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魔女の変身薬

2017/01/28 16:19:23
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電子音と共にドアのロックが開く。
昨日楽しんだあの部屋にまた訪れていたのだが、今日、そこにトシアキの姿はない。
それも当然だろう。
こちらから連絡を入れていないし、そもそも今はふたばではなく清彦として来ているのだから。


昨日、アパートに帰った俺はベッドに転がりながら考えていた。

トシアキに抱かれた後、シャワーを浴び身なりを整えここに帰ってくるまで一時間弱。
その時間がとても勿体なく感じてしまっていたから。
ふたばでいられる時間は一日6時間程度、それを一分一秒でも無駄にしたくない、と。

そのためにはどうすればいいか、どうすれば効果的に双葉に時間を作れるか。


思考の末、俺が導き出した答えがこれ。
背負ったバッグに、ふたばの下着と制服、ソックスにローファー等々を詰めて来たのだ。
もちろん一番大事な変身薬も一緒に。

この部屋で変身しトシアキくんに連絡すればここに来るまでの時間が節約できる。
えっちが終わった後、この部屋で清彦に戻れば帰宅時間も同様に、だ。
そうすれば少しでも長く女の子として、ふたばとして可愛がって貰えるはず。

そんな妄想に心を埋められてしまってはもう、清彦でいることに耐えられない。

ふたばの姿になり制服を身に着け、清彦の服は全てバッグに押し込む。
スマホを取り出しトシアキくんに、今日もして欲しいと連絡を入れれば彼は快く了承してくれた。
後はこのバッグをクローゼットに隠して待つだけ……と扉を開いたところで絶句した。

ここはかずはさんがそれ様に用意してくれたプレイルーム。
改めてそれ思い返せば、これらの備えつけ当たり前なんだろうけれど、あまりにも凄い。

クローゼットの中にはコスプレ衣装からレザー素材の服、ラバー服、SM用の拘束衣装まで。
思いつく限りのエッチな衣服がずらっと掛けられている。
じゃあ、と引き出しを開ければそこも予想通り。
バイブ、ローター等は当たり前、ボールギャグや鼻フック、低温蝋燭に鞭などのSNグッズもたくさんある。
その他にもぱっと見て何に使うのか思いつかないようなものまで多種多様。

こんなの呆気に取られるなと言う方が無理だ。

その中で一つ、私の目に止まったものがある。
以前からその時になったら試そう、そう思いながらすっかり失念していた道具の事を思い出す。

「すごい、太い……」

手に取ったのはバイブ、私が使っていた細い物ではなく表面にイボイボがついた極太のもの。
処女の時は膜を破らないよう使えなかった、でも処女じゃなくなった今なら……。

コードの先についたスイッチを弄れば、ブゥゥンと音を立て極太バイブが唸る。
切替スイッチで右回転左回転の選択、もう一つのスイッチを押すと本体の中腹が波打つように蠢く。

これで膣壁の襞を抉られたら、極太な先っぽで奥を弄られたら……!

こうなったらもう止めようがない、そもそも止める必要もない。
かずはさんはこの部屋を好きに使っていいって言った。
なら、部屋の中に備え付けているものもきっとそう。
持ってきたバッグは部屋の隅に押しやり極太バイブを胸に抱く。

トシアキくんが来るまでの間ちょっと楽しむだけだから、と自分に言い訳をしながら考える。

これが一体どれほどの快楽を与えてくれるのか。
そう思うだけで軽くイってしまうんじゃないかと思うくらい心音がすごい。
だから、体も心もとっくに準備はできている。
湿った下着を脱ぎ捨てベッドに転がればもう性欲を押し留めるなんて出来ない。

「おっき、いっ……ん、ふ、くぅ、ん」

声を殺しながら十分にぬめった私のアソコへ導いていく。
昨日トシアキくんのを何度も飲み込んだせいか、見た目以上に苦しいとは感じない。
けれど、少しでも締め付けようものならキツキツになってしまう程度には太い。

膣襞への刺激に思わずきゅっとしてしまいそうになるのを懸命に我慢し、ゆっくりゆっくりと飲み込んでいく。

「あ、奥、届いたぁ……」

胎を押し上げられるような感覚に私は睫毛を伏せ、そして一瞬の間もなくスイッチをONにした。
細いバイブとは比べ物にならない重厚な振動、おまんこは悦楽の涎であっと言う間にぐちょぐちょだ。
それを潤滑油にして、私は本能の赴くまま引っ張り出し手首のスナップを効かせそれを押し込む。

引っ張る押し込む引っ張る押し込む引っ張る押し込む。
大きく足を開き腰を浮かせ、ベッドに愛液の飛沫を飛び散らせながらひたすら繰り返す。

奥に届いた衝撃に子宮を震わせたら、咥え込ませたまま先端をローリングさせる。
その快楽に酔いながら膣壁を抉るバイブのリングも同時に起動させる。

「ひぃん!す、ご、しゅごいっ!これすごいのぉ!」

普通のおちんぽでは到底できない動きに私は歓喜した。
機械だからこその攻め、それを享受できる女である事の喜びを存分に。

(おまんこすごいおまんこずるい、いろんな攻められ方でいろんな楽しみが出来るなんてずるいっ)

「も、もうイくっ、またイくっ、イくの終わらないっ!イく、イクイくぅーーーーーッ!」

「トシ、アキくん……っ、トシアキ……くぅっ、ん!あぁあ!トシ……トシアキくぅんっ!」

口から零れるのはタガが外れたかのような喘ぎと妄想の中で私を犯す男の人の名。
間接的とはいえこの喜びを得られるのはトシアキくんが私の処女を奪ってくれたから。
だからオナニーの時もその相手を務めてくれたっていいじゃない。

