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Patchworker After

2019/08/30 19:03:33
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A11片「展望//構想」

自慰行為がひと段落して、阪東さんが恍惚とした表情で倒れている。
別部屋とはいえ倉庫内での行為は声が響いているけど、組み上げた体とはいえ「あこがれの人」になれたんだから、テンション上がるのも仕方ないよね。

「阪東さん、もう終わりました? まだ意識あります?」
「あぁ…、みーくんさん…、大丈夫です、起きてますよ…」
「なら良かった。ウェットティッシュとタオルと、あと簡単な着替え置いておきますね。着替え終わったら、この後の話しましょうか」

まだどこかぼうっとしている表情で、阪東さんは自分の体を見下ろした。

「この後…、それもそうだね。…わかってる、ちょっと待ってて」

そう言いながら、彼は体を拭き始めた。汗をタオルで、指先やまんこをウェットティッシュ(ノンアルコール)でぬぐい終え、手渡したワイシャツを羽織る。

「これを、俺が穿くんだ…。これからずっと穿くんだし、慣れなきゃ、…んっ」

そしてショーツは慣れてない(当たり前だ)のか、股間にピッタリ張り付く感触に声を上げている。
うんうんわかるよ、男の時と違って隙間なんてないからね。これから慣れていけばいいんだ。

ちなみにブラの着用は本当にわからなかったようなので、手伝ってあげた。

「それで、衝動的に女性の体になっちゃった阪東さんは、この後はどうするつもりなんです?」
「衝動的って、痛い所を突くね。それもそうなんだけどさ…」

ブラウスとスラックスという、女性が着ても問題無い服を着せ、阪東さんがオナった部屋の皿に奥に存在してる、この倉庫の事務所に座って話をしている。
目の前には缶のコーヒーが2つ。苦労してプルタブを開け、中身を飲んだ阪東さんは少し顔をしかめた。

「うわ、苦い…。女の人の味覚って、こんな感じなんだ…」
「ブラックじゃないんですけど、その辺の差異は慣れていくしかないですね。で…」
「この後…、だろ。この姿になったことだし、女性として生きていくしかない、よね」
「勿論ですよ。…その中でも、どう生きていくか、というのを聞きたいんです」

具体的には、必要なオプションの話だ。
阪東さんは蓄えはあると言ってたし、それを元手に新しい住居や仕事を探していくのはアリだろう。
そして問題は戸籍だ。今まで存在していなかった人物を新しく作るのは、当然ながら元手がいる。それは今回こっちが持つとして、そこからさらに。

「具体的に聞きますけど、筋力とかちんことか要ります?」

元男性であるなら、女性との差は大きい。筋力が一番大きい所だ。
体重や輪郭は少し大きくなってしまうが、あると無いとでは大違いだ。

そのまま説明を続けていき、阪東さんに一枚の紙とペンを渡す。
オプションの選択項目と、「女性としての名前」を書く欄が記された紙を。

「終わったらこっちに下さい、内容確認するんで」
「わかったよ…」

阪東さんは悩み、そしてしばらくして紙が返ってきた。

ちんこ、要る。ディルド状態にして、射精可能に。
筋肉、要る。自分の体から移植する形で。
俺の連絡先、要る。下の項目にも必要だから。
アフターケアも要る。月1の連絡と近況報告。
金銭や能力の援助は半年間。それ以降俺の能力を頼る場合は一定額が必要になる。

他にも多数の項目があるのだが、諸々の内容から阪東さんは俺と「これっきり」になる気はあまり無いようだ。
そして最後に、新しい戸籍に乗せる名前を見る。

「それではこれで問題無いですね? 『阪東アキ』さん?」
「うん…、いや、あぁ。それで問題無いさ。これからは俺が『アキ』だからね」

理想の体だけでなく、理想の彼女に自ら成る、という行動は素直に驚いたし、敬服する。
俺は体をどれだけ変えても間違いなく「俺」以外にならないし、なろうとも思わない。阪東さんはそこまで堕ちて、そこから違う形で飛び立とうとしている。
そればかりはできそうもないし、やれないと思っているからだ。

