悪魔の実
某漫画に登場する空想上の産物、のはずだがわずかではあるが実在する代物である。
殆どの人は知らないが知ってる人は知っているという代物だ。
大学生の俺はものすごい偶然とラッキーで悪魔の実を手に入れることが出来た。
悪魔の実は見た目からは能力がわからず、どんな力を持っているか食べてみないとわからない。
意を決して悪魔の実を食べた俺は・・・・
#1.エチエチの実を食べたエッチ人間
#2.ホルホルの実を食べたホルモン人間
#3.カワカワの実を食べたカワ人間
#4.カエカエの実を食べたかえる人間
#5.メスメスの実を食べたメス人間
#5.メスメスの実を食べたメス人間
「“メスメス♥オペレイション”」
能力を発動すると、俺の両手の指先は全てメスに変化する。
そう、メスはメスでも手術で切開するのに使うアレだ。
オス♂メス♀の方のメスだと思っていたって? それは期待に添えずに悪かったな。
メス化した指先で、俺は自分の右太ももをぐるっと一周するようになぞる。
すると…スパッとそこから右脚が切り離される。
断面は滑らかに平らで、血の一滴もこぼれない。
切断された脚を再び元の位置に合わせると、ぴったりくっ付いて、傷跡もなにも残さず元通りになる。
これがメスメスの実の基本能力だ。
物体を自在に切断し、繋ぎ合わせることができる。物体に別の物体を挿げ替えたり、接いだりも自由自在。
つまり例えば…俺の首から下を、女の体に挿げ替えることだって、できるということだ。
さて…俺は今アパートの自室にいて、フローリングの床に胡坐をかいて座っている。
俺の向かいにはソファがあって、そこには若い女性が…隣に住む双葉さんが寝ている。
俺の住むアパートは学生ばかりが住む学生アパートで、(何を隠そう俺自身も大学生である)双葉さんは近所の女子大の学生だ。
彼女は気さくで竹を割ったような性格で、俺と双葉さんはほぼ毎日出かける際に挨拶したり、世間話をするくらいの仲である。
そして…双葉さんはあまり酒に強くないらしく、サークルなどで飲み会があるたびに、べろべろになって帰って来ては、
何故か隣の俺の家に押しかけて水を要求したりする。
今日もそう…酔った双葉さんを家にあげると、彼女はソファに倒れこみそのまま寝息を立ててしまった。
これはもしかすると、このメスメスの実の能力を試すいいチャンスじゃないか…?
仰向けに寝転ぶ双葉さんの、サマーニットに包まれた大きすぎず小さすぎない膨らみが、呼吸でわずかに上下するのを眺める俺。
この、彼女の胸が俺のものになったら…!
目の前には首が切断された俺の身体が横たわっている。
そしてすぐ脇には俺の首から上が落ちていた。
俺はメスメスの身の能力を使い首から下をとりかえ、頭と顔の皮を切り取り交換した。
これにより、見た目は完全に双葉さんの物になった。
これだけではない。
なんせメスメスの実初めての本格利用だ、たっぷり実験台になってもらうとしよう。
とはいえ、実験台になるのは元の俺の身体なわけだわが。
俺はどんどん体を切り裂き、顔を切り裂き形を整えていく。腹の脂肪を切り取り胸やお尻につけたり、骨を切りサイズや形を変えていく。
結構な時間がかかったが、俺の身体は双葉さんと瓜二つの姿へと変わっていた。
流石にメスメスの力では内蔵の機能まで作りかえることはできない。
これで俺がもっている本物の女体と瓜二つのニューハーフの女体ができたわけだ。
何故こんな事をしたかって?
簡単な話だ。メスメスの力には記憶をいじったりする、力はないんだよ。つまり酔いから覚めれば大騒ぎされちゃうわけ。こうやっておけば、精密検査を受けるまで騒がれないだろ?あとは俺の姿を見せないかまたどこかでこっそりつくかえればよいだけだ。
おおっぴらに楽しむことはできないが、地味に隠れて楽しむには最高の力さ。
何より医大生である俺にはぴったり。将来は美容整形で美女を作りまくって荒稼ぎ決定だな!
