双葉のキモチ

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あの日のあの時までは、双葉は俺の天敵だった。
何が気に入らないのか双葉のやつ、俺にやることなすことに、いちいち口出ししやがるんだ。
まあ、俺が問題児だったのは認める。
だけど、俺以外にも素行の悪いやつはいるのに、何で双葉は俺ばっかりに突っかかるんだ?
なんて思ったりもしてた。
そしてあの日も、街ん中で偶然双葉と出会って、また双葉に突っかかられた。
売り言葉に買い言葉で、俺は双葉と言い争っていたら、急に気が遠くなって、はっと気がつくと、なぜか目の前には俺がいた。
そして、なぜか俺が双葉になっていた。
俺たちは、なぜか体が入れ替わってしまったんだ。