それら全てを受け入れて、書類を封筒に収める。これは後で戸籍制作担当に持っていく。

必要な処置を済ませると、阪東さん、もといアキさんは自分の手を握ってみたり、元・自分の体についていたちんこを物珍しそうに見ている。

「これが俺の中に、入るのか…。…こうして見ると意外と大きいな…」
「お、いきなり処女貫通行っちゃいます? せめて宿とか見つけた後にしません?」
「それは…、そうさせてもらうけど、まだしばらくは「女性」としての経験積みから始めるさ」

内心の不安を吹き飛ばそうとするような彼女の笑みは、どこか晴れやかでもある。
スタイルとパワーと、美貌と自信。それらを身に着けた彼女は強く生きるだろう。

そのままアキさんを車に誘導し、助手席に乗せる。

「戸籍を作るのに三日位かかるそうですし、それまでの仮宿に案内するのと…、そうですね、買い物行きましょうか」
「買い物…、それもそうだな、服も下着も借り物だし、ちゃんと俺の服を買っておかないと」
「お金持ってますよね?」
「そりゃそれなりに持ってはいるけど、足りないと思うか?」
「女の体の先輩が言うけど、下着、高いよ?」
「それもそっか…。じゃあ途中で下ろしてくるか」

これから行う買い物を楽しみにしながら、俺は車を走らせる。
女の体を持った男2人。それを悟られることないままにランジェリーショップでの買い物を楽しませてもらおう。

…あ、そういえば俺も男だってこと、アキさんには言ってなかったな。あとで言っておこう。

A12片「相姦//自慰」

ちんこはふとした時に勃起してくる辺り、聞かん坊で厄介だが、大事な相棒だ。
手っ取り早く済ませるにはオナっておけばいいが、それだとつまらないと、女性用ジーンズの中のちんこは猛りだしている。

そんな折、少し前に目をつけて、それでも時間が無かった為見逃していた女性を再び見つけることができたので、今日は彼女で遊ぶことにする。
高校生位だろう彼女が降りる電車で俺も降り、階段ですれ違い様に『接続』からの瞬時に洗脳…。ここまではいつも通り。
今回は「俺の事は、同じ方向に家があるのを知っている程度」の極軽度な物。下手をすれば通報されかねない位の距離感。それがちょっとしたスリルになる。

彼女より先に改札を抜け、歩きスマホをしないよう改札前で適当にメッセージのチェックのフリをしながら、目標の彼女を待つ。
少し遅れて出てきた彼女と、つかず離れずの距離を保ちながら後をついていくのだが、彼女は俺を“知っている”為、それほど気にした様子はない。

歩いて10分程度の所にあったアパート、同じエレベーターに乗って彼女の家がある階層へ。
先に彼女に出てもらい、家に入ってもらう事で何号室に住んでいるのかを教えてもらう。

これで準備はOK。鍵はかけてない様子なのは不用心だね、本当。
気付かれない位に音を殺しながら戸を開け、鍵穴からテグスの手を伸ばした。

家の中で、頭を失い倒れている体が一つ。言わずもがな目をつけていた彼女だ。
長い髪を後に引きながらごろりと頭が転がるので、適当にベッドの上に置かせてもらう。
制服から部屋着に着替えようとしていた為、下着姿だったのは幸いだ。ちょうどいいので目的達成をさせてもらおうかな。

おっとその前に、彼女の両手を俺の両手と『交換』して家の鍵を閉めて、手を元に戻す。指紋はつけないようにね。

出るところ出て、引き締まったところ引き締まってる彼女の体は、なかなかに扇情的だ。
どうせだからこのまま体を使わせてもらおうと思い、俺の頭を『分解』、彼女の体に『接続』。
そのまま俺の顔と髪の毛を彼女の物と『交換』し、綺麗に入れ替わりは完了した。