さて、実験もうまくいったことだし、双葉さんには一度お帰り願おう。
目の前で横たわる本物の双葉さん――その肉体は整形されたフェイクだが――に元通り服を着せ、起こして声をかける、その前に。
俺は一旦自分の顔、本物の双葉さんから移植した顔の皮膚をメスメスの力で切り離し、先ほど作っておいた別の顔を被り馴染ませる。
これは俺本来の顔を模したマスクだ。
双葉さんのフェイクの体を作る際に余った切れ端の皮膚と筋肉を使って作った簡単なものだが、じっくり観察でもされない限りは違和感もないはずだ。
そして、身体の方はだぼっとした服で女性的なラインを隠す。喉をメスメスの力で一時的に加工し、声を低くする。
これでよし――。
「双葉さん、起きてくださいよ。ほら、ちゃんと自分の部屋のベッドで寝ましょうよ」
「ううーん…、気持ち悪い…」
まだ調子の戻らなそうな双葉さんの背中を押し、部屋に帰してやる。
そして部屋に戻った俺は、喉を元に戻し、顔を双葉さんから移植したものに張り替える。
「うふふ…ふふふふふ、ははははは!」
思わずこぼれてしまうその声は鈴を鳴らすようなソプラノで、そのことがとても嬉しくなってくる。
この声帯も、顔も、乳房も、子宮も。俺の肉体は脳を含めた頭蓋以外はほぼ全部双葉さんのものだ。
対して本物の双葉さんの肉体は、頭蓋以外ほぼすべて男の体から作ったよくできた偽物。
こうなってはもはや、俺の方が本物の双葉さんとしてふさわしいんじゃないか?
自分が作り出した倒錯的な状況にぞくぞくした興奮を覚える。
せっかくだ、今日の講義は休むことにして、今日は一日この体を楽しもうじゃないか。
さっそく服を脱ぎ捨て、生まれたままの姿でソファに座った俺は、手始めに双葉さんおっぱいを堪能することにした。
俺の興奮が伝わっているのか、火照る身体を慰めるように胸を揉む。
「あっ……双葉さんの、おっぱい…ああっ……んっ」
程よいサイズのおっぱいを揉むたび、じんじんとした甘い痺れが神経を走る。
敏感な乳首に触れれば、びりっと強烈な快感が全身を駆け巡る。
「ひあっ……んんっ……これがおんなのぉっ……」
しかし、甘い時間は唐突に終わりを告げる。
いきなり視界がぐわんと揺れると、俺は崩れるようにソファに横たわっていた。
なんだか視界はくらくらするし、どうにも身体に上手く力が入らない。
くらくらとする頭を、入学したての頃の苦い失敗がよぎる。
(そっかぁ…首から下は双葉さんだったなぁ……)
彼女の肉体で分解しきれなかったアルコールが頭に回り、泥酔状態に陥った俺は、沈み込みように意識を手放していった……。
ピンポーン。
……なんだか頭が重い。
玄関から響くチャイムの音で俺は目を覚ます。
全身が猛烈にだるい。飲みすぎたか、と昨晩のことを思い出そうとしても、ずきずきと痛む頭はまともに働かない。
ピンポーン。
ふらふらと立ち上がった俺は、適当にその辺の服を身に着けると、よたよたと玄関に向かう。ドアを開けると、いきなり双葉さんが頭を下げてきた。
「昨晩は本当にすみませんでしたっ!また清彦さんにご迷惑をかけてしまったようなのでお詫びをと……」
顔を上げた双葉さんが、驚愕の表情で目を見開きながら固まった。
下着でも履き忘れたかと思った俺は、何げなく視線を下に向けた。
俺の胸が、女性のように盛り上がっていた。
一気に酔いが醒め、昨晩のことを思い出した俺はサッと青ざめる。
恐る恐る顔を上げると、双葉さんは……。
「えっ!? あれっ!!? す、すいません間違えました!!」
他の部屋と間違ってしまったと思ったのだろうか、驚いた双葉さんは慌ててバタンと扉を閉めて行ってしまった。
危ない危ないっ!
