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Patchworker After

2019/08/30 19:03:33
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A3片「酷使//怠惰」

「ぬわー! 疲れたぁー…」

そう言って玄関にバッタリ倒れる撫子さん。
何か変わってると思ったかな? そんなことは無く、同棲生活はまだずっと続いているのです。辞める理由もないしね。

「みーくんただいまー…。ベッドの上まで運んでー…」
「またですか? ずっとグータラしてると太りますよ」
「別に太んないもん、激務で痩せるもん…」
「それは痩せるんじゃなくて、痩せ細るっていうんです」
「違いなんてどーでもいいじゃん…」
「良くないですって。もう…」

あれから撫子さんは教育関係に進みはせず、大学は普通に卒業した。
その後OLとして就職したはいいものの、見事にブラック企業に当たってしまったようで、最近はこんな有様だ。
思えば、体調がすぐれなくても休めない、というのは悪習だよなと思う。勤勉さは美徳かもしれないけど、度が過ぎれば脅迫にして強要だ。
そのうち撫子さん主導で上司への復讐計画が発動するかもしれないが、今はまだ出てこないし、さて置くとしよう。

「しょうがないなぁ。どこまで運びます?」
「お風呂…」

あ、脱がせと。仕方ないなぁ…。

色々と使ってる「包帯の腕」をしゅるしゅる伸ばし、服の上から撫子さんに触れさせておく。
俺本体はそのままお風呂場に向かい、洗濯籠の中に置いた適当なタオルを掴んでおく。ついでに2本目の「包帯の腕」は、お風呂の中でアヒル隊長に触れている。

「『交換』発動」

瞬間、位置の入れ替えが起きた。
玄関からは撫子さんが消え失せて、アヒル隊長がぽつんとマットの上に鎮座している。
洗濯籠の中からタオルがなくなり、撫子さんが着ていたスーツが俺の手の中に現れた。
そしてお風呂の中には、すっぽんぽんになった撫子さんが、タオルを頭の上に乗っけて浸かっている。

『お゛わ゛はぁ~~~~~…、あーやっばい、生き返るぅ~~~……』
「じゃあ撫子さん、服洗っちゃいますからね?」
『お願いぃ~…』

お風呂に沈んだ撫子さんは、こっちに洗濯などを任せてしばらく出てこないだろう。
ちなみに今回の『交換』プロセスはちょっと複雑になるけど、こう。

1:包帯の腕1が触れた撫子さんの服とタオルを『交換』
2:撫子さんの体とアヒル隊長を『交換』して、撫子さんをお風呂に入れる。
3:撫子さんに触れた包帯の腕2が抜け毛を一本頂戴し、それをタオルと『交換』

…とまぁ、こんな塩梅だ。


『交換』能力は、相手の一部だけ(この場合は服)でも『交換』させられるので、使い方によってはもうちょっと複雑な事もできる。
いつか使うことがあったら、まぁお見せしようかな。

撫子さんの抜け毛をゴミ箱に入れておいて、下着とワイシャツをスーツから抜き取る。
スーツはハンガーにかけておいて、洗える仕様のシャツは洗濯機へ。下着はネットに入れてこれも洗濯機へ。
俺も風呂に入りたいし、ついでに俺の服も入れておくか。

……脱ぎ脱ぎ。スイッチオン。

「さて、と。…うぅ、ちょっと肌寒いな」

風呂場の撫子さんと同様にすっぽんぽんになった俺も、風呂場へ向かうことにする。
…あ、ちゃんと二人分の着替えは持っていくよ? 忘れたら湯冷めどころの問題じゃないしね。

「撫子さん、入りますよー?」
「おぉーぅ…、みーくんきたぁ~…」

風呂の戸を開けると、ずいぶんぐったりした調子の撫子さんが風呂でダレていた。

「やっぱり。そんな様子だと思いましたよ」
「んふふー…、それでも見に来てくれるみーくん大好き~…」

そのまま撫子さんの体や髪を洗って、もう一度湯船に入る。今度は俺も一緒に。

「ねーみーくん、いつもありがとね。ちゅ、ちゅぅ」
「ホントにいつもの事ですからね。もう慣れちゃいました…」

こうして俺の胸に吸い付きながら甘えてくるのも、もう最近ではいつもの事だ。

「ばぶぅばぶぅ」

バブみとか、微妙によくわからない言葉を言いながらやり始めて、そろそろ2か月位が経つ。だいぶ余裕なくなってきてるんだなぁ。

「いくら吸っても母乳の出るおっぱいじゃないんで、何も出ませんよ?」
「うへへぇ、良いんだよそれで。みーくんのおっぱい吸ってるだけで元気になれるもん」

…まぁ、確かに元気になってるよね、撫子さんのムスコはさ。

「…じゃあ、元気になったついでにシましょうか? 俺が上でいいですかね」
「おぅいえー! やっぱりみーくん大好きー!」

まったく調子の良いことで。
撫子さんにエロい感じで吸われて、濡れてきたまんこの事もどうにかしたかったし、まぁ良いかな。

そのまま俺たちは3回くらいヤって、今度は撫子さんに体を洗ってもらうことになったのだった。


A4片「通学//拾物」

「資格とかは取っといた方がいいよ、マジで」

死んだような目の撫子さんに言われたことを思い出しつつ、学校に行くための電車に揺られている本日。
一応俺も大学には進学している。特別サークルとかに所属しているわけでなく、必修単位のみ取っておいておけば良いかな、位のフワっとした程度の動機ではあるのだが。

