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Patchworker 13片~24片

2016/06/22 19:11:07
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17片「試案//同期」

俺が復讐したい相手は4人いる。
メインで俺を攻撃していた乙木。それの取り巻きである、宇治、千草、青海の3人で、合計4人。
女性陣は…、乙木が俺を攻撃する理由になっていたけど、とりあえず対象からは除外。だって体が気持ちいいしね。その内俺の意識を『接続』させて、一部にしてもいいかな。
そんなことを考えながら、色々出した体に水分を与える為スポーツドリンクを購入、飲みながら撫子さんの家へと向かい歩いていると、ふとした存在が目についた。
学校へ向かう途中にある川に架かった橋の下、制服姿の少女が見えた。
「…何してるんだろう、あそこで」
夕方も終わりそうな頃だというのに、まぁ珍しい。一度目に入ったので気になり、そちらの方へ近づく。
「やぁ、何してるんだい?」
「…は? 何よアンタ。誰?」
遠くからじゃ解らなかった少女の見た目だが、まぁ悪くない。目元はつり上がってキツそうに見えるけど、将来有望だろう。体の方は少しずつ成長してる感じ。
「いやなに、君の姿が見えて気になったからね。どうしたんだい、家に帰らなくていいの?」
「何でアンタにそんな事言わなくちゃなんないの? ってか答えなさいよ」
「そいつはねぇ…、言わなくてもいいんだ、解っちゃうし」
外から俺の姿が良く見えないよう、橋の奥の方へ向かいながら少女の頭に右手を乗せ、『接続』する。

「う、が、あぇ…」
その瞬間、少女はうめき声をあげて俺の一部になった。感覚的に言うならば、俺の右掌から女の子が一体生えている。そんな感じだ。
この状態なら脳を掌握しているに近い様子で、操り人形を使うように右手を動かすと、それに合わせて女の子が動く。
「はい立って、右手上げて?」
口に出さなくても良いんだけど、とりあえず見られても良いように言葉にしながら、彼女を動かしていく。
「右手下げて、左手上げて、前へならえ。ぐーぱーぐーぱー」
動かしていく内に、だんだんと『接続』した相手の動かし方が解ってくる。
焦点のあってない目を合わせてみたり、こちらに向いて変な顔をさせてみたり、俺の左手の甲にキスさせてみたり。
「それじゃ次は発声練習ね。はい、あ、い、う、え、お」
「あ、え、う、お、お…」
「んー、微妙な感じ…」
口を動かすのは微妙に難しいな。ここからじゃやりにくいのかもしれない。
「んじゃこっちからなら、どうかな?」
少女の背中、ブラの下に左手を潜り込ませ『接続』、右手を放す。紐での人形がパペットのようになった。
「んじゃもう一回」
「あ、い、う、え、お…」
よし、良い感じ。多分頭に『接続』した状態でも可能なんだろうけど、今はこちらの方がしっくりくる。
「んじゃ、君のこと教えてね?」

もう一度頭に『接続』すれば、考えや記憶を読み取るのは難しくないが、この状態で脳の許容量を超えてパンクしたら他人に見つかる可能性がある。それは嫌だ。
だから彼女自身の口から、自分の存在を明らかにしてもらおう。それがたとえ自分の意志でなくっても。
「ア、アタシの、アタシは…」
「ふむふむ」
簡潔に解りやすく喋るように、と操作すると、俺の一部になった彼女は語りだす。
名前は「結城江美」と言い、年のころは14歳。三つ隣の市にある中学校に通っており、最近反抗期を迎えてきた様だった。
親の言葉や行動に、よく分からない反感を抱いており、それが原因で先日家出をしてしまったらしい。
「ってことは、昨日から風呂入ってないんじゃんアタシ」
喋っていく内に俺の方も慣れてきたのか、大分スムーズに江美ちゃんの体で喋る事が出来るようになっていた。
という事で、一人芝居の開始です。
「今は過ごしやすい季節かもしれないけど、さすがに一日風呂に入ってないと困るよね」
「ホントよ。あーぁ、友達にも『アンタが悪い』って言われて、頼れてないしさ…。どうしようかな、今日もさ」
「それじゃあ俺たちの家に来る? きっと撫子さんも喜んでくれるよ」
「マジ? お兄さんサンキュー!」
笑顔になって、江美ちゃんが抱き付いてくる。膨らみかけの胸が柔らかくて気持ちいい。

