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改編された初夜とされない初夜

2018/07/18 16:23:44
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人生最高と言うのはきっと今日のような日を言うのだろうな。
初夜を終え少しグッタリしながらも俺は全身満足感に包まれながらそう思った。

初夜と言っても式も入籍もまだだから、初夜と言う呼び方は正しくないのかも知れないが婚約は成立したので初夜でいいだろう。
コミュ力の低さ故に女にはモテず、女性経験が一切なかった俺だったがついに彼女にプロポーズしヤったんだよなぁ。
少し離れた場所にあるベッドでスヤスヤと寝息を立てている彼女を見ながら俺はきっとニヤけていたと思う。

あー、やっぱりいいよな。
最愛の女性がすぐ傍にいるって。
そう思い彼女の顔をみると今度は思わず口に出してしまった。
「あー、やっぱりいいよな。最愛の『男性』がすぐ傍にいるって」

あれ?
俺ってば今何かおかしな事を口走らなかったか?
最愛の相手が男性だとか?
何を言ってるんだか俺は。
俺は男なんだから結婚相手は女に決まってる。ヘテロだもん。

同性で××なんてケースもないとは言わないが今の日本じゃ異性間でないと結婚できないし俺は異性愛者だ。
結婚相手は『男』に決まっているだろう?


「あれっ?」
またしても奇妙なものが浮かんだような気がした。
プロポーズと初夜とできっと俺も疲れているんだろう。
ならここはぐっすり眠ろ…『いや、さっきの事とかを思い出してみよう』。


俺の隣でぐっすりと眠っている髪の長い美人が俺の彼女にして未来の嫁である、代初(ダイハツ)双葉だ。あと、もうすぐ本田双葉♥
気が強くグイグイ来るところがあるから、同い年だけどお姉さまか兄貴って感じの美人さんだ。…どちらかと言えば可愛い系か?

まぁそんな兄貴姉貴も、眠っていれば可愛さばかりが前面に押し出されとにかく可愛い女って印象になる。
考えてみれば双葉ってやたらとミスマッチかもな。
可愛い系の顔と、兄貴っぽい性格、背は高めで体つきはキレイ系、でも胸は大きいカワイ子ちゃん。
何となくチグハグではあるが男女問わず人気のある双葉が俺なんかに近づいてくれたのはラッキーとしか言いようがないよな。

名前が双葉で胸がこんなに大きい、さっきヤった感じからしても双葉は女に決まっている。
なんか男とか口走ったのはどっかの女が双葉さんの方が彼氏力高いとかほざいた影響だろう。
だが、ヤジはうざいが自分の彼女がファンの付くほどの人気者とか『彼女』としてはむしろ鼻が高いくらいだ。
ここはさっきのセックスでも思い出して悦にでもはいろうか。


モテない俺はガチ童貞だが、フタバが処女と言うのは少し意外だったな。
少し押せ押せな所は賛否分かれるが、陽気で誰に対しても親切な双葉はモテるモテる。
だから「実は私って処女なの」宣言には緊張が一瞬どっかヘ行ってテンションが上がったな。

豊かで柔らかそうな二つの山、こんなに立派な胸も俺の好きに出来るんだ。
そう思うと高笑いをしてしまいそうだ。
キスをしていきなり本番だったから双葉の胸を十分には味わえなかったけど、結婚するんだし欲しくなった時に味わえばいいさ。
俺にはないこの『逞しい胸板』に顔をうずめる幸せは取り敢えず明日にでもしよう。

相変わらずさっきから何かがおかしい気がするが…まあ双葉の事を考えるのは楽しいしこのまま続けるとしよう。


双葉はキスだけで感じるらしく『俺』の股間はいきなり濡れ濡れになった。
ずっと嫌だったけれど俺と彼女の身長にそんなに差はない。
彼女が高めで俺は低め、一応は俺の方が少し大きくギリで彼氏の面目を保っていたが…危なかったな。
ただキスしながらセックスするにはこの微妙な身長差が丁度良かったっけ。
俺も今日はフタバとのキスだけで興奮しちゃって、いきなり『濡れ』ちまった程さ。


俺の頭の中に沸いて出てくるノイズのようなものは一体何なんだろう?
ただ気持ちの良かったものを思い出すのは結構、楽しいし気持ちも良い。
なので第二ラウンドの事も思い出すか。


膣が一杯になる程に射精をした『双葉』だったが気力の問題かすぐに第二ラウンドに突入した。
実は意外と『双葉』って性豪だったりするのかな?
ん?双葉は意外でもなく性豪か。
とにかく性欲溢れる双葉のお陰で第二ラウンドだったよな?