「おやおや、ずいぶんと浅ましいねふたばちゃん」

浅ましく快楽を貪る私をトシアキくんが見下してくる、言葉で蔑んでくる。
それがまたたまらない、えっちな私を見られて背中がゾクゾクと震えてしまう感覚がたまらない。

「み、て……トシアキくんっ、えっちで、浅ましい、きゅんっ、わたし、をっ……」

オナニーを止めるなんていう選択肢はもう持ち得ていなかった。
トシアキくんの視線に犯されながら最後までして果てる。
それが私に課せられた義務だと言い聞かせて、これ以上ないくらい胎内をかき回す。

「ああ、俺に見せて、ふたばちゃんが恥も外聞も無くバイブでイくところをね」

「ゃあ!」

バイブがより一層強く押し込まれ、そして固定される。
嘘、と私の手に触れるもう一つの温かさに狼狽した。

「ふぁ!あっ、トシアキ、く、んうっ!」

妄想じゃなかった、本当の、本物のトシアキくんがもうここに来てて……。
ぜんぶ、ぜんぶっ、見られて、見られてたなんてぇ!

「ほんと、ふたばちゃんって変態だね、ほら変態らしくイきなよ!」

おまんこの奥が破れるんじゃないかと思うほどに穿たれる!
おまんこの壁がこそげ落ちるんじゃないかと不安になるほどにイボで引っ掻かれる!
そして、おまんこが壊れるんじゃないかとの恐怖に駆られるほどに膣肉が震えまくる!

「~~~~~~~~!!!!!!」

そんなにされてしまったらもう、意味をなさない言葉を叫びながら果てるしか私に残された道はない。
頭の中の切れてはいけない何かが切れたような感覚の中、私の意識は白く白く薄らいでいった。

────────────────────────────────────────────────────────

「じゅ、ん、ふぅ……ぷちゅ、くふ」

「ほら、ふたばちゃんもっと舌を使って、そう……そういい」

「ん~っ♥」

お腹を震わせる心地よい振動にトシアキくんのおちんぽを咥えたまま私は喜んだ。
トシアキくんが感じる所を舐めてあげたり、言われた事をきちんと出来るとバイブのご褒美がもらえる。
それを教えてもらったから。

オナニーに使っていた極太バイブはまだ私のおまんこに突き刺さったまま。
フック付きのゴムバンドで抜け落ちないように固定されてしまっている。
手は後ろで枷と鎖に繋がれ自分で外すなんてできない。

これは罰、ううん正確には罰という名のプレイ。

自失の時間から目覚めた時、私はもうこの格好で縛められていた。
そんな私にトシアキくんが言う。
ふたばちゃんに女の子の気持ちよさを教えるために呼ばれたのに、一人で楽しむのはいけないよね、と。
だから今日はふたばちゃんとセックスはしない、バイブだけでずっと辱めてあげる、と。
さらにトシアキくんが続ける。
もし反省する気があるなら、ふたばちゃんの口で俺を気持ちよくしてもらいたいな?って。
そうしたらセックスして上げてもいいって。

何を求められているかすぐに分った。
でも、口での奉仕がすぐ出来るかと問われたら、はい、とはいかない。
清彦で見慣れているし今の私は女の子だけれども、やっぱり口でするのには抵抗がある。
何より私は気持ちいいわけがない、むしろ気持ち悪いんじゃないかな、って思うから。

「で、でも……」

返事を言いよどむ私に対しトシアキくんは嫌な顔一つせず、ただ手のスイッチを弄って答える。

「ふあ、あ!」

ブンと、下腹部を震わせる刺激に及び腰になって、改めて私はトシアキくんの周到さに舌を巻く。
こうやって、気持ちよさを餌に女の子をいいようにしちゃうんだ、と。

あ……。

瞬間、自分で自分を縛り気絶するまでバイブに犯された記憶がフラッシュバックする。
その時私は、ふたばは何を思ってたんだろうか。
確か……そう、妄想しながらオナニーすればより気持ちがいいって知った時。
ご主人様は清彦で、ご主人様に快楽調教を受けているって妄想……それが、今の私と重なっていく。

「っ……はぁ、ふぁ……」

吐息が熱いのはバイブにかき回されたからだけじゃない。
そうだ、私はこの状況を心の奥底で待ち望んでいたんだ、そして今、期待して陶酔してしまってる。
それを頭で理解できちゃったから。

わたし、わたし……やっぱり、ふたばはドMで変態なんだ……!って。

かずはさんとトシアキの言葉が記憶から溢れ、私の体だけではなく心も縛っていく。
ドMで変態ならそれらしく振る舞ってもいいじゃない。
女の子の気持ちよさを知りたいなら、いっそ被虐快楽を味わってみてもいいじゃないかって。

「上手にできたらちゃんとご褒美、あげるよ?」

そんな思考にずぶずぶとはまってしまった私にとって、トシアキくんの言葉は完全なダメ押し。
私は顔に微笑すら浮かべていたんだろう、トシアクくんは満足そうに頷いてご褒美のスイッチを押す。
おまんこから湧き出す悦楽と全てを握られている被征服感、それは私の雌のスイッチを戻らないくらいまで押し込むに十分だった。


「あ!んっ、あは……はうっ」

トシアキくんの射精を顔で受け止めるのもこれで二回目。
最初はちろちろと舌で舐める程度だったのが、今は口の中で奉仕できるまでに仕込まれてしまっている。
濃厚な精子の匂いと味、バイブの振動で私の思考はとっくにぐちゃぐちゃのどろどろ。

「あ、あーっ!あは、あぁあっ」

舌を突き出し浅ましく腰を振ってバイブの刺激を貪る。
ご褒美が欲しい気持ちいいのが欲しい、イきたい、イきたい……!
私の今の行動に根付くのはただそれだけだ。

「さて……もう一度復習しようかふたばちゃん」

膝立ちの姿勢で荒い息を吐く私の顔に押し付けられるトシアキくんのおちんちん。
もう気持ち悪いなんて気持ちは微塵も感じられない。

(おちんちん、おちんちん……!
私を気持ちよくしてくれる、私に女の子の喜びを教えてくれる……!愛おしい、愛おしい……!)

