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Patchworker After

2019/08/30 19:03:33
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A5片「就業//休憩」

(…やっばい、今日も外し忘れてきちゃった)

時折、撫子さんの記憶を『接続』から追体験することがある。
普段何をしているのかが気になって、という話ではなく、撫子さんが自発的に記憶の覗き見を要求してくることが多々ある。
今回はそんな、ある一日の話だ。

デスクワークの最中、疲労感からかちんこが大きくなってきた事で、外し忘れてきたことをようやく撫子さんは気付いた。
ちらりと流し目を向けると、左斜め前のデスクに座ってる後輩の女の子、楠葉真凛がそれに気付いた。
下唇を指先で撫でる仕草を見せると、撫子さんはトイレに向かうと言いながら席を立って、真凛がそれに続いた。
聞えよがしな部長の嫌味を受け流しながら、2人はトイレに入っていく。

「日浦先輩、今日は私なんですね? 嬉しいです」
「うんうん、そういって喜んでくれるのは真凛ちゃんが一番だからね。元気になっちゃうのよね」

車椅子などを使う人用の、大きい個室の中で2人は向かい合っていた。
撫子さんのミニスカートの前は、真凛に見せつけるように勃起をしている。

スカートを下ろしショーツを脱いで、千草くんの物だったビッグマグナムを露出させる。女体には不釣り合いな剛直を前にして、真凛ははぁ、と悩まし気な吐息をはき出す。


「日浦先輩のおちんちん、一週間ぶりです…。はむ、んぶ…!」
「んふぉっ、真凛ちゃん、がっついちゃってぇ…。いい子いい子」
「んふふ…」

亀頭を咥え、味わうように舌先で嘗め回している真凛の頭を、撫子さんは撫でている。
彼女は、こうしてちんこを外し忘れた撫子さんによって調教されてきた女性社員であり、家の外で作った愛人の1人だ。
…家に連れて来た時、軽く「受け入れるように」と洗脳はしたけどね。

「最初は乱暴にしちゃったけど、今じゃすっかり私のちんこの虜だもんねぇ真凛ちゃんは。ほら、もっと全体を舐めて?」
「ふぁ、はい…、はむ、ぢゅ、ん、ふぅ…」

口の中に入りきらない肉棒を、横から咥えて舌を這わせる。小さな舌がちろちろと管の周りを、上から下へ撫ぜていく。

「はぁ…、日浦先輩の割れ目も濡れてきてます…」
「真凛ちゃんの舌が気持ちいいからね。それじゃあそろそろ…」
「はい、入れてください…」

真凛もスカートと下着を脱いで、壁に手を付けて尻を突き出した。まんこからは既に愛液が垂れていて、物欲しそうにひくついている。
撫子さんは狙いを定めて、真凛の中にちんこを挿入した。

「んっ、はぁ、大きい…!」
「真凛ちゃんの中、小さいもんねぇ…。ん~~、キツくって気持ちいい~」

それをされる側は、結構たまったものではないのだけどね。


「んじゃ動く、よっ」
「ひゃうぅ! いきなり、ですよぉ!」

ぐん、と腰を押し付けては引いて、撫子さんは真凛のナカをむさぼり始める。
外にいる人間に聞こえないように、お互いに口をつぐみ喘ぎ声を最小限にしながらのセックスは、どこか辛そうだけど、

「はぁ、はぁ…、っ、んっ、ふぅ、」
「んっ、っ、ん、おぉ、んひぃ…っ!」

腰を打ち付けるだけじゃ足りなくて、後ろから真凛の体を抱きしめ、スーツに包まれた胸を鷲掴む。
服が乱れることも気にしないで、ブラの中で勃起をしている乳首を指先で狙い、つまんでいく。