しかし双葉の体は本当に凄かった。
『彼のペニスは』もう一生忘れられないくらい気持ちが良かった。
何度もキスをしキスをされ、その度にチンコを膣の中に挿入『され』イきそうになる。
双葉の『太くて逞しいペニス』は俺のモノとは次元が違う。
何度も何度もピストン運動をする『双葉』に『俺は気持ち良さのあまり大きな喘ぎ声をあげた』っけな。

チンコを挿入されて気持ち良く喘ぐ『俺』って可愛かったよな。少し苦しそうだったが。
一度射精をした『と言うのに一向に衰えないフタバのペニス』に『俺』は赤面しつつ眺め挿入をせがんだな。
だんだんと早くなるピストン運動に『俺はすっかり骨抜きになった』。
このペニスを毎日『自分に挿入して欲しい』って思った。
『この太く素敵な』ものを存分に味わえる自分って幸せ者だと思った。
それくらい『初夜で彼に抱かれる女は』幸せなのだ。

双葉の太く大きなチンコを挿れられ悦ぶ自分の姿を何度も思い浮かべてしまい、おかしい事とは思いながら少し興味を持った。

とは言え俺は男なんだ。『少なくとも生まれた時は。』
だから興味を持つのも異性である女に決まっている。
未来の嫁さん『に抱かれ』絶頂を迎えたいと思うのが俺だ。


この奇妙な男女逆転思想が所々で現れるのは偏に俺に男らしさが足りず、双葉に男気があるせいだろう。
プロポーズをしたのは一応は俺の方になるがそれは双葉のアシストがあってこそだ。
そもそも最初に告白してくれたのって双葉なんだよなあ。

付き合い始めてから九か月ほど、付き合う前の友人知人関係含めても一年あるかどうか。
付き合いだしたのも深い関係に慣れたのもフタバの活躍があったからこそだ。
そんな素敵な『男性』が俺の結婚相手…考えると顔が緩んでしまう。

男らしい双葉にキスをされ『太く逞しいモノを挿入して貰い』俺は股間を『濡らして』続きを求める。
バテ気味の俺はフタバにリードして貰う形で第三ラウンドに突入できた。
『彼の胸板』を味わいながら今度は双葉が動き『俺』の胎内で『双葉』のペニスが大きくなるのを思い出し気持ちの良さも戻ったような気がした。

『逞しい彼の胸板』を思い出すだけで俺は興奮し喘ぎ声を出す。
そして自分がどんなに幸せな『女』かを噛み締めるのだ。

「まさに『女』冥利に尽きるってヤツかぁ」


口にした事で俺はさっきから感じていた違和感の正体に気がつく。
いや、さっきから薄々感づいてはいた。
何故か思考の中で俺が女になって双葉が男になってるような感覚はあった。
ただ寝ぼけ頭で気付きにくくなってたのと別に無視してもいいやという気持ちから気にはしていなかった。
だが流石に自分が女だなんて、しかも双葉が男だなんておかしい。

どうにかこの違和感を払拭できないだろうか?
そう思いながら俺は考えを巡らす。


巡らせた結果、自分に関する説明文を作っておけば自分の性別が男であると実感できるという結論に至った。
俺の名前は、本田清彦、コミュ力や覇気にやや欠けるごく普通の男だ。
ただ一つ普通でないのは俺の嫁さんが誰からも好かれるような人気者の美女という事だろう。
「ああ、コレだ」
取り敢えず手ごたえは感じた。


その双葉は実にいい『男』で俺が『彼のお嫁さん』になれたのは今思い出しても奇跡としか思えない。
平らな胸と半端に低い声、肌の綺麗さも『彼』に劣ってるし自分に『女の魅力』がないのは良く分かってるからね。
でもそんな『彼』は少し強引な所があるけど優しくて、さっきのエッチでだってそう。
自信のない『処女の私を優しくリードしてくれて何度もイかされて』。
また『して欲しい』って思うくらい良かった。


双葉に『抱いて貰った』時の感触を思い出し俺は少しエッチな気分になった。
体の昂りは中々激しいものだった『ので双葉が欲しくなってしまった』
だから双葉をもう少し近くで感じていたいので俺は隣のベッドへと移動した。