それどころかとても可愛い、もっともっとご奉仕して上げなくなっちゃう。

「ふぁ、れろ……ちゅ、ん、くちゅ」

最初に亀頭へのご挨拶のキス、そしてたっぷり唾液をまぶした舌で裏筋を舐め上げる。
これがトシアキくんが好きな手順。

「ふぁ、んあぁぁ……ふむぅ、ぴちゅ、んりゅっ」

よくできましたとばかりにバイブのご褒美がもらえれば、口での奉仕にもより熱が籠る。
丁寧に裏筋を舐めたなら今度は横から、まるでハーモニカを吹くように優しく舌を這わせる。
左右両方から行い、トシアキくんのおちんちん全体を愛でたらようやく本番。

歯を立てないよう唇を巻き込んで先っぽを咥える。
亀頭の裏から鈴口から全部舌で愛さないとトシアキくんは満足してくれない。
上目づかいで美味しそうに頬張るのも忘れてはダメ。
時々おちんちんがぴくぴくするのは気持ちがいい証拠だ。
そこを丹念に舌で舐めればお腹のバイブがより強く震えて私も気持ちよくなっていく。

「ん、ん……ぷ、ぅ……」

そして最後にトシアキくんの大きなのを私の口に迎え入れるんだ。
でもまだ上手にできない、喉の奥の上を擦られて何度も何度もえづいてしまう。
そんな私なのにトシアキくんが頭を撫でてくれるのが嬉しい、もっと頑張らなきゃって思ってしまう。
ゆっくりめのストロークで咥え込むときは口を大きく開けて、引き出すときは唇をすぼめ絡みつくように刺激してあげる。

バイブはさっきから響きっぱなし。
トシアキくんも満足してくれている、それが分かると胸の奥に温かいものが生まれてくる。
おちんちんだけじゃない、いつの間にか私はトシアキくんを愛おしいと思うようになっていた。

トシアキくんにされる事ならなんだって嬉しいし気持ちがいい。
トシアキくんが望む事ならなんだってするし、してあげたい。

「ん、んぶぅんんっ!!」

だから、こうしていきなり頭を掴まれがつんがつん喉の奥を犯されても、息が苦しくて涙が零れてしまっても

「飲み込め、ふたばちゃんっ!」

喉の奥に特濃のザーメンをぶちまけられ、飲み込むように強要されてしまっても

「ん!んぐぅ!?む、んんっ!?」

嫌とか気持ち悪いとか否定的な感情は、あっという間に好きと言う気持ちに塗り潰されてしまう。

とても酷い匂いだけれども、これがトシアキくんの精液の匂い、そして味なんだ。
そう思えば自然と舌が動く。
一滴たりとも零さないように丁寧に口の中で唾液と混ぜる。
ねばっこく濃い精液を少しでも飲み込みやすくするために。

「んきゅ、ん、んくんくんく……」

美味しい訳がないのに美味しいと感じてしまう。
何度も飲みたいような喉越しでもないのに、何度でも飲みたいと思ってしまう。
フェラする側が気持ちいい訳ないのに、脳が気持ちいいと勝手に錯覚してしまう。
そんな度し難い想いをもっと感じたいと深入りを止められない。

「ちゅう、ふぁ……ごちそう、さまでした……」

最後のご挨拶とばかりに鈴口を吸い上げると、グンと更に硬さと反りを増すおちんちん。
私の唇とトシアキくんのそれにかかる銀糸の橋が名残惜しさを表しているかのよう。
それを目の当たりにし、はぁ、と大きく熱い息を吐く。
イってないのにイったかのような満足感と解放感に、フェラじゃ気持ちよくなれない、なんて思った少し前の私を恥じた。

「お疲れ様ふたばちゃん」

優しいキスが私の唇に触れ、そのまま割り込んでくるトシアキくんの舌。
さっき自分の精液を吐き出したところなのに平気で舐めてくれる心意気が私をきゅんとさせる。
清彦なら絶対自分のを舐めるなんて出来ないと思うから、ますますトシアキくんにときめいてしまう。

そのままベッドに押し倒され、バイブを咥え込んでいるせいか大股開きのまま倒れ込む。
でもそこまで、トシアキくんがちらりと時計を確認する仕草を見せたから。
タイムリミット、名残惜しいけど楽しいふたばの時間は終わりだった。
そのはずだった。

「ねえふたばちゃん」

だけれど、次にトシアキくんが口にしたのは正反対の言葉。
私にとってはまさに悪魔の誘惑に等しいもの。

「今日は朝まで、俺に付き合わないか?」


ふたばの陰に隠れていた清彦の心が飛び起きる。
やばい、それはまずい。
何がまずいって、それを了承したら薬を服用する時の約束を破ってしまう事になる。
そして、私が、ふたばが、その誘惑に耐えられそうにないという予感が清彦の心の焦りを誘う。

嬉しい、すごく嬉しくて涙が出そうになる。
こんなの何も考える必要はない、首を縦に振って朝までたっぷり可愛がって貰うほうがいいに決まってる。

現に私は真っ先にそう考えちゃってる、清彦の忠告を邪魔だとすら考えている。

かずはさんとの約束、薬の副作用、それも分かってる。
分かってるけれど、でも、でも。

「そしたら俺のコレで、もっともっと気持ちいい事教えてあげられるよ?」

自身の男根を指したトシアキくんの指でバイブを軽く押され、先っぽが私の子宮の入り口をくにくにとノックする。
その刺激ともっと気持ち位いいことへの期待に胸が踊らない訳がない。