あれで一応撫子さんは教員免許は持ってるので、必要とあらば転職しても当てはあるらしい。

(それはともあれ…、やっぱり慣れないな、これ)

通勤通学の時間帯、満員電車になることは理解しているが、さすがに体を押し付けられるのは微妙に嫌だ。今度から女体使って女性用車両でも使おうかな。
あ、ちなみに大学には普通に男として通っている。たまに女体を使って、女性グループに紛れ込んだりするくらいだ。
その辺緩いのが大学なんで、十分に利用させてもらってる。

何でかと問われると、女体を使って通うより、その方が「経歴」を誤魔化さずに済むからだ。
俺は生まれが男で、今まで生きてきた時間も男の方が長い。ここ3年くらいで女体を使うようになっても、そこは変わらないし変えられない。俺の過去を探れば、否応にでも「男」であったことが出てくる。
ならいちいち「手術しました」とかの言い訳を考えたり、それによって変な目で見られるよりは、適宜使い分けた方が楽だと考えたからだ。


『ドアぁ閉まります、駆け込み乗車はご遠慮ください』

とかアナウンスが流れて、電車が走り始める。少し入れ替えのあった人の流れにより、先程から電車に乗ってた人物の位置も変わっている。
その影響か、さっきまで少し離れていた場所にいた女性が俺の方に近づいてきた。この電車に乗り慣れていないのか、随分困惑した表情をしている。

「…っ、……」

周りに押されて、もしかしたら脚も浮きそうになってるのかもしれない。それくらい体格の小さい女性だった。
手が触れそうになったのを見て、折角だし『接続』。相手の体がビクンと跳ねた後、こっちを見て少し顔を赤らめた。

今日の洗脳設定は「俺たちは付き合い始めた恋人同士。彼女が俺に惚れているし、何をされても不思議に思わない」というシンプルなものにした。
自然に話しかける理由になるし、これから何をするにしても良いようにした。
ということで彼女を引き寄せてぎゅっと抱きしめる。

「あ、ありがとうございます…。この時間、やっぱり混んじゃいますね」
「君みたいに小さいと猶更辛いよね。ほら、もっとこっち寄って」
「はい…」

ハートマークがついたように頬を染めた顔で、彼女は俺に抱き着いてくる。力強くぎゅっと体を押し付けてくるから、胸も押し付けられている。
…意外とおっぱいあるね、君。

そっとお尻を撫でてみると、こっちも小さからず存在する。なるほど、トランジスタグラマーか。

「あ、あの、ここでするのは、その…」
「大丈夫、もっとぎゅっとするだけだから」

勘違いが速いのか、それとも最初から「そういうこと」をお望みなのか、彼女は顔を赤らめて俺の方を見ている。
改めて『接続』発動。

(…ふむふむ、歳は俺と同じ、交際経験3回、すでに非処女…。バスト91の、ヒップ89…)

彼女のプロフィールを読み込んでいくと同時に、ほかの人に当たらないよう壁の方に寄せて、壁ドンの姿勢を取る。彼女は恍惚とした表情で俺を見たまま、甘えるように体を擦り付けてきた。
その耳元で小さく、できるだけ甘くささやいてみる。

(…そんなにシたい?)
「ふぇ、あ、はい…! あの、いいえ、違うんです、そうじゃなくて…」
(素直に言ってくれていいんだよ?)
「…はいぃ…」

恥ずかしいのか、見られたくないのかはわからないが、なおのこと彼女は体を押し付けてくる。俺のちんこも勃起してきているので、これ以上我慢するのはなと思い、2人とも次の駅で降りることにした。
確か次は比較的人の乗り降りが少ない所だったし、駅前の空きビルはベッドもある拠点9号だ。そこでちょっと楽しんで来よう。

「はぁ、ふぁぁ、ふぅ…、も、もう出ませぇん…」

場所を移動して拠点内、ベッドの上。
目の前には、俺の体を使って絞り切られた彼女が倒れている。頭部だけを『分解』して乗せ換え、いつものように男女逆転セックスをしたのだ。

「ふぅ…、流石に頑張りすぎたかな…、こっちも腰ががくがくする…、ん…っ」

抜かずの5回、全部中出しした精液を掻き出しながら、俺は彼女の事を考えていた。
トランジスタグラマーで感度も良く、非処女だから気兼ねする必要もなく、そして中々に見た目も良いときた。
このまま彼女も「俺」の一員にしてしまおう。

「『接続』、発動」

もう一度彼女の頭に手を触れて、『接続』からの洗脳を行う。とは言っても書き込む内容は、菫ちゃんや胡桃ちゃんと同じく「俺をすべての優先順位より上に持ってくる」程度の事だ。
彼女たちはこの洗脳と、桂木さんから解放した事の二重の恩で俺の傍にいてくれるんだけどね。今ではすっかり撫子さんに次ぐ俺のパートナー達だ。

「良いかな? 君は俺の言うこと、何でも聞いてくれるよね?」
「はい…、「俺」の命令でしたら、何でも聞きますぅ…」
「それじゃあ君が出した俺の精液、全部掻き出してくれるかな? でも飲み込まないようにね」
「わかりましたぁ…、ん、ぢゅる、ぢゅる…」

俺のまんこを割り開いて、俺の精液を口に含み始めた彼女を見て、そっと頭を撫でるのだった。

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