俺の最愛の人を見る。
すやすやと眠っている双葉は何度見ても魅力的だ。
整った顔立ちと高めの身長には惹かれるものがある。
触ってみたいという欲求はあるが流石に下半身に触れるのは恥ずかしいのでまずは胸を触ってみる。
双葉の素敵な『胸板』に。
しかし触ろうとすると双葉に手を握られ妨害される。
残念ではあるけれど『彼』の手の感触もまた魅力的だ。
俺の手を蔽いつくすくらいの大きな手、胸も悪くないけれど『彼』の手だって触り心地は負けず劣らずだ。

愛おしい『彼氏』にドキドキする俺は間違いなく乙女のようだ。
…乙女のようだ。ようだって何なんだ?
俺は『乙女』に決まってるじゃないか。
いや、性行為はしたから処女童貞ではない。乙女は卒業したんだ。
『俺はもう乙女から女にクラスチェンジしたんだ』♥


せっかく女になったというのに、いつまでも一人称が俺と言うのもおかしな話だ。
双葉に対して「女なのに一人称が俺ってんは変だ」ってよく言っていたのに。
肝心の俺が一人称俺のままじゃどうにもおかしい。
だから今から一人称は私だ。
もう少し頑張って、一人称を私に変えるわよ!!とかかな?『とかかしら?』
一朝一夕じゃ身につかないかも知れないけれどなるべく女らしく振る舞うように頑張るぞ…頑張るわよ。私。

「でも私ってどうして清彦なのかしら?」
当然のごとく沸いてくる疑問、何故私は清彦なんて男みたいな名前なんだろう?『名前なのかしら?』
親から一文字貰うというよくある手法なのは分かるけど、何故か清彦なんだ…何故か清彦なのよね。
清の字を使う女の名前なんてたくさんある筈なのに。
小さい頃に親友にネタにされるくらい清の字の女名は多い筈。
清香、清音、清乃、清美、清恵、漢字違いの清果、あとセイって読むけど、清羅・清良とか?

うー私も生まれた時から清香だったら敏明に変な事言われずもう少し親しくなれたのになあ。
「あれっ?」
「『私はちゃんと清香って女らしい名前の女の子だったからこそ敏明と結婚出来たんじゃないの?』」


メインキャストでない人物の名前が何故か出たせいでなんだかわけのわからない話になった。
キャストは『私こと清香』と『彼=敏明』に決まってるじゃないの?
清彦とか双葉とかだっけ?
一体誰なんだ…誰なのよ?
そんな恋愛小説やTL漫画とか最近読んだっけ、読んだかしら?
『趣味のTL漫画』の読みすぎかなぁ?読みすぎたところで自分や伴侶の名前を間違えるかどうかは分からないけど。

嫌な気分になったので好きな人を感じてお口直しといこう。
今私の隣で寝ている人物は当然…男性だよね?
彼の顔を見てみると長い前髪で多少見づらいが『間違いなく男性の顔だ』それもかなり格好イイ感じの。
不意に『敏明』の手が動き私を抱き寄せる。
彼の吐息がかかる距離まで私の顔は引き寄せられ『胸板』に顔をうずめ堪能する形となった。
初エッチの時に堪能できなかった彼の胸板を今ここで味わえるなんてちょっぴりラッキーね。

昂った私の体は『敏明』成分を補給出来て多少は満足した。
ただ彼の栄養分が思いのほか効いたようで私の股間は激しく勃起をした。

違う違う。
勃起するのは『敏明』の方で私の股間は濡れるものだ。
一応は女にも勃起に似た現象ってあるけど些細な変化。
実際に触って確かめてみる。
うん、私の股間は『凄くビッチャビチャ』ね。これならいつでも『彼に挿入して貰える』な…挿入して貰えるわ。



さっきまで乾いていた筈の私の股間はクチュクチュ音が気になる程に濡れている。
三連戦を終えた後なのに精液や愛液の濡れが渇くのは早すぎる気がするけれど気にせずに続けよう。

「ゴメンね敏明」
眠っている彼にそっとキスをする。
体勢的に少し難しいのと、恥ずかしいという理由で口ではなくホッペにChu♥
女の私じゃお口にキスを自分からするのって少しハードルが高い。
そう考えると私と同じくらいかそれ以上にキスをした双葉って結構スゴいんだ。
双葉ならともかく私じゃホッペが限界だ。限界なの。
だから双葉って誰なのよ?
私がお付き合いした相手は敏明が最初で最後なのに。
女の私が女の子とお付き合いとかないから、そういう意味で好きになったのって男の人だけ敏明だけだから。

