支援図書館(ζ)

Patchworker 1片~12片

2016/06/22 18:28:20
最終更新
サイズ
52.41KB
ページ数
6
閲覧数
23624
評価数
1/40
POINT
1790
Rate
8.85

分類タグ



11片「侵入//未知」

「とは言ってもみーくん、どこに行くつもりなの?」
「解り易い所だと、銭湯辺りですかね」
「わぁ定番。そっかそっか、みーくんも男の子だもんねぇ、気になるよねぇ」
にやにや笑いながら、撫子さんは俺の頬を突いてくる。そりゃ俺だって男だから、女湯が気にならない訳じゃない。できる事なら入りたい、中を堪能したいと思っている。
そして今はそれが出来る為の能力と、必要なパーツ類が揃ってきている。
「気になりますよ、なるからこそ…、行くんです!」
自分の首に手を添えて『分解』し、迫間の体に付けて『接続』する。少しだけふくよかで、女性的な柔らかさに富んだ身体を俺の物にする。
次いで髪の毛部分を外し、こちらも迫間の物と交換する。これで顔以外は迫間になった訳だ。
「これなら女湯に堂々と入れますよ。何か問題が?」
「いんや、何も問題は無いね。…で、さっきまでエロいことしてた桂木さんの身体はどうするの?」
「そこは浴室を掃除してもらいながら、体も洗ってもらうつもりです」
思い返せば、風呂の掃除を命じた覚えが無いのでそこは放置されたままなわけで。大した問題はないだろうが、このまま置いておくのもな、と考える。
「じゃあ男勢の方も身体を洗ってもらわないとね。…みーくんほんとずるいわー。私も能力欲しいー」
「見知らぬ何かに出会って、貰ってくださいよ」

俺は自分が女顔であることを自覚してるけど、流石に髪は違えど「俺の顔」そのままでいくのも問題だろう。
桂木から鼻、都築からは眉と唇を『分解』し、俺の各パーツがあった箇所に『接続』する。これで本当に俺を「俺」だと認識する相手はいないだろう。
「うわ、みーくん別人だ。…顔のパーツが変わるだけで、随分雰囲気違うねぇ」
「撫子さんはそのままで良いでしょうけど…、何か持っていくモノはあります?」
「えー? 私は…、コレ!」
と言って彼女が差し出したのは、千草の股間にあったビッグマグナム。勃起してなくてもデカいのが解る。
「…一応聞きますけど、それで何をするつもりなんです?」
「勿論人がいなければ、これでみーくんと銭湯セックス。居た場合はみーくんの能力で『分解』してもらった後に銭湯セックス」
「もうヤる事しか頭にありませんね撫子さんは」
「うへへへ…、これだとどれだけみーくんをヒィヒィ言わせられるか楽しみで楽しみで…」
ちょっとヤバい表情でちんこに頬擦りしている撫子さんは、「これが現代のアベサダだ」と言われたら信じられるんじゃないかと思うぐらいに恐ろしい。
まぁ俺も多少気になってはいたし、自分のちんこを持って銭湯に行くことにしよう。
タオルは銭湯のモノを借りればいいか。

体だけの存在に指示を出して、撫子さんの運転のナビを担当し、とりあえず迫間の服のまま近くの銭湯に向かう。
「ここが穴場なんだ?」
「えぇ、撫子さんが引っ越してくる前に風呂が壊れた事があって、一時期世話になりました。で、利用客が意外と良かった記憶があるんですよ」
それなりに奥まった箇所にある、「銀の湯」という小さな銭湯に二人で入る。番台には撫子さんより少し年上の女性が座っていて、彼女に料金を支払って脱衣所に向かう。
しかし今は残念ながら、他に利用客はいないようだ。ゆっくり待っているしか無いだろう。
「ちぇ、残念。使えると思ったのにな」
「俺はこの能力もそれも、大っぴらに使う気はあんまり無いですからね?」
「んー、だよね」
借りたタオルに包んである、俺と千草のちんこを確かめる様に手の中で転がす。
まずはしっかりと身体を洗う事が先だろう。椅子を持ってきて、シャワーの前に腰を下ろし、眼前の鏡でしっかりと「今の俺」を見る。
「……すごい良いな、これ」
服の上からでは解らなかったが、迫間の身体は胸が大きく出ていて、なおかつ括れもしっかりしている。
この体で男に迫れば、大抵の奴は欲情して押し倒すんじゃないだろうか。
…まぁ、当然俺も欲情してくるわけで、股の間から愛液がこぼれ始めるのが映っていた。