「やぁ…っ、ダメです、せんぱ、いぃ…っ、服、直すのに時間がぁ…、ひんっ」
「良いでしょ、どうせまだかかるんだし…っ、あっ、私の乳首も勃起してきた…!」

右手で真凛の、左手で自分の乳首をつつきながら、それでもなお腰の動きは止まらない。
すっかり男としての腰つきを覚えた撫子さんは、傍から見ればすっかりヤリチンにしか見えない。

「あっ、先輩、私、そろそろ…っ、んおぉ…!」
「オッケー、じゃあ私も一発、出すよ…っ!」

膨れ上がったちんこから、精液が放出された。亀頭の先にある真凛の支給を蹂躙するように、ドクンドクンと流し込んでいく。

「はぁ、はぁ…、先輩のせーえき、いっぱいです…」
「はー…。ちょっとスッキリした…。ありがとね、真凛ちゃん」


「…なるほど、いつもこんな感じで彼女を手籠めにしてると」
「みーくん人聞き悪いぞー? 今じゃすっかり真凛ちゃんからねだってくるんだもん、仕方ないでしょ?」
「そこは別に、撫子さんの責任ですからね」

家に帰ると、撫子さんと真凛がヤってる場面に出くわしてしまったけど、撫子さんの記憶を読んでいたおかげで大したショックはない。
むしろそこまで撫子さんの性欲が高まっていたのかと気づかなかった俺の責任でもあるのだけれど。

「えへ…、先輩…」
「…………」

さて、恍惚そうな真凛の様子を見て俺の中に一つの感情が沸き上がってきた。
端的に表現するなら、ムラっと来た訳だけど。

「撫子さん、俺も彼女を抱いていいですかね?」
「お、みーくん妬いたかな? もう愛い奴め♪ 良いよ良いよー♪」

服を脱いで、こっちも勃起したちんこを真凛に突き刺す。あぁ、これは確かに撫子さんが悦びそうな狭さだ。

「ふぁっ!? こ、今度はみーくんさんがっ、ふぁ、あぁんっ!」

突然の挿入に驚かれつつも、真凛は洗脳の効果で俺も「受け入れて」る。
先日「俺」にした彼女とも違う膣内は、別の意味で気持ちよく、

「よっしゃ! じゃあみーくんにも挿れるよー♪」
「良いですよ、撫子さん。…いっぱい注いでくださいね」

ちんこを挿しながら、まんこに挿されるという、男女両方の快楽を味わいながら、夜は更けていった。



A6片「事業//事情」

「羽張さん、よね。ちょっと良い?」

大学のロビー。必修の他、今日受けたい講義が終わって後はどうしようか、と悩んでいた所に声をかけられる。
後ろを振り向くとそこには菫ちゃんが付き添っている、一組の男女。声をかけてきたのは女性の方だった。

「…俺にお話って事は、あの話でいいのかな?」
「そう。…都築の話じゃ信用しきれないんだけど、本当にできるんでしょうね?」
「それでも乗っかってきたって事は、気になってるって事でしょ」
「…まぁね」

女性の方が少しばかり強めの視線を向けている。信じられないんだろうなぁ、やっぱり。
隣にいる男の方を見ると、こっちは女性と対照的に気弱そうだ。それでも俺の方には、懐疑的な視線を向けてくる。
…まぁ当たり前か。

「ここじゃ何だし、場所を変えようか」
「何でよ。さっさとやってくれれば良いじゃない」
「人前でやれる事じゃないし、大っぴらにする気も無いんだよ。…それに君たちも、知られたいのかな?」
「……」
「それじゃあご案内しますね」

俺の誘導に従うように、菫ちゃんが先導を始める。俺はその隣に並んで、歩調を合わせて歩き始めた。
目的地は大学の外、近くに構えた事務所兼拠点5号。
そこには代わりのパーツなどは置いておらず、人を呼べるようにしている場所。
こんな話が来た時に使っている、専用の拠点でもある。


2人を椅子に座らせ、書類に記入をさせる。
必要な項目を埋めさせながら、こちらにも守秘義務がある事はちゃんと菫ちゃんが伝えるし、それで納得してもらえなければ返すようにしている。