またしても思考の中に現れた奇妙なノイズが気持ち悪い。
ここはやっぱり最愛の男性を感じてお口直しだ。
彼とのキスで『濡れた』自分の股間を撫でて自分のボルテージを上げる。

「あんっ♥」
声を漏らし今度は敏明のモノを堪能したい。
とは言え彼だって三度も射精した後だ。
咥えたり、そっこり挿入するのも良いけれど彼のペニスは大事にいたわらないと。
射精した後ってアソコが痛くなることも多いんだし。…なんか自分が体験したような言い草なのが気になるけど細かい事は無視!!
素敵な素敵な彼のペニスを触るのだ。


彼の股間を触るとそこには『ちゃんとペニスがあった』しかも『反り勃ち脈打っている』のを感じる。いかにも準備OKって感じね。
私は『彼のペニス』を優しく触り、軽く触れただけなのに自分が感じた。
『裏筋』を撫で『陰茎を真っすぐ伸ばすように撫で最後は先っぽ』を触れる。
先走り液だろうか?彼の股間を触れ精液のようなものが指についた。

随分と久しぶりにペニスというものに触れたような気がする。
実際はせいぜい数日ぶりに触れた筈なのに。
「あれっ?」
数日ぶりどころか、初夜まで彼の股間なんて触った事は無い。
今日だっていきなり本番だから彼のペニスなんて私の膣でしか触れてないじゃない?
どうして私にペニスを手コキしたような記憶があるのかしら?


不思議、でもそれってそれ程に敏明のペニスに憧れ恋焦がれたって事よね。
恋焦がれた私はこのまま彼に襲い掛かりたいとも思ったが『こんなに私の胎内に出してくれた彼に』更なるおねだりは悪いと思った。
なのでやっぱり初夜の事を思い出す事で自分を慰める事にした。

確か『力強い彼はお姫様抱っこで私をベッドの上へと運ぶ』所から始まったっけ?
『彼にリードされながらキスして貰って』やっぱりキスは男性の方からして欲しいわよね。
『いつも彼からキスされて始まる私は幸せ者よね』♥


『彼にリードして貰ったのが嬉しくて今度は私の方から頑張ろうって事になった』。
『まずはパイズリから』して欲しいって言いだしたのは敏明の方だっけ?今度は女の自分が頑張るって事で。
少し変な気もするけど言い出したのは私じゃなかったハズ。

とにかく第一ラウンド『はパイズリにしようって事になった』のよね。
私の胸って『結構大きい方だとは思うけど』でも双葉と比べると見劣りかな?誰と比べてるのよ私?
流石に漫画のヒロインと比べると多くの場合は見劣りするでしょうに。
『たわわに実った自分の体で愛おしい旦那様にご奉仕できる』だなんて考えただけで嬉しい話よね。

男らしい彼の股間には当然『天に反り勃つ程に立派なペニスがついている』正直いって私のとは比べ物にならない。
…って女のクリを男性のペニスと並べちゃダメでしょ!!折角の彼のペニスのグレードが下がって見えるじゃない。
とにかく『彼の素敵なペニスを私のバストで挟むの』とっても良かったぁ。
『折角バストが実ったんだから他にも揉んで貰ったり吸っても欲しかった』けど彼の性器を感じたかったしパイズリでOKかな?
『私の女のシンボルで彼の男のシンボルを挟み込みどんどん度おきくなっていく彼のペニス』って最高よね…。
『あぁん♥私はこうする為に女らしく育ったのね』って自分の『女らしい』体を『心の底から喜んだ』っけ。



硬くて逞しいペニスと柔らかくちょっぴりか弱そうな胸とのコントラストの良さ。
『私の胸の中で男らしさを増す彼のペニス』彼の香りがどんどん強まり『私の鼻に雄の香りが』届くたびイキそうになっなあ。
激しさを増す『彼のペニス』にも限界はやってきて『私の胸一面に香りがつくほど激しく射精してくれたの』忘れられない。
『本番じゃないけど』最初のエッチ最初の射精だもの。
この『パイズリ』は一生忘れられない素敵なエッチだった。