「ん、ふ…」
手に収まらないサイズの胸をそっと持ち上げ、ゆっくりと揉んでいく。撫子さんのより大きいんじゃないかと思うそれは、何度か揉む度にじんわりと胸から快感を寄こしてくれる。
シャワーを浴びて濡れた皮膚が水をはじいて、指と胸との間に潜り込み、滑るような感触が手から返る。
「あは…、これ、良い…。桂木さん身体と違って、じわじわ来る…」
出る筈はないけど、奥から先端へと絞る様に胸を動かしていく。後ろから抱き付いて、何度かやった覚えのある行動を、何も遮る物の無い視界で行う。
ぎゅ、ぎゅ、と繰り返す度に、手と胸から同時に快感が伝わっていく。
俺の手が俺の胸を揉んで、俺の胸が俺の手を跳ね返そうとしている。でも俺の手は今迫間の細い指だ、前にやった時と違う。
これがもっと、手だけ俺の物だったら…、どれだけ乱暴になるだろう。
「ここも…」
シャワーの熱が冷めていくが、それでも熱くなる股間部分に指を添える。シャワーの水なのか、愛液なのか解らない混合液が、ぴちゃとそこから溢れてきた。
相手にされていたさっきの感覚とは異なり、自分で行う未知の女体の探索。心臓が快感と同時に高鳴り、その中に指を差し込んでいく。
「ん、ん~…」
指を締め付けてくるようなキツい膣内。出し入れするごとにくちゅくちゅと涎をこぼしている。

「は、は…、も、我慢できな…い…!」
段々と加速していく快楽に、俺は手を止めることが出来なくなっていた。
右手の指2本を股間に差し入れ、左手で胸を揉む。目の前の鏡に映っているのは「俺」なのだが、目に入るのは「俺のような少女」で、一見すれば別人のようだ。
知らない女性を蹂躙している。その事実が手を止める事を阻み、動きがどんどんと激しくなっていく。
「あ…っ、ん、っくぅ…! そ、そこ、ダメェ…、感じちゃう…!」
喉から漏れる「迫間の声」が耳朶を打ち、身体から来る快楽と共に脳を蕩かせる。
「あっ、あ、あぁ…! んふぁぁぁぁ…!」
限界はあっけなく訪れた。何度もけいれんを起こし、股間からは潮を吹き出し、この体が絶頂したのだと知る。
「は、はぁ…、はぁ…あ、気持ちぃぃ…」
力なく前の鏡に向けて倒れ込む。隣では撫子さんが、自分の股間に付けている千草のちんこから白濁液を吹き出していた。デカいのもあり、ちょっと握りづらそうだ。

その瞬間、ガラッと扉が開く音が聞こえた。不味い、誰か入ってきた。
扉の方を見ると、そこには…。


12片「拡張//感覚」

「お客さん、お湯加減はどうですか?」
声と一緒に入ってきたのは、番台に座っていたお姉さんだ。その瞬間感じた事は、このまま見られると大変だという事。
具体的には撫子さんの状態だ。賢者タイムに入ってるが、股間には落ちつき始めたがまだビッグなままのマグナムが鎮座している。
「…ッ!!」
ノズルを押して、線状になって飛び出したシャンプーを手に取りすかさず『接続』、そのまま中身を引きずり出し鞭のようにしならせて、近くのプラスチックの桶をさらに『接続』。
伸長した手として、シャンプーと桶が俺の意志のままにお姉さんの顔に向かい、底面が顔に当たった瞬間、
「む、ぇ」
『分解』を発動させ、お姉さんの頭を取り外した。勢いに任せて桶が首の上を通過する瞬間に『接続』を発動させ、首の代わりにくっつける。
ぼとりと音を立てて、足ふきマットの上に彼女の首が落ちたのを理解した事で、ようやく安堵のため息が吐けた。
「……はぁ~~…」
「…え? あ、ここの人が来てたんだ。…ごめんみーくん、ぼーっとしてた」
「アレだけ豪快に出してたら、それも仕方ない気もしますけどね…。あぁ驚いた…」

桶頭になったお姉さんの体を動かして、今日は臨時休業という張り紙を店の前に張ってもらって、ようやく横入りのない状態になれた。他の人、という選択肢はないも同然になったが、今は落ち着くのが優先だ。
そうしたらタガの外れてきたのが撫子さんなワケで。
「ほーぅほぅ…、ん、ちゅる…、ぢゅぶ…、ん~…」
脱がしたお姉さん…近衛さんというらしい…の股間に顔をうずめて、思い切りクンニをしている。
近衛さんの体は伸長がやや高めで、プロポーションも整っている。シャツとジーンズ姿でも着こなせるんじゃないかという感覚だ。
俺はそんな近衛さんに体を洗ってもらっている。…具体的に言うと、俺の股間につけた自分のちんこを、近衛さんの胸でパイズリしてもらっている。
体勢としては、仰向けに寝そべった近衛さんの体に俺が膝立ちでまたがり、広げられた股間に撫子さんが顔を突っ込んでいる。
「あ、っふ…! ん、近衛さんの胸も、良いな…!」
女の体に男のちんこを『接続』したのは初めてだけど、それでもしっかり両方の性器が機能しているみたいだ。
近衛さんの腹に押し付けている、俺の物になった女性器からは変わらず愛液が垂れて、前後のグラインドをスムーズにしている。