一人芝居と考えればこの光景は滑稽だけど、傍から見ればそうでもないかな。
「ん~…、江美ちゃんの体気持ちいい~…っといけない、こっちはアタシだ」
思わず俺の内心が江美ちゃんの口から出てしまっていたようだ。別人という事で気を付けないとダメだな。
「それじゃ江美ちゃん、君も俺の意識を『接続』して、「俺」になってもらうからね」
「ん…」
右手を江美ちゃんの額に当てて『接続』し、都築さんと同じように命令を刻み込む。
俺の両手を『分解』で離し、自由になった江美ちゃんに声をかける。
「はい、それじゃ確認。江美ちゃん、君は何者だい?」
「アタシは…、「俺」だよ。俺の一部で、パーツで、下僕。どこでも使って良いし、何しても良いからさ」
「よしよし、問題無いね」
一応、刷り込みによって自由意志は限りなく奪ってはいるものの、本人としての意識は奪わないようにしている。
「確認するけど、まだ家に帰りたくない?」
「ウン。ジジイもババアもウザったいし、いう事聞きたくないし…。それより今は「俺」の言葉を聞いてたいよ」
「「君」がそう思ってくれて嬉しいよ。じゃあ家に帰って、体を洗おうか」
「賛成ー。ベタベタしてきたしねー」
少しだけ年の差はあるけど、俺と江美ちゃんは互いの手を『接続』して、撫子さんの家に帰った。

「んむ、っふ、こぷ…!」
「うっひ、ぃ…! ウソ、こんなに、良いなんてぇ…!」
撫子さんの家の風呂で、お互いの唇と舌を交換した状態で、俺は江美ちゃんの股間に『接続』させた自分のちんこを舐めている。
オナニーを最近始めたばかりの彼女は、女としての快感よりも先に男としての感じ方を知ってしまった。
「アタシの唇、ぷにぷにして…、「俺」って、こんなに良いんだぁ…!」
「んじゅ、じゅる…。ふふ、先走りが出てるよ江美ちゃん。ちんこもビクビクして、限界近そうだね」
「だ、出したい、出したいです…! は、早く「俺」でアタシをイかせてぇ!」
一軒家だからって、そう大声を出されると困るんだけどね。
けれどその要望通りに、ちんこを思い切り吸い上げてイかせてあげた。
「…ん、えるぅ……」
「んっ!?」
口内に注がれた精液を、半開きになった口に落とし飲ませてあげる。
「ほら江美ちゃん、俺のちんこから出した君の精液だよ。ちゃんと飲んで?」
「う、ん…。んぐ…!」
俺の下僕という刷り込みがされた江美ちゃんは、俺の言うとおりに自分が出した精液を飲んでいく。
おいしくなくてもちゃんと覚えてもらわないとね、これがご主人様の味だよ。
…まぁ、それを感じる舌はもともと俺の物なんだけどね。精液の味は慣れたとはいえ、ずっと感じていたいものじゃないんだよな。


18片「関係//誰彼」

江美ちゃんと交換したパーツを戻して、一度家に戻した。自分の精液の味が残ってる舌を入念にうがいし、どうにか落とす。
「んー…。これで良いかな」
精液を呑んだわけじゃないので、胃から匂いが上がってくる訳じゃないのがまだ救いか。今日だけで3回は出してるので、それなりに股間がもぞもぞしている。
こっちも気になるので『分解』すると、感覚が途切れて違和感が無くなった。
「おーいみーくーん。江美ちゃんは帰したんだよね?」
「えぇまぁ。下手にこっちに住ませて、警察沙汰になるよりはマシですから」
「そうはいっても、みーくんが呼べば何を置いてもこっちに来るじゃん」
「それはもう。こっちにおいで、都築さん」
一応、俺の言葉は何よりも優先する事として頭の中に刻み付けている。それは今ここに居る都築さんも同様だ。
俺の言う事に反応して、喜んで俺の方に近付いてくる。
「はい、何の用ですか?」
「ちょっと体貸りるよ」
俺の発言と同時に都築さんを首から『分解』し、体の上に俺の頭を乗せる。感覚的にはこっちの方が敏感になるから、気持ちいい…、
「ん?」
膣内に違和感を感じたのでショーツを脱いでみると、クロッチ部分に精液の糸が伸びて股間と繋がっている。

気になったので俺の体に都築さんの頭を『接続』させて、意識を戻した後に聞いてみた。
「都築さん、まだ体洗ってなかったの?」
「はい。こうして膣内に「俺」の精液が入ってるのが、ゾクゾクしてしまって…」
「っていうかみーくん達が風呂場でしっぽりしてたから、入れなかったって言うのもあったしね」
あぁそういう…。
「って、別に気にしなくて良いでしょ。都築さんは俺の一部なんだし、撫子さんも今更じゃん」
「そこは邪魔してはいけないと考えまして」
「一緒に入ったらどうせ乱交だしね。そしたらみーくんが教え込むのに、ちょっと面倒になるでしょ?」
こっちの事を考えてくれてる都築さんと、考えてると言っていいのか微妙に判らない撫子さんの答えに、とりあえず納得しておく。
ついでに都築さんを、この体だけどそっと抱きしめる。
「どうしました? …舐めて良いですか?」
「ん、何となくだよ。あと舐めていいよ」
「はい…。んちゅ…」
BとCの境目位の、都築さんの胸。“自分”の体のブラを上げて都築さんが舐めると、俺の背筋にぞくぞくと快感が走る。
「…ね、都築さん。そのままで良いから答えて」
「ふぁい?」
乳首を唇で挟みながら反応すると、その分の振動がこちらにも返ってきた。
「トイレでも精液を出す事は出来たけど、しなかったんだよね。…このままだと妊娠する可能性もあるけど、良かったの?」