言え、言ってしまえ。。
たった一言、肯定の言葉を口にするだけでそれが現実のものになるんだから。

「ん……うん」

清彦が止めろと叫ぶ。

「もっと気持ちいい事、私に教えて……?」

でも私の口は言ってしまった、自分で自分が決めたタブーを破ってしまった。

副作用が出たのは最初の一度きり。
その後も何度か約束を違えたけれど何も変化はなかった。
だから今日くらい破ったって……。

そんな都合のいい理由や言い訳はいくらでも出てくる。

でも、私が一番大事なのはたった一つ。
トシアキの誘いを断っ機嫌を損ねたくない、嫌われたくない。
ただそれだけ、それだけで私は清彦としての心を押さえつけOKしてしまっていた。

「ふあぁぁっ♥」

色情に染まった高い声、胸を暴力的なまでに揉み潰され思わず上げた喜びの音。
それが開始の合図とばかりにトシアキくんが私の体を貪り始める。

こんなに求められる、こんなにもガっついて貰える。

乱暴にバイブを抜かれたかと思えば、間断なく私の胎内に収まる熱く滾る肉棒。
薬のタブーを破った後悔なんかあっという間に押し流され消えてしまった。
昨日よりずっと激しい交わりに心も体も燃え上り、もっともっとと求めてしまう。

「俺が抱いてきた女の子の中でも、ふたばちゃんは最高だよ……!」

そんな中ですら私を褒めてくれる言葉に想いが募る、募れば募るほど気持ちよさが倍加する。
終わりがない、女の子って終わりが、際限がない……!

「く、出すよ……中に!」

「あ、あ、ひゃいっ!だして、中にぃ!」

中出しされたら今まで以上の満足感が得られるよ、と女の本能が囁く。
それを聞いてしまっては拒む言葉を出せるはずもない。

トシアキくんの欲望のままに出して欲しい、おちんちんを膨らませ爆発させて欲しい。
生殖欲求に私の理性は駆逐され、トシアキくんに足を絡めて奥の奥を私から押しつけてしまう。

ドクンとおちんちんが脈動した。
解放された精液がその中を進んできているのがはっきり感じ取れる気すらする。
そして、

「あ、あぁーーーーーーーーーっっっ!!!」

びゅくくっ!
まるでマンガの擬音、そんな幻聴に私は叫んでしまった。
射精されてる、私の中に射精されてる、中出し、中出しされてるっ。

女である事の本分を果たしてる、そんな感覚に私の意識はあっという間に飲まれた。
それは見られて得る優越感や満足感、まぐわって得る快楽や悦びなんかとは全くの別物。
女としての存在意義があった、生物としての価値を認められたという圧倒的な充足感。

好きな相手の精液を子宮に注がれる、それだけでこんなにも女の子は幸せになれる。
子宮で物を考える、子宮には逆らえない、ただの揶揄表現だと思っていたけれど、体感して初めて実感した。
私だけかもしれないけれど、少なくとも私には当てはまるなって。

トシアキくんの目配せに私は頷く。
まだ終わりじゃないよ、そんな視線はそれこそ私の望むところ。

二回目は後輩位、三回目は松葉崩し、そしておちんちんを抜かないままでの四回目、対面座位。
おまんこを突かれながらトシアキくんと抱き合い胸を弄られキスまで貰える。
こんなのを好きにならない訳がない。

「もっと、もっとキスして……!ん、あむ、むふぅ」

上と下の口にトシアキくんを咥え込むなんて贅沢、この体勢じゃないと味わえないんだから。

「クリ、舐めて……!あ、ひぃ!いいっ、いいよぉトシアキくん、それいいっ!」

おちんちんを入れるのに飽きたら今度は手や口で責めてくれる。
女の子の気持ちいいところを的確に刺激して私を喜ばせてくれる。


そんな事を何度何時まで繰り返しただろう。

気がついたとき、既に部屋にトシアキくんの姿はなく私だけが取り残されていた。
拘束は解かれていたので、ぐちょぐちょに濡れたベッドに一人起き上がる。

あの後、どんな体位で何回抱かれたのか、まるで覚えていない。
でも強烈に記憶に焼きついている事がある。
視線を落とせば見える、私のお尻が銜え込んでしまっているアナルビーズ。
そして指で触れれば分かる、鍵をかけられ自分で外すことが出来ない首輪がそのシンボル。

お尻を徹底的に苛められ、開発され、そしてトシアキくんの奴隷になるって宣言してしまった。

「……はん、ふ、あぁ」

恐る恐る私に生えた淫靡な尻尾を掴み、ゆっくり出し入れすると沸き上がる愉悦。
それと共にはっきりと思い出せる言葉。

『これでふたばちゃんはこの部屋にいる限り俺の奴隷だよ』

トシアキくんに無理やり付けられたんじゃない、私が望んでしまった事だ。
例えそれが、こうやってお尻の快楽を盾にした誘導であったとしても。
そんな理屈じゃ計りきれない気持ち、好きって気持ちに支配されてしまった私の心が欲したこと。
清彦がいくら駄目だと叫んでもそれは男の理屈、今の私には届かない。

女の子は感情ってよく言うけれど、今の私のとってはトシアキくんが全てになってしまっているんだと実感する。

『今日の夜から三日俺の予定空いてるから、その間たっぷり楽しもうね』

「あっ、あぁぁ、くふぅっ」

大好きなトシアキくんの言葉を頭の中で繰り返しながら、私は手の動きを一層早める。

朝まで、との約束だったけれど、トシアキくんの奴隷になった私はその言いつけに逆らえない。
私はこれから今日を含め四日もの間、ここに監禁されこんな風に調教されてしまう。
普通なら悲観するだろう、でも、私がそれを望んでいるからこそ考えるだけで身震いしてしまう。
幸い清彦は夏休みで一人アパート暮らし、数日いなくても誰も不審がりはしない。
バイトに関してはメールで休みを伝えてしまえばいい。

薬の約束ももういい、そんな不自由はいらない。
トシアキくんに私の体で喜んでもらいたい、ただそれだけ。
それだけしか考えられないくらい女の子の思考に染まってしまっている。

