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人体パーツショップ(仮題)

2018/07/23 19:05:28
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「なんだ?このお店」

彼女とデートにきたショッピングモールでその店を見つけた。
いつまでたっても終わらない買い物に嫌気がさし、トイレに行ってくると抜け出してきた途中、フロアの一角に見覚えのないお店を見つけた。
外から中の様子がよくわからないがなぜか気になり入店してみた。
そうして見つけたのがこのパックに入った物だ。
いやこれだけではない。あちらではネットに入ったおっぱいや、紐でぶら下げられたペニス、お尻がいくつも並んでる棚もある。
そして、所々に下取りお受けしています。とポスターが張ってある。

「お客様、当店ご利用は初めてですか?」
不思議に思っていると、店員さんが話かけてきた。
「えぇ、まぁ」
こんな趣味の悪い店なんて利用するわけないだろ…と思いながらも態度に出さない。
「おや??あなたもしかして…ふふ、久しぶりですねぇ。これは楽しそうだ」
「は?なにがです?」
「いえいえ、こちらの話でございます。さて、当店ご覧の通り人体のパーツを取り扱っておりますので、お好きな箇所を自由に取り替えられます。
下取りお受けしていますのでお値段もリーズナブルですよ?」
はぁ???何言ってんだこのお姉さん。意味がわからん、気味が悪いな。

「はは、お疑いですね。あぁ、お客様お連れ様はいらっしゃいますか?
…おぉ、それなら話は早い、是非当店にお呼びになってくださいまし」
はぁ??こんな店に彼女を呼んだら俺が怒られるだろうが、嫌にきまってるだろ。
「いや、それはちょっと…」
「大丈夫ですよ、彼女はきっと喜びます。ほらこんなふうに」
おもむろに短いスカートを持ち上げる店員さん。なんとそこには美女の見た目とは裏腹に俺が普段見慣れてるものが鎮座していたのだ。
「え!?な!!??」
突然の行動に慌てたがそれ以上に光景を飲み込めない。

え??ニューハーフ??
「先ほど説明しましたよね?交換できるって。大丈夫ですよ、お連れ様をお呼びになってください」
「は、はい」
呆然としながら、電話をかける。衝撃がでかすぎて思わず連絡してしまった。
そして、彼女の反応は意外なものだった。店名をつげると、有名なお店で行ってみたかったと喜び、すぐにこちらに来るというのだ。
え?あいつこの店知ってるの??
「お連れ様とご連絡とれたようですね、ご到着まであちらにお座りになってお待ちください」
(久しぶりにこの店を当たり前に思わないお客様ですからね、たっぷりリアクションを楽しませてもらうまで返しませんよ?)
輝くばかりの笑顔で店員さんが進めてきた椅子に座り、彼女を待つことにした。
店内を見回すと数人のお客さんが入っているようだ。わかりにくい店構えだったがけっこう繁盛してるのか??
しかし、さっきの説明どういうことだ??他のお客さんみてればわかるかな?
彼女は十分もあれば着くだろう。それまで他のお客さんの様子を観察することにした。


何か不気味な店に思うのに、カップルや、女友達普通にウィンドウショッピングしてる感じでニコヤカに本物そっくりの性器やおっぱいを物色している。
どう見ても趣味の悪い大人のオモチャ屋だし、見た目普通なのにこいつらそうとう好き者ってことだよな。
ていうか、そういうことはこの店に来たがっていた俺の彼女も…?
なら今晩は一気に…そう、あのイボイボのペニス型バイブでトロトロにしてから、俺のモノで…

て、試着室ってなんだよ。これ実際に付けてみたり試したりするのか?他人が使った物はちょっと抵抗あるよなぁ、さすがに。
…?…
あの試着室、確かカップルが入ったと思ったのに、女の子二人が出てきた?他の女の子同士のウィンドウショッピングの子のほうだったっけ?