「ねぇみーくん、この人処女じゃないみたいだし、好きにヤっちゃってい良いよね?」
「ほどほどにお願いしますよ? 孕ませたら、この人の子宮と撫子さんの子宮を交換しますからね」
「うっへ、そりゃ怖い。…ちぇー、中出しは無しかぁ」
一応俺とセックスしている撫子さんは、避妊薬を使っている為その心配はないらしい。が、近衛さんもそうしているかは謎だ。可能な限りその辺は避けておくに限る。
適度に濡れてきた事を確認したら、近衛さんの両脚を広げて、その間に撫子さんが千草のちんこを挿し込んでいく。
「おぉぉぉ…っ、や、やっぱり気持ちいぃ…!」
後ろを振り向いてみれば、近衛さんの中に挿入してアヘっている顔の撫子さんが見える。彼女からすれば、やっぱり男の挿入は気持ち良いんだろう。
「近衛さん、撫子さんの動きに合わせて?」
パイズリを続けている彼女の体に、乳首をつまみながら指示を出す。それまで自分なりの動きを見せていた体が止まり、揺すられる動きに逆らわない形でパイズリを続けていく。
「ん…、なんかこれ、撫子さんと一緒にしてるみたい…、でもちょっと足りない…」
自分は動かずされるがままだと、どことなく刺激が足りなくなってきて、俺も撫子さんの動きに連れられて動く近衛さんの体に合わせて腰を突き出す。

「うぇへへへ、みー、くんっ!」
「ひゃっ!」
腰の動きに気を向けていた所、突然撫子さんの手が俺の脇下から伸びてきて、胸を鷲掴みにした。桂木ほどの敏感さは無いけれど、それでもいきなり掴まれるのは驚きだ。
「お~ぉほぉ~ぅ、これはもちもちしていいおっぱい…!」
「後ろから胸を揉むの、好きですね? そんなに良いんですか?」
「あたぼうよ! おっぱいがみーくんに付いてる、というのが尚良い!」
それなりの大きさの乳房を、乱暴な感じでぐにぐにと揉まれ続けている。先ほどの『自分』で動かしていた時とは異なる、少しだけもどかしい感覚が胸から伝わってくる。
冷たいタイルの上で横になる近衛さんの身体を、撫子さんが下から突いて揺らしていく。その度に胸に挟まれている俺のちんこが擦られていく。
それだけではやんわりとした刺激だったが、胸からの快感も含まれてくれば、駆け上っていく感覚は2倍以上だ。
「はぁ、は、ぁ…ん…! みーくん…、私、もう出ちゃいそう…!」
「釘を刺しておきますけど、外に出してくださいね?」
「ん、うん、~~…!!」
限界が来たようで、撫子さんが勢い良く射精する。中出しをしないように腰を引くと、ビュッと飛び出た精液は俺の背中に当たった。
…ま、そうなるよね。

「えーへへへ…、出た出たぁ…。射精気持ちいぃ~…」
虚脱感が強いのか、、鈴口から白濁の糸を垂らしながら呆けている撫子さんは、もうすっかりレイプ魔の雰囲気を出している。
けれど俺はイき損ねた訳で…。ふむ。
「『分解』、『接続』。…よし」
俺のちんこを取り外し、近衛さんの体に付ける。直前まで勃起していた影響か、しっかりと硬い。
「それじゃ素股を、してみようかな…」
鏡で見た限りでは、迫間も経験が無いみたいだった。それを破るのは…まぁ後のお楽しみという事で、横倒しにしたちんこの上に跨る。熱を帯びた性器同士が触れ合って、背筋を電流が流れ始めた。
「ふ、ん…、ん…!」
挿入らないように注意を払いながらの行為だが、緊張感が適度なスパイスになる。荒い息を抑えながら、クリトリスを亀頭とこすり合わせる事で、陰唇で挟んだビクビクとちんこが跳ねている。
「俺のちんこ、こんな風に反応してくれるんだ…。これはこれで、初めての体験だな」
腰をグラインドしていき、敏感な先端部分が擦れるたびに声を上げて、それが何度目か。
「あっ、ふ、んぅ…!」
本イキとはまた異なる軽い絶頂が身体を通った瞬間に、俺のちんこからも精液が吹き出し、近衛さんの身体を白く濡らしていた。
スレが消えたので、図書館へ。全部は長すぎるので、こんな感じで区切って上げていきます。

実はこの作品、前の支援所で書いた作品のリメイク品だったりします。
たちは板で分解ドライバーの絵が出てきて、触発された事で書き始めてみました。

いい加減続き書け、という言葉には耳を塞ぎます。
罰印
0.1720簡易評価
32.70きよひこ
素晴らしい挿げ替えネタ小説ありがとうございます♡これからも挿げ替え小説楽しみにしています。押絵があるとわかりやすいですね