「んふぅ、お尻が、こんなっ……ひっはぁっ!ん!あひっ!」

空いている左手で首輪をなぞれば、居ないはずのトシアキくんを近くに感じる気がする。
トシアキくんに今こうして縛られてるって実感できる。

腸液と昨夜から入れられっぱなしだったローションの混合液を撒き散らし、私はあっと言う間にアナルアクメへと誘われた。
ただ言われるままされるままに快楽を享受する、そんな存在になった事に心から陶酔しながら。

ああ、凄い。
女の子ってやっぱり凄い。
でもまだ、もっと知りたい。
これから四日の間もっともっと感じたい。
ううん、きっと感じさせてもらえる。

(でもそれだけじゃ……)

力の入らない足にむち打ってベッドから立ち上がり、そして考える。
奴隷になった証である首輪はチョーカーとはまるで違うもの、流石にこのままで外になんて出歩けない。
必然的にトシアキくんが返ってくるまではこの部屋で過ごす事になるけれど、私は何か出来るだろうか。

汗みずくな身体にシャワーを浴びながら考える。
帰ってきたトシアキくんに褒めて貰えるようにするには、トシアキくんを喜ばせるには。

(ああ、なんでこんな……抱かれるだけじゃ満足出来ないなんて)

性的な快感はもちろん欲しい、でもそれ以上に精神的な充足感が欲しくなってしまっている。

そうだ。

ふと、クローゼットの中にあったメイド服そしてエッチな拘束着が記憶の片隅から浮かび上がる。
折角ある衣装なんだから使わないのはもったいない。
男の人なら女の子に可愛い格好で出迎えられて悪い気がする訳がない。
そして、その下の淫らな格好を見てもらえればきっと欲望を滾らせてもらえるはず。
その気になって私を犯してくれるはず。

とくんとくんと高鳴る胸に手を当てながら、私はおまんこを疼かせ濡らす。
トシアキくん、ううん、ご主人様にいじめられ悦楽の声を上げるしかない自分の姿を果てなく妄想しながら。

────────────────────────────────────────────────────────

「おかえりなさいませ、ご主人様」

トシアキくんの姿を見るや、掃除中だった私は手にしたモップを立てかけ、用意していた言葉を口にして畏まった。
感心する様な視線はやがて舐めるようなそれに変わる。
私はトシアキくんに応えるべく、スカートを摘みたくし上げ、そしてさらに続けた。

「ご主人様が……私のここを、すぐお使いできるよう、準備、んんっ、していまし、た……」

短いスカートから太ももに巻き付けたベルトが覗く。
装着されたラブグッズのスイッチ、そのコードは股を覆う黒いラバー素材の帯へと消えている。
おまんことアナルの位置にエッチな道具を固定するように作られたそれは役割を存分に果たしている真っ最中だ。

何度も何度も鏡の前で練習した、どうスカートをたくし上げれば色っぽいか、どう腰を振れば一番トシアキくんを誘惑できるか。
羞恥と背徳感で立ったまま軽く何度も脳イきしながら。

「あ……」

トシアキくんが無言で私の背中に手を回す。
下腹部に押し付けられた股間がパンパンに腫れているのが、ズボン越しにでもはっきりと分かる。

「じゅる、ん、ぷちゅ」

逃げられないように後頭部に手を回されディープキス。
乱暴な胸への愛撫、そして太もものスイッチを入れられたらもう乱れる他に何が出来るだろう。
誘惑が成功したことの歓び、男にめちゃくちゃにされる被虐の喜び、直接的な肉欲を満たされる悦びの三重奏。

女の子になってよかったと感じる、勇気を出してかずはさんに男に抱かれたいと言ってよかったと心底思う。
こんなのを知ってしまったらもう戻れない。
薬の約束や清彦の忠告なんてどうでもいい些細な事だとして心の奥底に押し込めて。

あっという間にメイド服を剥ぎ取られれば、その下の拘束服があらわになる。
黒い革素材で出来たそれは、服と言うには余りに本来の用途とかけ離れていた。
局部を隠すためのレザー部品をチェーンとベルトで繋いだだけの、男の劣情を滾らせる事に特化した装い。

「ほんとえっちな子だ、素質はあると思ったけどほんの数日でここまで堕ちるなんてね」

鼻息も荒いトシアキくんが上ずった声でそう言った。
興奮してくれている。
私の持て成しにこれ以上ないくらいトシアキくんが欲情してくれている。

嬉しい、嬉しすぎてどうにかなってしまいそう。

「わ、わたし自分がこうされるの好き、だって、わかったんです……だから、あ、あ……っ」

ガチリ。
サディストの笑みを浮かべるトシアキくんがチェーンを私の首輪に繋いだ音。
その音に心が震える。
卑しくバイブを咥え込んだおまたを見せ付けるまんぐり返しの体勢で拘束され身悶える。

「ダメだよふたばちゃん、奴隷なら奴隷らしい言葉遣い、あるよね?」

こん、こん、とバイブの底をノックされる刺激。
そこにそんな言葉を投げかけられてしまったら素直に雌のドアを開くしかないじゃない。

「わっ、わたしふたばはドMで変態な奴隷なんですっ……!ご主人様に、躾けてもらいたくて仕方がないんです!ひぁ!」

ノックが体重を掛けた押し付けに変わる、おまんこの奥をバイブが抉って形を変えられる。
それは私からもっともっと卑猥な言葉を引き出すための呼び水。
分かる、清彦の知識があるから分かる。
だからこそ効果は覿面。

「ごじゅじんさまっ、ごしゅじんさまぁ!変態メス奴隷の、私の、おまんことアナルを滅茶苦茶にっ、してぇ!」

「ずっとおまんこ、ご主人様のちんぽでずぼずぼって、される事ばかり、ああ!考えてたんですぅ!」

「お尻で気持ちよくなりたいって、朝起きてすぐアナルビーズ弄って、何度も何度もアクメしてたんですっ……!」

「もっともっと、気持ちいこと知りたいんです……!ご主人様に教えてもらいたいんです、だから、だからぁ!」

吹き出す地下水の如く淫らな言葉が止まらない。止められない。
そんな淫乱な言葉を言えば言うほど、私が、ふたばが、そんな変態女なんだって心が上書きされていく。
耳から入ってくる言葉に頭が肯定の意味を与えていく。
私がどんどん淫乱でドMな奴隷になっていく。