『彼の香りを胸いっぱいに受け止めた』私は早くも満足気味だ。
彼がまだ元気いっぱいで第二ラウンドにOKを出してくれて私の満足度は更に上がった。
強いて言えば彼が『私の胸いっぱいに広がった』精液を洗い流し拭きとったのは残念かな?
彼が膣洗浄用の使い切り洗浄液まで用意してた時はなんか悲しかった。
せっかく愛おしい人に射精してマーキングを楽しんだっていうのに流すんだもん。

ただその代わりか第二ラウンドはより一層燃え上がったっけね。
今度は彼に膣一杯になる程射精してやろうって…じゃなかった射精して貰うんだった。
とにかく体は少し疲れたけど気力はむしろ充実した状態で第二ラウンドに挑んだのよね。


『パイズリで彼の香りやマーキングを広範囲で受け取った後はフェラチオに挑戦』…まぁ精液は洗い流されちゃったけど。
『ただ彼の精液を香りを洗い流されたからこそより一層フェラを頑張る気になった』のよね。
『クチュクチュチュパチュパ』と音を立て『愛おしい彼のモノを今度はお口でご奉仕する』これも最高だったぁ。

『パイズリと違って女特有の部分を使うってわけじゃないのが』残念だけど。
『でも彼のペニスの香りをより一層感じやすいって言うのはいいよね』。
『上のお口で彼のペニスを感じながらも早く下のお口でも感じたい』至福の時間だけど早く終わって欲しいとも思っていた。
『彼のペニス』は意外と持続力や回復力があるようで第二ラウンドと言うのに元気は良かった。
意外って何だろう?
彼っていかにも持続力とか精力とかありそうじゃない?
まあとにかく『私は彼の逞しいモノを今度はお口で感じ鼻腔まで届く雄の香り』にすっかりメロメロになったのよね。
元々メロメロだったけれど今日の一件でより一層…ネ♪

『彼のモノが大きすぎて口やあごが大変って問題もあったけど』満足感はそれをはるかに凌いだ。
ただ『元気が良すぎるあまり飲み切れないほどたくさんの精液を出してくれるのは良いのか悪いのか』そこが良く分からないわ。
『一滴たりとも残さず飲み干したいから頑張ったけど』ツラい部分もあったよね。


第二ラウンドを終えると『いよいよ本番に突入できた』。
既に二回も終えたというのに『彼のペニス』にはまだまだ余力があり『美味しそうに反り勃っている』。
対する私はと言うとさっきまでの二戦でかなり疲れてしまった。
彼に対して「もう出ない」とか泣き言をいうくらい。
でもおかしいな。私の膣はまだこの時点で使ってないのにどうして限界だったんだろう?

などという例によっての記憶のノイズも『彼のペニス』の姿を思い出すと途端にどうでも良くなる。
『彼のモノがとうとう私のナカへ入っていく』言葉にして反芻するだけで蕩けてしまいそうな甘美な言葉だ。
私はエッチシーン、本番の時の様子を思い出した。
『臨戦前から立派な彼のペニスがはちきれんばかりの大きさになって処女の私のお股に挿入される』あの気持ち良さ…。
『私達の身長差も素敵なスパイスになってくれたよね。背の高い彼氏はそれもまた魅力になる』。
私は自分の低めの身長がコンプレックスだったからね『男性に対して身長を求めるのかも』?
好みとか関係なく背の高い男性は格好良く見えるって言うのがあるかも知れないけど。

『抱かれる時に私の顔が彼の胸の中に抱き寄せられるくらいの身長差』っていうのも単純に美味しいのかも?
『エッチ中に何度も彼の胸の中に顔をうずめる』っていうオタノシミを何度も味わえたしね。


挿入『される』喜びは当然あるけれど、胸とかキスとか彼の吐息を感じるとか…本筋とは少し離れた喜びも美味しかったな。
キスをされながら『彼の胸の逞しさに包まれ』気分が高揚する中で『彼の激しい挿入が私を襲う』襲うと言っても快感的な意味で。

『激しく上下に突いて来てくれる』気持ち良さは当然ある。
『私の中に彼が入って来てくれる』充実感もある。
でも実は『彼と一つになれた』と思える事が一番良かったのかも。
『大きなペニスと激しい動きで痛さとか怖さとかがある筈なのにそんなに嫌だった記憶がないんだよね』不思議と。
気持ち良さとか幸せな感じばっかが蘇えるのって『彼が上手だったからか優しかったからか』どっちかな?