俺は急いで元の顔を模したマスクに顔を張替え、念のためメスメスの力で一旦乳房を取り外す。
と、そこで再びピンポーンとチャイムが鳴った。
「はいはい…」
俺は何食わぬ顔で双葉さんを出迎える。
「やっぱり清彦さんの部屋であってます、よね…? さっき女の人が出たような…しかもなんだか私に似た…」
「い、いやぁ何かの勘違いじゃないかな」
すっとぼける俺。
「ううーん、昨日の酔いが残ってたのかしら…、ああそうそう! 昨晩はすいませんでした!」
思い出したように頭を下げる双葉さんを、まあまあと宥めつつ、俺は時計を指し示す。
「俺は気にしてないから大丈夫ですよ。それより時間、いいんですか? 今日は講義早いんでしょ」
「あっそうでした! 本当にすいません、お詫びはあとで必ず!」
慌てて双葉さんは廊下を走っていった。
ふう…一時はどうなるかと思ったが、なんとか誤魔化せた、かな?
とはいえ、油断はできない。
また双葉さんと鉢合わせることがあれば、今のように誤魔化すことはできないだろう。
彼女に怪しまれたり、顔を合わせたりする可能性のある行為は避ける必要がある。
そうなると、このまま清彦として外出し、次の獲物を探すというのがいいのかもしれない。
今は双葉さんの姿のままでいることが一番危険だ。
リスク回避のためには最も合理的な方法だと、頭では理解できる。
しかし、せっかく双葉さんの肉体を手に入れたというのに、それを楽しまないというのも勿体ない気がする。
いつでも出来ることだとは言っても、昨晩は不完全燃焼だった以上、双葉さんの肉体をもっと味わいたいと思ってしまうのは、やはり仕方のないことだろう。
あるいは、双葉さんとしてオシャレを楽しむのもいいだろう。
双葉さんが大学に行った後、メスメスの実の力で彼女の部屋に侵入し、衣服を拝借する。
そうして女子大生になりきって、街に出る。
次の顔も物色すれば一石二鳥だ。
問題はその姿で双葉さんと出会ってしまうリスクがあることだ。
彼女の大学やバイト先さえ避ければそうそう双葉さんに会うことはないはずだが……。
迷った末に、俺は……。
この双葉さんの体で出かけよう。
双葉さんは大学に向けて出かけてしまったし、しばらくは戻ってこないはず。
だから今のうちに彼女の衣服を借りて、彼女の行動圏から離れた場所に移動しよう。
帰りは彼女が眠っているであろう深夜にこっそり帰ってくればいい…。
それまでには新たな獲物からパーツを拝借して別の姿になっているかもしれないしな。
メスメスの力は一応無機物に対しても発揮できる。
つまり、お隣である双葉さんの部屋との間を隔てる壁を切り抜いて、元通りに塞ぐことも簡単。
双葉さんの部屋はなんというか…雑然としている。
酔った彼女を連れて何度か入ったことがあるから知っているが、彼女はあまり片付けが得意でないようで、洗って畳んでいない洗濯物がカゴに山積みになっている。
その服の地層の中から、借りても気付かれ無そうで、かつ俺でも着れそうな無難な服を物色していく…。そうそう、下着も忘れないようにしないとな。
洗濯カゴで下着等を物色していたら底の方に凄いモノを見つけてしまった!
大胆なハイレグの黒色のビキニ水着だ!
双葉さんがこれを着用している姿を想像し鼻血が出そうになる。
双葉さん、かなりの美人だものな。
スタイル良いし。
てか今の俺は双葉さんの身体なんだしこのビキニは双葉さんの身体にぴったり、つまり俺にぴったりなハズだ!