「ひっ、きひぃっ!」

後ろの穴から沸き立つ生理的快楽に私は奇声を上げた。
トシアキくん、ううん、ご主人様が私のアナルからビーズを力任せに引き抜いたその刺激。
排泄の気持ちよさにおまんこバイブの性感がミックスされ、お尻が気持ちいいって錯覚が二重に三重に私の心を縛る。
私がアナルが大好きな変態女に調教されていってるのが分かってしまう。

「さあ、また綺麗にしないとね、変態奴隷のふたばちゃんなら昨日の倍くらいいけるでしょ」

ぽっかりと空いたアナルに差し込まれるのは浣腸器。
その中身は昨夜と同じ、ご主人様がかずはさんから買っているスライム状の腸内洗浄ゲル。
うんちを全部消化して腸の中を綺麗にする、ご主人様の欲望を満たし女の子をアナル狂いにするための道具。

「あ、ああ……!あ゛あぁぁぁ、はいって、くる、くるし……い、よぅ」

一本二本、そして三本目。
私の事などお構いなくご主人様の欲望を満たすためだけに注入され続ける。
妊娠初期の妊婦のように膨らんだお腹が見える、そして歪んだ笑顔で私のお尻にアナルプラグで栓をするご主人様の姿も。

お腹が鳴る。
排泄のための蠕動運動が始まった途端感じる、きりきりとした痛みに眉根を潜める。
いくらいきんでも出せない、出したいのに栓はきっちりスライムを押さえ込んでしまっている。

「苦しいよね、でもその苦しいのが気持ちよくなる、なんたってふたばちゃんはドMだからね」

理不尽なご主人様の言いよう、でも私は知ってる。
その通りなんだって昨晩も教え込まれたから。

「ひぃっ、あ、ああああっ!」

前の穴に刺さったバイブが強烈な振動を放ちながら激しい水音を立て始める。
それをめちゃくちゃに動かしているのは勿論ご主人様。
こうやって排泄出来ない痛みを快楽に混ぜられ、心もあそこもぐちゃぐちゃにさせられてしまうんだ。

痛い、おなかが痛くてつらい。
でも、おまんこは気持ちいい。
おなか痛いのにちゃんと気持ちいいって感じる。
おなかが痛くても気持ちいいっておまんこが悦んでる。
痛いのに、それなのに、それなのに、痛いのすら気持ちいい、って。

びくんびくん、と拘束され宇自由な体を思いっきり痙攣させて、私はこれでもかと被虐快楽を貪り尽くす。

「かわいいよふたばちゃん、本当にかわいい、だから今度はこっちを挿れてあげるよ」

どろどろにふやけたおまんこの主が変わる、今度はご主人様のおちんぽ。
バイブも良かったけれど、生のおちんぽには流石に敵わない。
肉同士が絡み合う感覚だけはバイブでは味わう事ができないし、なにより、びゅるびゅるって中で出されるのはこっちだけだ。

「あ、ああっ!おちんちん、ご主人様のおちんちんっ!」

激しい腹痛の中に感じられる生ハメの喜びに私はすがりついた。
少しでも痛みから逃れようと半狂乱になりながら腰を振って。


それから何十回突かれて何回意識を白く飛ばしただろうか。
おまんこの中でびくんびくんと暴れるご主人様のおちんちん。
ようやく訪れた射精の兆候、それに私は喜々として女の穴を締めつける。

私の胎内で感じるおちんぽの脈動、それが今中に出されてるという事を否が応にも実感させられる。
子宮がきゅんきゅんと喜んでいるのが分かる、子種を飲み込めて嬉しいって言っている。

そんな満ち足りた開放感に酔い痴れ、お腹の痛みすら忘却の彼方へ押しやっていると、まったく異質の感覚に私は現実に引き戻された。
ご主人様がおちんぽを抜いたのと一緒にお尻の栓を抜かれた事によって訪れた圧倒的な便意だった。

お腹に入っているのは腸洗浄用のスライム、そんなのは分かってる。
分かってるけれど……それをこんな体勢でやってしまったら……!

汚物塗れの私を妄想し、それだけは嫌だと首を振る。
昨晩も同じ事をされたけれど、それは体が汚れるような体勢じゃなかった。
でも今日は違う。
もしこのまま溢れたら、私の体全身にお尻から出たものが流れ落ちてしまうのは間違いないまんぐり返しの格好。
そんなの気持ちよさとは別、生理的にとても耐えられるものじゃない。

「我慢はよくないね、素直に素直に、俺はふたばちゃんみたいにかわいい子が汚れる姿が見たいんだから」

「やぁ、おしり、触っちゃやぁ……!ご主人様っ、やめ、て……」

だけど許されるわけがない。聞き入れられるはずもない。
ご主人様がそうすると決めたなら、その雌奴隷になった私に拒否する権利なんてない。
それに、入れたものは消えたりしない。
いずれどうにかして出て来ないといけないもの。

必死に我慢してどうなる。

そんな思いが綻びになったのか、懸命に耐えていた堤から緑色の粘体が一滴、たった一滴だけど溢れた。
もうダメだと思った、同時にもういいやとも思った。
どっちにしてもこれ以上耐えるのは無理だったから、力を抜いて、全て諦めて身を委ねるしかなかったから。

「あ、ああああっ!あはあああああああっ!」

お尻が決壊する。
お腹に貯めに貯められていたスライムが一気に溢れ、私のお股を緑のゼリーで覆い尽くし流れ出す。
お尻から背中に、お腹に、飛び散った飛沫が太ももに、胸に、顔に、私のあらゆる場所に降りかかった。
気持ち悪い、気持ち悪い。
生暖かさが気持ち悪い、肌を這う感覚が気持ち悪い、全身が塗れる感触が気持ち悪い。