とにかく最終ラウンドは激しさを増す彼に対して私は嬉しい悲鳴を上げるばっかりだった。
途中から意識が薄まりながらも『膣に体内に襲い掛かる暴力的なまでの』気持ち良さ。
『彼が一度出し入れする度に今までに感じた事がない程の気持ち良さが襲い掛かる。』
『しかもその気持ち良さはだんだんと強くなってて』思い出すと濡れちゃうかも。
その至福の時も『射精』で終わってしまうのは残念だけど終わる瞬間は一番良かった。
『単純な快感があるだけじゃなくって私の胎内へ全身へ彼が広がっていくって幸せも味わえたからね』♥

そして文字通りの絶頂を迎えた私は『そのまま意識を失った』というか『何も出来なくなるほど気持ち良かった』




人生最高と言うのはきっと今日のような日を言うのよね。
初夜を終え少しグッタリしながらも私は全身満足感に包まれながらそう思った。

『私の膣の中に彼のペニスが何度も入ってくれた感覚はまだ残ってるし』。
『膣から太ももに垂れる程にいっぱい詰まった彼の精液も幸せの味よね』。
『未だに元気さの残っている彼のペニス』の温かみを感じながら私は思うのだ。

あー、やっぱりいいわよね。
最愛の男性がすぐ傍にいるって。
そう思い彼の顔をみると今度は思わず口に出してしまった。
「あー、やっぱりいいわよね。最愛の男性がすぐ傍にいるって」

あれ?
私ってば今恥ずかしい事を口走らなかった?
敏明が薄目を開けているのに気がついた私は不意に我に返りさっきの発言に赤面するのだった。
意外と意地悪な彼は再び私に何か言わせようと「何か言った?」と聞き返してくる。
少し悔しいので「なんでもないわ」と言って逃げる。フテ寝かしら?

でもね、恥ずかしいから口には出来ないけど私は本心からこう思っているわ。
私はずっとずうぅっと大好きだった敏明と結婚出来て抱いても貰えて今はとっても幸せです♥

FIN


↑挙式の日の夜はこうなるかも?
個人的に気に入ってる作品なのでUPしてみました。
分かりにくく、細かい内容は推測しないと通じない話ですがそういう話がたまにはあってもいいと思います。
こんなのと→『』。
こんなの→『。』
が存在するのは意図的です、ほぼ投稿時そのままですが上の微妙な違いが気になった個所があったのでそこだけ修正しました。些細な差ですけどね。
ラストの一文は気に入っていて図書館でも終わりはこれしかないと思ってますがオマケ的なもう一つの終わり方(オチ)も存在します。
なので以下、不採用の終わり方。

彼からプロポーズを貰って初めての夜、私の初夜は私の性別ごと改変された。
そのことを彼の口からきいた時、怒りは全く感じなかったのはきっと互いの愛情が本物だったからだろう。
性別や性行為の内容、それから男だった私の決死のプロポーズそれらの改変を寂しく思うところはあった。
しかし、今が幸せすぎて正直どうでも良くなるほどだ。
何なら私は彼のお嫁さんになる為に男として、本田清彦として生を受けた。そう思えるくらい今は幸せだ。


さて、今日は待ちに待った私たちの挙式の日だ。
性別改変問題で混乱が発生するかと思いきや、彼は抜かりない。
一時は新郎と新婦の性別が逆だった時期すらあったと言うのに式の準備は滞りなく進んだ。
衣装合わせを例の夜より先に持って行った事が良かったのだろう。
旦那様の衣装が予想より小さすぎて、奥さんのドレスは予定のものじゃ大きすぎるという不具合はあったけれど。
本番でそうならないための衣装合わせ、式本番に関しては何の問題もなく私のドレスと彼のスーツが決まった。



しかし今日になってとある不具合が発生した。
式のプログラムなどの印刷物の名前だ。
新郎が本田清彦、新婦が代初双葉となってしまった。
当然だけど、新郎が代初敏明で新婦が私、本田清香…もうすぐ代初清香♥

私の性別ごと世界を描き変えられる彼だけれどうまく力を使わないと冊子の一つも書き換えられない。
まぁ幻の夫婦の存在、私たちの間でしか通じないこのミスプリ冊子はある意味でおいしいんだけどね♪
FIN
IDNo-NOName
0.660簡易評価
3.100きよひこ
改変によって少しずつ記憶と感覚と肉体が変わっていく展開、よかったです。
不採用版も読めてうれしかったです。