「あ、お待たせ~清彦。清彦、真面目だからこういうお店来ないかと思ってた~。来たかったのよ~」
まぁ、女の子としてはなかなか言い出せないよな。
「で、どれにするの?」
「あのイボイボの…」
「きゃー、思ったよりやる気まんまんなのね」
うわ~嬉しそうだな。これは期待できそうだ。
「じゃね、私は…あら?これ女子校生のなのに安いのね」
「はい、かなり淫乱という特殊なもので、売れ残りまして…」
「じゃ、これにするわ」
これまた最初に見たリアルなオナホール。これでシコシコしてくれて、互いは綺麗な体のままで、ってことなのかな?
ちょっとがっかりだが、そこまでいけばなしくずしに…
「じゃ、すぐ取り替えてくわね。気に入ったら下取りで頼むわ」
こうしてモノを持って二人で試着室に入った。取り換える?何のことだ?

「あっ!お客様、お待ちを!」
「なによ?早く試着して試してみたいのだけれど」
「いえ、お客様のお連れ様と先ほど話していたのですが、どうやら当店初めてのご様子でしたので。
いかがです?その股間の他に当店おすすめのフルコースセットのご利用などいかがでしょうか?
ちょうど大きくて感度のみよいおっぱいも入荷がありまして」
「なるほどー…んふっ、それもいいわね。わかったわ、お願いします。下取りできるのはオール下取りでおねがいね。」
??どうなってんだ?なんか彼女と店員さんで話がすすんでるみたいだけど。フルセットってなに??
「わかりました。それではお先に彼女様の試着と購入済ませてしまいましょうか。彼氏様はこちらで少しお待ちを」
すると、彼女と店員さんが二人で試着室に入っていった。
おいおい、あの店員見た目は美女だけど男なんだよな?大丈夫かな??
中の様子を聞き耳たててみるが、よく聞こえない。少なくともトラブルはなさそうだ。

しばらくすると扉が開き彼女が出てきた。
「おまたせー。私これ気に入っちゃったわ。タマタマも大きいし、棒もバッチリガチガチサイズになるんだもの。あ、店員さん私のやつは下取りお願いね?」
「おいおい?ぴったりって店員さんの前で使ったのか?ていうか下取りってなんだよ」
彼女の発言に驚き問い詰める。
「え?下取りって私のオマンコにきまってるじゃない。ほら見てよ、このチンコ私にぴったりなの。」
そういってスカートをまくり上げた彼女の股間には、先ほどの店員さんと同じく男のものがぶら下がっていた。
「おっ!!おま!、そ…それ!!」
なななな、なんだ!どうなってんだ?
「お待たせしましたー、彼氏様のセットご用意できましたので、ご一緒に試着室へどうぞ」
混乱している間に彼女に手を引かれ試着室に連れて行かれる。
試着室というには少し広いそこにはいくつかのカゴが置かれていた。


「ではお先に説明をさせていただきます。セットと申しましたがいくつかご用意させていただきました。
股間については、先ほどの『淫乱女子校生のもの』と、『通常のもの』がございます。
腕と足はそれぞれ細さで2種類ずつございます。
乳房については、先ほど申しました『Dカップ相当の感度の良いもの』と、
『感度は普通ですがGカップ相当のもの』がございます。
頭の方はセミロングとロングを中心にいくつかご用意させていただきました。
全ての部位をご購入していただければ、セット割引が適応されます。
もちろん、一部のみのご購入でも構いません。」

カゴを見てみると、今言われた物らしきものが入れられている。
おっぱいのようなボールに、マネキンの手足のようなものなど…
「ありがとうございます。じゃあ、早速試着してみようか」
カーテンが閉められる。試着ったって…着る物なんかないじゃないか。
「どれから着けてみる?私が決めちゃってもいい?
勿論股間は女子校生のものでー、おっぱいはGにしよ、これくらいないとはさめないしねぇ。後はどうする??」
いそいそとパーツの選別をする彼女、そんな彼女の股間には男のモノが……
「ちょ!ちょっとまて!その股間どうなってんだ?!!!」
ようやく正気に返った俺は彼女を問い詰めた。
「何って?さっき交換したやつよ?あれ、ごめん、もしかしたら違う奴がよかった?」
「いや、そうじゃなくて!交換てどうゆうこどだよ!?オマンコはどうしたのさ!」
「え?それなら下取りだしちゃったけど。パーツ交換屋さんなんだから交換するのは当たり前じゃない。ほら、試着するから服ぬいでよ。」