なのに、なのに。

お腹にたまったものを一気に吐き出す排泄の快感、生きていく上で抗えない本能的な快感。
それが気持ち悪さすら駆逐して私の心を満たしていくのを自覚する。
本当に気持ちいい事だって、私の心に刻み込まれていく。

もし本当の汚物だったら絶対にこんなにはならなかった。
かずはさん謹製の、女の子がお尻に嫌悪感を抱かないようにするスライム、その効果を身をもって知ってしまった。
汚くも臭くもないのなら、それなら、お尻の穴ってこんなに凄いんだって。

「ふは、あぁ……ん、はぁ……」

アナルビーズなんてほんの入り口の気持ちよさだった。
それを軽く凌駕する快楽に、私は出し切ったお尻を締めることも忘れ、ただただ熱い息を吐き余韻に浸る。
そんな顔を見てご主人様は確信を得たんだと思う。
私はお尻で行けてしまう子だって事を。
だから、ぱっくりと開きっぱなしになってる私のアナルに、また新しい淫具を押し当ててるんだって。

全身スライム塗れのままで顔がほころんでいくのを抑えられない。
次は後ろの穴のどんな楽しみ方を教えてくれるのか、どんな風に気持ちよくなれるのか。
それを心待ちにする程度に、私はアナルのよさを深く理解してしまっていた。

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それからの私は、本当に雌奴隷って言葉通りの扱いを受けた。
ひとしきりアナルで鳴かされた後、ボールギャグを噛まされ、縄を打たれ、鎖で吊るされ、蝋燭や鞭も味わった。
どれもこれも初めてで苦しくて辛かったけれど、結局そんな行為も大好きにされてしまっている。
だって、おまんことアナルをじゅぽじゅぽされてしまうと、痛いのも辛いのも苦しいのもなにもかも快楽の引き立て役にしかならなかったから。

尻尾状のアナルバイブを入れられたまま、首輪にリードを付けられマンションのフロアを引き回されもした。
両方の穴をつかったバイブオナニーを強要されたりもした。
でもそんな酷いプレイだけじゃない。
一転してコスプレした私を普通に愛してくれたりもするから胸の高鳴りが止む暇もない。

バニー衣装、体操服、制服、水着、エプロンにレオタード。
用意されていた衣装全てを網羅する勢いで、私は3日の間ひたすらトシアキくんに求められ続けた。
場所もベッドの上だけに限らない。
バスルーム、フロア、ベランダ、できうるシチュエーションはほとんど試したと言って過言じゃなかった。


そして、最後になる4日目。
私は今までとは全く異質なプレイをされている真っ最中だった。
目に映る景色はこの世のものとは思えない肉壁に囲まれた場所、そこに四肢を埋め込まれ犯されている。

「んぅ、んんっ!」

ぬるぬるとした肉の棒を口に突っ込まれたまま、同じような肉の管でおまんこを激しく抉られ悶える。
端的に言えば、触手の怪物に飲み込まれその腹の中で慰み者にされている、そんな状況だった。

『ああ、凄いねこれ……かずはさん、こんな薬も持ってるなんて知らなかったな』

唐突に肉の洞に響くご主人様の声。
それに呼応するかのように、今度は私のお尻に触手が侵入してくる。

「ぷうっ!ふうぅっ!」

『ふふ、こんな風にされたかったなんて、本当にふたばちゃんは変態マゾ女だね』

ご主人様の今の状況を愉しんでいるかのような台詞。
その言葉を聞いて、本当によかったと思った。
私がかずはさんから買っている薬、それを打ち明け、薬を使った変態プレイをお願いしたことを。

最初は半信半疑だったご主人様も、私がネコ耳少女に変身したのを見て流石に驚いていた。
ご主人様が買っているのは、腸洗浄スライムや底なしの体力を得られる強壮剤、媚薬といった女の子と楽しむための物だったから
こういうのもあるとは知らなかったらしい。

それを使って私を犯してほしい。

そうお願いしたときは流石に怪訝な顔をしていたけれど、きちんと説明すればすぐ了解してくれた。
変身薬に興味が出たと言うのもあったみたいだけど、私があまりに出来の良い奴隷過ぎてご主人様も少しマンネリだったらしい。
だからこそ刺激的に感じたんだと思う、触手になって私を犯すという新しいプレイに。

『さあふたばちゃん、今どうなってるかきちんと口で言ってみて?』

喉の奥を犯していた触手が引き抜かれ大量の精液が私の口からこぼれる。
こぼれた白濁によって彩られた豊かな胸は、細い触手が巻き付き縛り上げていてまるでハムのよう。

「ふぁい、きもちいいです……おまんこもお尻も、むねもクリちゃんも、全部、全部感じちゃいます……ひ、ああっ!」

その豊満な胸を更に搾り上げられ私は苦悶の声を漏らす。
理由はすぐに分かる、その答えをご主人様が気に入らなかったから。
もっともっとエッチでとびっきり淫乱な言葉を待っているんだ、とすぐに察せる。

「ご主人様、ご主人様のっ!ぶっとい触手ちんちん、しきゅ、子宮持ち上げられてぇっ!」

「その先っぽでキス、されちゃって、あ、ああっ!いりぐち痺れて、しあわせぇ!しあわせになってますぅっ!」

「ごしゅじんさまのぉ!せーし、せーし飲みたいって、おまんこ言ってるの分かっちゃって……あ、んはぁ!」

「おまんこ、ご主人さまのかたちっ、ご主人様おちんぽせんよーの形になっちゃってるよぉっ」

エッチな単語の知識を総動員し、これでもかとご主人様に媚びる。
ふたばはトシアキくんの雌奴隷なんだから、触手に凌辱されるのが何より大好きな少女なんだから、ちゃんとそれらしく振る舞わないと。