気になったのはそこだ。俺は確かに、彼女の意識下に俺の都合のいいように動けと「洗脳」を施したけれど、こうまでしろとは言ってない。
むしろ言ったならば彼女等は喜んで孕むだろうが、まだそこまでの命令はしていない。という事は、これは都築さん自身が考えた事なのだろうか。
「ふぁい、「俺」の為なら妊娠しても良かったと考えてまふ。「俺」との間に出来た子供ならそれもまた「俺」でふもの」
ぴちゃぴちゃと唾液を塗しながら、都築さんは胸を舐めて答えている。それが彼女の答えなんだろうか。
「…ってかさ、みーくん?」
「んぃ…、何ですか、撫子さん?」
都築さんの言葉にあんまり納得できてなかった俺を察したのか、撫子さんが後ろから声をかけてきた。俺の体に抱きついて、まだ精液を残してる膣を指先で弄ってくる。
「みーくんは妊娠させるのが恐いの? 銭湯の人の時もそうだったけどさ、気にしない方が良いと思うけどね」
「んっ、で、も…、まだ俺達は学生、で…、っひぃ、ん…!」
胸と膣と、別々に攻められて声がしっかりと出てこない。
「学生じゃなきゃ良いの? じゃあ自主退学して、ただの1人のみーくんになれば妊娠させ放題になる?」
「そうでも、な、くぅ…! ん、っふ…」
「良いじゃん別にさ。そこまで気にしてたら、好きに楽しめないよー?」
くにくに、と菊座まで指を差し込みながら、ふぅと耳朶に行きを吹きかけてくる。

…あぁ、撫子さんはまるで悪魔のようだ。俺が疑問を持つと、それを吹き飛ばすように発破をかけてくる。
悩む必要なんて無いと言うように、楽しんで俺を弄ぶ。
「そりゃ私ゃピル飲んでるけどさ、そこはそれさ。結局みーくんがどうしたいか、じゃん?」
「ひうぅぅ!!」
ぐり、と菊座に入れられた指を回されると、それだけ大きく喘ぎ声が出てしまう。そういえば都築さんの身体は、主にこっちでオナニーしてたっけ。
「…気にし過ぎだよ、みーくんは」
「「俺」は重く考えすぎで、重圧を抱えすぎです。もっと好きに生きていいと思います」
「え、あ、…都築さん、は、俺の記憶を…」
「無くしちゃいましたけど、ほんのりと覚えてます」
あぁ、そういえばそうだったな。俺の記憶を移すって事は、そういうことだっけ。
胸を寄せ吸われ、股間は前も後ろもぐりぐりと弄られる。
モヤモヤとする頭を吹き飛ばすように、段々と身体からの快感が昇りつめてきて、
「はっ、あ、あぁぁ~~……!!」
背筋をのけぞらせ、絶頂を迎える。少しだけ力の入らなくなった体を、撫子さんに預けて、荒くなってきた息を整えた。
「…ま、今すぐが難しいなら、その内で良いよ。やりたい事をやらないと、人生つまんないよ?」
「それはありがたいんですけど…、励ますならそのにやけ面を止めてください」
「あ、そうなってた? いっけないいけない」

撫子さんは本当によく解らない人だ。
どこまで真剣かもわからないし、どこまで俺に付き合ってくれるのかもわからない。ただのセックスフレンドという関係から、深くならないように本気になる事は避けていたから。
けれど今は、励ましてくれているのだろう。
「…んー?」
その顔がたとえにやけ面だったとしても。
よし、と気合を入れて体を起こす。
「撫子さん、銀の湯に行きましょう」
「お、次に何するか決めた?」
「えぇ。…まぁ、先立つものを確保しようかなと思いまして。
それと、本格的にここに住みたいんですけど良いですか?」
「そりゃ勿論。私もあそこ引き払うつもりだし、同棲しようじゃない」
銀の湯に来ている人間を洗脳して、収入の一部を俺たちの所に流すようにしたり、とりあえずアパートを引き払ってここに住んでみたり。
どうせ戻る家なんてどこにも無いのだ。何も無くされたのなら、どこでも好きな所に『接続』してやる。
「あ、私も俺と同じ所に住みたいです。良いですか?」
「そりゃ勿論。その内迫間さんも桂木さんも、一緒に「俺」にしてあげるからね」
「楽しみですね。次は俺と江美ちゃんとで、女の子同士も良いかもしれませんね」
俺の体に抱き付きながら、都築さんも楽しそうにしてる。
まだまだ色々とできそうだ。どんな事になるか、能力がどんな発展をするか。楽しみだ。

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