ビキニを掴み自分の部屋に戻った。
部屋には友人が押し付けていった大きめな姿見がある。
普段は邪魔と思っていたが昨夜からは大活躍している。
俺は水着に着替えると鏡の前に立つ。
めちゃくちゃ似合う♥️
俺は調子に乗ってセクシーポーズをしてみたり楽しみ始めた♪
あまりの快感に失神していた。
気付けば鏡の前でセクシーポーズを開始してから2時間近く経過していた。
双葉さんのビキニ水着&セクシーポーズに興奮、オナニーに移行して絶頂失神してしまったのだから仕方ない。
俺は急いでシャワーを浴びて、洗濯篭から昨日双葉さんが着ていた服に着替えて電車で1時間程の隣の県に向かった。
誰かと待ち合わせるそぶりでベンチに座った俺は、道行く人々を眺め獲物を物色する。
とは言っても、昼過ぎの駅には若い女の子なんて全然歩いていない。
もう少しオナニーで時間を潰してもよかったと思っていると、大学帰りと思しき女性が改札から出てきた。
ロングヘアを茶色く染めた彼女は、身長こそ小さいが双葉さんよりも立派なものをお持ちのようだ。
顔もかなり美人だし……決めた、あの娘にしよう。
俺はバレないよう距離を開けながら彼女の尾行を開始した。
俺に気付きもせず呑気に歩いている女性を追いかけて10分ほど、彼女は自宅と思しきマンションに入っていった。慌てて追いかけ、彼女が入るのに乗じてエントランスに滑り込む。
人の気配に一瞬振り向いたものの、俺を住人の誰かの客だと思い込んだらしく、彼女は郵便物をチェックし始めた。
俺はちらりと視線を向け彼女の部屋番号を確認し、エレベーターに乗り込むと、ドアを開けて待つ。すぐにやってきた彼女は、すみません、と会釈しながらエレベーターのボタンを押す。声もなかなかかわいい。大学で運動してきたのか、少し汗ばんでいるようだ。
俺たちを乗せたエレベーターは、彼女の部屋のある階の一つ下の階で停まる。
エレベーターを降りた俺は階段を上ると、そっと廊下の様子を窺う。すると、ちょうどドアが閉まるところだったので、その部屋の表札を確認する。部屋番号はエントランスで確認した通りだった。
「ふぅん、結城さんかぁ」
程なくしてシャワーの音が聞こえ始めたので、俺はドアを切って彼女の部屋に侵入した。
こっそりと足音を忍ばせて部屋へ入る。
入ると直ぐ右には台所、左はトイレとバスルーム、真っ直ぐ行った扉のその奥が彼女の部屋のようだ。
ひとまず、音を殺しつつ冷蔵庫を開けると、目当てのものを発見した。
そう、ミネラルウォーターだ。
運動するなら買って置いてあるんじゃないかと睨んでいたけれど予想通りだ。
飲みくちの直ぐ下を能力で切り、睡眠薬を入れて元に戻す。
開いた痕が全く無くなったミネラルウォーターを振って睡眠薬を溶かし、それを冷蔵庫に置き直した。
さて、あとは待つだけなんだけど、まだシャワーの音が聞こえていることだし、折角だからお部屋を拝見してみるか。
ドアを開けて中に入ると、部屋は水色を基調としたパステルカラーの小物で彩られ、綺麗に整頓されていた。
まるでドラマとかに出てくるような、まさしく女子の部屋って感じだ。
ベッドがちょっとくしゃっとしているのが目立っているのは、普段からこんな感じに片付いている証拠だろう。
おなじ女子なのに双葉さんとは大違いだ……
左側にあるのはウォーキングクローゼットだろうか。
あそこなら隠れられそう…
その瞬間、後ろからドアが開く音。
え、もう少し余裕があると思ってたのにもう出てきたの?
「ふんふふーん」
マズイ、このままじゃ鉢合わせになってしまう。
どうせこの手の部屋はコンパチなんだから、隣も同じ間取りのハズ!
能力を右側の壁に使ってお隣りのウォーキングクローゼットに緊急避難だ。
「え、う、うわぁ!」
壁を抜けた先に居たのは中学生くらいの少年だった。
あ、あれ?