そして目の前には仰向けに倒れている俺の体。女性もののズボンの中でちんこが元気になって、今にもはち切れんばかりだ。
ファスナーを開けてパンツを下ろし、勃起ちんこをさらけ出す。タマの後ろにはまんこがあって、そこから愛液がたらりと漏れている。
はぁ、と艶めいた息を吐きながら、俺は自分のちんこを咥え始めた。

「んも、もご、んじゅぷ…」

撫子さんが俺のちんこを使っていたこともあり、自分のを舐めることにもう抵抗は無い。舐めて、舌で撫でて、先端を軽く噛む。
唾液に濡れた俺のちんこから口を離すと、先走りを漏らしているのが見える。

興奮し、濡れ始めたまんこに指を這わせると、「んぁ…っ」と声が漏れる。
姿見で少し確認してみると、処女のようだ。これは後で追加の記憶処理が必要かな。

「それじゃあ君の初物、いただきます…っ、んっくぅ…!!」

パンツをずらしてまんこを開き、腰を下ろしながらちんこを受け入れる。
処女ゆえに当然ながら膜があって、入ってきたちんこによって破られた。何度となく味わった、愛液の他にも血がこぼれ落ちる感触がする。

「はぁ…っ、この子の膜、そんなに痛くないんだ…。じゃあ、遠慮しないで良いかな…!」

腰を浮かしては打ち付け、膣内をえぐっていく。彼女のナカは小さいのか、突く度に亀頭がごんごんと子宮口を押し上げている。

「はっ、はぁ、んっふ、良い…、これ、いい…! っはぁ、ん!」

奥を突かれる度に声が漏れ、この体が悦んでいるのがわかる。俺の体に『接続』して、胸を揉みながら腰を動かす。
自分でも腰を動かし、合う時と合わない時、という不揃いの快感を味わっていくうちに、段々と限界がやってくる。

「俺の体も、イきそうだね…、大きく、なってきてる、から…。ほら、こう、して…!!」

タマの裏に隠れているまんこに手を伸ばし、ナカを指でえぐる。
2つのまんこと1本のちんこ、合わせて3つの快楽が俺の脳に届き、限界はあっさり訪れた。

「あ……っ、っふぁあぁぁぁ~~~…!!」

事が終わった後、トイレにて精液を掻き出している訳だが、中に指を突っ込むたびにまた快感が溢れ出てくる。

「はぁ…、この体も、普段とは違う感覚でよかったぁ…。今回はどんな設定を書いておこうかな…」

もう大丈夫かなと思いながら、顔を戻した彼女の頭を弄び、洗脳の内容を考える。
どうやらこの子、処女であることを友人達突かれて慌ててたし、“そういうお店”でデリヘルを頼んだ事にしよう。
で、俺が来てえっちして、初めてを破ってもらった…。

「こんな感じで良いかな。まぁ俺の体が体だし、男らしい相手はちょっと避けるかもしれないけど別にいいよね」

相手の事をいちいち考えていたら、何もできないしね。
それに、たまには「俺」じゃないセフレが居ても良いかなと思い、連絡先の交換もしておいた事にしよう。

俺の体に頭を戻し、彼女も処女膜以外全部元に戻す。俺の方もちんことまんこ両方をティッシュで拭い、とりあえず綺麗にする。
汗かいちゃったから、あとでシャワー浴びてね。

ノブをハンカチで覆いながらドアを開けて、彼女の家を去っていく。
一発出してすっきりしたちんこは、女性用ジーンズの中で存在を小さく主張している。
帰るまでにもう一度大きくならなければいいな、と思いながら帰宅するのだった。
そういえば出してなかったAfterを図書館に掲載することにしました。
Pixivにあげて満足してしまったせいかもしれません。

それと、画像は保存し忘れてしまった為掲載できません。申し訳ないです。
罰印
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