一応の了承は得られたのか、ちゃんと書類には必要な項目が埋められていた。

「…ふむ、なるほど。…一応言っておくけど、本当にいいんだね?」
「良いのよ。別に女の体に未練があったりするわけじゃないし…、正直女ってだけで困ってる事も、山みたいにあるんだし」

その困ってる「女」を押し付けようとしている人間の言い草じゃないよね。理解してなさそうだけど。

「それに対する君はどう思ってるの? 彼女との人生を交換する事に、不満とかはない訳?」
「…良いんです。俺も、男であることが嫌でした。好きな事はバカにされるし、それならいっそ女性になった方が…」
「なるほどねぇ」

ふぅ、と息を吐く。たまにいるんだ、こんな感じで「今の自分」に対する嫌悪感が強まった人間が早まる事が。
…いや、早まっているのかは違うかな。実感が伴わないから、熟慮も何もないんだろう。

「…それじゃあ了解した。君たちの人生を『交換』してあげよう。目を閉じてくれるかな?」

2人とも目を瞑ったのを確認してから立ち上がり、2人の後ろに立ってそれぞれの肩に手を置く。
聞こえない位に小さく呟いて、能力を発動させる。

「『交換』、発動」


「……2人とも、目を開けて。体を見下ろしてみて?」
「…え?」
「ほ、ホントに?」

目を開けた2人が、驚いたように自分の体を見ている。

「別室に姿見がありますから、しっかりとした確認はそっちでやってくださいね」
「あ、は、はい…」
「行くわよ、ホントに変わってるって事確かめるんだから!」

女口調の男が、途端に弱々しくなった女性を引っ張って別室に向かっていく。

…今回は簡単だ。2人に触れて、脳の部分を『交換』してあげたのだ。
意識のように触れられない物の交換は不可能なので、やれる事と言えばこれが限度でもあるのだが。

『無い、本当に胸が無い! それに下もある! この姿あなたのよね!』
『無い…、股間に何もないし、胸が…、こんなに大きいなんて…』

別室で興奮している2人の声を聴いて、菫ちゃんに問いかける。

「菫ちゃん、あの2人どうなると思う?」
「このまま確かめるようにセックスする、に今日の一番槍を賭けます」
「じゃあ俺は、このまま興奮して半裸のままこっちに来るに、俺のまんこを賭けよう」

正直賭けになって無い気がするけど、まぁいいか。
結果を楽しみにしているのか、菫ちゃんもスカートの前を膨らませていた。


結局、あの2人は場所をわきまえずにおっぱじめた。
まぁ目の前にベッドあるし、部屋の様子はラブホに近づけていたし、いつもの事だけどね。

「それで、他には何をしたんですか?」
「簡単だよ。ちゃんとお互いの記憶もそれぞれ持たせて、“今の体”として振る舞う事も問題無いようにしてあげた位さ」

事務所のソファーの上で、俺はズボンを脱いで脚を広げている。勃起したちんこと、その下にあるまんこを菫ちゃんに舐められながら。
…学校に行く時は男として。それは間違ってないし、変えるつもりもない。
ただその方法は、「おっぱいを外してちんこを付けて、男として見せている」だけだけどね。
今日はまんこを付けていたい気分だったので、単純におっぱいの『分解』とちんこの『接続』だけで済ませている。

「では私も挿入しますね…?」
「お互いひと段落ついてから、ちゃんと報酬の交渉はしようか」

今の俺はそんな、こっそりとした事業を始めている。

ちょっと体勢的には無茶っぽいけど、菫ちゃんは勃起したちんこを下に向け、俺のちんこを自分のまんこに宛がい、同時挿入をしようと試みている。
すっかり変態さんになっちゃったけど、そこがまた愛しかったりするんだよね。

男女逆転した喘ぎ声を聞きながら、俺達も同じ喘ぎ声を響かせ始めるのだった。

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