「もっと、もっとぉ……私のおまんこ自由に、目茶苦茶に、ごしゅじんさまになら壊されてもいいからぁっ」

蕩けた笑みを浮かべ、猫なで声でご主人様に懇願する。

「んひいっ!子宮の入り口、ぐりぐりって……びりって、やぁ!赤ちゃんの部屋、つぶれちゃうぅぅ……っ」

「ああああ!ぎゅりゅってされて、おまんこねじ切られそう、なのにぃ、もっとして欲しいっておまんこ悦んでるよぉ!」

「お尻めくれ上がって、ご主人様の触手が無いともう寂しいくていられないんです、あにゃるせっくす大好きですぅ!」

媚びた言葉を発するごとに、私の中のぽかぽかしたものが大きく膨れ上がる。
同時に胸の奥が痛いほど締めつけられる。
息苦しさすら感じるもうすぐイけるという兆候。
それを敏感に察したご主人様の触手から容赦無く凌辱されてしまうのだから、絶頂を通り越し失神してしまうのも無理からぬ事。

それでも、何度も何度も失神し慣れてしまったんだろう。
苛烈な攻めにも次第に順応しつつある私を実感できる。

下の二つの穴を目茶苦茶に犯されている。
乳首とクリを針金のような触手に力任せに締め上げられてる。
ぐぽっと触手袋に飲み込まれた手足の指の股すべてを摩られてる。
口の中を触手ちんぽが蹂躙してる、喉の奥まで乱暴に銜え込まされてる。

全身のあらゆる穴と開発された性感帯をまさぐられイきっぱなしにされる快楽漬け。
それらを少しずつ知覚し楽しめるようになっていた。

『いい、いいよ……フタバちゃんさいっこうだよ、もっともっとフタバちゃんを味わいたい、だからいいよね?』

なにがいいんだろう?
そんな疑問を持った瞬間、悪寒が背筋を走り抜ける。

「ん゛!ん゛んっ!?」

喉を犯していた触手が、更に奥へとその身をねじ込み始めたんだ。
食道が押し広げられ嫌な感覚と汗が滲む。
そして同時にお尻の奥とお腹の中にごりごりとした違和感が生まれ、そこで私は感づいた。

(中まで、体の中まで犯される……!?)

普通じゃありえない、こんな異常な状況だから出来ること。
触手による女体の貫通。
ファンタジーの凌辱でしかないそんなプレイ。

「ん、んぐっ!ぷぐぅ、ん゛!!」

普通であれば恐怖しか感じないだろう、絶望しかしないだろう。
でも、私は期待し心の奥底から悦んている。

まさかこんな事を体験できるなんて、と。

そして改めて自覚する。

こんな酷いことされるのを望んでいたなんて、って。

『ほらもう少し、もう少しで口から入ったのとお尻から入ったのがくっつくよ。
ふふ、触手に串刺しされる気分はどうかな?気持ちいいかな?だよね、ここきついくらい締めつけてるし』

トシアキくんの言うとおり、私はおまんこをきゅんきゅんさせている。
串刺しそのものが気持ちいいわけじゃない、でも、そんな惨めな私を思うと背筋がぞくぞくしてしまうのは覆しようのない事実。

こんな物みたいに扱われても、ただ、今必要とされる。
どんなに酷く悲惨な状況でもそう思うだけで許せる、どうしようもなく感じてしまう。
それがきっと女の子の悦びなんだ。

「ん゛~~~~~っ!!!ん゛ん゛~~~~~っ!!!!」

私の中でくっつき一本になったであろう触手が動き出す。
口から飲み込むごとく、お尻の方から引っ張り出されるように。
私の体は貫通式のオナホだと言わんばかり、ごりごりと体の中を削ぎ落とされるような衝撃に私は呻いた。

でも、もちろんそれだけじゃない。
お尻からひり出す排泄の気持ちよさ、さんざん味わったアナルの快楽。
脳髄がそれ一色に染まれば染まるほどに、体内を蹂躙される気持ち悪さなんてどうでもよくなっていく。

「んお゛っ!お゛ぉっ!!」

触手の排泄が止まらない、体が痙攣するのが止まらない、気持ちいいのが止まらない。
当たり前だ。
私を串刺しにした触手は体の中でくっつき一本の輪のようになってしまっているんだから。
出しても出しても口の中に押し込まれ、それがまた菊門を痺れさせながら排出される。
肉の無限環に囚われた私に出来ることなんてアナルアクメし続ける以外になにかあるだろうか。

(イく、イク、イっク!イくの、止まらないよぉーっ!)

触手凌辱に慣れて楽しめるようになった、なんて甘すぎだった。
全身責めなんてほんの入り口。
もし私が知っている事をトシアキくんも知っていたなら。
ううん、こんな責め方をするトシアキくんが知らないはずは無い。

だって、イキまくる私の目の前にたっぷりのイボがついた極悪な触手を見せつけているから分かる。
これで更におまんこをえぐってやるぞ、という無言のアピール。
その奥には針みたいな触手や、吸盤状の触手、その他何に使うのか想像も出来ない形の触手まで。
今か今かと出番を待っているんだから。

二次元の世界にしか存在しないはずの異形の楽しみ。
それをトシアキくんはちゃんと知っている。
その事実が完膚無きまでに私の心を雌に染めてしまう。

(ああ、私イキ殺されちゃう、イキ殺されちゃうよぉ、でも、でもぉ、こんな嬉しいなら嬉しいなら……!)

救いようのない破滅的な思考すらも愛おしい。

首輪の鎖の音をこれでもかと響かせ、私は狂乱の宴に飲み込まれていく。
ううん、私自身が望んで堕ちていく。
こんなに幸せなら抜け出せなくなってもいい。
快楽に捧げられるのなら私の命すらどうなってもいい。

後になって思う。
この時もう、私の魂は完全に侵食されてしまっていたんだ。

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