予想と違うぞ?
「だ、誰だよ! どこから来たんだよ!」
まずいな、騒がれるとお隣まで聞こえちまう。
「ちょっと静かにしててねぇ…」
にこやかに言って、能力を少年に振い、頭だけにして側にあった布団に押し込む。
気管につながらなければ声は出ないからね。
「…!…!?……」
怖がっているのが分かるけれど、まあ諦めてもらおう。
ん?
ココには丁度結城さんと同じくらいの背格好の少年の体。
そして、スタイルは結城さんに劣るとは言え、感度が良かった、双葉さんのからだ…
よし、この少年の体、有効に使わせてもらおうか。
布団を開けると、いい感じに意識を失った少年の頭。
うん、まだ男くさくない感じだし、ヒゲも生えてない。
ただ、ちょっと男顔よりだな。
額を削って鼻を細くして顎のエラを減らしてみよう。
うん、目は元から大きめでまつ毛が長いから、大分女っぽくなった。
能力を使って双葉さんの首から下を少年の頭に付ける。
逆に少年の首から下に自分の頭を付けてっと。
うん、これでよし。
そこには双葉さんの服を着たマニッシュな女性が寝ている。
悪いけどこの体借りるよ。
代わりにそのからだあげるからね。これから美女としていきていってね。
さて、次々。
まずは、このからだを作り替える。
壁に少し穴を開けて結城さんの部屋を覗きこむ。
ベッドが盛り上がり、大きな音がしないということは、うまい具合に睡眠薬を飲んで寝入ったみたいだ。
改めて結城さんの部屋に入ると、やはり彼女は何も知らずに熟睡している様子。
よし、今のうちに仕込みだ。
手足のサイズはほぼ完全一致、肩のサイズは心持ちこちらが大きいかってくらいだから、まあ弄らなくて大丈夫だろう。
問題は手の甲、足の甲、ウエストの位置と首の太さ、腕の太さと脛の太さか。
ついでにムダ毛もツルツルにしておこうかな。
バスルームで気になる所を整えて結城さんの体型に近づけていく。
ひと通り直し終わったら部屋を漁って、結城さんの服で女装した。
パステルグリーンのショーツとブラに淡い水色のオフショルダーワンピ、白のニーハイ。
男の胸でペッタンコのブラに削った体から作った彼女のおっぱいと同じサイズの偽乳を詰めれば、完成だ。
顔は双葉さんだから、鏡に写るのは結城さんの服を着た完全に普通の女子そのもの。
でも、ワンピの下には若さでギンギンにそそり立った男のモノがある。
ちょっと興奮しすぎて暴発寸前だけど、この後を考えるとそれくらいが丁度良い。
「うぅん…」
お、そろそろ起きそうだな。
同じベッドに入って頭をくるっと入れ替える。
偽物が本物に、本物が偽物に大変身だ。
おっと、これ以上の男性化はしないように彼女のアンドロゲン受容体を破壊してっと……
さあ、女子大生の結城さん、君はこれから女装子大生の結城くんだよ。
男として自分のものだった女の体を気持よくしてもらうぞ。
「……誰?」
目を覚ました結城さんは、隣に横たわる見知らぬ女を睨み付ける。
「どこから入ったんですか?通報しますよ?」
「通報すればいいんじゃないの?『部屋に私の服を着た変態がいます』って。……ただし、その場合捕まるのはあなただけど」
「……どういうこと?」
「まだ気づかないの?結城『くん』?」
「『くん』?まさか…………えっ……」
俺の言葉を受けて股間をまさぐった彼女は動揺を隠せない様子だ。
「男の娘になった気分はどう?」
「戻してっ!今すぐに!!」
「考えてあげてもいいけど条件があるわ。……私を犯しなさい」
「犯す?」
「私を気持ちよくしてもらいたいの。……あなたがぶら下げている男のモノで!」
ワンピースをまくり上げると、今にも暴発しそうなほどにギンギンに怒張した肉棒が露出する。
実際に自分の身体から『生えている』ところを目の当たりにした結城さんはショックを隠せない様子だ。
尤も、彼女の肉体も今は俺のものになっているわけだが。
「あなたがいつもオナニーしているように私を愛撫して、それから私のアソコにその逸物を突っ込みなさい。そうしたら、股間を元に戻すか考えてあげてもいい」
