか思いながら読んでいました。
それでも、完結おめでとうございます。お疲れ様でした。