俺の抗議は虚しく、下を脱がせられ下半身丸出しにされてしまった。
「ほら!下だけじゃないんだから早く上を脱いでよ!」
あぁ、きれてる。こうなったらなにをいっても聞きやしない。しぶしぶ上を脱ぎ始めると彼女が俺の股間をもぞもぞとさわり出す。
服で見えないが何をやってるんだ?一度手を放したと思ったらまた触ってくるし。
服を脱ぎきった俺の目の前にはよくみた者が突きつけられていた。
「はい、脱いでるうちに下交換しちゃたからね。」
俺のものと同じ所にほくろがある。少し大きく見えるが俺のものそっくりだ。
下を交換ってどういうことだ?そういえば彼女に股間を触られたのにあれが勃ったような感覚がない。
視線を下に向ける…俺のチンコが…ない!?驚きのあまり腰が抜けて尻もちをついてしまう。

「ちょっと、急にどうしたの?…あっ、先に足を交換するのね。手伝ってあげる」
彼女が俺の右の腿を掴み引っ張る。痛…くない。それどころか右足の感覚がなくなっている。
その手には白く細いマネキンの足と、俺の肌の色をした足。
…そうか、これは夢だ。俺、目が覚めたら彼女との待ち合わせ場所に向かうんだ…
唐突に足の感覚が戻る。見ると俺の右足が白くなっている…というより、俺の足じゃなくなっている。
左右では肌の色も長さも違う。だが指を曲げてみるとどちらも同じように動く。
左足も同じように引っ張られると簡単に取れ、そこにマネキンの足を押し付けられる。すぐに足の感覚が戻る。
「今度は腕ね」
あっという間に俺の腕は外され、代わりに白い腕を付けられる。
ぼんやりした頭で手を見てみると、俺のややゴツゴツとした男の手ではなく、
細くしなやかな女性の手にしか見えない。指は俺の意思通りに動く。

「もう、そんなに見とれないでよ。これからいくらでも見れるんだから。
じゃあ次はー…おまちかねの、こ・れ♪」
彼女の持つカゴの中には大きなおっぱいボール。乳輪や乳首までリアルに作られている。
「まずはあなたの胸を取って…」
脇の下に彼女の手が入れられる。そこを摘ままれて引っ張られると、
俺の胸がシールのように剥がれていく。といっても男の胸だから大した変わりはない。
男には不必要な乳首がなくなったのと、ちょっと胸板が薄くなっただけだ。

取れた俺の胸をカゴに入れておっぱいボールを取り出す彼女。
「うわ、Gカップのおっぱいってこんなに重いのね…あとで下着も買わないとね」
俺の胸にボールが押し付けられる。すると胸にずしりとした重みが掛かる。
彼女が手を放したので思わずボールを押さえる。むにゅっとした柔らかいボールの感触と、胸に触れられている感触…え?

「ちょっと、楽しむのは買った後でしょ?」
その声に目を向けると、彼女は女の子の顔写真が付いたマスクの入ったカゴを手にしていた。
何枚かの写真の下には性格と書かれてる。
「ここまで私が選んじゃったから、顔はあなたが選んでいいわよ。あと性格は元々のなら無料で付けられるんだって」
…よくわからないが、このマスクから一つ選べということらしい。
わかるのは、早く選ばないとまた彼女が決めてしまうだろうということだ。
「ほら、ウエストとお尻変えてるあいだに決めちゃってね。」
くるくるとラップをはがすように俺のお腹や背中の肉とそのままお尻をはがしながら彼女がいう。
はは、本当なんだこの夢。不思議な夢だなぁ。
投稿にあたり、改行の追加・削除及び一部を修正させていただきました。
(句読点の追加・削除、かなの部分の変換、誤字と思われるものの修正など)
たちは板の某きよひこ
0.850簡易評価
5.無評価きよひこ
続きが読みたいね
16.80きよひこ
これかなりいいなあ