自分の身体だとも知らずにヤらせた方が興奮するので、あえて彼女には肉体を奪ったことを教えないことにした。
終わった後で教えるのも、もしくは何も知らないままでいさせても面白そうだ。
「……絶対に戻しなさいよ」
渋々といった様子で結城さんは後ろからおっぱいを揉み始める。
背中に当たる偽物のおっぱいとガチガチのちんぽに優越感を感じながら、彼女の愛撫に身を任せることにした。
右手で右のアンダーバストからトップバストまで撫で上げて、乳首を爪で刺激する。
左手は女の子へと進み、中指を曲げると親指でCを作って小さな豆を摘みあげる。
熱い吐息、激しい動き。
必死な彼女のそれと反比例して、俺の心は冷えていった。
はっきり言って、全然気持ちよくない。
確かに、全く気持ちよくないといえば嘘になるけれど、双葉さんの体でオナニーした時と比べたら、まるで特急と急行くらいの違いがある。
「ほ、ほら、気持ちいいでしょ?」
涙目になりつつ真っ赤な顔で息も絶え絶えに言う結城さん。
うーん、確かに彼女は何時もこれで気持ちよくなってるんだろうけどさぁ……
「そうね、じゃあ、今度は私が気持ちよくしてあげる」
うん、これなら俺の方から攻めるほうがまだ楽しめそうだ。
後ろを向いて今度は俺が彼女に襲いかかる。
「え、ちょ、ちょっと、ん~~~!」
有無を言わさずその女性らしい美人顔にディープキス。
女同士の柔らかな唇の感触が心地よい。
そのまま彼女の上顎をぐるりとなめて舌を絡める。
しっかりと歯を磨いて寝たのか、臭みは全然なかった。
「ぷはっ」
そのままワンピをまくり上げて、服を脱がしてしまうと、改めてベットに押さえつける。
ブラにに手を突っ込んで偽乳を放り出すと、ペタンコの男のおっぱいが現れる。
「わ、私のおっぱい……」
声変わり期の少年特有のかすれ声でそうつぶやく彼女は、でも、この位置から見るとただの貧乳な女性にしか見えない。
フロントホックのブラを外し、胸板をペロペロと舐めてやる。
「ちょ、ちょっと、くすぐったい!」
やっぱりまだ性感は開発して無かったか。
こっちを攻めるのは止めよう。
必死に体をくねらせて愛撫から逃げようとするのを力づくで押さえつけ、更に下へ。
「あっ、そこはダメっ」
そこにはずるむけになった彼女のムスコが居た。
「動くなっ!」
ビクッとして固まった彼女のムスコを彼女の形の良い大きなおっぱいで包み込む。
おっぱいごと彼女のムスコを揉むこと数度。
「えっ、あッ、らめっ」
立ちションベンもかくやというほどの勢いで熱いものを俺の顔に迸らせて、彼女は果てた。
部屋に立ち込めていた香りの良いアロマはイカ臭い男の精液の臭いが混じって、スケベな臭いに成り果ててしまった。
「え、こ、これ、私が」
呆然とする彼女に精液で濡れたキスをお見舞いする。
「そう、アナタが出した”オス汁”」
ショックから戻りきれていない結城『くん』の萎えたムスコを手で擦る。
ザーメンをローション代わりに上下させてやると、すぐに固くなり始めた。
「ちょ、ちょっと止めて下さいッ!」
真っ赤になって俺の手を両手で掴んで止めようとする彼女。
本気で抵抗しているのはわかるんだけど、その体、結構削っちゃったから、全力でも小学生くらいの力くらいしかでないんだよね。
必死に筋トレしたら、まあ、並の女性程度にはなるかもだけど。
だから、気にせずムスコ弄りを再開する。
彼女の手は俺の手を止められずに引きずられて、むしろ自分でオナニーしているよう。
「あぅ、あっ」
あっという間にまたギンギンに。
さて、もっと弄ってあげようかな。
さっきカレのムスコの精原細胞を結城さんの卵祖細胞のもので上書いて、今後精子は結城さんの遺伝子しか持たなくなるように仕込んでおいた。
つまり、今はともかく、一月もすれば、結城『くん』は自分の遺伝子を持った子供を孕ませられるようになるわけだけれど、
どんどん空打ちさせてあげればその代謝速度も早くなるかもしれないし。
そう、当然だけど元に戻してあげる気なんて微塵もない。そんなことしたら隣の美女になった彼と不公平だろ?
よし、このまま手コキを教えてあげよう。
一度手を離し、俺の手を掴んでいた彼女の両手を彼女のものだった俺の両手で反対に覆うと、自身のそそり立ったモノを掴ませ、そのまま前後に動かす。
「ひぃっ! やめ、やめてっ……!」
真っ赤になりながら手を離そうとする彼女の泣き顔とは対照的に、さきっちょからは我慢汁が溢れだしてきた。
同時に次第に彼女の抵抗が無くなって、自分で動かしていくのがわかる。
こちらは力を少しづつ抜くのと同時、彼女の指をモノの敏感なところを刺激するように誘導する。
「はぁっ、やっ、やだっ、だめぇ……」
涙目でそう言いながら、熱に浮かされたような表情で腕を動かす彼女。
もうこちらは何の力も入れず手を添えているだけだと言うのに。
やがて放たれる第二射。
ほぼ斜め30度で発射された白い塊は、俺の巨乳に着弾すると、粘性を保ちつつ、ドロリと彼女のものだった体を汚しつつ滴り落ちていく。
「あらぁ、そんなにおっぱいが好きなの?」
わざとらしく巨大な胸を結城さんに押し付けて迫る俺。
「そっ、そんなこと、ない、です……」
そう言いながらも、さっきまでこちらに視線を合わせないようにしていた結城さんの視線はもう、俺の顔とおっぱいから外れない。
「そんなに好きだったら、また、おっぱいでしてあげよっか?」
ぺろりと唇を湿らせて、薄目でそう問いかけてみる。
「べっ、別に、そんなの……
貴女が好きだったらやっても良いけれど」
怯えるように、自分の身を守るように細い腕で華奢な体を抱きしめてそういう彼女。
しかし、目をそらしつつも真っ赤な顔は期待に満ち、股間はというと、三度目なのにまたビンビンになって、こちらの行動を待っている。
だが、それには敢えて載ってあげない。
「ん~? 別に私が好きってわけじゃないんだけどなー。
貴方が好きそうだから、やってあげてもいいよってだけだし。
いろいろとやって見せてあげたし、じゃあ、攻守交代ね。
もう準備できたでしょ?
だったら今度こそ私を満足させてみてよ」
にんまりと悪い笑みを滲ませてカパッと股を開いて座り込むエロ蹲踞の姿勢。
この姿勢は女性の中身が自然ともろ出しになるんだよな。
「え、ちょ、ちょっと、ちょっとまって。
わ、わたし、そういう下品なのは……」
手で顔を覆いながら否定する彼女。
だが、指は開いていてこちらを凝視しているのはまる分かりだし、ムスコさんもお腹にくっつきそうだ。
うーん、そういえば、俺、結城さんの女性自身は確認し忘れてるなぁ。
胸が大きくてこの角度からじゃ見えないし。
どんな感じの中身なんだろ。
「そうね、じゃあ、ちょっと休憩にしましょう。
お風呂を貰うからベッド、片付けておいて」
そう言い置いて机の手鏡を片手に風呂場へ向かう。
そう、やっぱり責めてるだけじゃ悶々とするし、物足りない。
オナニーが必要だ。
冒頭の方を消しましょうかね?
冒頭の方を消しましょうかね?